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桜蘭高校ホスト部 最終話「これが俺たちの桜蘭祭」

 とうとうこの日が来てしまった。安定した作画で楽しませてもらったけど、最終話の絵はとても綺麗だと思った。

 ホスト部は一般公開営業中だけど、そこに環の姿はなかった。解散すると宣言しただけでなく、もう自身は出てこないという事なのだろうか? そう思っていたらエクレールは客として顔を出していた。接客する鏡夜に今さらな事を今さら言っていた。対する鏡夜はその話題には完全に無視(笑) 相手にされないと知るや、今度はハルヒについて……彼女の借金について質問してきた。代わりに払ってやって、ホスト部というか環から遠ざけるつもりなんだね。
 ハルヒを指名したエクレールだけど、対するハルヒは最初から機嫌が悪そう。そして、環が出てこないワケが判った。何と、エクレールがホスト部には顔を出すなと命じたそうな(汗) 命じてって……何様だよ。伯爵令嬢だけどさっ!

 この最終話では、ハニーとモリが美味しい役どころだったと思う。環の解散宣言に納得がいかないと、すっかりやる気をなくしている双子に対し、ハニ−とモリが連れていく所が良かったなぁ。
 そしてハルヒの方は、鏡夜によると1000人のノルマが達成したようで、ルネの花瓶を割った借金が全てなくなったと言っていた。それを聞いた時の驚いたハルヒの顔が印象的だった。最初の頃、イヤイヤやっていたとは思えない表情だなぁ。ホスト部をいつでも止めていいという鏡夜を呆然と見ているハルヒは、これからどうするのだろう、なんて考えるまでもないか(笑)
 と、そこへ再び鏡夜の父がやってきた。文句を言いつつも二日続けて顔を出すとは、言動と行動が一致していないのではないのか? ……何だ、嫌味を言いに来たのか。嫌な父だなぁ。「価値のない事で、時間を無駄にするんじゃない」と言うと、父はそのまま先に進もうとしていた。価値ねぇ。つまりは自分の価値こそが絶対だと言いたいのか。価値なんて人の数ほどあるというのに、それを認めない時点でこの父は終わっているだろう。もう喋るなと言いたい(苦笑) 言えば言うだけ小さい人間なんだと思われるだけだから! それとも鏡夜を試しているのか?
 そんな鏡夜の父の発言に、我慢できずに抗議したのはハルヒだった。
「皆を楽しませる事は、そんなに価値のない事なんですか? 自分は、鏡夜先輩は立派だと思います!」
 ハルヒがそう言っている間、視線だけでハルヒを見ている鏡夜の驚いたような顔が珍しいなと思った。言われた鏡夜の父は黙って歩いていったけど、「あれが鏡夜の言っていた特待生か」と呟いていた。……鏡夜はハルヒの事を父に話していたのか。それは一家団欒とはほど遠く、単に報告していただけだったのかな。

 シャワーを浴びている間もあのオペラグラスを外さないエくレールって……。祖母の思惑はよくある話だけど、話している時の理事長の机の上を見て、環がちゃんと愛されているんだなぁというのがわかって嬉しかったな。いや、逆に祖母だけが彼を嫌っているのかもしれないね。
 その頃、エくレールと共にいる環はずっとピアノを弾いているようだった。すると彼の携帯が鳴り始めた。環が取るよりも先にエクレールが取ったのだけど、あんな風に不愉快そうな顔をしたのは初めてなんじゃないだろうか? そこへ鏡夜父がエクレールを訪問してきた。どうやら鳳家の医療機器会社がエクレールの家に買収されかかっているらしい。しかもその会社は鏡夜にあげるつもりだったと父は話していた。
 なかなか繋がらないので鏡夜はシマさんへ連絡をし、環が夕方にフランスに戻る事を聞き出した。桜蘭祭が終わるのと同時に日本を発つとシマが言っていると、環が車に乗って学園から去ろうとしていた。……って、学校にいたのか。
 去っていく環を見て次にホスト部がする事は、勿論環を追い掛ける事だよね。鏡夜がうちの車がまだ止まっている筈だからと、コスプレ衣装のまま飛び出していった。
 待機している運転手にすぐに出すように命じるが、運転手は言葉を濁していた。それを訝っていると、皆の背後に鳳家のプライベートポリスが彼らの行方を阻んでいた。先ほどエクレールが鏡夜父に何やらお願いをしていたけど、鏡夜たちの行動を先読みしていたんだね。ここで咄嗟にハルヒを自分の背後に隠す光がとても良かった。
 迫ってくるプライベートポリスの隊長らしき人物が、自分たちを雇っているのは鏡夜父だら残念ですと言っていた。いくら知略に長けていようとも、自分の命令が通じない以上、何もできないのは明らか。「クソッ!」と車のボンネットを叩いても状況は変わらない。誰も行かせるワケにはいかないと隊長は尚も続けるが、そこへ馬車を操るモリとそれに乗るハニーが現れた。やっぱりいいとこ取りな二人だなぁ。とても格好いいよ!
 二人が現れるなり動揺するプライベートポリスの面々たち(笑) ハニ−一人でも充分倒せてしまえるものね。双子は既に乗り込んで、馨がハルヒに手を差し伸べていた。事態に着いていけていないのか、呆然とするハルヒを鏡夜が「あの馬鹿を頼む!」と言って彼女を押し出した。ハルヒたちを行かせようとプライベートポリスを引き受けたハニ−とモリの格好いいこと! しかも手加減して一瞬で片付けてしまったよ(笑)

 先回りしようと猛スピードで馬車を駆る光だけど、馨が心配した通り光が馬車から放り出されてしまった。でも、光がどんなに環の事が好きなのかが判るシーンだなと思う。放り出された光を馨が追いかけたので、馬車にはハルヒが一人残されていた。「本当にこんな風に終わってしまうのか」と呻く光を見ていたハルヒは、朝の出来事を思い出していた。
 食べたくないと言って朝食を食べずに家を出ようとするハルヒを、蘭花が「お父さんに話してみても力になれない事?」と聞いてきた。食べたくないからと言っても父にはお見通しだったらしい(笑) それは母の葬式の後で、ハルヒが食べられるようになるまで時間がかかった事があったから。だから何かあったのだと感じ取ったらしい。そして父は「世の中には頑張ってもどうにもならない事が確かにいっぱいある。だからこそ、頑張らなきゃいけない時は躊躇ったりしちゃ駄目なのよ」と言って娘を抱き締めてあげた。それを思い出したハルヒは、ウィッグと上着を脱いで身軽になると、馬車を駆って環を追いかけ始めた。
 環の乗る車に追いつき、戻ってきてくれとハルヒが言うものの、環はホスト部で迷惑していると思い込んでいてハルヒの手を取ろうとはしなかった。あの鏡夜の発言と、エクレールの言葉でそのおもいが強くなってしまったのだろうね。そんな環を見て、ハルヒは環を大馬鹿だと詰った。「こんなに長くつき合っていて、冗談か本気かもわからないんですか!?」確かにそうだね。だけど環は馬鹿だから額面通りに受け取ってしまったワケだ(苦笑)
 皆ホスト部が好きなんだと叫ぶハルヒは、最後に自分もホスト部が好きだと言って環に手を差し出した。……うわぁ、危ないよ(汗) そこまで言われてようやく環も手を伸ばしたけど、その手をエクレールが掴んだ。行かせまいとと掴んだ彼女の表情からは、先週までの余裕は消えていた。環に本当に行ってほしくないと思っているような表情をしていた。しかし、片手を手綱から離した事によって馬が制御を失い、バランスを崩したハルヒは馬車から放り出されてしまった。それを見たエクレールは悲しげな表情を浮かべて環から手を離した。口パクだけだったけど、そのエクレールの行動に環は「ありがとう」と微笑んで車から飛び出した。……二人とも危ないよ(汗) まぁ、そこが河だったからできた事だよね。

 一段落すると、エクレールは車を出すよう命じていた。環は会ったばかりの男と結婚するなんて云々と言っていたけど、エクレールは知っていたんだね。行方不明と言われていた環の母は、エクレールの家政婦となっていたらしい。せっかく母親に会わせてあげようと思ったのにと彼女は言ったけど、最後にやっぱり「ありがとう」と言っていたんだね。そう言って笑ってくれたと言うエクレールの顔はもう見えていなかったけど、その声は満足そうだった。
 エンディングではダンスを踊る桜蘭生たちを見て、理事長と鏡夜父が語らっていた。その間は皆と踊るハルヒが描かれていたけど……いくら女装しているという名目だったとしても皆本当に誰も気づかないのか?(苦笑)
 親父たちの語らいは、買収されかけた鳳家の会社をKOなる学生投資家が、トネール社より先に買収しただけでなく、経営権を全て譲ると言ってきたらしい。……まぁ、それが誰かなんて視聴者にはすぐに判るよね。そして息子が大物であるのをようやく父は知るのだね。と思ったら、兄よりも優秀なのを父は知っていたらしい。すると、兄たちがやってきた事をするだけでは満足しないと言っていたのは、やはり鏡夜に期待しての発言だったのかな。
 鏡夜の父が環を褒めているところで、ハルヒにダンスを申込む環の姿があった。ギャラリーの女生徒は皆ハート目になってそれを見ていた(笑) ハルヒが環の手を取ろうとした瞬間、鏡夜が彼女の手を握り、そのままダンスをしていたシーンが良かったなぁ。まぁ、最後に鏡夜は環に渡すつもりなんだろうけど。
 息子たちと同じように仲良くやりたいと離す二人の父は、しかし、鏡夜の父がハルヒを鏡夜の嫁にと言い出した事から仲良くやりたい発言を撤回した二人に笑った。父親公認で本人たちよりも父親たちがハルヒを巡って火花を散らす事になるのか(笑)

 まぁ、最後は連載が続いている作品の終わり方としては無難なラストだったんじゃないかなぁと思う。それでもこれまでの数々の話が霞む筈はなく、とても素晴らしいアニメ作品だったと思う。少女漫画のアニメ化って、成功するパターンが多いのではないかと思ってしまった。
 来週からはもうないのかと思うと寂しいなぁと思っていたら……「DEATH NOTE」の予告が始まった。月よリュークの声……うわぁ、最悪だと思ったのは私だけではないだろう。ドギーや環は良かったと思うけど、月のような捻くれまくった難しい役を果たしてこなせるのだろうか? リュークの方は「ワンピース」でのアレでもういいと思ったもので。あの作品では更に酷いのがいたからマシに聞こえてしまったけど、さてどうなるのやら。まぁ、これも感想を書く事になるだろう。
 日曜に友人に会ったのだけど、最終話までの二話は終わらせるためのアニメオリジナルだったそうな。それを聞いて原作を持っているのを知った私は、彼女から原作を借りる事にした。やっぱりれんげはあんなに出てくるキャラではなかったようだ。そして笠野田はレギュラー入りっぽい事を聞いた。今度会う時が楽しみだなぁ。

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at 23:32, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 25話「ホスト部解散宣言」

 いきなりシリアスな話を予感させるタイトルだなぁ。

 学祭の準備風景に呆れているハルヒの傍で、メモ書きしている鏡夜。ハルヒの意見は一般人には尤もなものだけど、そんな事は問題ではない! 鏡夜がスケジュール帳を閉じていたけど、初めて中が見られたんじゃないだろうか!? ……よく判らなかったけど(笑) それに今回のはそんなに書いてないみたいだねー。
 そこへ現れた馬車! しかも手綱を握っているのは光で、教えていたのはモリだったようだ。馨によれば、双子だって趣味や特技は違ってくるそうな。……確かにそうだけど、この二人に限って言えば「そうか?」とすぐに思ってしまった(笑)

