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静岡のガンダムを見に行ってきた

 毎年この時期は冬コミ旅行をしているのだけど、友人が落選してしまったので、だったらいいかなーと私も行くのを止めた。買い物はしたいと思うけど、趣味の話をできる人がいないのは寂しいもの〜。だからそれは年明けの大阪イベントで埋め合わせることにした。しかし休みはしっかり取っていたので、一日休みが多くてそれは良かったことである。
 ゲームでもしようかなとか溜まった録画を消化すべきかなと考えたけど、そういや静岡のガンダムは3月までだったなと思い出し、じゃあ今日行けばいいかなと思い立って出かけた。静岡まで。行こうとは前々から決めていたものの、いつ行くかまでは全く計画立ててなかったんだよね。それで思い立ったが吉日というわけ(笑)

 入ってすぐにスタッフの方が水でハロを描いていた。このとき何故写真を撮っておかなかったのかと後悔した……。撮った写真はガンダム本体ばかりだったなー。静岡のはビームサーベルを持っていて、光っているらしいのだけど、まだ明るかったのでそれは見られなかったよ。少し頑張って留まってみたのだけど、普段から時間に追われる生活のため、2時間くらいが限度だった。ただ写真を撮るためだけに何もしないで同じ場所を数時間過ごすなんてことができなかったわ〜。
 しかしその写真も携帯を買い換えたばかりだったので、操作に不慣れのためあまり上手く撮れなかったし、動画にも挑戦してみたのだけど、それも満足のいくようなものが撮れなかった。それが残念だった……。動きは当然ながらお台場で見たものと同じ。
 あ、でもあの時と違っていたのは足元を自由に通れるだけでなく、写真撮影も可能だったことだな。それは良かったと思うよ。うん。

 初めて見たときより興奮しなかったのは、思いつきでフラッと行ったからか一人だったからか……。とりあえず目についたものは写真に収めてきたけど、いかんせん人が少なかったなー。まぁ、世間ではこの日が仕事納めのところが多数なんで、それも仕方がないかな。夕方になると少しは増えてはきたけどね。

 お土産は食べ物が殆どで、それ以外は本を一冊買ってみた。でもまだ開いていないなー。ガンダムカフェというものがあったのだけど、特に何も食べないでお土産用のお菓子を買っただけだった。やっぱり一人だと盛り上がらないなー。
 あ、ショップで西川くんとGACKTの写真(?)を見かけたときは何で?と思ったかな。パネルにはGACKT少佐専用サザビーなんて書いてあったし。西川君の方は緑のガンダムだった。あれ、好きな機体を選んだってことなんだろうか? ここは面白い趣向だなと思った。
 他には「OO」劇場版のブルーレイの告知チラシがあったのでそれを貰ってきた。

 うーん。感想らしい感想はあまりなかったなー。グッズが充実していたらまた違っていたんだけど。でもまぁ見られたのには満足している。あと、せっかく撮ったんで写真を載せておこうかな。

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at 23:56, 真神恵, ガンダム

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劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 感想

JUGEMテーマ:ガンダムOO

 だいぶ前に、スケジュールが空いている〜と休みをとっていたんだよね。でも、劇場版は公開直後は人が多いだろうし、公開が終了する少し前の水曜に観に行けばいいかなと思っていたの。ところが、27日から勤務場所が変わることになってしまった。9月末までは現在の仕事で、10月からはここになるかもしれない、と打診はあったんだけど、まさか27日から変わることになるとは……。
 しかもそこは忙しくて、メンバーも毎日21時まで残業が当たり前になってしまっていると聞いてゾッとした。つまり、水曜に仕事帰りに映画を観に行く、なんてことは到底無理ということ。それでも10月に入るまでなら定時には帰れるかもしれないと公開時間を調べたら、最後の上映開始時間は18時半だった……。無理。間に合わない。どの道BDは買うから観に行くのを諦めるか、と考えてはたと気づいた。そう言えば10月1日は休みをとっていたじゃないかと。一カ月前に申請していて、受理されている休みだったのでスケジュールはその日を外して組んでいるとも言われたので、休みが無くなることもなかった。本当は家で引きこもって色々しようかと考えていたのだけど、急きょ映画を観に行くことに決めた。先週の24日も休んでいたので、その日に1日分のチケットを購入していた。真ん中の真ん中の席というとてもいい席を確保済み。

 余裕を持って行こうと考えてギリギリの到着になるのは不思議だなー(笑) でも上映時間には充分に間に合う時間についたので、先にパンフレットを購入して中に入った。公開してから半月経っているから落ち着いているかなーと思ったけど、上映開始時にはかなりの人が入っていた。というか、平日なのにかなり多いことに驚いた。
 とてもいい席を確保できたものの、両隣に人がいたのが嫌だったかなー。なんて言っても仕方がないのだけど、パッと見、男性の方が多かったと思う。批判を結構耳にしたんだけど、種シリーズと違うものね〜男性が多いのは納得かな。ただ、右隣の二人が太かったのがなぁ。まぁ、気にしないでひじ掛けに手を置いて、リラックスして上映を待っていた。
 その前日なんだけど、劇場版の小説が家に届いていた。ずっと前に「UC」の感想を書いたときに「OO」の小説をどうしようかと書いたけど、結局買ってしまって今少しずつ読み進めているところ。現在一期目の2冊目。しかし、映画を観る前に読んでおこうかなと考えて、実は冒頭だけ読んでしまった。結果的に読まないで観に行ったのは正解だったと思う。実は、冒頭に劇中劇のシーンが流れるんだけど、それを劇中劇だと知ってしまったために驚けなかったんだよね……。

 その劇中劇のタイトルは「ソレスタルビーイング」で、ガンダムマイスターたちがアロウズをやっつける、という内容。史実を元にして作ったと観終わった観客が映画館を出ながら話していたんだけど、それに対する別の観客は「地球連邦新政府のプロパガンダだろ」と返していた。
 その中には沙慈もいて、一緒に観た友人が感想を述べるのに対して「戦争を美化しすぎだ」と答えて見てきたように言うなぁと突っ込まれて慌てていた。しかしその友人に電話が入り、彼は職場に戻らなければならずそれ以上聞かれることはなかった。
 ここの下りで今沙慈がどういう状況におかれているか、というのが小説には書いてあった。読んでないとそんなの絶対にわからないなぁと思った。だから、どこをどう補足されているのか読むのが楽しみでもある。最後に「僕、出てなかったなぁ」とぼやいている沙慈は笑える。同じことを思った人は多数いるんだと思う。だって映画館で笑いが漏れていたから(笑)
 劇中劇のスクリーンでは、4人のガンダムマイスターたちが出ていたんだけど、これが似ても似つかない。おまけに内一人は女の子だったし(苦笑) 最初、刹那的ポジションのキャラが映ったんだけど、顔を見せない演出になっていた。最後にガンダムマイスターだ!と全員が言うところで4人の顔が出てくるんだけど、隣席の男性のリアクションに苦笑してしまった。というのも、まず最初にアレハンドロが出てきたところでえっ!?という素振りをするし、刹那役のキャラの顔が見えそうなところで身を乗り出しているんだもの。
 ちなみに、アレハンドロはアロウズのリーダーになっていて、声も松本さんだった。一期で死んだ懐かしい面々も、今回の映画には出てきていたんだよね。

 しかし小説を読んでいただけではわからないシーンも最初にあった。OPが流れてメインスタッフが画面に出てくるんだけど、刹那たちが現在どこでどうしているのか、というのが描かれていてそれが次のシーンでそういえばロックオンが待機していたなーと思いだしたんだよね。
 次に出てきたのはマリナとシーリンで、彼女たちはコロニー公社に対して中東出身者の労働者に対して何かを訴えていた。違法に労働させているとかそんなことだったと思う。ところがコロニー公社の人間は彼女たちの視察を突然断ってきただけでなく、労働者に直接会って話したいというマリナの申し出を受けたように見せながら、彼女たちを殺してそれを事故扱いにしようとしていた。
 このとき、コロニー公社の人間が一人一緒に乗っていたんだけど、マリナは皆に幸せになってほしいのだと話していた。そしてその男性に対しても、貴方にも幸せになってほしいのだろ優しく話していた。それに対して彼は家族が幸せならそれでいいと返していた。このとき、マリナは男性から何かを感じ取っていたようだけど、それが次に起きるMS襲撃で何かがわかった。自分は死ぬからだから家族が幸せになればいいのだと覚悟を決めていたんだね。でもまぁ、その襲撃も刹那たちによって防がれてしまうんだけど。
 OPでロックオンが待機していたのは、実はマリナたちが乗っている船のメンバーの中。しかも副操縦士なのかな。そこに座っていて、MSにロックオンされてすぐに船を回避させていた。MS襲撃に失敗すると、マリナが話した男性がマリナを殺そうと銃を彼女に突き付ける。しかしマリナはそれでも全然動じておらず、逆に「これで貴方の家族が幸せになれるのですね」と問われた男性の方が動揺していた。その隙をついてロックオンが男性の手から銃を弾き飛ばして事なきを得るんだよね。
 元カタロンで、ロックオンを直接知っているシーリンは、声を聞いてノーマルスーツの男がジーン1、つまりロックオンだと知ったんだけど、その時には彼は既に船外で待っていた刹那の乗るMSのコックピットに乗り込んでいた。

 この時の刹那はフラッグでMSを三機落としていた。そのフラッグが現れたときに、またもや隣席の人が身を乗り出していた(笑) 落ち着いて見てくれよとその時は思っていた。それよりも、刹那ってフラッグも操縦できた上に、あっさりと敵MSを撃墜していたんで腕も上がったんだなーと感心してしまった。だって、ガンダムの性能に頼っているという印象が強かったから〜。
 今回刹那がガンダムではなくフラッグに乗っていたのは、新政府が発足してまだ2年しか経っておらず、ソレスタルビーイングが表だって活動していると望まぬ展開になってしまうため極秘裏に動いていたためらしい。実際に助けられるまでシーリンは彼らが活動していることさえ知らなかったらしいので。しかし今の彼女は新政府の人間で、現在も彼らが活動していると知ったら当然何らかの対策をとる必要があると考えうものね。だからばれないように小さないざこざを解決し続けていたということらしい。

 プロローグはそんな感じだった。ルイスは退役して、リボンズによって改造されてしまった肉体の治療のために入院しており、沙慈はそんな彼女の世話をしていた。平穏な生活に戻っているのに、今後ルイスに猛烈な頭痛が襲ってくるんだよね……。

 物語は、刹那だけでなくイノベイターになる因子を持つ人が他にも複数いて、普通の人とイノベイターになるであろう人の軋轢が起こるだろうと政府のトップが考えていたんだけど、そういう人がデータベースに登録されていると聞いて驚いた。
 で、新キャラのデカルト・シャーマンは刹那の次になった純粋種のイノベイター。最初はこいつが何かやらかすのかと思っていたんだけど、全然そんなことはなかった。声も視聴に耐えうる演技だったので、これは良かったと思う。このシャーマンは一応大尉なんだけど、モルモット扱いを受けていてその待遇にかなり不満を感じていた。出撃したときにその鬱憤を晴らしていたんだけど、それがなかったらどうなっていたんだろうなーって思う。
 嫌だなと思ったのが、イノベイター専用のMSだったかMAだったかが開発されていて、完全に戦争の道具として見なされている様子だったということ。
 ヴェーダは地球連邦政府にも知られていて、彼らもその恩恵にあやかっていた。それでカティがそこへ赴いてシャーマンに会っていた。そしてモルモット扱いされている現状に、大尉待遇をするようにと命じていたときはホッとした。それで連絡を受けたときにいた場所が、リボンズたちがくつろいでいたあの場所だったのでちょっと違和感を感じてしまった。そんなところにパジャマを着たコーラサワーには笑えた。階級が上がったというのに、彼がカティを呼ぶ時は大佐のままで、それは最後の戦いのときまで変わらなかった。

 恋愛方面に関しては、フェルトが刹那のことを想っている様子が描かれていた。そういや二期目からそんなシーンもあったっけ? ソレスタルビーイング(CB)の皆は知っているのに刹那だけが気付かないというシチュエーションだった(苦笑) スメラギなんてフェルトの背中を押してあげていたしねー。でも、そんなスメラギのひと押しが効いていたのか、終盤のあのシーンでフェルトが刹那の傍につけたのかなーとか想った。あのシーンはうっかり泣きそうになってしまったくらいにいいシーンだし、映像も綺麗だったなー。

 アレルヤとマリーは相変わらずだったな。今回の敵は脳量子波に反応するんで、彼らが一番危ないんだよね。スメラギは連絡をとろうとするんだけど音信不通で、その時に彼らは敵に襲われていた。それで二手に分かれたときに敵は迷わずマリーの方を狙っていて、そのことにいち早く気付いたハレルヤが、アレルヤに身体を借りると言って前に出てきた。途端に敵は標的をハレルヤに定めたんで、何が狙われているのかというのが明確になったんだよね。でも、このときハレルヤが出てきたのもマリーを助けるためだったんだなーと思うと、マリーって二人に想われているんだなーとか思っていた(笑) で、戦闘に出るときはアレルヤはマリーではなくソーマ・ピーリスと自然と口にしている様子がまたいいなぁと思ったんだよね。
 あと、笑えたのがビリー。彼にもようやく春が来ていた。しかも女性からの猛烈なアタックにされるがまま、という感じ。「優しくしてください」って!(笑) ああいう積極的な女性は苦手だろうなと思っていたら、思った通りの反応をしているし。そのくせ、彼女が意図的に足を組みかえたり、胸を強調していたりするとそこの釘つけになったり……。中学生かっ!って突っ込みたくなる。でも彼はずっと勉学に、研究に励んでいたから仕方がないのかなーと思ったり。

 覚えていることは一つ一つ細かく書いていきたいのだけど、全然書いてる時間が作れないので、続きはBDが出てからかなー。

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at 23:27, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムUC 1巻 感想


 最初は完結してから見ようかなと思っていたのだけど、情報が更新されると嫌なので早速見てみた。

 小説は未読。本屋へ行くと、文庫本が2冊出ていたので購入はしたものの、これはアニメが完結してから読もうと思う。始めはこの2冊だけなのかと思っていたのだけど、アニメは全6巻だというし、ブックレットを読むとアニメ化にあたって削っている箇所もあるという発言からどうやら違っていたのだと知った。来月に3巻が発売されるそうなのでどのみち揃うまでは読めないなと思った。
 ちなみに、私がガンダムシリーズで読んだ小説は「ファースト」、「Z」、「ZZ」、「逆シャア」、「F91」くらいだったかなー。「閃光のハサウェイ」は読んでいないんだよねー。後、新しいガンダムシリーズも。「OO」はちょっと心が動いているけど(笑) で、買って読んだのも、手放したのもだいぶ前。「ZZ」で、プルツーの死をエルが気付いていたというのがアニメではなくて不満だったというのは懐かしい記憶だ。

 さて「UC」1巻。最初はTVでしてくれるものだと思っていたんだよね。で、絶対録画するぞと待っていたらOVAになってしまいかなり落胆してしまった。どこかで見られるだろうとは思っていたのだけど、結局予約してしまった(苦笑) しかもBDで。「OO」の総集編もBDで買ってしまったことだし、ガンダムは今後はBDで買うことになりそう。
 絵が綺麗なものを見たいとは思うけれど、価格でどうしてもDVDを選んでしまうんだよね……。1本ものとか、今回のようにOVAだったらまだ許せるのだけど、TVシリーズのBDは憤りを覚えているので。だって、BDってDVDに比べて10倍の容量があるのに、何で同じ話数しか入れないで馬鹿高いの!?って思うんだもの。これがDVDよりも多くの話数が入っているのなら、多少高くてもそっちを買っていたと思う。ただでさえ場所を取るんだから、余計なおまけはなくてもいいから枚数を少なくしてほしいよ。
 とはいえ、今までDVDで買ったものをBDに買い直す、なんてことはしない。

 発売前になるとCMが流れ始めて早く見たいと思った。それも早速見たという理由の一つかな〜。逆シャアの3年後が設定というのも大きいね。つまり、ファーストからの歴史を引き継いだ物語だったからというのもあった。

 ブックレットには、完成するまで1年かかったと書いてあって驚いた。1本を完成させるのにそんなにかかってしまうなんて、2巻以降かなり待たされることになるんだろうか? と思っていたけど、次は秋頃に発売されるそうで。延期になってほしくはないけど、なるんじゃないかとちょっと心配。
 主人公の名前はバナージ。あまりパッとしない男の子だなというのが私の印象。性格も普通? 機械オタクでもなければネクラでもなさそう。

 一年戦争、テラーズ紛争、グリプス戦役、ネオ・ジオン戦争。第一次は「ZZ」で第二次が「逆シャア」なんだね。これらが歴史の授業で解説されていた。しかし、ノーマルスーツを着て授業をする風景に違和感を感じた(笑)
 私語をする生徒に先生が工業科だからと言って歴史を疎かにするな、という感じの台詞を言っていたと思うんだけど、まさにその通りだと思った。作中では歴史も知らぬ奴をアナハイム社が雇うと思うな、ってことを言っていたけど、自国の歴史くらい大枠でもいいから知っているのは当たり前だと思うもの。私はよく政治の話とか歴史の話をするのだけど、後輩はそれを聞いて凄いですね、勉強になりました、という感想を言う。全然凄くないって。知っていて辺り前。だから私は勉強になりました、で終わらせるのではなく、もうちょっと自国の歴史を知っておいてほしいと返したものだよ。戦争を知らないのは仕方がないとしても、知識もないというのは問題だと思う。そういう無知さ無関心さが、いつまで経っても戦争がなくならない人間の世界を作ってしまうんじゃないだろうかと思う。人種、宗教的反発以前に。まぁ、戦争しないと景気を回復させられないという国もあるんだけどさ(苦笑)

 そうそう、プロローグではいきなり宇宙ステーションが爆発されたっけ。西暦から宇宙世紀に変わるという瞬間に爆破されてしまったんだよね。いつになってもテロはなくならないんだなと思ったよ。で、その場にいて一人宇宙を漂っていたら、寝たきりのお爺さんが出ていた。声は永井一郎さん。永井さんって戦争ものには出ないと言っていたような気がするのだけど、ガンダムだから出たのかなー。
 で、その爺さんの息子であるおじさんが出てきて、それがバナージの親父さんだった。でも、バナージ本人はそれを知らないようだった。親父さん、カーディアス・ビストは財団の当主。顔見ると冷酷そうにも見えるのだけど、映像でバナージを見かけたときとか、ここから出ていくようにと言ったときとかはそんな風には思わなかったな。どうにもきな臭い話から遠ざけようとしているとしか見えなかった。

 バナージは、自分の居場所を見つけていない、とそんな様子だった。彼に好意を寄せているクラスメイトの女の子がどこかを見ている、な感じのことを言っていたので。で、彼は遠方でテストをしている機体とか、かなり上から落下してくる女の子を察知するとか、どうも普通ではない様子が描かれていた。
 落ちてきた少女はオードリーを言っていた。しかし、考えて名乗っていたので本名ではないのは明らか。見覚えのある髪型だしね。しかも最後の方で彼女を連れ戻そうとしている女性兵士が「姫様」と言っていたことから、彼女が誰であるのかは明白。
 この世界で姫様と呼ばれる存在は一人しかいないものね。他はすべて亡くなってしまったし。ネオ・ジオンという言葉が最初は出てこなかったけど、所持している機体のクシャトリア見てだいたい想像はできた。でもまぁ、後でPVダウンロードして見たら「亡国の姫」と書いてジオンなんてルビ振られたらバレバレじゃないか……。それとも、彼女がミネバだというのは別に隠すべきことでもないということなんだろうか?

