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DEATH NOTE ディレクターズカット完全決着版〜リライト・幻視する神〜

 こういう特番があるとよく失敗してしまうので、今回は数日前から録画するよう設定していたので無事に見ることができた。この放送のことがもっと早くに知らせてくれたらダビング作業もスムーズに終わったというのに……。

 新作カットもあるという触れ込みだったけど、これ、TV版と変えていなかった? ヨツバグループで残っていたものはあの会議室で心臓麻痺で死んでいた気がするのに、それぞれ違う死に方になっていたし、Lの葬儀の後で月がリュークに言っていた台詞も別の場所で言ってなかったっけ?
 プロデューサーのメモによると、今回の総集編はリュークが回想しているという形になるらしい。そして来年の2月に公開される映画の宣伝のためでもあるらしい。……ヒットしたらしいけど、漫画を実写でされるのは反対な人間としてはいらないものだったな。キャストのインタビューなんて本編の間に入れられていたし! これが一番嫌だった。残すときに最初は残そうかなと思ったけど、本編しか残さないことにしてしまった(苦笑)
 話はそれるが最近漫画のドラマ化ってものすごく増えていないだろうか? 東京に行ったときに「山田太郎ものがたり」をちょっと見てみたが、感想は「なんじゃあれ!?」の一言で尽きるんじゃないかと。だって、キャラは全然違うし、着ているものは綺麗だし(笑)、住んでいる家だってあまり貧乏臭さを感じない。連載当初からコミックスを買っていた身としては、見るんじゃなかったと言わざるを得ないシロモノだったかな。しかも連載がまた始まったというじゃないの。と言ってもコミックス1巻分くらいで終わるかもしれないけどね。

 さてデスノートの方だが、リュークはあれから死神界に戻って何をしていたんだろう? することがなくてぼんやりしているようにも見えたけど。しかし、リュークは月に対して思い入れなんてなかった筈だから、面白いものが見れなくなって暇になったくらいにしか思っていないのかも。
 ノートを入手してからLとの決着がつくまでが今回放送された内容だった。見直すと「僕は神になる」発言がとても滑稽である。また、Lがキラのことを「幼稚」だと言っていたのにもその通りだとまた思った。
 しかし、本当にLとの決着までしか放送されていなかったなぁ。今回のはリューク視点だそうだから、リュークにとって一番面白かったのが月とLがやり合っていた頃だったんだろうね。ラスト近くなんて面白いとは言えないものだったし。まぁ、何にせよ久しぶりにLが見られて良かったよ。ただ、心残りなのはLの本名が不明のままだということかなー。

 工藤さん、今回は一人での出演でしかもコスプレなしなんだね。平野さんは多忙だから今回出られなかったんだろうか? しかしアップになるととても化粧が請いのが気になった。まだ若いと思うので、そんなに塗りたくらなくってもいいと思うのにな。それとも、見た目以上に年齢がいっているんだろうか?
 もう一つ気になったのが視線。口を動かしながらよく動いているんだよね。まぁ、その先に言うべき文言が書かれていて、それを見ながら言っていたんだろうけど。あんな風にわかりやすくされてしまうと不愉快な気持ちになる。何よりも、今回のタイトルを読み上げていたときだったかな。まぁ、確かに長いから覚え切ることができなかったのかもしれないけど、せめて自分が参加した作品のタイトルくらいは空で言えるようになってほしいなと思った。

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 以下日記。
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at 22:05, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 原作 感想

 ようやく原作をラストまで読むことができた。妹が貸してくれたのは7〜12巻までだった。以前に借りたときはどこまで読んだのか忘れていたんだけど、少なくともLが死んだとこおまでは読んでいたのは確かだなと読みながら思った。

 アニメはてっきり原作通りに描かれていると思っていたのだけど、そうではなかったことに驚いた。まぁ、7巻以前がどうだったかまではもう覚えていないのでどうだったかは知らないけど。
 感想としては文字が多くて読み辛い漫画だったなぁというのが一番印象にの残ったことだった(笑) 後半になると相沢もいろいろ頭の中で考えるようになる。それはいい。しかし、何と一コマの間に文字が多くてかろうじて顔に文字がかぶらないようになっていた、なんてコマも存在していたんだよねー。見たときはちょっと笑ってしまった。

 この漫画って、月とLとの戦いがメインになるよね。しかし、正義とか友情とかを謳うWJにはありえない主人公が殺人……しかも大量殺人者で、正義はまぁ月の中ではあっただろうけど、友情なんてどこにあるのだと言いたいくらい見つけるのが難しい作品だ。まぁ、Lとのライバル関係を友情と解釈しようと思えばできなくもないけど、そんな歪んだ友情はちょっと違うだろう(苦笑)
 主人公がライバルに勝つ。それは別におかしくはなくて当たり前の展開である。ただ、この作品のおいて違うのは、主人公の月がLを殺そうと策を巡らしていること。だから、セオリー通りに主人公が勝つと殺人犯が勝者で終わってしまうんだよね。これは少年漫画というのを考えたらこのままでは終われない。だからこそ、Lの遺志を継いだ者が出てきたのかもしれない。
 ただ、Lもニアもメロもどうして普通とは縁遠いキャラだったんだろう。Lに関してはああ見えてもスポーツはできるし、格闘技もできそうだから良かったけど、ニアに関しては引きこもり以外の何物でもによね(汗) だから最後の方は単に読んでいただけかも。殺人という大罪を犯した主人公は決してそのまま順風満帆であってはならない。必ずその報いを受けなくてはならないのだもの。しかしそれを行うのがニアなのかぁ……という感じだったかな。

 結局ニアはニア一人では、メロもメロ一人ではLを越えられない。だからLを超えたキラに適うはずがない。月は二人が手を組むことをまず考えから外していたけど、結局二人でならLを超えられるってことでキラにもようやく勝つことができた。
 アニメではかなりメロ関係って端折られていたんだね。それから相沢が月を疑っていろいろと考えているシーンもばっさり削除されてた。また、SPKの活動も、あそこまで描かれていなかったような気がする。
 何よりも驚いたのは、ラストが違っていたということ! アニメでは奇麗に終わってしまったのが実は物足りなかった。私は原作と同じラストでいってほしかったと思う。あれだけの大罪を犯したのだ、。原作のように無様に這いまわり、悔しさの内に死んでいくラストであってほしかった。美化は必要ない。いくら主人公でも大量殺人鬼なのに。

 アニメとの違いで扱いが全く違ってたのは魅上だね。アニメでは月に「あんな奴は知らない!」と言われて絶望した魅上は、そこで気が触れてしまったかのような表情をしていて、月がもがいているのを見てどうやったかは知らないけど自分の身体を傷つけ大量の血を噴き出していたんだよね。慌てて止めようとしても、その時点で出血死は確実だった。あれは月を逃がすためにしたのかなと思って、否定されても忠義を尽くすなんてすごいと思ったものだ。
 ところが原作では全く違っていた。その忠誠心は本物だったし、機転が利くのも同じだった。しかし、あの倉庫で月の醜態を見てお前など神ではないと否定していた。この時点で月もおかしくなっていたんだけど、その場にいる者を殺せと命じられてノートも偽物で手錠もはめられているのに「できるか」だものね。ちょっとこのシーンはビックリした。でも、原作の魅上はまだ正常な神経を持っていたんだね。留置所に入れられた10日後に発狂して死んだのは正気に戻ったからなのか、神を失ったからなのか、その理由は不明だけど。

