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地球へ… 最終話「地球の緑の丘」

 いよいよ最終話だ、いったいどんな結末を迎えるのだろうか。

 グランドマザーにジョミーは問う。何故人類とミュウの共存が認められないのかと。ミュウ殲滅がグランドマザーに与えられた絶対命令。だから共存は認められない。グランドマザーって一体何年前に作られたシステムなんだろう? 少なくともブルーが生まれる前からあったのだろうから、少なくとも300年以上前のシステムってことになるよね。
 グランドマザーの説明を聞いていて、語尾をハッキリ発言しているのがちょっとおかしかった。折笠さんはワザとこのように言っていたのだろうか?
 グランドマザーによれば人類は何もかもを滅ぼした悪だと自身で気づき、最後の良心としてグランドマザーを作り出したのだそうな。そしてSD体制によって欲望を制御し世界に恒久的な秩序と平和がもたらされた。その体制に反発するミュウを癌細胞のように増殖すると言い、人類を駆逐する存在だから根絶されると言った。
 ジョミーはそれを否定するが、グランドマザーはプログラムを変更できるのは、そのために作られた完璧な人間のみだと言う。それはキースのこと。最初マザーはキースに結論は出たかと聞いていたけど、それはそのことを尋ねていたのか。

 ジョミーはキースに訴える。人類とミュウは理解し合える。それが一番解っているのはキース自身じゃないかと。しかし、キースは人類の愚かさを知らないのだと聞き入れない。自分は人間に育てられた。ミュウも人間も基本は同じだとジョミーは返すが、キースはだったら尚のことSD体制は止めるワケにはいかないと剣を突き付けた。キースがそう言った途端にマザーコンピュータが反応していた。……回答と認識したんだろうな。
 何故だと問うジョミーに、キースは答える。基本が同じならその欲望を抑えねばならない。SD体制を止めれば人類の欲望を宇宙全体に解き放つことになる。そう言い終えるや否やキースはジョミーに剣を振った。ミュウが生き残るためには人類を殲滅するしかない。自分が人類である以上、それは逃れようのない運命だ。SD体制は人類の欲望を封じ込めたパンドラの箱。潰す気なら中身ごと潰せとキースはジョミーをけしかけた。
 キースはどうしてしまったのだろう? SD体制下においてでも人類は欲望を持っていると理解したのではないの? それとも、体制下でもそんな人類が生まれるのなら、止めてしまったらもっと増えるから危険だと判断したのかな? どのみち生きている以上、人間は欲望を持たずにはいられない生き物なのになぁ。
 それから、最終話になってキースがいきなり老け込んだと思ったのは私の気のせいだろうか? 年齢は二人とも40代になるんだっけ?

 二人が地下に降りてからどれくらいの時間が経ったのだろうか? 人類側ではセルジュが不安を覚え、ミュウ側ではトォニィが落ち着きなく室内をウロウロ歩いていた。
 若者は待つことに慣れておらんな。機関長にそう言われてトォニィは「グランパを心配しているだけだ。あんたらは心配じゃないのか?」と答えていた。航海長が気分転換にTVをつけようとトォニィの傍を通ったとき、トォニィがムッとした表情で立っていた(笑) 大人しいじゃないの。普段ならもっと悪態ついている筈なのに。それだけジョミーのことが心配で彼のことしか考えていないのだろう。
 TVをつけるとスウェナが画面に出てきた。前回キースが送った情報をさっそく放送するらしい。その中身はキース自身がミュウ因子をマザーが排除しない理由を話すという内容のものだった。これまでキースは現代科学をもってしても困難だと説明してきたらしい。しかし真実は否だった。排除は可能だった。なのに何故マザーはしてこなかったのか。答えは簡単だった。マザーはそうしてはならないとプログラムされていたのだという。

 SD体制以前、ミュウ因子が発見されたとき、ある者はそれを進化の必然とみなし、ある者は進化の気まぐれの一つにすぎないと論じた。しかし結論は出なかった。どちらにしてもミュウ因子発見時は誰もが人類の進化と捉えていたということか。
 そこで壮大な実験が行われた。将来世界の主導権を握るのはミュウなのか人類なのかというのを知るために。ミュウ因子を残したまま管理出産を行い、ミュウ化した者はこれを排除する。もしミュウが進化の必然でなければ、このストレスによって自然消滅する。しかしミュウは生き残った。つまりは進化の必然だと証明されたということになる。
 証明されたがSD体制にミュウを受け入れるプログラムがない。つまり、SD体制とは完璧なプログラムではないというのだ。……それって、どうせミュウは生き残らないだろうと当時の人間は思っていたことなんじゃないのか? 結局自分たち以外の存在が主導権を握るのは許さないと思っていたとしか思えないじゃないか。プログラムを実行する以上、考えられるケースに対処していなくてはならないというのに、最も基本的な部分が抜け落ちていたなんて(汗)
 キースはそこで「マザーに全てを委ねていられる時間は終わった。これからはひとりひとりが何をすべきかを考えて行動せよ」と命じていた。この放送を全人類が見ていたらしいけど、それが一番の驚きだ(苦笑) それを聞いてマードックはこんなことをしてどうなるのか判らないのかと拳を叩き付けていた。そして各地で戦線が崩壊していった。

 機関長は何故今になってこんな宣言をするのだと困惑していた。それをトォニィは「あんな言葉で人類が立ち上がると思ったのか?」と冷ややかだ。人類が人として立ち上がる最後のチャンスに賭けたのだと言うフィシスにトォニィは「そして賭けに負けた」と嘲笑うように言った。これにフィシスがトォニィを平手打ちして叱った。それはソルジャー・シンへの侮辱でもあるのだといつになく厳しい口調で言うフィシスを、トォニィは呆然と聞いていた。
 地下では剣戟の音が響いていた。ジョミーも剣を取っていたが、それはキースの攻撃を防ぐためだった。何故他の道を模索しようとしないと言うジョミーに道があればとっくにやっているとキースは返した。人類の暴走を抑える力が必要なら自分たちがその力になる、ジョミーはそう提案するが、綺麗ごとを言うなとキースに一喝された。能力的に劣る人類を劣等種に成り下がれと言うのかと言うキースにジョミーは否定するし、実際そんな風に考えてもいないのだろうけど、これって結局はミュウが人類を支配下に置くという以外のなにものでもないよね。まぁ、ミュウたちは互いの心の中が読めてしまうので悪事は働けないと思うけど、それが全体に広まってしまったらどうだろう? 力のない人類を蔑んでしまう可能性はないとは言い切れないよ。

 キースは人類が能力的に劣るという証拠に、ジョミーが本気を出していないと詰った。そしてジョミーの身体に剣を突き刺した。しかし自分の肩口を刺す剣を握ってジョミーもキースが本気を出していないと返した。銃を何故使わないと言って。
 キースがジョミーの言葉に動揺した瞬間、光の鞭が襲いかかりジョミーの首と手足の五箇所を拘束して動きを封じた。「体制の続行は承認された。これより我がシステムはフェイズ4に移行される」とマザーの声が響く中、ジョミーは苦しみの中でもキースに人とミュウを信じてと訴えていた。マザーの言うフェイズ4とは選択されなかった種族を殲滅することとミュウ因子の排除だった。そしてキースにはジョミーを撃てと命じた。
 キースは静かに成り行きを見ていたが、ジョミーが心の中にまで入ってきて自分とミュウを信じてと訴えてくると黙れと言って銃を向けた。そして何故ミュウの力を使わないと怒鳴った。ジョミーは話し合うために来たのだと答えていた。その答えを聞いてキースの頑な心が解けた?? 命令を実行するように言うマザーに向けて、キースはとうとう銃を撃ってしまった。自分のしたいようにすると言って。再度命令を実行するように言うマザーに、キースは「彼を離せ! あなたは時代遅れのシステムだ! もういい!」と決別の言葉を投げた。
 途端にマザーの「精神解析終了」という言葉が響き、キースを風圧で吹き飛ばした。そしてキースがミュウによる精神汚染の可能性があるなどと言い出した。自分の言うことを聞かない駒はいらないと言っているようなものだよね。キースが違う、ミュウたちのの生き様を目にしたとき、人は自らを顧みずにはいられなくなると訴えるが、機械にそんな言葉が通じる筈もなく、自分に逆らった存在を抹消するだけだった。……勝手に作られて人生を操られて、そして用が済んだら消す。キースの人生っていったい何だったのかと思わずにはいられない。あまりにも酷すぎる最期。複数の剣の一つに腹を貫かれた瞬間、キースは「マザー」と呼んだ。人間だったら自分の言う通りにならなくなった息子を見て、自立を喜ぶものなんじゃないだろうか? それなのに「処分終了」って……。

 キースの無惨な姿にジョミーは激怒した。「機械め」と言った直後に力を爆発させた。そのジョミーの怒りをトォニィは敏感に感じ取った。ソルジャーを感じたのかと尋ねるエラに、一瞬だけだたジョミーの強い怒りと悲しみを感じたとトォニィは答えた。しかし感情が白熱していてとても近寄れないと呆然としていた。そんな彼にフィシスはジョミーを助けてと頼んでいた。直後、ジョミーから全てのミュウに命令が下された。
「全てのミュウよ、僕に力を! 地の底へ、地球に向けて!」
 そしてマザーコンピュータを破壊した。部屋そのものを破壊した後、ジョミーは必死の形相で荒い息をしていたけど、ジョミーってもっと強かった筈ではないの? それともあのとき力が暴走しかけたのを何とかとどめたからなの? 巨像の目から光が消えて終わったように見えたけど、あの頭の部分がそのまま綺麗に残っているのに不安が拭えない。
 しかしジョミーは心配そうだったが勝ったと思ったらしい。そしてキースの傍にやってきた。走る体力ももう残っていないのか? ジョミーはキースに刺さった剣を抜こうとしたが、もう手遅れだから抜くなとキースはそれを止めた。死ぬ間際になってようやく話をする気になったらしい。
 涙を浮かべながら礼を言うジョミーに、キースは生まれて初めて自分のやりたいようにやっただけだと答えていた。シロエのときは明らかに意に反しての命令だったと思うけど、それ以外でも実はやりたいとは思っていなかったんだ? これは意外だった。感情を覚えてからずっとマザーに対する不満があったということなんだね。これでマツカやサムに顔向けできるとキースが静かに言った直後、巨像の目から剣が放たれジョミーの腰を貫いた(汗)

 ジョミーの攻撃でユグドラシル全体が崩壊の危機にあっていた。長老たちは脱出を決めた。そしてシャングリラでは後を託されたシドが地球に残った者たちの救出に向かうよう命じていた。仲間であろうと人間であろうと地の底からの叫びを聞かぬワケにはいかないと言って。その救出部隊の中にはリオもいた。トォニィはジョミーを見つけられなくて焦っていた。

 地下ではマザーの声が響いていた。自分はネットワークの端末に過ぎないと言って。人間だったらここで嘲笑うように言うのだろうけど、機械なので無機質な声が淡々と事実を伝えるだけだった。マザーは人類とともにあまねく存在するらしい。そして「ミュウの決定的な根絶は承認された、聖地・地球の消滅をもってSD体制は最終フェイズへと移行する」と宣告して消えた。……再生しようとしてい地球を消滅させるだなんて(汗) そこに大勢のミュウがいたから決めたのだろうか?
 この命令は止めることができないのだそうだ。そして停止していたメギドが一斉に地球に向けて回頭を始めた。あんなの一斉に撃たれたらひとたまりもないではないか……。ここまで来て、と愕然としていたジョミーの元にトォニィがようやく到着した。そしてジョミーの身体に刺さる剣を見てトォニィはキースに敵意を向けた。しかしジョミーに「一緒に戦った仲間だ」と言われると、複雑な顔をしながらキースの胸ぐらを掴んでいた手を離した。
 早くシャングリラに帰ろうと言うトォニィに、ジョミーは地球を攻撃しようとしているメギドを止めてくれと頼んだ。しかしトォニィは「こんな星どうだっていい。早くしないとグランパが死んじゃう!!」と泣きじゃくった。小さい子どものように泣くトォニィに、最期の頼みだ、死んでいった仲間の思いを無駄にしないためにもと言うのだが、トォニィはジョミーを抱き締め離そうとはしなかった。ナスカトルドレンはともかく、トォニィにとってはミュウ全員と天秤にかけたってジョミーの方が重いものね。いや、同族とは思っていても仲間とは思っているのか怪しいかも。この土壇場でトォニィを説得するのは難しいんじゃないかなぁ。
 駄々をこねるトォニィに、しかしジョミーは優しく語りかける。目にはクマのようなものが浮き出て死相が出ているというのに。
「お前は強い子だ。僕の自慢の……。人類を、ミュウを、人を頼む! お前だから頼んでいるんだ。トォニィ、お前は次の時代を生きろ! そのために僕たちは戦ってきた。ブルーとの約束を果たすために僕はここまで来た。次はお前が人類と手を取り合い新しい時代を作れ!」
 ジョミーは自分の思いをトォニィに託していた。嫌だと泣きじゃくっていたトォニィにそれは伝わったのだろうか? キースもトォニィの肩に手を置き、人類とミュウは共に手を取り合えと伝えてくれと彼も思いを託した。しかしトォニィはジョミーに縋り付き、自分は強くない、まだ子どもだとジョミーがいないと嫌だと尚も言った。しかし彼にはもう判っているのかもしれない。自分を殺そうとした相手にまでが自分に思いを託そうとしたのだから。そしてジョミーはブルーの補聴器をトォニィに渡した。

「トォニィ。お前が次のソルジャーだ。ミュウを、人類を導け!」

 それがどういうことなのか、トォニィだって知っている。しかし突然重いものを背負う羽目になって、しかも心の支えを失ってやっていけるのだろうかと心配だな。
 一方、キースはフィシスに言われた次世代に思いを託すというものを間近で見届けて、自分も待機しているセルジュに思いを託した。