 ともあれ、二人は出会ってバナージは彼女が行きたいという場所に案内してあげていた。しかも向かった屋敷に彼は見覚えがあると言っていた。ということは、最初から離れ離れではなく、何らかの事情があって母親と家を出ていたということなんだね。
 バナージはオードリーに一目惚れしたって事なのかな?
 戦争を止めに来たと言う彼女を案内して、勝手に屋敷に入り込んだらカーディアスがやってきて、彼女が話を始めようとしたら出て行けと言われてしまった。それなのに動く気配がないばかりか、再度出て行くように言われても、彼女が自分を必要としてくれるなら、と居残る気満々だったものね。しかし、にべもなく「必要ない」とバッサリ言われてちょっと哀れだった。まぁ、民間人の少年Aに関われる問題でもないし、巻き込みたくないという責任ある立場の人間の思考そのまんまな考えなんだろうけど、間髪入れずに答えた姿に驚いた。

 しかし、「ZZ」を除いて「Z」以降の連邦軍というのは悪いイメージを持つ者なんだろうか? コロニー内でMSで攻撃してくるのだもの。
 そういや作中でブライトの名前が出てきたのだけど、この作品で彼は出てくるのだろうか? 出てきても……もう鈴置さんじゃないのであまり聞きたくないかも。

 戦争しているシーンの中で色々と衝撃的なものがあった。これ、TVでは流せない類のものとなるんだろうか? 街中でドンパチを始めるMSを見て、歴史の授業をしていた先生がすぐに非難するよう指示を出していた。この先生は本物の先生だったんだね。その後、自分以外の人間をシェルターに入れて扉を閉めた後に……何だっけ? 燃え盛る破片を受けてか、ビームが当たったかは忘れたけど驚いた表情のまま燃えて消えてしまっていた(汗) それを見て私は原爆で身体が燃えて消えたという話を思い出してゾッとした。
 それだけでなく、ちょっと下の場所にいただけで、上の場所にいたクラスメイトたちが一瞬にして消えてしまったというのも背筋が凍る思いだった。助かったのは三人で、バナージと彼に好意を寄せている女の子と友人の男の子だけだった。で、女の子はさっきまでそこにいた友人の名前を叫んでパニックになっているんだけど、これはちょっと好きではなかったかな。いや、泣いて喚く元気があるんだなぁと思ってしまったもので。
 とまぁ、平和な街が一転して戦場になるという描写は凄かった。さっきまで、ほんの1メートル先にいた友人が消えるなんて恐ろし過ぎる……。リアルにやりたいのでナレーションは入れていないという話がブックレットの中にあったんだけど、戦争の被害者たちの描写もそうなんだろうか?

 MSも1巻にしてやり尽くしたという発言もあったような気がするけど、何がどうだったかは百聞は一見にしかずと言っておこうかなー。ま、個人的に私はファンネルが好きなので、それだけ見たら満足だー。クシャトリアを見て、最初はキュベレイの発展型なのかなーと思ったけど、クィン・マンサの方なのかな? あれも色は緑だったし。私がガンダムシリーズの中で好きなのはZガンダムとキュベレイだったりする。

 最後はああやっぱりか、という展開になってしまった。どうして親子として認識して再会するときって父親、あるいは母親は亡くなるパターンが多いんだろうかと思わずにいられない。もっと話したかっただろうに。
 父からユニコーンガンダムを託されたバナージだけど、そもそも彼はMSを操縦できるんだろうか? しかもネオ・ジオンで交渉にやってきた船長が言っていた「鍵」がこのガンダムのことだったとは驚きだ。

 見終わった後、早速ネットに繋いでムービーをダウンロードしまくった(笑) しかし予告には拍子抜け。止め絵だけだったなんて〜。しかし、そこに映し出された仮面の男は、ブックレットによるとシャアみたいな奴で声もシャアみたいな人らしいので、それを楽しみにしていよう。私がこの「ガンダム」を買おうとしたのは、池田さんが出ているからという理由もある(笑)
 しかしあのムービー、かなりネタバレしていたんだねぇ。その中に「OO」の予告ムービーもあったんだけど、とても気になる。早く見たいと思った。ま、とにかく1巻を見た限りではガンダム好きな人はBDで購入して視聴しましょう〜。

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at 23:11, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムОО 4話「戦う理由」

JUGEMテーマ:ガンダムOO

 かなり時間を割いてアレルヤとソーマの出会いが描かれていたね。しかも彼の名前が本名だったというだけでなく、名づけたのがソーマだったということも。ずっとモノクロだったのが、彼女に名前を与えられた瞬間に色がついたというのがとても印象的なアバンだった。そこまで深い関係だったなら、アレルヤが彼女を取り戻そうと決意するのもすごくわかる。
 あと気になったことがあった。ソーマがカプセルのような物の中で身じろぎをしていなかったこと。目の前にいるのに彼女には見えていないこと。しかも頭の中に話しかけているだけで口を使って喋らなかったこと。ソーマ・ピーリスとしての人格を与えられるまではそれができない身体だったということなんだろうか?
 しかも二人の出会いというのが実験だったというのが腹立たしいね。脳量子波を施行手術した経過を観察するというのは、ソーマの呼びかけに答えるということと同じだろうし。ソーマがマリーとして自分の傍に来てくれるという展開になったら、アレルヤはそれでも改造されなかったら彼女とは出会えなかったんだと言うような気がする。
 それから、彼女が横たわっていた寝台……これはアレルヤも同じだけど、EDで彼が立っていた場所にあったのと同じだよね? つまりセカンドシーズンの彼は本当にマリーのためだけに戦い続けるのかも。それがOPでの手を伸ばすアレルヤにも繋がるのかな? だってそのとき宇宙では三機のガンダムが飛んでいるかのような描写だったし。

 OPを毎回見てしまう。2クールに入ってもいい曲だったらいいのだけど……。「コードギアス」は一曲が酷かったからな。

 アザディスタンは一期より輪をかけて悲惨な状況になっていたとは(汗) 連邦に参加していない国ってどれくらいあるのかな。そしてそれらの国はすべて似たような状況なのかなぁ。
 シリアスな雰囲気を和ませるのはミレイナの役割のようで(笑) しかしイアンのことは「お父さん」ではなく「パパ」と呼んでいたのかー。パパという呼び方がイアンには似合わないなぁと思ったのは私だけじゃないだろう。さて、そんな彼女が刹那とマリナに「二人は恋人なのですか?」と尋ねると、二人に揃って、しかも即座に否定されてしまった(笑)

 頭では理解しているんだろうけど、ついつい眼で追いかけてしまうんだね。予告であったキスシーンでは何かあるのかなと思っていたけど、ライルが自分は兄とは違うということを覚えさせるためにやったことだった。
 しかしね、女の子の、しかも10代の女の子にそういうことをしちゃいかんだろう(汗) でも、これでフェルトがライルをニールとは違うと理性ではなく感情でも認識した上で想うという展開もあり得なくはないかなと思った。
 殴られるのは覚悟の上だったんだねぇ。「比較されたらたまらんだろ」とライルは呟いていた。これって兄が参加していたソレスタルビーイング(CB)に入ると決めたときからわかっていたことで、フェルトが特にそれが顕著だったということなのかもしれないね。だとしたら、次に彼の苛立ちをぶつけられるのはティエリアってことかなー。
 カタロンとしてCBに参加しているライルも、こういったわだかまりがなくなった頃にはCBの一員という自覚が生まれるのかな。

 アロウズは人的資源には恵まれているらしい。今回出てきたアーバ・リント少佐を、カティは悪名高い人間と言っていた。顔とか喋り方を裏切らない人間だと見て間違いないのかなぁ。そしてすぐに消えてしまうのは確実だな。
 作戦に彼の参加を願いたいと少佐が言うと出てきた男は「ミスター・ブシドー」と呼ばれていた(汗) いやぁ、その呼称はゾロのものだからと突っ込んだのは私だけかも……。ところで、アロウズの人間は彼の名前を知っていながらそう呼んでいるだけだよね? 関わり合いになりたくないからとか。でも、今回の話でビリーもアロウズ入りするので、出会ったときの第一声がどうなるのか楽しみだな。
 アレルヤ奪還作戦での戦術を映像で見直しているカティは、スメラギのことを知っているんだろうか? 彼女が思い出してしまったら、今後は作戦を読まれる確率も高くなるのかもしれないね。

 GNドライヴ搭載型のモビルアーマー・トリルバイトの開発には、ある女性の多額の寄付によるものとアンドレイがソーマに話していた。その後にルイスが出てきたのは、寄付をしたのが彼女だと示しているんだろうか? そして彼女の部隊には地上への異動命令が下った。沙慈と再開するのはいつなんだろう。

 マリナがCBにいると聞いてカタロンが動きだしていた。クラウスはシーリンに必ず助けてみせると言っていた。CBに恩を売ればマリナを保護することも可能だということらしい。ここで、一期のラストでシーリンが王宮を出ていくシーンが、今度は音声つきで流れた。そうか、あくまでアザディスタンを救うためにシーリンは外で出たんだね。

 アザディスタンに戻るというマリナの意思を尊重して、CBは進路をそこへ向けていた。
マリナは国を救いたいのと同等に、戦うことしか思い浮かべられない刹那を助けたいと思っているんだね。だから一緒に来ないかと訴えてみるのだけど、刹那は彼女の申し出を断った。自分には戦うことしかできないからと。
 ここで会話よりも私は刹那がマリナよりも背が高いことに気がいっていた(笑) 一期では低かったような気がするので。

 一方沙慈は営倉から出されてイアンの手伝いをしていた。人材が不足しているからCBを憎んでいると明言していても駆り出されてしまうんだねぇ。
 沙慈はイアンに何故ここで戦っているのかと尋ねていた。刹那相手だと騙されていたという意識があるし、彼の言葉は理解しずらいからどうしても感情的になってしまう。しかしイアンの言葉は彼には理解はできなくもないんじゃないかなぁ。それにこのままイアンの下で作業を手伝っていれば技術も身に付くのにと思ってしまった。

「嫌というほど戦場を見てきて、
 戦争を無くしたいと思ったからだ。
 ここにいる連中も同じだ。
 戦場の最前線に送られた者、
 軍に身体を改造された者、
 家族をテロで失った者、
 ゲリラに仕立て上げられた者、
 みんな戦争で大切なものを失ってる。
 ……世界にはそういう現実があるんだ……」
 
 イアンの言葉で順にスメラギ、アレルヤ、ライル、刹那と映っていた。スメラギは最前線に送り出されて指揮をとり、そして作戦に失敗したのかなー。この後で彼女が呟いていたエミリオというのは亡くなった恋人?

 イアンの言葉に沙慈が「でも……」と返すと、イアンは自分たちは犯罪者だから戦争をなくした後に罰を受けると答えた。それを聞いて沙慈は何を思ったのだろうか。

 スメラギの部屋に来たアレルヤは、彼女にソーマのことを話していた。それを聞いてスメラギはアレルヤに戦う理由だできて羨ましい、自分にそれはあっただろうかと話し始めた。
 イオリアの考えに賛同したこともあるが、彼女は過去を払拭するために戦いに参加したのだと話していた。しかし払拭することはできず、今の自分には戦う理由もここにいる理由がない。
 そんなスメラギはアレルヤはここにいる理由はあると思うと話していた。否定しようとするスメラギだったが、「だったらどうして僕を助けてくれたんですか?」と問われて少し目が覚めたように見えた。貴女になら見つけられますよと言われてスメラギはそれを考えているようだった。
 アリオスガンダムの前でアレルヤは改めて誓っていた。マリーを取り戻すと。ハレルヤはやはり4年前の戦いで死んでしまったらしい。それと同時に脳量子波が使えなくなってしまった。だから前回ソーマが近くに来ても頭痛で苦しまなかったんだね。
 そんなアレルヤの決意を聞いてティエリアは昔の自分だったら否定していただろうなとひとりごちていた。となると、ティエリアにも何か戦う目的があるということなんだね。それはリボンズたちと絡んでくることなのかな……。

 仲間たちと撮った写真を見ながら、スメラギは自分にもう一度世界と向き合うこと、そして大切な人を守ることができるだろうかと呟いていた。そのとき彼女は周辺の海が静かすぎることに気付いた。その直後、ブリッジでは魚雷の接近に気づきGNフィールドを展開していた。しかし魚雷はフィールドを突破してトレミーに命中してしまった。
 うーん。多額の寄付があってこそ可能だったGNドライヴ搭載のMAなので、GNドライヴを搭載したMSが投入されてCBが危機に陥るという展開はそうそうないのかなー。だとしても今回フィールドを突破してきた魚雷には恐怖を覚えた(汗) しかしこれは修理が大変だなぁ……。
 ブリッジへ向かうスメラギは、海上から仕掛けられた爆雷がケミカルボムだと確信していた。……さすが顔と喋り方を裏切らないな。勝てるなら海を汚しても構わないと考えているんだね。
 勉強させてもらうと同行していたカティは、少佐の指揮ぶりに索敵と初期行動までは見事と厳しい眼差しを向けていた。こうやって、戦う度にCBの戦術を観察していって彼女は相手がスメラギ、九条だと知っていくんだろうか?
 ブリッジに入ったスメラギはさっきまでのウジウジはどこへ行ったのやら、相手の作戦を読みきっていた。……彼女は平時では使えない人で、戦闘で、しかも味方がピンチにならないとダメな人なのか? しかし今回の戦闘で大切な仲間を守るためにと立ち上がることができたのかもしれない。

 トランザムシステムを早速使いまくっているティエリアとアレルヤ。しかし稼働に時間制限があるとか、しばらくは戦闘不能になるというのはそのままなんだよね? アロウズがこれを知って弱点を突いてくる、なんて展開が今後起こるのかなぁ。
 一方刹那は「目標を駆逐する」という台詞を言う前に、マリナの一緒に来ないかという言葉を思い出していた。これは戦いしか知らない自分だから戦うのだと言っても、やはり戦いのない生活に憧れていて、マリナだったらそれが可能なんだと刹那が考えているということなのかなー。二期が終わる頃にそうなれたらいいけど、彼らは戦いを終わらせられたら罰を受けるべきだと考えているからそれは無いか……。

 トリルバイトを片付けると、刹那とアレルヤは海上の敵へと向かった。ブリッジを攻撃しようとしたそのとき、アロウズの赤い機体がその邪魔をした。真面目なシーンで「ミスター・ブシドー」って!(笑)

「その剣捌き。間違いない、あのときの少年だ!
 何という僥倖、生き恥をさらした甲斐が、
 有ったというものッ!!」

 生き恥=その仮面を着けていることなんだね! 仮面を取って自分はグラハム・エイカーだったのだと名乗るシーンがあるなら早く見たい。皆ホッとした顔で彼を生温かく見つめてくれるだろうから(笑)
 アロウズ入りしたビリーは彼と会ってすぐにグラハムだとわかるだろうけど、スメラギ憎しで軍属になった彼がかつてのようにグラハムと穏やかに話すシーンなんてもうないのかもしれない。グラハムはガンダムへの恨みというよりも「戦いたい」という気持ちの方が強そうなので、ビリーがもしそんな風に様変わりしていたら心配するのかもしれないねー。
 それにしてもビリーにはガッカリだ。

九条……。君はずっと前から、
僕のことを利用していたんだね。
そして踏みにじったんだ。
……僕の気持ちを……!

 利用も何もコンタクトを取ってきたのはいつもビリーの方からじゃないか。しかも勝手に情報を持ってきていたし。彼女を射止めたいからと軍の機密を持ち出すという軍人としてあってはならないことをしでかしたのは皆スメラギのせい? ポニーテールは伊達ではなく、中身も女的思考をしていたんだねー。思い込みが激しいのもそれか!
 踏みにじるも何も、スメラギには最初から想い人がいたんじゃないだろうか? 振り向かせることだけに執心して、彼女の傷を癒そうなんてこれっぽっちも思っていなかったということだね。時間が経てば忘れてくれて自分のことを考えてくれるだろうなんて期待していただけで。……ガキか? こいつ。

 さて、カタロンのシーリンと、CBに保護されていたマリナ。この二人によって二つの組織が手を組むという展開になっていくのかな。でも、ジーン1としてライルがカタロンに情報を流していたと知られたら溝ができそうだね。特にティエリアと。


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at 23:51, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムОО 1話「天使再臨」

JUGEMテーマ:ガンダムOO

 今さらな話なんだけど……「ガンダムОО」というタイトルなのに、一期ではそのMSって最後にちょろっと出ていただけだったんだねぇ。でまぁ、登場キャラクターは増えたけど、主人公に変更はないので後々旧作の主人公に乗っ取られる心配もないワケだね。しかも世界観に関しては一期で十分説明したからこれからはサクサク進むのかな〜。

 OPはなくてキャラのその後の様子が描かれた。特に沙慈がよく出ていたなぁ。

 独立治安維持部隊「アロウズ」と反政府勢力「カタロン」という勢力があって、アロウズは地球連邦軍とはまた別の存在なんだね。ティターンズみたいなのかな? 色がまた赤と青とわかりやすい(笑) セルゲイとカティは連邦軍に所属していて、カティがアロウズ入りするんだねー。……コーラサワーはどうしているの??
 しかし何よりも気になるのがセルゲイとソーマの会話だね。例の件って何だろう? 問われて言い淀んだソーマの頬が薄っすら赤くなっているような気がするが……気のせいかな? でもまぁ、この二人だったら養子の話なのかなぁと思うんだけど、そうだとしたらソーマが言い淀むなんてことはちょっとおかしいか。……何の話なんだろう? しかしソーマってすっかり女性らしくなったんだなぁ。

 先輩にあたる人物がカタロンに内通していたと保安局の人間が捕えに来て、問答無用で彼を撃ったから抗議するとなんと沙慈まで捕まってしまった(汗) なんて理不尽な! 世界統一を果たしたら今度は思想の統一をはかろうとでもしているんだろうか……。

 プトレマイオス2ではティエリアがセラヴィーで出撃するところだった。うーん無事に戻れていたのはティエリアだけだったのかな? ところで、誰も気づいていないだろうけど、今まで私はティエリアのことを三人称では呼んでなかったんだよね。声は確かに男性のものなんだけど、男性なのか女性なのかがわからなくて、だったら彼とか彼女とか書くのは止めようと思って。
 ……後から出てくるリジェネというティエリアのそっくりさんもそうだけど、リボンズやあの同じ服装のキャラたちは人ではないのは明らかなんだよね。となると、性別はなく無性体だと断定してしまってもいいのかなぁ。今日、これを打っているときにうっかり「彼」と打とうとして考えてしまった。ずっとそうしてきたのなら、あえて拘って書き続けるのもいいのかもしれない(苦笑)
 しかしイアンの娘の声はキンキンしているなぁ。