 そして月。時計に仕込んだノートの切れ端にニアの名を書こうとして松田に銃で撃たれていた。ここは同じだけど、アニメではどうして月が他の者を殺せと命じているのか意味が分からなかった。しかし原作では彼がキラに賛同する意見を言っていたからと言っていたのでそうだったのかとようやくわかった。あとは、最後のあがきをしているときにミサに命じたり、自分が殺したのに高田の名を呼んでいたり……。その度にニアがどうしたのか教えてあげていた。
 最終的に月はリュークにまで命じようとしていた。しかし、ここでリュークが月にお前の負けだと言って月の名前を書いてしまった。それでも最後までそこにいたのは月がどう切り抜けるのかを楽しみにしていたからだったらしい。しかし、自分に頼るようではおしまいだと言って、アニメでも言っていたセリフを言ってノートに夜神月と書きこんでいた。あの「ちきしょう」と悔しそうに死んでいく主人公なんて前代未聞だったなぁ。
 死にたくない、助けてくれ。キラの存在が公になって殺されていった者も同様に思っていたはずだ。松田は夜神次長を、父親を死に追いやった月を怒りに任せて銃で撃っていたけど、死ぬ間際の月には同情していた。しかし、私は全くそんな風には思えなかったなぁ。月が死ぬことでこの物語が終わるのは必至ではあるけど、あっけなく死んでしまったのが物足りない。

 一番気になったのが後日談。原作では一年後の世界が描かれていた。相沢はどうやら出世したようで、Lとワタリと連携していた。この時のLはもちろんニア。月がいなくなった時点で、ニアに勝るものはいなくなってしまったのかな?
 ただ、松田はニアを「あいつ」と呼んでどうも嫌っているように見えた。井沢はあれこれ推理していた松田に対してそれは彼が月を好きだったから願望を言っているのだと指摘していた。松田が月と同じ年で、もっと……中学の頃から仲良くしていたら、月はあんな風に曲がってしまわなかったのではないかとちょっと思ってしまった。
 その後の世界でどうなってしまったか。それを描いてくれたのはありがたかったけど、肝心な部分が描かれていなかったのが残念だった。自分の息子が月で、夫を、父親を殺してしまったこと、娘を、妹の精神を病ませてしまったことを母親はどう思ったのか。娘がいるから大丈夫だろうけど、もし一人しか残っていなかったらそれこそ精神を崩壊してしまったかもしれないなぁ。……って、あのときに起こったことは現場に居合わせた者たちの胸にしまっておくのだったっけ?

 それからミサ。アニメでは最後に電車に乗って、どこかのビルの屋上に立っている姿が描かれていた。月のいない世界に生きている意味はないとか彼女は言ってたっけ? だとしたら、あの後自分の前から姿を消してしまった月に自分は捨てられたと思いこんでしまってあのまま飛び降りたと考えることもできる。
 ただ、原作ではニアに拉致され解放してもらった後どうなったか描かれてなかった。そういうのはなかったのに、どこかの山中でキラを神として崇めているキラ教なるものができたかのようなシーンがあった。あれはキラの裁きが止まって世の中が乱れてしまったことに対してキラの復活を祈る集団だろうか? まぁ、月は人々の心の中に神として生き続けたとかそんなところか。あの最後にアップで描かれた女性に意味はないと思うのだけどどうなのだろう?

 まぁ、そういうワケで月の最期あ原作の方が断然良いと読んで思った。

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at 22:04, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 37話「新世界」

 ようやく終わったよ。毎回毎回忌々しい思いをしているけど、何週も遅れての放送ではなくて6月中で終わってほしかったよ。次に放送されるのも遅れての放送なんだろうな。「BUZZER BEATER」は見るけど感想は書かないと思う。スポーツものだしねーとか言いながら「おお振り」の感想を書いているのを思い出した(苦笑)

 さて、ドアを開いた魅上は月の言うことしか聞かなかった。これだけでもキラが誰なのかを物語っているし、何よりあと数秒前というところで「ニア、僕の勝ちだ!」なんて自分で言ってしまったし。
 ところがニアは最初から「死なない」と言っていた。そう言えるのは確たる自信があるからだろうね。ニアのような人間は確証がなければそんなことは言わないだろうし。

 タイムリミットが来ても誰も死ななかった。その事実に一番驚いているのが月と魅上のだった。そのときの表情は今まで見たことのないものではなかっただろうか? 狼狽した魅上は確かに書いたと呟き、そして月に向かって「神! 私は仰せの通りにぃ!」と訴えてしまった。ニアはレスターとジョバンニに魅上を捕えるように指示を出したが、月はまだ目の前の事実が理解できないのか呆然と立ったままだった。そしてニアは魅上からノートを奪い、書かれた名前を確認した。……ニアの本名ってNate Riverでいいのかな? それにしても魅上って字は綺麗じゃないんだね。メロの本名もわかったけど、Lだけが不明のままなのが気になる……。

 さて、ノートに名前を書かれていない人物、そして魅上に「神」と呼ばれ、更に先ほど「僕の勝ちだ!」と言った月がキラなのがその場にいる全員に知られてしまった。どうすのかなと思っていたら……何とも不様な誤魔化し方だったな。この期に及んで話したことって今までで一番最悪で醜悪だった。今まで想定通りにことが進んでいて、今回のが初めての想定外の出来事だったのかな? 言っていることが小学生並みじゃないの(苦笑) おまけに今まで自分に尽してきた魅上を「知らない」呼ばわりするし。
 Lが出てきてから月が殺したのは、保身のためだった。自分以外は誰でも死んでもいいと思っているその姿に私は嫌悪した。そしてこれまでずっと自分の思い通りにことが運んでいたために壮大な勘違いのまま来てしまったのだろうね。
 魅上は真面目な青年だったと思う。その生き方は月になって遠く及ばないくらいに優秀な人間だったと思う。それが月を知ってしまって、利用されてゴミのように捨てられて……。あの絶望の顔を浮かべ、叫びを発して項垂れた魅上が本当に可哀想だった。
 自分が優位にいるときは優しくできても、余裕がなくなると途端に本性を現すってのと同じだね。そんな体たらくでよくもまぁ、自分を神だなんて言えたものだ。神ってのはもっと超然としていなくてはいけないのでは? 間違っても正体がバレたからと言って取り乱してはいけないだろう(苦笑)

