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天保異聞 妖奇士 最終話「ヒトハアヤシ」

 通行人が眉を顰める中、馬に乗ってやってきたのは狂斎だった。岡っ引きの親分が馬から降ろして気付くが、その表情は暗かった。親分が往壓と一緒ではなかったのかと尋ねるとようやく反応した。往壓は死に、他の奇士も一人もいないと狂斎は呟いた。更にこの世に神はいないのだと告げた。
 ……え〜っと、宰蔵と放三郎は留守番組だから全員いないとは言えないと思うのだけど。そういや先週って往壓が元閥に天叢雲剣で刺されて終わったんだっけ? 狂斎ってそれ見ていたよね?? あの後何が起きたのか「いなくなった」の一言で片付けられても……。

 その宰蔵と放三郎の元に、元閥を伴った西の者たちが現れた。放三郎は後南朝と聞いて彼らの正体をすぐに理解していたのは流石だ(笑)
 前島聖天、つまりは江戸城の地下に妖夷が封印されていたらしい。彼らはそれを甦らせようとやってきたのか……。内一人が肩に担いでいたアビを降ろした。連れてきたという事は、生きているという事だよね。ここまで気が付かなかったなんて……。アビが適わないのに、放三郎と宰蔵が適う筈もなく、宰蔵は一人残って放三郎を逃がした。自分の漢神は王に仕える「宰」で、自分の主人は放三郎と言って宰蔵が微笑んだシーンは良かった。で、彼女も元閥に気絶させられてしまうのね。

 跡部の元へ放三郎が危機を告げに行ったが、彼は捕らえられてしまった。そして跡部と阿部は、蛮社改所に放三郎が最初から関わりがなかったのだと言い、鳥居が密かに設けたものと将軍に報告するのだと話した。自分たちの権力のために、全て鳥居に一人に押しつけて水野を失脚させようとしているんだね。これまだったら放三郎は従っていたかもしれないけど今は違う。それが見られたシーンだった。
 また、鳥居も面目を保つしか頭にない水野を見限った。そして水野の改革の無理無体について本庄と花井に文書でまとめろと命じた鳥居は、案内しろと言ってアソベの扮装をしていた者と共に何処かへ出かけた。
 前島聖天のもう一つ入口だという場所で、放三郎がその仕掛けを作動させたときに鳥居がやってきた。…‥着ている着物から既に明らかだったけど、往壓は鳥居と共に行動していたのか。放三郎……本当に気付いていないの??

 前島聖天では、赤松がアトルに妖夷を呼び出させていた。四本目のクビ、元閥は戻ってきたときに「また龍か……」と呟いていたけど、現れたのはムカデだった(汗) うわぁ見たくないないものだなぁ(苦笑)
 神話では、蛇と相争うものがムカデがだったと言って、現れた妖夷がムカデだったのに元閥が驚いていた。赤松は「蛇とは則ち龍、天津神を表す。対してムカデは国津神の守神であったのかもしれぬな」と、隣に立った元閥に話していた。赤松はこの妖夷を将軍家の跡取りに取りつかせるのが目的だと言っていた。幕府を開く時に、関東より北の怨霊、古い神、滅ぼされた民族の血が封じ込められていた。このムカデの妖夷はそれらを吸っていて徳川への恨みに満ちているらしい。取りついた子は江戸だけでなく、この国を滅ぼす悪鬼となるのだと赤松は言っていた。……江戸だけでなく、彼は国そのものを恨んでいるのか。いくら恨んでいるからと言って、一般人まで殺すのはいけないだろう。なぁんか、聞いた途端にアホかと思った。まぁ、怪しい仮面を付けている時点で変態は確定していたんだけどさ(笑)

 そこへ鳥居と放三郎がやってきた。将軍家を守るのは南町奉行の役目、妖夷を取り締まるのは我が役目。初めての共闘だねー。二人が声を揃えて「参る!」と言ったシーンは格好よかったぞ!
 対して赤松は部下の背中に札を張り付けて妖夷と合体させていた。アソベがいなーいと思っていたら、アビと宰蔵の漢神を取り出していた。それでアビが正体を知った。驚いていた放三郎に、鳥居が「気付いておらなんだか」と突っ込んでいた(笑) それだけでなく、階段にいた元閥が往壓を振り向き、いい化け方ではなかったのでヒヤヒヤしたと普通に話しかけていた。これには赤松もビックリ(笑)
 天叢雲剣で貫いたのに無事だったのは、元閥の漢神を取り出していたからだという。「元」は人の始まりを示す。龍になりかけていた往壓はそれで人に戻れたから、龍を斬る剣に貫かれても無事だったというワケか。元閥が自分の漢神について知っていたのに最初は驚いたけど、そういや放三郎がいない時は彼が解説役をしていたのだから、知ってて当然だったと後で気付いた(苦笑)
 神に従うと決めたのではなかったのかと責める赤松に、元閥は自分は妖夷に仕え鎮めるために生きていたが、自分を縛っているものが何か見てみたかったのだと告白した。聖天が奉っているのかを。それがムカデだったのだから自分の人生って何なのか笑いたくなっただろうな。これが龍だったらどうなっていたのかな……。まぁ、これで元閥は「もう心残りはない!」と言って、妖夷を攻撃した。……でも女装は解かないんだね(笑)

 決心した元閥に、往壓はもう一つ漢神があると言って、彼の背中から漢神を引き出した。「閥」、罪人を成敗するための鉾が含まれていると解説したのは放三郎。それを聞いて元閥はなるほどと言っていたけど……知らなかったという事なの? 漢字の知識は放三郎が一番あって、次が元閥で知らないものもあると解釈すればいいのかなー。
 天叢雲剣を放り投げ、元閥はその鉾で斬ってしまった。これに激昂して西の者の一人が銃で元閥を撃った。しかし弾を難なく弾いていた(汗) 見えているの!?
 そして今度は放三郎が自分から自分の漢神を引き出すように頼んでいた。あれだけ見るのを怖がっていたのにねー。出てきたのは放三郎の「放」という字で、悪霊を殴り祓う意味だそうな。元閥には二つあるのに、放三郎は一つしかないのかなー。それとも、武器になる文字だけ取り出したって事かな? それに三郎だったら三男だったら付けられやすい名前だし。
 しかし元閥と放三郎は武器が変わってしまったなー。銃器全般仕える元閥は鉾に、放三郎は刀から拳! 「もはや私に刀はいらぬ!」と言い切っていたけど、それは幕臣を辞めるという決意表明? 自分は奇士だと言っていたしね。拳使った方が強かったのね(笑)

 アトルを抱えた赤松が、妖夷の中に入ってしまった。えーっと、先週中に入った人は押し潰されてしまったのだけど、それを知らないって事ないよね? 往壓が神の血などこの世にはない、すぐに食われるから止めろと止めたのに「そうかな?」と言って飛び込んでしまった……。自分だけは大丈夫とか思っていたのかな。やっぱりアホだ。妄想に取りつかれているのも痛いけど、思い込みって怖いなぁ(笑)
 往壓は、今度は鳥居から漢神を引き出していた。最後なので大盤振る舞いだな。敵を切り捨てた鳥居に「あんたの漢神を借りるぞ」と往壓に言われた直後の驚きの声を出した鳥居に笑った。それと、鳥居に斬られた西の者が一回転して倒れていたのにも。……意味があるのか?(苦笑)
 鳥居さんの漢神は鳥さんだった……。まんまじゃないの。

 奇士たちの攻撃によってムカデの妖夷は倒された。このとき、赤松の身体も同じように泡のようになっていたけど、中に入った時点でもう食われていたって事なんだね。
 しかしアトルはそのまま異界へと飲み込まれた。まぁ、彼女が異界へ行きたいと強く思っているのだから吸い込まれるのは当然か。アトルの名を叫んで落下していく往壓は、駆け付けた雪輪に乗って異界へ乗り込んだ。翼が生えていたよ……。リヴァイアサンを取り込んだから?

 意識を取り戻したアトルは異界を歩いていた。後ろから往壓が呼ぶと、嬉しそうに駆け寄ってきた。ここで一緒にいようと言うアトルに、往壓は首を振った。それに「人はあそこで生きなければならないのか」とアトルは一歩下がって尋ねていた。
 人の世で生きる理由を与えてくれると往壓は言ったが、そこには苦しい事しかない。人であるという事が苦しい事なら自分はもう耐えられない。そう叫んだアトルに、往壓は頭を下げた。
 アトルを助けてやるつもりだった。自分が何かを与えてやれると本気で考えていた。しかし、自分にはアトルにやれるものなんて何も持ってなかったんだと。そう言って辛そうな表情で往壓は項垂れていた。
 何もかも忘れてここにいようと再度頼んだアトルに、往壓は「俺にはお前が必要だ」と答えていた。アトルを見る度に、本当は自分もアトルの様に異界へ行きたいと願う、弱くて、すぐに逃げ出したいと思う人間なんだと思い出す事ができるからだと。アトルが傍にいてくれたら、少しだけマシになれる、強くなれる。自分はアトルに救われていたんだと。
 往壓の言葉を聞いてアトルは微笑んだ。そして「悪くない理由だ」と言って手を差出した。……OPとはかなり違うけど、あの絵はこのシーンを描いていたんだね。39歳崖ッぷちと放送開始前の番宣でナレーションされていたけど、それを自覚した物語だったとまとめていいのか??

