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こばと。 4話「…青葉のときめき。」

JUGEMテーマ:CLAMP

 今回は、コバトが琥珀に出会うお話。

 OPでは原作のところに「こばと。」の横に「Wish」と上がっている。まぁ、原作がまだ4巻しか出ていない作品なので、これを24話放送するのは確かに難しいよね。ただ、私はその「Wish」は全部読んでいないんだよね。CLAMP作品でも描き手が違うのは買っていないもので。

 早起きをしたコバトは違うと言っていたようだけど、どう見たって朝の散歩をしているようにしか見えない(笑) 見つけた小道を通っていくと、木の前に佇む人物を見かけた。コバトはその人物を見て「綺麗」と呟いていた。琥珀ってどう呼称したらいいのか困るなー。だって天使なので性別はないだろうし。見た目からだと彼女になるのかもしれないけど女性じゃないし。かと言って彼でもないし。琥珀は琥珀と呼称するしかなさそうだ。
 木の前に佇んでいた琥珀は、涙を流していた。これに驚いたコバトは、琥珀が傷ついているんじゃないかと思い、何とか力になれないかと奔走するのだけど……。
 OPで名前が挙がっている以上、琥珀は今回だけでなく、今後も登場する重要キャラってことなんだろうね。

 琥珀は涙を流した理由を上手く言葉で説明できない、というのもあるけど、聞いているのがコバトだから上手くくみ取ってくれるはずもなく、二人で首を傾げる始末だった。そんなボケボケな二人にイライラと突っ込むいおりょぎ。コバトとの会話も楽しいけど、琥珀との会話も聞いていたら楽しそうだなと思った。
 で、一向に結論が見えない二人の会話に、いおりょぎはそれが「恋」だからだと怒鳴っていた。恋をしているから切なくなるのだと。切なくなる、と言ってもコバトにはちんぷんかんぷんだろうなー(笑)

 デートというものをしたことがないと言った琥珀に、コバトは一郎とどうにかして一緒に遊園地に行けるようにしたいと思った。しかしいつものコンビニで雑誌を見ると、遊園地に行くには3000円必要だとしってショックを受ける。町ではちょうど福引をしていて、何と三等が遊園地のペアチケットだったので、何も知らないコバトは喜んで列に並ぼうとした。しかし、福引券が必要と知ってまたもやショックを受けていた。……いやぁ、本当にコバトには何の記憶もないんだねぇ。
 しかしその後、偶然見つけた福引券を手に挑戦することができた。しかもいきなり何かが当たっていた。期待したものの当たったのはワニのぬいぐるみ(?)。しょんぼり帰っていくところ、向こうからやってきた新聞の配達員とぶつかってしまう。
 ぶつかった相手は藤本だった。彼はバイトをいくつも掛け持ちしているらしい。よく体力が持つなぁと思った。散らばった新聞をかき集めたとき、コバトは遊園地のチケットを2枚見つける。藤本はそれを渡すように言うんだけど、コバトはなかなか手を離さない。いつものコバトからは考えられない行動だなと思った。それだけ琥珀たちの力になりたいということなんだろうけど、私はこのシーンは好きではないな。これ、相手が藤本だったからそんな風にできたのではないかと思ってしまう。
 まぁ、結局新聞配達を手伝うのを条件に譲ってもらったらしい。早速コバトは琥珀にチケットを渡しに行くのだけど、一郎は忙しい人だから行けそうにもないと固辞していた。ふだんはおっとりしていても、ある局面ではとても頑固っていうキャラはよくいるよね。しかしそんな琥珀も、一郎が受け取ると嬉しそうな顔をしていた。

 遊園地でデートとはどんなものなのか、というイメージ映像が出てきたけど、琥珀が固辞しようとしてコバトといおりょぎに使ってほしいと言ったとき、イメージに映っていた男女がコバトといおりょぎになっていたとき笑った。しかもそんなコバトの想像にいおりょぎが突っ込んでいたし! なんか、本当にいいコンビだな。
 当日コバトは二人の様子を見るために遊園地に来たのだけど、チケットがないので、当然柵の外から覗き込むしかなくて、二人を見つけることはできなかった。そこにたくさんの風船が空に飛び立っていった。しかもその中からうしゃぎさんが現れた。うさぎさんではなく、うしゃぎさん。本当にそういう名前なのかと知ったときはビックリしたなー。
 彼(?)は、いおりょぎに時間の制限があると告げに来た。季節が四つ巡る間に、瓶をいっぱいにしなければいけないと。冒頭ではアパートを借りられて、布団を譲ってもらえて、瓶の中にはこんぺいとうが入っていて、100年経っても頑張るようなことを言っていたけど、期限が一年と制限されてしまったんだねー。
 時間制限が設けられてもコバトは相変わらずのんびりしていた。ところが、琥珀の力になれたと思ったというのに瓶の中には何の変化もなかった。不思議がるコバトにいおりょぎはもともと幸せいっぱいの奴が癒しを必要としている筈がない、と今回の件は人選ミスでマイナス100点という点数をつけられてしまっていた……。