 桜蘭祭ではホスト部を一般公開して営業するらしい。当然やってくるのは父兄という事になる。中には眉を顰める人もいるけど、即行で環に落とされてしまった。さすがだ。娘が娘なら、親も親だ。でも、最初に不満を言っていた母親と娘の家庭環境はすこぶるいいのがよく判るワンシーンだった。あと、顔のわりに可愛い声をした母親だったなぁ。娘より可愛い声だ(笑) 対マダム作戦で営業中というテロップに笑えた。
 環の次にはハニ−とモリ。あの不可解な関係は女生徒たちには受けるとは思うのだけど、親たちにはそうはいかないだろうと思っていたら……兄弟として見られていたらしい(汗) 双子は大嘘演技(笑) 鏡夜は……確かにものは言い様だな。それに対してハルヒがいちいち突っ込みを入れているのが面白かったなぁ。
 馬車って、あれ、空輸していたのか……。学祭にお金をかけ過ぎだというハルヒに、環はこれを機会にホスト部の魅力を世間に広くアピールするためのキャンペーン作戦だと力説していた。その時に環がハルヒの肩を抱いていたのだけど、ハルヒが環の手をつねっていたのが意外だった。今までハルヒがこんな事していた記憶がなかったような気がするのだけど。……まぁ、いいか。
 それを聞いて鏡夜も予算をかけ過ぎたと言っていた。庶民のハルヒならともかく、鏡夜の口からそんな言葉が出てくるとは、相当な金額なのだろう。鏡夜は「お前の我が儘企画には、毎度のことながら手を焼かされる」と言っていたけど、そうは言いつつも環の我が儘につき合うのが楽しいから深い意味はそんなにないと思う。でも、環の方が困惑した表情を見せていたので気になるな。

 そんな風にいつも通りにジャレ合っているホスト部メンバーを見つめる青い瞳。日本人ではない雰囲気だなぁ。一人でそうやって観察している彼女の元へ、環に呆れてその場を離れたハルヒが接客しにやってきた。どんな反応を示すのかと思いきや、冷たい目をして鼻で笑っていた(汗) ……性格の悪い金持ちのお嬢さまなのかな?? そして久しぶりに現れた電球。今回は何を表現しようというのだろうか。
 彼女がハルヒに話しかけた時、環の父親がやってきた。「父さん!」と言う環に対し「理事長と呼べ」と今日は客として来たのだと告げた。……う〜ん。最初見た感じでは、環との仲はよくないのかと思っていたけどどうなのかな。と、それよりも特筆すべきは、声が井上和彦さんだったという事だ! まさかここで出てくるとは思わなかったので嬉しいけど、ちょっとおじさん過ぎる声なの残念(笑)
 しかし、不仲なのかと一瞬思ったけど、シャンデリアに隠れて環が父親を見ていたり、それに秘書が気づいたり。また、接客する鏡夜に御注文はと聞かれた時に、画面に「ひそひそ」という文字がたくさん出てきた事から、仲は悪くないのは判った(笑) 全然、シリアスとは関係のない間柄にしか見えないもの。
 理事長はハルヒを指名してきた。事の成り行きを見守るハルヒは、青い目の彼女に背を向けていた。そしてその彼女はというと、どうやらハルヒを観察しているようだった。いったい何ものなんだろうか?
 ハルヒの理事長への第一印象は、環とあまり似ていないというものだった。しかしその後すぐに似ている事が発覚(笑) いちいち反応する環が笑えるな。どうして理事長がハルヒを指名したのかと思ったけど、まずは彼女が優秀な生徒だったからのようだね。まぁ、環が彼女を好きな事も知っているだろうから、どういう人間かを直接見るために来たのもあるだろうけど。

 父と子が微笑ましい会話(笑)をしていると、何かを叩く音が聞こえた。叩かれたのは鏡夜で、叩いたのはその父親だった。ホスト部がどうやら気に入らないらしい。……でも、この父親は大した人物ではないのだなとこのシーンを見て思った。衆目の前でする事ではないだろう。自分の息子がふざけた部活動をしているのが気に入らないのは予想は付くけど、その場でそんなマイナス感情を持っているのは彼だけである。だから、自身の評判を貶める行為じゃなかったかなと思う。狭量な人物だなと思った。厳しければいいってもんじゃないもの。
 そう思っていたら。更に評判を落とすような発言を理事長がしていた。……やつあたりって(汗) 最悪じゃないか。しかも場の空気を凍りつかせているし。しかし、マスコミが騒ぐのは時間の問題って、鳳家にいったい何が起こったのだろうか? よくない話なのは間違いないみたいだけど……。
 一方、鏡夜はそれに対して何ら反論もしないで、ただ黙っていた。心配して駆け寄るハルヒたちにも予想はしていた事だと言うだけ。しかし、ここでも環の反応が気になる。ハルヒが「ホスト部をやっているから殴られたんですか?」という問いにショックを受けていたようだし。タイトルがタイトルだからね。
 そこへ理事長が、自身の経験からというのもあるんだろうね。普通の人より責任ある立場に立つという事は、好きな事、好きなもの、好きな人を自由に追い掛けられなくなる事でもあると彼は息子に語っていた。……まぁ、そうだろうね。金持ちだと色々と家に関わって不自由な事がありそうだもの。
 須王の家を継ぎたいか、とか自分が一番欲しいものは何か本当に解っているのかと聞く理事長だけど、もとより環はその為に須王の家に引き取られたのだから、選択肢はない筈ではないだろうか? そこへ現れたのが環の祖母だった。確かこの祖母は環を引き取ったというのに、環を忌み嫌っているんだよね。それでもわざわざ学校に足を運んでくるとは……。いったい何が目的なのだろうか? 喜んで駆け寄る環に対して「汚らわしい」だなんて。さっきの鏡夜の父もそうだったけど、外でもそういう風に接するのっていかがなものかと思う。須王の家が大事なら、そんな内輪の事を見せなくもいいんじゃないかと思うんだよね。
 何も知らないハルヒは、単にあれが環の祖母なのだと思うだけだったけど、それに対しハニ−は「あの人嫌い」とボソリと告げた。……なるほど。ハニ−がそこまで嫌うだけでどういう人物なのかがわかるね。
 その祖母が「エくレールさん。こちらへいらっしゃって」と言った。……いらっしゃってって何か変な言い方だなと思ったのは私だけだろうか? 「こちらへいらして」でいいような気がするけどな。それはともかく、呼ばれてやって来たのは、あの青い目の彼女だった。祖母がわざわざやってきたのは、彼女と引き合わせるためだったのか。政略結婚させる気なんだねー。

 学祭の間、彼女をエスコートしろという祖母の命令に、環は従った。「わかりました」と答えた時、理事長が映っていたのが印象に残った。そして、先ほど自分が環に聞いた、須王の家を継ぎたいかという質問に、自分もまだ結論が出ていないというような事を言っていた。……環は跡継ぎとして連れてこられたけど、その跡取りを汚らわしいから触るなと祖母は言っていた。跡継ぎだから仕方なく引き取った、つまりコマとして環を見ているんだね。そしてそれは理事長に対しても同じように感じた。
 そしてもう一つ印象に残ったのは、エくレールに微笑みかける環を見て目を見開いているハルヒだった。ふうん。やっぱりそうだったのね。解っていたけどつまらないなぁ。……だって私は環より双子が好きだから(笑)
 環はそれっきり戻って来ていないようだった。何者なんだと言う双子に対し、鏡夜が答えるのかなと思ったけど、答えたのは意外にもれんげだった。伯爵家と来たか。しかも日本の企業を次々と買収している外資系企業でもあるらしい。……さっき理事長が鏡夜の父に言っていた事もこれに関係していたりしてね。鏡夜は、何故その令嬢が環に会いに来たのかは知らないと言っていたけど、理由はやっぱり政略結婚しか思いつかない。しかし、彼女はいったい何歳なんだろう? 顔を見ていると、環たちより年上に見えるのだけど。

 目的は環に会うためなので、学祭には全く興味がないのは当然か。どうすれば喜んでもらえるのかと問いに、エくレールは環のピアノが聞きたいと言った。
 エくレールをエスコートする環を見てから明らかにハルヒの様子がおかしい。一人で第3音楽室に戻ってどうやら着替えているようだった。そこへ二人がやってきた。
 演奏中の会話は環にとって痛いものだった。家族同然に思っている仲間なのに、それをままごとだとバッサリ言ったり、先ほど父に叩かれた鏡夜を持ち出して、環の我が儘で皆が辛い思いをしているのではないかと言ったり……。彼女が環をどう思っているのかは知らないけど、ホスト部を止めさせようとしているのは明らか。また、そう言った時の描かれ方が性格が悪そうに見えてしまうなぁ。
 さっき鏡夜が言っていた言葉を思い出して、とうとう演奏する手が止まってしまった環。皆が色んなものを犠牲にして今までつき合っているのかと思い始めていた。ハルヒの時間を奪った事まで思い至った時にドアが開いてハルヒが顔を出した。……犠牲という言葉は適当ではないけど、確かに部活をしている間は他の事ができないよね。でも、いくら強要されたからといっても、本当に嫌なら拒否するだろうから環がそこまで気に病む必要はないと思うなぁ。
 その場に入って来たハルヒを見て、エくレールはヤキモチを妬いているようだと指摘した。ハルヒは当然否定したけど、誰の目にもヤキモチにしか見えないよ(笑) ヤキモチを妬いたのかと嬉しそうに言う環をじーっと眼鏡越しに見ていたエくレールが面白かった。すると今度は灯りのついた電球が現れた。彼がハルヒが好きなんだと気づいたのかな。……それとも環に興味がなかったけど、ハルヒに執心な環が欲しくなったとでもいうのかな?
 違いますと言って立ち去ったハルヒを追い掛けようとして、エくレールに手を掴まれてそれを阻まれてしまった環。閉まるドアがこれからの事を暗示しているように見えた。ハルヒを娘という環に対して、エくレールは全てが解ったのだろう。その後、ソファーに押し倒した彼女は、「環が一番欲しいもの、私はあげる事ができる」と近づいてきたけど……環の一番欲しいものってハルヒになるのかな? だけど、エくレールが言っているのはそんな事じゃないだろう。自分と結婚すれば須王の家を継げると言っているんだろうね。

 戻ったハルヒを皆が「可愛い」と褒めるけど、当の本人はつまらなそうな顔をしていた。双子が環の行方を話していると、刺々しい様子で教えてあげていた。どう見てもヤキモチにしか見えないのに、本人は気づいていないから違うと本当に思っているんだろうなぁ(笑) そういう苛立ちを置いても、ハルヒは今回の環は無責任だと不満を述べた。しかし鏡夜は他ならぬ祖母の命令だから大目に見てやれと言った。それを聞いて思い出したのは、環を汚らわしいと言った祖母の姿。……環がホスト部の皆を家族だと言うのは、須王の家での寂しさから来ているものなのかもしれないね。理事長は普通に息子としての愛情は持っていそうだけど、忙しくて相手なんてそんなにしていなかっただろうし。使用人は環を可愛がっているけど、対等な関係じゃないしね。
 環への態度が冷たいのは、何か理由があるのだろうかと聞くハルヒに対し、皆が知っている事だからと環の事を話し始めた。顔は描かれていなかったけど、あれだけでも環の母が美人だという印象を受けた(笑)
 そんな生い立ちなのに、どうして環はあんなに明るく振る舞えるのだろう? 私もハルヒと同じように祖母を恨んでいたと思うしね。これはやはり少年時代の育ち方によるところが大きいんだろうな。
 ハルヒが考え込んでいると、全てを受け入れて今の環がいるのだから大丈夫だと鏡夜は言った。しかし、その言葉を打ち消すように最後にエくレールと現れた環は、表情を見せずにホスト部を解散すると告げた。
 いよいよ来週で終わってしまうんだね。

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at 23:54, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 24話「そして鏡夜は出会った」

 今回はこたつを使っての営業……。女生徒の反応を見ていて思ったけど、いくら何でもこたつを知らないなんてあり得るのだろうか? それは単に金持ちだから使わないというのではなく、世間知らずなおバカさんじゃないのだろうか? 実際鏡夜は知っていたんだし。
 その鏡夜だけど、環が「本来こたつは冬と決まっています」という説明に何やら反応を示していた。あれ? そういえば今回はコスプレじゃなく制服姿で接待しているんだね。
 最初、私は環×ハルヒが面白いと思っていたけど、今では双子と一緒にいるハルヒがいいなと思っている。でも、冒頭の鏡夜と一緒に立っているハルヒもいいなと思った(笑) クールな鏡夜が、どうしてホスト部なんて突拍子もない話に乗ったのか、と不思議そうに聞くハルヒに対し、鏡夜は環を見て「突拍子もないからさ」と答えた。なるほど。