 そんな月の肩に相沢が手を置いた。さっき「僕の勝ちだ」と言ったのが自白したのと同然なのだと言って。月はそれでおとなしくなった。今まで自分たちを騙して、最後には殺そうとしていた人間に対して優しく声をかけるなんて、相沢って本当に警官なんだなと思った。一番ショックを受けたのは松田のようで、彼は「月くん。なんで……」と力尽きたように座り込んでしまった。
 しかし、手錠をかけられそうになって月は相沢たちから逃げた。そして壁に手をつき信じられないという表情で彼らを見ていた。ニアに「貴方の負けです」と言った後、どうやってノートに細工したのか説明を始めた。
 ニアは本物のノートをいつの間にか手に入れていた。今までそんなシーンがなかったのでこれには驚いた。しかも、ジョバンニは一晩で本物そっくりのノートを作り上げたんだという。本物のノートを手にしたニアにはリュークが見えていた。だから最初から誰も死なないと言えたんだ……。リュークと挨拶をしているシーンは、こんなときなのに笑えた。リュークがちょっと間抜けだったし。
 ニアの静かな話し方がそれだけ怒りが大きいのが伝わってくる。普段から無表情だったからとても伝わってきた。再度ニアは月がキラだと断言した。往生際の悪い月は、それでも何かカラクリがあるんじゃないかと考えていた。そしてあろうことか魅上が裏切ったとまで思う有り様。本当に誰も信じていなかったんだなと思える台詞だった。そんな月の考えなどお見通しなんだろうね。ニアは「違いますよ」と月の考えを否定した。
 本物のデスノートには、清美の名前が書かれていた。月が書いた時間より1分後に設定してあたらしい。本当に魅上は優秀だなと思う場面でもあった。魅上は月が身動きできないから、それが自分の役目と言うが、月は今日のこの日まで余計なことをするなと指示しておいただろうと激怒した。
 メロが動いたから魅上は月の代わりに清美を始末しようと考え、普段とは違う行動をしてしまった。……ということは、彼はジョバンニが尾行しているとは気づいていなかったんだね。そしてジョバンニは几帳面な生活をしている魅上が、26日にとった不審な行動のおかげで本物のノートを手に入れることができ、ノートに細工できたんだね。それにしても死神を見てよく平然としていられたもんだなぁ。

 言い逃れできるものならしてみろと言われた月は大声で笑い出した。しかも目まで赤いよ(汗) それを見ている相沢たちうの顔が怖いよ。そして月は自分がキラだと認めた。そして自分の思いを話した。自分は新世界の神だと言えるなんて本当に馬鹿としか言えないなぁ。まぁ、頭が良くて潔癖だった月がノートを手に入れてしまったからこんな荒唐無稽なことを考えついたんだなと思う。……とはいえ、私も本当に最初の頃は月の考えに共感していたんだけどね(汗)
 人を殺すのが犯罪だと解っている。しかしもうそれでしか人の世を正せない。それが自分に与えられて使命なのだ。そしてそれは他の者にはできない。新世界を創るのは自分しかいない……。犯罪者がよく言う言葉なんじゃないかと聞いてて思った。殺人が犯罪だと解っているけど、それは世直しをするためだと言っている姿は自己陶酔しているようにしか見えなかったなぁ。
 しかしニアはきっぱり月の言い分を否定した。「いいえ。貴方はただの人殺しです。そしてこのノートは史上最悪の殺人兵器です。貴方は死神やノートの力に負け、神になろうなどと勘違いしているクレージーな大量殺人犯。ただそれだけの何者でもありません」其の通りだね。どうしてこんなに歪んでしまったんだろう……。
 ただの人殺しと言われるのは月のプライドが許さなかったんだろうね。言っても解らなぬ馬鹿ばかりとまだ思っていた。ノートは今ニアの手中にあって、切れ端に書いても効果があるとニアはリュークに確かめていた。それなのにまだ腕時計の中に隠しているノートの切れ端で足掻こうとするとは……。
 月はニアと相沢が持っているノートは本物か?と言い出した。本物のノートの在処は自分が知っているとも。キラを倒すなら自分や魅上の名前をノートに書き込めばいいと月は言うが、それをしたら月と同じではないか(苦笑) でもまぁ、それは時計に仕込んだノートに書き込む隙を与えるために言っていたことなのは明らか。しかし、レスターにノートを仕込んでいると気づかれ、更に松田に撃たれて最後の足掻きは失敗に終わった。

 松田の行動が意外だった。しかも、構えて撃っている姿は今まで見たことがないくらい怒りの表情を浮かべていた。でもそれは当たり前か。今までキラを捕らえるために協力してきたのに、その本人がキラだったんだものね。しかし正確に月の手だけを狙って撃てたのが本当に凄いなと思った。
 ところが、彼が怒っていたのは自分が騙されたからだというものではなかった。父親を殺したことに対しても怒りだった。
「何だったんだ! 君のお父さんはいったい何のために!?」
 そんな松田の血を吐くような叫びに、月は「父さん……ああ、夜神総一郎か」なんて言っていた(汗) 父親が死んだときは、彼も泣いていたと思ったんだけど、あれも演技だったのか? だって、父親のことを尋ねられて「ああ、夜神総一郎か」なんて言い方、ありえない……。どんなに中身が腐っていようとも、家族に対しては普通に情を持っているようにお持っていたのに、それすらもなかったんだ。それは自分が神だから?
 そして月は続けて言った。
「ああいうクソ真面目で真直ぐな人間が損をするんだ! そんな世の中でいいのか!? 解ったら、そこにいるそいつらを殺せ! 撃てぇ!!」
 尊敬する上司の息子。自分より若いけどずっとずっと優秀で、でも父親と同様の正義感を持っている尊敬できる後輩だと松田は思っていたのかもしれない。そんな男の狂態に彼も絶望していただろう。そして最後まで息子を信じて疑わなかった上司の思いを踏みにじった月は殺しても殺したりないと松田は思ったに違いない。あの涙は無念の涙だろうけど、父親に対してだけでなく、息子に対しても流していたものだと思いたい。普段は頼りなくて皆からも呆れられていた存在だった松田の、松田だったからこそ心に響いてきたシーンだったのかもしれない。
「父親を死に追いやっておいて、馬鹿を見たですませるのか!!」
 しかし月はそれでもノートに書くのを止めようとはしなかった。松田は叫びながら月を撃った。そして倒れた月に近づいて「殺す! こいつはこいつは殺さないと駄目だ!!」と言って、最後の弾を撃ったが殺せなかった。そりゃそうだ。だって松田は月のような殺人者ではなくて警察官なんだもの。……って良く見たら松田は皆に取り押さえられていた。えーっと、本当に殺すつもしだったのか……。ま、いいや。