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at 23:54, 真神恵, CLAMP

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こばと。 1話「…願う少女。」

JUGEMテーマ:CLAMP

 そういやちょっと前にコミックスが出ていたんだったね。そっちの感想を書くのをコロッと忘れていた(苦笑)

 「花咲け」は深夜なのに、こっちは早い時間なんだなーと思った。しかもOP見たら原作が「こばと。」だけでなく「wish」とあって驚いた。まぁ、原作が4冊しか出ていないから、そっちも混ぜないと2クール続けられないということなんだろうか?
 あと、OPって線が太いなーと思った。そういや「CCさくら」のときもOP・EDはこういう描かれ方だったっけ。何より嬉しいのは歌が真綾ちゃんだったことかなー。本当に、いつ聞いてもいい声だー。映像に関しては、こばとはいろんな服を持っているなーと思った。

 空から降りて公園に立ったこばとといおりょぎ。願いを叶えるためには傷ついた人の心を瓶いっぱいに貯めないといけないと言う。そしてその瓶を手に入れるために、この地上でこばとがやっていけるかテストして合格する必要があるそうだ。彼女の願いとは「行きたい処がある」のでそこへ行くことだと言っていた。
 何もかもが具体的な説明がなくて、何が始まるのかがわからない。ただ、こばとはどうも普通の人間としての常識がないらしいのは確か。底抜けに純粋というのがわかった。
 誰が見てもナンパなのに、美味しいものという言葉につられてほいほい見知らぬ男たちについていこうとするときはいくらなんでもそれはないだろうと思った。ただ、誰に対しても敬語を使って話すなんてのは凄いなって思うよ。こばとの見た目は10代後半に見えるけど、その年代で年下はともかく、年上の人間に対して敬語を使って話す人間がいったいどれくらいいるんだろうかとちょっと思ってしまった。まぁ、体育会系なら使っていそうだけど。

 今回はまず藤本と出会うんだけど、これが最悪な出会い方なんだよねぇ。人々の傷ついた心を癒すのがこばとがこれからやることだけど、藤本の場合はどうなるんだろうと思う。

 テストに合格するためにこばとは色々やってみるんだけど、いおりょぎに怒鳴られてばかりだった(苦笑) しかし屋台の手伝いをしたときに、お客から鍋やってと言われて狼狽えた後に普通では考えられないものを入れていたなぁ。チョコ入れるって闇鍋なのかと思ってしまった。あ、いや、皆が見ているから闇鍋ではないんだけど。しかもそれが美味しいなんて出来すぎではないか?
 それでも最後はいおりょぎから合格をもらっていた。桜ってCLAMP作品では必ず出てくるなーと思った。花見を楽しむ人たちを見ていたこばとの耳に赤ちゃんの泣き声が聞こえた。その祖母が母親が歌を歌えば泣きやむのだけど、今日は母親がいないので困っている様子だった。そこでこばとが歌を歌い始めるのだけど……こばとって歌だけは上手という設定なんだよね。花澤さんは最近よく聞く声だなと思っていたし、嫌いな声ではないのだけど、実際の歌声を聞くと歌が上手いという設定は酷だなと思ってしまった。下手ではないけれど、上手くもない。私の聞いた印象はそんなものだった。聞き苦しいほどではないので、まぁいいかと思ったけどね。

 さて、次回からは瓶の中に傷ついた心を集める話になっていくんだろう。ただ、全24回なので一回一回をそういう話にしたとしても瓶は埋まらないよねぇ。
 EDは……正直CLAMP作品には入れてほしくなかった歌い手だなと思った。というか、どっかで聞いたことのあるような歌声、というのが作曲家ごとにいるなぁと思ってしまった。

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at 23:42, 真神恵, CLAMP

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こばと。 2巻 感想

JUGEMテーマ:CLAMP

 もう2巻が出たのか〜って、1巻が出たのって何か月前だったっけな。もう出たも何もこんなに薄いなら頷けるかな。CLAMP作品は買うものの、この作品に関しては手放しで喜べないというのは今後も続きそうだなぁ。

 話としてはちょっとだけ進んでいた。小鳩の瓶には彼女が癒した傷ついた心が少し溜まっていた。この傷ついた心というのが一人に対して一つなんだとしたら瓶いっぱいに溜まるのってだいぶ先になるんだろうなぁ。それとも、心の傷の大きさで溜まる個数も違うのかな……。
 傷ついている清花先生を癒そうとよもぎ保育園のお手伝いを始めた小鳩。清花先生は彼女をいい子だと受け入れているようだったけど、同じくお手伝いしている藤本は彼女を警戒していた。彼の言い方からすると、いい人だと思って受け入れたら裏切られて清花先生は辛い思いをしたことがあるということなんだね。
 どうやら借金とりにあっているよもぎ保育園を、チンピラが嫌がらせに来ていた。清花先生を助けようとしたときの小鳩にちょっと感動した。確かに小鳩はいい子なんだよ。それはわかるんだよね。だから癒してあげたい、なんて言葉は言わないでほしいと本気で思う。いおりょぎが言っていた通りに小鳩は小鳩のままで一生懸命やってればいいと思う。