 環と出会うまでの鏡夜というのは、何ともつまらない人生を送っていたんだな。それまで自分に話しかけてくる人間はどの家の息子なのかと判別してから態度を決めていたらしい。話しかけてくる生徒たちは、あの映像からは打算で話しかけているようには見えなかった。だからこそ、鏡夜の黒さが浮き彫りになる。誰とも本心からつき合うつもりなんてこれっぽっちもなかったんだね……。
 山荘に遊びに来ないかと誘ってきた生徒が、有名なファンドマネジャーの息子だからという理由で、天体観測なんて興味はないのに誘いを乗るのは彼の父親に興味があるからなんて(汗) でも、興味がないそぶりなんてしないし、本心ではどう思っているかを悟らせずに無難につき合うのだろうね。そしてこれまでずっとそうしてきた。完璧に演じてきたのかな? 今回の話では環との関係がクローズアップされるので、語られないと思うけど、そういった鏡夜の振るまいを感じ取っている人間はいると思うんだけどなぁ。あ、いや、皆普通に話しかけているから全然気づいていないのかな。う〜ん。山荘に誘ってきた彼が最後に父がどうの〜と言っていたので、実は内心皆そういった計算の上でつき合っているのかもしれない。うわ。嫌な世界だなぁ。まだ中学生なのに。

 それでも鏡夜は三男坊なのは前回ちらっと見せた過去のシーンで知っていたけど、姉がいるとは思わなかった。そして、かなり歳が離れているんだね。兄たちももう成人しているのだったっけ? そして彼女には天体観測には興味はないけど、父親に興味があるから誘いに乗ったと正直に話しているらしい(笑) こんな世界に生きてきて、あんな家庭環境なのにどうして鏡夜が心底嫌な人間に成り下がらなかったのかは、ひとえにこの天然な姉の存在によるところが大きいのだろう。
 跡継ぎにはなれないのだからと鏡夜は言う。だからこそ気が抜けないと。かけられた期待には確実に応え、しかし決して前には出ないで必ず兄をたてる。最初から立派な額縁に入れられたキャンバスに完璧な絵を描く。それを仕事だと割り切って山南を演じているのだと彼は話していた。自らその枠を越えようとは思わないんだね……。姉はそれを聞いて寂しそうな顔をして「でもそれで楽しいの?」と、誰もが思う事を鏡夜に尋ねていた。少し間を置いて鏡夜は「そんな事は関係ないですよ」とぽつりと答えただけだった。
 その答え方から、楽しくないと思っているのは明白。それは絶対者たる父親がそうさせているんだろうな。そして鏡夜自身も自分は実力はあるのに、ただ三男だからと諦めてるんだね。見ていてこの姉の存在はやっぱり鏡夜にとってとても大きいんじゃないかなと思った。ちゃんと家族がいるのだもの。本性は魔王(笑)だけど、性根は腐らなかったのが何よりの証。しかしお姉さん、散らかしっぱなしはどうかと思うぞ?(笑)

 朝食の風景は寂しいなと思った。あんな朝食はとても美味しくいただけないだろうな。そこで出て来たのが環の話。最初は父親のアドバイスによってまたもや計算ずくの友人になろうとしていたのか。この食事風景、陽があたって明るく見えているけど、色をなくしているように見える。そしてそれが15年(?)間の鏡夜の人生を表しているのだと思った。環に出会う事によって、彼の人生に色が付いていくのだと説明しているのかなー。
 人を見抜く力があり、見抜かれない自身があったと鏡夜は言っていた。そして実際これまでそうだったのだろう。でも、環にはそれが通用しないのが、このモノローグが充分物語っている。もちろん、視聴者はこれまでずっと「ホスト部」を見てきたのだから、この後環と出会って鏡夜がどう感じ変化するのかが楽しみなだけんだんだけども。
 環が理事長の息子だというのは以前鏡夜がハルヒに言っていた。しかし、20話で彼の複雑な家庭環境を知り、単なる脳天気ではないのが解った。しかし、まだ環と会ってない鏡夜にとっては、妾の子でありながら後継者が不在であったためにその座を手に入れた運のいい人間。つまり自分とは違う。最初の印象では嫌な奴とハッキリ思っているワケではないだろうけど、面白くないと思っているのはその「運のいい奴」という言葉と表情が物語っている。

 委員長と副委員長にまずは引き合わせられた環は、今と変わらない性格だった。……環の過去も知りたいなぁ。鏡夜とは違うけど、そのような境遇でもまっすぐに育ったのはすごいなと思うもの。しかも鏡夜のように腹黒くないし(笑)
 笑顔で手を差し伸べた環を見た鏡夜の表情は意外なものでも見たようだった。しかし驚いたのも最初だけで、後は値踏みするような目をしていたなぁ。しかし、副委員長にかけた言葉に唖然とする顔には笑った。鏡夜の周りにこんあ人間はいなかっただろうから色々と衝撃だったに違いない。
 女性への態度は今と全く同じ。鏡夜はそれをお国柄かと言っていた。……フランス人とのハーフだったんだっけ? その後に鏡夜に握手をしようと環は手を差し出した。最初、鏡夜は握手しないのかなと思ったけど、そんな事はなかった。でも、すぐに握手してこない事から環は何やら気づいたのかもしれないね。あの表情は。

 鏡夜の環への最初の印象は、外国から来た人間のようだ。日本文化憧れ系と環を評して、それに則した対応をする事にしたらしい。しかし、会ってまだ1時間も経っていないというのに、鏡夜に色んな表情をさせている環はやはり凄いんじゃないかなー。こたつでここまで盛り上がったり下がったりする人間も珍しい(笑) 環のペースにすっかり引き込まれてしまったと今日の事を反芻していた鏡夜だったけど、それはやはり彼がああいったタイプに会った事がなかったからじゃないだろうか。
 こたつの喜びでうっかりしていたが、日本に来たら環は京都にまず行こうと決めていたらしい。しかし奈良の大仏と五稜郭とシーサーとなまはげって……。京都じゃないじゃん!(笑) しかも奈良の、と自分で言っているのに。バカだとは思ったけどここまでとは鏡夜も思っていなかったようだ。しかしここで呆れつつも順に回ろうかと提案するのが鏡夜のいいところだね。もちろん、仲良くしておかねばならないというのもあるけど、本来鏡夜は世話好きなのだと思わせる言葉だと思ったのだけどどうだろうか?
 多分、鏡夜にとっては何でもない提案なのかもしれないが、環はいたく感動したらしい(笑) 鏡夜に抱きついて「君は神さまだ! 大仏さまだ!」と全身で喜びを表していた。しかし、鏡夜ってモノローグで色々言っていたものの、他人に触れられても嫌悪を覚えない人間なんだね。こういった人種ってそういう人間が多いと思っていたのだけど、どうやら違うらしい。環のペースに巻き込まれたとしても、触れられて嫌ならさり気なく離れるだろうしね。

 ……と、思わず見入ってしまっていた(笑)

 京都に行ってからは本当に週ごとに観光しに行っていたようだ。最初からずっと環のペースにはまっているのに、それについて鏡夜はもう何も思っていないのだろうか? 既に諦めた?(笑) しかし、環の我が儘振りに今度こそと完璧なガイドをしようとリサーチして臨めば試験なのに遊んでやれない、なんて言い出すし。まぁ、ガリ勉しなくても鏡夜だったら主席キープもできるだろうけど、そう言われた時の鏡夜の顔には笑ってしまったよ。
 しかも完璧なガイド役をしようとしたのも、わざとなのか天然なのか、鏡夜の力を過大評価していたよ、なんて挑発するし〜。今までの鏡夜なら乗らないと思うけど、環に関しては悉く仮面をはがされているようだ。自宅で感情を露にして暴れている姿を見て、本人は認めないだろうけどお姉さんの言う通り楽しそうに見えた。会ってまだそれほど経っていないというのに、本当に随分変わったなぁ。やはり中学生なんだなと思える一幕だった。
 そんなワケで予定が変わって一人で外出していた鏡夜が帰宅すると、環が彼の家に遊びに来ていた。お姉さんが出迎えて、鏡夜に「お友だちが見えているわよ」と言った時に「友だち?」よキョトンとしていた鏡夜の顔が印象的だった。仲良くしなくてはならない相手であって、鏡夜にとって環はまだ友人ではなかったというワケだね。
 家にあがると環はピアノを弾いていた。それを聞いて鏡夜の二人の兄たちは涙ぐんでいた。それほど環のピアノの腕が素晴らしいという事なのだろう。鏡夜でさえ涙を浮かべていたのだから、ただ弾けるのではなくてその実力は確かなものだったのね。

 その後の部屋での会話の合間に鏡夜の本心が描かれていて面白かった。本人の前では隠しているとはいえ、内心はもうそこまでのレベルになっていたんだね(笑)
 しかし、後を継ぐ話になって雲行きが怪しくなってきた。隠してきた思いが環には見破られていたから。現状に全然満足していない目をしていると指摘されて、さすがの鏡夜も表情を変えていた。バカだと思っている人間が自分の本心を見透かしていたなんて、鏡夜にとってはあり得ない思いでいっぱいだったろうね。諦めがいいんだなと言われた辺りからどんどん鏡夜の仮面が剥がれていくんだね。何とか気持ちを落ち着けようとしているものの声が震えていたり、拳を握りしめたり……。そしてとうとう隠していた本心まで口に出してしまった。
 環自身はまだ跡継ぎとは決まっていないらしく、今はお試し期間だと説明していた。そして本人も後を継ぐ意思がないというか、そんなに執着していないかのように将来の事をあれこれ話していた。そんな姿は鳳家を継ぎたいと心の底では望んでいる鏡夜にとっては許せないものだったに違いない。望めば掴める立場にいるというのに、それをしない環に苛立ちをもう隠し切れなかった。

「ふざけるな!!」

 とうとう鏡夜は本心をさらけ出してしまった。他人に自分を見抜かれない自信があると思っていたのに、環はバカなのに見抜かれてしまった。……バカだからこそ見抜いたんじゃないかなと思う。鏡夜のようにこ難しい事は考えず、あるがままを受け入れているんだものね。そして鏡夜は本心をさらけ出したけど、環に暴かれてしまったと言った方が正しいのかもね。
 これまでずっと、用意された額縁、三男という立場から自分はどう足掻いても跡継ぎにはなれないと諦めていた。それを環は自分こそ何も努力しないで諦めているではないかと指摘していた。兄たちと実力は引けをとらないのに、ただ三男だからと理由でいつだってそれ以上を望めない事をいつも悔しく思っていた。
 そう思っている鏡夜には、環の言葉は目からウロコだったに違いない。

「兄貴たちを越えたきゃ越えればいい。何もしていないのに諦めているのはお前の方だ」

 ずっと周囲からは出来はいいのに三男だからと言われ続けていたからに違いない。何もしようともしないで諦め続けていたのは。だから、越えたきゃ越えればいい、なんて自分では思いもよらなかったんだろうね。それを聞いた途端に、今まで大人しく与えられた枠内でしか絵を描いていなかったのに、大きな筆が力強く走り始めたのがとても印象的だった。枠内をはみ出たんだね。
 次の瞬間に環が「こたつを用意してくれたんじゃないかって遊びに来たんだが」とケロッとしたように言うのが良かった。鏡夜が喧嘩を仕掛けたように見えなくもないけど、ただ本心をぶつけ合っただけなんだね。そう言っている環は懐が大きいんだなぁと思った。
 次の瞬間に思いきり笑った後、完全に仮面を取った鏡夜がそこにいた。その後に映し出された枠を大きくはみ出て描かれた……5倍どころではないその大きな花からは、鏡夜がどれだけ自分を抑え続けていたのかがよく解る絵でもあった。

 この作品は、ハズレの回の方が数える程しかないくらい面白い話ばかりだけど、今回の話は私の中ではかなり上位を占める話だった。

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 そして最後に、ようやく感想が書けたのでリンクを貼っておこうと思う。20話の感想はコチラ
 というか、明日は遅刻するかもしれないなぁ(笑)

at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 23話「環の無自覚な憂鬱」

 さて、ハルヒが女の子だと知ってしまった笠野田。男だと思っていた時から好意を持っていたから、女の子だと知ればもう迷う事はないか? それによって一波瀾あるのかなぁ。今回はタイトル出るのが早かったな。
 慌てて外へ出れば、双子が目を光らせて「見〜た〜な〜!」と迫ってきた(笑) 気づいてから全速力で走ってきたんだね。あれからそんなに時間が経っていないように見えるので、皆必死だったに違いない(笑) それに驚いて……って、笠野田って意外と小心者なのか? しかし貧乏ゆすりは止めろ!
 更に後ろには、真っ白になっている環を挟んでモリと鏡夜が立っていた。それだけでもビクつくには充分か? ハニーは何処に行ったんだろうと思っていたら、笠野田の目の前にしたのね(笑) いつになく冷たい眼差しで、ボソッと「ハッキリしない男って、ボク、クズだと思う」と言うハニーに、双子の時よりもビビッているのに笑えた。これまで人間ブリザードとまで言われていた人間の反応とは思えないなー。しかも彼のハニーに対する認識は、まだラブリーアイテムなんだね(笑)
 双子の詰問に、下着姿を見たと答えた笠野田に、言葉もなくショックを受けている環だけど、う〜ん……正直ウザイかなぁ。それよりも双子の反応の方が面白かった。目を光らせて、「取りあえずぶん殴って記憶なくさせるしか!」と言いながらバットで殴ろうとしているし!