「ミュウと共に、地球を守れ。よくこれまで私についてきてくれた……」

 セルジュが最初出てきたとき、キースにぴったりついてきたマツカに対して彼は明らかにマイナス感情を持っていた。それで何かし出かすのかと思ったら、嫌味を言うものの同僚として普通に接していたので拍子抜けしていた。おまけにマツカ同様に、キースに見向きもされなかったのに、それでも彼についてきた。意外に、ではなくかなりいい子だったんだなぁ。しかもこれがキースの遺言だと理解して、彼の最期の命令を忠実に実行しようと他の待機メンバーにメギド破壊を命じていた。内一人がグランドマザーの意志に背くことに躊躇する発言をすると「それがどうした!」と一喝していた。キースの副官は、彼の思いを確かに継いでいた。
 また、放送を終えたスウェナが祈るように目を閉じて座っていたら、そこへレティシアが現れた。ミュウとしての力に覚醒して記憶が戻ってきたのかな。そしてレてィシアは自分たちの力は伝える力なのだと言っていた、人類とミュウたちを繋ぐ伝える力なのだと。その娘の言葉に、スウェナは彼女を抱き締めた。
 外では雄叫び?? しかしレティシアが言うには人類とミュウが人として立ち上がったらしい。宇宙に広がるマザーシステムを破壊しているんだね。しかし暴動には違いないだろう(苦笑)

 ところで、一応感動的なシーンだというのに来週、9月29日(土)夕方5時30分から「放送直前!ガンダムOO披露宴」をお送りしますという文字が10秒間出ていた。別番組なのだから、終わってから宣伝すべきだろう! ただでさえ放送より数カ月前から番宣を流しているくせに。

 ジョミーを助けに地球に降下してリオは、しかしジョミーに辿り着けなかった。途中で人を助けたからだった。瓦礫に埋まったリオを女性は助けようとするので、リオは自分はミュウだと言うものの、女性はだから何?と言って何とかリオを助けようとした。……今まで忌み嫌ってきたのに、突然こんな態度を取るのにちょっと呆れてしまったのだけど、最終話だから目を瞑ろう(苦笑)
 セルジュたちとトォニィたちの攻撃で5基のメギドは破壊できたがまだ一つ残っていた。しかしセルジュたちは全弾使ってしまい、トォニィたちは間に合わない。そこへマードックが船ごとメギドに突っ込んできた。何とか軌道をそらせたので核へ攻撃されるのは回避したが、マ−ドックはそのままメギドと共に燃え尽きてしまった。しかしあの副官は愛人だというのは明らかだったけど、本当に愛し合っていたとは思わなかったよ。

 脱出しようと言っていたというのに、フィシスが嫌がったからだろうか? 長老たちは地下に降りてきてしまっていた(汗) まぁ、あのカナリアという子どもたちを助けるためには必要な展開なのだろうけど、タイプブルーでもない彼らが生きて戻れるなんてもう無理なんじゃないか。しかも助けるのは子どもでしょ? 何だか古き者は死ぬって展開は嫌だなぁ。しかし彼らはフィシスを船に戻した。自分も運命を共にすると決めていたのに、長老たちは自分たちを覚えておいてくれるように頼んだ。
 地上で、いや宇宙で起こっていることをジョミーは感じ取れていたのだろうか? 思っていた以上だと立ち上がった人々に感嘆していた。しかしキースはあらゆるものを破壊してきた人類が手がつけられなくなるかもしれないと心配していた。しかしジョミーは大丈夫だと人を信じていた。

「パンドラの箱を開けてしまって良かったのだろうか?」

 キースはそう言うが、「希望」はパンドラの箱を出した後に続く常套句だ。しかしジョミーにはその問いに答える解答は持っていなかった。しかも、キースが尋ねたときに目を閉じかけていた!(汗) その後は思念波で話しかけていた。もう、声を出すこともできないんだ……。ジョミーはキースの問いにはわからないと答えるが、後悔できるのが人間だけだ、機械は後悔しないと答えた。そのジョミーの答えに全力で生きた者にも後悔はないと実にさっぱりした表情で返していた。
 キースが「お前に出会えて良かった」と言うと、ジョミーも「僕もだ」答えた。答えたが直後、事切れたように首が横に向いた。しかしその口からは「キース」という言葉が漏れ出た。呼ばれて先を促すように答えたキースは、しかしジョミーが先に逝ってしまったのを知った。あれ、さっき判らないと言っていたけどジョミーは知っていたじゃないか。あの最期の言葉はキースにも届いたのだろうか?
 ジョミーの最期を見届けたキースは、最期まで自分は独りかと漏らしていた。でもまぁ……軍人として身体を鍛えてきたキースと比べたら、ジョミーの方が持たないだろうなのは確かだね。その後、瓦礫が二人の上に落ちてきた。

 ブルーとジョミーの補聴器を身に着けたトォニィは、シャングリラのブリッジに立っていた。ジョミーのために生きると言っていた彼は、この後も死ぬまでジョミーのために生きていくのだろうね。失いたくないとあんなに泣いていたけど、彼がもう泣くことはないのかもしれない。泣くとしたら自分の死ぬときかな? 自分の生に満足して。
 シャトルを回収すると、トォニィは180度回頭と命じた。地球を後にするのと尋ねられてもう自分たちにできることはないと何もないと答えた。そして何処へと不安そうに尋ねるルリにトォニィは「僕たちの、人の未来へ」と強い瞳で答えた。

 最後のシーンでは小さい頃にトォニィが家族の絵を描いていた。カリナが褒めると嬉しそうに描いたものが誰なのかと説明して、最後にジョミーの絵をかリナに見せていた。その頃の絵をトォニィは大事に持っていたらしい。そして命が何故紡がれていくのか、そして何が大切なことなのかも解ったとジョミーにありがとうと言っていた。
 彼のマントは緑なんだね。成長してからレインはトォニィに寄り付きもしなかったのに、今は彼の傍で眠っていた。これが嬉しかったかもしれない。
 EDは全員を何とか映していた。最後の最後でトォニィが生まれて、それを愛おしそうに頬を寄せるカリナが出ていた。トォニィが先ほども言っていたように、これこそが「地球へ…」のテーマなんだろうね。
 ED後には再生した地球が描かれていた。人はまだいないけど、鳥のさえずりが聞こえていた。メギドの形が十字架だったのは、このシーンを描きたいがためだったんじゃないかと思った。しかし、300年以上経っても死滅したままの星だった地球だったので、ここまでになるのにいったいどれくらいの時間を有したのだろうか? もうトォニィでさえ生きていないくらいの時間かな? いや、人間が住まなくなったという理由が一番大きくて、自然再生が一番効果があったということなのかもね。



 以下、ガンダム特番についてに思うことと日記?
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at 23:59, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 23話「地球へ」

 仕方がなかったとはいえ、同族を殺してしまったことにショックを隠せないトォニィ。涙を流しつつもジョミーを信じて戦うのだと改めて誓っていた。なんとも健気だなぁ。

 オペレーション・リ−ヴスラッシュなる作戦の準備を進めているキースに対して、ジョミーが全宙域帯ネットで呼びかけていた。曰く「交渉のテーブルにつく時期に来たのではないか?」と。今までのキースだったら話し合う余地などないと切って捨てていただろうに。キースはグランドマザーに相談しに行った。
 しかしグランドマザーは「交渉するもよし、焼き払うのもよし」とキースに判断を委ねた。これにはキースが驚いた。グランドマザーがそんなことをするのはあり得ないからだ。しかし、その動揺を見せずにキースはSD体制の管理システムにおいて、ミュウ因子を取り除かなかったのかと尋ねていた。今になって何故それを聞くのかと問うグランドマザーに、キースは今だからこそと答えていた。しばらくの間があって、グランドマザーはその質問に答えていた。
 何を教えられたのか、それは判らなかった。ただ部屋から出てきたとき、キースがフラフラしながら自室に戻っていったのが気になる。おまけに疲れたようにシートに腰かけたキースはマツカにコーヒーを頼んでいた(汗) 大丈夫なのか!? するとマツカの幻が現れて、人間とミュウは本当に相容れないのかと問いかけていた。……思えば脅してはいたものの、キースとマツカは人間とミュウが上手くいっていたと言えなくはないか?
 最近のキースは眉間に皺を寄せてばかりだなぁ。キースはSD体制へ疑問を抱いてしまったんだね。人間は強欲で愚かな生き物だから絶対的な強制力の中でしか自らの欲望を抑えられない。そのためにSD体制が敷かれた。ところが、その強制環境の中でさえ、多くの者が自らを律することができないでいる。そう考えるキースの脳裏に浮かぶのは元老院の人間たち。いやぁ、とっても醜いね! 醜さが顔からにじみ出ていて面白いよ(苦笑)
 今、強制のタガが外れれば、人類は宇宙規模で広がって悪性のガン細胞と化する。……そこまで考えてキースは今を死守しようとしているのか。自分は人の理性が生み出した最後の砦。だからSD体制を守り抜かねばならないと結論づけた。だからミュウの主張はどうあっても受け入れられないのだとキースは考えていた。マツカがかつてキースに尋ねた問いに、だからミュウの主張は受け入れられないのだと答えていた。しかしその表情はとても辛そうだった……。
 ところがキースはセルジュに交渉を受けると返答するように指示し、会見場所を伝えた。しかし、その直後、マードックにはオペレーション・リーヴスラッシュの発動を伝えるように命じていた。結局ミュウを根絶やしにするつもりなのか……。

 一方、ジョミーは人類が交渉に応じたとミュウたちに報告していた。しかし、向かう先に本当に交渉の席が用意されているか、それは判らないとジョミーは裏切られる可能性もあると言っていた。それでも地球を見るために最後のワープをしようと同族たちに語りかけた。
 それを聞いている長老たちの表情は感慨深げだった。また、トォニィはジョミーの強い意思に黙って彼の話を聞いていた。フィシスはブルーの300年間の願いが叶う瞬間に喜びの涙を流していた。

 オペレーション・リーヴスラッシュって……。あれってメギドではないか(汗) それが六基も!? ブルーが命がけで一基を破壊してくれたけど、それが六つもあるなんて。しかもワープアウトした瞬間に狙われてしまったら到底逃げられないじゃないの! かつてマードックはメギドを使用したキースに対して彼こそが化け物で、これは虐殺だと言っていた。しかし、それなのに六基のメギドを発射するというのか!? とはいえ、彼は軍人なので上の命令には従わざるを得ないんだよね……。

 ワープアウトしたジョミーたちの目に飛び込んできたのは青い地球ではなく、枯れて茶色くなった地球だった。ブルーが焦がれた地球はそこには存在していなかった。ヤエが読み上げるデータはとても地球のものとは思えない。事実、人類の生息可能値を超えているとヤエは報告していた。ブルーたちが地球へ目指そうとしたのが300年前で、地球はそれ以前に枯渇してしまって再生の時を待っていたんだよね? 3世紀を経ても回復には至らなかったということなのか……。
 愕然と地球の姿を見ていたジョミーは、拳をぎゅっと握りしめて絶叫した。
「何だ!? 何だあの星は!? あれが僕たちの約束の星なのか!? ブルーが命懸けで焦がれた地球なのか!? 青く美しい星はどこにある!?」
 その叫びは全てのミュウの叫びだった。長老やフィシスは涙を流して無惨な姿の地球を見ていた。そして機関長は、自分たちはこんなもののために犠牲を払ってきたのかと嘆いた。人類とはこれほどまでに愚かな生き物なのかとジョミーは絶望していた。自分たちを育んだ星をこんな姿にしてしまう人類に。しかし過去は変えられなくても未来は築けるはずだとジョミーは強い瞳でソルジャーと呼ぶハーレイに答えた。人類とミュウたちを隔てるSD体制を打破するために地球へ行こうと。

 ところがその時アラートが鳴った。彼らに追い討ちをかけるように出迎えたのはメギドの発射口だった。そしてキースは発射時刻をカウントダウンする段階になって迷っていた。スイッチを見つめていたキースは、発射5秒前になってそのボタンを押してしまった。発射ボタンかと思っていたけど、それは停止ボタンだったのね。
 そしてキースはジョミーに通信を入れて地球へ降下するように指示を出した。それを罠だと長老たちは警戒するが、撃つならさっき撃っていたとジョミーは地球へ降下する意思を変えなかった。真意を確かめるためにも行かねばならないと主張して。同行者を長老たちと言った途端にトォニィが「僕も行く!」と強い口調で志願した。それに頷いたジョミーは、フィシスにどうするか尋ねた。フィシスは自分も連れていってほしいとジョミーに頼んだ。留守の間、船の指揮をシドウに任せると、もしものときは残っている仲間の安全だけを考えるように命じた。

 その後に映っていた人間たちは、ミュウたちが地球へ降りることに不快感を示した。自分たちの聖地を土足で踏みにじるつもりかと言っている者もいた。そして彼らは屋内に閉じこもってしまった。俺たちのところに来ると言っていた。ということは、現状の地球にも人が住んでいたということ!? それじゃあ、地球が元通りになる筈がないよ。

 会談は明朝10時。それまでは部屋で休むようにセルジュが言うと、ジョミーはそれを受け入れた。返事をした途端にキースが鼻で笑ったのは何故なのだろうか? その後でフィシスが彼の部屋にやってきたことから、メンバーの中にフィシスがいるのを見て笑ったのかな?
 警備の者がいないと不審がるフィシスに、キースは彼女が来ると思っていたからと簡潔に答えた。フィシスがブルーの最期をを教えるように頼み、殺したのはキースなのかと尋ねると、キースは銃はそこにあるとだけ答えた。
 見た瞬間、銃を手にして震える手で構えるフィシスに、今度はキースが質問を投げかけた。どうしてミュウは指導者が自ら前線に出て戦うのかと。戦略的に考えても決して合理的とは言えない。そう言うキースに、フィシスは「大切な人を、仲間を、子どもたちを守るために決まっています!」と強い口調で答えた。それを聞いてキースは鼻で笑い、指揮を執る者が倒れては意味がない、それでは組織は機能しないとミュウたちの戦い方を否定した。
 それにもフィシスは同じく強い口調で答えた。自分たちは組織のために生きているのではない。人には必ず死が訪れる。そのときに、次の世代に残せるものは自らの知識と思いと僅かな希望、そして残された者は先人の思いを指標としてその先を目指すのだと。
 黙って聞くキースの脳裏には再び私利私欲に走る人間たちの姿が思い浮かんでいた。そして、その思想が自分たち人類にもあれば、地球はこんな風にはならなかったのかもしれないと呟いた。
 震える手で銃を構えていたフィシスはその手を下ろした。ブルーを殺した人なのにどうしても憎しみが湧かないと涙を流して。そして机に銃を戻すと、ブルーの最期を忘れないでとだけ言うと、部屋を出て行った。その後、キースは自分はフィシスの遺伝子データを基に作られたのだと心の中で告白していた。…………えーっ!? フィシスがキースに憎しみを抱けないのは彼が息子だったからなの!? いやはやそんな関係だったなんて。あの水槽にいたのを見て、同時に造り出された女性体だったとしか思っていなかったよ。