 ハレヴィ准尉は初陣なので戦場の空気を感じさせるだけでいいという指示が隊長に出ていた。
 一期の最後でルイスはリジェネと共にいた。そしてアロウズに入ってしかもMS乗りになっていただなんて。一番変貌したのは彼女なのかもしれないね。何を考えてアロウズに入ったのかはわからないけれど、4年間必至で訓練を受けてきたことは間違いない。これが一族を殺したソレスタルビーイング(CB)、ガンダムへの復讐だったら嫌だなぁ。だってもしそうだとしたら彼女が死ぬのが確定したようなものじゃないか……。

 強制労働させられている沙慈はルイスとの再会を夢見て宇宙にいたらしい。宇宙にいれば彼女と会えると何故そう思ったのかは知らないが、こんなところで働かされ続けたらすぐに死んでしまうんじゃないだろうか。この収容所(?)は重力を通常より重くしているらしいし。
 そんな中でドスンドスンと走って両手で銃を構えて調査をしている刹那……。あんなに小さくてひょろっとしていたのに、相当鍛え上げたんだねぇ。
 アロウズは新型オートマトンの性能実験をこの収容所で行っていたのか(汗) そこで刹那と沙慈が再会した。多分生き残ったのは沙慈一人だけになったんだろうなぁ。

 ガンダム関係のCMがてんこ盛りだったな(笑) しかしGYAO NEXTのCMもビッグローブのようにアテレコしてくれたら良かったのになぁ。

 宇宙での戦闘では、ルイスは離れて待機するようにと命令をされていたが、味方を助けるためにカタロンのMSを撃破。「いい判断だ」と誉められたものの、初陣で初めて人を殺してしまったからか、ルイスは呼吸が荒くなっていて聞こえていなかったようだ。MSに乗って戦っていると、相手のMSにも人が乗っているというのを忘れがちなのか撃って撃って撃ちまくっているような描写があるんだけど、ルイスはその辺を忘れてはいないんだね。でも、これが何度も戦闘している間に考えなくなってしまうんだろうなぁ……。

 すぐ傍にルイスがいるのになんて切ない展開だ。沙慈はどうしてここに刹那がいるのかと尋ねていたが「黙っていろ」と言われてしまっていた(苦笑) 本当にね。知りたい気持ちはわかるけど、時と場所を考えろと言いたい。
 防護服のヘルメットを閉じた沙慈がハッチの向こうに見たのはガンダムだった。そりゃ愕然とするよね。お隣さんという親しみなんて戦闘が終わった後にはもうないんだろうな。しかし守秘義務と言っていた一期と違って二期はあまり隠さないのかと思ってしまったよ(苦笑)
 さて、カタロンのMSの前にエクシアが現れた。それを見たルイスの眼の色が変わった! しかも彼女が見たものをリボンズは見られるらしい(汗) ルイスの左手もそうだけど、彼女はリジェネに伴われてリボンズの元へ行った後、リヒテンダールのように一部をサイボーグ化したんだろうか。おまけに物凄い頭痛に襲われているし……。ますますルイスの未来には死しか無さそうだ。

「破壊する……、ただ破壊する。
 こんな行いをする、貴様たちを!
 この俺が、屠る!」

 何故今になって表れたと叫ぶアロウズの隊長にそう叫ぶ刹那だったが、やはり5年前の機体ではそれも敵わないようだった(汗) 顔の部分も壊れたままのようだし、刹那が一人で整備していたのだとしたらそこで限界なのかもね。
 いよいよというときになってセラヴィーが現れた。ティエリアは冒頭で「彼は来る」と言っていたので、再会ができるのならそれは戦場でだと確信していたんだろうね。ガンダムマイスターに相応しくないとずっと言っていた姿が懐かしいな。それにしても刹那はよくガンダムに助けられるキャラだなーと思ってしまった(笑)

 あともう一つ思ったことがある。何でみんなフルネームで名前を呼び合うんだ!(笑) 一度ならいいんだけど、何度目なんだよと。

 ティエリアは刹那に「随分雰囲気が変わった」と言い、それに刹那は「そう言うお前は何も変わっていない」とティエリアに返していた。ティエリアって生まれたときから今の姿のままで、成長しないんだろうね。外見は成長しなくても、人間を仲間を知ったティエリアの内面は大きく成長しているのは間違いない。何しろ、刹那が来ると信じていたんだし。

 そこへ沙慈が刹那にCBにいてガンダムに乗っていたのかと尋ね、肯定した刹那に沙慈は激昂した。……沙慈の言うことは正しい。それは事実だと思う。でもルイスはともかく絹江は違うだろうとちょっと言いたい。彼女は自ら危険に飛び込んでいったんだし。それが危険なことだという認識はなかったのかもしれないけど……。
 しかし刹那は何も言わなかった。それはロックオン……は二代目が誕生するので本名で呼ぶべきかな。それはニールに銃をつきつけられた時と同じだね。だって沙慈の言っていることは間違っていないし、刹那も理解しているんだから。だからここで撃たれても構わないし、死ななかったら戦い続けるだけ。ああ、しかし撃たれなくて良かった。
 私は肉親を殺されたことがないので実は沙慈の気持ちが想像でしかわからないんだよね。あそこまで激昂できるものなのかと思うだけだったかな。というかあまりいい感情が浮かばかなった。だってその場で全てを見ているワケじゃないじゃないかと。事実と真実は違うのになぁと思ってしまうんだよね。そこにはティエリアもいて、沙慈は君たちと言っていた。しかし隣人で知り合いだった刹那がCBの一員だということの方が重大なんだろうなー。裏切られた!な思いで。
 声優の話をすれば、あの演技は見事だった。もらい泣きしたもの。

 リボンズはルイスに「戦う理由ができた」から良かったねと呟いていた。精神安定剤を飲まないとやっていけない身体になってしまったルイスが見ていられない。二期からはもう「戦いを知らない一般人」が出ることはないのかもしれないねー。結局は彼女や彼のようになってしまうのだろうし。
 そこへリジェネが面会人が来たと言ってきた。その相手とは留美だった。……CBにも情報を流しているようだし、今度はいったい何をするのやら。

 ガンダムの出現が早速ニュースに流れていた。ビックリしたのはスメラギ。戦いが終わった後、地球に降りた彼女はビリーと同棲を始めたのか? 何やら自暴自棄になっていそうな感じだなぁ。

「そうか。現われてくれたか。
 自分が乙女座であったことを
 これほど嬉しく思ったことはない」

 ……意味不明(笑) 初っ端からこうだと、今後どんな迷言を残してくれるのかと期待が高まるばかりである。シリアスな物語なのに盛大に吹いたよ!

 一方、ソーマの元にはアンドレイ・スミルノフ少尉が迎えにきたと言ってやってきた。カティ同様、ソーマもアロウズに入るのか。しかもセルゲイとの親子関係は冷え切ったものらしい。ロイドみたいなキャラだったら面白いのに、真面目なキャラの声だと面白みがなくなってしまったなーと思ってしまった(苦笑)

 最後に拘束されたアレルヤが出てきた。あの後敵に捕らわれて拷問の日々を過ごしたんだろうか。眼の下のクマが気になった。いずれ刹那たちが彼を助けに行くんだろうけど、それはいつになるんだろうか。

 この後でOPが流れた。来週からはその映像と共にアバンの後に流されるのだろう。で、気になる映像の数々だった。旧作の映像が少し入っていたけど、ああいう使い方だったら私は文句は言わない。
 三人の子どもの頃と、ティエリアが生まれる前の姿が描かれていた。カプセルにはリボンズやリジェネ他にもまだ存在しているんだろうか。そしてこれはどこにある施設?
 MSの動きがいいなー。しかしティエリアはヒロイン扱いか?(笑) 悲しそうな表情で叫んだ先にあるのはニールの乗るデュナメスなだろうね。まだ吹っ切れていない、そういう意味なんだろうか? だって今のCBの制服姿だったし。
 そしてニールのお墓参りをしたライルがロックオン・ストラトスとしてCBの制服を着ていた。容姿は同じだけど、中身は全く違うのかなー。その後にアレルヤが出てきた。最初は右目を覆っていたけど、手を離した後の表情がアレルヤというよりもハレルヤのような気がする。
 プトレマイオスの生き残ったメンバーの向こうにリヒテンダールとクリスティナが振り向いて微笑み、そしてニールが画面に向けて指で撃つような仕草をしていた。13話までは旧クルーたちを毎週見ることができるんだね……。

 続いて空を見上げる沙慈に画面に映るルイス。この辺りの描写がすごくいいよ! 沙慈は一途にルイスを思い続けていて、そのルイスは戦場に身を置くようになった。彼女としては沙慈はもう自分を忘れてほしいと思っているから音信不通にしたんだろうけど、例え直接口で言ったとしても沙慈は想うことは止めないだろうなー。二人が再会するときが楽しみである。
 しかも暗い表情のルイスをアンドレイが振り向いて見つめているし! ルイスにとって、沙慈は眩しい存在となってるから人殺しの自分は彼の傍にはもういられないと思っているだろう。そんな彼女を気遣うアンドレイがどこまで二人の仲に入っていけるのかなぁと思った。
 今度はスミルノフ親子とソーマかー。セルゲイは連合軍に残り、ソーマはアロウズに入るんだね。しかも彼女の悲しげな表情からアロウズと連合軍は敵対する可能性が高いのかな? しかもそんなソーマ顔を向けた先にはアレルヤがいるし、こちらの人間関係も複雑化しそう〜。しかも左手を伸ばすアレルヤの悲しそうな表情と言ったら……!
 スメラギは今は自堕落な生活をしていそうだけど、プトレマイオス2に乗って指揮を撮るんだね。しかもあの席に座ることからもう逃げてない?
 一番の謎は留美か。ネーナは彼女の傍にずっといて、新しい機体を与えられているようだけど昔のような無邪気さはもうなくなっているようだね。しかし留美が戦場とは関係のない場所でお茶を飲んでいる姿に不満を覚えた。彼女は誰かが世界を変えてくれるのを、遠い場所からああやって眺めて満足するだけのキャラなの?

 マリナはメインヒロインなのに影が薄いなぁ。一期のマリナって刹那は母親と同一視しているかのような表現だったけど、今回はどうなんだろう? 映像を見ていると恋愛関係に発展しているようにも見える。でも、マリナの手は届いていないような?(汗)

 MSの戦闘シーンではルイスとアリーが一緒に出撃していた。アリーにルイスの世話ができるとは思えないので、この頃には一パイロットとして立派にやってるということかな? アリー機の前に出たのはセラヴィーかな? ファングのような武器が今回も出るのかな。動きが速すぎて最初はティエリアの武器かなと思ったんだけど、ツヴァイを使いこなしていたからアリーの方が確率は高いかな? そしてニールの仇であるので、ティエリアが彼の前に出てくるのは納得がいく。ただ、復讐鬼となってしまうのは止めてほしいな。身体を張ってニールはティエリアを助けていたんだし。で、セラヴィーのバズーカ(?)で機体を損傷したときのアリーの表情は何を意味しているんだろうか? まさか1クールで登場は終わりとか?? アレルヤとライルにはライバルキャラが出てこなかったな。

 プトレマイオス2のクルーが並んでいた。本編では触れなかったけど、フェルトはクリスティナと同じ髪型をしているだね。また地球上ではマリナとシーリンは再び同じ目的で行動するんだろうか?
 そして刹那のライバルは今度こそ乙女座の人になったらしい。

 Cパートがあったとは!

 何故刹那を撃たなかったのかとティエリアに問われて沙慈は人を殺せば君たちと同じになると膝を抱えたまま答えた。

「君は現実を知らなすぎる。
 自分のいる世界くらい、自分の目で見たらどうだ!」

 一般人だった沙慈にそれは酷な話だなぁ。でも沙慈にとって戦争はもう遠い世界の話ではなくなってしまったのも確かだ。プトレマイオス2に来てしまった沙慈は、この後どうするのかな。刹那たちの行動を見続けて何か答えを出すのかな。まぁ、CBに入るなんてことはないだろうから、この後地球に戻るんだろうね。

 あの車ってニールのものを引き取ったのかな? ライルを呼び出したのは刹那だったらしい。しかも彼はカタロンのメンバーらしいね。私はてっきりロックオン・ストラトスになったのが4年前だと思っていたのでこれには驚いた。もともとカタロンでMSに乗っていたのならいいんだけど、そうではないならすぐに実戦投入できないよね。いくら双子だからって狙撃の精度がニールと同等とは考えられないしなぁ。でもデュナメスの後継機に乗るんだったら、同等の能力があるということなのか?
 後はメンバー集めを刹那がしていることの方に興味が行くな。大丈夫なのかと(笑)

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at 23:59, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムОО 25話「刹那」

JUGEMテーマ:ガンダムOO

 ……とうとう終わってしまったね。しかし、回想シーンだったとしてもロックオンが出てくれたのは嬉しい。

 誰もが予想できたアレハンドロの最期(笑) ソレスタルビーイング(CB)側にはもう誰も死んでほしくないと思うんだけど……。

 アレルヤは悲観的なことばかりいうキャラだったけど、最後の最後で「僕も生きる!」と言ってくれたのは進歩だな。と思ったら、理由は世界の答えを聞いていないからだった。……あー、まぁ、勝手に世界は滅べと言っているのかと言っていたからこれはこれでいいのかな? 人間、前向きが一番だよ。
 ハレルヤはアレルヤの命を守るために生まれた存在。いざとなったら臆してしまうアレルヤに任せておくと、ソーマとセルゲイに敵わないと思ったから今表に出ていた。しかし、アレルヤの決意を聞いて「ようやくその気になりやがったか」と言った後、ヘルメットを外して前髪を上げた。

ならあの女に見せつけてやろうぜ。
 本物の、超兵ってやつをな!


 ……前髪を上げて二人で戦うんだという決意を見せてくれるのはいいんだけど、ヘルメットは被り直そうよ(汗) 前髪を上げた状態でまた被ってもいいじゃない……。しかし戦況を冷静に分析して攻撃を仕掛ける。もともと一人の人間に対して言う言葉ではないのだけど、うん、いい息ぴったりだね。……当り前か(笑)

 刹那&ラッセ対アレハンドロ。
 MAアルバトーレにはファングまで装備されていたのか。この機体を作るとき、アレハンドロはこれつけろあれつけろと技術者に言っていたんだろうなぁ。しかし刹那にまで狙い撃たれるとは(笑) 刹那も機体性能に頼って戦ってきたけど、アレハンドロも同じだなぁ。しかも彼にとって実戦はこれが初めてだろうから、似た戦い方をしているとしても実戦経験が加味されている刹那にさえ敵わないだろう(苦笑)
 そういうワケで、正直この戦闘はあまり面白くなかった。ただ、ここで、こんな奴にラッセがやられてしまったかと思うと……。見ていて、本当にGNフィールドを展開して火器も強力なものを持っているんだけど、本当に一切回避行動をとっていないなんて呆れてものが言えない。そもそも、何個搭載していても複製品がオリジナルに適うのかと思うし。

 ジンクスにも同じ理由が言えるのかも。それとソーマは自分が完全体など口走っていたけど、生死の境を生き延びたアレルヤ&ハレルヤに勝てるのか、と思ってしまった。まぁ、戦闘中ではハレルヤが反射能力に思考が追いついてない。本能で動いているだけだと言っていたから、そっちのが正しいんだけどさ(苦笑)
 熱くなったソーマがキュリオスに攻撃を仕掛けるが、トランザムモードのキュリオスに適う筈もなくソーマは窮地に陥っていた。そしてとどめを刺されようとしたそのとき、セルゲイのジンクスが割り込んだ。

「中佐!」
「今だ! ピーリス!!」

 いつも「少尉」と呼んでいたのにね。でもここは「ソーマ」と呼んでほしかったなぁ。そしてソーマはセルゲイが作ったチャンスを無駄にせずキュリオスを連続射撃してダメージを負わせた。キュリオスはコクピットが爆発してアレルヤは右目を負傷してしまった。……皆右側を負傷するのが好きだね(汗)
 この後のソーマとセルゲイの会話が良かった。戦線を離れ漂うキュリオスを追撃せず、ソーマはセルゲイ機のハッチを外から開いていた。

「何をしている! 私に構うな! 戦え少尉!」
「できません!」
「!?」
中佐がいなくなったら、私は独りになってしまう
「……少尉」
 初めて画面に姿を見せたとき、ソーマは無表情な少女だった。戦うために生み出された超兵なのだという自分の立場を心得ているといった台詞も言っていたっけ。それがあんな表情を浮かべるまでに成長していたなんて、これもセルゲイのおかげだね。もしかしたら、セルゲイは彼女を庇って死んでしまうんじゃないかと心配していたけど、ソーマがそうさせなかったというのが嬉しい。
 そして戦場から遠ざかりながら、アレルヤはモニターに映る二人を見ていた。そしてソーマの顔を見て驚きに目が見開かれる。

「マ、マリー……! 何故、何故君が!?」

 最後の最後でそんな事実を公開するなんて! 二人が知り合いだったとして、ソーマはそのことを覚えているんだろうか? 超兵として作られ名前を与えられているんだったら記憶が改竄されている可能性の方が高いよね。そして、マリーが超兵だったと知って愕然としたアレルヤは、死なないかもしれないと思った。自身も生きると決意していたけど、それ以上に放っておけない事ができたんだし?

 あれでやられたと思ったのに意外としぶといアレハンドロ。MSで攻撃仕掛けてきたよ。「未熟なパイロットでここまで私を苦しめるとは!」と、ビームサーベルの鍔迫り合い時に通信で刹那にそう言っていた。……そういやアザディスタンでの刹那の戦い方を非難していたものねー。こいつになら勝てると確信していたからああやってのこのこMSで攻撃を仕掛けてきたのかもしれない。
 アレハンドロの巨大ビームにトランザムでエクシアは脱出。刹那はアレハンドロを「世界の歪み」「元凶」だと言い攻撃を仕掛けるが、ビームによる攻撃はGNフィールドによって全て弾かれてしまった。

「刹那、なぜエクシアに実体剣が装備されているか、わかるか?
 GNフィールドに対抗するためだ。
 計画の中には、対ガンダム戦も入っているのさ。
 もしもの時はお前が切り札になる。
 任せたぜ、刹那」

わかっている、ロックオン。俺は戦うことしかできない破壊者。
だから戦う! 争いを生む者を倒すために!
この歪みを破壊するッ!!

 かつてロックオンに言われた言葉を思い出し、刹那はGNソードでGNフィールドの中へと侵入してアレハンドロ機を破壊していった。

「武力による戦争根絶! それこそが、ソレスタルビーイング!」
「フィールドが!?」
ガンダムがそれを為す! 俺と、共に!
 そうだ、俺が!! 俺たちが、ガンダムだ!!


 刹那の攻撃により、コクピットが損傷したアレハンドロの胸には破片が刺さっていた。そしてモニターには不敵に嗤うリボンズが映っていた。そして彼は「アレハンドロ・コーナー、あなたはいい道化でしたよ」と、とうとう本性を現した。とても涼しい顔で、イオリア・シュヘンベルグの計画ではなく、自分の計画になっていたのだと真実を告げていた。
 わかっていた結末だったので、アレハンドロの最期に対しては特に思うことはない。そして第二期の敵はリボンズで、最初におかしいことに気付いてCBが彼を倒していく展開になるのかもしれないね。それよりもリボンズを見て私が思っていたのは古谷さんのことだった(笑) もうすぐ50も半ばだというのに未だに10代の少年の声を出せるのが凄いなぁと思っていた。

 ようやく倒せたと思ったら、赤い彗星が現れたっ!!