 しかしそれを止めた鏡夜。でも揉み消すのが面倒って! 記憶をなくさせる云々の双子のやり方には反対じゃないのね(笑) それに鏡夜の事だから、さらりと怖い事を言うんだろうな。最初の頃にハルヒにもさらりと凄い事を言っていたしね。
 バレてしまったからには話し合うしかないと言いつつも、後ろにイメージカラーの薔薇を飛ばしながら、眼鏡を光らせて話しているその姿は話し合う姿勢ではないのを物語っている(笑) 「君もその筋の家の御子息なら噂ぐらい耳にしているだろう。我が鳳家を敵にしただけでも、日本政財界の黒タマネギ部隊と呼ばれる、鳳プライベートポリスが動き出してしまう」って脅迫しているし! そんな事態は避けたいよね?とにっこり爽やか笑顔で言われても(笑) 笑顔が爽やかでも後ろのオーラが物凄く禍々しいですよ! 笠野田も明らかに脅迫だと伝わっているみたいだし、鏡夜が一番怖い存在だと、次にハニーが怖いのだとこれで知ったんだろうな。
 そこへ止めに入ったハルヒと見た笠野田は、彼女を見ただけで頬を赤らめていた。それを見て「女と知って惚れたか?」と馨が突っ込んでいたけど、他人の事には気づくのに、自分の事となると鈍くなってしまうんだね〜。

 最初は環だけだったのに、次には双子も同様の妄想をするようになった。そして今回は笠野田も……。ハルヒに惚れてしまう男の子たちは皆同じ妄想をしてしまうのね(苦笑) しかも話してもいいと言ったハルヒの言葉を過った解釈をしていたし〜。そして何をするのかと思えばホスト部にやってきてハルヒを指名していた。
 それに反応する女生徒たち(汗) ああ、やっぱりそんな展開にさせられてしまうのね。笠野田はハルヒが女と知っているから来たのだけど、彼女を男だと思っている女生徒にとってはこれは待ちに待った瞬間なのか? しかし貧乏ゆすりは止めろ!
 笠野田がハルヒを指名すると、周りから悲鳴が轟いた。そしてやっぱり現れたれんげ。他の女生徒には“さま”付けされているよ(笑) 目を光らせてれんげは「遂に現れたの? ホンモノが!!」と、それはそれは嬉しそうに言っていた……。

 しかしれんげってハルヒが好きなんじゃなかったの? 以前、環がそれを指摘すると別物のような台詞を言っていたけど理解できない。自分が好きな男の子をそういう妄想の餌食にしているなんて何を考えているんだ!? 脳内で勝手にするならまだしも、れんげの場合は大っぴらに言っているからなぁ。このアニメって女ばかりが見ているワケじゃないと思うので、自分を好きだと言う女性が、実は脳内で自分と自分の友人でそっち系妄想していると知った場合、どういう風に思うのか率直な意見が聞いてみたいなぁ。
 私は、最近は全然できていないけど人の日記を読むのが好きだ。中には何を考えているんだコイツという日記も読んでいた。何でそう思ったのかと言えば、電車に乗っている時とか、喫茶店から道ゆく人を見て、全てそんな妄想ばかり書いていたのを見かけたからである。曰く、思うのは自由なんだそうな(苦笑) 確かにそうだけど、ただ一緒に歩いているだけどホモにされてしまっている男性諸君に心から同情したものだよ……。
 それはともかくとして、女生徒の会話に当然ながら笠野田はついていけないようだ。女たちの中でそういう世界があるなんて彼は知らないものね。というか、この作品に出てくる女子は皆こういう世界を妄想して喜んでいるから、女が全てこういう事を考えて喜んでいると思われたらたまらないね。ハルヒ以外にまともな女キャラはいないのか!? それにしてもここの女生徒たちって、ハルヒが女だとは誰も思わないんだね……。

 そんな和やかな二人にヤキモキする双子がいいよ! ハニーの言う通り、どうして邪魔しに行かないのかなと思っていたら、軽井沢の一件が引っかかっているのね。ここに来ても環はずっと魂が抜けた状態のまま。今回もいいとこなしなのかなー? と思っていたら双子に放り投げられてしまった。
 全然役に立たない環を見兼ねた光が携帯で言うには、このままだとハルヒの行く末は姐さんだそうな。……想像もつかないや(笑) しかしそれで目が覚めた環が、猛烈に笠野田へ食って掛かっていた。またしても「お父さん」発言をする環に、笠野田は直球で返していた。「藤岡のお父さん? その若さで?」と問われて環の表情がなくなっていくのが哀れ。今回は崩れ方が凄まじいなぁ。でも、これって女生徒も一部始終見ているんだよね? それでも環への評価が変わらないのが不思議だ……。

 気づいた環が整理をしなくてはと言い出した。しかしその発言に私も馨と似た思いで聞いていたよ(苦笑) 無自覚だったのか。そこまでだとは思っていなかったよ。やっぱり馨の方が環よりも何倍も精神年齢は上なんだなぁと思う一幕だった。笠野田はお気の毒としか言い様がないけど、男として生活しれいる云々よりもハルヒが天然だと早く分かれといいたい(笑)
 結局、笠野田が振られた事で環の気持ちについてはそのまま終わってしまったみたいだけど、環が自覚するのはいつの日なんだろうね。それに比べたら、光の方がまだ自覚しているんだね。
 最後は皆で缶蹴りをしていたけど、笠野田の表情が、先週までとは全然違っていたのが良かったな。舎弟たちとも上手くいって、今回の件で友だちもできた。でも……ハルヒにはずっと友だちだと言ってしまったものの、彼女への気持ちが消えたワケではないよね? 後は残り話数が少ないと思うのだけど、今後も出てくるキャラなのかなぁ?
 ハルヒの手を取って、一緒の隠れようとしている環を追ってきた双子と鏡夜。鏡夜までが一緒にやってくるとはちょっと意外だった。ハニーとモリがいないのでおかしいなと思っていたら、二人は木の上で隠れていて、そんな5人を見ながら話していた。ハニーによると、光は発展途上型の無自覚で、環は明らかにハルヒが好きなのに、自分では解っていない超鈍感だそうな(笑) 更にハニーの分析によると馨と鏡夜にも環と同様に無自覚が隠れているそうな。う〜ん。でも、馨はまだ自覚している方なんじゃないのかなぁ。ただ、彼もまだハルヒよりも光の方が順番が先というだけで。鏡夜の方は分析通りだと思う。彼がこれまでに会ったどんな女性とも違うだろうし。一番意外だったのは、彼らの事を話しているハニーだったかも(笑) ちゃんと見ていたんだね。また、後輩たちの事をあれこれ言っていたけど、ハニーとモリ自身はどうなんだろうね。

 あと、今日ようやく録画に失敗した20話を手に入れる事ができた。でも、平日は見る時間がないと思うので、感想は週末かなぁ。来週の感想にリンクを貼ろうかと考え中。でも、今さら書いても仕方がないかなぁとも思っていたりして(汗)

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at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 22話「モリ先輩に弟子入り志願」

 ヤクザまで出てくるとは思わなかった……。眼力が更におっかないと言われ、学校でムカつく奴がいるに違いないと組の者が言っていた。その直後に「銛之塚崇!」とフルネームで呼び捨てしていたので、まるで決闘でも申込むような趣ではあるけれど、タイトルでネタばれしてしまっているので、全然効果なし(苦笑) だから普段から予告なんてのもいらないと言っていると言うのに……。最近のアニメってタイトルでネタばれし過ぎ!

馨「幕末大好き女子は、想像以上に多いんだよ」

 はい、その通り(笑) 私も好きである。新撰組に限って言えば私は土方さんが、五稜郭の戦いでの土方さんが好きだ。
 だけど、れんげの言う後者の解説は不要である! 何でもかんでもそっち方向へ話を向けるな! というか、実際がどうであったにせよ、現代も含めて実在する人間をそういった方向で妄想するなと言いたい。芸能人なんて持っての他だよね。ネタとして喜んでいる人なんて数えるくらいで、大概は気持ち悪い思いをしているんだから。
 ところで、いつから沖田が美少年と言われるようになってしまったんだろうか?
 それにしても、次々と新撰組のメンバーの名前が出てくるなんて、ホスト部に通う女生徒はれんげ並みのマニアなんだろうか? 私は新撰組自体に関してはそんなに興味はないからなぁ。

 鏡夜によると、笠野田はクラスメイトから人間ブリザードと呼ばれているそうな。目が合えば相手に三ヶ月悪夢を見せ、肩にぶつかれば病院送り。口答えしようものなら墓場へ直行って……そりゃ友だちなんて出来ないよ(笑)
 ホスト部の面々はどうなんだろうと思っていたら、凄まれてソファーの後ろに隠れたのは環と双子だけだった。鏡夜はメモを取るのに夢中で、ハルヒはそれを興味深そうに見ていたので眼力が効いてなかったようだ。しかし正面からぶつけられても、魔王と天然だからその眼力も通用しないんだろうなー。
 しかし本人は子どもの頃からその目つきがコンプレックスだったようだ。目つきが悪いだけで「今世紀最大の極道になる」って(笑) 極道の帝王学って楽しそうだなぁ。まぁ、目つきの悪さで誰も近づいて来なかったそうだけど、それところとは関係ないんじゃないかなぁと正直思った。目つきが悪いってだけで人が寄らないって事ないだろうし。本人の性格も手伝っているんじゃないかな。目つきが悪いから人が避けるのと諦めている感じがした。
 ここで彼がモリに弟子入りしようと思った理由が明かされたけど、それはモリにとってはショック極まりないものだった(笑) 本日吹き出した箇所はここだ! そして、双子に何とかしなくていいのかと言われていた環は、いつもだったら先陣を切ってお節介をやくのに今回は「決めるのはモリ先輩だ」とキッパリ言い切った。
 自分たちが口を挟んでいい事じゃないという環にモリはいつもの低音で「環」と名を呼んでいた。何を言うのかなーと思っていたら「タスケテ。」と必死の形相で頼んでいた! 二度目に吹き出した箇所だった(笑)

 ボサノバ君と決定されてしまった笠野田。ホスト部のペースにはまったらもう逃げだせないよね(笑)
 環の解説に納得しているハルヒと双子は、モリに追い討ちをかけていたシーンにも笑ったなぁ。