 朝日が昇る光景だけど、なんて禍々しいのだろう。キースは結局眠らずに過ごしていたようで、圧縮したデータをスウェナに送信していた。一体何を送ったのだろうか? 受け取ったスウェナは結果がどうなるかは判らないと言っていたけど……。何を託したのだろう。

 会見は最初から噛み合わない会話が繰り広げられていた。ハーレイは、人類の主張が自分たちの意思によるものなら考えると言うが、コンピュータの意思は受け入れないとキッパリ言い切った。それを聞いて人類側はマザーを否定するのかといきり立っていた。……うわぁ、人類側が怪しげな宗教団体に見えてきた(苦笑) 自分の意見ではないものを堂々と話すなんてこちら側から見たら頭がおかしいとしか思えない言動だよ。
 それを航海長が自分で決断する力さえマザーに預けてしまったのだから何を言っても無駄だとハーレイに言っていた。……仮にも交渉の場においてそんな事を言ってはいけないのではないの?
 しかしキースは黙って見ているだけだった。そればかりか航海長の発言に賛同していた。ただ、それでもキースにはマザーシステムを否定することはできなかった。否定してしまったら、誰が地球を再生するのだと心の中で言って。人類はグランドマザーの保護なしにはもう何もできないという。
 そんなキースにジョミーは「本当に?」と尋ねかけた。それを自分の考えのようにキースは「そうなのか?」と考えていた。ジョミーは尚もキースに思念を飛ばした。宇宙は広い。そんなにもSD体制が人類にとって大切なら、自分たちを遠くの星に去ってもいい。生まれてくるミュウの存在を認め、自分たちの元へ送り届けてくれるならば。
 しかし、キースは苦悶の表情を浮かべそれはできないとジョミーの提案を否定した。何故できない!? 強く訴えるジョミーの思念に、キースは「我らの尊厳に関わるからだ!」と強い眼差しで答えた。それは実際に声に出していった言葉だったらしい。人類側もミュウ側もキースを見ていた。そこで初めてキースはジョミーが自分の心の中に侵入したのだと気づいた。油断したとキースは言っていたけど、ここのところキースには心の平穏なんてなかっただろうし、何よりもジョミーが強くなっていたのだから防ぎようがなかったのかもしれない。
 ジョミーは立ち上がり、何故人類は自分たちミュウを理解しないのだと問いかけた。それにキースはミュウ同士ですら理解し合えているワケではあるまいと即座に返した。ジョミーはキースの言葉にそうかもしれないと言うものの、手を取り合うことはできると更に訴えた。マザーに理想を語って聞かせるためにここまで来たのか、とキースが言うと、ジョミーは自分たちは別の生き方をしても良かったのに、青い地球を思う時に胸に渦巻く焼け付くような渇望はマザーに植え付けた意識なのだと語る。……だとしたらトォニィたちナスカチルドレンには沸き上がる感情はないってことになるのだろうか?
 それはともかく、ジョミーの語りを聞いたキースはグランドマザーに会わせてやると言い出した。人類側の代表たちは猛反対するが、キースは聞いてはいなかった。そしてジョミーは「わかった」と即答した。途端にトォニィたちも罠に決まっていると止めようとした。しかしジョミーは行ってみなければわからないと言うだけだった。機械の思考は読めない。どれだけ危険か解っているくせにどうしてとトォニィは尚も言うが、ジョミーの決意は変わらない。
 地球のためだが人間のためだが知らないが、ジョミーがこれ以上くだらないことに命をかけることが我慢できない。トォニィが言った台詞で彼には地球への渇望がないというのがわかった。まぁ、彼は最初からジョミーのために生きると言っていたものね。室外へ出ていくジョミーに、トォニィはとうとうグランパとジョミーのことを呼んでしまった。この、トォニィのグランパ発言に、人間はどう思ったのだろうかと少し考えてしまった。だって、管理社会で育ってきた彼らには両親は存在しても祖父母なんていなかった筈だもの。グランパって何だくらいと思ったのかなぁ。ちょっと気になる。

 グランドマザーの部屋は地表よりかなり深い場所にあるらしい。キースによれば彼らが今いるユグドラシルはマントル層にまで達しており、そこから直接エネルギーを取り出して地表の浄化を進めているらしい。エネルギー源がもうそこしかないということなんだね。
 エレベーターが止まり外へ出ると、小さな子どもたちが十人ほどいて二人の元へかけてきた。彼らはミュウであるジョミーに全く警戒心など持たず、外に出られるのかと一様に尋ねてきた。戸惑うジョミーが彼らのことを訪ねると、案内役の人間が「カナリア」と呼ばれる存在だと答えた。カナリヤって(汗) 地球の浄化が完了したら最初に地表に出される存在……つまり実験体なのね。
 奥へ進もうとするジョミーのマントを握って「また来てね」という子どもの目はとても澄んでいた。ジョミーはそれに微笑み「ああ」と答えてあげた。冷ややかな目でそれを見ているキースの元にも女の子が見上げて「またね」と話しかけていた。キースは驚くものの何も答えず先に進んだ。しかし女の子は別に気にした容姿もなく、立ち去るキースに手を振っていた。

 大きな扉の前に到達したジョミーたち。案内役の人間は自分たちは足を踏み入れられないと立ち止まった。そこでキースは自分の肩書きと名を声を出して言った。声紋が照合したのだろう。グランドマザーの承認という声が響いた。それを黙って見ていたジョミーは「マザーに愛でられし者か」と皮肉を言った。しかしキースは「昨日まではな」と付け足した。……昨日? ミュウ因子について尋ねた後のことだろうか? そこではいったいどんな会話が繰り広げられたのだろうか……。
 更にエレベーターで降下する中、ジョミーはキースに問う。あれで地球が再生できると本当に信じているのか。SD体制やマザーシステムもか。キースは信じているからやっているとだけ答えた。機械はただプログラムに忠実なだけ。それを解っていながらマザーを信じると言う……。それを聞いてキースは人間は愚かな生き物で、ミュウにソルジャーが必要なように、人類にも導くためのシステムが必要だと答えた。
 そんなキースを見てもジョミーは怒りを感じないことにフと笑っていた。ナスカの悲劇を引き起こした張本人だというのにだ。それだけでなく、トォニィの行動について詫びさえしていた。それをマツカのことかと呟くキースに、人類とミュウが手を取り合えるということをキース自身が示しているというのに、と話すジョミーに、キースはマツカはしょせん手ゴマの一つだと言い捨てた。しかしキースの心に触れたジョミーは、であるなら何故心の中が涙で濡れているのだと尋ねた。それに対するキースの答えは明解だった。それはサムが死んだから。……それは事実だろうけど真実ではないだろう。その涙の理由はサムだけでなくマツカにもある筈なのは前回彼が死んだときに見せたキースの態度で誰にでも解る。しかし、親友だった者の死を知って、ジョミーは何も言うことができなくなってしまった。

 ようやく到達したそこは広々とした空間に巨大な象がある部屋というには大きすぎる場所だった。見た瞬間ジョミーは驚く。目に飛び込んできたものではなく、その威圧感に。そして空間に巨大な目が出現して見開いた。……これってイメージなのだろうね。実際は機械だらけのゴミゴミとした部屋だったりして。

 って、え? もう次で最終話なの? 本当に終わるのだろうか? 驚くべき真実って何? 更にジョミーとキースが剣で戦っているよ(汗) 能力なしの戦いだったらジョミーに不利ではないか……。



 以下、日記。
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at 23:07, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 22話「暮れる命」

 アルテラを失ってからのトォニィは気力を失ってしまったようだった。アルテラとの思い出の中に浸っているトォニィを見て、実はちょっと安心した。彼はジョミーのことしか頭にないと思っていたけど、ちゃんと仲間を思いやる気持ちがあったんだなと。

 ミュウ因子を持っている人間は例外なく収容所送りになっていて、それは国家騎士団でも同じだった。セルジュにウォグと呼ばれた青年が、キースに仲間が収容所に送られたことに対して抗議していた。キースに、地球に忠誠を誓っているし反抗の意思などないのにと。しかしキースは意思の問題ではないと言い捨て、化け物は根絶やしにしなければならないと断言した。
 それを聞いていたマードックは、自分の部下も何人か収容所に送られたとキースにいったあと、一つ質問があると切り出した。キースが促すと、マ−ドックはキース自身にミュウ因子が見つかったときはどうするのか、というものだった。しかしこれにもキースはためらいもなく答えた。例外は認められない、自分がそうだった場合は構わず殺せと。
 ……それだったらどうしてマツカは今もキースの横に立っていられるんだろうね? だって例外は認められないんでしょ? しかもマツカはミュウ因子レベルではなくて、もう何度か力を使っているというのに……。
 キースが立ち去るとセルジュは「完璧か……」と呟いた。マ−ドックはキースがそういう人間なのだから、これぐらいの覚悟はできていたのではないか? と誰にともなく尋ねていた。そしてミュウたちを人質に取る作戦に対してマ−ドックは反対を匂わすような言い方をしていた。……まともな考えができる人間ってもうマ−ドックくらいしかいないのかなぁ。

 冒頭、マツカは何かを感じていたが、終始無言だった。マ−ドックがよくキースに使え続けていられるなと言われ、その場を辞してキースの後をついていったマツカは、どうして自分は殺さずに生かしているのかととうとう尋ねた。利用しているだけなのかという問いに、キースはそれを肯定した。更に化け物どもを倒すのに化け物を利用しているだけだと言った。
 それでもマツカは皆が言うような人間ではないとキースを信じたいらしい。戦いが終わったら処分することになると事も無げに言われてショックを受けたようなのに、マツカはキースがどうしてそうするのか、そちらの方が気になるらしい。

 それにしても、先ほどのウォグは仲間がミュウ因子を持っていたと知っても、キースに食って掛かるほどの友情を持ち合わせていたようだった。元々ミュウだった者たちへの攻撃はするのに、仲間だったら庇うんだね。それを他のミュウにまで思ってやることはできないのだろうか? 見ていたら共存できるんじゃないかと思えなくもないんだけどなぁ。

 一方、ミュウたちも仲間が捕らえられていると知って動揺していた。しかしジョミーは地球への進路は変えないという。それには機関長が噛みついた。木星はアルタミラがあった星で、近くに地球があると知らずに逃げることしかできなかったと彼は言う。アルタミラで多救えず、そしてナスカで救えず、また見殺しにするのかと機関長はジョミーを責めた。どうしてもというならシャングリラと一戦を交えてでもと訴えるけど……ナスカでは見殺しにしたワケではないと思うんだけどな。
 ただ、ジョミーは機関長がそう言い出すのは予測していたんだろうね。機関長の船は特別だと言い、ジョミーは考えがあると言っていた。結局、収容所のミュウたちも助けるということなんだね。人数は割けないから機関長の船だけで救出に向かわせるということなんだろう。
 それを聞いていたトォニィは、何かを決めたようだった。敵の船の構造を知り……って、トォニィって他のミュウたちには態度が大きいけど、ヤエには普通に接しているんだなぁ。

 キースは自室にて物思いに耽っていた。考えるのはサムのことばかり。マツカはその思念を感じ取って、今日のキースは何かが変だと感じ取っていた。そしてコーヒーカップを手渡したときにキースの思考を読んでしまった。
 何と、サムが死んでしまったらしい。キースが心の中で涙を流していたのを知って、マツカはキースについてきて良かったと思っていた。
心を読むなと言われていたのに読んでしまったものの、マツカはどうして感情のない、機械のように振る舞うのかと訴えていた。結局部屋を出ていけと言われてしまうのだけど、平手打ちか……グ−で殴るのかと思っていたのになぁ(苦笑)
 大人しく部屋を出ていったマツカは、キースのピアスがサムの血で作られたものだったのを知った。……うわぁ、たった一人の心を許せる友だからといってそこまでするだろうか? ちょっと……いやかなり引いてしまった。しかしOPでキースがピアスを弄っていたのは、それがサムの血で作られていたからだったんだね。

 前回、レティシアを助けてくれとキースに懇願していたスウェナは、今度はジョミーに通信を送っていた。また助けてくれと訴えるつもりだったのかなぁと思っていたら、レティシアの傍にはジョミーの両親がいると伝えようとしていたらしい。……今それを伝えるんだったら、どうして前回会ったときに話さなかったのだろうか? 忘れるようなことじゃないだろうに。それとも知らなかったとでもいうのだろうか?