 我慢弱い男が何週間待ったんだろう? 完成するなり飛び出したであろうグラハムに、ビリーはやれやれと肩を竦めていたことだろう(苦笑) 擬似太陽炉を搭載したフラッグを駆ってグラハムがギリギリ間に合った! 間に合わなくてもいいのに……。

会いたかった……。会いたかったぞ! ガンダム!

 ビームサーベルは以前にスローネアインが落していたものをそのまま使っているようだね。一方トランザムシステムがオフになったところで機体性能が低下中のエクシア(汗) これは非常にマズイよ〜。

「何と、あの時の少年か!?
 やはり私と君は、運命の赤い糸で結ばれていたようだ。
 そうだ、戦う運命にあったァ!
 ようやく理解した!
 君の圧倒的な性能に、私は心を奪われた。
 この気持ち、まさしく愛だッ!

 最後の最後でこの迷台詞(笑) シリアスなシーンが続いてきたのに、グラハムのおかげで噴き出したよ! 「愛!?」と刹那も唖然としていたのがまた笑いを誘う。今まで戦ってきたフラッグのパイロットがこんなに頭のおかしい奴だったとは! 刹那もそう思ったに違いない(笑) グラハム絶好調だなぁ。

「だが愛も超越すれば、それは憎しみとなる!
 行きすぎた信仰が、内紛を誘発するように!」
「……ぅ……、それがわかっていながら、なぜ戦う!?」
「軍人に戦いの意味を説くは、ナンセンスだなッ!!」
「貴様は歪んでいる!!」
「そうしたのは君だ! ガンダムという存在だッ!!」

 トランザムシステム後のエクシアと擬似太陽炉を搭載したフラッグ+スローネアインのビームサーベルでようやく互角に戦えるんだね。しかし、グラハムはまたもや吐血していた。このG対策はいつとられるのだろう……。

「だから私は君を倒す!
 世界などどうでもいい、己の意志で!」
「貴様だって、世界の一部だろうに!」
「ならばそれは、世界の声だッ!!」
「違う! 貴様は自分のエゴを押し通しているだけだ!
 貴様のその歪み、この俺が断ち切る!!」
「よく言った、ガンダムッ!!」

 ガンダムってあんた……。まぁ、パイロットの名前まで知らないんだから……と思えなくもないけど、この場合h「よく言った少年」でもいいんじゃないかー? 熱く戦う二人を見ながら突っ込んでいた。そして決着。

「ハワード……ダリル……仇は……」
「……ぅ……、ガンダム……」

 爆発を始める中、口元だけ映っていたグラハムと、最後まで「ガンダム」と言っていた刹那。しかも彼の目に青い羽根が舞ってたのはいったい何だったのだろう? そしてカメラが引いて二機は爆発。青い光と赤い光が左右に広がって消えた。

 前回、コーラサワーによって大破したナドレはそのまま漂流していた。コックピットにはアラームが鳴り響いていた。空気残量が少なくなるという警告音だったのだろうか? 気づいたティエリアは右脇腹を押さえて呻いた……ってまたもや右なのね(苦笑)

「ここで、終わりではない……。まだ……計画は、継続している……。
 せめて、太陽炉を……」

 ナドレから放出された太陽炉をフェルトが確認して報告していた。太陽炉をスメラギたちのいる方向へ飛ばしたということは、ティエリアの命も消えるということ。最期の台詞がとても悲しかった。

「これで……やっと逝ける……。貴方の元へ……ロックオン……」

 そのまま事切れるティエリアに泣きそうになった。涙まで出なかったのはやはりロックオンほど愛着がなかったかもしれない。せっかくロックオンが助けた命なのにと言いたいけれど、ティエリアも自分にできることをしたんだと思うと言えないか。

 そしてアレルヤ。ソーマがマリーだったなんてと彼は顔を覆って嘆いていた。そしてハレルヤに「知っていたのか!?」と尋ねていた。知ったらお前はもう戦えない、死ぬだけだとハレルヤはそれを肯定した。 目を見開いたアレルヤに、どっちみち同じだと言ったハレルヤは、「先にいってるぜ」と言い残して目を閉じた。
 まさか、そんな、ハレルヤ……と、茫然と呟くアレルヤを乗せたキュリオスはそのまま漂流していった。爆発しやしないかとヒヤヒヤしていたけど、どうやらそうではないようだった。

 最後はエクシア。コックピットではシートの右側に大きな穴が開いていたけど、刹那は五体満足の様子だった。ヘルメットには吐血した後があって、刹那に意識はない。しかし息をしているようにも見えない。生死不明としか言えない。ただ、ここでマリナに宛てた手紙の文面が聞こえてくるからなぁ(汗)
 フェルトに手紙を出す相手はいないのか、と尋ねられたときに刹那はいないと言っていたけど、出していたんだね。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 マリナ・イスマイール、あなたがこれを読んでいる時、俺はもうこの世には……。
 武力による戦争の根絶。ソレスタルビーイングが、戦うことしかできない俺に、戦うことの意味を教えてくれた。
 ……あの時の、ガンダムのように。

 俺は知りたかった。
 なぜ、世界はこうも歪んでいるのか。
 その歪みは、どこから来ているのか。
 なぜ、人には無意識の悪意というものがあるのか。
 なぜ、この悪意に気付こうとしないのか。
 なぜ、人生すら狂わせる存在があるのか。
 なぜ、人は支配し、支配されるのか。
 なぜ傷付け合うのか。
 なのになぜ、人はこうも、生きようとするのか。

 俺は、求めていた。貴女に会えば、答えてくれると考えた。
 俺と違う道で、同じものを求める貴女なら、人と人が分かり合える道を、その答えを……。

 俺は、求め続けていたんだ。
 ガンダムと共に。
 ガンダムと……共に。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 刹那の手紙が読まれている中、エクシアが地球の上を流れていった。あのまま大気圏に入ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤした。そうなると完全に望みが絶たれるものね。

 ネーナはあの後、留美の元へ避難していたようで、留美もそれを受け入れていたみたいだね。まだ利用できるからかな? マネキン大佐は戻ってこない部下に失意の状態かなぁ。ルイスは何を考えているのかわからない横顔ではあったけど、沙慈はどうやら復活しているようだった。ソーマはセルゲイの傍にいて、手紙を読むマリナは涙を流していた。

 そこから物語は四年後に移った。
 沙慈の声にはもうあのときのような昏い感情はないように聞こえる。そしてルイスからの返事が来なくなって二年が経過したとそのメールには綴られていた。彼は夢を叶えていた。

待ってるよ、ルイス。
宇宙で待ってるから。

 そう最後に記して沙慈はルイスへ久し振りにメールを出していた。自分の夢がルイスの夢だと言われたのを思い出して、ガンダムへの恨みに生きるのではなくルイスと生きることを選んだ沙慈。夢を叶えられたから、ようやくルイスを迎えに行けるんだね。4年経っても沙慈は沙慈で、多分憎むのを止められた彼はとても強くなっているはず。

 沙慈が地球を見ていると、GN粒子を放つ物体が走っていた。つまり、あれはCBは顕在だったということなんだね。そしてエンディングへ。ここで「DAYBREAK'S BELL」が流れたのが嬉しい。

 世界は国際連合が地球連邦に名前を変えて一年経っていた。参加国は328国。328国の参道を得て軍を解体、一元化し地球連邦平和維持軍として発足する宣言がされていた。世界を一つにするという目的は達せられてそれが維持されていたということなんだね。
 そしてその平和維持軍の中にはマネキン大佐と、何とコーラサワーが彼女の後ろで敬礼していた! 生きていたよ!! すごいよ! 生還率100%の男になったよ! 階級は上がったのかなぁ。

「これで世界は変わったのですか? お嬢さま」
「さあ」
「今の世界はお気に召しませんか?」
「期待はしているわ。世界が変わってゆくことを」

 ネーナ、あれからどう過ごしていたんだろう? とりあえず、留美には「お嬢さま」と呼ぶように紅龍には叩き込まれたのは確実だね。人間としてどう成長したのかは、この会話からはまだわからないな。

 そしてこの二人の会話の間にはマリナの元を去るシーリンの姿が描かれていた。世界が一つになったということはアザディスタンの内紛も収束したということだよね。シーリンが去るのは女が政治に参加できないままだったからなんだろう。彼女は二期でも出てくるんだろうか?

「始まるよ、イノベイター。人類の未来が……」

 リボンズはあのままヴェーダの中に居続けているようだね。そして彼の後ろには同じ服を着た5人の少年たちが立っていた。さて、次は彼らが世界に悪意を振りまくのかな。

 グラハムも生きていた!! あの爆発でよく生きていたものだ。しかし仮面を着けていたということは、顔に大きな傷ができたということなんだろう。……まぁいいよ、また愉快な台詞で楽しませてちょーだい(笑)

 アリーも生きていた。やはり彼の息の根を止めるのは刹那の役目なんだろうか。グラスを苛立だしげに置くのは、世界が一つになって争いが無くなってしまったからだろうね。しかし口元が出てきただけで顔を見せてくれなかった。右手は無事、左肩も無事。しかし見せていない部分は? 予測したように彼の右目は失われているのかもしれないね。ロックオンの置き土産とでもいうように。

 ティエリアにそっくりなキャラが出てきた。つまり、ティエリアの死は確定したということなんだろう。EDを見るとリジェネ・レジェッタという名前らしい。放送開始前、色んなパターンの番宣CMが流れた中で最後にタイトルを読む声を聞いて一つだけどうしてと思うものだあった。初期に流れていたものだと思う。その声が朴さんだった。しかし本編で彼女が声をあてたキャラはいなかった。だからどうしてなのかと思ったら……二期のキャラだったとは! 顔がティエリアと同じなのでもちろんCBに所属しているんだろうけど、ティエリアのデータを継承してるんだろうか?
 そしてリジェネの後ろには髪を切ったルイスがいた。彼女を横目で見たリジェネは「フン!」と鼻で笑っていた。……ルイス、CBに入ることを決心したんだね。その後に地球を見ている沙慈が映るというのが何とも皮肉。ルイスからのメールが途絶えて二年が経ったと先ほどの沙慈はメールで語っていた。つまり、そのときにCBが彼女をスカウトしたんだね。彼らが再会することはあるんだろうか?
 一つ気になったこと。グラハムが着ていた服がリジェネのそれに似ているなぁと思った。でも、ガンダムを憎んでいたグラハムがCBに入るなんて考えられないし、やっぱり違うかな(苦笑) よく見たら色の部分も違っていた(汗)

 4年経ってイアンはとても元気だった。スメラギたちは戦闘が終わると留美とコンタクトを取って機体の回収をしたんだろうね。そして今度はトリニティ兄弟が使っていた船を拠点にしたのかな。あの船ってそうじゃなかったっけ?
 一機目がロールアウトして実戦に向けてのテストに出払っていると言っていた。それが沙慈とその同僚が見た光なんだろう。次回も4機で対抗するんだろうか?
 第一世代のОガンダムを見たいという留美の希望に快く引き受けたイアンは、太陽炉はすでに機体に装着済みだと言っていた。Оガンダムのでもマッチしなくて、エクシアの太陽炉でも上手くいくかどうか……というイアンの視線の先には「ОО」とペイントされているコンテナがあった。

「世界を変える機体……ООガンダム……」

 留美の台詞の後に「Mission Incomplete」という文字が出て一期は終了を迎えた。任務失敗と出た以上、二期の最後は「Mission Complete」で終わらせるんだろうけど。本当にいろいろと気になることを残して幕を閉じてくれたなぁ(苦笑)

 4人のガンダムマイスターで太陽炉を射出した時点でロックオンとティエリアの死は確定したようなものだろう。そう考えると、機体ごと回収されたであろう刹那とアレルヤの生存確率は高いと私は思う。何よりこの二人には生きる理由もあるんだし。
 刹那はまだ知らないけど、彼がアリーと決着をつける必要があるだろうし、アレルヤには新たに「マリー」という知り合いが超兵となって戦っていたという事実が明かされた。あれだけの衝撃を受けていた以上、彼にとって「マリー」は特別な存在なのは明らか。セルゲイ同様に戦ってほしくないと思って、止めさせようと接触を試みるかもしれない。
 そしてルイスと沙慈だね。連絡が途絶えたとはいえ、沙慈はルイスを迎えに行くという約束を必ず守ってくれるだろう。だとしたら、行方をくらました彼女を沙慈が探すのは自然な流れなんじゃないかと。そして再会し彼女がCBに参加していると知ったとき、沙慈がどうするのか、という話にでもなるのかなぁ。

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 総括みたいなものは続きで少しだけ。
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at 23:48, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムОО 24話「終わりなき詩」

JUGEMテーマ:ガンダムOO

 冒頭から涙だよ……。しかもロックオンの姿が出るたびに。

 なぁんて前回の感傷に浸っていて……今回もやられた。

 前回のラスト刹那の雄叫びで終わっていた。しかしその前に彼はロックオンと出会ったときのこととか、これまでのことを思い出していたんだね。その上でのあの叫びだったんっだ……。刹那、ソレスタルビーイング(CB)に入ったのは2年前だったんだ……。では他の3人はどうなのかと気になる。ティエリアは生まれたときからMS操縦の訓練を受けていたかもしれないだろうけど。ロックオンとアレルヤの腕も刹那より上で、だから彼は訓練経験も短かったから腕が未熟なのも当然だったのだと。14歳でCBに入るまで、彼はどう生きてきたんだろう。
 アレルヤは、スメラギが刹那を紹介すると「まだ若い」と言い出した。そう言うアレルヤだって17歳じゃないかと私は思った(笑) ティエリアの「信じられない……」という台詞にも笑いそうになった。ヴェーダが刹那を選んだとしてもティエリアは不満なんだ。多分、刹那はティエリアより若いからなのかなぁと思ってしまった。
 そして……最初の涙腺の緩み(苦笑) それと14歳の刹那は本当に顔が幼いなぁ……と思った。毎回OPを飛ばさずに見る作品が最近多いなと思った。

 留美も宇宙に上がっていたんだ。国連軍とCBとの開戦を知ったけど、アレハンドロと直接会って話している彼女の身も危ないんじゃないだろうか(汗) どちらが勝つのだろうかと呟いていた留美は、国連軍が勝ったらどう思うのだろうか。

 トレミーではティエリアが刹那を責めていた。「地球に降りたばかりに戦力が分断された」と。……そもそもこれはロックオンを死なせるために地球降下エピソードが入ったようなものだからなぁ。まず死ありきなのでどうあっても彼の死は避けられないものだったのだろうね。
 そしてこれが八つ当たりだと理解してくれる人はもういないんだよね……。しかし、刹那の表情を見ると、彼もティエリアがやり場のない怒りを自分にぶつけているのだと解っているようにも見える。更に言えば、刹那こそ間に合わなかった自分を責めているんじゃないかと。ティエリアの表情があまりにも悲痛だから、自分と同じ気持ちだからあえて受け皿になっている、ようにも見える。……って、彼はそこまで達観はしていないか。
 そこへやってきたスメラギがティエリアの頬を叩いたことに関心してしまった(笑) 実は一番心が強くなったのが彼女なのかもしれない。お酒を飲むシーンが今のところないし。「泣きごとを言う暇があったら手伝って!」というスメラギはちょっと格好良かった。ビリーと会うシーンをもう一度見たいので、彼女にはぜひ生き残ってもらいたいと思う。
 スメラギはティエリアを叱っていたが、フェルトには何も言ってないんだなぁ。前回も書いたけど、彼女の泣く姿は胸が締め付けられるので見たくない……。一緒に泣いてしまうし。また、彼女に抱きしめられていたハロが「フェルト、ゴメン。フェルト、ゴメン」と謝るものだからこちらも涙が堪え切れない! 本当にサポートメカなのかと言いたくなるくらいに人間の感情に適格な反応というか敏感というか……。

 27機中、帰還したのは12機。コーラサワーが戻ってきたときに、カティがそれまで指揮官として厳しい表情をしていたのに、ふっと和らいでいた。しかも「バカ者が」とい言葉には無事を喜んでいる気持ちがこもっていた。これはひょっとするとひょっとするかもしれないね。
 セルゲイもカティも撤退という一致した意見であるのに対し、司令部は増援を送るので到着次第第二次攻撃をするよう命令が来ていたらしい。アレハンドロは国連軍の勝利は必須だと言っていたものね。例えジンクスが全滅していたとしても、その増援で何とかなればいいと思っているんだろう。

「私は完全体の超兵。出来損ないの、被験体E-57に負けるわけにはいかない!」

 パイロットの控え室で、ソーマのモノローグを聞いてサクッとやられて反省しろっ!と真っ先に思った。傲慢にしか聞こえなかったな。逆に言えば、ソーマには完全体であることしか自分に価値を見いだせないんだろうね。これはまだまだセルゲイに人間としての教育をしてもらう必要があるね。ジンクスに乗っていてもダメージを負わされていたというのに、しかもセルゲイのサポートがあるから生き延びてこられたというのに、被験体であるという理由で「出来損ない」なんてよくもい言えたものだ。今回の彼女のこの台詞には本当に何さまだと思った。

 8時間かかるところを6時間に短縮して、キュリオスは飛行ユニットを取り外し、ヴァーチェではなく専用武器を用意してナドレで出撃か……。溜息をついたスメラギは、現戦力で期待できるのは強襲用コンテナとエクシア、GNアームズで、トランザムには制限時間があると困窮していた。そこへティエリアが通信を入れてきて、次の作戦プランを提示するよう要求してきた。息を飲んだスメラギが戦おうというのと返すと「もちろんです」とティエリアは即答した。

ティエリア「敵の擬似GNドライブ搭載型を殲滅させれば、世界に対して
      我々の力を誇示することができ、計画を継続できる」
 スメラギ「リスクが大きすぎるわ。敵の援軍が来る可能性も……」
ティエリア「わかっています。ですが、これはだけの気持ちではありません。
      マイスターの総意です」
 スメラギ「! アレルヤと、刹那も……」
ティエリア「頼みます」
 スメラギ「生き残る、覚悟……」

 ティエリアの一人称が「」だった。CB内では自分を偽るのを止めたのか、それともロックオンを失った悲しみで取り繕っている余裕などなくなってしまったのか。前者であってほしいんだけど……。

 刹那は自室でデュナメスの戦闘記録を見ていた。そしてロックオンを殺したのがアリーであることを知った。そして刹那は、自分の家族のこと、KPSAに所属していた自分に「家族の仇を討たせろ、恨みを晴らさせろ!」と銃を突きつけたロックオンを思い出した。

「命を投げ出して、仇を討ったのか……ロックオン」

 次に刹那は年上の少年兵に「死ぬのが怖いのか!? それは神を冒涜する行為だぞ」と怒鳴られた幼い頃の記憶を思い出していた。

「……死の果てに、神はいない!」

 そして「CBは、俺たちは、存在することに意義があるんじゃねェかってな」と言ったラッセの台詞を目を瞑って反芻した後に、何かに気づいたかのように目を見開いた。

「存在すること。それは生きること。
 亡くなった者たちの思いを背負い、世界と向き合う。
 神ではなく、俺が、俺の意思で!」

 刹那、立派になって……。この台詞を聞いた瞬間にそう思った(笑) 彼はこの世に神はいないと気づいたが、それより先がなかった。しかし、ここでようやく自分がどう進むべきかに気づいたようだった。その思いを胸にどう動いてくれるんだろうね。

 カティとセルゲイの息はぴったりだなぁ。そこへ接近する機影ありという報告が入ってきた。モニターに映ったそれに、最後の最後でそんなものを出すのかと驚いた。あっ気に取られたと言った方が正しいのかもしれない(苦笑) これもCBから接収したのかと呟いたセルゲイの表情は苦々しい様子だった。

 トレミーのブリッジではフェルトが手紙を書いていた。両親とロックオンに、「私は、生き残るから。当分会えないから、ごめんなさい」と書いていたらしい。以前に慰めてもらったときも、ロックオンに生き残ろうと約束していたんだっけ。ロックオンは死んでしまったけど、フェルトはあの時の約束を守る続けることを改めて誓ったんだね。
 そこからクリスティナとリヒテンダールが家族のことを話していた。今まで話さなかったのは守秘義務があったから。クリスティナの言った通り「今さら」だなと思う。見ていて仲間というかもう家族みたいなものなんじゃないかなと思ったもの。またここで沙慈とルイスの別れの場面で流れた挿入歌が聞こえたのがいい。……そういや彼らの出番ってもう一期ではないのか? 沙慈、あんな暗いまま一期は終わりなの!?
 機体の整備が終わったのか、アレルヤとティエリアが話をしていた。ここでもティエリアの「私」が出た。「私」というのが本当のティエリアで、自分を偽るのを止めたで正解でいいのかなー。

ティエリア「それでもやるさ! 私は、ロックオンの仇を討たなければならない!」
 アレルヤ「あまり、熱くならない方がいい」
ティエリア「そうはいかない」

 トライアルシステムもない、粒子貯蔵量も少ないナドレでは不利だとアレルヤは言いかけたのか……。しかしティエリアは強い口調で言い切った。う〜ん、何だかロックオンと同じ末路を辿りそうで不安だなぁ。ロックオンはそんなこと望んではいないのに。
 刹那はハロを抱いてデュナメスの前にいた。そこへフェルトがやってきて、コックピットの中にロックオン宛ての手紙を置いていた。そしてここで突っ込んだ。

何で日本語なの!?