 人は、物語なしに生きてはいけない。……まぁ、そうかもしれないけど奇士の噂を流したのはあの岡っ引きだったのね。勝手に作り上げたその設定では、奇士は5人とも美男美女らしい(笑) そして妖夷の報告はアトルがするのね。……結局今までと同じ生活が続くという事なのね。放三郎はお咎めなしで結局お役所仕事に復帰か。アトルはお馬として今も吉原で働いていて、狂斎も変わらず通っているのかな?
 そして続きはOVAで見てくれというのね……。完結したらTVで放送してくれたらいいんだけどなぁ。

 打ち切りになったのは残念だけど、これが深夜で放送されていたらまた違っていたのかなぁ。キャラはアトルが好きだったけど、最後の辺りで考えがちょっと変わってしまったかな。苦しいから異界へ行きたいという考えには同意できないもの。往壓の告白に「悪くない理由だ」と答えていたけど、与えられた理由で生きていてもなぁ……。まぁ、まだ13歳らしいから、これから自分で本当に生きる理由を見つけてほしいと思うよ。個人的にはそのときには傍に狂斎がいてほしいのだけどね。往壓の言った「傍にいてほしい」は恋愛が絡んだものではないものね。アトルはその人生からそういった感情に芽生えるのはまだまだ先になるのかなー。是非とも狂斎の攻撃にほだされてくれ! 狂斎も、あれで諦めずにずっと攻撃し続けてくれるといいのだけど。
 あ、結局過去の話では元閥だけ解らないままだったね。全体的に見て……うん、まぁ面白かったと思うのでいいか悪いかと問われたらいいと答えるかな。

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 以下、日記。
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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 24話「後南朝幻想」

 ラスト2回って事で、説明の多い話だったなぁというのが一度見ての感想だったな。

 アトルによって妖夷が生まれた。誰も見た事がなかったという妖夷誕生の瞬間を見て皆呆然としていた。妖夷の頭に乗ったまま何処かへ向かうアトルを、狂斎が追いかけた。いつも余裕を持った姿で描かれていた狂斎だったのに必死な姿が新鮮だった。こっちを見ろと言ってもアトルには全然声が聞こえていないんだなぁ。つまり、アトルにとって狂斎はその程度の存在でしかなかったんだと思わされてとても残念だと思った。

 雲七に乗った往壓が、アトルの前で止まった。しかしアトルは無反応。往壓にだけは心を開いていたというのに、本当に心を閉ざしてしまったのか。見ていて辛いなぁ。
 往壓は約束を守れなかったと素直に謝罪した。妖夷となってしまったあの青年の家族を助けてくれとアトルは懇願していたっけ……。しかしと往壓は続けた。このままアトルが生み出した妖夷が暴れたら、普請場の他の任夫やこの周辺に住む百姓たちも皆死んでしまうのだからと説得しようとするのだが、アトルは視線をそらせて「わからない」とだけ答えた。
 アトルは優しい子なのだからわからない筈がないと往壓が言うが、アトルは何故自分がわからなければならないと返した。人は一人では生きているわけではない、多くの人が生きているのだからわかってくれと往壓は言うのだが……。アトルは、ならば自分は異界へ行くと天を指差した。
 わかろうとして、わかってやろうとして、それでもこんなに苦しいという事はない。だから異界へ行くとアトルは辛そうな顔で言うのだけど、逃げているだけじゃないのとしか私には思えない。アトルが好きだっただけに残念だ。そもそも、「わかってやろうとして」という発言が気に食わない。わかってやるとは何さまのつもりなんだろう……。何のために生きているのと聞きたいなぁ。そんな理由、アトルが答えられる筈ないのは承知の上だけどさ。

 異界が現れ、アトルは向かおうとするのだが、雲七の様子がおかしくなった。また雲七としての意識が保てなくなっているのかな。しかし、そこへ無数の札が妖夷に貼り付いた。途端に異界の入口が閉じてしまいアトルも気を失ってしまった。また、雲七も同様なのか墜落していった。
 少女を取り囲む仮面の男たちというあの図が、少女が変態に囲まれるという危険な絵にしか見えなかったな(苦笑) その一人が、気付いたアトルに向かって札を手に持った何かから発射していた。そんな道具があったのか。しかし、札に書かれた文字は「無」だなんて、なんて残酷な事をするんだろう。
 再び気を失ったアトルを見下ろして、彼女の霊力の高さに感心している仮面の男の後ろにやってきたのは元閥だった。……関わりがあるんだろうと思っていたけど、彼ら側の人間だったという事なのか? しかし、前は彼らから逃げていたかのように見えたのにな。彼の背景の説明が一切ないので残念だなぁ。西の者たちが出てくるのって、もっと後からだったんだろうな。そしてそれまで元閥の出自というか過去も謎のままで、後半になってようやく明かされる事になっていたのかな。

 西の者が目の前にいるというのに、彼らの話を聞くなと言ってやってきた本庄は、まだ西の者など存在しないと言い張っていた。鳥居側は存在を認められない理由があるんだろう。それを聞いた仮面の男の一人が、自分たちの目的を明かした。幕府を廃してこの世を神代に戻そうとする者だそうな。……へ〜。
 名前を呼ばれた仮面の一人が、宰蔵と似たような衣装を纏って舞い始めた(汗) ……私は男の長髪が嫌いのだけど、この髪型は一番嫌だな。しかも男の舞いなんて見たくなかった。着ているのが宰蔵のそれと似ているんでまた嫌な気持ちがいっそう強まる(苦笑) しかも舞っている姿がカマっぽいし……。

 今まで妖夷って単なる化け物だと思っていたけど、神さまの鎧だったという真相が語られた。妖夷の真の姿は、神の鎧で、それを纏える西の者は神の血を引く者という、彼らの正体を明かされたのだけど、元閥は「認めるしかないようですね」と言っていたけど、それまでは彼らの正体を見極めるためにいただけだったのかな。そして、神主でもある元閥は、西の者側についてしまうんだね。
 妖夷を操って、西の者は印旗沼の周囲を破壊してしまった。往壓と狂斎が避難していた場所へ鳥居がやってきた。どういう事かと尋ねる往壓に、鳥居はあれが妖夷の真の姿だと話した。この世は穢れているので、神さまには鎧が必要だった。しかしその神はとっくに異界へ帰ったのだと鳥居は話し続けた。神は異界へ戻り、そして鎧は捨てられた。捨てられた鎧は、神に似た人の思いによって半端に目覚める。それが妖夷が暴れるという事の意味らしい。放三郎に話さなかったのは西の者の存在を知られたくなかったためではないかという狂斎の指摘を、鳥居は答えない事で肯定した。

 突然歴史の勉強の時間が始まるとは思っていなかった(笑) 南北朝合一に不満を持った南朝側が血統を保とうとしたが、50年足らずで滅ぼされた。しかしこの作品では滅ばず山の中に潜んで血統を保ち続けていたんだという。……アビはそれを誰から聞いたのだろう? 山の民って毎日生きるだけで精一杯だったというような話をしていたと思うのだけど、それにしては彼は物知りだな。肉体派だけでないのがまたいいな。
 花井とアビ、本庄がいる場所へ仮面の男たちがいつの間にか来ていた。西の者たちから密かに幕府を守り続けた鳥居たちと、幕府を廃して神代に戻そうとする西の者たち。……でも、庶民にとっては支配者が変わっても生活が変わらなければどちらでも一緒なんだけどな。本庄は表沙汰にすれば、世にいらぬ混乱が生じると西の者たちに言い返していたけど、妖夷の姿って既に見られているんじゃなかったっけ? 後、仮に表沙汰になって両者の存在が明らかになっても、上記の通りだから勝手にやってればとか思うかもしれない(苦笑) だって、支配者が変わっても取られるものは取られてしまうんじゃね。

 往壓たちの元へ現れた元閥は、西の者たちに下ったのは間違いないんだね。アトルはどうなると問う往壓に、妖夷を目覚めさせる力を持っているからと答えていた。西の者たちは妖夷を操る事はできても目覚めさせる事はできないって事がここで判ったけど、そんな事に利用されていたらアトルは本当に何も信じられなくなってしまうだろうな。しかし、最初はアトルの心を救うために話が展開していくのかと思ったら、妖夷を目覚めさせたら後はずっと気絶させられていたなぁ。彼女の心が救われるラストにしてもらえるのか少し不安だな。
 ここで鳥居がこの世は神のものではないと往壓を説得し始めた。西の者たちからずっと江戸、幕府を守り続けてきたと告白し、全てを知った以上は往壓たちにも協力してもらうと言いかけたんだろうね。……鳥居って本当は作中で一番まともな人だったというオチ?
 そこへソテが笑いながらやってきた。アソベを鎧にしているらしい。彼女は異界に呼ばれてアソベを産む力を得たそうだ。それが何故なのかようやく解った、自分は神となったのだと言う姿はもう壊れる寸前? いやもう壊れた? そうじゃなきゃと言う彼女の顔にまでアソベが鎧と化していたが、完全に覆われる寸前に額を撃ち抜かれてしまった……。あれ、鎧になっていたら弾丸も通さなくなっていたのかなぁ。
 西の者が「人間が神の真似なぞ」と嘲る様に言っていたけど、自分らだって人間じゃないのと、その言葉をそっくり返したいと思ったよ。でも、彼らがそれを自覚するのは最終話でなんだろうな。この西の者たちは「ナディア」の塩になってしまった人を同じ末路なのかな。
 事切れる寸前に、ソテは「だったらなんで……私は……私は、こんな……」と言って涙を流していた。これはアソベを産み出すという特殊な能力を得たけど、女としての幸せを失ってしまったという悲しみなんだろうな。何故彼女が異界へ行ったのか、どうやって鳥居たちと知り合ったのか、その辺りは当初は語られる予定だったのかな……。或いは鳥居の命で異界へ行ったなんて事もあったのかな。謎が多すぎて消化できないよ。そして死んでしまったソテは、妖夷が消えた時のような泡となって消えてしまった。これって、往壓も死ぬときはこんな風になるという事なのかな?