 地球へ向かうようにジョミーは命じた。そこへトォニィが勝手に出撃したという報告が入った。しかしジョミーは構わないと言った。ようやくキースを殺しに向かうんだね。

 キースのピアスがサムの血でできたのを知って、サムがキースの心の中で永遠に生き続けるのだと……嫉妬しているのかな? だから、どうしてそこまでキースに尽そうとするんだろう?? サムを失った悲しみに沈んでいるキースを見て、マツカは自分がいなくなっても同じように哀しんでくれるのだろうかと考えていた。
 その時、ゼウスに侵入したトォニィとすれ違った。途端にトォニィはテレポートして走った。まさか人間の中にミュウがいたなんて思いもよらなかったのだろう。また、マツカも相手が自分の中に入ってきたと呆然とした後で、男の目的がキースだとすぐに気づいて彼の部屋へと向かった。
 背後に立つと撃つように訓練されていたのだっけ? しかしマツカとは違いトォニィにそれが通用するはずもなく、キースは弾き飛ばされてしまった。自分を覚えているのかと言うトォニィは、「ママもブルーも優しい人だった。ジョミーまで殺させはしない!」とキースに攻撃を仕掛けた。
 予告を見て、殺すならどうしてさっさと殺さないのだろうかと書いたけど、簡単には死なせないとトォニィ言っていたよ(苦笑) 馬鹿だなぁ。そんなことをするから失敗するんだよ。とっても人間らしい感情だな。
 室外にはマツカがドアをノックしていた。緊急事態だとは気づいていないらしい。

 キースとは連絡が付かないと知るや、セルジュが収容所を落下させるようマ−ドックに命じていた。しかしマ−ドックはこれを無視。キースの命令なら従うが、セルジュの命令には従う必要がないと言う。自分の命令はキースの命令と同じだと言うセルジュを見て、子どもが言いそうな台詞だなぁと思った。まぁ、これもマ−ドックがキースのやり方に反対しているからこその反応なんだけど。
 そこへ機関長の船が現れた。レーダーには反応しないようにヤエが彼の船にステルスデバイスを搭載していたらしい。後半になってヤエは大活躍しているなぁ。何とか人質にされたミュウたちを助けられたが、それは人間側の反応が遅かったからだった。ハーレイはそれがトォニィによるものだと気づき、ジョミーにだから彼の単独行動を止めなかったのかと尋ねていた。ジョミーは、時には怒りが生きる力になることもあると言い出し、仲間の死にふさぎ込みそうな今のトォニィには突き放すことも必要だと続けた。

 一方、トォニィはまだキースを苦しめていた。そうしてようやくキースはマツカの名を呼んだ。しかし腕がだらんと落ちていたことから、死んでしまったのかもしれない。最後の最後になってマツカの名を呼ぶなんて……。これにマツカが暴走した。それでもトォニィの方が力は上らしい。当然か(笑) トォニィは、キースはミュウの敵なのに、どうして人類側につくのかと問いかけるが、マツカにはトォニィの言葉は届かなかった。
 話にならないと、倒れているキースを見下ろして、トォニィはさっさとケリをつけてやると攻撃した。……ということはまだ死んでなかったのか。その攻撃をマツカは身を呈して庇った。右半身を裂かれてしまってはもう生きてはいないだろうね。タイトルは思った通りマツカのことだったか。
 せっかくキースへの怒りで生きる力を取り戻したというのに、結果は同じミュウを殺したという、とても残酷なものだった。身体は大きくても心はまだまだ子どものトォニィにとって、これは更にショッキングなできごとだったろう。返り血を浴びて、その血を拭おうとする姿はとても痛々しい。

 セルジュが泣きながら心臓マッサージを施していたが、キースに反応はなかった。ウォグはセルジュにもう諦めろと言っていたが、その表情が冷たく感じたのは私だけだろうか? 冒頭の会話があるからそれは気のせいではないと思う。そのセルジュの声に反応したのはマツカだった。そんな状態でもまだ意識はあったらしい。
 キースの意識は水の底に沈みかけていた。それをサムが上から手を差し伸べた。手を上げかけたキースの視界に、次に現れたのはシロエだった。手を伸ばしてと言われて手を伸ばしたキースだったが、底へ引き寄せる力の方が強かった。這い上がろうともがくキースの手を、今度はマツカが握った。サムとシロエはキースの心に生きている人間だからイメージとなって現れたけど、マツカが現れたのはマツカの意思によるもの。あの後、彼は残りの力をキースを救うために使って死んでいったんだね。
 目覚めたキースはマツカの無惨な姿に彼の名を叫ぶように呼んだ。手は触れたままだったため、マツカはキースの心を感じることができた。そして自分の死を悲しんでくれたことに涙を流し、満足して死んでいった。セルジュがマツカを見て言っていたのはマツカの名前? キース以外で一緒にいた時間が多かったのはセルジュだよね。「先に逝っちまいやがって」と言うセルジュの言葉から悲しみが伝わってきた。

at 23:54, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 21話「星屑の記憶」

 ジョミーの中には今も、そしてこれからもブルーが生き続けるんだろうね。彼はジョミーのことを太く短い人間の生命力と、細く長く、細やかなミュウの精神の両方を持つと言い、自分たちミュウを導き答え……人類と手を繋ぐか戦うか、その答えを見い出すのにジョミーほど相応しい者はいない。だから信念を持って進め……これはブルーの遺言だったんだっけ? 既に覚えていないけど、ジョミーはブルーの寝所だった場所で物思いに浸っていた。

 そういや昨日、Wikipediaの「地球へ…」項目を読んでしまったんだけど、トォニィとアルテラって恋人関係だと知って驚いた。いや、だって彼らの年齢って見た目よりもかなり若かった筈ではなかっただろうか? アルテラがトォニィのことを好いているのは知っていたけど、両思いとは思わなかった。でも、Wikipediaで書かれているのって原作の設定でアニメ版ではなかったんだった……。
 数週間前まで他のミュウたちと険悪な関係を築いていたというのに、今回のトォニィとあの眼鏡のミュウとの会話が普通だったので意外だった。
 アルテラが戦うのが嫌だと泣いていたシーンは、ちょっと唐突だなと思った。だって、今まで彼女は戦えない他のミュウを蔑んでいたし、あんな風にトォニィにあたるなんて思ってみみなかった。そりゃ、守ろうとしてきたミュウたちから「化け物」呼ばわりされて怒っていたから、傷付いただろうなと思えるけど、出てきた当初と比べて違い過ぎるので困惑してしまうよ。
 戦えと命じるジョミーが大嫌いだと言うアルテラに、トォニィはジョミーの思いを話し始めた。ナスカでカリナを始め多くのミュウの命を救えなかった罪を一人で背負い、思いの全てで購おうとしている。地球を目指している。地球はジョミーにとっても約束の地なのだと。そして自分たちは両親に、ジョミーに望まれて生まれてきたミュウなのだ。自分たちは生まれてきたときに既に愛されていた。他のミュウたちとは違う。
 静かに話すトォニィが、ジョミーをそこまで理解しているとは思わなかった。いや、だからこそ彼はジョミーを慕っているのかもしれないね。感謝されたくてそうなったワケじゃない、いつも心で泣きながら戦っているジョミーの思いに偽りはないと信じてと言うトォニィを見て彼を見直した。そんな風に考えていたなんて知らなかったもの。そしてトォニィの思いに触れたアルテラも解っていると応えていた。
 ところで、彼らが抱き合っていたこの場所ってカリナがプロポーズされた場所でもあるんだよね。ナスカチルドレン同士で子どもができたらどうなるのだろうと少し思ったけど、原作設定と同じだったとしたら、それはどうやら無理らしくて残念に思う。

 一方、娘がサイオン検査に引っかかって捕まっていると知ったスウェナはキースに何とかしてもらえないかと訴えていた。そこでレティシアの現在の両親が、ジョミーを養育していたことをキースは知り、それを天の配剤かと考えていた。……良からぬことを考えているようにしか見えない(汗) それにしても、父親はウィリアムで母親はマリアという名前だったのね。……何だかありふれた名前だなぁ。
 スウェナの必死の願いも、キースはサイオン検査の結果に例外は認められないと冷淡な答えを返した。更にスウェナがレティシアとの親子関係が短かったことを指摘して、気にかけることもないと思うなんて言い出した。しかしスウェナは「それでも私の子どもなの! 愛するのに、時間や血縁なんて関係ないわ!」と猛反論。キースにはそんな母親の愛情なんて理解できないだろうなあぁ。実際、これ以上の会話は時間の無駄と言って通信を切ってしまうし!

 さて戦闘が始まった。シャングリラに船が突っ込んできた。それを訝しむトォニィに、船は気にするなと言ってジョミーは子どもたちに行けと命じた。船体に突っ込み白兵戦をしかけた人類は、あのスーツを身につけた兵士たちだった。サイオン攻撃が効かないミュウなんて訓練された兵士の敵ではないよね(汗) だったらジョミーが出ても危ないんじゃないかと心配なんだけど……。
 それでもトォニィたちの攻撃は圧倒的のようで、マードックたちは味方の船が次々とやられる報告を受けて愕然としているようだった。そうか、彼らが実際に戦闘するのは初めてだったんだね。力の強い者は一艦隊に匹敵すると説明していたキースは、その力を目の当たりにして「もはや人間から生まれた種族とは呼べないな」と言っていた。……というかキースだってそうじゃないの(笑)

 一方、トォニィは自分たちの力が効かないことを仲間に伝えていた。そしてコブがやられてしまった。アルテラも腕を負傷していた。彼らがミュウで良かったよ。宇宙空間でも生きていられるのだから。そして次にタージオンがやられてしまった。ずっと力に頼ってきたから、それが通用しないとなると呆気無いなぁ。訓練を受けた兵士には適わないということなんだろうか。
 スーツを着ていても、タイプブルーには意味がないようなので安心した。ジョミーは敵を分断して複数で攻撃するようニナに指示を出し、自分は船を始末すると外に飛び出した。敵地に乗り込んでも帰る船がなくなったらもう勝ち目はないだろうね。こっちは片付いて何よりだ。
 しかし、コブだけでなくタージオンも、そしてアルテラまでやられてしまった(汗) 彼女の死によってトォニィが暴走し、敵艦隊を次々と全滅させていった。そんな彼にジョミーは冷静になれと呼びかけていた。カリナとは違ってジョミーの声が届いたようで一安心した。それだけトォニィの中でジョミーの存在は大きいというワケなんだねー。

 タイプブルー三体。……三体って、本当に人間としての扱いじゃないんだなぁ。キースはシャングリラに通信を入れ、木星の大気圏上層に潜在ミュウの強制収容所があるとその映像をジョミーたちに見せていた。そして収容所を木星の大気圏に落とすと言い出した。どの道ミュウたちを根絶やしにするつもりなのに、何を交渉しようというのだろうか? また、仮にキースが言葉通り実行したとしても、中にいるミュウたちに話しかけ、外と中からの両方で力を使って収容所ごと動かせることだってできるんじゃないのかな。また、実行したらまた子どもたちが暴れると思うけどな。それとも、既にミュウの力が通用しないようにしてあるとでも言うのだろうか?
 何にせよキースは最低だな。トォニィが怒るのも無理はない。予告を見るとトォニィがキースを暗殺しに行くようだけど、またマツカが邪魔するんだね。で、まぁ死ぬとしたらマツカなんだろう。あの予告カット見て思ったんだけど、首を締めてジワジワやるんじゃなく、首をスパッと刎ねた方が早いのに。こういうとき、どうしてすぐに殺さないのかと思うよ。それとも、トォニィが人を殺す訓練受けていないからあんな生温い攻撃をさせるとでもいうのだろうか?

at 23:59, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 20話「決戦前夜」

 ステーション時代とは違って、キース側の回だと感想を書く気がおきないなぁ(苦笑)

 マツカはその能力を使ってもうずっとキースの護衛役をしているんだね。それに思念波で話しかけてもキースはもう文句は言わないんだね。それはやっぱり便利だから? だって、命を救ったというのに化け物呼ばわりするんだもの! 頑張ったのにマツカも報われないね。セルジュには当然マツカがキースの命を救ったなんて知らないワケだから、ボーッと足立っているようにしか見えないんだ……。

 上へ昇っていくとそれだけ敵も増えるということか。ミュウたちもトォニィたちのことを恐れているけど、人類ほどは腐っていないなぁと思ったシーンでもあった。しかし、暗殺の容疑で捕えた者たちに対して、レベル10の心理探査を命じるなんて、キースは容赦がないなぁ。テロリストは全員潜在的ミュウとして対処するなんて、彼は本当にマザーの言われるままミュウを全滅しようとしているというのだろうか。
 レベル10というのがどの程度のものかは判らないけど、二桁であるというのが物凄いレベルだと思わせられる。と打っていたらセルジュが精神崩壊を起こす恐れがあると窺っていた(汗) それに対するキースの「何か問題があるのか?」と事も無げに言っていた。

 向かう所敵なしと思われていたミュウたちの能力も、とうとう通用しないアンチ・サイオン・デバイススーツなるものの開発に人類は開発してしまった。しかし、いったいどうやってミュウたちの力が通用しないのだろう? 彼らの能力は科学的に分析できるものだったということなのだろうか? もともと障害を補完するために身に付いた能力なだけに、それが通用しないとあっては身体能力は普通の人間以下になってまさに虐殺の対象となってしまうのではないだろうか?
 そのスーツを身にまとった兵士を精鋭部隊だというキースに対し、マツカは全軍きってのゴロツキだと言っていた。つまり、実験用のコマということか……。というか、マツカ、キースに対してそんな風に言えるまでになっていたんだねぇ。おまけに毒を盛っているかもしれないなんて言い出すし。まぁ、キースはハナからマツカがそんなことをしないと見抜いているようだけどね。

 原作には出て来なくなったというジョミーの両親はTVアニメではこのところずっと出てきているなぁ。離婚したスウェナの娘を彼らが引き取ったのだけど、彼女はミュウに対して先入観をあまり持っていないらしい。それに対して母の方はミュウに対して他の人間と同じくマイナスイメージしか持っていないようだった。父もミュウと共生するなんて、狼の群れに兎を放り込むようなものだと言っていた(汗) ……そういう風に洗脳されてきたんだね。どっちかというと人類の方が狼だろうに(苦笑) 娘は純粋だなぁ。自分たちが兎なのか狼なのか判らないなんて。でも、こういう子どもが多かったら、ミュウとの共存は可能だろうね。
 父はSD体制が全て正しいとは思わないが、キースのミュウ根絶には賛成しているのだと言っていた。……ミュうたちの長がジョミーだと知ったら、彼らは卒倒するんじゃないだろか? それから、養育した子どもに関して両親の記憶が消されるということはないんだね。

 キースにとって、ステーション時代から心を許せるのはサムだけなんだね。そしてサムも「赤のおじちゃん」と呼びはするがキースにだけ心を開いているのか。そしてキースはSD体制には必ずしも賛成ではないらしい。人類がもうそれなしには生きていけなくなっているから体制を守るのだと言っていた。
 そのために生まれたのだからそうするしかないとキースは言うけれど、人工生命体だったとしてもキースの人生はキースのものだと思うんだけどなぁ。優秀であるならその呪縛を断ち切れそうだと思えるのだけど……。
 木に止まっている鳥たちに、サムが名前を付けていた。
「キース、スウェナ、ジョミー。皆元気でちゅかぁ?」
 そのサムの言葉にキースはかつて自分にそう言ったサムのことを思い出していた。サムの中ではキースもジョミーも同じ友だちなんだねー。