 シリアスなシーンなのにギャグしたいのかと思った。フェルトって日本人だったのか?? 作画ミスとしか思えないんだけど。せっかくいいシーンなのにぶち壊しだよ。

 そこへ敵が現れた。数は13機。その中に大きいのがいる。焦るクリスティナがモニターに映像を出したそれは、金ピカのMAだった。何で金ピカなんだ? 大きさとかMAというより金ピカなことに驚いた(笑) リヒテンダールが戦闘艦なのかと言うと、スメラギはMAだと言っていた。見たことがあったんだろうか?
 それにしても擬似太陽炉が7基もあるよ(汗) ……えーっ!? パイロットはアレハンドロだって!? 見た瞬間、操縦できたのかと思った。あー……でも彼はこの日を夢見て密かに特訓していたのかもしれないねー。
 そして、とうとうトレミーが敵の攻撃で損傷してしまった(汗) 二発目は回避できたのでホッとした。強襲コンテナはMAを攻撃、トレミーは近くの衛星の影に移動させ、キュリオスとナドレはトレミーの防御。
 セルゲイが言った「アルバトーレ」というのがMAの名称なんだね。11対2でどこまで行けるのだろう。ここから先はもうハラハラしっぱなしだった。

 ハレルヤが俺は死にたくないんでなと言って表に出ていた。アレルヤ、いつも詰めが甘いものね。ソーマがアレルヤをナンバーで呼ぶと「はいな〜」と言って銃を構えていたのがいいね。しかしそのまま撃墜できなかったのが残念。ま、完全体云々と言っていたけど、あんな致命的な隙を敵に見せてしまってはね(苦笑) セルゲイが守ってくれて良かったね〜。
 データがないから、MAに擬似太陽炉が7基あると知らないんだ……。攻撃が全然効いてないよ。おまけにトレミーを狙って発射された粒子ビームに、キュリオスが損傷してしまった(汗) これさえなかったらハレルヤは余裕だったのに……。それにしてもアレハンドロ……ジンクスもいるというのになんて攻撃の仕方だ。
 トレミーに直撃し、メディカルルームの影も形もなくなってしまった。出てきたばかりだというのにモレノさん死んじゃった。仮にロックオンが治療していたとしても、結局死ぬことに変わりはなかったんだなぁ……。おまけにGNフィールドが使えなくなってしまった。スメラギは迎撃のために強襲コンテナへ移動していた。
 ナドレはトランザムシステムを起動し、ジンクスを次々と撃破していった。しかし再びMAのビームが襲ってきてナドレも損傷……。咄嗟に回避して直撃は免れたものの、その直後からジンクスの攻撃に晒されることに。

まだだ……。まだ、死ねるかっ!
 計画のためにも……そして、ロックオンのためにも!!


 ティエリアごめん! 前回の感想で戦えなくなるかもと書いてしまったけど、全然そんなことなかったね。それどころか、ロックオンのためにも死ねるかと思ってくれていたのがとてもとても嬉しい。ヴェーダ第一だったティエリアが、計画だけでなく彼のことを大事に思っているのがよく伝わるシーンだった。
 ティエリアによくやったと思う反面。コーラサワーの死も残念に思った。しかも自分がやられた自覚もなく死んでしまうとは。威勢のいいことばかり言っていたのは、自分が今までどんな状況であっても生き残れたからなのかもしれない。ギャグキャラ要員だったからと言って、ロックオンさえ死んでしまう作品だもの。生き残るのは簡単ではなかったんだよ。だとしたら、ソーマ……というよりセルゲイも危険だな。
 しかし大破してしまったナドレでこの後どうするんだろう。

 まだ生きていたのかというセルゲイのモニターには奮戦しているトレミーの姿が映し出されていた。しかし強襲用コンテナからの攻撃はジンクスになかなか当たらない。彼らは非戦闘員だものね。
 ブリッジではクリスティナがデュナメスの太陽炉に不具合があると嘘をついてフェルトをブリッジから退出させた。「フェルトにもう叱られたくないもの!」と生き延びる覚悟のクリスティナのこの言葉は、以前私が苛立った、彼女が戦闘中にパニックになってしまったことだろうね。しかし、被弾したジンクスがブリッジを攻撃してしまった。
 リヒテンダールがクリスティナを咄嗟に庇おうとしていたけど……あれじゃあ二人とも蒸発してしまっただろうなと思った。そのジンクスが死角に行くのを阻止するために、強襲用コンテナをトレミーから切り離したのに、スメラギとイアンと、切り離す直前に状況を尋ねるためにコンテナにやってきてそのまま乗り込んだフェルトは、ブリッジが爆破するのを目の当たりにしてしまった。

 クリスティナを庇ったリヒテンダールの身体は……右側が生身ではなかった。両親は太陽光発電紛争に巻き込まれて死んだと言っていたけど、彼はそのとき身体の半分を失っていたんだね……。フェルトは「皆、いろいろあるんだ」と全員が自身の過去を打ち明けたときに言ってた通り、彼は単に親を失っただけではなかったんだね。こんな身体になってまで生きてきたのは世界を変えるためだったんだ。
 喋るたたびに皆の顰蹙を買っていて、惚れているクリスティナに見向きもされなかったリヒテンダール。最後の最後でいいところを見せてくれたね。

「リヒティ……。バカねぇあたし。
 すぐ近くにこんないい男、いるじゃない……」
「……ホントっすよ」
「見る目ないね、あたし」
「……ほん……と」

 最後に想いが通じて、好きな人に抱きしめられて死ねたのがせめてもの救いだったのかもしれない。そしてクリスティナは助かったようだから、早く合流してと思っていたら……。

「リヒティ応答して! クリス!!」
「スメラギ……さん?」
「クリス! 無事だったのね!? リヒティは!?」
「………………」

 ようやく通信が繋がりスメラギは安否を確認するものの、クリスティナの無言の回答に三人はリヒテンダールの死を知った。

「フェルト……いる?」
「います!」
「もうちょっと……お洒落に、気を遣ってね……」
「そんなこと……」

 戻ってから言えばいいことをわざわざ言うということは、クリスティナも助からないということ(泣) 背中に刺さった大きな破片が致命傷を与えていた。

「ロックオンの分まで……生きてね……」

 フェルトは、お洒落のことを言い出したときは、その意味するところに気づいてなくて戻って言えばいいと思っていたんだろう。しかし、その次のクリスティナの言葉でそれが遺言であることに気付いて涙を流し始めた。そして吐血するクリスティナの声が聞こえた。

「お願い……世界を……変えて……! お願い……!」

 そして二人がいた場所が爆発した。スメラギとイアンがそれぞれクリスティナとリヒテンダールの名を叫び、爆発に声もなく喘いでいたフェルトは、二人よりも遅れてクリスティナの名を絶叫した。

 MAへの攻撃は全く効かなかった。ならば懐に飛び込み直接攻撃をしかけると突撃したものの、先端が突入したところで中からアームが出てきて先端を掴んできた。アレハンドロはここで高笑いをした後で名乗っていた(笑) つまり、自分が勝つと信じて疑っていないということだろうね。ラッセと刹那はコンテナからドッキングを解除して脱出した。

「エクシア、刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!」

 自分の意思で世界と向き合うと言っていたからだろうか。エクシアの次に自分の名前を入れていた。つまり、俺がガンダム、ガンダム=自分ではなくて、ガンダムに乗っている自分という認識にようやくなれたということかなー。
 次回はアレハンドロを倒して一期のラストを迎えるのかもしれないね。もうこれ以上誰も死なないでほしいと思うけど、この作品は何が起こるかわからないからなぁ……。

 アレハンドロについて言えば、名乗ってしまったんだし、その時点でもう死は確定なんじゃないだろうか。それと、彼が出てきたときは必ずと言っていいほどリボンズが傍にいたよね。それが今回全く出番がなかった。なぁんか、リボンズが何かしそう〜。アレハンドロの元にいたのは、リボンズはリボンズの野望を叶えるためなのはもう明白だよね。ヴェーダを掌握したならアレハンドロの利用価値はもうないってことで始末しそう。自分以外は駒だと思っていた自分が駒だったという結末。
 松本さんの声をもっと聞いていたかったなぁと思うが、それも来週までか。まぁ、「スレイヤーズ」がまた放送されるようなので、声の楽しみはそっちで味わうことにしようかな(笑)

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at 23:59, 真神恵, ガンダム

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機動戦士ガンダムОО 23話「世界を止めて」

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 アリーの乗るツヴァイを圧倒して撃退した刹那。いつの間にかエクシアの色が普通に戻っていたね。そしてネーナ……逃げたよ(苦笑) どこへ逃げるというんだろうか? 国連軍に補足されてあっさり撃墜されるだけではないか? トリニティが頼る相手って留美しかいなかったので、彼女も留美に助けを求めるのかな。「世界を変えた」という功績があるから留美は彼らと接触したけど、ネーナを助けるとはあまり考えられないなぁ。ま、身内を失った悲しみを知ったようなので、そこからどう成長していくかが問題だな。

 月面ではツヴァイとエクシアの戦闘の映像を見てアレハンドロが眉を寄せていた。リボンズはヴェーダのデータには、エクシアのこの機能に該当するものはないとのこと。GNドライブのブラックボックスに予め組み込まれたものではないかと推測を述べた。それだけでなく、マイスターズの個人情報が完全に消去されていた。
 ヴェーダが悪意あるものによって掌握されたら、ガンダムにGNドライブの全能力を解放し、トランザムシステムが起動したら搭乗者たちのデータを消去するようにプログラムが組み込まれていたのか。イオリアってどれだけ未来予測していたんだ(汗) そのイオリアはアレハンドロにカプセルを撃たれ……ああ駄目だ、頭に銃弾を受けているよ(汗) 今のこの世界でコールドスリープから再生する技術があるのかわからないけど、ああなってしまったらもう完全に死んだと見て間違いないだろうね。

神を気取る不遜な理想主義者に、これ以上踊らされてたまるものか!

 憎しみに満ちた目でイオリアを見下ろすアレハンドロの表情のなんと禍々しいこと! 200年前に生きた人間がそこまで予測し、それを見抜けなかったアレハンドロが小者であると証明されただけではないのかい? イオリアが刹那たちに自分の意志で戦争根絶をしてほしいと託したと知ってもアレハンドロは「神を気取る」って言いそうだな。

 トランザム(TRANS-AM)システムとは、機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面開放し、一定時間スペックの三倍に相当する出力を得るオリジナルの太陽炉のみに与えられた機能。しかし、使用後は機体性能が極端に落ちるので使いどころが肝心だね。やはりというか、無敵ではないんだねー。
 スメラギが諸刃の剣と言おうとしたそのとき、刹那からの暗号通信を受信した。そこにはジンクスが全機宇宙に上がったこと、スローネ機の一機が敵に鹵獲され、搭乗したのがアリーであることが報告されていた。アリーの名を聞いた途端にロックオンが顔を歪ませていた(汗)

 国連軍のガンダム討伐隊にはアリーもゲーリー・ビアッジ少尉として参加していた。セルゲイの名前はアリーですら一目置く存在なんだね。アリーはツヴァイを入手した経路を企業秘密と濁したものの、セルゲイにはそれだけで胡散臭い人間と思ったのかもしれない。今は味方同士だけど、アリーの本性を知ったときどうなるのかなと思う。この二人は生き残って2期に出そうな気がするし、そういう展開になったとしたらセルゲイはやられ、ソーマが怒るとかそういう流れになるのかなぁと思ってしまった。
 怖い顔をしているダリルは今回の戦闘で確実に死にそうだ。このガンダム掃討作戦が終了するまではグラハムの出番はないんじゃないだろうか? 2期へ持ち越し?

わからない。だが、俺は、俺たちは、イオリア・シュヘンベルグに託された。
なら、俺は俺の意志で紛争根絶のために戦う。……ガンダムと共に。


 トレミーへ帰還する道中で、ラッセの答えは出たのかという問いに刹那はこう答えていた。改めて戦う決意をしたんだね。しかし本当にラストが近くなってラッセがよく喋るようになったなー。

ラッセ「正直、俺は紛争根絶ができるとは思っちゃいねぇ。
    だがな、俺たちの馬鹿げた行いは、
    良きにしろ悪しきにしろ、人々の心に刻まれた。
    今になって思う。ソレスタルビーイング(CB)は、俺たちは、
    存在することに意義があるんじゃねぇかってな」
刹那 「存在すること……」
ラッセ「人間は、経験したことでしか本当の意味で理解しないということさ」

 ラッセの言葉に俯く刹那も解っているというような表情だね。ま、経験しても同じことを繰り返すのが人間なんだけど。戦争は悲惨だから止めようって言っても、「正義」のためにって引っかき回して泥沼の戦争にさせるし。真逆の結果を残すし。だいだい、歴史を見たら戦争ばかりしているものね。人類が現れて戦争をしていない瞬間なんてあったんだろうか?

 そこへトレミーが国連軍の艦隊を補足したデータが送られた。有視界戦闘領域まで4200秒。スメラギはトレミーの後退、そしてキュリオスとヴァーチェには防衛線の用意を命じ、デュナメスには待機命令を出した。待機命令を口にする前にスメラギは表情を曇らせていたので、言っても無駄だと解って命じていたんだろうね。ロックオン行く気満々だし。
 しかし、部屋を出ようとしたがロックオンの部屋にはロックがかかっていた。ティエリアがしたんだろうなー。と思ったらこの後すぐにアレルヤが「少し強引じゃないか?」とティエリアに尋ねていた(苦笑)

口で言って聞くタイプじゃない。
は前回の戦闘で彼に救われた。
だから、今度はが彼を守る!


 自分を「僕」と常に言うようになったと思ったら、今度は「私」発言! アレルヤの前なのに無意識なんだねー。それほどまでにロックオンを守りたいんだというティエリアの思いが伝わってくる。でも……ロックオンにはハロがいるからなぁ。扉をロックされてもハロに言って解除しそうだ。
 擬似太陽炉搭載型が26で、内一機がツヴァイかー。しかも使い手はアリーなのでこのまま2機で迎撃していたら全滅するんじゃないだろうか(汗) 室内でこれを聞いたロックオンの表情が変わった。ああ、彼は出撃してしまうんだね。

 えー。コーラサワーは今回も絶好調ということで。しかも隊長はセルゲイ。国連軍、無敵状態なんじゃ……。おまけにアリーもいるしね。
 2機撃墜できたし、ジンクスの攻撃もヴァーチェは弾いているので何とかなるのかなーと思ったら、攻撃が効かないと悔しげに言うダリルに「任せろ!」と言ってアリーが援護を始めた(汗) ……アリー、楽しそうだな。おまけにツヴァイも完全に使いこなしているようで。当然というかミハエルは足もとにも及ばない腕だなぁ。
 キュリオスはテールブースターを搭載しているので機動性はあがっているとアレルヤは言っていた。それでもあの数を相手にどこまでいけるか……。さらに1機撃墜したとき、ティエリアに一瞬気を取られてしまったために、直撃を受けてしまった(汗) 相手アレルヤが苦しみ出したのでソーマだね。ああヤバい。そして更に直撃?
 不幸中の幸いで直撃したのはテールブースターだった。ビームサーベルで斬りかかるソーマのジンクスにキュリオスは変形して何とか受け止めた。アレルヤのデータをソーマはセルゲイから教えられた? しかし「被検体E-57」とは失礼な。それ以外の個体名称を知らないから当然かもしれないけど、相手を人と思っていないんじゃないかと思ってしまうではないか。

 トレミーでは戦況が報告されていた。2機の危機にスメラギは後退命令を出すが、やっぱりというかロックオンがデュナメスで出撃しようとしていた(汗) スメラギの戦術通りGNアーマーで対艦攻撃をすると言うロックオンに、スメラギはロックオンの身体を気遣ったが、彼は言いたいことだけ言うと通信を切ってしまった。アリーと戦う気満々だね……。
 切り結ぶソーマ機とキュリオスへ赤い光が襲った。しかもキュリオスに命中。撃ったのはセルゲイだった。無敵コンビじゃないか(汗) 更にアレルヤは頭痛のせいで上手く操縦ができないでりうのに。セルゲイが作った好機にソーマがとどめを刺そうとするが、アレルヤはここでトランザムシステムを起動させた。おまけに頭痛も治まっていた。

脳量子波は俺が遮断してやったぜ。

 だったら早くやれ! そう思ったけど、ハレルヤが表に出ないということは、遮断するのにハレルヤが苦痛を感じているということではないだろうかと思った。こういう局面で彼はいつも必ずと言っていいほど前に出てきたものね。

 ティエリアもトランザムシステムを起動させていた。ヴァーチェの場合はバズーカの出力が3倍になったのかな? 眩しい〜。これで2機撃墜してこれで5機か。コーラサワーはこっちにいたのか。そして眩しいと手を顔をにかざした後、岩石に当たって戦線離脱。つまり、彼はこれでこの戦闘では戦わず、またもや無傷で帰還するんだね。MSは顔部分の損傷のみだし。いや本当に強運だ。吹っ飛ばされながら「大佐〜〜!!」と叫ぶのはもうお約束?(笑)
 しかしこれでヴァーチェの粒子残量が一気に低下してしまった。そこへダリルがやってきた。またもや袋叩き状態ではないか(汗) そんなヴァーチェを救ったのはまたもやデュナメスだった。守るはずが再び守られ……。
 デュナメスに標的を変えたダリルと彼が率いるジンクスたちに、「悪いが狙い撃てないんでね。圧倒させてもらう!」とミサイルを発射したけど……何機撃墜したんだろう? 描写があったのは1機だけだし、それも完全にではないような……。その爆発から抜けてきたのはダリル機だけだしなぁ。ダリル、完全に私怨で戦うつもりだな。
 そんな身体で……と気遣うティエリアに、ロックオンは「だがな、今は戦う!」と、そのまま対艦攻撃に行ってしまった。
 ただでさえ高機動な上にトランザムシステムで三倍速のキュリオス。これを使いこなすアレルヤは凄いなぁ。ああでも、超兵でもちょっと呻くくらいのGはかかっているんだね。ソーマ機とセルゲイ機にダメージを与えたけど、そこまでだった。トランザムの稼働時間が終了してしまった(汗) しかしセルゲイたちは撤退していった。終了する前に逃げてくれて良かったよ……。

急いで刹那。彼を助けて……!