 元閥によれば、アトルが目覚めさせた妖夷はリビアサンというらしい。……聞いた事のない名前だなと思ったけどリヴァイアサンの事なのかな〜。そういや西の者たちってクビってのを探していたんだっけ?
 往壓はリヴァイアサンを食えばいいんだろと言うが、雲七はそんな事をしたら今度こそ妖夷になってしまうと忠告する。だから嫌だと言うが往壓は彼に跨がってしまった。妖夷が神の鎧だというなら何故そんなものをこの世に残したのか、それが気に入らないと往壓は鳥居の思惑通りに動く事になっても構わないようだった。
 ここで狂斎がアトルの事を往壓に頼んでいた。……正直、諦めてしまうのかと残念だったな。でもまぁ、彼があの妖夷を何とかできる筈がないんだよね。この場合、西の者たちから助けられるのって往壓しかいないし。往壓は「何言ってる。俺じゃないだろそれは!」というた、狂斎は自分はアトルに何も与えてやれない。悔しいが、それができるのは往壓だけだと身を引くような発言をしていた! 何だか勘違いしてやしないか?と正直思った。それに関して往壓は何も答えず戦いに向かった。何も与えていないって思い込んでいるだけなんじゃないかなぁ。また、アトルの方だって見ようとしていなかったと思うし。見ようとしていたらこんな展開にはなっていなかったと思うし。帰ってきた往壓が狂斎に対してどういう言葉を残すのかちょっと期待しておこうかな。

 駁龍となった往壓と、リヴァイアサンの戦いについては、まぁ主人公が勝つのは当然なので全然心配ではなかったけど、妖夷をあやつっている西の者の発言が気になったな。まず、妖夷を操る事ができると言っても、それは術を使っているからで、身一つで操っているワケじゃないだろうに。身一つで操っていたのなら凄いねーと言えるけど……。あとは帝の末裔だと言っていた事かな。だから?としか思えない。まぁ、天皇の先祖って天照大神って事になっているから、この時代の人間は神=天皇って思い込んでいるのは仕方がないんだろうけど、現代人から見たら滑稽な姿だなぁ。結局はこの世を支配したいだけのとっても俗物的な人間どもじゃないの(苦笑)
 力を得て勝ち誇る西の者に、往壓はだったら自分は異界にいて自分たちを惑わせる神を憎むと言って雄叫びを上げた。反撃が始まってから決着がつくのはあっという間だった。術が綻びてしまった途端に妖夷の中にいた西の者は潰されてしまった。そんなんでよくもまぁ、神の血を引くと言えたもんだな(苦笑) しかし、今まで奇士たちって神の鎧を食べていたって事になるんだね。神さま自身を食べていたら面白かったのに。

 リヴァイアサンを倒した駁龍は、黄金の龍に変身してしまった。……ええと、倒す度に取り込んでいくという事なのかな? しかし、狂斎たちの元へ戻ってきた往壓は様子がおかしかった。人の姿をとどめていないよ(汗) 人の身では制御できないって事なのね。
 元閥が人の姿に戻り損ねたらしいと冷静に言う姿は、仲間に向けていう言葉ではないなぁ。そこへいつの間にかいた赤松が、元閥に剣を渡した。八本の首を持つ龍の体内から出てきた剣って、ヤマタノオロチと天叢雲剣の話だね。神話の話が現実のものとなっているんだ。鳥居は熱田神宮にある筈だと動揺していたけど、三種の神器は摺り替えられていたらしい。
 龍だけを斬るというその剣で、元閥は躊躇いもなく往壓を刺した。でもまぁ、これで往壓が人の姿に戻るんだろうね。刺されたのに血が一滴も出ていないのが気になるけど。

 説明台詞が多い回だったな。アニメなのだから言葉ではなくて絵でそれを見せてほしかった。あと1クールしてくれていたらこんな風にはならなかったんだろうな。でも、それでも面白かったのは凄い事だと思う。
 あ、でも続編がOVAになると提供の間に告知があるのを見て一気に興醒めしてしまった。多分、HDDからDVDに残さずに消してしまうんだろうな。そんな事をするんなら最後までTVでしてほしかったよ。物語の最後はOVAを買って見てねなんて最悪な展開ではないか……。

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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 23 話「印旗沼古堀筋御普請」

 薄暗い場所で人の姿を象った得体のしれない者にアトルは突然追われていた。かと思ったら足元が光りそのまま沈んでしまった。まぁ、沈んだり落ちる夢を見たら目がさめるって聞いた事があるけど、アトルの場合もそうだった。……何やら不吉な夢だなぁ。アトルは異界へ行きたい気持ちがまた強くなってしまうのだろうか?

 ええと、今まで明らかに悪役として描かれていた鳥居がどうもおかしい。国を思って行動しているし、今回の発言もそういうものだった。……往壓たちとの対決図というのはなくなってしまったのだろうか?
 前々回で、西の者と呼ばれた仮面集団は「次は印旗沼」と言っていた。そして今回は黒坊主が現れたために工事が中断させられ、本庄は忌々しげに「この普請、必ずやり通さねばならぬ!」と花井に測量を命じていた。
 そこに現場を抜け出して家族の元へと向かう一人の青年がいた。黒坊主が出た事を喜んでいるようだった。そして臥せっているらしき家族に江戸に向かい黒坊主の噂を広めれば、お上が無駄な普請を止めてくれると信じていた。青年はそこでトカゲが一匹いるのに気付いた。気付いたと思ったら奥から長い舌が伸びて、トカゲを食べてしまった! 彼が家族と思っている者たちは人間ではない!? そして青年はそれを知っているようだ。……いったい彼らに何が起きたのだろうか。
 カエルの鳴き声を耳障りだと言う花井と、本庄も「クソッ」と言っていた。そこへ何かに気付いた本庄が地面から何かを取り出すと、それはあの仮面の者たちが使う札が落ちていた。

 青年は江戸に着いたものの、情報を伝えうようにも勝手が判らず岡っ引きに絡まれる始末だった。そこへ通りがかった狂斎とアトルが青年を助けた。……なんだかんだ言ってこの二人はいつも一緒に行動しているんだね。
 化け物退治なら往壓の元へ。そしてそれを蛮社改所へ往壓が持ちかけるが、上にかけあった放三郎からは関わらないという返事が返ってきた。当然奇士たちはそれに反発するが、伝えた放三郎も悔しげな顔をしていた。気持ち的には往壓たちと同じでも、放三郎は動けないだねぇ。どうするのかと思っていたら、往壓たちは青年の願いを叶えようと下総に向かう事にしたらしい。最初、アビが今度は自分たちも行くと言っていたのを聞いて、日光のときに行けなかったのが悔しかったんだろうなと思った(笑)
 ところで、往壓は一緒に行こうとした宰蔵を、放三郎の傍にいてやれと引き止めた。宰蔵本人も言っていたけど、どうして彼女にそれを頼んだのだろう?

 狂斎とアトルも一緒だったのか。そこでアトルと雪輪が日光で感じたのと同じ気配を感じていた。ここで雪輪が狂斎に絡んでいたシーンではちょっと和んだ(笑)
 普請小屋へと案内され、青年が自分の家族を呼び出していた、アビや元閥は青年の家族より先に黒坊主が先だと言って、その居場所を聞いていた。退治するために来たのだからそれは正しい指摘だよね。しかし青年は再び家族を呼んだ。……つまり、退治してほしい黒坊主とちうのは彼の家族の事だったのか!? 明らかに異形の者だったものね。しかし、臥せっていた筈の青年の家族は寝床にはいなかった。
 皆を助けてくれと懇願する青年に、往壓は助けてやると約束していたけど、ここで元閥があの札を見つけた。アビが札を見ている元閥に気付いて尋ねていたけどそれを隠していた。つまり、元閥は往壓たちに何も言う気はないって事なのね。しかし青年は病に効くからと旅の行者がくれたのだと説明していた。家族がおかしくなってしまったのはそれからだとも言っていた(汗)
 青年がいなくなった家族を探すが、このとき元閥は往壓たちとはぐれて一人で調べようとしていた。西の者について、誰にも知られたくないんだね。

 次に青年は、掘っても掘っても水が出るという場所に向かった。しかし、そこにいたのは大きなカエルの集団だった。雪輪は往壓にカエルたちが妖夷だと教えていた。青年は、札をもらってからあのような姿になったのだという。生きている人間が札によって妖夷に変わってしまうのか!?
 そこへやってきた鳥居たちに、黒坊主という妖夷が現れるから来たのだと言うと、本庄がそんなものはいないと断言していた。狂斎は国に帰りたいために青年がでっちあげたものだったのだろうと尋ねた雪輪に答えていた。
 がっくりと膝をついた青年は、狂斎の言う通りだと認めたが、嘘が本当になってしまったと続けた。往壓たちなら家族を元に戻せるかもしれないと思ったのだと告白していた。アトルが往壓に縋って何とかしてくれと言うが、往壓はまだ立っているだけだった。本庄はあのカエルたちは人と妖夷が合わさったものだから中身は人だと言い張り、何故自分たちに任せないのかと刀を構えた。

 今回の話は感想が書きにくいな。まぁ、カエルにさせられてしまった者たちから札を取り出せば、姿は人の姿に戻るのは分かったし、病で動けないほどの彼らが札を失って死んでしまったというのも判る。しかし、アトルは彼らを助けると言ったではないかと言って往壓を責めていた。助けたくても助けられない状態だったのだから責めてやるなよと正直思ったなぁ。
 カエルたちが異界を開こうとしていたので、往壓は国に帰りたいのではなかったのかと尋ねていたな。それをアトルは異界を求める事が悪い事なのかと聞いていたけど……違う世界へ行きたいというのは結局逃げているからという結論になるんじゃないだろうか? だって、自分は今の世を生きているのだから、死ぬまで生き続けなければいけないと思うんだよね。辛い事があって、異界に逃げたとしてもその時はいいかもしれないけど、では異界に行ってそこで同じように苦しい思いをしたとしたら、今度はどうするのだろう? そもそも異界には何があるのだろう?
 この世に絶望して異界へ行ったとしても、逃げた人間はどこへ行っても逃げたいと思うのではないんじゃないかなぁ。私には、アトルがどうしてそこまで異界を求めるのかよくわからない。
 予告で「往壓は言った。人はここで生きていくのだと。その理由を見つけられると思っていた」と言っていたけど、明確な理由を見つけて生きている人間の方が少ないんじゃないかなぁ。まぁ、ラストまで後少し。どういう結果に終わるのか、アトルがこの世で生きる事を選択するのを見守るしかないんだね。

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 続きは日記。
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at 16:13, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 22話「帰ってこないヨッパライ」

 井戸水を汲み上げたらお酒が入っていた! 今回の妖夷は姿が見えないんだね。遭遇してしまった少女に宰蔵がどんな妖夷だったのかと聞くと「水」と答えていた。
 奇士たちが退治しようとすると、本当に水が往壓を襲っていた(汗) 元閥が何やら新しい武器を試すと、大量の水は雨となって周辺を降り注ぎ、橋の上には本体らしき妖夷が姿を現した。アビがそれを追い掛けるがぬかるみに足をとられて(?)逃げられてしまった……。しかもこの雨はお酒だったらしい(笑) 宰蔵はまぁ当然の反応だとして、放三郎もお酒には弱かったんだねー。……今回の話はギャグなんだろうか?