 ジョミーの両親と……娘はレティシアというのか。全然覚えてなかったよ。彼らはアルテメシアから移住しようとしていたのか。ところがレティシアはミュウの陽性反応が出てしまった。ミュウは隔離されるそうな。彼女がミュウだと判った途端、他の人間は暴言を吐いていた。感染するんじゃないか、なんて言っているし。腹が立ってくるなぁ。しかし、キースはマツカを傍に置いているくせに、他のミュウは殺そうとするのか。
 ミュウのことを悪く言っていたというのに、レティシアがミュウだと知ってどうするのかと思ったら、母はジョミーのことを思い出していた。娘を守ろうとする二人の姿にうっかり泣きそうになってしまった(笑)

at 21:53, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 19話「それぞれの場所」

 あっさりとフィシスの正体が判明した。また先週に予想していた通り、キースがステーションE-1077で自分のことを知ると同時に彼女も記憶を取り戻していた。しかし、トォニィがフィシスの正体を知っていたのには驚いた。メンバーズの男と通じ、ナスカで多くのミュウを死なせてしまったのは、そんなつもりはなくても確かにフィシスのせいと言えばそうだね。
 キースと同じ記憶を有していたことから、フィシスも彼と同様に作られた存在であることは容易に想像できた。しかし、彼女の未来予知の力は備わっていたものだと思っていたので、ブルーが彼女に力を与えていたのだと知って驚いた。ブルーって本当にすごかったんだなぁ。過去の記憶を取り戻したから力がなくなったのではなく、彼女はミュウではなかったというのは考えてもみなかった。でも、そうなるとどうしてブルーはミュうでもないフィシスを連れてきたのだろうか? 僕の女神なんて恥ずかしい台詞を言っていたのは本心になるよね。あんなに小さかったフィシスを見初めて連れてきたとしか思えないかないか(汗)
 先週、フィシスは自分の元を訪れるのは長老とレインしかいなくなってしまったと言っていた。トォニィはフィシスの正体を知っていたからだったんだね。あと、仲間たちを死なせたのがフィシスのせいだと怒っていたことから、彼はまともな神経だったんだなと安心した。一番先にママをと言っていたしね。

 普段のトォニィだったら人であるフィシスの部屋に行ってなかったのかな。いつも竪琴を持っているあのキャラの名前を未だに覚えていないのだけど(笑)、トォニィに「貴方のような者が立ち入ってよい場所ではありませんよ!」と出ていけと必死に言う姿は声が甲高いのも手伝って煩いと思ってしまった。しかしトォニィがあっさり引き下がったのには驚いた。まぁ、すれ違いざまに脅してはいたけど。どうも憂さを晴らしているようにしか見えないなぁ。
 そう思っていたら、実戦さながらの訓練を皆でしていた。トォニィは他のナスカチルドレン6人相手にも余裕で勝っていた。しかしやはり彼はいつもと様子が違っていた。先週ジョミーがトォニィたちに対して思ったあの台詞はトォニィには聞こえていたんだね。それを思い出して、人間どころかミュウたちでさえ彼にはどうでもよいと言い、ジョミーのために生きているんだと叫んでいた。
 トォニィのあの叫びって、自分の思いがジョミーに伝わっていないことに対する苛立ちだよね。トォニィがジョミーをグランパと呼んでとても慕っているのは凄く伝わってくる。しかし、彼はどうしてそこまで思うのだろうか? 両親が死んでしまったからトォニィにとってはジョミーが家族と思えるから? それだと他のナスカチルドレンだって親を亡くしているよね。だから当て嵌まらないと思う。ジョミーのために生きると決めたのはいつから? どうして? もしかして理由なんてないのかな……。

 スウェナはあれからシャングリラに乗ってジョミーから色んなことを教えてもらっていたのかな。ブルーの寝所でハーレイたちに命令した姿を見て、彼女はジョミーに変わったと言っていた。望んだワケではないが仕方がなかったと答えるジョミーに、スウェナは教育ステーションに精神波攻撃を仕掛けたことも仕方がないのかと尋ねていた。……あのときのことは人類にはそのうように受け止められていたのか。まぁ、キース以外皆退行していたから仕方がないか。ジョミーは訴えていただけなのにな。
 暫く沈黙した後で、ジョミーは何故そうしたのかを話さずに「そうだな」と肯定してしまっていた。当時の生徒たちがパルテノンで処分されたのには驚いた。人を道具のようにしか見ているとは思えないなぁ。ジョミーが再び少しの沈黙の後に「そうか」と言っていたのには重みがあった。
 そこへジョミーに呼び出しがかかった。箱舟に向かおうとしてジョミーはスウェナにキ−スを知っているかと尋ねていた。スウェナは「どうして?」と聞いていたけど、すぐに自分が質問をする立場ではないと思ったのだろうか。ステーションで同級生だったこと、サムの親友であることを教えていた。

 地球の座標が引き出せないのだと、、教授が現れたジョミーに報告していた。何でもプロテクトがかかっていてアクセスできないらしい。侵入を果たすには時間がかかるとのことで、ジョミーがテラズナンバー5の所在に心当たりがあると言って、ハーレイに後を託していた。行き先を尋ねるハーレイに、ジョミーは「僕が生まれた場所に」とだけ答えていた。それはミュウとしてのジョミーの誕生を表しているんだろうな。

 変わってしまったとスウェナは言っていたけど、昔と同じように話しかけているのがいい。やはり彼女は逞しい(笑) 自分の娘に会っていかないかと明るく声をかけていたけど、ジョミーはそんな時間はないと暗い声で答えていた。……スウェナとももうお別れなのかな?

 ステーションにやってきたキースをマザー・イライザが出迎えていた。彼が立派になったことを喜んでいるようだが、対するキースはとても冷たい印象だった。当時は秘密にしていたというのに、真実を見てこいとフロア001へあっさり招待していた。
 一方でフィシスはブルーと初めて出会ったときのことを思い出そうとしていた。手を合わせてと言われて差出したとき、気泡が見えてフォシスは「え?」と戸惑っていた。そして自分が水槽の中にいた存在だと思い出したときに叫んでいた。
 同時にキースも水槽の中にいるフィシスを見ていた。それは何体もあり、反対側にはキースの保存されていた。……眉一つ動かさないで見ていたよ(汗)

 トォニィとリオも同行していたんだね。離婚をすると資格を失って二度と育ての親にはなれないんだそうな。それまで養育を受けていた子どもは記憶を消されて新しい養父母の元で育てられるんだそうな。それをトォニィは憎々しげに聞いていた。子どもの養育権という話も気に入らないだろうし、何よりジョミーと気さくに話しているのが気に入らないように見えたなぁ。ジョミーと対等に話せるのは自分だけだという独占欲が見えたのは私だけだろうか?
 本当は連絡を取るのも禁止だが、今の養父母がこっそり手紙を送ってくれて、母親の友人ということで、自分のことを子どもに話してくれているのだという。……ところで、子どもの記憶が消されてしまうと説明していたけど、スウェナの方は消されなかったんだろうか?
 デートと言っていたのは娘に会うことだったんだね。ジョミーはスウェナを送ると用はないとばかりに立ち去ろうとしていた。それを慌てて止めたスウェナは会っていかないかとも一度聞いていた。今、娘を育てている夫婦は本当に子ども思いで、昔育てた子どものこともとても大事に思っているのだという。……育てた子どもがミュウだったとしても記憶は消さないんだ? 二人はジョミーが成人検査を合格して、どこかで生きていると思っているから問題はないと思って消去されなかったのかな……。あんなに近づいているのに、会わずに帰ってしまうなんて……。母親がスウェナを呼んでいたのに、あの声を聞いても全然反応しないんだなぁ。
 トォニィは相変わらず不機嫌だった。ジョミーがスウェナのことを考えているのが気にいらないらしい(苦笑) 人間なんて自分たちより劣っているのにと言うトォニィに、ジョミーは自分たちも人間だと嗜めていた。しかしトォニィは生まれたときからミュウとして生きてきたから、「なんだよそれ」と理解できずにますます不機嫌になっていた。
 トォニィは人間を敵だと、自分たちと別物の存在と言っていた。しかしリオはジョミーをよく理解しているようだった。幸せそうに日々を生きている人たちの感情や記憶を、SD体制は操作をしてしまう。本当の喜びや悲しみを知っているのだろうかと同情していた。リオが喋るとトォニィがリオを見て、彼がジョミーに尋ねるように言うと、今度はジョミーの方を向いていた。他のミュウには反抗的だけど、リオの言う事は黙って聞いているんだなぁ。トォニィに二番目があるのだとしたら、それはリオなのかもしれないね。

 マザー・イライザが全て話してくれた。キースはフィシスを見たときにイライザに似ているという感想を持った。イライザは見るものが親しみを持てる相手を映している。しかしこれは逆だったんだね。キースにとっては、真向かいに自分と同じように水槽の中に閉じ込められている女性体に親しみを感じていたんだね。
 イライザはキースのことを無から生まれた完全なる生命体だと言っていた。そして水槽の中にいるのをキースの兄弟だとも。キースが生まれるまでの者たちを失敗作と呼んでいたところはやっぱりコンピュータだなぁ。失敗作と聞いてキースが思い出したのはフィシスだった。彼女は目が見えないので、イライザにとっては失敗作だったんだろうね。そして処分される直前にブルーが彼女を助けたというところか。男性体と女性体を作っていたのは別に二人を生み出すのではなくて、どちらか完全なる存在を一つ生み出すためのものだったんだねぇ。
 キースの胸中など知らないイライザは、得意そうにキースをどうやって育ててきたのか話していた。全てはイライザが起こしたことだったのか。キースの入学直後の事故。サムとスウェナとの出会い。ミュウ因子を持ったシロエとの出会い。その彼をキースに処分させたこと。全てがキースを育成するためのプログラムだったという。それがキースを憤らせているなんてイライザは思いもよらないんだろう……。ジョミーと接触があったからサムとスウェナを出会わせたなんて、そこまで計算していたとは思わなかった。ジョミーがミュウとして覚醒した時点でミュウ殲滅のためのプログラムが組まれたんだねぇ。となると、ミュウの力を持ったシロエがどうしてステーションに来れたのか納得できるね。あのときのキースにとってマザー・イライザは絶対の存在だったから、命令には拒めなかったのは仕方がないと言える。嫌だけど。今の彼なら自分で判断できるからそんなことはないのだろうけど……。
 サムを刺客にしていたのは、ジョミーを殺せたらラッキーという感じだったかもしれないね。それで、これもキースのミュウへの憎しみを決定的にするためのプログラムだったんじゃないかと思ってしまう。ともかく、生まれはどうあれキースはもう普通の人間だと思うよ。

 ジョミーが成人検査を受けた場所。アンダーグラウンドコースター内に、ジョミーは一人で入っていった。リオとトォニィにはここに残るように指示を出したのに、トォニィは自分も行くと言いかけた。しかしジョミーは「残れと言っている!」と語気を強めてトォニィがついてくるのを止めた。ここは僕が生まれた場所だと言い残して。拒絶されたトォニィの表情が置いていかれた子犬のように見えた(笑)
 ここは僕が生まれた場所。人間からミュウとして生きていくことになった場所。ここから全てが始まったとジョミーが思っているのと同時に、ステーションではキースがここで全てを終わらせると考えていた。キースの終わらせるとはどういう意味なのだろう?

 ジョミーを出迎えたのはブルーだった。しかしこれはテラズナンバー5なのは明らか。声付きで出てきても、こんな風に利用されるなら全然嬉しくないよ。しかし「聞き分けのない子は存在してはいけない」には笑ってしまった。ブルーがそんなことを言う筈ないじゃない。サムのときがそうであったように、ブルーの姿を取ればジョミーが動揺すると思ったのだろうか? 今のジョミーにはこれは逆効果だろう。怒りこそすれ動揺するなんてことはまずない。
 ブルーの偽物を倒して奥に進むジョミーは、「アルテメシアに生きる人たちが、本当の喜びや悲しみを知っているのでしょうか?」とリオが言っていたことを思い出していた。悪いのは全てSD体制。システム化された社会であったとしても、ジョミーが養父母の元で生きていたことや当時の思いは本物だ。それを勝手に消去するなんてあってはならないことだ。その人を構成するのは思いや記憶だというのに。つまり、人間を人間として見ていないということになる。そんなのは生きているとは言えない。
 しかしジョミーの攻撃はシールドによって阻まれてしまった。そこへかつて見た形態でテラズナンバー5が姿を現した。ジョミーの攻撃は無駄と言って、ミュウは秩序を乱すから存在してはならない、消えろと命じてきた。さすが機械。電磁シールドに触れて苦しむジョミーにそのまま死ぬがいいと勝ち誇ったように言うが、ジョミーはそれを突破して破壊した。
 キースもステーションの破壊を始めた。戸惑うイライザを完全に無視(苦笑) しかし彼女は止めてというだけだった。キースには干渉できないようにプログラムが組まれているのか、それともキースが受け付けないだけなのか。しかしあやって行く先々に現れるイライザは正直ウザい(笑)
 キースが止めてくれなかったので、イライザはグランドマザーにアクセスを試みていた。しかし、イライザはマザーネットワークから切り離されていた。それってつまりイライザは不要と見なされているということなのでは?

 キースはシロエ。ジョミーはサム。互いの遺品を手放していた。……何だろう? 互いに過去と決別したということなのだろうか?