 どう見ても遊ばれているようにしか見えない笠野田だけど、それでも自分のためにしてくれてるんだと思っている辺りいい奴じゃないか。せっかくハルヒが善意のチクリをしてくれていたというのに(笑) そしてハルヒを女だと知らないのに、彼はどうやらハルヒに惚れてしまったようだ。あのズキューン!という効果音が分かりやすかった。そんな事になっているとは知らない環たちは、何としてでも笠野田をイメチェンしようとしていた。……ネコ耳メイド姿はやり過ぎだけど(苦笑)
 そこへやってきた鉄也。彼は出てきた最初から、笠野田がどんなに凄んでも普通に話しかけていた。さすがにホスト部と関わってしまった初日とネコ耳メイド姿には引いていたけど(笑) ハルヒが「イメチェンなんて必要なのかな」と呟くと、ハニーが「早く気づくといいね」と答えていた。
 クラスメイトの言葉を思い出して、笠野田は「なんでいつも俺は」と自分を責めるような事を言っていたけど、それは違うだろう。単に目つきが悪いというだけで好き勝手に言うクラスメイトの方が悪い。目つきが悪いというだけで、笠野田がどういう人間なのかを知ろうともしないで勝手にイメージを押しつけているんだもの。実際、傷付いた雀を助ける優しい心の持ち主なのにね。でも、これは極道として教育を受けていた弊害で、そういった面を表に出してこなかったのも原因だね。

 Bパート冒頭から、モリが狙われているんじゃないかと思わせられる事件が起きていた。笠野田は、モリが誰かに恨まれているんじゃないかと心配していたけど、誰が見たって笠野田繋がり。しかし騒ぎにならないようにモリたちは彼に黙っていたらしかった。自分を助けてくれたのかと問う笠野田に、モリは彼の頭に手を置いて「どちらが悪人かは、見ればわかる」と答えた。うん、人間中身だよね。ハルヒが何故自分を怖がらないのかと不思議に思っていたけど、彼女も外見で判断しないから目つきが悪いからという理由で避けるなんてあり得ないよね。しかし、笠野田って、意外に背が低いんだね。それともモリが高いだけ?
 二人組が笠野田を襲ったのは、自分たちの頭の息子が誘拐されたと思い込んでいたかららしい。そして坊ちゃんとは鉄也の事だった。なるほど〜。
 素性を話し始めた鉄也は、自分の家の手段を選ばぬやり方に不満を覚えていて、出奔したんだとか。独りぼっちで途方に暮れていた時に笠野田に会ったそうな。しかしこの告白を効いていて思ったんだけど、だったら後を継いで今までのやり方を変えようとしたらいいんじゃないかなぁ。笠野田組と争う間柄だったとしたら、手を組む方向に持っていけないくもないだろうし、二大勢力(?)が手を組んだなら、チンピラどもだって一般の人に迷惑をかける事もなくなるだろうし……って夢見過ぎかな??

 投げられたペンキ缶を蹴ったのはハニーだった。しかしハルヒに中身がかかってしまい、彼女は部室まで着替えに行った。事が終わった後で笠野田はハルヒに謝りに行かねばと急いで部室に向かったけど……皆、笠野田がハルヒを女だと知らない事を失念しているかのようだね(苦笑) ハニーなんてわざわざ場所を教えてあげていたし。
 今回もいい事をした!とスッキリ爽やかな環と、今回は何もしていないじゃないかとそれに突っ込む双子たち。鏡夜がハルヒが着替えに行ったのを教えるまですっかり忘れているかのような反応だなー。
 男だと思っているからノックも遠慮もなしで中に入っていく笠野田は、バッチリ着替えている彼女を見る事になってしまった。しかしハルヒが着替えを見られて赤くなる姿なんて初めて見た気がするのだけど? 最初の頃より自分は女であるという自覚が芽生えたという事なのだろうか?
 そして、話が続くとは思わなかったので驚いた。笠野田って、一度きりのキャラではなくて、準レギュラーキャラなのかな? もうラストまで数話らしいから、このまま恋愛関係に話を持って行くのだろうか。

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at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 21話「いつかカボチャになる日まで」

 リアルタイムで見たのかなー。先週分の録画を失敗したと書いたけど、何とか録画している人が見つかったのでその人にダビングしてもらう予定である。ただ、マレーシアに出張しているそうなので、手元に届くのはいつになるやら……。まぁ、感想が書けたらその週の「ホスト部」記事にリンクを貼る予定である。

 さて、珍しく長いタイトルだなぁと思ったのが最初の印象だった。馨が喋っているという事は双子がメインの話なのだろうか? 何でカボチャなんだろうと思っていたらハロウィンだったのね。
 今回、初めてれんげがいいなと思った(笑) 初めてみる制服でハロウィンの事を語っているシーンでは、髪の毛の動きが丁寧だなぁと思った。おもむろにリモコンを取り出して、制服について語っていたけど、やっぱり自分で作っていたのかー。さすがの双子も呆れてる感じだな。人の話を聞いていないし。

 桜蘭では校内模試の採点の被る10月の末日まで授業が休みで学院内での仮装パーティが許可されているのだとか……。羨ましい限りだ(笑) お茶したり映画を上映したりというのが慣例らしいのだけど、れんげの発案できもだめし大会に決定していた。委員長の反応から、彼はきもだめしが駄目なようだね。こういう人間は脅かしたくなってしまうなー(笑) 双子は賛成するだろうなと思っていたらその通りになっていた。そして委員長が駄目なのを知って遊ぶんだろうなー。「反対の人はいませんか!?」とハルヒに反対してくれと見ていたけど、ハルヒが気づくワケないじゃないか(笑) 委員長という立場から、反対意見を出せないと思っているんだろうなー。ところで、今回初めて「エウレカ」のレントン役の声優の人が話しているのが聞き取れた。

 ホスト部もハロウィン仕様で活動中だった。確かにコスプレしてお茶しているのでは、ホスト部と変わらないよね。部活動を休んでまでクラスのイベントの準備をしようとする双子は相当楽しみにしているのがわかる。
 それを聞いた環が焦っているけど、私はやっぱり双子が好きだなと思った瞬間でもあった。環、かなりウザいよ。また“夜の学校”と聞いて繰り広げられたミッドナイト劇場では、またしてもあり得ないハルヒの姿が(苦笑)
 冒頭で馨のモノローグが入っていたけど、環が自分を父、ハルヒを娘と呼ぶのを「魔法の呪文」と言っていた。なるほど、今まで単にギャグとしてしか受け止めていなかったのだけど、他にも意味があったんだねー。この作品は深く考えずに見ているので思いも寄らなかった。

 庶民ルールで300円て!(笑) クラスメイトが楽しそうに話しているのを見て、ハルヒだけは他人事のように見ている……。そこへ委員長がハルヒと話をしようと呼び出していた。恐怖症を並び立てていたけど、単に怖がりなだけなのね。双子には言わないでくれと頼んでいたけど、それを彼らが聞き逃す筈ないじゃない〜(笑) ハルヒにもお気の毒にと言われてしまい、後半は委員長をオモチャにして楽しむ双子が見られるのかなー。
 早速楽怖い話を始める双子がとても楽しそうだ。そして私もそういう迷惑な人間なので、彼らの楽しさがよくわかるよ!(笑) 抜けてしまった委員長の魂を戻してしっかりしてと励ますハルヒだけど、ハルヒの方がダメージを与えていたんじゃないか〜? しかも悪気がまったくないから困ったものだ。
 ところが話が違う方向に行ってしまった。委員長は幼馴染みの百華が好きらしい。しかし幼馴染みなのに名字で呼んでるのかー。と、ここで双子が愕然としていた! 委員長の純情ぶりを見て、一緒にいてはいけない国の人だと遠ざかってしまったよ。そうか、無差別に遊んでいるのではなく、ちゃんと遊んでいい人といけない人と区別しているんだね。そして環はいぢめめていいタイプのピュアさんなんだ(笑)
 それがわかると脅かすのを止めて協力モードに入ってしまった。う〜ん、という事は猫澤が活躍するって話になるんだね。委員長だけでなく、双子やハルヒまでが叫ぶほど驚いているのには驚いた。……私だったら多分あんな反応はできないかなぁ。ところで、今回初めて出てきた委員長は、早速特技持ちなのを存分に披露してくれたと思う(笑)

 さっき、委員長を怖がらせるために話していた時計塔の魔女の話がここでも効いているとは思わなかった。しかしあの登場の仕方は貞子だな……。四人とも石化するほど驚いていたけど、ようく聞かなくても誰の声かと気づけよと突っ込みたい(笑)
 ここで皆逃げ出してしまうのだけど、最初のモノローグから組み合わせはハルヒと光、委員長と馨なんだろうな。と思ったらその通りだった。罠に引っかかってしまう二人だけど、密着状態になったのを知って光が赤くなっていた。やっぱりそういう方向に行くんだねー。もちろん大歓迎だ! 前はふぉちらでもいいと言っていたけど、今は環よりも私は光を応援したい。
 一方、委員長と馨は同じ方向に逃げていったのだけど……出てくるのは委員長だけだなぁ。フランケンの扮装をしたモリに驚いたのはまぁわかるとして、ハニーの意味不明な脅かしにも悲鳴を上げてしまうとは(苦笑) ようやく追いついた馨が委員長に「落ち着いて」と言っていた。最初は驚いたけど、すぐに冷静になったんだね。なのに再び登場した猫澤家の使用人二人に閉じ込められてしまった。この二人、楽しそうだなぁ(笑)
 環とハニーとモリがいるのだから、当然鏡夜も来ている筈だけど……鏡夜は脅かす側に参加するつもりはないようだ。何しに来ているのだ?(笑) しかも懐中電灯で読書しているよ。更に視力が落ちるんじゃ……。
 さて、再びハルヒと光の方へと画面が変わり、どうなるのかなーと期待していたというのに光は馨に意識が向いてしまった。あ〜あ。でも、かなり意識しているシーンが見られて良かった(笑) それを「許せん!」と涙を流しながらヤキモチを焼いている環。自分でしかけたというのにねー。こんな展開になるとは思っていなかったんだろうね(苦笑)

 馨は一人の時はわりと冷静で常識人で、光は一人でもうるさいし非常識だそうな(笑) その通り、委員長と一緒に閉じ込められた時の馨は普通の人だった。委員長と百華が上手くいくようにシナリオがあったと暴露していた馨に対し、委員長は「今の関係を崩したくない」から何もアクションを起こす気はないとモジモジしながら告白していた。それを聞いて馨は「それは委員長の馬車の魔法」と例えていた。そこで環がハルヒを娘と呼び、ホスト部の皆を家族に見立てているのを、今の関係を崩したくない「魔法」だと言っていた。
 だけど、馨が言っていたようにそんな関係がずっと続けられる筈がないんだよね。馨だってハルヒの事が好きだと思うけど、恋愛感情ではなさそう。当事者でないから見えるのか。いずれハルヒを巡って環と光は衝突してしまうのかなぁ。他の三人も興味はあるけど恋愛というところにまではいっていないだろうし。こういうのを見ると終わりが近づいているんだなぁと思わざるをえない。
 今までずっと一緒にいた光が別の道を歩むのを予感して、馨のあの横顔はとても寂しそうだった。そんなところへ光が血相を変えてやってきた。その時の馨の嬉しそうな表情が印象的だった。軽井沢では光が恋愛なんてまだ先だと言っていたけど、その通りだったね。恋愛に発展するレベルにまで好きになっているけど、順番としてはまだ馨より下なんだね。

 今まで違う班が自分たちを脅かしていたと思ったのに、きもだめしを中断して探していたと聞いて不可解に思う一同。そこへれんげともう一人の女生徒の悲鳴が上がった。きもだめしの発案者だけど、れんげは普通に怖がりなのかな?
 そして第三者がいると思っていないから、現れた影を見て皆叫んで魂が抜けていた(笑) そういや恐がりには臆病大臣と言うと言っていたんだっけ? 全員驚いたから全員が臆病大臣かー。良く見れば明らかにベルネゼネフじゃないかと言っていたけど、誰も気づかなかったのか……。わりと冷静な馨が気づかなかったのなら、誰も気づけなかったのかな!?