 一方、吉原では嬉野太夫の元へ岡田という武士が訪れていた。何やら上機嫌だが、連れの者たちは何故か辛気くさい顔をしていた。その一人が岡田をたしなめるものの、岡田は変わらず一人で喋り続けていた。そして外国の話に及んだ時に、朝鮮と言った途端に岡田は項垂れてしまった。
 何と、岡田は明日か明後日には腹を切らされるらしい。アトルが息を飲んでいると、眠っていたかと思われた岡田は「竹を売った」と話し始めた。売ってはいけない竹を売ってしまったから切腹を申し渡されたらしい。
 切腹についてアトルは狂斎に聞いたのかな? 彼はすっかりアトルの辞書になっているな(笑)

 蛮社改所では、奇士が二日酔いになったらしい。元閥は何ともなさそうだね。アビと宰蔵に「二日酔いにはところてんでしょ?」と言って、彼らに売り付けていた(笑) 往壓は二日酔いには迎え酒だと言って一人飲んでいた。……二日酔いになった事がない身としては、それがどんなものなのかさっぱり判らないなぁ。辛いものなの? 放三郎は重症らしい(笑) 策を講じたと額を押さえつつ言っていた。
 水道の水をせき止めて、干上がった妖夷が水を求めて大きな川へとやってきて海に流されるという事らしい。そして妖夷の正体を「水虎」と放三郎は言っていた。思惑通り川へ飛び込んだ妖夷は……巨大化してしまった(笑) ……水虎について、宰蔵の質問に答えていた放三郎を、往壓はまだ酔っているだろうと呆れたように言っていたが、この作戦自体も酔っ払いが考えたものになるよねー。
 妖夷は巨大化したものの、往壓はすかさず真っ二つにした。しかし……二つに別れた水は奇士たちに襲いかかり、彼らが川に飛び込む事になってしまった。往壓の酔いが覚めたなという言葉に、放三郎は「うむ」と眉を痙攣させて短く答えるだけだった。

 太夫に爪を切ってもらっているアトルの絵にちょっと和んだ。そして爪を切ってもらいながら、アトルは岡田について説明してもらっていた。……嬉野太夫って元は何者だったのだろうか? ともかく、彼女はアトルに岡田が竹を売った経緯を説明していた。しかし、視聴者に説明するシーンは別にいらなかったんじゃないかと思うのだけどなぁ。
 話を聞いたアトルは納得がいかないようだった。雪輪と話をして再度説明してもらっても、アトルはまだ納得できないようだった。アトルが辿り着いた結論は、異国と商いをしてはいけないと言っている者が間違っているのだという事だった。

 画面は再び奇士たちへ。久しぶりの男の裸祭り……(苦笑) またもや策を講じたと言う放三郎に、奇士たちが見せた眼差しは迷惑そうなものだった。今度は成功するのかなー?

 アトルが向かったのは鳥居の所だった。異国と勝手に商いをするのが何故罪になるのか。鳥居は簡単な事だと言って彼女の答えを教えた。異国と交われば諍いが生じるからだと。驚くアトルに、鳥居は続けた。
「人は自分と異なる者を見つけそれを蔑む。そして隙あらば牙を剥いて他を犯す。かつてこの国はかの半島に手出しした。今度は彼らの番ではないと言えるかな?」
 それでもアトルは納得できないようだった。雪輪が答えのない事に悩むのは止めなさいと忠告するが、アトルは誰が悪いのかと悪者探しを続けるようだった。岡田のために何かできるのではないかと思って。

 ええと……奇士たちの妖夷退治は……もういいや。眠いし。今日もまた寝ていないしな(笑)

 今度は雪輪に案内されて、アトルは豊川稲荷を訪れていた。江戸中の妖夷の気配が判る彼女を頼って来たらしい。アトルは、奇士たちが退治しようとしている酒の妖夷を作ってしまった者のところへ案内してもらいたいと申し出ていた。それを知ってどうするのかと尋ねる豊川に、アトルは異界への道を見つけたいのだと答えた。アトルの答えに豊川は興味をしめした。アトルは、誰の手も届かない場所に岡田を送る事に決めたらしい。妖夷を作った者の傍に異界が開くと彼女は結論づけたらしい。
 答えが気に入ったのか、豊川は一匹の狐を道案内役にした。そしてアトルたちを笑顔で見送った後に、異界への道は自分たちが探しているものだと禍々しい表情を浮かべた。

 奇士たちは……アビの漢神で神の火を呼び出して妖夷を燃やした。そして現れたのは酒だるだった。放三郎は本当にアルコールに弱いんだなぁ。彼だけでなく、元閥とアビまでも膝をついていた。往壓は酒に強いんだね。そして妖夷の元は亀松と書かれたとっくりだった。酒屋へ行くと、いつもそのとっくりで酒を買いにくる子どもがいると往壓は教えてもらった。一足先にアトルがその子どもに辿り着いていた。
 酒が入ると娘に暴力を奮うなんて最悪な父親だなぁ。そして娘はそんな父を父ではないと、酒が父を変えてしまった化け物なのだと思い込みたい気持ちが妖夷を作ってしまったらしい。
 岡田を助けるためにその娘をどうかできる筈はない。結局アトルは岡田を助ける事はできなかった。最後に岡田が吉原での夜を面白かったと言い残したのをアトルは知らない。彼女は死んでいく岡田を思い、この世は面白いのかと誰にともなく尋ねていた。それを聞く狂斎は辛そうに俯いた。
 ……う〜ん。よく判らないが、再びアトルが「ここではない何処か」へ行きたいと望むようになったという話だったのかな。

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at 23:54, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 21話「星夜に果つ」

 初っ端から現れたのは、あの変態仮面集団だった(笑) いよいよ彼らが何者なのかが判るのだろうか。怪しい集団は、やっぱり怪しい事をしていた。イギリス人からインドで何かを手に入れたらしいが、そこへ役人がやってきた。新潟奉行と言っていたけど、新潟まで来ていたのかー。
 手に入れたものって犬の死骸? いや、ミイラなのかな。よく判らないが、仮面集団が以前やっていたように妖夷を作り出すのに入手したという事は判った。しかし妖夷を作り出した彼らは一体何がしたいのだろう? 人の血を吸う化け物って吸血鬼の話をしていたけど、犬でなくて狼だったのね(笑) 血を吸う化け物が狼や蝙蝠に姿を変えるって事で、ミイラ化して祀っていたって事か。
 それにしても、名を授けて人工的に妖夷を創りだせるなんて、本当に何者なんだろう? それがリーダーだけでなく、他の仮面たちも目を赤くして吠えていたし! 人間……だよね? 名前を付けられたミイラが目覚め、それが人間を取り込んでしまった。その時リーダーの男が「人が纏ってこそ地の神!」とそれを美しいと言って喜んでいたけど、仮面の一人が自分が纏う筈がと呟いていた(汗) では、前に彼らが作り出した妖夷にも、彼らの内の誰かが取り込まれていたというのだろうか? でも、妖夷となってしまったらもう人には戻れないと思うのだけど、それは構わないのかな……。喜んで身を捧げているとでもいうのだろうか。……謎が多すぎる。と思ったら、徳川の世が乱れればそれでいいと言っていた(汗) つまり、妖夷に取り込まれるのは誰でも良かったという事か。何とも恐ろしい事を言う奴だなー。幕府を恨んでいる人間だったのね。

 妖夷に取り込まれたのは、仮面たちを捕まえに来た新潟奉行の川村を庇った武士だった。川村はお庭番の家柄だったので新潟奉行にされたとのこと。つまり彼の部下たちも普通の武士ではなく、刀だけでなく銃も扱っていた。仮面の集団って強いんだったっけ? その一人を簡単に負かす事ができていたのだから、妖夷に取り込まれた男も強いという事か。しかしそんな人間が取り込まれた妖夷も強いって事になるのではないだろうか(汗) そして生まれ育った江戸に向かうだろうとリーダーの赤松は言っていた。
 そうして妖夷は人間の血を吸っていたらしい。そして吸われた人間は化け物になっていた。おまけに娘ばかりが狙われているという……。でも、吸われて化け物になっても刀で斬れば退治できるんだね。血を吸う妖夷の話はやはり放三郎も知っていたか(笑)
 妖夷退治に出かける宰蔵たちに、放三郎は阿部と跡部から褒めてもらったと言って、今回も速やかに始末するようにと命じて送りだした。しかし、往壓だけは出かけずに放三郎に嫌味を言っていた。しかし、放三郎は上から褒めてもらうためでなく、世のため人のために妖夷を退治しているのだと言った。それを聞いてから出かけようとした往壓に、今度は放三郎が尋ねた。何故駁龍になったのかと。他に手はなかったと答えた往壓に、放三郎は即座に嘘だと言い、母親の前でその身を晒した真意を言い当てようとするが、往壓は最後まで聞く子となく出かけてしまった。……自分は人間ではなくなったとその姿を見せる事によって、母にはもう会わないと決別の意思を伝えたかったのかもね。

 花火があった日、三人でそれを見に行った娘の内、一人が例の妖夷に狙われた。往壓たちが駆け付けた時既に遅く、娘は化け物へ変貌してしまった。しかし、娘だったものが往壓たちを襲うより早く、本庄が後ろから容赦なく斬り捨てた。元閥だけが痛ましい表情を浮かべていた姿が描かれていたので、ようやく元閥メインの話に入ったんだなぁと思った。
 本庄と一緒にやってきたのは、あの新潟奉行だった。妖夷に取り込まれた部下に話しかけていたけど……人間の意識が残っているとは思えないなぁ。

 呼ばれたから来たと往壓は言っていたけど、呼んだのは狂斎だったのか。一緒についてきた宰蔵はおいといて、普通に「ジジィ」発言している狂斎に吹き出した(笑) 狂斎が言うには、次に狙われるのは美しい若い娘だという。これまで襲われたのが評判の小町娘ばかりだからというのが理由で、その内の一人は親が似姿を描くよう狂斎に依頼したとか。そこへやってきた宰蔵が勘違いしてしまったけど、そうか、宰蔵は自分の顔に自信があったのか(笑)
 その事を報告していたらしき元閥と、放三郎の元へあの川村がやってきた。跡部に言われていて、すぐに蛮社改所に来るべきだったと謝罪する川村だけど、実は鳥居に「西の者の仕業ゆえ、口外ならぬ」と川村に口止めしていたという……。本庄も奇士たちにしゃしゃり出るなと言っていたものね。まーた何か始めるのかなぁと思っていたら、川村の発言に元閥が反応していた! ……つまり、元閥は西の者に関わりのある人物だったのね。……で、西の者って何? あの変態仮面集団の事? 西って西日本、つまり京都関係なのかな?