 フェルトの報告によると、デュナメスは対艦攻撃を開始したようだった。スメラギの心の中で祈るものの、果たして間に合うのだろうか?
 ロックオンは輸送艦を2隻破壊し、大佐の乗る1隻を撃とうとして……攻撃を受けGNアーマーからデュナメスは離脱した。デュナメスを撃ったのはツヴァイだった。……ああ、アリーが来てしまったよ。

 ここから先は正直もう見たくない……。

 ロックオンは向かってきたツヴァイとビームサーベルで切り結んだとき、アリーにアイルランドで自爆テロの指示を出したのはお前かと確認し、何故と尋ねていた。そんな事をアリーに聞いても……と思うんだけど。
 自分は傭兵、AEUの起動エレベーター建設に中東が反発するのは当然と、悪びれずに言い放った。

てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!!

 関係のない人間を巻き込んでと唸るように言ったロックオンにアリーはそう罵倒していたけど、全然違う! やっていることは同じでも、ただ戦争がしたいだけのアリーと、全てが終わった後は罰を受ける覚悟があるロックオンとは全く違う!

 その頃、刹那はようやく戦闘宙域を確認できるところまで来ていた。ドッキングを解除して、そのままトランザムで向かうって!? 確かにスピードが上がるからより接近できるだろうけど、着いたときには機体性能が落ちているじゃ話にならないだろう……。

 ロックオンとアリーの戦闘はその終了まで圧巻の一言だな。刹那との戦闘ではこんな風に戦うアリーの姿を見たことはなかった。ロックオンって射撃だけではなかったんだね。アリーと互角に戦えるなんて相当の腕だったんだ……。
 ここでダリルさえ来なければと悔やまれてならない。ハワードの仇って、それ、デュナメスじゃなくてツヴァイだから! やるならツヴァイを狙えっての! と言いたくなるくらい邪魔な存在だったな。ロックオンにも邪魔をするなと言われたダリルはダメージを負ったもののそのままデュナメスに突撃していった。
 そして……アリーに右側が見えていないと知られてしまった(汗) 本当に邪魔な奴だったなダリル。ツヴァイの放ったファングをハンドガンで次々と撃ち落としたものの、右側からの攻撃にデュナメスは大破してしまった。本当に、ダリルめ……! デュナメスは戦闘不能に陥り、ロックオンも負傷していた。あの血はどこから出たものなんだろう。おまけに目の下にクマが! というか死相なんだけど!?
 アリーはデュナメスの残骸がないのを確認すると、「しぶとい奴め!」と毒づきながら探索を開始した。

 昇順パーツを取り外し、ハッチを開けたロックオンはデュナメスから外で出て行こうとした。

ロックオン「ハロ、デュナメスをトレミーに戻せ」
ハロ   「ロックオン、ロックオン」
ロックオン「命令だ」
ハロ   「ロックオン、ロックオン」
ロックオン「心配するな。生きて帰るさ」

 振り向いてそう言ったロックオンは、ハロを撫でると外へ出て行ってしまった。自分の名前を呼び続けるハロに、ロックオンは太陽炉を頼むぜと言った後、顔を伏せて「あばよ……相棒」と言いデュナメスに背を向けた。生身でどうしようというんだろうかと思っていたら、彼が振り向いた先にはGNームズの主砲が漂っていた。だからこの宙域で止まったのか。アリーがとどめを刺すために自分を探しに来ると確信して。

 刹那、早く! スメラギと同じ気持ちでハラハラ見ていると、エクシアのトランザムの稼働時間が限界に近づいているという刹那が映った。一方でアリーはデュナメスをなかなか見つけられずイラついていた。そのツヴァイを補足するのはロックオン。

……なぁにやってんだろうな、俺は……。
けどな、こいつをやらなきゃ、仇を取らなきゃ、俺は前に進めねぇ。
世界とも、向き合えねえ。
……フッ。だからさぁ……狙い撃つぜェッ!!


 狙い撃つ直前に、アリーも生体反応を捉えた。そしてGNアームズの主砲が発射された少し後にツヴァイが主砲を直撃した。このときのアリーが物凄く嬉しそうな顔をしていたのに腹が立つ。自分の互角に戦った相手が満身創痍でも諦めず、生身のままで自分に攻撃をしかけようとしている。その執念と、防御を失った相手を自分は簡単に殺せることに大満足ってか?
 ツヴァイはGNアームズの火力に耐えきれなくなり爆発した。ただ、ここでコックピットの中にいるアリーが描かれていなかったのは、彼は確実に生きているだろう。しかし彼が撃ったのってツヴァイが攻撃を食らってからなので、逃げられたとしてもダメージを負っているんじゃないだろうか? 右手か右足を失ったとか? あ、いや、ロックオンと同じように右目をやられていたなんて事になっていて、ルイスと同じように再生が不可能だったらいいのになぁ。
 GNアームズの主砲は直撃を受けて火を噴いた。その衝撃でロックオンは宇宙に漂い始めた。その彼が思い出すのは幼い頃の幸せだったころの自分とその家族。

父さん……母さん……エイミー……。
解ってるさ……こんなことをしても変えられないかもしれないって……。
元には戻らないって……。
それでも、これからは、明日は、ライルの生きる未来を……。

 その時、駆けつけるエクシアの光に気づいたロックオンは、そちらに視線をやって微笑んだ。

刹那……答えは、出たのかよ?

 駆けつける刹那はGNアームズの無残な姿をモニターで確認し、さらに生身で宇宙に漂うロックオンを発見して驚愕していた。驚くのは後でいいから早く行け!! 行ってくれ!!

 自分に向かってくるエクシアを見ていたロックオンは、青く輝く地球を見つめた。

よぉ、お前ら……満足か? こんな世界で……。

 GNアームズの主砲が爆発を始めた。歯を食いしばってエクシアが接近しようとしている中で、ロックオンは、ゆっくりと、左手を伸ばした。そして、地球を掴むようにした後、指で銃の形を作って狙いを定めた。狙い撃つぜと言うように……。

俺は……嫌だね。

 ロックオンがそう呟いた後、とうとうGNアームズが大爆発を起こした。……うん、解ってる。彼はもう確実に死んだんだって。直接の描写はないけど、種デスじゃないんだもの。この状態で助かるなんてあり得ない。
 刹那、間に合わず。目前で彼が散華する様を見てしまった刹那はロックオンの名前を絶叫した。前回の予告でも慟哭って言ってたんだよね。ロックオンの死、以外で誰が慟哭すると言うんだろうか……。

 戦闘が終了し、クリスティナの「キュリオス、ヴァーチェの存在を確認!」という明るい声がブリッジに響く。そしてフェルトもデュナメスが帰還ルートに入ったと嬉しそうに報告していた。全員無事というリヒテンダールの言葉に明るい雰囲気になったトレミーのブリッジに、「ロックオン、ロックオン」というハロの声が響いてきた。
 フェルトの問いかけにも答えずにロックオンの名前を呼び続けるハロに、フェルトがまずそれに気づき、次にスメラギが「ま、まさか……」と席を立った。イアンもモレノも茫然とし、アレルヤの顔は強張っていた。そしてティエリアは……「嘘だ!!」と叫んで涙した。フェルト……顔を見せないで咽び泣いている姿に……って、GNアームズが爆破した瞬間から私はずっと泣いているけどさぁ……。何度見ても堪えきれないよ(泣)

 そして刹那は……ロックオンが自分の目前で消えた宙域に、帰還しようとせずそのまま立ち止まっていた。そして……絶叫した。

 刹那が泣いたのってこれが初めてなんじゃないだろうか? ハロがロックオンの名を呼び続ける声に涙を堪えられなくなってしまった。またこれが機械音なだけに更に倍増してしまったな……。皆の兄貴、スメラギでさえも彼を頼りにしていただろうに、残されたトレミークルーは、国連軍の襲撃に耐えられるんだろうか? ティエリアなんて戦えるのだろうか……。
 しかもEDで刹那の髪を切るロックオンがいるものだから、またブワッと来てしまう。しかもキャストでもわざわざ「ロックオン・ストラトス 三木眞一郎」が他のマイスターズに一行開けて表示されているし! これ、彼はもう死んだのですと視聴者にとどめを刺してくれたね。中にはまだ生きていると望みをかけていた人もいただろうに。

 では、デュナメスを次は誰が乗ることになるんだろうか? ロックオンが家族を思い出したときに呟いた「ライル」は、以前、ロックオンが墓参りに来たときに現れたあのそっくりさんなのは疑いようがない。
 普通に考えて彼はロックオンの双子の兄弟しかないよね。どちらが弟で兄なのかは不明だけど。ライルがどういう性格なのかが不明だけど、ロックオンを見る限り、彼が兄の確率は高いかもしれない。でも、ロックオンは自分より先に墓参りに来たであろうライルに対して「あの人」って言っていたからなぁ。兄の可能性だってある。
 名前呼びしているからってロックオンが兄とは限らない。だって彼は日本人じゃないんだし。欧米人だったら両親以外だと普通に名前呼びなのではないだろうか? そうそう、最近のアニメを見て私が感じる違和感というのが、双子の下の方の呼び方なんだよね。「姉さん」「兄さん」って呼んでいるんだものなぁ。私の知り合いの双子は互いに名前を呼び合っていたので、よけいにおかしいと感じてしまう。
 だから、私はロックオンの「あの人」という台詞が一番引っかかるなー。でもまぁ、ライルがデュナメスのパイロットになるかどうかは別の話かなー。ああ、でも2期の放送が近づいたときに、デュナメスのパイロットとして紹介されるキャラがロックオンにしか見えない人物というのはネタ的にありうるな(苦笑) しかし、ロックオンの特技が射撃であっても、ライルもそうだとは限らないしなぁ。あるいはロックオンよりも上というのもあり得ない話でもない。更にロックオンとは知らないところで実は既にCBにメンバーになっているという可能性だってある。……考え出したらキリがないか。

 先にも書いたけど、アリーは生きているだろうね。どういう形でかは謎だけど。何かダメージを負っていたとしたら、成長した刹那が倒せるレベルに落としたとかそういうことだと考えられるか。もし、それが右目の喪失であったなら、ロックオンの置き土産なんてことになるし、刹那も前以上にアリーを倒そうとするんだろうな。
 反対に心配なのがティエリア。もしロックオンが怪我をしていなかったら。もしロックオンを出撃させなかったら。もし自分が助けに行けたなら。……そうやってグルグルと思考の迷路に陥ってしまいそう(汗) 一人でも立てるように強くなってと言いたいけど、これは黒幕がリボンズだと知ったときになるのかなぁ。同じ作り出された者同士なので、何かに気づきそうな気がするんだもの。リボンズが他人と会ったのって紅龍だけだったように思うから、ティエリアとまだ顔を合わせていない筈だし。

 それから、グラハムはもう1期では戦わないんだろうか……。
 「ОО」のDSソフトがマイスター個人バージョンが流れているけど、刹那にはアリーでロックオンにはグラハム、アレルヤにはセルゲイとソーマ、なら次回はティエリアとコーラサワーに確定だろうね。で、ライバルに当たるロックオンが死んだと知ったとき、彼はどんな顔をするのかなーと少し思った。

 そうそう、雑誌のCMで全プレがあったけどロックオンの分だけ応募してしまおうかと思ってしまった(苦笑) 人形系には手を出さない人間なのに……。それほどまでにダメージがあったんだろうなと勝手に理由づけ。雑誌を買ったのはDVDに収録されていた「ОО」のイベント目当てだったんだけど、「おお振り」と同じ会場だったので驚いた。そして行きたかったなぁと思った。
 一度その楽しさを知ってしまったからか、行きたいという欲が生まれてしまったよ(笑) しかも「ガンダム」だしね!

 なんにせよあと2回。予告ではまた不吉なことを言っていたけど、いつも通り予告には触れないでおこう。

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機動戦士ガンダムОО 22話「トランザム」

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 ロックオンは……身体の傷は大したことはない、つまり命に別条はないと聞いて安心しかけたというのに、利き目をやれれていたらしい。傷の再生治療は三週間。一度治療に入ったら治るまでポッドからは出られない。治るなら治ってから戦うべきだとは思うけど、やっぱりというかロックオンは今治療を受けることを拒否していた(汗)
 アレルヤがその傷では精密射撃は無理だと言うが、「俺とハロのコンビを甘く見るなよ?」とロックオンは譲らない。このときのハロが「モチロン、モチロン」と言ったのが誇らしげで可愛かったなー。しかしハロのサポートがあったとしても限界があると思う……。戦闘には支障はないと言い、そしてロックオンは寝ているワケにはいかないもう一つの理由を言っていた。このときの顔が本当に優しい顔で……効き目を失うような大怪我を負って身体への負担も大きいだろうに、自分よりもティエリアが気にしないよう気遣うその優しさに泣きそうになった。

それにな、俺が寝てると気にする奴がいる。
いくら強がっていても、あいつは脆いかんな……。

 本当に他人のことをよく見ている。ティエリアの強がりと脆さをちゃんと知っていたんだね。
 ロックオンがそう言っていたときにティエリアの後ろ姿が映っていた。これを見てその立ち姿がまるで女の子のように見えてしまった(汗) そしてロックオンが言った通り、ティエリアは自分がヴェーダに固執したばかりに彼を負傷させてしまったと落ち込んでいた。……ティエリアが涙を見せたのって、ナドレを晒してしまったときとこのときの二回だけだったような気がする。ボロボロと、ではなくジワリと涙を浮かべた今回のティエリアの悄然とした姿にこちらも同じように泣いてしまった。ロックオンが気にするなと言ってもティエリアは自分を責め続けそうだな(汗)

 TVで喋っているのはユニオン軍部のお偉いさん? 前に大統領に何かを報告していたときにいたのが彼だたような? というか……「今回我々国連軍は、ダムに対抗できうる新型MSを開発……」って(苦笑) 貰ったものなのに開発したなんてよくもまぁそんな大嘘が言えるものだ。今まで惨敗続きだったのに、こうやって会見でガンダムを壊滅すると言えるくらいには自信があるということなんだろう。これ、ナドレのあの能力が使えていたら一瞬にしてアウトなのにね。まぁ、国連軍から見たら、同型機で30対7と三倍以上の戦力だから楽観視しているのかもしれない。各国のエースを集めているというのもあるだろうし。でも、全機撃墜されてしまったとして、MSを改良して倒せばいいとか言われたらどうするつもりなんだろうね。「実はあのMS、貰ったのを使ってて、調査終わってないんです、えへっ」と、言わないけど言ったら袋叩きだなー(笑)
 ガンダム掃討作戦の作戦名は「フォーリンエンジェルス(Fallin' Angels)」だって。

 ビリーも呆れて「自分たちが作ったかのような口ぶりだねぇ」って言っていたよ(笑) 今後は手をつってないんだね。そういうところでもちゃんと描いてくれるので彼の回復具合がわかっていいね。
 前回ユニオンとAEUの国連軍がトレミーを襲撃したとき、19機しかいなかったよね。その一機はここに残していたんだね。というかジンクスに乗れるパイロットがグラハム以外にいなかったからということかな? ハワードの誓いをグラハムが破ることはないけど、これ、命令違反となってグラハムが処罰されることにならないんだろうか?
 どうやらグラハムは自分が乗るように言われたジンクスの太陽炉をフラッグに取り付けるようにビリーに頼んだのか。突貫作業でやっているって……大丈夫なのか? フラッグに太陽炉を取り付けてちゃんと動くのかなー。

ビリー「もう少し待ってほしいな」
グラハム「私は我慢弱い」
ビリー「わかってるよ」

 この二人の会話に笑った。グラハムが我慢弱いことは以前にも自分で言っていたけど、ビリーも知っているというのがね(笑) きっと彼は、一歩下がった位置にいてもそんなグラハムの扱いには長けているのかもしれないなー。

 アバンからどれくらいの時間が経ったんだろうか? ロックオンは眼帯を付けて動き回れるようになっていた。身体の傷は大したことはないと言われていたけどふらついたりしないのだろうか?
 クリスティナはフェルトがロックオンを気にしていると知っているんだね。アレルヤから聞き出したんだろうか? あ、でもリヒテンシュタインに「鈍感!」と呆れていたからフェルトを見て気付いたのかもしれないね。恋愛にはとても興味のあるキャラのようだから。
 フェルトはロックオンに会いにブリッジを出ていたようで、彼の姿を見つけるとその後を追っていた。そのロックオンはティエリアに声をかけていた。声をかけられたときのティエリアのばつの悪そうな顔がまたいいね。唇を噛むティエリアなんて貴重だ。
 ロックオンは「いつものように不遜な感じでいろよ」と言うが、自分はマイスターの資質を失ったと俯いたままティエリアは答えた。ヴェーダとの直接リンクができなければ自分はもうマイスターではない。それを聞いたフェルトは、前回ガンダムのシステム変更の際にヴァーチェにのみエラーが発生したのは、リンク中だったティエリア自身が障害となって発生したのかと思い付いた。しかしヴェーダとの直接リンクが人間にできるのだろうかと疑問を抱いた。

 ヴェーダとリンクができるから自分に存在意義があるとティエリアは思って生きてきたんだろうか。だから、ヴェーダおリンクできない自分は欠陥品だと思っている? ヴェーダがあって初めて自信というものが持てていたんだね。
 自分はマイスターに相応しくない。そう言ったティエリアにロックオンは「いいんじゃねぇか?」と返した。単にリンクできなくなった、自分たちと同じになったと思えばいいのだからと。ヴェーダは何者かに掌握されてしまった。ヴェーダなしにこの計画を実行できないとティエリアはロックオンの言う通りには考えられない。