 最後、光がもう一歩先に進みたいと気づき始めたらどうしようかなと言っていた馨は、その時が近いとひしひしと感じてるように見えた。混乱するのかな。それとも寂しいけど歓迎するのかな。いや、本当にラストに向けて走り始めたように見えた。現在も原作は読んでいないのだけど、今どういう状況なのかなー。アニメは原作に沿っているのか、それとも敢然オリジナルに進んでいるのかそれすらわからない。

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at 19:08, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 20話「双子があけた扉」

 一卵生双生児というのが皆こういう悩みを持っているとは限らないと思うけど、間違えられて嫌な思いをした人はかなりいるんじゃないかなと見ていて思った。だからといって、告白してきた女の子をからかうのは許されないと思う。まぁ、どちらでもいい、なんて答えてしまう彼女たちにも問題はあるけどね。ここで拒否していれば良かったのに、どうして皆々反応をしてしまうんだろうね。そりゃ、ショックを受けるに決まっているじゃないの。それはつまり光、もしくは馨本人を見ていなかった事になるのだから……やっぱからかわれても文句は言えないか(汗) というか声が全然違うのだから見分けられなくても聞き分けろよと言いたい。
 けどまぁ、自分たち以外に興味のない双子にとっては、女の子たちが告白してくる事もゲームにしてしまうんだね……。勇気を奮って告白したというのに目の前で手紙を破かれてショックだろうなぁ。まぁ、そんな人間だったと見抜けなかった彼女だってどうなのと聞きたくなるけどね(苦笑) だって、光に告白したのに馨でもいいなんて言っているのだもの。だったら光のどこが好きだったのかと思ってしまう。
 それはともかくとして、恐らくは最初からそれを見ている人物がいた。環だろうね。

 いつも二人の世界にいる双子。前回も世界は二人とそれ以外でしかないという説明があったっけ? 周囲が言っているように、双子は周囲を見下しているかもしれないけど、そんな双子を奇異の目で周囲は見ているんだよね。とはいえ、元より見下しているのだから、双子がそういうのを気にしてはいないだろう。また、自分たち個人ではなく常陸院の名前目当てに群がってくる人間たちなんて、双子にとってはつまらないものにしか見えないだろうな。
 クラスメイトが色々囁いていた中で、馨がそれは違うと否定した事柄が一つあった。それは自分たち以外は誰も好きになった事がないんだろうなという囁きだった。なるほど、そうだったのか。昔に世話係のお姉さんを気に入っていたのね。実は盗みに入ってきたお姉さんだったらしい(笑) 金庫を開けようとしていた彼女を翻弄する小悪魔っぷりが良かったな。しかし、10年前、彼らはどうして女の子の服を着ていたのだろうか?? あと、あんな判りやすい場所に金庫なんて置くなよとも言いたい。
 目的を果たして逃げ出すお姉さんとの最後の会話で、一生見分ける人間なんて現れないかもねという言葉は、二人にとってはショックだったろうな。見分けてほしいと思っていた人から言われたのだから更に。あの時見分けてくれていたら、彼らが捻くれて育つ事もなかったんだね……。

 すっかり捻くれて育ち、なおかつ他人を寄せつけないバリアを張っていた二人。しかしそれに気づかない鈍い人間がごくたまにいたらしい。うん、ズバリ環なんだね(笑)
 環は双子の素行を知っているのに、それでも話しかけたのは何故なんだろう? ハニーやモリの時と同様に、そうさせる何かが双子にはあったのかな。彼は昔から全然変わらずおバカさんだったのね(笑)
 誘っては見たものの、最初は撃沈。多分、ホスト部のメンバーの中ではこの双子が一番時間がかかったんじゃないかなぁ。お近づきになるには「どっちが光くんでしょうゲーム」で当てればいいと条件を出されたので、まずはその案に環は乗る事にしたようだ。常陸院の名前を加えたいだけなんだなと思っている彼らは手強いだろうな。
 二人の前では明るくマイペースに振舞っていたけど、教室に戻ってきたときはさすがの環も落ち込んでいるようだった。そして選んだ基準というのが語られていた。なるほど「仲間」なんだ。どういう意味なのかなぁ。

 誰も近づいて来なかったためか、めげずに話しかけてくる環を面白いとは思っていたようだ。環を「殿」と呼んだ始まりはここから始まったんだねー。あんなに大受けしたのに「飽きた」なんて言う双子。やっぱり見分けてもらえないのが一番大きかったんだろうな。
 一ヶ月と言っていたのに、もう終わりだと宣告した双子に当然環はくってかかる。そう来ると見越していたのか、双子は言ってはならない事を周りに人がいるにも関わらず環が私生児である事を暴露していた。うーん。でも、環にそんな過去があったとは思わなかった。屋敷の使用人たちにとても愛されているように見えたのだけど、そこに至るまでに色々あったのかな。それでも捻くれずに真直ぐに育った環はやはり愛されるバカなんだなー。
 ここまで言われたら、どんなに脳天気に見える人間でも今後は近寄ってこないだろうと踏んでいたからこそ言ったんだろうな。本当に人の心が解らない、解ろうとしなかったんだんぁ。環は怒ってもいいのに、立ち去る彼らをただ見送るだけだった。それは、彼らの本心を感じ取っていたからなのかな?

 もうガッカリさせられるのは嫌だから、これまでもうっかり近寄ってきた人間をそうやって予防線を張って弾いてきたんだね。でも、本心では近寄ってくる人間を待っていたとも見える。自分たちが傷付くのが嫌だから……今まで何度も傷付いてきたんだね……。
 大人しくなるとこの頃の双子は思っていたけど、ならないのが環だよね。不意打ちで現れた環に、どっちが光なのかを当てられてさすがの双子も驚いていた。でも、理由が勘だったので脱力していた二人がおかしかった。
 環は正直に見分けられないと告白したが、そこまでそっくりなのは才能だといい、考え方を変えて二人で一つの常陸院ブラザーズを極めていけと提案した。もちろんそれは二人が別個の存在であるとちゃんと認識しての発言だった。自分も見分けられるように努力すると言って去ろうとする環に双子が矛盾していると抗議した。しかし、環はそれがお前たちだろうと、それが個性だろうと返した。
 その回答が不服なのか、双子は更に噛みついた。そんな事をしていたら永遠に自分たちはセットでしか見てもらえないと。彼らは諦めているんだね。環がいくら頑張っても絶対に自分たちを見分ける事なんてできないと断言していた。そんなの最初から解っているんだと叫ぶ馨に、環は「だったら外したとき、なんでいつも寂しそうな顔をする?」と尋ねた。自分たちがそんな顔をしていたなんて夢にも思っていなかったんだね。
 しかし、馨はそこで何かを思い出した。何度も回想で出てきた女の子。二人に話しかけてきた女の子。彼女もどっちがどっちかを当てる事はできなかったけど、その後に当てられなかった事を謝り「泣かないで」と最後に言ったのを馨は思い出した。間違えられて悲しくない筈がない。
 環の誠実さが双子に届いた瞬間はとても感動した。見分けてほしいけど、見分けてもらえないに決まっている。そう叫んだ双子に、環は自分では無理だとしても、二人を見分ける人間が現れるかもしれないと言った。でも、ずっとこれからも二人だけの世界にいたら、永遠に二人を見分けられる人たちには出会えないのは確かだと環は告げた。だから一緒に部活を始めようと手を差し伸べた環に双子の心を揺り動かされたようだった。こんな風に言ってくれる他人が今までいなかったのなら尚更心に響いただろうな。勘だったとはいえ、確かに環はどっちが光なのかを当てた直後だったし。それまで曇っていた空が、環の言葉によって取り払われ、暗い闇を抜けて最後には綺麗な青空が二人の背後に現れていた。この辺りの演出は素晴らしいとしか言い様がなかった。

 一ヶ月後のミーティングのその日。第三音楽室の前に現れた双子。ここで光が「あのおバカな殿に感動してワケじゃないぞ!」と念押ししていたのが素直じゃないなぁと思えて良かった。それでこそ光と馨だもの。
 「単なる暇つぶしだ」と言っているけど、ここまで来たのは環の言葉に感動し、諦めているけど諦めたくない、自分たちを見分けられる人間なんていないけどもしかしたら……という相反する気持ちが鬩ぎあった上での結論なんだよね。もしかしたらという思いが強くなってやってきた。だって、二人の世界からちょっと踏み出してみないと会えないのは確かだと、環に言われて目からウロコが落ちたんだろうから。だからこそハルヒに会えたのだものね。
 扉を開けたその後に、最後の最後でタイトルが出て来たのが秀逸だと思った。そして改めて思った。双子が好きだと。

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at 21:52, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 19話「ロベリア女学院の逆襲」

 再びハルヒの家に遊びに来たホスト部。しかし……「ハ〜ルヒちゃ〜ん、あっそびましょ〜」って、君らは小学生か!(笑)
 ドアを開けて現れたのは蘭花さん。だけど、環たちは部屋を間違えたと帰ろうとした(笑) それを「こらこらこら」と言いながら皆を転がして戻した蘭花さん。鏡夜までも転がされたので流石だと思ってしまった!
 一応引き戻したものの、環への態度は相変わらずだった(笑) お菓子好きなんだ〜。あの嬉しそうな表情! しかしハルヒはお出かけしていたらしい。蘭花さんによると朝早く女友だちと出かけてしまったらしい。あまり想像はつかないものの、ハルヒだってたまには中学時代の友人と遊ぶだろうと帰っていくホスト部。しかし蘭花の言葉に皆の足が止まった。

「何しろ、名門ロベリア女学院の生徒がわざわざ迎えに来たんだから」

 ロベリア女学院とハルヒといえば、出てくるのはヅカ部しかない。環と双子の表情が面白かった。
 忘れた人のためにとの説明が始まったのだけど、いつ見てもおかしなキャラたちだ(笑) どこでもクルクル回って移動するなんて! 紅薔薇会なんて名のファンクラブもあるなんて本当に高校生なのかと聞きたくなる。そして彼女ら三人のすることにいちいち笑ってしまうよ。紅緒ってたこさんウィンナーが好きだなんて、密かに庶民の食べ物にでもはまっているのだろうか?
 しかしどうしてハルヒがロベリア女学院に来て、その制服を着ているのだろう?? 可憐だとかフェアリーだとか言って誉める三人はいいとして、言われるがままのハルヒはいったいどうしたの? でも、口づけの味も知らない〜と紅緒は言っているものの、ハルヒって既にファーストキスは済ませてしまっているんだよね。それを知った時の三人の反応が楽しみ(笑)
 その頃ハルヒの自宅でも、話を聞いた蘭花さんがヅカ部にいかがわしい事をされたらどうしようと混乱していた。ヅカ部ってそんなに評判が悪いのかな?
 しかし「ちゅう」だけ聞いて顔を真っ赤にさせる環って、今どき珍しい純情少年だなぁ。これだと手を繋ぐのにもかなりの時間がかかってしまうんじゃないだろうか?(笑)
 ちゅうと聞いて双子がダンスパーティーの一件を口にしだすと、環はすぐに二人の口を塞いだ。怪しむ蘭花さんとしばらく睨み合いをするものの、ハルヒを助けに行くぞの一言で皆すぐにロベリアに向かった。

 再びロベリア女学院では、ハルヒが説明を求めていた。蘭花さんは迎えが来て出て行ったと言っていたけど、買い物に出かけたハルヒを拉致したようにしか見えないよ(笑) しかしこのシチュエーション、かつてプールに連れて行かれてしまった時と同じだったような……? 双子がハルヒを捕えて、環が紅緒と同じように言っていた気がする。気がするが確認するのは止めようっと。
 そう思っていたら、ハルヒがホスト部の皆と同じだと呆れたように言っていた。それに過剰な反応をした紅緒には笑ったけど、本当に、やっている事は全く同じだし、発言だって変わらないな。
 ハルヒを連れて来たのは、撫子デーという白百合会創設者の誕生日を祝う特別公演で、ヒロイン役の生徒が事故にあったからハルヒに出てほしいと依頼するためだったそうな。でも、それだったら他の生徒をヒロイン役にすればいいのにね。ヒロイン演じたいって子はたくさんいるだろうに。
 しかしハルヒは「無理です!」「お断りします!」「すみません」と即答。その間、微動だにしない三人は、まさか断られるとは思っていなかったんだろうねー。ハルヒという人間を知らないんだね。最初に立ち直ったのは紅緒だった。演技ができないから断ったのだろうと事情を察して出番少なく、立っているだけのシーンが殆ど、台詞も数えるほどだと安心させようと詳しい説明をするのだが……。ハルヒがさっさと帰ろうとしていた(笑)
 演技がかった仕種で、いきなり紅緒は母親に謝り始めた。何でも彼女の母はロベリアの卒業生で、白百合会の大先輩で、男装の麗人として数々の伝説を残した人物だとか。その母親のようになりたいと思っていたけど、舞台が中止になったらその夢も潰えてしまうと嘆いていた。母親を持ち出されてしまったらハルヒは頷くよねー。でもそれを見る紅緒はやっぱり演技をしていた……。まぁ、母親云々は嘘じゃないんだろうけど。

 学院の外では、蘭花さんとホスト部が到着していた。ヅカ部について詳しい蘭花さん。ヅカ部は一度はまったら破産しても抜け出せなくなる魔性の花の蜜らしい。ハルヒが何かにはまったりするタイプと思えないという鏡夜の分析は正しいものの、彼女は母親の血を色濃く引いていて、本人も母親のようになるのが憧れらしい。蘭花さんいわく、何事にも動じないタイプ。ハルヒはそっくりだね。しかし鏡夜って本当に何でも知っているなぁ。
 新婚当時の蘭花さんは環とそっくりだなぁ。当時、掃除をしていた蘭花さんが見つけてしまったものとは、ハルヒ母のヅカ部コレクション! しかも大量にあったらしい(汗) それを聞いた皆の反応が! 鏡夜は相変わらずなんだけど、モリまでが青ざめていたのでビックリだよ!