 神の不様な姿を見て魅上は何を思ったのだろうか? 口を歪めて月を見ているその表情はいったい? 月は魅上に尚も殺せと、ノートに名前を書けと叫んでいた。自分を認めてくれた神がただの人間だったとようやく解って絶望したんだろうか? ……したんだろうな。自分を知らないと言われた以上に、喚く神の姿はショックだったに違いない。声もなく涙を浮かべた魅上は痙攣しているように見えた。
 月はもうおかしくなってしまったんだろうか? 次にミサはどうしたと叫び、次には高田は、と殺した者の名まで呼んでいた。しかしだよ? いったいどうすればいいと、まだ助かろうとしていたのには呆れた。
 ここで魅上が……ええと何をやったのかよくわからなかったけど、大量の血をまき散らして叫び声を上げていた。その瞬間、皆の意識が魅上の方へ向いてしまった。月はその隙に立ち上がって外へ逃げ出してしまった。……魅上はそんなになってまで月を逃がそうとしたんだろうか? だとしたら魅上は本当に凄い奴だと思うよ。
 外へ逃げ出した月に気づいたのは松田だった。そのときにはもう落ち着きを取り戻していた。「月くん!」と名前を呼んだときは、さっきまで憎しみの感情で彼を撃っていたとは思えないくらい静かだった。追い掛けようとする相沢を、ニアはあの傷では遠くに行けないから放っておいても身動きできなくなると止めようとした。しかし相沢はニアに指図は受けないと毅然と言った。
 この反応にはニアも驚いていたようだった。ニアにとって、キラはLの仇以外の何者でもないということなんだろうね。しかし、相沢たちは月が学生の頃からの付き合いで情があるということなんだろう。ちゃんと捕まえて傷を治して罪を償ってもらいたい、そう思って皆追いかけていったのかもしれない。

 最後に、過去の自分を振り返りながら逃げている月をリュークが死神の顔をして見ていた。死神なんだkら、死神の顔をしてという表現はおかしいかもしれないのだけど、彼はお茶目な性格を今まで見せてくれていたから(笑) そして月の負けだと宣告し、月が死んだときに自分のノートに月の名前を書くことになると最初に言ったと言っていた。それはノートを人間界に持ち込んだ死神と、そのノートを最初に手にした人間の間にできる掟なんだそうな。
 そしてリュークは牢獄に入れられたらいつ死ぬのか判らないし、待つのも面倒だと言う。「もうお前は終わりだ。ここで死ね」と実にリュークらしい理由で、彼は自分のノートに夜神月と書き込んだ。互いの退屈しのぎになった。いろいろ、面白かったというのは、リュー0クにとっては最高の賛辞だったのかもしれないね。
 リュークの目からはそうとしか見えなかっただろうけど、相沢たちは罪を償って再出発してほしい。それができるんだと言いたかっただろうな。月自身は……リュークの考えに賛同するかもしれないね。最後まで認めないであまつさえ逃げ出したんだもの。
 しかし、死んだときの表情は悲しげなものだったなぁ。魅上は既に出血多量で死んでいたようだった。そしてミサは……月のことを知ったのだろうか? どこかのビルの屋上の柵の外で目を瞑っていた。それって月が死んだのと同じ時間に飛び下りるということだったのだろうか? ミサは月がキラだというのに最高だとかつて言っていたもの。彼が何者でも、彼女の想いは揺るがなかったんだろうし、彼が死んでしまったのなら生きる意味がないというのも本当だったのかも。

 この作品で一番不幸だったのは夜神母だったろうね。月が死んだところで終わってしまったので、その後どうなったのは全然判らないんだもの。でもまぁこれでようやく未読だった原作を読めるようになったな。……って、いつ読めるんだろう(苦笑)

 えーっと、スペシャルが放送されるらしいので、デスノートの感想はあと一回は残っているということになるんだね。何しろ新規のシーンが追加されているらしいから、まぁ、ただの総集編ではないというので少しだけ楽しみかな。

at 23:59, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 36話「1.28」

 ま、曜日が被ってしまったので今回からビデオ録画になってしまった。標準で録画しているから大丈夫だろうと思ったのに画質がよろしくなくて不満だった。しかし「ひぐらし解」をビデオで録画する気は最初からなかったので、あと一回我慢してビデオ録画だ。それにしても、「絶望先生」もそうだけど、どうして面白いアニメを同じ曜日にするんだよ(泣) 他の曜日にしてほしかった……。

 さて、タイトルの通りに1月28日にニアたちと月が対面することになるんだが……。ああ、やっぱりこの荒い画像が我慢ならない。「のだめ」は綺麗だったのになぁ。これはチャンネルのせいか??

 清美が死んだことが報道されても月は無表情だった。頭の中はニアのことでいっぱいで、使い捨てのコマには演技するのも面倒だとでもいうのだろうか? 相沢の顔が怖いよ。
 それにしても、皆次の代弁者の話にもちきりで誰も清美の死を悼まないのはどういう世界だよ。死者に対して言いたい放題だし。……でもまぁ、これは現実の世界にもあることか。つまりは代弁者に選ばれた彼女に嫉妬していたということなんだね。
 同じコマでもミサの方は無事解放されたようで、お詫びのつもりなのか豪華ホテルの部屋を与えられていた。電話で確認した月がしばらくジッとしていてくれと言っていたけど、彼女もニアとの決着が着いたら殺すつもりなんだろうな。だって、ノートの存在を知る者全てを始末すると言っていたんだし。仮に父親が生きていても同じ事を考えたのだろうか?

 さて、待ち合わせ場所の倉庫に向かった月たちだが、そこにはニアたちが既に到着していた。しかしニアだけが仮面を被っていた。あれってLの面だったのね。全然わからなかった(汗) 月はニアのことをLに及ばないと思っていたけど、月にとっては今でも一番のライバルだったということなんだね。確かにあの戦いには燃えたのだろうけど、それでも及ばないと断じるのは早すぎるんじゃないだろうか?
 もともと動きのないアニメではあるけど、今回は特に何もない状態が長かった。だから水の落ちる絵とか汗が流れるところが丁寧に描かれていた。あと愉快だったのが月が自分の勝ちを疑わずに、無言の時間に笑いを堪えるのがこんなに大変だったとは思わなかったと言って口元が歪んでいたところだね。
 念のために被っていた面をニアが取ったあとに笑っていた。その笑顔が歪だったので、さっき月が笑いを我慢していたのと同じだったのかと思いそうになった。もともと無愛想な彼が頑張って笑顔を作ったんだと思うことにしようかな。

 ニアが待っているのは月も待っている魅上のことで、倉庫の中にはドア一枚しかなくて、様子を窺うにはそのドアを開けなくてはならない。ニアはその人物が第三のキラで自分の顔を見てノートに名を書き、この場にいるノートの存在を知る者全ての人間の名も書いて殺そうとするだろうと告げた。そしてその人物が中に入ってきたとしてもそのまま迎え入れ、覗くだけなら気づかぬ振りをしろという。松田はワケが解らないと声を荒げるが、ニアも自分が殺されない自信があるからそう言うんだろうね。
 ニアが「もう来てます」と静かに告げた直後から騒がしくなった(笑) 魅上が中を覗いて、月を見て「神!」と心の中で叫ぶと全員の名前を書き出した。うーん。月とはなかなか会えないから、自分の神がすぐ傍にいるというに興奮して、神の望むことを自分が行えるということに陶酔しているんだろうな。普段は冷静なのにもったいない。しかし、この作品はこういう妙なところでオーバーな動きにするのが面白いな。
 狂ったように「削除!」と叫びながらデスノートに自分の名前を書き込まれているのを知らぬ振りなんてできないって。松田の反応の方が正しい。ジョヴァンニたちはニアを信じているから冷静でいられるのだろうけど……。
 全員の名前を書き上げたときの魅上が笑える。そうか、月のいる前で役目が果たせるのがそんなに嬉しいのか(笑)