ロックオン「できるだろ? 戦争根絶のために戦うんだ。ガンダムに乗ってな」
ティエリア「だが、計画実現の可能性が……」
ロックオン「四の五の言わずにやりゃあいいんだよ。お手本になる奴がすぐ傍にいるじゃねぇか。自分の思ったことをガムシャラにやる馬鹿がな」
ティエリア「自分の……思ったことを……」

 ロックオンにとってティエリアと刹那ってのは放っておけない子らなんだね。ティエリアに刹那が手本だと言ったときのロックオンの目がいいね。しかしここでもアレルヤは放置されているんだな。ロックオンはアレルヤを対等な仲間と見ているってことなのかもしれないんだけど(苦笑)
 自分に謝罪したティエリアを、ロックオンは人間なんだから失敗くらいすると気にするなというように立ち去るロックオン。利き目をやられたというのになんて懐の大きい人間なんだろう。
 ただ、この二人のやり取りに「優しいんだ……誰にでも」と寂しさを隠せないフェルトが可愛い。自分だけが特別ではなかったとガッカリするその気持ちはよく解るよ。でも、自分にだけ優しい人なんて本当に優しい人じゃないからねー。ガッカリしても好きなら好きになってもらえるようにアプローチしたらいいんだよ。間違っても彼が優しくした他人に嫉妬してはダメ。

 今度はトリニティ兄弟か。アジトを失って野宿生活しているようで、弟妹は早くも我慢の限界と言ったところか。肉が食いたいだのスイーツ食べたいだの、事態の深刻さが一向に解っていないようだねー(苦笑) 兄貴はたいへんだ。ヨハンは留美に助力を願い出たが、留美の答えは芳しくない。手遅れと言い、国連軍がそちらに向かったと伝えていた。
 人革連のジンクスって一機やられていたんだ? 全然覚えてないな(汗) スローネの残存エネルギーは残りわずかのようだった。そうか、有限だったっけ。無駄遣いするなというヨハンの命令に、ミハエルは出し惜しみしないとファングを射出していた。これに対する人革連のフォーメーションを見て、よくぶつからないなと思ってしまった。あれだけ密集して反撃できるなんて。よく訓練された……って顔が出るのがセルゲイとソーマだけなので、皆エース級のパイロットだったのを忘れていた(苦笑)

 アザディスタンの話は終わってしまったので、マリナとシーリンの出番ってTV見ながら感想を言うだけしかなくなってしまったのね。毎週TV見てるお姫さまって……。国連軍だからどこの領土で戦っても文句は言われないんだねー。しかもマリナは隣国で戦闘しているガンダムが刹那の乗るエクシアではないから、複雑ながらもホッとした表情をしていた(笑) そういや、会見同様に、TV中継しているのは国連軍が勝つと確信しているからなのかな?
 その他の人たちパート2では沙慈が出てきた。部屋の明かりもつけずにTVを見ているよ……。学校にも行かないで引きこもっているのがよくわかる描写だな。服も同じだ! って彼らは着たきりスズメだったね(笑) 「やられちゃえよ、ガンダム」って(汗) 沙慈がやさぐれてしまったぁ! このままどんどん堕ちていくのか?? 復讐鬼なんてならずに真実を暴きに行くとか、ああいや、その前にルイスと話をしなさいっ!!

 ネーナ、ソーマに稚拙な攻撃って言われているよ(笑) 歳は同じくらいなのに超兵として生きてきたソーマとネーナでは比べる方がおかしいか。しかし吹っ飛ばされたドライの中で紫ハロの動きが笑える。何も言わないで何してるんだ? ともかく、ドライの損傷でトリニティたちは戦場を離脱した。
 ソーマがそれを追おうとしたが、セルゲイがこれに待ったをかけた。反論しようとするとセルゲイに「奴らのアジトは叩いた。いずれはドライブの稼働限界が来る」と言われそれに従った。このときのソーマが渋々という表情で諦めたのがまたいい。しかし、国連軍はスローネ機のGNドライブが有限だと知っているんだね。自分たちに譲られたのがスローネ機と同じだと資料にはあったんだろうか? だとしたら、刹那たちのガンダムも同じと思っているのかなー。

 アレハンドロ、今度はヨハンたちを始末するつもりなんだね。

 トレミーでも国連軍対トリニティの戦闘の中継を見ていた。ガンダムを倒すことで世界がまとまっていくという事実のみをみれば、確かに計画通りに進んではいる。しかしアレルヤ……またもや「僕たちは滅びゆくための存在」と後ろ向き発言(苦笑) ティエリアは納得できないという表情で「これもイオリア・シュヘンベルグの計画」と口にするが、刹那が反論した。

だとしたら! 何のためにガンダムはある?
戦争を根絶する機体がガンダムの筈だ。
なのに、トリニティは戦禍を拡大させ、国連軍まで……!
これがガンダムのすることなのか? これが……!!


 刹那は今まで言った台詞をまた言っているね。彼の主義主張が一貫しているということなのがよくわかる言葉だ。そんな刹那にロックオンは今回の戦闘を国連軍によるトリニティへの攻撃は紛争、だから武力介入する必要があると助け船を出した。イアンとアレルヤはこれに反対した。自分たちは疲弊しているし、起動エレベーターも抑えられているからと。また、前回国連軍に襲撃を受けたのはエクシアとデュナメスが敵にトレースされたからだとアレルヤが言っていた。ん? ヴァーチェも一緒だったんでは??
 しかしソレスタルビーイング(CB)に沈黙は許されないとロックオンは言いきった。刹那はロックオンと同じ考え、アレルヤは反対、そしてティエリアは沈黙か……。二度と宇宙に戻れなくなるかもしれないとアレルヤは引き止めようとするが、自分一人でも行くと刹那の決意は固かった。

俺は確かめたいんだ。ガンダムが何のためにあるのかを。

 ロックオンが刹那に付き合うと言い出すと、ラッセがミーティングルームへ入室してきた。そしてロックオンに怪我人は大人しくしてろ、自分が行くと言った。強襲用コンテナには大気圏離脱能力があり、GNアームズの性能実験もしてくると理由もしっかり用意してロックオンを黙らせた。宇宙に戻れないかもしれないというアレルヤの意見もこれで封じることができたねーと思ったら、今度は戦力を分断するのは得策ではないと言い出した(苦笑)
 しかし、スメラギは不確定要素が多くてあまり役に立たないかもしれないと前置きして、刹那にミッションプランを渡した。スメラギはこうなることを予測して、それに則したプランも練っていたんだね。スメラギがゴーサインを出したのなら、アレルヤも黙るしかなくなるね。グズグズしている内にも事態は進行しているのだもの。
 ちゃんと帰ってくるのよ、というスメラギに「うん。わかった」って言いそうなシーンだなーと勝手に思っていた(笑) 出撃する前のシーンでも答えが出るといいわね、と言う彼女にも「ああ」と素っ気ないなぁと思ってしまった。まぁ、刹那が愛想よく答えた方が怖いんだけども(苦笑)
 地球へ向かう強襲用コンテナを見るティエリアの後ろから、行きたいなら行ってもいいとロックオンが声をかけた。「刹那が心配なんだろ?」と言ったロックオンに、ティエリアは「貴方は愚かだ」と言って部屋を出て行ってしまった。そういう意味だと尋ねられてアレルヤは「さぁ?」と肩を竦めていた。
 このシーンで和んでしまった(笑) つまりティエリアは刹那を心配していたワケではないということなんだね。となると、ロックオンが出て行かなくて良かったと思って見ていた? 今、ティエリアの中ではヴェーダと同等の位にロックオンがいるのかもしれないね。怪我をしているというのに自分も行くと言い出したロックオンに対して怒っていたのかもしれないなぁ。そう思うとティエリアが可愛くて仕方がなくなる。始まったばかりの頃は誰がいいと聞かれたならロックオンと答えていたけど、ロックオンに心を開いた頃からティエリアもいいと思えるようになってしまったな。でもグラハムよりは下だけど(笑)

 このCBの動きは国連軍に補足されていた。GNドライブが敵の手に渡ったというのはやはり痛いなぁ……。
 逃亡生活なので、当然ドライが損傷しても修理ができないよね。ヨハンは留美に宇宙へ上がれる手配を頼んでいると言っているけど、難しいだろうなぁ。そうすると留美だって協力していることが知られてしまうものね。そこへアリーの乗るイナクトが現れた(汗) 光通信で攻撃の意思はないと兄弟に伝えたけど、アリーだものねー。ヨハンが真っ先にドライで待機するようネーナに言ったのが兄貴だなぁって思う。マイスターの素性は隠さなければならなかった筈なのに、二人とも素顔を晒したままなんだね(苦笑) コクピットから出たアリーは本名を名乗っていた! 本名って……。絹江のときも本当のことを話した後に殺していたよね(汗) アリー曰く、スポンサーからトリニティをどうにかしてくれと頼まれたらしい。……ラグナはもう殺されたのに? アリーのスポンサーって誰?
 援軍と言われてミハエルが構えを解いていた。アリーは「どうにかしてくれと頼まれた」と言っていただけなのに。まぁ、これはヨハンたちがアリーという人間と、それから世間というものを知らないから仕方がないのかもしれない。視聴者から見たら、先ほどアレハンドロが言っていた台詞とこのアリーの台詞で関連づけできるものね。どうにかしては「援軍」ではなく「始末」の意味しかない。
 頼んだ相手をラグナなのかと尋ねたヨハンに、アリーはコクピットから降りながらラグナがラグナ・ハーヴェイのことかと今気づいたように言い、そして彼が死んだと告げた。死んだと告げた途端に構えたミハエルと同時に、アリーは銃を持ちミハエルを撃った。そして「俺が殺した」と続けた。
 ミハエルが倒れた瞬間、まさかと思った。こんなにもあっ気なく死んでしまうなんて思ってもみなかった。……しかも一発でだよ(汗) ヨハンのMSの操縦技術は本物だと思うけど、生身のままだとどうだったのかな。どちらにしても、アリーに比べたらヨハンも子ども扱いなのか……。地面に倒れ、銃を持つ手を押さえつけられ、更に後の画面を見るとヨハンは肩を撃たれたようだね。
 ヨハンはネーナに逃げろと叫んだ。自分ではアリーに敵わないとこのとき悟ったんだろう。だとしたらネーナも殺されてしまうのは明白で、誰も彼女を守れないもの。……彼らの兄弟の絆は本物だったんだなぁと思えたシーンでもあった。この後、アリーはヨハンを解放していた。そしてこれでは戦いがいがないからMSに乗れと言っていた。

 ネーナは逃げろと言われたけど上空で待機していただけだったんだね。まぁ、彼女にはヨハン以外に頼れる人はいないものね。仇は必ず討つと言ったヨハンは、次の瞬間驚愕していた。何と、アリーがツヴァイに乗って現れた! 彼がジンクスに乗ったら鬼に金棒だと言ったけど、まさかツヴァイに乗り込むとは……。
 ミハエルの生体認証がなければ動かないツヴァイが動いたことに驚き、ヨハンはヴェーダによって書き換えられた事実を知った。動揺するなという方が無理か。アリーが慣れない機体でも武器があれば何とかなるという台詞にマニュアルを読まずについ機器を弄ってしまう私はMSもそんなものなのかと思ってしまった(笑)
 何故自分たちを始末するのかというヨハンの叫びに、アリーは「生贄なんだとよ!」と答えていた。つまり、アリーはアレハンドロと実際にやり取りをしたってこと? アリーにとってはGNドライブを搭載した機体が手に入れば良かったから、今回の依頼で余った機体を自分にくれる条件で引き受けたということかな。で、リボンズがツヴァイのデータを書き換えたと。そういうことか。
 同情するぜ、可哀相にな! 楽しそうに言ってるんじゃないよとアリーに言いたい(苦笑) やられるヨハンは悲惨だな。ヨハンは絶えず戦争根絶のためにと口にしていたから、弟妹に比べたら本気でそう思ってミッションを実行していたんだろから。やっていたことは殺戮以外の何ものでもないのだけど、最期の言葉に彼らが生きていた意味を考えてしまう。

私たちはガンダムマイスターだ! この世界を変えるためにィィ!!

 このヨハンの叫びに「ご託はたくさんなんだよ!」と致命的なダメージをアインに負わせた。アリーにとって、ヨハンのこの言葉は忌々しいとしか思えないものだものね。CBが現れなければ今までのように傭兵稼業を続けて戦争できたと思っているだろうから。しかしアリーはどうして戦争がしたくてたまらないと考えるような人間になってしまったんだろうか? 根本的なところが気になってしまう。ガンダムのような勧善懲悪ではない作品であると、特に気になる。「Z」に出ていたヤザンもアリーと同じ人種だったっけ。彼には部下を思う気持ちが少しでもあったようなので、アリーほど酷くはなかったのかもしれないけど。

馬鹿な……。
私たちは、マイスターになるために生み出され、
そのために……生きて……。

 最後に映されたヨハンの表情が……。別に好きなキャラではないけれど、彼らはその人生そのものが他人の都合で作られたものだったんだね。お金があれば命さえ生みだすことができる世界なんだ……。
 彼らはラグナのみを頼っていたようだから、ラグナと、その頃はアレハンドロの親が彼らを表面上は世界を変えるためのガンダムマイスターとして教育してきたんだろう。自分たちの言うことだけを聞く駒として。人間らしいことは何一つ教え身につけさせなかっただろうけど、兄弟の情愛だけは本物だったのは同じ立場の人間として生まれたものだったのかもしれない。そしてラグナたちは連携も必要だからとそれを良しとしていたのかも。
 あまりにも悲惨な最期にミハエルでさえ可哀想だと思ってしまう……。彼らに殺された人間たちを思えばそう思うことなんて許されないのに。ヨハンの最期の言葉から、彼らはずっとそう言われて育てられたんだなと思える。拒否しようものなら簡単に殺すと言われていたのかもしれない。世界を変えるためにとヨハンがよく口にしていたのは、自分に言い聞かせてそれが自分の生きる意味だと思い込もうとしていたのかも。

 逝っちまいなぁ!! アリーの言った台詞にあてる漢字ってこっちだろうね。戦意を喪失しているアインに対して射撃をしているけど、一発で当てないというのが嫌らしいと思った。慣れない機体に乗っていると言っていたけど、これはそのせいではないと思う。トリニティ兄弟も最低だと思ったけど、本物の悪の前では霞んでしまうね……。
 ヨハンが簡単にやられたのに、ネーナが敵うワケがない。アリーも「お嬢ちゃん」なんて言っているしな(苦笑) というか、紫ハロは何で喋らないんだ? こちらもヴェーダによって何かされたのか?
 ネーナもここでやられてしまうのかなーと思っていたら、そこへようやくエクシアが登場した。ツヴァイがドライにとどめを刺そうとしているのを見て、刹那は単に仲間割れしたとしか思わなかっただろうなー。これがロックオンだったらすぐに異常に気付いたのかもしれない。
 そしてツヴァイにアリーが乗っているのを知った刹那は「何故だ、何故貴様がガンダムに!?」と吠えた。戦争根絶のための機体であるガンダムに、元凶であるアリーが乗っているなんて、刹那にとって一番許せないことだったろうな。おまけに同型機なので刹那の分が悪すぎる(汗)

 その頃月ではリボンズがレベル7をクリアし、ヴェーダを完全に掌握していた。掌握して何が起こるのだろうかと思ったら、何とコールドスリープしているイオリア・シュヘンベルグその人が浮上してきた。うわぁ、ヴェーダが計画を終了したと結果を出したら目覚めるようにプログラムを組んでいたんだなぁ。顔だけ見たら腹黒そうに見えてしまうのだけど、彼は本当に平和を望んでいたんだ。全財産をそのために費やしているんだから、本気だと気づくべきだったんだろうけど、何か裏があるとしか思えなかったよ(苦笑) まぁ、そう思わせるためのキャラクターのデザインだったんだろうね。
 しかしアレハンドロは所持する黄金の銃でイオリアが眠るカプセルを撃った。ラストが近くなってペラペラ喋るようになったな(苦笑) 統一した世界と抑止力となるCBも自分のものとして自分が世界を変えるのだと言いきった。そうやって世界を思い通りに動かしていきたかったのか。しかし眠っている相手に笑いながら銃を撃つアレハンドロは嬉しくて仕方がないのだろうけど、見ている側としては失笑するシーンだなー。全弾撃ったことで彼がいかにイオリアを憎んでいたのかは解るが、あんな風に笑っているのを見ると、達成したと思った瞬間おかしくなってしまったのかと思ってしまった。
 アレハンドロが笑い続けている中でモニターに異常が発生した。すると生前のイオリアがスクリーンに映し出された。彼はこうなることも予測していたのか!

この場所に、悪意を持って現れたということは、
残念ながら私の求めていた世界にはならなかったようだ。
人間は未だ愚かで戦いを好み、世界を滅に導こうとしている。
だが、私はまだ人類を信じ、力を、託してみようと思う。


 イオリアの言葉の合間に刹那とアリーの戦闘シーンが映し出され、イオリアの願いと刹那の叫びが呼応するように描かれていたのがいい。

世界は、人類は、変わらなければならないのだから。

 やはり同型機。刹那はアリーに傷一つつけられない(汗) ラッセが援護しようとしたけど、アリーの攻撃をかわすので精いっぱいだった。正確な射撃をするアリーに舌を巻くラッセだけど、その攻撃をかわしたラッセの腕も大したものだと思う。ここへ来て彼がこんなに活躍するとは思ってなかったなー。反面リヒテンシュタインはダメな奴としか描いてもらえてなかったな(苦笑)
 そしてアリーがとどめを刺そうとした瞬間、エクシアに異変が起きた。太陽炉が輝きエクシアが高速移動し始めた。さすがのアリーもこれにはビックリ。「当たらねぇ!」という声がひっくり返っていたのがまた良い(笑) 背後を取られて慌てるアリーというのも初めてだな。高速移動が可能になったエクシアの機体は赤く発光していた。

GNドライブを有する者たちよ。
君たちが、私の遺志を継ぐものなのかはわからない。
だが、私は最後の希望を、GNドライブの全能力を君たちに託したいと思う。
君たちが真の平和を勝ち取るため、戦争根絶のために戦い続けることを祈る。
CBのためではなく、君たちの意志で、ガンダムと共に。


 GNドライブの全能力を解放されて高速移動が可能になったんだね。でもアリーでさえ視認できないほどのスピードで移動して刹那は大丈夫なんだろうか? グラハムのように吐血するんじゃないかと思ったら、なんだか平然としていた(汗) 機体制御も完璧だったのね。アリー相当焦っているね。爆発したけど、ツヴァイのどのパーツがやられたのかよくわからなかった。
 撃退できたのはいいけど、次回からはアリーも用心してかかってくるだろうから気が抜けないね。後は刹那がせめてグラハム程度の操縦技術を身につけてほしいと思う。アリーレベルになるのは難しいだろうから。
 この高速移動を可能にしたのがトランザムという名前のシステムだった。それで今回のタイトルなのか。でもトランザムって車の名前じゃなかったっけ? 他の機体も同じように高速移動するんだろうか? それとも特性にあったバージョンアップ?