 稽古中のヅカ部。結局ヒロイン役を承諾したハルヒも制服姿で参加していた。蕩々と述べる紅緒に憧れの眼差しで見つめる他の生徒たち。……ハルヒ……とんでもなく大根だったのね(汗) 紅緒が倒れてしまったのは、ハルヒの大根ぶりに衝撃を受けての事かと思ったけど、どうやらそうではないらしい(苦笑) 誰も突っ込まないのは何故だ!?
 学院内に潜入していた蘭花さんとホスト部。鏡夜がいないのはあのTシャツを着るのが嫌だったんだろうな(笑) 早速ハルヒを見つけるが、父もフォローできない大根ぶり。しかも歌うのかと思ったとき、ハルヒは歌の成績がとても悪い事が判明した。なるほど、成績は優秀でも芸術面は全然ダメなんだねー。
 しかし聞こえてきたのは普通の歌声。環と光は二人とも顔を赤くしていたな。でも、父よ、呆然とする以前に吹き替えだと気づけ(笑) 第一声が違うのでは? それから、紅薔薇の会って男でも入れるものなんだね……。
 あんな練習をするなんて嫌だなぁ(笑) そしてこの紅薔薇会には武闘派なんてものがあって、舞台を台無しにしたら体育館裏乙女集会は確実らしい。……体育館裏って(汗) それを知ってハルヒを救い出さねばと言っていた環。……ゴメン、あれ、何の真似??
 ようやく鏡夜がいない事に気づいた蘭花さんとホスト部。見ると彼は正攻法で学院内に堂々と入り込んでいた(笑) しかもシステムの説明を受けていたので、何かをやらかすんだろうねー。結局ヅカ部は鏡夜がいる限りホスト部には勝てないんだね。あの三人もヌケているし(笑)

 舞台が始まり最初に現れたのはハルヒだった。そしてその顔を見て皆仰天! 確かにメイク濃いな。でもあれって自分でしたのだろうか? 紅緒も同じ感じなので、舞台だとあれが普通なんだろうか? すぐにでも助け出そうとしていた環たちは、ハルヒの姿を見て最後まで見ようと考えを変えた。
 しかしここで他の生徒の囁きからキスシーンがある事が判明した。普段は寸止めだけど、ホスト部が来ている事を知っているし、最初に口づけの味を知らない云々と言っていたので、紅緒は最初からやる気満々みたいだね(苦笑) 台詞では「あの男への復讐だけは、どうしても消し去ることができない」と言いつつも環の方へと視線を向けていた。本気なんだ……。結局、この前の仕返しがしたかっただけなのね。
 迫る紅緒に呆れ顔のハルヒ。でも、ここでやっぱり鏡夜が仕掛けた。ダンスパーティーの時の写真をスクリーンに映し出していた。……でも、これ誰が撮っていたのだろうか? でもこれで納まるのかと思いきや、セカンドでもサードでも構わないらしい(苦笑) それに知らぬ間にファーストキスを済ませていた娘に怒り心頭の父も加わって……まぁ、舞台が滅茶苦茶になったのは誰の目にも明らか。……紅緒はいったい何がしたかったのだろうか?
 でも、この終わり方は前回ヅカ部が出てきたときと同じだったな。

 ……休憩するんじゃなかったな。もっと早く終わらせたかった。

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at 19:00, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 18話「チカ君のハニー打倒宣言」

 中等部の制服を来た男の子は、第三音楽室に入ろうとするハルヒにハニーを呼び出すように頼んでした。礼儀正しい言葉使いの子だなぁと思ったのが最初の印象だったのだが……。ハニーがひょっこり顔を出すなり彼は蹴りを放った(汗) 焦るハルヒにモリは「ん」と答えるだけだった(笑)
 いきなりここでれんげの実況中継が入るのだけど、相変わらずお嬢様とは言い難いものの、それを除けばわりと普通の役割を演じているみたいだ。私のようにそっち系を毛嫌いしている人間の事を考慮してそういう発言をしないように気を遣ってくれているのだろうか? だとしたら嬉しいなぁ。そして二度とTVという媒体で言ってもほしくないし見せないでほしいな。
 ところで、れんげはいつから「ハニー先輩」と呼ぶようになったのだろうか? 埴之塚先輩と以前は呼んでいたと思うのだけど? しかもチカって言ってた。ハルヒより後から編入してきたのにもう知っているんだ?

 チカが一方的に攻撃を仕掛けたいたのかと思っていたけど、ハニーも攻撃していたんだね。でも、息一つ乱していないハニーに対して、荒い息を吐いているチカを見れば両者の実力が伺える。と思っていたらチカが武器を取り出していた。それでもチカはハニーには適わないんだね。
 初めて勝てたのかと思いきや、ハニーは無傷だったし。それに気づいたのがモリなのはいいとして、れんげまでが気づいていたのが不可解だったな。真正面から見ていた事がすぐに判ったのでその謎も解けたけど。いったい何が起こったのかというのをリプレイして見せてくれたのはいいのだけど、カーテンが自動的に開閉したりいつの間にか録画されていたり……と第三音楽室は不思議でいっぱいだ〜と思った。しかし、これもよく見てみたられんげに動きがあった。どうやらリモコンで作動していたみたいだ。強力モーターに始まって、色々と改造が施されているらしい(笑) というか手裏剣に陰縫いって……忍者??
 ところで、このチカって子は何者なのだろうと思っていたら、なんとハニーの弟だと聞いてビックリ! 顔を見て判らないか?と環がハルヒに言っていたけど……そっくりなの? よく判らなかった。弟の声は男性があてているんだねぇ。

 タイトル後に埴之塚家の家訓について説明してくれていた。何と、柔道や空手だけでなく、埴之塚家独自の武道なんてものがあるんだそうな。そして一門が相まみえるときは切り結べ……つまり出会ったら戦えという家なのか。
 チカの言葉を聞いていると双子の疑問は尤もだと思った。そして彼がハニーをあまり好きじゃないのかなとも。半端者だと言ったり兄の名を呼び捨てにしたり……。後者が特に許せんな。チカにとってハニーは兄ではないという事なんだろうけど。かと思ったら「兄さん」とも呼んでいた。色々複雑な思いを抱えているんだねぇ。しかしそんな兄弟の確執(?)よりも、この時双子がニュッと横から現れていた事が気になる!(笑)
 ハニーのような自分を律しない者に家を継がせないと言っていたけど、それを言うだけのためにわざわざ高等部までやってきたのか? それに格下の者に家を継がせないと言われても……(苦笑) 単にいちゃもんをつけに来たとしか思えないな。更に「いつも言っているけど」と前置きして「学校では俺に近づくなよ」と警告を発していたものの、初見の人間から見たら、チカの方がハニーに近づいているとしか見えないんだけど?

 ハルヒの、何故ハニーが空手部辞めたのかという質問に対して応えたのは双子だった。しかもハニー先輩の鬼主将伝説なるものがあったらしい。昔は性格が違っていたというんだろうか?
 ハニーの強さは二年前も今と変わらなかったみたいだね。でも、周囲の大人の声にあったようにどんなに強くてもあの体格ではなめられてしまうのは明白。父親があんなにがっしりとしているのに、ハニーとチカって物凄く華奢だよね。オヤジになったら二人もあんな風になるんだろうか? 周囲の大人の声の中に鈴村さんがいたね。他の声もそうだったのかな〜と思ったがよくわからなかった。
 己に厳しく努め、弱さと甘さを完全に捨て、真の強さを掴めと父に言われ努力したというハニー。それを聞いたら武術に励んだと思うけど、ハニーの努力とは好きな可愛いものグッズを封印して、甘いものも我慢していたらしい。物凄く頑張ったってそっちか!(笑) 勇ましい男のイメージに近づこうと努力したというけど、似合わないものは似合わないので無理があるよ。皆にバレバレという所がいいね(笑)
 鬼主将伝説……社交辞令だったのか! 男らしくあろうと努力しているハニーに対して、皆が気を遣っていたのね。いやもう、ハルヒが言っていた通り全然話が繋がらないし、双子の言うように泣ける……はずがない!(笑)
 そんな毎日を送っていたハニーに環が接触したのね。可愛いものを封印したけど、誘いには抗えなかったのね〜。そして出会った、まだ中学生の環に新たに立ち上げる部へ勧誘されていた。可愛いものや美味しいものに囲まれて〜というとても魅力的な言葉。しかし、それらを断とうとしているハニーには、それを受け入る事はできない。「好きじゃない」と言いつつも環の持っていた人形に釘つけだったのには笑ったけど。その時の環の表情が良かったな。中等部までハニーの評判は伝わっていたんだね。そして、ハニーが無理して我慢しているのを放っておけなかったという事なのかな。
 そこで環は「真の強さとは何なのですか」とハニーに問いかけていた。ハニーが今やっているのは「逃げ」と言い切り、本当の強さとは本当に自分が好きなものを知り、それを認める事じゃないかと問いかけていた。その言葉はハニーにとってとても魅力的だったろう。そして現在彼がホスト部にいる事は、環の考えが正しいとハニーが判断したのだろう……というか、単に我慢するのを止めただけだろうけど。彼が現在、鏡夜の頭を悩ませるほどお菓子を食べているのは、このとき我慢していた反動なんだろうね。
 真の強さとは何かと尋ねたハニーに尋ねたハニーに対し、父親は実力でもって示そうとした。しかし、埴之塚家始まって以来の天才と言われた父も、ハニーには全く歯が立たなかっただけでなく、重症を負わされていた(汗) ハニーが本気になったら凄いのは判ったのだけど、そのときの主審を務めた防衛庁長官がハニーに対して公の場所では本気を出さぬように頼んだという辺りはやり過ぎなんじゃないのかと思った。
 中等部ではチカが本当の意味での鬼主将のようだ。しかし何かにつけて兄と比べているらしい。また、それを耳にして言った相手に脅しをかけているのを見て、まだまだだなと思った。というか、つまらない人間だなぁと正直思った。

 仲直り作戦のために偵察しに中等部へやってきたホスト部の面々。鏡夜までいたのにはちょっと驚いたけど、チカがハニーに対してコンプレックスを抱いているのだと知った途端に双子は興味を失ったらしく、作戦から抜けようとしていた(笑) ありきたりでつまらないから、「別の遊びをさ〜がそっ!」と言って立ち去ろうとする双子は、正直でいいなぁ。
 そうして遊んでいると、チカが「うるさいんですけど!」と現れた(汗) あ、そうか。出会うと戦うのが家訓だったっけ。しかし、兄を呼び捨てにするばかりか、宇宙人呼ばわりするのはくらなんでも行き過ぎではないだろうか? するとチカがそう呼ぶ理由を話してくれた。ケーキやうさちゃんだけで言っているのではないらしい。いったいどんな理由が……。
 ……ええと、チカは何と言ったっけ? 毎晩夕食を食べた後にホールケーキを三個を平気で食べてるって? しかも食べ方が人間ワザじゃない(汗) それだけでなく、真夜中ににケーキをたくさん食べていたと……? どんな胃袋をしているんだ……。でも、これも我慢してきた事への反動で歯止めがきかないのかなぁ。そのハニーが決めたという真夜中のスペシャルケーキナイトにチカを誘っていた時のうさちゃんがちょっと怖かった。笑ったけど。しかし待てよ? 週に一度って言わなかった?? うん、宇宙人と言われても仕方がないね。しかしあのケーキの数々は、埴之塚家のパティシエがハニーに頼まれて作ったんだよね。……頼まれた時どう思ったんだろうか。