 しかしニアはノートに細工したから大丈夫だと断言していた。そして魅上が自分たちが死んだのを確認するために再度中を覗くから、そのときに捕まえてノートを確認すればいいと静かに話していた。名前を書かれていないのがキラだと言って。
 そのときの月はニアの話なんて聞いている場合ではないんだろうな。笑いを堪えるのに必死で。ニアがノートに細工をするのは予測していて、だから魅上にそっくりのノートを作らせて、その間は破ったノートを渡していた清美に裁きをさせていたのだという。ニアと同様に、月も魅上の几帳面な性格を知っていて、それを見越した上で予防策を張っていたらしい。
 しかしニアとて月がそう予測して行動すると予想していたに違いない。それがどういう方法をとってノートに細工をしたのか。

 あと、月に話しかけられたらすぐに返事をしたというのに、ニアが何かを言っても魅上は全然答えていなかった(苦笑) ニアがおかしいと指摘したように、月にのみ反応していた時点で皆に月がキラだと言っているに等しい。それを「正直者」で済ますなんて、自分の勝利を確信しているから言えたことなのかも。
 ここで笑いを堪える月がおかしくてならない。また、月が最初の名前を書いてからどれくらい経ったかという質問に答えようと時計を見る魅上の表情が子どものように感じた。もしくは精神異常者。
 ニアがジッと月を見つめている中、魅上がカウントダウンする声が響いていた。何も知らない松田なんてもう生きた心地がしないだろうな。ニアの視線にも余裕の表情で立っていた月は、魅上のカウントが1秒前になって遂に白状した。「ニア、僕の勝ちだ!」と。
 あ〜あ、とうとう言ってしまったよ。自分でキラだと名乗ってしまったらもう誤魔化しようがないのにね。まぁ、L以上の存在なんていないと鷹を括ってしまいニアを見下していた時点で負けは確実だったのに、最後の最後まで自分の勝ちを疑わなかった月が滑稽だったので、それはそれで面白かったけど。
 さてようやく来週は最終話……と思ったら、再来週に延びていた。

at 23:59, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 35話「殺意」

 今回は絵がとっても絵が綺麗だった。しかし内容は最悪だった。今のあの世界ではあんなに堂々と人を殺せてしまうんだねー。キラに逆らったからというだけで(汗) アメリカ人も真っ青な世界だね!(笑)
 久しぶりに出てきたメロは、今の自分ができることがどうとか言っていた。しかも以前に出てきたときと雰囲気が違う。とってもまともな人間に見えた。清美を誘拐したのにまともとは言えないのだけど、この世界が既におかしいのでまともに見えてしまう(苦笑) しかし清美のボディガードって、最初に出てきたときよりも大仰になっていたと思ったのは気のせいだろうか? ただのアナウンサーなのに芸能人みたい。
 夜神父が視たためメロの本名はわかっていたけど、月は顔を知らないので殺せない。今回は予め清美にノートを数枚渡していたから可能だったことだよね。しかも目の前で裸になれだなんて辱めを受けても黙って従ってたし。仲間がいないからというのもあるけど、メロもまさか彼女がノートを持っているとは思ってなかったんだろうな。仲間が銃殺されたのを知って驚いていたようだったし、最初に出てきたときより警戒心が薄くなってしまったんじゃなかったんだろうか?
 清美が震える声で月に電話をしたとき、彼女が血を流しているように見えた。運転中のメロが死んでしまったから、衝撃で怪我をしてしまったのかな。初めて犯した殺人に震えて助けを求めているのに、駒の一つにしか思っていない月は言葉で労ることもしてくれなかった。身も心も捧げていたのに何たる仕打ち! おまけに用は済んだとばかりに月に殺されてしまった(汗) 先週タイトルを見たときは、清美が月に対して殺意を抱くのかと期待したのだけど、彼女は最後まで月を信じて死んでしまった。後は魅上とミサだけど……。ノートを知る者は殺すみたいなことを予告で言っていたね(汗) しかし魅上は月と同じ考えができる人間なので、自分が殺されると知ると反逆してしまうのではないだろうか?

 あと二回か。ニアと倉庫で会う取り決めをしていたけど、ここまで月の思う通りにことが進んでいた。まさかと思うけど、このまま終わるなんてことはないよね……。やはりこの世界風に言うのなら悪には裁きが必要だよ。諸悪の根源をさっさと始末しないと……。ニアはどう打って出るんだろうか?

 普段はD/N攻略マニュアルは見るというよりは流しているのだけど、先週日高さんが出た上に、今回は朴さんが出てきた! って、デスノートと関係ないじゃない(笑) 名前のところにもそう書いてあったけど、次にナナが出たりレイラが出たりとなかなか嬉しいものだった。宮野さんと朴さんのコンビがなかなか楽しそうだったなー。しかし宮野さんは歌は大丈夫なのか? まぁいいか。来週も出るそうなのでちょっと楽しみ〜。
 ところで、予告に出てくる忌々しいあの文字! それだけでなく、関東では6月中には終わったってことも忌々しいね。こちらは後二回残っていて、来週からは「ひぐらし」が始まり、見事にバッティングするんだよね。二話連続で放送して先月中に終わらしてほしかったよ。
 「ひぐらし」って今度は気合いを入れて制作しているらしいので、楽しみにしているだけにどちらをレコーダーで録画しようと迷っている……。本当に困る。どうして被らない時間にしてくれないんだろうか?

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at 23:59, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 34話「虎視」

 ニアはキラを月と断定しており、そして今回はXキラを魅上とした。

 相沢の月への疑いが濃厚になっているのが見ていて楽しい(苦笑) 監視カメラを外したら、そりゃ筆談できるって考えるだろう。一人で裁きと言う名の大量殺人を行っている間は圧勝だったけど、ここのところの月の行動って粗があるよね。だいたい、筆談するならホテルに備え付けているメモ用紙ではなく持参した方が良かったんじゃない?
 相沢が一番下の用紙に爪痕を残していた。なんで一番下なんだろうと思っていたけど、上からだと筆圧で筆談しているのがすぐにバレてしまうからかー。だったら紙を外して書けばいいのにと思ったけど、それだと書いているときの音が拾われてしまうか。……やっぱり持参していたら良かったんじゃない?