 やっぱりトォニィはリオには突っかからないんだね。リオはここまで来るのに長い年月が経ったという台詞の後で、死んだ仲間の名前を挙げていた。カリナの名を聞いたときに俯くトォニィが良かった。彼は優しい気持ちはまだちゃんと持っているんだなぁと思えて。ジョミーが改めて地球へ向かう決意を夕陽に向かって誓っているときの絵を見て、トォニィとリオがジョミーの側近中の側近なんだなと改めて思った。
 キース側は……グランドマザーって気持ち悪いな(汗) ステーションの破壊はキースの単独行動ではなくて、命令に従ってやったことだったのか! あの実験は不要だとグランドマザーは言っていた。つまり、ステーション全体がキースの揺りかごだったということだったんだね。でも、キースという完成体がいる今は必要がなくなったということか。そしてキースはミュウ殲滅の指揮を取るように命じられていた。第二段階って……。

at 22:26, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 18話「再会のアルテメシア」

 久しぶりに登場のスウェナ。まぁジョミーがアルテメシアに戻ると言っていたのだから、クジラを追いかけている彼女がそれをキャッチするのは判っていたことか。どういう経緯を経て彼女はジョミーと再会するんだろうか?
 ああ、前回の名シーンでブルーの姿を見るのは今回で最後になんだろうね。

 やっぱりトォニィたちは成人していたか。スウェナがそんなに歳をとっているようには見えなかったので、あれから数カ月くらいしか経っていないのかな? しかし皆自信満々な表情を浮かべているねー。声はいいのだけど、トォニィはあの髪が嫌だ。長髪の上にクリンクリンしているんだもの! あの中で好みと言えばタキオンと呼ばれていたキャラかな。あれくらいの長さは許容範囲だ。
 今までソルジャーは一人しかいなかったのが、同等の力を持つミュウが八人もいることで、戦力は格段に上がった。彼らはジョミーと同じでどこにも障害を持っていないんだよね。宇宙空間を生身で移動できて、力を自在に使えるなんて、人類はもうミュウに勝てないんじゃないだろうか?
 彼らがいることで、ジョミーの方は前線にはあまり出なくなったのかな? 圧倒的な力で戦艦を破壊したトォニィたちに適わないと諦めたのか、救命艇に乗って人類は降伏するとシャングリラに通信してきた。ミュウを恐れているのに、降伏すれば命だけは助けてもらえると思ったのだろうか? 今までミュウを虐げて命乞いなんて無視してきたというのに、よくもまぁ、降伏しようと決心できたものだ。その報復を受けるとは思ってなかったのかな? それとも、捕虜に関する取り決めが「人類」の間にはあって、それにミュウたちも従ってくれると思っていたんだろうか?
 指示を仰ごうとハーレイはジョミーを振り返ったが、彼は無表情にモニターを見つめているだけだった。そして、救命艇に着地したトォニィがジョミーに指示を仰ぐと、彼は「やれ」と冷静な声で命じていた。……ジョミー変わってしまったんだね。ブリッジの皆はトォニィの行動に呆然としていたけど、それを指示したのがジョミーだというのは知っている筈だよね? なのにトォニィだけを責めるの? それとも知らないのか?

 赤のおじちゃん……サムはキースをそう呼んで懐いているのね。サムもキースも、心を許しているのは互いのみ。スウェナのその台詞はとても寂しそうに聞こえた。そもそも、サムを見舞う人間ってもうスウェナかキースくらいしかいないのではないだろうか?
 前に会ったときよりもキースは更に冷たい声でスウェナに「何の用だ?」と尋ねていた。冷たいというよりも威圧的だな。他の人間だったら、キースのそんな態度を見て恐れるのかもしれないが、スウェナは違った。彼女も変わったなぁ。前のときも思ったけど逞しくなったよ。でも、キースも彼女がサムを見舞っていることに関しては悪くは思っていないと思う。ただ、そのとき必ず自分から情報を得ようとするのが不快なんだろうね。
 彼女は今回ステーションE-1077が廃校になったとの情報を話した。それは10年前のことだったのだが、キースが反応したところを見ると本当に知らなかったんだね。今では民間人だけでなく、政府の人間も簡単には近付けないという。更にその2年前にクジラが目撃されたという情報を彼女は得ていた。それはジョミーが思念波を送ったあのときのことだよね。彼女は結婚するからと退学していたのだから知らないのも無理はない。そしてその2年後に廃校したのは、ミュウの存在をこれ以上知られるのは危険だと判断したんだろうね。
 そこでスウェナは「Mって何?」とキースに尋ねていた。その言葉に、キースは険しい顔を更に険しくさせた。これ以上嗅ぎ回るとスウェナ本人だけでなく、別れた家族にまで注意が必要になるとキースは彼女を脅していた。彼女が不快そうに「脅すの?」と聞くと自分にも止められないということだと答えていた。やり方は乱暴だけど、スウェナを思ってのこの発言に少し安心した。あと、心配そうに二人を見ていたサムが、キースが彼女の手を離すとホッとしていたのが良かった。
 そしてスウェナは約束していたシロエの本を渡して帰って行った。ピーターパンの本をジッと見ているキースの膝で寝ているサムが可愛かった。でも男の膝枕なんてゴツゴツしていそうだなぁ。そこへマツカとセルジュがやってきた。冒頭での戦闘のことなのかな。その報告をしていた。そして増援を送るという情報に、キースは「無駄なことを」とフッと笑って言った。

 長老たちがジョミーに意見を申し出ていた。降伏している相手に対して、トォニィのやり方は行き過ぎだと機関長は言うのだが、ジョミーは航海長の捕虜にすることも出来たのではという問いに、捕虜にしてどうすると逆に尋ねた。
「我々の目的はアルテメシアに向かうこと。どんな手段を用いても! 違うか?」
 決然と言うジョミーの瞳の輝きは強かった。それに、長老への態度も長らしいものになっている。彼のその言葉に航海長は黙ってしまった。それだけの力強さが今のジョミーにはあるんだね。あの機関長も言い返せないなんて……。ハーレイは、自分たちとの約束のためにジョミーが変わってしまったと黙ってその背中を見ているだけだった。ハーレイはジョミーを「貴方」と呼んでいた。長老たちはもう彼のことをジョミーとは呼ばないのかもしれないね。彼をジョミーと呼ぶのはもうナスカチルドレンだけなのだろうか?
 機関長はどうあっても文句を言わずにはいられない性格なのだろうか? キースのときは殺せと言っていたのに、弟を殺された虐殺のときのことを何度となく持ち出しては人類への憎悪を露にしていたというのに、今度は降伏すると言っていたとはいえ人類を殺したことはやり過ぎだって(苦笑) えっと彼の主義とは何なのだろう? 意見をコロコロ変える人間が長老として存在するなんて問題があるんじゃないか?

 トォニィたちだけが他のミュウと違う服を着ていた。そして彼らが通ると他のミュウたちは道を開けているようだった。しかしその顔は不愉快そうで、彼らのやり方に反感を持っているのがよく判った。ニナやヤエが彼らのことへの不満を口にしていたミュウを嗜めていると、そこへトォニィたちがやってきた。……どうしたんだろう? 子どもの頃はあんなにも可愛かったというのに、とても偉そうというか、他のミュウたちを見下していないか?
 さっき、タキオンがいいかもと言ったけど、やっぱり取消そうかな。髪を弄るのを見て引いてしまった。先週、メギドからナスカを救おうとしたときの彼らは純粋だったのに、何あの嫌味な台詞の数々は!? ブルーが未来の希望と呼んで喜んでいたというのになんということだ(汗) 特にアルテラの変わり様には正直ガッカリしてしまった。
「僕たちがいなくちゃ、なぁにもできないクセに」
「ま、力のない人たちは黙って見ててってこと」
 彼らの両親は皆あのときに死んでしまったのだろうか? 生きていたら嘆くだろうな。いや、生きていたら彼らがここまで傲慢になることもなかったのかもしれないね。しかしトォニィはジョミーをグランパと慕っているので少し違うかな。ただ、彼らと他のミュウたちと溝ができているのは明らかだよね。こんな状態のままでいいんだろうか?

 現状を憂えているリオはフィシスに訴えていた。このままでは皆の心がソルジャーから離れていってしまうと。貴方もそうなのかと問われ、リオは自分は決してそのようなことはないと否定していた。
 機関長は、今後もこのような戦い方を続けて本当にいいのか、フィシスに占ってくれるように依頼していた。その瞬間、フィシスの指がピクリと動いた。躊躇うその姿にハーレイは何かを感じたようだった。フィシスは占うこともない、ソルジャーを信じましょうと占いすることを拒否して、気分が優れないと言って下がってくれるように頼んでいた。

 ジョミーの一番好きな場所はブルーの寝所なんだね。一人になりたいとき、彼はここに来ているのだろう。そこへトォニィがやってきて、自分の手柄を自慢していた。ジョミーはトォニィに声をかけるどころか振り向きもしなかった。しかもその目は冷たいようにも見えた。トォニィがジョミーに話しているのは、やっぱり褒めてもらいたいからなのかなぁと思えた。
 救命艇をやれとジョミーは命じた。自分と同じことをジョミーが考えているのを知ってトォニィは嬉しいと言っていた。他のミュウたちを見下していはいても、ジョミーが好きなのは昔から変わらないのがちょっと嬉しかった。しかし、ジョミーは昔のようにトォニィに声をかけたり、よくやったと褒めたりしないんだね……。救命艇のことを話す前にトォニィの表情が少し変わったのは、ジョミーの目が冷たいことを感じたからなのかな? 必死になっているように見えたし。
 しかしトォニィは大きくなったなぁ。背はジョミーより大きいじゃないの。身体は大きくなったけど、年数を経たものじゃないから彼らの心は子どものままなんだよね。子どもが大きな力を持っていて、敵から守っている。そりゃ力がないミュウたちに対して見下しもするかぁ。

 それにしても、ジョミーは本当に変わってしまったなぁ。彼が心から笑う日なんてもうないんじゃないだろうか? もしそうだったら嫌だなぁ。おまけにトォニィが一生懸命話しているのに、ジョミーが彼にかけた言葉は「敵だ。行け」だけだものね。いくら何でも冷たすぎるよ……。と思っていたらジョミーがようやく思っていることを聞かせてくれた。
「人間がミュウを忌み嫌うように、仲間は君たちを恐れるだろう。だが、君たちは働け! ミュウの為に」
 恐れるだろうと言ったときに眉を寄せていたので、彼が決して優しい心をなくしてしまったのではないとは判った。それ自体は嬉しいと思うものの、ミュウたちの間に溝ができても今はいいと考えているんだね。全ては目的を果たすためにと。でも、その内爆発してしまうんじゃないかととても心配だなぁ。

 一方、スウェナはキースに忠告されたというのにアルテメシアへ向かおうとしていた。キースはシロエの本を相変わらず見ていた。そして署名しているところに何かがあると気づいた。果たしてそこに隠されていたチップはキース宛のものだった。シロエはこのピーター・パンの本を本当に大事にしていた。それは自分の記憶が失われていく恐怖に対する拠り所だったというだけじゃなかったんだね。いずれはキースに渡すつもりだったんだ。
 それはシロエが捕らえられる直前に忍び込んだフロア001で録画されたものだった。しかし「さぁ、見るがいい。キース・アニアン! これが貴方の……」と言いかけたところで映像は切れていた。こうなったら自身でステーションに赴いて調べるしかないよね? そこは明らかにキースには知られたくない場所だから、マザー・イライザがどう出てくるのか楽しみだな。

 ここを訪れるのはレインと長老たちくらいになってしまった。フィシスはやってきたレインの背中を撫でながらそう言っていた。フィシスは花の匂いでブルーは風の匂い。ではジョミーは? それにレインって今ではもうジョミーの傍にはいないんだろうな……。
 レインとフィシスのおかげで今回もブルーの姿が見られた。声がないのがとても残念だ。あの時ブルーはフィシスにかけた呪を解くと言ってカードを燃やしていた。呪とは彼女の記憶を封印することだった。そのために未来を見る力が強まってしまったのだが、だから今は前のように未来を見られなくなっていた。
 一気に戻るのではなくて、ゆっくりと過去を思い出しているのね。もうすぐ本当のことが判ると言っていたけど、彼女の過去には何があったのだろうか。それはキースが自分の生まれを調べるのと同時に明かされていくのかな。

 ミュウたちのトォニィたちへの視線はあからさまになっていた。おまけに「化け物め」だなんて……。彼らが怒るのも当然だ。自分たちを守っている者たちに対する態度じゃないよ。ジョミーがやってきたときにもそうだったけど、本当にミュウって勝手だなぁと思う。人類に対して今まで迫害されたという恐怖があったのに、トォニィたちがその彼らをあっさりと倒してくれて安心した筈だと思うんだよね。なのに、今度は彼らよりも強いトォニィたちを恐れ忌み嫌う。何とも人間らしい感情だよね。
 しかしアルテラの「殺しちゃおっか」発言には驚いた。いくら何でも短絡的過ぎる……。やっぱり彼らはまだ子どもなんだね。見た目は10代後半くらいだけど、その精神はまだ10歳にも達していないのではないか?
 うわぁ。タキオン……また引いてしまった。そうか。彼はナルシーな奴だったのか。あの前髪いじりをみてガルマみたいと思ったのは間違いではなかったんだね。
 彼らの話題はジョミーに移っていた。小さいときに自分たちを遊んでいたへなちょこジョミーなんて恐れる必要なんてない、自分たちが束になれば倒せる。……何とも思い上がった考えだな。
 力に関して実際はどうなんだろう? トォニィは自分たちが適う相手じゃないと彼らを怒鳴っていた。それは事実なのか、それともグランパ贔屓が言わせたものなのか。でも、アルテラはトォニィにソルジャーになってと言っていた。実際彼らの中で一番強いのはトォニィなんだろう。でも、力が強いなら相手の強さも判るとよく言うよね。そうなればトォニィの発言は正しいということになる。彼はジョミーのために生きると言っていた。それは一生ものの誓いなのだろう。アルテラはトォニィがジョミーに従えというなら従うと言っていた。その後何も言わなかったけど、トォニィと対決しようと思わない限りナスカチルドレンは全員ジョミーに従い続けるんだろうね。

 久しぶりに登場したジョミーのパパとママ。ジョミーの次にも子どもが預けられていたんだなぁ。ジョミーのときのように愛情に溢れているんだろうね。
 しかしジョミーは両親がどうなったかなんてもう覚えていないのかな。降伏勧告を出し、従わねば市民共々殲滅すると脅迫していた。妥協はないなんて……降伏するしかないじゃないの。でもこんなやり方でミュウへの憎悪を更に増やすことになっても、目的を遂げたならそれでいいと考えているのかな……。
 あの先生はまだ先生をしていた。彼女の傍にいた女の子がジョミーにとっては妹にあたる子なんだろうね。ジョミーの両親が、もし彼と再会したらどんな反応を示すのだろうか? あとはシロエの両親が出ていたのは何故なのかな?