 チカの苦労は環がハニーに言った言葉が原因だったらしい。確かにそれがきっかけだったかもしれないけど、もともと無理に我慢してしまったから反動がきているんだしなぁ。環だけを責められないんじゃないだろうか? こてんぱんにやられたというのもあって、父親はハニーに対して自由にさせているようだね。
 で、チカの心中を知ったハニーは埴之塚流でケリをつけようと弟に持ちかけた。しかし真夜中にケーキを食べるのを止めるだけという条件を飲んでしまったチカに対して、私も本当にそれだけでいいのか!?と思ったよ(笑)
 さて、勝負はどうなるのかと思ったら……モリのわざとハニーが負けるだろうという予想をあっさり裏切って勝ってしまったよ! 珍しくモリがたくさん喋ったというのに……。しかし、チカは反発しているものの、武道家としてはハニーを尊敬して近づこうとしていると聞いてなぁんだと思った。
 今回はあまり笑えなかったけど、最後の最後でモリが笑わせてくれったので良かったよ。そして……これを書いている時間は2時……。明日、遅刻しなかったとしても、睡眠時間は3時間で、明日も帰りは遅くなって(今日は終バス)、半徹夜状態で旅行に出かけるのだろう……。荷物の準備はだいたいしたけど、まだ終わっていないからなぁ。

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at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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桜蘭高校ホスト部 17話「鏡夜の不本意な休日」

 知らなかった! 公爵家の血筋だったとは。冒頭から鏡夜の子ども時代がどうであったのかがよく判る父親の言葉の数々……。長男が、ではなく兄弟平等に後継者の資格はある家系のようだね。……というか、そんな固いお話よりも、一声聞いて鏡夜父の声が立木さんだったので驚いた。このアニメ、脇役の声優が豪華だなぁ。
 しかし、在学中の主席だけでは満足できないって、それって兄たちはそれでも良かったのに、鏡夜だけが特別扱い、つまり一番期待されているという事なんじゃないだろうか? 後継者云々に関して鏡夜がどう思っているのかは全く別の話だけど。将来は父親の後を継ごうと素直に思っているのだとしたら、鏡夜のイメージが変わりそうだな。
 ともあれ、目を開けた鏡夜のいる場所に物凄く違和感を感じた! なんで普通のデパートに鏡夜がいるのだ!? 目を開ける直前に「すごい事を考えたぞ!」と嬉しそうに話す環の声がしていたので、彼についてきたんだろうけど。見渡す限り庶民の群れという説明はいいとして、「ここはどこだ?」って、鏡夜、もしかして寝ていたのか? なるほど、直前の記憶は家で寝ていたんだね。とすると、さっきの環の声はまた何か思いついて彼を連れ出そうとしたんだ?

 ……その一連のシーンを見ていて、タイトルが出てくる前に私がお腹が痛くなるくらいに声を出して笑っていたのは言うまでもない(笑)

 軽井沢に行っていた先週までのエピソードで、鏡夜が低血圧で寝起きが悪いという事が判明した。環がハニーと鏡夜に睨まれて泣いていたのに懲りずに鏡夜を起こしに行ったのは、物産展に行きたいという気持ちと今度は皆も一緒にいるからなのかな(笑) 睨まれても普通に起こしているし。仲間がいれば怖くないんだねー。
 それでも魔王のオーラが出たときは、さすがに皆震えていたよ。しかも環だけでなく双子やハニーまでもが! さっすが影のボス! おまけに舌打ちするわ巻舌だわでガラ悪すぎ(笑) そこへハニーの「寝起きが悪いんだね」の一言と、モリの「お前が言うな」の突っ込みにまず笑った。そりゃそうだ。でも、ハニーはわりと早起きなんだね。
 そして庶民ネタに飽きが来ていると言い、行きたきゃ「勝手にしろ」と最後に言って限界がきたのか鏡夜はまた眠ってしまった。その言葉をそのまま受け取って勝手にする事にした環たち(苦笑) 鏡夜が起きた時の事など考えずに勝手に着替えをさせ、勝手に連れて行った。皆、楽しそうだなぁ。そして低血圧魔王さまという鏡夜に付けられた名前が後にも使われていたのが面白かった。
 庶民デパートで目を輝かす環たちは、その時点で鏡夜の事をすっかり忘れてしまったようだ(汗) 案内板で何かのイベントがあると知るや、鏡夜を放り出して行ってしまtrたよ……。上手い具合に座ったなぁ。その後の鏡夜の状況の説明を読んで笑った。「気づけば彼はひとりぼっちでした」って、まるで童話みたいな説明だなぁ(笑) しかも眠ったままの鏡夜を着替えさせて車に乗せ連れてきたのは環たちだから、携帯や財布まで持たせようなんて気づくはずがない。誘いに来たときはお昼近くだとか言っていたと思うので、朝はもちろん昼食だって食べていないのだから、空腹なのは当然だよね〜。タイミング悪く鏡夜にぶつかってしまった少年は不幸と言うしかない。さすが魔王。その一睨みで恐怖のどん底に落としてしまった! 彼は謝ったというのに……。“なまはげ”の看板が効果的だなぁ。

 夏休み最後の日に、本当に不本意な休日になってしまったね……。というか、もう夏休みが終わってしまうんだ? 現実の世界より一足早くに季節が巡っていくのだろうか?

 ファーストフード店で食事をする事にしたらしいけど、こういう場所に鏡夜がいるというのはやっぱり違和感を覚えるな。ハルヒの懐具合を考えての選択だったらしい。でも、舌の肥えてる鏡夜には口に合わないんじゃないだろうか?
 また、店員が鏡夜を見て好みだと思った途端に態度が変わったのはおかしかった。でもこれは面白いから笑うというものではなく苦笑である。だって、甘いものはいらないと行っているのに、なんで甘いシェイクなんぞを勧めるのだ? 人の話を聞かないで、マニュアル通りに接客している証拠だな。おまけに食べ物を扱う職場にいながら髪をくくっていないなんて話にならない。第一「好み」という時点で上から目線だね。大学生なのかな? まぁ、鏡夜に睨まれるのは当然! そしてここでも“なまはげ”が……。
 注文したハンバーガーを食べている時の会話は、ハルヒが思った通りの印象を受けた。普段は鳳家の男子として後ろ指さされないように隙を作らずにいるのが伺える。鏡夜にとって生き抜きできるのって学校でホスト部の皆と遊んでいるだけなのかもしれないね。鏡夜はメリットがないからと言っていたけど、見ている人間はそれだけじゃないだろうと思っているはず。
 ところで、今回の作画はよく崩れるね。鏡夜たちには力が入っているけど、その他のちょっとしか出てこないキャラの崩れ様が酷すぎるんじゃないかと思った。まるで鏡夜の関心を表しているかのようだな(笑)

 鏡夜が言うには、ホスト部で皆がつるんでいるのは互いに利益があるためだとか。確かに家の繋がりというものが全く考慮されていないと思うけど、彼らを見ているとそうは思えないなぁ。環を中心に集まっているという印象しか受けない。そしてメリットがあるかないかで行動しているのなら、ハルヒに対して皆は何のメリットはないので、じゃあどうして?という疑問になるのだけど? だから、鏡夜の言い方はわざと言っているようにしか聞こえてこないんだよね。
 帰るつもりだった筈だけど、食事をしたら落ち着いたらしい。人間、お腹が空くと機嫌が悪くなるものだもの(笑) それにハルヒという話し相手もいる事だしね。あ、いや財布代わりか?
 そしてやっぱりお金持ちなんだなと思わせるのが目利き。本物しか見た事がないのだから、偽物と見分けられるのは当然のことかー。と思ったら、「そういう教育を受けている」かららしい。当たり前なので褒められるような事ではないと言っているんだろうね。
 この一言に壁を感じてしまったハルヒは、自分は鏡夜に家族の事から何から知られているというのに、彼の家について何一つ知らないと思い、鏡夜に「不公平だ」と訴えていた。そこで兄が二人いるのでどういう人なのかと聞いたのだが……。あ、話したくなさそうな顔だ。しかし父も兄も顔が出てこないので、鏡夜の中で彼らがどういう存在なのかが窺い知れる描き方だな。「優秀な人たちだよ」という答えからも判るね。父親からの期待に無難に応えているという評価から好感情を持っていると言い難いように感じた。そして上記で期待されているから更に何かを要求されているのかと思っていたら、鏡夜の中ではそうではないらしい。

 さっきの黒真珠を見たシーンでの鏡夜の目利きがここで活かされるのね。遠目で見ただけでもそれが偽物だと判ったんだ……。この鏡夜の追い詰め方が気持ちがいいなぁ。陶器について具体的に指摘し、次に底の刻印について追求し、本物なら証書があると尋ねて、店主が店に置いてきたと言い訳すれば、とどめに小松家と交流があるからととどめを刺す。あのおじさん、もう小松匠陰で商売できなくなるね〜。まぁ、自業自得だけどさ。
 人助けは鏡夜にとっても利益なのかと問うハルヒに、鏡夜は助けた婦人が大手電気メーカーの会長夫人だと教えた。なるほど、意味なく助けてはいないという事か……。ハルヒ、鏡夜の相手を一人でして大変だなぁ。しかしすぐにさっきは……と思い返して、夫人を見かけたときに判断したという左手の指輪が見えなかった事に気づいた。つまり、鏡夜は嘘をついたって事だね。それこそ何のメリットもないと思うんだけどなぁ。

 一方その頃、他のメンバーはというと屋上でそれぞれ楽しんでいた。メインのイベントが始まった時、双子が真剣に見ていたのが笑えた。環にすごく懐いているあの犬は、ペットショップに環は行くと言っていたので買った犬なんだろうか? そこへ響いたれんげの笑い声。……いや、本当に君、金持ちのお嬢様じゃないだろう(笑)
 ああ、なまはげのあの広告たちはイベントの宣伝だったのね。そしてヒロイン役のれんげの助けによって現れたヒーロー……。桜蘭戦隊ホストレンジャーって!(笑) その名前だけでも笑えるのだけど、すっかりなりきっているれんげにも笑った。小指立ててるし。更に現れたのがブラックで、陰のリーダーだと噂されているんだそうな。その割には声が爽やかだな(笑)
 黒=陰のリーダーで思い出すのは鏡夜。するとハニーがそれを見て鏡夜を思い出した。つまり、ホスト部でも皆鏡夜が陰のリーダーだと、環本人も思っているんだね(笑)

 一通り見物も終えたのか、ここにいれば環たちが戻ってくるだろうと思ったのか、最初にいた場所に座っていた。すごく離れて座っているなと思ったけど、鏡夜についての利益は何なのかとハルヒが聞いていた。今日は1ミリも環と似ている箇所がないと言っていたが、ハルヒは似ていると判断したらしい。
 そんな真面目な話をしていたら、迷子のお知らせの館内放送が始まった! このタイミングでこれが流れるという事は、環たちが鏡夜を呼び出すために使った以外にありえない(笑) だ、駄目だ。お腹が痛いよ!! 今回の話で環は何回鏡夜に殺すと言われたんだろうか……。しかし、皆の前にやってきたらそんな素振りがなかった。時間がないからかもしれないけどつまらない〜!
 犬に懐かれている環を見て、自分と何処が似ているのだと問う鏡夜に対して、先ほど快調夫人を助けた事を持ち出した。そして鏡夜が会長夫人だったからではなく、人助けに利益を見い出していたのを指摘していた。
 「それなりに、興味深い感想だ」という使いどころが良かった話だった。また鏡夜はハルヒに対して前より少しだけ興味を持ったんだろうね。

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at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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