 さて、松田が会話の内容に喜んでいた。今の状態は月がミサと清美を二股している状態だものね。ミサにはキラを捕まえるためだと月は説得したかもしれないけど、だからって自分以外の女と会うなんて納得はできないだろう。
 先週の直接対決を聞いて「ミサのやつ、余計なことを。いや、高田もだ。まったく女というやつは……」と忌々しそうに心の中で呟いていた。……そんなのあったり前じゃないか。女云々を言う以前に、自分以外を駒としか考えていないからだろうと言いたい。そしてどちらに転んでも月は恨みを買うことになる。それに今は清美の手にデスノートがあるというとても危険な状態だよね〜。
 清美は月にとってミサとはどういう存在だったのかと尋ね、魅上の前にキラの仕事をさせていたと回答されて愕然としていた。しかし、自分の知らぬところでミサがノートを手に入れたという文面に、彼女は仕方がなくで自分は選ばれたのだと納得させようとしていた。……一途なんだなぁ。

 ニア側は魅上一人を張ることにしたのか。彼の行動を逐一チェックしているなんて大変だなぁ。しかしなぁ。読唇術をできるのはわかったけど、元CIAの人間とはいえ日本語のそれができるのか甚だ疑問だ。あとは、アニメなんで口パクだけだと判らないなぁ(笑) まぁ、アニメに日本語も英語もないのは重々承知しているのだけどねー。

 清美との逢い引きが終わり、相沢がチェックアウトしにホテルに向かった。私はここで彼が用紙に入れた爪痕が残っていると思っていたのだけど、なかったのに驚いた。やっぱり月は初期の頃より落ちてしまったな。ま、これで相沢の疑いは確信になってしまったんだね。
 すぐにニアの元を訪れた相沢だけど、彼が突き止めた諸々は全てニアが知るところだった。それどころか、余計なことをしないでくれと釘を刺されていた(汗) せっかくやったのにね……。
 ニアはもうキラである証拠を挙げればいいのではなく、自分がキラに完全なる負けを突き付けるしか止める手段はないと言った。相沢たちはもうカヤの外だと宣告したが、それでもキラを捕まえたいのなら、今まで通り見張っていてくれと告げた。しかし相沢たちが二代目Lを見張るのもシナリオに組み込まれているのだと言って、その形で協力してほしいのだと続けた。
 聞いていたらニアの勝利は確実のようじゃないか(苦笑) 最後にどうやってキラを負かすのかが楽しみだ。

 日付けはどうやら12月31日らしい。あの歌謡祭って紅白のことなんだろうね。最初に出演する筈のミサは、ニアのSPKによって攫われていた。う〜ん。これからラストに向かっていくのだろうけど、キラがいなくなって新しい年を迎えるという展開なのかなー。
 番組内で清美がミサの欠席を告げると、模木が一緒にいたのにと相沢が大声をあげていた。模木は相沢からメモの話を聞いて彼同様に月をキラだと確定し、だからレスターたちに大人しく従ったんだね。最初は文句を言っていたミサも、そんな模木の真剣な様子に大人しくなった。
 彼女らを捕えたことをニアは正直に話していた。それは犯罪だと言う月にも、ニアは同意の上だと涼しい顔で言っていた。もちろんそれは事実だけど、ミサには皆が殺されるかもしれないから大人しくするように模木は説明したようだった。
 ニアの作戦は順調に進められていると、TVを見て知ったジョバンニは時計を見ると自分も行動を開始した。彼はずっと魅上を張っていたので、判で押したような生活をしている魅上なら、大晦日でも21時からスポーツジムにやってくるだろうとジョバンニは断言した。そしてその日にニアはジョバンニにノートを触るように命じていた。
 ニアの命令にジョバンニは驚きの表情を隠せなかった。もし死神が憑いていたら、自分が死ぬ可能性はあるかと問うジョバンニに、ニアはあっさりと肯定した。そればかりか、それを確認するためにするのだとまで言っていた。しかし、怖いのならレスターにやってもらうと言われて迷いはなくなったようだった。
 命令を忠実に実行するジョバンニはとても勇気のあるキャラだな。しかし期待(?)に反して死神は現れなかった。その報告を聞くと、ニアは模木に死を操れる時間を尋ねていた。そしてジョバンニが操られていると仮定して、その時間を経過しても彼が生きていたらLと対峙すると言った。あれ? 期間は23日と模木は答えていたっけ? だったら年が明けたら〜というのはなしか(苦笑)
 次にニアはジョバンニに写真を撮るよう命じていた。実際にどう書き込んでいるのか、それに規則性やクセ、どういうノートなのか、その全てを知りたい、自分の目で見てみたいと言っていた。しかし……こんなに勝手に触っていたら魅上も気がついているんじゃないだろうか? 今持っているのは偽物のノートなんだし。筆跡が魅上の書いた調書と同じだと知って、ニアは「これならいけます!」と嬉しそうに言っていたけど、これから何をするんだろうか?

 関係ないけど、黒髪に青い目というのはいいね〜。

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at 23:54, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 33話「嘲笑」

 私 と し た こ と が ! 一生の不覚というのは言い過ぎか(苦笑) 先週、まともに見ていなかったのかもしれない。
 何をグダグダ書いているかというと、清美の声に全く無頓着だったことに気づいたから。今日見ていてどう聞いても真綾ちゃんにしか聞こえないなぁと思ってEDを見て愕然としていたのだ。清美のような役を演じたことってなかったんじゃないだろうか。それもあって、先週は全然気づいてなかった……。
 物語が終了してからアニメ化したのだったら、学生時代に出てきたときはどうして真綾ちゃんではなかったのだろうか? 学生の頃に出てきたときは演技の「え」の字もないほど棒読みだったような……? 何故変えたのかなぁ。まぁ、真綾ちゃんが演じてくれて嬉しいけど。

 先週はお休みしていたニアが出てきて日本にやってきた。レスターをNYに呼び出したのは一人で飛行機に乗れないからと言っていたときはちょっと可愛いかもと思ってしまった。飛行機の中ではレスターに次のおもちゃを手渡してもらっていた場面を見て更に可愛いと……。

 リアルタイムで最後のシーンだけを見ていたので、魅上がノートに書いて「削除」と言ったときはそんな浅慮をする奴なのかと思ったけど……。前半を見て予め月は清美と魅上に指示を出していたんだね。それでニアは引っかかってくれるんだろうか?

 でも、今回の一番のみどころは女の対決だね! 清美のあの冷たい顔ったら! 対してミサは迫力負けしているし。声が高いからというのも手伝って全てにミサは負けていたような気がする(汗)
 それにミサってノートの所有権を放棄しているから記憶を失っているんだよね。自分が月に会えないのに、捜査のためとはいえ清美が月に会っているなんて面白くないに決まっている。しかし、そのときに月がキラを捕まえる云々と言ったときに、清美は自分がキラの正体が月だと本人に告白されて自分の方が愛されていると勘違いしちゃったよねー(苦笑) 模木が外で待っていたら先に清美が出てきたけど、その横顔は余裕の笑みを浮かべていたものね。
 そういや魅上にはデスノートそっくりの偽物を持っているようにして、代わりに清美に使わせると月は指示を出していたよね。彼女は知り合いを殺そうなんて思わないと言っていたけど本当かなー。今は自分の方が勝ったと思っているからいいけど、そうではないと知ったときに殺意を抱きそうだ。
 ニアが言っていたように、二人は月に惚れているからいいように利用されている。でも、ミサはともかく清美は今後もずっと騙されてくれるとは限らないと思うんだけど……。魅上にしたってそうだよね。今回の指示に最初は何を考えているのかと考えていたし。最後は神のすることだからと従っていたけど、自分で考えることができる二人がこのままってことは考えにくいんだけどなぁ。
 あ、でも今回の月の作戦が上手くいくと魅上はますます月を崇拝するのかな?