 その頃宰蔵は、往壓とアビに呆れられながらも化粧をしていた。江戸で一番美しい娘を狙うと思い込んでしまった宰蔵は、アトルか自分のどちらかが襲われたらより美しいという事だと力んでいた(笑) アトルをライバル視しているのねー。でも、美しさはともかく、可愛さで言ったらアトルには適わないよとアトルが好きな私は断言する(笑) でも、どうしてこういったキャラはいつもあんな化粧をしてしまうのだろうか?
 一方、アトルは雪輪と往壓たちを待っていた。そしてアトルは妖夷が誰かを探しているのではないかと考えていた。

 鳥居に逆らっても川村が放三郎たちに話したのは、我慢できない事があったからだった。川村に見てもらえれば解ると襖を開けると、そこには妖夷に取り込まれた部下・明楽の妻が自害した姿があった。妖夷は自分たちが倒すから口外無用だと言った鳥居は、明楽が戻ってくると読んで、弔いもさせずに自害した状況のまま放置させていたのだった。その事に怒りを隠さず元閥は厳しい表情を浮かべていた。
 そこへ本庄が現れた。明楽の妻は話を聞いて本庄たちの目を盗んで自害して亡くなったのだと言う。口外しないように言った筈だと花井が責めるように言うが、川村は人を人とも思わないやり方は我慢できないと抗議した。そして放三郎は西の者について尋ねるが、本庄は「西の者などおらぬ。その名を口にするな」と目を開いて凄んだ。ソテと花井が、放三郎が「お前たちの仲間か!?」と聞いたときに表情を変えたけど、あれはどういう意味なのだろう? また、本庄もその名を口にするなと命じるように言っていたけど、三人のこの反応から嫌悪しているように見える。そこでまたもや元閥の反応がおかしい。つまり、彼は西の者と関わりのある人間だったのね。関わりどころかあの集団に属していたとか?
 しかし、この話題はそこで終わってしまった。顔をそらしていた元閥が、明楽の妻の手元を見て何かに気付いた。川村は、お庭番の中でも明楽は銃に長けており、妻もそれを支えていたと説明した。そして元閥は何かを思いついたのか、川村に妖夷は奇士が始末すると明言した。川村が膝をついて明楽を哀れと思ってくれるのかと感謝しようとすると、元閥は厳しい表情で「哀れなのは、この女性と犠牲になった娘たちだけだ!」と言った後に顔をそらした。……うーん。何があったんだろうね?

 おとり作戦中の二人の会話は、10代の少女らしくて微笑ましかった。と言っても宰蔵が話しているだけだったけど(笑) アトルが誰を好きなのか気になって仕方がないんだねー。往壓が好きだったらどうしようと思っているのかもね。……でもなぁ、往壓の年齢から見ると宰蔵は妹ですらないものなぁ。アトル共々娘としか思えないんじゃないのかなぁ……って往壓独身だけど!(笑) まぁ、狂斎頑張れ!としか私には言えない。ところで、アトルって13歳だったんだね。かなり驚いた。で、狂斎は12歳だったんだっけ? そりゃ「ジジィ」発言するか(笑)
 そこへ妖夷が現れた。私を襲えと言う宰蔵を無視して、アトルの前に立った妖夷だったが、彼女を襲わなかった。そして妖夷が立ち止まったのは顔を覆って立っている女性の前でだった。そこで妖夷が初めて喋った。「お前は……マツ、マツか?」と尋ねていた。アトルの前に立ったが襲わなかったのは、確認をしていたからだったのね。そして女装している元閥の前に立って妻なのかと確認したのは火薬の匂いがしたから。
 つまり、鳥居の考えは正しかったのね。自宅に戻らなかったのは何故なのかという疑問が残るのだけど、そこまでの記憶や判断力はなくなっていたという事なのかな。

 妖夷になっても人の心はあったのか……。妻の着物を被った途端にその匂いを嗅いで大人しくなってしまった。祝詞を唱えるよりよほど効き目があるだろうと言って元閥は銃を構えたが、そこへあの仮面の集団が現れた。彼らを見た元閥は「あなた様がたは……」と言って汗を浮かべていた。知り合いなのはもう確実のようだね。
 炎と書かれた札が着物を燃やしてしまい、妖夷は元閥を捕まえどこかへ飛び去ってしまった。雪輪に乗った往壓が、元閥が何を躊躇ったのかと言っていたけど、至近距離で銃を撃ったからといってあの妖夷を仕留められたのだろうか?
 飛んでいく妖夷には再びあの姿になるしかない。放三郎は妖夷に一体になれば往壓も妖夷になると言って止めろと言い、アビもあの妖夷が妻の匂いを嗅ぎ分けられても人の心を無くしていたと同じく止めようとしていた。確かに、火薬の匂いがしていた娘たちは殺されていたものね(汗) しかし往壓は元閥を見捨てる事が人の心を無くすという事ではないのかと反論して、そのまま雪輪と共に行ってしまった。
 無気味なのはそれを見ている鳥居だった。何を考えているのかさっぱり解らないなぁ。

 捕らえられた元閥は、懐に火薬をたっぷり抱えていると妖夷に告げていた。また、「西の者からは逃れられない……いっそ」と言って諦めた表情を浮かべていた。まさか死ぬつもりなのではと不安に思ったけど、そこへ往壓が追いついた。
 妖夷から漢神を引き出そうとするが、赤松が名付けた筈の「西牙」という文字は出てこなかった。無数に出てきたのは「用」という文字に見えるのだけど……。そこへ元閥がこの妖夷から漢神を呼び出しても無駄だと言った。西の者が形を与えたものだから名前も仮のものでしかないと理由も明確に言っていた。
 駁龍になった往壓が難なく妖夷を倒して今回の話は終わったが、来週がどうなるのか楽しみだなぁ。まず、元閥は西の者から逃げられないと言っていた。これは元閥がかつては西の者と呼ばれる集団に属していたのは間違いない。彼があの妖夷の事を知っていた事から対処法も知っていたって事になるよね。つまり、銃で殺す事が可能なんだね。では、西の者たちの目的は抜け出した元閥を処分する事も目的としてあるのかな? 冒頭では幕府の世が乱れたらいいと言っていたものね。最後に鳥居の事だね。赤松とは知り合いなのかな? あのラスト当たりでは赤松の方が上位に立っているようにも見えたけど。それに往壓が妖夷の姿になっても見ているだけだった。花井も鳥居に何故見逃すのかと聞いていたしね。

 元閥メインかと思いきや、往壓についても語ろうとしている。どうもまとめに入っているように見えるなと思ったら……別番組の予告があった(汗) ……え? 一年ものではなかったの? やっぱり元々はトータルして一年放送するという「コードギアス」が放送される筈で、この作品は深夜で2クールものとして放送される予定だったのだろうか? うーん。尻切れトンボで終わらない事を祈るばかりだ。

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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 20話「不忍池子守唄」

 金士という漢神の脇差しは、何だかどんどん変わっているような……? 刀を吸い込んで形を変えた脇差しを、歳三が不思議そうに見ていると、狂斎が妖夷だと教えていた。
 一方、養子の往壓は先週とは雰囲気が違っていた。どうやら歳三を探しているようだった。名前を捨てたのに、今また歳三を探しているのはいったいどういう事なのだろう。

 母と再会した往壓は困惑の表情を浮かべていた。一緒に座している放三郎が「凄いものだな、母というのは」と呟くと、宰蔵は「お若く見えますね」と応じていた。……私は最初見たときは宰蔵の方が何を言っているのか意味が判らなかったよ(苦笑)
 帰るときに放三郎が母親が覚えていてくれて良かったなと言うと、往壓は母が自分を「往壓どの」と呼んだ事はないと言い、養子と間違っているのだと寂しそうに答えていた。確かに前回の回想では、母は往壓の事を爽也と呼んでいたっけ。
 親類の代表だと言ってやってきた分家の人間と往壓たちは話していたが、往壓の母は歳のせいでものが判らなくなっているらしい。つまり、養子と間違っているという往壓の読みは正しかったという事か。
 養子の往壓が家を出た理由は誰も知らないというけど、それは本人に聞かないと判らない事ではないだろうか? 誰も知らないと言った分家の人間は、何と往壓に母親の勘違いを本当にしないかと持ち出してきた。勘当された自分は、本当なら家の敷き居もまたげない立場だと反論する往壓だが、当主がいなくては竜導家は取り潰しになるのだと言っていた。

 いつの間にか仲良くなったのか? と思ってしまった狂斎と歳三だけど、単に雨宿りして話しているだけだったのかな? そこへ元閥たちがやってきたのだけど、雪輪が奇妙な事を言っていた。歳三の脇差しが、往壓と同じ匂いがすると言っていた。どういう事だ? 元閥が尋ねても、そこまでは雪輪も判らないようだった。
 刀を奪いにやってきたのだと思った歳三は、刀を抜いて彼らに向かっていった。相手をしたのはアビで、歳三は刀と槍がやりあえるなんてなかなかないと何だか嬉しそう〜。しかし刀の方は相手の武器を吸収したくてたまらないらしい。そこへ物語冒頭で一度刀を吸収されてしまった武士たちが、大勢引き連れて再び歳三の前にやってきた。……いくら何でも大人気ないのでは?(苦笑)

 帰ろうとする放三郎に往壓が自分がいなくても妖夷を倒せるのかと問いかけると、放三郎は自分は養子だから実家には戻れないと話し始めた。武士ならば生家を継ぐものではないのかと言い出した。
 そこへ往壓の母がお茶を入れたと呼びに現れた。通された部屋は、かつて往壓が異界へと連れていかれた部屋だった。そこで25年の間に起きた事を簡単に往壓は話し始めた。それを穏やかな表情で見守っていた母親は何を考えているのだろうか?
 そこへ、制止の声を振り切って現れたのは鳥居だった。……往壓の事を昔から知っていたのかー。鳥居は往壓の事をどこまで知っているのだろうか?