 トォニィは本当にジョミーに絶対服従なんだね。止めろと命じられて文句も言わずに引いていたし。それに彼の人類へ向けた言葉に「力に満ちた声」と心酔しきっているし。大きくなってもグランパと言っている方が多かったような気がする。



 以下日記。
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at 23:59, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 17話「永遠と陽炎と」

 とうとうこの日がやってきた……。しかしブルー、先週までヨロヨロしていてテレパシーすら使えていなかったのに、宇宙に生身で出るわ、メギドに対してシールド張ってるわで本当に凄い力だ。
 押さえられないと思っていたときにジョミーだけでなく、ナスカチルドレンまでがやってきてシールドを張っていた。しかも彼らは全員ソルジャー級の能力を持っているらしい。しかもトォニィが大きくなっていた! 彼らが眠っていたのは力を使えるレベルにまで肉体を成長させるためだったのか。
 機関長たちはメギドを知っていた。彼らはかつてその攻撃を受けていたんだね。ジョミーがかつて見たブルーの記憶で描かれていたのがそれだったのだろうか? あ、後で機関長がアルタミラで使われた惑星破壊兵器だと言っていた。

 読者が選ぶ名シーンが悉くブルーのシーンだったのが笑えた。いや、私も全く同感なんだけどね。今週も待ち受け画像が三位までがDLできていて、それも全部ブルーだったなぁ。今さらだけど、彼はこの作品で一番の人気のあるキャラなんだね。私も一番好きなキャラは彼だ(笑)

 ブルーの最後の戦いというのが一番だけど、今回はマードックに対する認識が正反対になってしまった回だった。彼は今まで何度となく命令違反を冒していたのだけど、それってひがみ根性ではなかったのかもしれない。キースはそれがマザーの命令だからというだけでなく、私怨でミュウ根絶を謀ろうとしているように見える。だから攻撃に容赦がない。なのに彼はキースに対して「神気取りか!」と反感を持っていた。

 メギドの直撃を回避できたものの、子どもたちは意識を失っていた。トォニィとアルテラだけが意識があったけど、アルテラも気絶してしまった。ジョミーが力がほしいと願ったから頑張ったと言っていた。皆を守るためにと。力はあっても身体が耐え切れなかったんだね。しかし、自分で肉体を成長させることができるなんて流石にそれは化け物と恐れられても仕方がないんじゃないかと思ってしまった。それだけ彼らが一途だというのだろうけど。急激に身体を成長させたとしても、後々何か影響が出やしないかと心配だなぁ。
 ブルーは子どもたちを連れて船に戻るように言い、自分は第二撃が発射される前に敵を討つとジョミーの質問に答えた。自分も行くというジョミーに、子どもたちも連れて行くのかと返した。……トォニイは他の子どもたちより身体が成長していたけど、皆を連れて船に戻るまでの力はまだ使いこなせないんだね。
 自分たちにとっての勝利とは、一人でも多くのミュウが生き残ることだとブルーはジョミーを諭した。そのときの感情のまま行動しそうになるジョミーに対して大局を見ろと言っているんだね。しかし、そんな身体で敵地へ単独で乗り込もうなんて、生きて帰ることを考えていないんだなぁ……。
 子どもをジョミーに託しながらブルーは、ジョミーが生きろと言ったから今日まで生き長らえたんだと話した。そして仲間を必死に守ろうとする、素晴らしい子どもたちに出会えてミュウの未来を感じることができたと感謝していた。あのときのシーンがここに繋がるなんて……。とてもいいシーンだ。ブルーにとっては未来への希望が見えたことだけでもう思い残すことはなくなったのかもしれないね……。

 ナスカ残留組も、星がなくなってしまっては脱出するしかないよね。シャトルに全員が乗り込むのかと思っていたらシェルターに残っている者たちがいた。ハロルドが怯える者たちにここにいれば大丈夫だと言っていたけど、星がなくなるという危機だというのに何を言っているんだろうと思った。リオは説得を試みるが、ハロルドやキムは自分たちを乗せる船は残っていないだろうと彼に早く脱出しろと促していた。
 ブルーは仲間に生きろと呼びかけ、ナスカから脱出するように思念を送りながら敵地へ飛行していた。子どもたちは傷も負っていたようで治療を受けていたが意識は戻っていないように見えた。アルテラはトォニィの傍に座っていて、彼を気遣わしげに見ていたけど、トォニィは何もできない自分に苛ついているような表情を浮かべていた。ジョミーやブルーのように力を自在に使いこなせていたら、今頃は彼らとともに戦えたのにと思っているんだろうね。
 ジョミーはナスカで脱出の手助けをしていた。駆け寄るリオにジョミーは残っている者のことは自分に任せて、今は生き延びることを考えろと言って船を操縦して脱出するように命じた。その気迫にリオは返事を返すだけだった。

 ブルーは敵陣へ現れたが、攻撃を中止するように訴えていた。あんな攻撃を受けても攻撃するつもりはないというのか……。狙いはメギドだけなんだね。キースはメギドの発射に変更はないと言って、セルジュに後を託してブルーを出迎えに向かった。それをマツカは行っては駄目だと追いかけた。マツカ……使うなと言われていたというのに、ブルーの接近を思念波で報告していたよ(苦笑) キースも咎めなかったしね。しかし、彼がいなかったらキースは何度も死んでいたんだろうなと思うと、何で出てきたんだと言いたくなる。
 メギドに到達したとき、ブルーの息は荒くなっていた。それでも攻撃力は落ちていないんだね。中に侵入したブルーを保安部隊が迎えたけど、近づけられないまま倒されていたし。

 生きている者はいないかと呼びかけながら歩くジョミーの頭にキムの声が聞こえた。しかしその声は虫の息のようだ。シェルターをこじ開けたジョミーの目には、岩盤が落ちたために身動きできなくなっているキムの姿が見えた。岩を取り除いたものの、下半身がひしゃげていたんだろうか、ジョミーは息を飲んでいた。キムはどうしたんだと尋ね、ジョミーにまた情けない顔をしているんだろうと言った。彼は多分、今話しているのが不思議なくらいの状態だったのかもしれない。もう痛みも感じないし何も見えないが、ジョミーが泣きそうな顔をしているのは判るんだとキムは言う。そんな彼にジョミーは涙を浮かべて呻くだけだった。
 キムは「お前とはいろいろあったな」と言っていた。あの過去の映像の数々はキム自身が見ていたものだったのか、ジョミーが思い出していたものだったのかは判らない。両方だったのかもしれない。そしてキムはシャングリラしか知らなかった自分たちに、この星での生活を四年間与えてくれたジョミーに感謝しながらそのまま息絶えた。
 長老たちと話すことが多かったジョミーに最も親しい者と言えば一番はリオで、このキムは二番目だったかもしれない。いや、喧嘩をしたことがある相手はキムだけだったから、ジョミーにとっては一番対等に付き合える友人だったのかもしれない。これだけの犠牲を出してしまったジョミーは、それでも人類と共に生きていこうとするんだろうか?

 一方、ブルーはメギド内に侵入して制御室に向かうものの、フラフラの状態だった。常時身体にシールドを張ることすらもうできなくなっているんだね……。そして保安部隊の銃弾をその身に受けてしまった(汗)
 まだ倒れるわけにはいかないとやってきた部屋が制御室なんだろうか? しかしそこにはキースが待ち構えていた。生身で乗り込んできたことに「まさしく化け物」と感嘆するように言うが、メギドはもう止められないと断言して構えた銃の引き金を引いた。三発目まで弾をその身に当ててしまったブルーは、もう本当に死の直前にまで至ってるんだね(汗) 身動きできずに辛うじて銃弾をとどめておくことしかできなくなっているし。これで終わりだとキースが撃った弾はシールドをあっさりと通り抜けてしまった!
 その瞬間、ブルーは最後の力を放った。撃たれたのは眉間なのかと思ったけど右目だったんだね。そしてブルーはジョミーに後を託してメギドを破壊した。このときマツカがキースを連れて瞬間移動してしまったんだよねぇ。危機に見舞われる度にどんどんミュウの力が開花していっているよ。ミュウを殲滅すると言っている以上、キースは仮にミュウが根絶できたら最後にはマツカも殺してしまうのだろうか。
 キースは、ブルーが乗り込む直前に射程上にマ−ドックの艦隊がいると報告を受けてもミュウ殲滅のための犠牲になっても構わないと言っていた。そして、ブルーにお前は何を犠牲にするのかと問いかけていた。そしてキースはマツカの力によって船に戻ったときに、我が身を犠牲にしたことに驚愕しているようだった。

 マ−ドックは、今回のキースの作戦には反感を持っていた。ナスカは崩壊するのは目に見えて明らかなのに、メギドをもう一度発射するのを知ってまだやるのかと驚愕していた。そして残存するミュウの掃討の発令を受けても動かなかった。マ−ドックの副官が「よろしいのですか?」と尋ねると、電磁波障害によってその命令は受けられなかったと彼は答えていた。
 自分は軍人だから戦争となれば敵と戦う。しかし、これは戦争ではない。これは虐殺だ!と声を荒げ、キースこそが化け物だと呟いていた。……では、彼がアルタミラの虐殺時に生きていたとしたら、同様に命令を逃れる方向に動いていたのかもしれないね。人類にとってミュウは敵であるという認識はあるだろうけど、今回の作戦を経て今後彼が何か行動をするんだろうかと思った。しかし、自身で軍人だからと言っていたから可能性は低いかな。でもまぁ、彼の副官も動揺していたので、普通に人間だったら彼のように思っているのかもしれない。

 メギドが発射されるのと同時にシャングリラに戻ったジョミーはワープするように命じた。何を逃れてからの船内は悲しみに包まれていた。グッときたのはこんなものが食べられるかと拒絶していた機関長が、自然になったトマトを食べて「こんなに旨かったんじゃな」と涙を流しながら言っていたシーンだった。
 ブルーのベッドの前で、フィシスはジョミーをソルジャー・シンと呼び、ブルーが彼女に渡した補聴器を「ブルーが貴方に残したものです」と言って差出していた。受け取って装着したジョミーは、ブルーの三世紀に渡る記憶と地球への思いを感じると言って目を瞑っていた。
 ジョミーは落ち込むといつもここに来ていたんだろうね。そのときにブルーが言ってくれた言葉を思い出していた。そして涙を流したジョミーが目を開けたとき、その目は赤くなっていた。ジョミーが本当にミュウの長になった瞬間とはここなんだね。
 ミュウたちの前に現れたジョミーの姿を見て、ブルーの魂と同化したのではないだろうかと思った。髪の色はジョミーのものだったけど、そこにはブルーそっくりの青年が立っていたんだもの。それはジョミーがようやく長としての風格を身に付けたという表現だったんだね。
 ジョミーは毅然としてアルテミシアに向かうと彼らに命じた。自分たちは人間たちを憎むものでは決してない。ナスカにて生きようとしたが人間はそれを許さなかったと言ってから、彼らのシステムがそれを許さないのだと訂正した。そして自分たちの目的は地球へ行き着くことだけでなく、地球のシステムを一つ一つ破壊して、人間たちに生き方を問うのだと言った。自分たちを生み出し体制を支える要であるアルテメシアを制圧すると命じた。

 物語りはここから最終章に向かうんだね。来週ってまた何年か経ってトォニィたちが成長した後なのかもしれないね。ラストに出てきたのは原作にあったコマをそのまま描いたものだったのかなー。
 エンディングに驚いた。全部ブルーだったんだもの。今回だけブルー追悼のエンディングはとても良かった。好きなキャラが死んで、ジョミーがキムの死に叫び、機関長がハロルドの死を悼んでいたのだけど、今回涙が全然出て来なかったなぁ。それはジョミーたちの戦いがまだ終わっていないからなのかも。
 予告では今回流れたシーンが映っていたので総集編でもするのかなと心配になった。でも、スウェナが出てきたのでそうではなさそうだ。しかしジョミーたちが映っていなかった。だから上記で書いたように、トォニィたちが成人した姿でもう出てくるのかもしれないと思った。

at 23:55, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 16話「赤い瞳 蒼い星」

 冒頭の、情感たっぷりなブルーのフィシスへの想いを語っていたシーンはちょっと恥ずかしかった(笑) 友人だと言っていたはずなのに、どう見ても恋人同士にしか見えないよ。しかもブルーの手を離れたフィシスの手を取ったのがキースというのが昼メロのように見えてしまった(笑)

 ハロルドやキムはナスカを脱出するのには反対だった。そして上の連中……つまりは老人たちの考えには真っ向から反対のようだった。ジョミーには尊敬の念を抱いていても、年寄りの言うことに耳を貸すジョミーは嫌だと思っているのかな?
 しかし彼らの危機感のなさは問題だと思う。キースが逃亡する際に、どんなことがあったのか知らないのだろうか? いつ来るとも判らない敵だって? ミュウがどれほど人類に忌み嫌われているのは本当に知らないのだろうか? あ、そうか、知らないんだ。機関長たちは実際に迫害されたことがあるけど、第二世代の彼らは迫害を受ける前にブルーに助けられていたから……。学習しただけで他人事のようにしか思えないんだね。敵は星ごと消滅させようと思っているなんて夢にも思っていないに違いない。そして死ぬ瞬間に後悔するんだろう。まぁ、ジョミーたちが彼らを見捨てることはないんだろうけど。

 一方、トオニィは昏睡状態から目覚めない状態だった。傷が治っても目覚めないらしい。おればかりか、彼に導かれるように他のナスカチルドレンたちも次々と眠りに落ちていった。