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 以下、日記?
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at 23:58, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 32話「選択」

 最初は魅上照という人物の紹介だった。おまけに今までなかったナレーションも入っていた。BGM聞いていたら魅上照の優雅な一日というタイトルしか思い浮かばなかった(笑)

 昔から正義感に溢れた人間であるのはよくわかった。成長するに従って、自分が虐められることになっても挫けなかった。凄いなぁと思う。だから通勤途中にクラスメイト(?)を虐めていた小学生の一人の肩に手を置いて、無言でそれを諌めていた。
 休憩時間を一人ですごしている魅上を見て、友人なんて彼にはいないんだろうなと思った。もしくは必要としていない?
 小学生のときは自分の正義を証明することができた。しかし、中学に上がると同じようにはいかなくなった。助けた人間が加害者になっていた……ああ、確かにと思ってしまった。また、傍観者は悪に強要されて敵になったと魅上は言っていた。しかし、強要されようがされまいが、傍観者は傍観者であるだけで敵だと私は思うな。しかし、あんな風に虐められても挫けない魅上って強い人間なんだなぁ。
 正義は貫かなければならないという魅上の信念を、たった一人の味方であると思っていた筈の母から否定されてしまった。息子が虐められているのに耐えられなくて、彼のためを思って言ったことだったけど、魅上が反発した通り逆効果である。母親が子どものしていることを、間違っていないのに否定するのはいけないだろう。だって、それで魅上がイジイジしていたワケでもないのに。戦っている息子をそんな風に言うなんて……。間違っていたと思うところまでは良かったと私も思う。しかしだからって、魅上が母親を削除されるべき人間だと断じるのも早すぎると思うけどね(苦笑)

 自分が否定した者の削除が一度に行われた。これは本当に偶然だったんだろうね。その後、魅上が削除すべき人間が消えていった。まぁ、物語なのでこんな偶然があるだろうか!?とか書いても仕方がないかもね。しかし、自分と同じ考えの持ち主がいて、自分がなし得ない「削除」をする存在を、魅上が神とあがめる気持ちも解るかな。また、その神の目に留まろうと行動するのも好感が持てる。結局は月のコマにされてしまうんだけど、本人が喜んでいるのだからどうにもならないよねー。
 先週も笑ったけど、ノートに「削除」と言いながら書き込むあのオーバーアクションは何とかならないものか(笑) おまけにデスノートを託された、魅上的に言えば神に選ばれた瞬間のあの雄叫びにも笑ったかなー。

 監視状態の月は何も行動がとれないので、思考回路が似ている魅上の行動は頼もしい限りだろう。出目川を殺してしまったことでキラの代弁者がいなくなると考えていた月だけど、そのすぐ後に別の代弁者を立てていた。まだ直接言葉をかわしていないのに、月が取るだろう行動をしてしまうなんてね。しかもその代弁者が大学時代に月と付き合っていた女性だった。高田清美で良かったかな?
 大学時代に出ていたのは一度だけだった。そして再登場すると知っていたため、その演技力と言うのもおこがましい下手さに愕然としていたっけ。棒読みなんだもの。え〜っと、これは同じ人が声をあてているのだろうか? ……そんなワケないか。だって普通に聞こえたんだもの。清美はNHNの看板アナウンサーになっていた。NHNって……国営放送か?

 使えると月は笑っていたけど、やっぱり別人なので魅上の行動は月とは少し違う……ワケではないが、タイミングという点では月と異なっていた。だから魅上とコンタクトを取りたいと月は思うのだけど……。まずは清美と会うことにし、月はキラ捜査のためにといって相沢たちに話を持ちかけていた。
 月って相変わらず自身過剰だなぁ(苦笑) 自分が電話をしたら清美は絶対に会うと思ってなければこんなことできないよね。このことでミサがヤキモチを焼くのではないかと思ったんだけど、模木が彼女の監視がてら相手をしていたのでそれもなかったようだった。それにしても模木って何でもできるんだなぁ。ここで盗聴器が映っていて、それをメロが聞いていた。いつの間に盗聴器をしかけていたんだろう? でも今のミサはデスノートの記憶がないから、いくら探っても何も出て来ないのに。

 月が清美と会っているとき、魅上が彼女に電話をかけてきた。まだまだ運は月の味方をしているんだね。まぁ、相手が相沢たちだったら出し抜くのは容易なことか、でも、メロが日本に来ていることは知らない筈だよね。また強行手段に出てきたりして。
 今回の話までが私が原作を読んでいたところまでだったかなー。多分。ここからは月は転落していくしかないのかな? 魅上はキラを神と崇拝しているけど、あれだけのキレ者だったとしたらその内目が覚めるんじゃないかと思うのだけど……。あと、ミサがこの事を知って怒るなんてのもあるんだろうか? あと5話。どうなるのか楽しみだ。

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at 23:44, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 31話「移譲」

 まぁ、何と言うか……「正義」という大義名分を」得て暴れにやってきた連中は最低だね。ニアが評した通り、あの暴徒たちは自分が楽しければいいという自己中心的な考えの下らない者たち。だから、大量の紙幣をばらまけば、途端に興味はそちらに向く。滑稽だね。
 逃げましょうと声をかける捜査官に話ながら、おもちゃを片付けるニアの姿がミスマッチで面白かった。ところで、この騒動をTVで映し出されていたけど、メロって日本に来ていたんだね。直接対決するつもりなのかな?

 さて、札束をばらまき、その混乱に乗じて脱出するというニアの作戦は成功した。警官隊に扮しているため、それを相沢たちに見張れと言うワケにもいかない。……って、ちょっと。年上の人間を呼び捨てかよ! いや、年下であっても上司であるなら敬語を使うべきだけど、月は上司でも何でもないしこの場合も呼び捨てにできる立場じゃない。心の中で思っていることだから、彼は本当に他人を駒程度にしか思っていないんだね(苦笑) 今さらか。
 目を見開いてニアの姿を探していたが、とうとう見つけることはできなかった。それに呆然としている月を相沢が鋭い目をして見ていた。彼はニア側につくのだろうか?

 脱出後、回線設備を整えたので一応連絡したというニア。それにしても、彼の言う通り、日本の捜査本部にキラがいると言った途端に行動を起こされたとあれば、自分がここにいると言っているようなものだよね。Lのときもすぐ挑発に乗っていたっけ?
 ニアの再度の呼びかけに、月は協力したいのであればしてもいいと自ら言い出した。それにしても、松田だけが裏表ないんだね(笑) ニアが足を引っ張っていると暢気な発言を彼がしているとき、月と相沢が睨み合っていた。しかし相沢はともかく、あんな凶悪な顔をして相沢を見ていたら、月は自分がキラだと言っているようなものなのでは?
 自宅で迷っている相沢に声をかけたのは娘だった。そうかー。あのときの小さい子があんなに大きくなっていたんだねー。
 一方、月もまた先手を打ったようだった。ミサに何を命じたのだろう? それにしても松田もそうだがミサも月を全く疑わないんだね。遂にことのときがと彼女は言っていたけど、月の命令はミサを普通のお嫁さんにするためだと説得していたのか(笑) 露骨に嫌がっているように見えたのだけど、ミサはそれに全く気付いていないんだね。