 大人気ない連中(笑)が構えていた刀を、歳三が握る刀が吸収してしまった。そして吸収だけでなく、形が大きくなっていた。止めろと叫んでも止めない刀を、歳三はとうとう放り出してしまった。自分が欲しいのは、名前でも刀でもなく、美しく生きる事。こんなものは美しくないと言い放った歳三の言葉に反応したのか、金士は光りだすと宙に浮いた。
 すぐさま元閥とアビが攻撃をしかけるが、それらも金士は吸収してしまった。歳三は自分は歳三だと名乗り、金士に対して自分の主人の所へ帰れと命じると更に光り出した。その光を見て雪輪は、刀が往壓と共に異界に行った事にあって、そこで妖夷になってしまったのだと説明をした。妖夷が現れたのだから、往壓に来てもらわないといけない。そこへアトルは往壓を呼びに行った。

 その頃、鳥居が往壓に対して養子は必ず連れ戻すと言っていた。それは往壓に家に戻らないようにするためで、往壓には奇士でも旗本でもなく、もっと広く徳川を救う者となると断言していた。……う〜ん。鳥居が何を考えているのかが判らないなぁ。
 縁側にいる母の元へ戻ってきた往壓は、鳥居が帰った事と、自分は家に残るのだと告げていた。それを聞いて母は鳥居が昔から往壓の事を気にかけていたのだと教えてあげていた。それはつまり、母の記憶力が正常であるという現れ。自分の事を爽也と呼ばなかった事について、理由は立派に成人している人間に対して幼名で呼ぶのはおかしい気がして「往壓どの」と呼んでいたそうだ。25年ぶりに戻ってきた自分を覚えていてくれて分かってくれた、それだけで気持ちがいっぱいになるよね。
 養子の往壓は自分の意思で家を出てしまった。刀は竜導家を守るものだから、家を捨てる者を許さなかったと往壓は言うが母は全て養子の往壓が選択した事だと答えるだけだった。そして一緒にいてはくれないかと頼んでいた。しかし往壓は実家で過ごした15年は楽しいものだったが、出奔してからの25年も捨てられないと言い、自分が何者であるかを母に見せていた
 往壓が雪輪に触れると互いの身体が光り出して再び駁龍が現れた。すぐさま金士の元へ向かうが、ダメージを受けるのは駁龍の方が大きかった。心配そうに外を見上げる母が「爽也」と呟くと、駁龍の身体を光が覆った。そうして漢神を引き出した駁龍によって、金士と言う名の妖夷を倒す事に成功した。
 養子の往壓は、どうやら自分の意思で戻ると決めたようだ。そのために手放した家宝の刀を探していたのかー。先週出てきたときと違って、とても晴れやかな顔をしていたね。

 事件が終わり、往壓、狂斎、宰蔵、アトルが歩いていた。宰蔵は……あんとみたらし団子のどちらから先に食べようかと迷っているのかな? それをひょいとアトルが一つを食べてしまった(笑) やっぱりこの二人はとても仲良しになったのかなー? アトルを追い掛ける宰蔵の姿があったけど、二人とも可愛いなぁ。おまけに往壓が「年老いた母親の最後の願いを聞いてやれない男をどう思う?」という質問にも声を合わせて「最低だな」と答えていたし……と、最初見たときは思ったのだけど、良く見たら狂斎も一緒に答えていたね(汗)
 あっさりと終わってしまった往壓の過去が絡んだ話。これは鳥居との関わりが昔からあったという設定を披露するためのものだったのかな?

 ……ちゃんと読み直してからアップしようと思ったけど、もうそんな気力もないのでこのまま上げるとしようかな。

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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 19話「三人往壓」

 ううう……またもやHDDにない漢字があった……。しかも人の名前。しかも主人公の名前(汗) また往壓の名前がタイトルについたら「往アツ」と入れなければならないのか。難しい漢字は登録できるような仕様だったらいいのになぁ。

 三人往壓というからには、他に二人出てくるって事だよね。同姓同名と言っても、竜導なんて名字がそうそうあるはずないのだけど。血縁なのかな? と思ったら、元閥が聞いたその男は声が同じだった! ……突っ込んではいけない所だったのかな?
 酒は初めてって、どう見ても20代には見えないなぁ。覇気もないし。しかも刀が震えているよ! そしてこの覇気のない往壓は、震えた刀に怯えているようだった。いや、普通は刀が震えたらビックリするか。こういう場合、刀に何かが取りついているって事で、この作品の場合はそれは妖夷って事になるんだよね。偽物が現れてどんな騒動が起きるのかな?
 最初は元閥が出てきたので、タイトルがあれなのも忘れてようやく彼がメインの話になるのかと思ったのに焦らすなぁ(笑)

 蛮社改所の皆のやりとりがいいなぁ。最初の頃のギスギスした雰囲気もすっかりなくなって。まぁ、放三郎は一人青筋を立てているけど(笑) 何でも往壓がうなぎの食い逃げをしたそうな。あの岡っ引きはまだ往壓を諦めていないのかー。何か理由をつけて捕まえられたらいいのね。放三郎が往壓は刀を差してしないと言っているというのに。その後、犯人が子どもと聞いてがっくりと肩を落としていたけど、往壓でなかったら捕まえる気もしないってか? なんて奴だ(苦笑)

 アトルと狂斎が外で一緒にいる!! あ、でも会話を聞いていたら狂斎が何とか連れ出した感じだねー。うーむ。頑張れ狂斎! 私は応援しているぞ!
 そこへ二本差しの少年が走っていった。ん? あれ? あの刀、さっきの覇気のない往壓が差していたものと同じ竜の紋様が入っているではないか? さっき宰蔵が見た時彼は一本しか差してなかったけど、それをどうしてこの少年が持っているのだろうか?
 そう思っていたら、歩いている二人の武士の内の一人に泥がかかってしまった! あ〜あ、因縁をつけられてしまうんだねー。まったく、この武士も偉そうに言う割りには小さい子に絡むなんて大人気ないな!
 さて、どうするのかと見ていたら……喋ったのはいいとして、野沢さんなのは凄い豪華なキャスティングだとも思ったけど……顔と声が合ってないと思ったのは私だけだろうか?
 関係ないけど、最近、野沢さんの声をDBのCM以外で聞くようになったなー。「デジモンセイバーズ」で聞いた時にはビックリしたけど。そういや、過去のシリーズで主人公のデジモンで出ていたっけと思い出した。現在それと同じデジモンの声で出演しているので嬉しいと思ったんだよね。今回は敵なんだけど。
 話を戻して。まぁ、最初にそう思ったのだけど、これも聞いていたら慣れるかな。さて、絡まれた少年は、落ち着いた声で「俺……いや、拙者が武士の心得を知らぬと言われるか?」と言った瞬間に、腰に差された刀……正確には竜の紋様が光を放った。そしてそれに呼応するかのように武士たちの刀が震えた。険悪ムードでやり取りをしているけど、どうも少年の挑発に刀が震えて、武士たちもそれに釣られているように見えてならない。
 様子を見ていたら、アトルに何とかできないかと訴えられた狂斎は、面倒臭そうに彼らの間に入ろうとした。……狂斎、惚れた弱味か、アトルにお願いされたら断れないのね(笑) 確かに、抜けと言われた大の大人が、いくら絡んでいたとしても簡単に刀を抜くなんてちょっと行き過ぎだものね。
 さて、子ども相手に刀まで抜くのはどうかと武士たちに声をかけた狂斎は、次の瞬間驚いた顔をした。その武士たちは何やら恐怖していたからだった。そして自分たちは抜いていない、刀が勝手に抜かせたと訴えていた。少年の方は、何やら楽しそう(苦笑) これは武士の果たし合いだと言って刀を抜いて武士たちに向かって行った。そして、刀が触れた途端に武士たちの刀が奇妙な形に歪んでしまった! 少年の刀も、こちらは……いかつい形に変形したいた。アトルは「妖夷!」と呼んでいた。やっぱり。そして武士たちの刀もよくみれば切っ先が顔に見える形になって、妖夷に攻撃をしかけていたが、結局は妖夷に食われてしまった。
 不思議なのは、少年が驚きもしないで当然のように刀を納めて立ち去ったという事だ。そしてアトルは刀が往壓と同じだと言っていた。名前も同じと言っていたけど、刀の名も往壓というのだろうか?