 フィシスは傷付いていた。そしてブルーに自分の力を消してくれるよう懇願していた。しかも彼女はブルーに過去の記憶を消されたことによって予知能力がパワーアップしていたらしい。しかし存在が特別とは愛の言葉を囁き続けるブルーに私は総毛立った。自分が言われたらどつきたくなるくらいに恥ずかしい。よくも真顔で言えたものだと思いつつ、ブルーは本心から言っているんだよね。僕の女神も……。ひええ〜。そうは言いつつ私がこの作品で一番好きなのはブルーだったりする。あのウサギのようなカラーリングがいいよねー。
 ミュウに避けようのない不幸が訪れる。そしてそれは自分がキースを逃がしたからとフィシスは泣き崩れてしまった。……まぁ、傍目にはフィシスがキースに恋したからとしか思えないなぁ。だからこそブルーは彼女の傍にいるキースというイメージを見てしまったのだろうし。
 ブルーは15年間眠っていた。そして自分の目覚めには必然がある。そう言ってブルーはフィシスにかけられた呪を解くときが来たと言って、タロットカードの死神を燃やしてしまった。……これはちょっと意味が判らない。

 キースは敵に対しては本当に容赦がないんだな。彼にとって一番の存在はマザーイライザだろうけど、次はサムなんだろう。そしてミュウは親友であるサムをボロボロにしてしまった。だからミュウを憎んでいるという公式なのか。
 マツカは自分に思念波で語りかけた存在について、あれは仲間なのかと尋ねていた。……尋ねる相手が違うだろうに。キースはこれから根絶やしにするものたちのことを聞いてどうするのかと言いながら、彼らを化け物呼ばわりした。そしてマツカも同じだと言っていた。カッとなってキースの首を締めようとしたのに、次の瞬間にはキースの命令に従うマツカって一体何を考えているのだろうか? 意味がわからないよ。
 久しぶりに登場したマードックは、エリートになれなかったからなのか命令無視という何とも子どもっぽい反攻をしていた。嫌な大人の典型だなぁ。そして彼はキースがメンバーズになったのが一番嫌なんだろうな。
 キースを迎えたのは、彼のかつての教え子だった。メンバーズは敬礼の仕方も違っていたんだね。マツカが戸惑っているのと、キースの副官に任じられたセルジュが今後マツカに対して何かしそうな危ない雰囲気だった(汗) マザーには選りすぐりをと上申していたそうだけど、かつての教え子を寄越して大丈夫なのだろうかと私は心配になってしまった。でもまぁ、ワープしただけで調子を崩すような連中ではないからまだマシかな?

 ジョミーは言いしれぬ不安を漠然と感じていた。それはブルーも感じていて、彼はそれを変動の予兆と言っていた。地上に残っている者たちを説得するために地上に降りると言うジョミーに対して、ブルーは自分も行くと言ってハーレイに後のことを託した。それは一見船を守っているようにとの指示に見えなくもないが、ブルーはハーレイの腕に接触してジョミーのことを助けてやってくれとまるで遺言のように頼んでいた。
 ジョミーは、自分を見るブルーの目に戸惑っていた。出会った頃は、強い意思をその目に宿していたのにと寂しげな表情を浮かべていた。ブルーは自分はもうソルジャーではないとジョミーやフィシスに言った。そして俯くジョミーに俯いてはいけないと諭した。長とは何であるか、ということを、ブルーは生きている間に身をもって教えようとしていた。
 船に乗り込む直前にフィシスがやってきた。そこでブルーはすぐ戻るとか帰ってきたらまた地球を見せてくれとか言っていたけど、戻る気がないのは明らかだよね。その証拠に補聴器をフィシスにあげていたし……。補聴器を取ったブルーはとても良かったなぁ。

 遂にキースの口から攻撃命令が下った。マツカはまだ戸惑っているようだけど、彼がミュウ側につくなんてなさそうだなぁ。メギドが発射された。星の核を撃って、内側から崩壊させるようなものなんだろうか? ナスカが燃えると言ってトォニィが目覚めていた。そしてジョミーとブルーも攻撃を感じ取ったが、ブルーの方が動くのが早かった。テレパシーも覚束なかったブルーだったのに、あんなシールドを展開して大丈夫なんだろうか? 一発目は防げたとしても、二発め三発目と来られたら耐えるのは不可能なんじゃないだろうか? そして目覚めたトォニィは、ミュウたちを守るために力を振るうのだろうか?
 まぁ、何にせよブルーというキャラがこの作品で一番好きなのだと認識した回でもあった。あの恥ずかしい台詞はスルーさせてもらうけど(笑)

at 22:51, 真神恵, 地球へ…

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地球へ… 15話「変動の予兆」

 金曜の深夜に特番の放送が決定したと聞いた。しかし放送時間を知って困ってしまった。だって「彩雲国物語」と被っていたのだもの……。仕方なくビデオに録画しようとタイマーセットして、何気なくNHKにチャンネルを合わせたら……何と「彩雲国」は放送が来週に持ち越されていた。……いやまぁ今回は助かったけど、放送休止はこれで三週連続にならないか? これだったら教育の方でやってほしかったなぁと思うよ。
 予告でしか聞けない若本さんの声が、この特番ではずっと聞けたというくらいか。特番の感想は。ブルー特集されていたけど、原作ではやっぱりジョミーがソルジャーになった時点で死んでいたらしい。それは最初は「地球へ……」が長編連載になるとは思われていなかったからだそうだけど、漫画連載ではそういうことってよくあることだよね。続いてくれるのは嬉しいと思う反面、それがダラダラ続けさせられて最後には面白くなくなって連載が打ち切られるなんてのもある……。
 今回初めて原作の絵が表紙以外で見られた。そしてやっぱりアニメの方がいいなと思った。絵が古いからなのではなくて、単に好みの絵ではないから。だから有名作品の数々を描いている作家であっても全く見る気がしなかったんだよねぇ。第一そっち系だし? ただ「地球へ…」は少年誌での連載だったらしいからそういうのはなさそうで安心した。
 それにしても、原作のブルーって顔がとても幼いんだねぇ。あと、混乱したジョミーが宇宙へ単身飛んでしまったのを連れ戻していたシーンは、原作のまま描写されていたんだね。ここは名シーンだったろうから外すワケにいかなかったんだろうな。
 作者がどういう経緯で話ができたのかと話をしていた。ポンポンと思いついたように話していたけど、当時はそんなもんじゃなく今だから言えることなのかもしれないね。

 今回の特番でキャラクターが改めて紹介されていた。ジョミーは主役だから一番だったとしても、フォシスが二番目に紹介されるとは思っていなかった。キースだと思っていたからね。ナレーションによれば、彼女は物語の後半の鍵を握るキャラらしい。それは楽しみだ。それにしても10代の頃のキースはいいなぁ。本編内ではなく、こういう特番で総集編をしてくれる分には大歓迎だよ。
 原作にはないブルーの登場。だけど、このナスカ編が終わると彼は今度こそ本当に死んでしまうんだね。監督の言葉になるほどと思った。まぁ、私もブルーの方が好きなので、また出てくれて嬉しいよ。彼の最期がどのようなものなのかは判らないけど、泣くかもしれないなぁ(笑)
 新OPに乗せて、彼が他のミュウたちに遺す言葉の数々が少しだけ聞けたけど、本編で聞けるのを楽しみにしていよう。聞いているだけで泣きそうになるので、やっぱり本編では泣いてしまうかもね。しかしせっかく見つけたナスカを放棄しなくてはならないなんてね……。また、ブルーは盾になると言っていたので、星と共に最期を迎えるようだね。

 それから、スタッフの話を聞きながらこの業界で働くのは大変だろうけど、働いているのが羨ましいと思った。かつてはこの業界に行こうかと思った時期もあったもので……。

 ここから15話の感想……特番だけでかなり書いてしまったな(汗)

 フィシスとトォニィを人質にとって脱出しようとするキース。レインはテレパシーで助けを呼ぶが、ジョミーは地上へ降下してしまっていた。
 カリナは息子の危機を敏感に察知して叫んでいたけど、ずっと身体が光に包まれている状態だった。これは力を放出し続けているということなのだろうか? とても不安定な状態の彼女は案の定、トォニィが身に付けていた物を見つけて感情を爆発させていた。

 ブルー……もう歩くのも覚束ないのか。彼が眠りについてから10年以上が経過していると思うけど、力が衰えただけでなくてずっと寝ていたから身体が思うように動かないということなんだろうか? 栄養は摂取していたとは思うけど、飲まず食わずの状態だったしね……。何だかもう今にも死にそうでとっても心配なんだけど(汗)

 カリナは感情を爆発させてから血の涙を流して船内を移動していた。接触しようにも心理防壁に阻まれてそれができないとハーレイがジョミーに報告していた。……あんな状態になるなんて、カリナも死にそうなんだけど(汗)
 コロニーへの接近を止めないようなら宇宙船を迎撃するように指示を出して、ジョミーは思念体となってシャングリラで暴走しているカリナの元へと飛んだ。必死にカリナの名を呼ぶが、カリナには届かなかった。
 それにしても「冷静になれ」とか「感情をコントロール」だなんて……。確かにそうかもしれないけど、それができないから暴走しているんじゃないの。まぁ、彼女はジョミーに憧れていたから、ジョミーの呼びかけにも何とか気づいてくれた。
 カリナはトォニィを失った悲しみと怒りをジョミーにぶつけていた。ユウイだけでなくトォニィまで。どうして二人なのか。自分の大切な人ばかりが逝ってしまうのはどうしてなのかと叫んでいた。
 再び力を爆発させたカリナにはもうジョミーの声は届いていなかった。力を放出室付けたら、カリナの心が壊れてしまうとジョミーも叫ぶけど、そんなことに頓着できるようならそもそも暴走なんてしていないって。
 何とかジョミーはカリナを抱き締めてカリナに謝罪していた。皆が幸せに、笑顔でいられるためにと選んだことだったのにとジョミーは謝っていた。カリナの力の放出が止まったので、ジョミーの言葉が届いたのかと思ったけど、そうではなくてカリナの心が壊れてしまったからだった。そして記憶の中のユウイなのか、彼の幻を見たのかは不明だけど、彼の名を呼んでカリナはそのまま倒れて動かなくなってしまった。
 倒れた彼女を抱き上げようとするが、思念体のためにそれが果たせずジョミーは慟哭した。ジョミーにとってカリナは特別な子だったんだね。そういえばシャングリラに来たとき、ジョミーに初めて話しかけたのだカリナだったんだっけ。そうして受け入れてもらえたことでジョミーは助けられていたんだね……。特番の最後にジョミーが泣いているシーンがあって、それはブルーが死んだからなのかなと思っていたけど、カリナが死んだからだったんだね。

 マツカは呼びかけてもキースの応答がないため、思念波で呼び掛けることにした。しかしそれはトキたちにも当然受信できるワケで……困惑するも許可が出ているのだからとニナは打ち落とそうと言った。しかしトキは呼びかけてみようと提案していた。どんな命も簡単に殺していいワケがないと言ってすぐに呼びかけを開始した。トキの言うことは正しいけど、ここで打ち落としていたら悲劇は起こらずに済んだかもしれないんだよね……。
 マツカって他のミュウと接触したのはこれが初めてなんだろうね。ミュウかと尋ねられてミュウなんか知らないと拒絶してキースの名を呼びかけていた。う〜ん。今まで隠れるように生きてきたから、自分がミュウだと知っても殺さなかったキースに依存しているのかなぁ。トキたちにお応じていたら良かったのに……。
 一方、キースは格納庫に向かっていた。その途中で警備のミュウたちを倒していた。弱すぎるとか全く訓練されていないとか言っているけど、彼らはもともと身体に障害を抱えているって知らないのか。なんて酷いことをするんだろう。兵士失格とも言っていたけど、彼らは兵士ではなくて、迫害しているから戦わざるを得なかっただけだと思うんだけどなぁ。身体的能力がキースより劣っている者たちばかりなので、あのキースの蹴りで死んでしまったんじゃないかとヒヤヒヤする。

 格納庫に到着したキースたちを待っていたのはブルーだった。でも座って待っていたなんて本当に大丈夫なの!? ここでフィシスがブルーの攻撃からキースを守っていた。……いくら同じ記憶を有しているからといって、そこまで肩入れするのは何故だろう?
 彼女が攻撃を阻んだことに驚きつつも、ブルーはキースの心の中を覗いていた。うわぁ、ジョミーは隙を作らないと侵入できなかったのに、ブルーってあっさりと侵入してしまったよ。キースは彼のことを「伝説のタイプブルー。なるほど、貴様がオリジンか!」と納得したように言っていた。それだけブルーが強いということなのか?
 不利と判断したキースは、人質を一人解放すると言ってトォニィを放り投げた。かろうじて受け止めたものの、それだけでブルーは体力を消耗してしまったのではないだろうか?

 涙を流していたジョミーは、キースに対して敵意を持つに至った。そして自分とミュウの尊厳を守るために迷いを捨てた。キースはサムを失ってミュウに憎しみを抱き、ジョミーはカリナを失ってキースに敵意を抱いた。……そうやって復讐が復讐を呼んで歩み寄ることが不可能になっていくんだね……。
 涙を吹いたジョミーは、全てが後手に回っていると知ってこれが自分たちの限界かと思っていたけど、もともとミュウは戦うために存在していたワケじゃないからそれも仕方がないのではないだろうか? しかしこれからは違っていくんだろうね。ジョミーが変えていくから。
 そこへレインの力を借りてブルーが皆にテレパシーを送っていた。自力で送られないくらいに衰弱しているのに、そんな身体で本当にキースと戦うのだろうか。彼はキースと共にフィシスがいると伝えて彼女を助けるようジョミーに頼んでいた。

 キースが自分の手を見たとき、らしくもなく震えていた。それって用心していたのにも関わらず心の中に侵入されてしまった恐怖による震えなのだろうか?
 そこへジョミーがキースの乗る船目掛けて飛び出した。そのスピードはミサイルより早いらしい。迷いを捨てたジョミーはもうキースを殺すことに躊躇いはないということか……。キースはキースで、迎えに来たのがマツカと知ると、彼の能力を利用した。なぁんか、今後もマツカをいいように使ってミュウとの戦いを有利に進めようとしそうだな。



 続きは放送後に流れていた「ガンダム00」の番宣について。
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at 20:59, 真神恵, 地球へ…

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