 さて、相沢がニアに連絡を入れたことによって、彼には誰がキラなのかが解った。そして相沢はニアに連絡をした事実を告白した。そう言われて相沢を見た月の目が……! 自分を疑っている人間に、そんな目で見たらバレてしまうんじゃないだろうか? 相沢から見えていないからいいと思ったのかな。
 自分は月をキラではないという確信がほしいから、しばらくは月を監視すると正直に言ってしまった相沢は大丈夫なんだろうか? それはミサについても同様で、これからミサの部屋を確かめると言い出した。しかし、月はそれを了承した。そして隠れてミサに連絡しないことは他の人が保証すると言っていた。まぁ、さっきミサに命じていたのはこの事を見越しての行動だったんだろうね。

 それにしても、出目川の「キラ王国」を松田は律儀に毎回見ているんだね。まぁ、キラからお告げがあったと言っていたら無視できないということか。しかし、どう見てもおかしな方向へ向かっているような……? 神殿を作ってそこにキラを迎え入れる?? これってキラの名を使ってお金を集めて私服を肥やし始めたって事なんじゃ……。
 出目川はもう不要だと月が思ったときに別の人間が映った。そして彼は出目川が番組内で自分が選んだキラ王国の幹部を紹介すると言って、4人の男性を映し出した。そしてその直後に次々と彼らは死んでいった。……またノートに名前を書くだけだというのになんてオーバーなアクションなんだ(笑) 目が赤いという事は、彼も目の取引をしたということなのかな?
 ミサにノートの所有権を放棄させ、自分に変わってキラを務められる人間に月は既に送っていたらしい。選出はキラ王国で集めたアンケート? キラの信者の中から選んでいたのか。しかも職業は検事って……。でも、見ていて思った。声もいいし、顔もいいし、職業を見たら頭もいい。まぁ、月が自分がいちいち指示しなくても、キラの考えに沿って行動できる者らしいものね。また、今回出目川の処分をしてくれて月の期待以上の働きをしてくれたし……。でも……字が汚いね(苦笑) あと、あんなキレ者だったらその内月を裏切るんじゃないのかなぁ。

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at 23:58, 真神恵, DEATH NOTE

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DEATH NOTE 30話「正義」

 ニアはあっさりとキラの正体を割り出した(笑) しかも7%くらいと言っていた。Lよりも確率が高いのではないだろうか?

 次に子どもの声で最近の日本の状況を作文調で語られていた。このとき、名前を聞かなきゃ調書が作れないと警察官に言われて「勘弁してください! 名前だけは!」と拒否していた男がいた。EDを見ると万引き犯だった。……キラが支配する世の中だって知っている筈なのに万引きなんかしたのか(苦笑) 捕まらなければ大丈夫と、自分だけは大丈夫と安易な気持ちでやってしまったんだろうね。
 しかし、私が言いたいのは映ったシーンではなくて声である(笑) 矢尾さん……そんな端役まで演じていたのね。あの死神がまだ出るって事だよね? もう一つは虐められていた小学生の男の子が「お前たちの名前をネットに晒すぞ!!」と叫んでいたシーン。これは平野さんだね。……男の子の役を演じたのは私が聞いた中では初めてだなぁ。
 あと、笑ったのがさくらTVの出目川。プリデューサーのくせにテレビ出演までするようになったのか。おまけに白いスーツ……。「俺だって自分で何言ってるかわかんねぇよ!」って言っているのを見て笑ってしまった。まぁ、従わないと殺されるものね。それに彼の場合はそう思いながらも口にしていたように視聴率のことを咄嗟に考えたのだろう。

 さて、そんなキラ崇拝の日本になってしまっている中で、主を失った夜神家では月の母が机に突っ伏して泣いていた。泣いている音を出していないのがまた良かった。娘は心に大きな傷を抱え、夫は死に、息子は殺人鬼……。この人が一番不幸だなぁ。

 その殺人鬼の息子は、米国大統領がキラを認める発言をしたことにニヤリと笑っていた。
 その会見が始まる前に、松田がリュークにリンゴを放り投げていたのでちょっと和んでしまった。しかし、リュークは「しかしお前はTVばかり見ているな」と言ってしまったためにリンゴを取り上げられてしまった(笑) しかし、死神相手なのに松田強気さなぁ。リュークがあまりにも場に馴染んでいるために死神という意識が抜けているんじゃないか? あとは、松田が真剣な話をしていいかと聞いたときに、相沢がいつもは真剣じゃないのかと突っ込んでいたところにも少し笑えた。こんな鬱々とした作品だから、松田の存在にはホッとさせられる。

 一方、ニアの元にメロがやってきた。手を組まないと言いつつヒントを残すとは……。々くらいにキラが憎いって思っているからかなぁと思ったら勝負って言ってた(苦笑) Lの仇討ちではなかったの? でも、ニアにとってはそのヒントだけで充分だったみたいだね。デスノートの嘘のルールにもあっさり気付いたし。……ひょっとして、ニアってLよりも優秀なのかな? そういえば、Lって本名はなんて言っていたんだろう? あと、ニアの本名も知りたいなぁ。それはキラがこの世からいなくなったら判る事なんだろうか?

 ああ、やっぱりLとの対決の方が面白かったなぁ。でも、月の方から攻撃を仕掛けるなんて、思い上がり過ぎているね。最後にニアが感情的になって「こいつ……白々と‥‥!」と言っていた。オモチャ壊しちゃったし。これからニアも本気になって……という言い方はおかしいか。どんどん月を追い詰めていってくれるのかなぁ。
 話は前後するが、ニアは日本の捜査本部と連絡をしたとき、月がいるのに堂々と二代目Lがキラだと考えたことがあるかと聞いて、自分に協力する意思があるなら連絡してくれと言い出した。13日のルールが嘘だと皆に知られてしまった今、月の潔白が怪しくなったのだから迷いが生じるのは判り切ったことだよね。
 松田は最後に次長が息子をキラでないと言ったことを信じているから疑わないかもしれないけど、他のメンバーは違うよね。相沢が葛藤していたけど、果たしてどちらを取るのだろうか? 実はこの辺りからようやく未知の部分に突入していたりする。

 しかし、月ってば自分のやっていることがいずれ正義になるって本気で信じていたようだ。寝言は寝て言え!(笑) それに、出目川がニアたちがいるらしきビルに人々が突入する様を報道していたときに、ニアたちを悪だと言っていた。大量殺戮者を正義と言っているなんて滑稽だよ。もちろん、松田が言っていたように弱い立場の人間だったらキラの存在を正義だと言う気持ちも解るけど、保身のために人を殺してしまったあの時からである。
 では、仮に保身のために凶悪犯罪者ばかりを裁いていたとしたら……私も月の考えを認めていたかもしれないなぁ。

 それにしても、ニアがキラに屈した米国大統領を「チキン」と言っていた。そしてすぐにそれを否定して「ウジ虫」とまで蔑んでいたのが小気味良かった。弱虫の米国はすぐに武力を行使する。ではその武力を頼りにできなかったら……この作品のように強者にへつらうのだろうか? ま、何はともあれ大統領が「正義」と言うと笑いたくなるのは架空の話でも変わらなかったな。

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at 23:59, 真神恵, DEATH NOTE

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