 EDが完全バージョンだったね。それと、ネーナはこのままCBに保護されるんだろうか……。自分が行った報いを受けるかのように、彼女も身内を失ったのだからルイスに謝罪に行けと言いたい。今の沙慈と違ってルイスなら、許しはしないけど罪を償うようには諭すだろうし。罪の意識がないようなので、まずは自分が何をしてきたのかを理解してほしいと思うよ。

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機動戦士ガンダムОО 21話「滅びの道」

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 沙慈にもう一つの不幸が襲った。これは当日の夜だったんだろうか? 身元確認のため人革連の警察署を訪れた沙慈は茫然とその死に顔を見つめた。ああ、何度も見たというのに何度も泣いてしまう……。絹江が何を追っていたのか知らない沙慈は、それを知ったときにどういう反応をするのだろうか?
 それにしても、入野さんって泣きの演技が上手いね。ここまでの演技ができる人だとは思わなかった。「ツバサクロニクル」の小狼を演じているときは特に上手いと思わなかったものなぁ。まぁ、これも「東京編」で評価がガラッと変わったけどね。

 ヴェーダの本体へやってきたアレハンドロは、作業に少し時間がかかると言ったリボンズに構わないと返していた。このときを200年以上も待ったのだから待つことには慣れているんだね(苦笑) しかし200年以上ということは、イオリアが存命の頃からコーナー気は彼と関わりがあったということなのだろうか。そしてこの計画の介入を虎視眈々と狙い続け、その糸口を捉えたのがあの80年前の紫ハロを入手ときなのかな? そしてアレハンドロの代になってイオリアと関係が深いリボンズが現れたとか。

 トレミー内の描写でまず思ったこと。絵が変。それから一つの画面に映るキャラが多いなと(苦笑) 作画もたいへんだなー。
 トリニティの弟妹がラグナからの連絡がこないことを騒いでいたけど、月ではアレハンドロが不穏なことを言っていたなー。リボンズはレベル5までをクリアして、現在はレベル6の掌握作業に入っているとか。あれからどれくらいの時間が経っているんだろう? 満足げに見えるアレハンドロに、リボンズは退屈しのぎにとある情報を彼に見せていた。それはラグナがジンクスの配置を終えたというものだった。つまり、彼はアレハンドロと組んでいたということになるよね。というか、アレハンドロが唆したと言った方が正しいのかもしれないなー。となると、実はアリーとアレハンドロも何かの契約関係だったりして。しかし、「彼の役目もここまでか」だなんて、ラグナもアレハンドロにとっては駒の一つだったんだね……。

 ダリルはやっぱり国連軍に参加していたんだね。ユニオンの高軌道ステーションでジンクスを見ていたダリルに声をかけたのはコーラサワーだった。「誰だ?」と問うまでの間がいいね(笑) 思いきりこけた後で憤慨するコーラサワーは本当に見ていて飽きないな。でも一応有名ではあったんだ。一番最初にガンダムに介入されてボコボコニにされたパイロットとして! 良かったじゃないスペシャルさま(笑)
 そこまでは良かったんだけど、彼はグラハムに会いに来たらしい。しかし作戦に参加しないと聞いてグラハムを侮辱するのは良くないなー。まぁ、グラハムだったら言われても気にしないだろうね。でも、コーラサワーがグラハムの誓いを聞いたらどう思うのかなー。感激するのか格好いいので悔し紛れにスカした野郎だと言ってダリルに怒られるとか(苦笑)
 体調を侮辱するなとコーラサワーの胸倉を掴んでいたダリルに、大佐が「そこまでだ」と言ってそれを制した。しかし暴力反対〜とはまた情けない軍人さんだな(苦笑) パイロットとしての技術は磨いても、軍人としての訓練はしていないのか?
 コーラサワーを解放したダリルは大佐に敬礼して所属を述べた。大佐もそれに答え、作戦の指揮をとると言い、ダリルに戦果を期待すると言った。
 しかしその後「パトリック、来い!」って。コーラサワーは完全に彼女の犬になってしまったなー。少尉からファーストネームで呼ばれるようになったのはおめでたい事だけど、飼い犬になったとかそんな風にしか思えないな(笑)

 クリスティナとフェルトはスメラギの指示でガンダムからヴェーダのバックアップを切り離す作業をしていた。ヴェーダが何者かに侵入されたと確信しての処置なんだろうね。以前、ヴェーダなしに計画を進めるのは不可能だと苦悩していたのにね。
 スメラギが差し入れた飲料を飲んでお酒じゃないかと怒るクリスティナに、全然悪く思っていないかのように「ゴメン」と謝るスメラギと、そのやり取りに笑うフェルト。いいなぁ。トレミーの女性陣はみんな仲良しだねー。
 そんなフェルトに最近柔らかくなってきたとスメラギに、フェルトは堅めの声で「そうですか?」と言ったけど、頬が赤くなっているので照れているのが丸わかり(笑) 「そうよ」と返すスメラギの声も表情も優しいのがまたいい。クリスティナの言う「いい傾向、いい傾向」って全くその通りだよね。

 一方でティエリアはトリニティの戦闘映像を見ながらヴェーダなしに同型機と戦うことができるのかと不安に思っていた。しかし何者かがヴェーダの情報を用いているのならそうするしか仕方がないのではないだろうか?
 ロックオンはティエリアが不安に思っているのを知っているからやってきたんだね。だからヴェーダのバックアップがなくても自分たちにはガンダムとスメラギの戦術予報があるとティエリアを励ましていた。しかしティエリアはスメラギが過去に犯した罪を知っているからロックオンのように彼女を信じようとは思わないらしい。
 ティエリアの中でヴェーダ以外で一番信頼しているのはロックオンなんだろうなー。刹那はマイスターとして認めた程度?(苦笑) だから彼がスメラギの過去を知っている、誰だってミスをするのだと言うのを素直に聞き入れることができるのかも。本当にロックオンは的確な助言をくれるキャラだね。ロックオンはティエリアのようにヴェーダの情報を見たワケでもないだろうに、彼女がソレスタルビーイング(CB)に入った動機や、その弱さまで解っていたんだね。その、折れそうな心を酒で薄めるのではなく、男で慰めようとするような人間なら彼女はここにはいないだろうね。
 そういうことができるのも、また人間なんだよとティエリアを諭すロックオンは本当に皆のお兄さんだなぁ。ロックオンの言葉に「人間か……」と呟いたティエリアはハッと顔を上げた。「僕を、貴方は僕のことも!?」知っているのかと言う問いは、アレルヤの通信によって遮られた。コンテナでの待機指示が出たのだという。

ロックオン「ティエリア、これだけは言わせてくれ。状況が悪い方に流れている今だからこそ、4機のガンダムの連携が重要になる。頼むぜ」
ティエリア「……フッ。その言葉は刹那・F・セイエイに言った方がいい」
ロックオン「まっ、そりゃそうだ」

 確かに!(笑) しかしティエリアはどうしていつもフルネームで呼ぶんだろう? それから、このシーンでティエリアが人間でない可能性はほぼ確実と見ていいかもしれないね。

 今度な何? 戦場跡? 銃を持つ刹那と……彼をソランと呼ぶマリナ!? 夢か。彼女が刹那の本名を知るはずないものね。予告にあったのはここのシーンだったのね(苦笑) となると、マリナと刹那が実際に会うシーンは一期ではもうないかもしれないね。
 微笑みながら「こっちへ来て」というマリナに素直に行く刹那に笑った。まぁ、死を覚悟したときに彼女を夜這い会いに行ったくらいだものね。刹那にとってマリナは自分が思っている以上に気を許せる相手なのかもしれない。
 呼び寄せたマリナが見せたのは一輪の花だった。彼女は言う。この場所にも花が咲くようになった。太陽光発電で土地も種も戻ってくる。きっともっと良くなる。

だからね、もう戦わなくてていいのよ。
……いいのよ。


 優しい顔でそう言ったマリナに息を飲んだ刹那は、手にしていた銃を取り落とした。そして夢から覚めた。夢か、と呟いた後、刹那には自分の夢にマリナが出てきたのか理解できなかったらしい。……まぁ、これは恋愛というよりもマリナを母親として見ていたということなのかなー。戦わなくもいいのだとマリナに言われたときの刹那の表情は泣いているように見えたものね。きっとそう言ってもらいたんだね。母親に。自分が撃ち殺したのだから、それは永遠にあり得ないのだけど。

いや、それよりも、止めたいのか?
止めたがっているのか? 俺は……


 そういう事だろうね。次からはガンダム同士の戦いになると言われて混乱していて、自分がガンダムになるという目標が揺らいでしまっているというのもあるのかもしれない。

 地上ではセルゲイの率いるジンクス部隊……人革連のジンクスがCBの施設への攻撃を開始した。標的はトリニティか。しかしスローネの砲撃によって早速一機が大破してしまった。トリニティも人革連の動きは掴んでいたということか。一機を落として喜ぶ妹と不服そうな弟をよそに、ヨハンは静かに怒っていた。

我々を裏切った。いや、最初から葬り去るつもりだったのか。ラグナ・ハーヴェイ!

 今までラグナと言っていたし、アレハンドロが用済みだとも言っていたけど、トリニティたちとの繋がりがあったと示したのは、このヨハンの台詞が初めてじゃないだろうか。フルネームを言うことで、今まで彼の指示で行動していたと。しかしそのラグナも何者かによって殺されていた。だからヨハンたちを裏切ったのは、ラグナではなく更に上の存在。アレハンドロなんだけど……彼という存在をヨハンは知らないようだね。つまりヨハンの考えは正しかったのね。それに引き替え弟妹たちはのん気だな(苦笑)

 ブリッジに入ったスメラギは、眠っている二人にご苦労さまと労った。ガンダムからヴェーダのバックアップを外す作業は完了したんだね。そしてスメラギがモニターを覗き込んだとき、センサーが敵を感知した。その数19機。国連軍の矛先はもちろんトリニティだけではない。ここまでEセンサーに反応しないしこの数なら敵はジンクスしかいない。しかし19機って、残りの一機はどうしたんだろう?
 フォーメーションS34で迎撃するように命じられて出撃したガンダム4機。この出撃時のロックオンの声に他の三人が「了解!」とだけ返したのにちょっと感動してしまった。いや、何というかロックオンの元に皆がまとまっているー!と(笑)

 登場人物が多いと画面があちこち切り替わるので大変だな。今度は沙慈ね。絹江の遺品の中にあった写真を涙目で見ながら、彼はJNNで絹江の上司との話を思い出していた。自分の父がフリーのジャーナリストであったと言うと、絹江の上司は「報道屋でクロスロード氏の名前を知らない奴はいないよ」と返していた。……そんな有名人の父親がいたのか。しかも取材相手の企業に濡れ衣を着せられて投獄されたらしい。そして絹江の上司はそのことを知っていた。
 面会に行ったとき、父親は絹江によく言っていたという。「事実を求め、繋ぎ合わせればそこに真実がある」と。絹江が何度も口にしていた言葉だね。そして沙慈もそれを受け継ぐんだろうか? ルイスと自分の夢を叶えるのも大事だけと、前とは違って彼の頭の中は今は姉のことでいっぱいのようだからそうなってしまいそうな気がする(汗)
 そして沙慈は絹江が何を追っていたのかを尋ねた。警察では事故で死んだと言われたのかな? そうじゃないことくらい自分だってわかると断言したし。これは聞くまで帰らないだろうね。そして絹江の上司はとうとう沙慈に告げてしまった。絹江がイオリア・シュヘンベルグの追跡取材を専任でしたことを。
 ルイスが親族と左手を失って、ガンダムへの憎しみを抱きかけた沙慈だった。でも、彼はかつてガンダムに命を救われたことがあった。だからまだその憎しみに飲まれることはなかった。しかし、姉が死んだのがCBの創設者を調べていたからと聞かされたら、それは当然彼女を殺したのはCBだと結びつけてしまうよね。あの瞬間、彼の中でわずかに残っていたCBへの気持ちというのが反転してしまったに違いない。
 悲しみに打ちひしがれる沙慈を見ながら、私はこのまま彼はこのマンションに住み続けることができるんだろうか?というとても現実的なことだった。ルイスはまだ家がお金もちだったから財産ってのがあるだろうけど、姉弟の二人で生きてきたんだったらあんな高そうなマンションなんて追い出されてしまうのではないかと……。あ、でもあれ両親が購入したものだったのかなー。でもローンは残っているかもしれないしなー。とそんなことばかり考えてしまった(汗)

 ユニオンとAEUが所有するジンクスの国連軍は誰が隊長になっているんだろう?? ダリルとコーラサワー? 久しぶりに聞いた「模擬戦で負け知らず」というコーラサワーの台詞に笑った。まぁ、同性能ならそんな事はないとは言い切れないね。しかも彼が狙ったのはヴァーチェだった。
 シールドを張っても抜かれ、キュリオスの攻撃もかわされ、ロックオンの攻撃が当たってもダメージは少なかった(汗) でも19機を相手に善戦していると思うよ。特に刹那は敵のコンビネーションによる攻撃に「やるっ!」と言っていたけど、彼の場合今までが機体性能に頼った攻撃の仕方だったから、今回の戦い方にちょっと見直した(笑) あと、コーラサワー。「出番だぜ野郎ども! やっちまいなぁ!」って。今まで攻撃させてなかったのか、そもそもそういう作戦だったのか……。嬉々として戦っているなぁ。
 しかしアレルヤ……「僕らの滅びは計画に入っているというのか!?」って後ろ向きにもほどがある(苦笑) このアレルヤにティエリアは反発して上方の敵へと砲撃しダメージを負わせた。これにコーラサワーがヴァーチェに突撃していった。しかも真正面から突っ込むなんていくらなんでも無茶すぎ! しかし、ロックオンした瞬間にヴェーダからのバックアップが解除されてしまった(汗) そして再びアレルヤ「やはり僕らは……」と悲痛な顔をしていた。
 僕らは裁きを受けようとしている。アレルヤは早くも明らめモードに入っているけど、ロックオンはまだ何もしてないのに冗談じゃないと足掻いた。4人の中で一番ダメージを負っているのはやっぱりティエリアだった。自分はヴェーダに身捨てられたのかと茫然としていた。そして刹那は……クルジスのときと同じだとこちらも茫然としていた。

同じだ……あのときと。
エクシアに乗っているのに。ガンダムにもなれず……俺は……!

 ヴェーダからのバックアップを経ったのはアレハンドロだった。世界統一のためには国連軍の勝利は必須だと、よいのですかと問うリボンズに彼は答えた。そしてGNドライブさえあればCBはいつでも復活できるのだからと。回収したらまっ先に自分が入手するつもりなんだね。

私は欲深い男でね。地球とCB、どちらも手に入れたいのだよ。

 ニヤリとアレハンドロは笑ったけど……彼の野望が世界征服だったなんて(苦笑) この世界でそれを野望だというのって滑稽だと思った。というか、コーナー家って何を望んでいたんだ?? これはアレハンドロが調子に乗っただけ?

 トレミーではクリスティナがガンダム全機がヴェーダからの介入でシステムダウンしたとスメラギに報告していた。スメラギはすぐにシステムの変更を二人に命じた。そして刹那……。

ここまでなのか? 俺の命は……。

 諦めかけた刹那の脳裏に浮かんだのは、夢で逢ったマリナの姿だった。そして彼女のもう戦わなくていいという言葉を「違う!」と否定した。だって、戦いはまだ終わっていないのだもの。ロックオンの言う通りまだ何もしていないのに戦うのを止めるわけにはいかないものね。

違う! 俺はまだ生きている! 生きているんだっ!!
動けエクシア! 動いてくれ! ガンダァァム!!


 まるで刹那の叫びに呼応するようにシステムが復活した。アレルヤもロックオンも動いたが、ティエリアだけが停止したままだった。クリスティナによると、ヴァーチェにだけシステム変更にエラーが生じていたようだった。これは……ティエリアが動けなくなっているから起こったことなんだろうね。

 突然動かなくなったガンダム4機に普通だったら好機と見て攻撃するんだろうけど、国連軍は逆に何かの罠なのかと考えてしまった。これが仇となり、システムが復旧したエクシアの攻撃をかわすので精一杯となった。
 ロックオンはティエリアの様子にすぐに気付き、声をかけるがティエリアはいぜんとしてショックから立ち直れないでいた。それをコーラサワーが見逃さず、ヴァーチェに攻撃を仕掛けようとするが、ロックオンがこれを阻止した。阻止できたが変わりにライフルを破壊されてしまった。

大佐のキッスはいただきだぁ!!

 いつの間にかヴァーチェに接近したコーラサワーが言った台詞に吹き出した。そうか、戦果を上げたらご褒美をやると言われていたのか。だから彼はあんなにも頑張っていたんだね。さすが、世の中の動きなんて何も考えていない奴だ。大佐も本当に上手く飼いならしているなぁ(苦笑)
 コーラサワーの動きに気づいたロックオンが彼を撃とうとしたが、さすがに今まで生き延びてきただけはある。彼は悉くこれを回避していた。舌打ちしたロックオンはヴァーチェの元に向かった。そしてヴァーチェに切りかかろうとしたジンクスのビームサーベルを、デュメスごと盾としてヴァーチェを守ろうとし、そして……デュナメスの盾を貫通(汗) ビームサーベルの光はコックピットにまで及んでロックオンの叫びが木霊した。
 静寂に包まれたヴァーチェのコクピット内でティエリアが何かに気づいて顔を上げたとき、その眼前にはジンクスの攻撃によって傷ついたデュナメスが払われたとろだった……。デュナメス大破(汗)
 今度こそとコーワサワーがヴァーチェに斬りかかろうとしたそのとき、上方からビーム攻撃が加わった。それはラッセの駆るGNアームズによるものだった。新手の攻撃に一機が撃墜されたそのとき、国連軍に撤退命令が下った。結局CBが撃墜できたのって2機だけだったんだね。大きすぎる犠牲の割に向こうのダメージは少ない(汗)

 敵の撤退にホッとするものの、ハロのデュナメス損傷とロックオン負傷という声に刹那とラッセは驚愕し、そしてティエリアは、自分を庇ってロックオンが負傷したという事実に打ちのめされていた。ヴェーダに捨てられ、それ以外に一番信頼できるようになったロックオンを負傷させてしまったティエリアは浮上できるんだろうか? でも負傷ってどれくらいなんだ!? ヘルメットの右側が変色しているし、バイザーはヒビが入っているし(汗) このまま戦線離脱してしまうんだろうか……。

 危機を脱したCBに、アレハンドロは予備システムを構築していたスメラギに賛辞を贈っていた。何この余裕。自分がまだ優位にいるからということ? そしてリボンズはレベル6をクリアしたと報告を入れていた。
 また、三国も今回の戦闘をまずまずの戦果だと評価し、次の段階へと進めようとしていた。というか、何で人革連の首席が「これで、世界が変わる!」とアップになるんだよ! どうせならAEUの彼にしてほしかった。いや、やっぱり三人の内、一番見目の良いキャラを映してくれたほうがいいじゃない? そういや、ラストが近づいてきたけど、ペイントしている人たちってデジタルになってもキャラの取り合いをしているんだろうか? 「GW」で実際に塗っていた子がそういうことを言っていたから、あの首席なんて誰も欲しがらなかっただろうなと思ってしまった(苦笑)

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