 そして一方、奇士たちは往壓の実家へと向かっていた。しかし往壓は嫌そうだ。それもそのはずだよ。元閥の言う通りだよね。しかし、元閥はドッペルゲンガーの話をどこで聞いたのだろうか?(笑)
 そこへ雪輪に乗ったアトルがやってきた。そして子どもはいるのかと尋ねてきた。その時の宰蔵の顔がおかしかった! そうか、そんなにショックだったのか。しかし、父親ほどに歳が離れている男でもいいのか? いや、父を亡くしているから興味があるのかもね。あとは、雪輪に乗っているのを見た時の放三郎の反応も笑えたな−。そのうち禿げるのではないのかと思ってしまう(笑)
 舟から降りた面々は、アトルの報告に食い逃げをしたのは少年の方かもしれないと結論した。まぁ、普通に考えたらそうだろうな。しかし、食い逃げしたのに武士と偉そうにあの少年は名乗っていたのか?(苦笑) そして往壓は子どもを捕まえる方が先だと言って、雪輪に乗ってしまった。よっぽど実家に寄りたくないんだねー。

 竜導家に行った放三郎たちは、そこで当主が往壓という名だと知る。養子の届けは出した筈だと応対した人物は言っていたけど、それがあの覇気のない往壓の事なんだろうね。
 そして宰蔵は往壓に出奔した理由を尋ねていた。正直、往壓が素直に答えるとは思っていなかったので、話し出したときには驚いた。そういえば、放送が開始して往壓が異界に行って戻ってきたと話していはいたけど、詳しい話は明かされていなかったね。
 往壓が剣を使えるのは、武士だからというワケではなかったのね。まさか竜導家が学問で仕えている家だったとは。また、一人息子だったために跡取りとして言い聞かされていたんだねー。それじゃあここでないどこかを望んでしまうのも無理ないか。本人は剣をとって仕える事を望んでいたのだし。
 しかし、そんな簡単な……というワケでもないだろうけど、異界は簡単に応じてしまうものだったのね。一瞬が一年か。そして一年間神隠しにあってから、母は片時も目を離さないようになったとか。うわー。母親からみたらそれは当然の事だけど、本人からしたら息がつまるだろうなー。

 狂斎はあれからずっとあの少年を追いかけていたのか……。本当に竜導往壓なのかと問えば、少年の答えは先ほど名乗ったように胸を張ったものではなく、戸惑ったような答え方だった。そして狂斎が刀を抜いてかかっていくと、少年も刀を抜いた。刃を交えた瞬間、またもや少年の持つ刀は他の刀を吸収してしまった。はっと少年は目を見張ったけど、彼は刀が普通の刀ではないとちゃんと認識していたって事で、狂斎の意図を知って驚いていたのかな?
 狂斎が声をかけると、往壓が姿を現した。そして二人の往壓の正体も判明した。一人は竜導家の養子となったもので、少年はその養子から刀と名前を譲り受けたという。重すぎる名だとあの覇気のない往壓は言っていたけど、出自はどこなんだろう? そして刀を譲り受けた少年は、武士になりたいと願っていた。
 宰蔵にウナギの食い逃げを責められ、本物の竜導往壓に名前を問われて少年は自分の本当の名前を白状した。……って……え……? 土方歳三!??? うわぁ〜。こんなところで出てくるとは思わなかったよ! 新撰組の中では私は土方さんが好きなので、これには本当に驚いた。
 さて、往壓が脇差しを返してもらうと言って、刀に触れるとそれは光を放って金士という正体を現した。そして、あの刀を吸い込んだ妖夷の姿と、往壓の武器は同じ形をしていた。おまけに往壓の斧と触れた途端に消えてしまったよ(汗)

 蛮社改所に戻ると、放三郎が説明してくれた。あの養子は竜導家の知り合いの子だったのね。そして一昨日より姿が見えないとか。つまり、宰蔵が目撃したのを最後にどこかへ行ってしまったという事か。真実を知った往壓は、実家を訪ねる決意をしたらしい。自分が家を出たせいで養子をとった。しかしその養子までおかしくなったと聞いたら放っておける筈がない。アビと宰蔵は往壓という人物をもう解っているんだねー。……放三郎はまだその域には行っていないようだけど(苦笑)
 実家へと赴いた往壓を、母親が迎えていた。25年ぶりに再会しても、母って自分の子どもなのか解るものなのだろうか? またもや気になる終わり方である。

 聞いている内に慣れると書いた歳三だけど、この話が終わる頃にはもう慣れていた(笑)

 当日に感想を書けなかった理由は、18日の記事にて。今回の記事の日付けはもちろん偽っている(汗)

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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 18話「漂泊者の楽園」

 今回のはどう感想を書いたらいいのか困った。いや、正直よく解らなかったんだよね(苦笑) まぁ、山崎屋の店主がイッちゃっている奴というのはよく解ったけど。

 店主たちを狂わせた妖夷は、ソテによれば人と妖夷の間に生まれた「できそこない」だそうだ。……妖夷と人の間に子が生まれるというのに驚いた。そしてソテが連れていたあのアソベたりは、やっぱり彼女が生んだものだったのか……。しかし、ソテって人間だったの? 目を見たら人間じゃないんだと思っていたよ。元閥が持っていた箱の中にそれがいるのに気付いて、捨てた方がいいと忠告するだけで、ソテは回収するつもりはないらしい。回収する必要がないものだったのね。
 米吉とその家族たちは、山の民のことを税を納めない山から山へ気楽に移動する者たちだと思っていたようだった。そしてそんな山の民に米吉はなりたいとずっと思っていたらしい。年貢に苦しめられず狭い家に詰め込まれて暮らす事もないんだと。しかし、真実は全然違った。
 山の民は日々寝る場所と食べ物の事で頭がいっぱいで、村の民との苦しみは変わらないとアビは後で米吉に伝えていた。

 アビが奇士になったのは、姉を連れ去った妖夷を探すためだった。人の姿をしたその妖夷は実はニナイが作りだしたものだった。」そして、米吉は箱の中に入れられた妖夷を、ニナイが生んだ瞬間に居合わせていた。人を模したあの妖夷が、実はニナイが作ったもので、彼女は攫われたのではなかったという事を知ってアビは愕然としていた。

 その夜、妖夷の肉の虜になってしまった山崎屋一派が、蛮社改所を襲ってそれを取り戻そうとしていた。混乱に乗じて妖夷の肉を持ち帰った米吉は、しかし、山崎屋の店主に肉をかえそうとしなかった。これはニナイに返すんだと、肉を手放さない米吉に店主は力づくで奪い取ってそのまま妖夷に被りついた(汗)
 米吉とアビが呆然と見ていると、店主の背後に於偶が現れて店主を殺してしまった。アビが攻撃をしかけようとすると、その胴にニナイの姿が見えた。どうしてニナイがこうなってしまったのか。それは米吉と同じ理由でニナイは山の民でいる事に嫌になっていた。攻めてくる者から逃げて別の山に移り住む生活に。
 そしてニナイは自分を連れていってくれ。全てを壊してしまえとその心で叫んでいた。つまり、ここではない何処かへ逃げていたんだね。長年彼女を追いかけたアビの苦労はいったい……。
 ニナイは山で一番強かったアビと結ばれたいと言っていた。しかしアビはそんな事を聞いてはいなかった。妖夷と子を成したのかと問うと、ニナイは異界に住む者は妖夷と結ばれないといけなかったと答えていた。そんな決まりがあるなんて……。アビは更に尋ねた。何故その生んだ妖夷を現実の世界に戻したのかと。その問いにもニナイは明解に答えた。妖夷は異界にとどまれないからと。そのために多くの者が惑わされたと憤るアビに、ニナイは弱いからだと言い切った。
 そこへ現れた往壓は、最初はニナイに漢神がない事に驚いていたが、それは別の場所に斯くしていたからだった。そして引き出したニナイの漢神は「異」だった。それは両手を高く上げている鬼の姿を現していた。「鬼」とは、この世で懸命に生きる人間を惑わす存在。
 吹き飛ばされたニナイの方へと駆け出すアビを、往壓は制止した。そこにいるのは鬼でもう人間ではないのだと。ニナイの姿をした鬼は、立ち上がりながら惑い苦しむのは、人間の弱さ愚かさゆえ。異界にその姿はないと言った。
 最後、神の炎に包まれたアビは、於偶を倒した。

 目的を果たしてしまったのだから、アビが奇士でいる理由はないのだけど彼は山の民と一緒には行かなかった。これからはどうやって生きるつもりなんだろう?
 今日は全然寝ずに徹夜しているのもあって、頭がうまく働かないので、今回はこんな感じで終了する。

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天保異聞 妖奇士 17話「幽世」

 宰蔵はいつから手品師になったのだろうか? あんな風に使うとは思ってなかったなぁ。元閥と宰蔵の部屋に現れたのは間違いなく妖夷だった。欠片を口にした元閥が妖夷だと確認したところで現れたのは、跡部を狙ったときだったか? そこに居合わせた男がそこにいた。山崎屋、そうとう怪しいのではないだろうか?

 マスラオが狂斎とアトルと飲んでいたのは何故だろう? あの追いかけっこの後でマスラオがアビに姉を見たとき場所を教えた辺りから協力者へと変わったのか? でも、アトルが一気飲みした後で狂斎がまだ早いと言うのを聞いて、それはお前もだろうと現代人の私は思ってしまった(笑)

 宰蔵たちの前に出された食事は妖夷の肉を使ったものだった。自分たち以外にも妖夷を食う者がいるのを知って、元閥は相当胡散臭い話だと言っていた。その直後に妖夷の肉を貪り食う男たちのシーンが流れたけど、妖夷の肉ってあんな風になってしまうくらいのものだったのね。往壓たちが普通に食べていたのでちょっとビックリした。彼らは妖夷を倒せば食べられるけど、貪っていた彼らは入手方法を知らないからああなってしまったのかな。でも生肉をあんな風に食べるとは……。
 感想を述べる元閥を見る宰蔵の目が冷めていた(笑) 演技だと知らない筈はないだろうに。しかし、口にしたときに妖夷の肉と言いかけたのをどつかれたり、宰蔵はそういう役回りになってしまったんだね。始まった頃は奇士の紅一点と言われていたからてっきりヒロインだと思っていたのになぁ。今じゃそんなの見る影もなくてギャグ担当だよ(苦笑)
 そんな宰蔵の視線をものともせず、あんな上手いものを食べたのは生まれて初めてだと感想を述べていた。それに満足したのか、店主は何の肉かと問う元閥に、秘密の部屋を開いてその正体を見せた。もちろん、そこにいたのは妖夷だけど、それは生きたままの妖夷だった。それをもいで口にする店主……。元閥はいつも妖夷の肉を美味しそうに食べているけど、それはいつも倒してからの話で、まさか生きたままの妖夷だったとは思ってなかった筈。しかし山崎屋にいる人間たちは生きたままの肉を食べていた。ひええ〜! 宰蔵たちの部屋に現れた妖夷の姿は、気持ちの悪いものではあるけれど、生きたまま肉をもぎ取られて食べられてしまう姿は可哀想だと思ってしまったよ。

 山崎屋の店主は妖夷の肉を餌に元閥らを使おうと考えたワケか。しかし今回は元閥の演技が面白かったよ。何あのバッテンな目は!(笑) 後は古事記の講釈を聞いているときの宰蔵の顔の変化も。そうか。彼女は難しい話は理解できないんだね。
 店主は平田篤胤に学び、また山の民を神々と考えていた。古き民がこの世を変えると言い、そのためにまずは江戸を追放された平田篤胤を呼び戻すらしい。どうやってと聞く宰蔵に、元閥は命じた役人を殺す事だと気付いた。目的は鳥居を殺す事なのか。それがアビの姉とどう関係があるんだろうか?

 しっかし小笠原は本当に真直ぐな奴だなぁ。跡部に真っ向から反抗していたけど、この先大丈夫なのだろうか? しかしあの後彼は何を見ていたのだろうか。
 また、アビも様子が変だった。いくら姉が妖夷に攫われたからと言って、あおこまで必死になる理由が解らない。彼が妖夷と戦う理由であったとしても。単なるシスコんというだけでなくて、山の民の絆が強いという事と解釈したらいいんだろうか? 私にはちょっと理解できないなぁ。
 まぁ、最後の最後で姉を攫った妖夷が出てきた。往壓が漢神を引き出そうとすると、アビが割って入って自分に任せろと言ってきた。……任せろって任せてどうにかできるんだろうか?

 鳥居たちの命が狙われて、それを望んでいなくても奇士の仕事は妖夷を倒す事だと言って往壓とアビは山崎屋にやってきたけど……今回の往壓はいいところなしだったな(苦笑) もう一体の、何度も肉をもぎ取られた方の妖夷の漢神を引き出そうとすると、周囲が赤くなって異界が現れた。往壓だけでなく、全員で異界を見る羽目になるとはねー。
 しかしその奥からアビの姉が現れた。回想シーンで描かれていたときは何年前のものかは知らないけど、歳はとっていないのは明らかだね。おまけに漢神を操る力も持っているようだし、自分を攫った妖夷を復活させていた。んー。何が何やら。あの姉さんは大丈夫なのかな? 最後にアビの名を呼んでいただけで終わってしまったけど、ニナイという個人としての意識はあるという事か?

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at 23:59, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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天保異聞 妖奇士 16話「機の民」

 新しい話に変わるとアバンが発生するのだろうか? OPから始まると思っていたので、アバンがあってちょっと驚いた。
 跡部が狙われた。鉄砲だと最初は思ったが、跡部は音も火薬の臭いもしなかったと言っていた。では、あの穴はどうやって開いたんだろうか? その場にいた人間が鉄砲を持っていたらすぐに見つかるからとボディーチェックをしたものの、何も出てこなかった。そしてたき火に何やら白いものが入れられていて、ようく見ているとそれは鉄砲の形をしたものだった。また、チェックを受けているときに、一人の男が意味ありげに長い時間映っていた。つまり、跡部を狙ったのはこの男だというのは間違いないだろう。

 山崎屋で大欠伸している往壓から始まった(笑) 放三郎に付き合って、だいぶ待たされているらしい。そしてその放三郎は書物を読んでいた。店主がお見せするものが貯まっていると言っていたが、もしかして積まれていた書物を全て読んでしまうつもりなんだろか? 書物だけでなく、西洋の絵画もあるらしい……。それを聞いて目を輝かせた放三郎だったが、どうやらその後に言っていた珍しい甲骨文字が目的だったらしいね。それなのに他のものに目移りしていたワケだ(笑)
 往壓がそれを見たものの、確かに漢神のようだが読めないと零していた。それを見ていた店主は、放三郎に手の空いている者がいたら用心棒を雇いたいと言い出した。海外の物を扱っているだけで狼藉を働くものがいるとかで困っているらしい。そこへ跡部が襲われたとおう連絡が入ってきた。跡部も蘭学に近い人間だから自分の店を狙っている者と同じ輩に襲われたのではないかと店主は放三郎に言っていた。

 その頃、宰蔵は扇子を改良したものを受け取っていた。一緒に来ていたアビが外を見ているとどうやら知り合いが通りがかったらしい。愕然とその人物を見ていると、五郎太がその人物に話しかけた。宰蔵の扇子のカラクリを工夫してくれたがその人物らしい。カラクリ師の名前はマスラオらしいが、アビがそう呼んで外へ出てくるとマスラオは逃げ出してしまった。……どういう関係なのだろうか?
 大名の支配を受けず、寺に人別もおかず気ままに生きる民がいる。マスラオは機の民で、アビは山の民で同じだと言っていた。この辺りの会話がよく判らなかったけど、アビはマスラオが江戸に入った事に対して何故だと聞いていたのだろうか? それだったらアビも同じなのでは?
 それはともかく、マスラオはアビが妖夷を、彼らの言葉で言うのなら地の神を倒しているのを掟を破ったと言っていた。地の神は自分たちを守ってくれるものだとマスラオは信じているようだが、アビは妖夷だとそれをキッパリ否定した。……マスラオ曰く、古き民jは地の神と言って奉っているのに、どうやってアビは倒す存在として認識できたのだろう??
 カラクリを使ってアビを拘束していたマスラオは、古き民である機の民や山の民の掟に背いた者を見逃すわけにはいかないと言ってカラクリを操作して、アビを気絶させてしまった。しかし、そう言いながらも気絶させただけだったんだね。自分に近づくなと言いながらマスラオはどうしてそうしたんだろう? どう見てもあれで人が殺せる思えないのだけど、アビの身体から力が抜けた時点で死んだものとでも思った?
 そこへそらを飛ぶ雪輪の上に乗ってアトルが現れた。どうやら匂いに反応して雪輪が飛び出してしまったらしい。塔の上で気絶しているアビにアトルガ声をかけてみると、アビはニナイという言葉を漏らしていた。……アトルと宰蔵って仲良くなれたのかなと思っていたのに、アトルは彼女を「奇士」とだけ呼んでいた。わざとなのかな?

 跡部の次は阿部が狙われるかもしれないと、放三郎は自分と往壓、そしてアビの護衛に就くと言い、宰蔵と元閥には山崎屋の用心棒をするように命令していた。
 そして放三郎が予想した通り、阿部が狙われた。しかし、跡部の時と同じく犯人は不明だった。そこへ雪輪とアトルと狂斎がやってきた。放三郎が往壓に文句を言うと、アトルを連れて来たら勝手についてきたらしい。今後も彼女が行く所には一緒について来そうだな。そしてアトルもあの様子だと来てはダメだとは言っていないみたいだなぁ。まぁ、来てはいけない理由もないから言わないのかもね。それでも往壓は役に立つ事もあるかもと付け加えた。その狂斎は、さっそくお絵描きを始めていた(笑)
 アビが訪ねると、アトルと雪輪は妖夷の気配もしないし火薬の臭いもしないと答えた。そこへ狂斎が池で何かを見つけた。拾ってみるとそれは紙だった。紙で作られた鉄砲ならば、水に溶かしたりたき火で燃やす事もできると話す狂斎に対し、アビは銃は火薬を使うのに、熱と勢いに紙が耐えられないとアビは狂斎の考えを否定した。しかし、気砲というのを聞いた事がないかと狂斎は尋ねてきた。それに放三郎が空気鉄砲の事かと聞き直していた。そんな物を作れる者がいるのかと往壓が更に聞くと、アビだけ心当たりがあるようだった。ところがその考えを否定するように頭を振っていた。

 マスラオの居場所を特定したのは狂斎が一番早かった。それにしても二人はいつも一緒だなー。アトルも狂斎と行動を共にするのは嫌ではなさそうなので、もしかしたらまだ望みはあるのかな? だったらいいな。
 一足遅れてアビもマスラオの元へとやってきた。紙の気砲を作って誰かに売ったのかという問いに、マスラオは意外にもあっさりとそれを認めた。するとアビは「逃げろ!」とだけ言った。しかし、マスラオはアビを信じないと言って逃げ出した。手早く気砲を作ってマスラオがアビを撃ったとき、狂斎がアトルを庇っていた! うん、ますますいいよ! 今回はそういうところに目がいってばかりだったよ!(笑)

 マスラオは逃げている間にカラクリ人形を作ったのだろうか? そんな事が可能なのかなぁと思った。
 何故地の神を殺すのかとマスラオが尋ねると、アトルがアビはニナイを探していると言った。……人の名前だったのか。しかし、それはマスラオの質問とは関係ないのではないだろうか? と思っていたら、ニナイとはアビの姉の名前だった! それから始まったのはアビの過去話……。つまり、彼が妖夷を倒すのは姉が原因だったということか。家族が攫われてしまったんだもの。他の山の民のように花嫁に貰われただなんて思える筈がない。そして姉を攫った妖夷を倒すために現在のアビがいるんだね。
 それを聞いたマスラオは、なんと、ニナイを見たと言い出した! しかもあの山崎屋の寮にいただなんて……。おまけに紙鉄砲を納めたと言っていたよね。では今度は誰に売ったのかという話になるなー。

 用心棒をしている宰蔵と元閥は、その寮で寝泊まりする事になった。そして夜中に妖夷が天井に貼り付いているのを見つけた。さぁ、これからどうなるのか、また楽しみになってきたなぁ。

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at 20:39, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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