 大丈夫ですかと言われた清花先生が、カタカタ震えている小鳩を見てどんなに温かい気持ちになっただろうか。そして藤本も小鳩を気に入っているようだった。しかし素直に接していないので、誰にでも優しく素直に接する小鳩が藤本にだけは違う反応を見せるのが面白い。う〜ん。しかしこれが恋愛方面にはそれとわかるようには進まないんだろうなと思ってしまうのが不思議だ(笑)

 よもぎ保育園は借金とりに追われていて、返済期日を守れない場合は立ち退きを迫られていた。しかもその相手が清花先生と同じとは……。ええと、彼は彼女の旦那なんだろうか? しかも藤本も彼のことをよく知っている様子。
 笑顔で「借金とりです」なんて言うし、物腰は柔らかい。しかし期日を守れないなら子どもがそこにいたとしても保育園を潰すと彼は小鳩に明言していた(汗) 何かいろいろありそうなんだけど、作風からいい方向で終わるんだろうなとは思う。清花先生も「あの人も藤本くんも素直じゃないから」と言っていたし。この借金とりも素直でない愛情表現の一つという迷惑な話のような気がするなぁ(苦笑)

 いつまで続くのかはわからないが、一つ言いたいことがあるとすれば、もう少し分厚くしてほしいということかなぁ。この値段なら少なくとも後30ページは欲しいところだ。

at 23:59, 真神恵, CLAMP

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ツバサ TOKYO REVELATIONS  3話「姫君の視た夢」

JUGEMテーマ:CLAMP

 これ、発売はいつだったっけ? 17日に発売して一週間後に見たんだよね。あ、これは早い方か(笑)

 母親を殺した者の手がかりだった紋様のある服を着た小狼に、戦いを仕掛けなかったから黒鋼は大人だと前の巻で書いたのだけど……一触即発だったよ!(苦笑) しかも小狼はうつし身を通して見てきたくせに、剣を手放さないし(汗) そこへ割って入ったのが侑子さんだった。
 しかし、今は話を聞いている時間はない。ファイは出血多量で今にも死にそうなのではないのか!? 仲間を優先してくれたので、やはり彼は大人だと思ってあげよう(笑) 昴流に抱きかかえられたサクラを見る小狼の目が切ない……。しかしサクラは本物のお姫さまだけあって、姫抱きされる回数が多いなぁ(笑)

 ショック死してもおかしくない状態のファイを助けるのは可能。しかしそれを侑子さんがやると対価が大き過ぎる。ではどうすれば、と思ったら、昴流が都庁の地下を満たすほどの水を侑子さんに願っていた。昴流と神威の次元を超える力は侑子さんによって得られたものだったんだね。そのときは何を対価にしたんだろう? しかし、侑子さんは本当に知り合いが多いなぁ。
 ともかく、昴流の願いを黒鋼が口にして頼み、その対価を支払う。代わりに依頼したということで、侑子さんは昴流の血をファイに与えるように言っていた。吸血鬼の治癒能力は人間を遙かに凌ぐから、それで傷を治させるということなんだね。でも、ファイには生きる意志がない。ファイの生を望んだのは黒鋼だから、その責任ということで彼はファイの餌になるよう侑子さんに言われていた。
 白モコナ、ずっと泣いているんだね……。昴流の血を飲ませるときに黒鋼の血を混ぜれば、ファイは黒鋼の血しか飲めなくなるらしい。だから黒鋼が死んだらファイも死ぬのと聞いたときにまた白モコナが涙を流していた。死ぬつもりのファイを生き延びさせたのなら、黒鋼も死ぬことは許されないとそういうことなんだね。

「うるせェ!! そんなに死にたきゃ俺が殺してやる!
 だから、それまで生きてろ」

 止めろと言うと、間髪入れずに黒鋼はファイに怒鳴っていた。黒鋼らしい台詞だね。そんな黒鋼にファイは苦笑いしていた。結局血を与えたのは神威だった。身体を創り替わる痛みに暴れるファイを押さえるよう神威は黒鋼に指示し、黒鋼は小狼に姫を抱えていろとベッドから離させた。
 吸血鬼になる前の怪我は治らない。つまり写し身の小狼に奪われた左目は失われたままということなんだね。しかし、原種ではなく後天的に吸血鬼になった者は人間より少し丈夫で長命になるだけなのだという。そしてファイは既に黒鋼の何倍も生きているそうなので、大して変わらないらしい。……何倍も? じゃあ100歳くらいは超えているのかな??
 そんなことも知らないのに餌になるのを承知したのかと神威が呆れて尋ねると、黒鋼はあと数瞬でファイが死んでたからということと、侑子は信用できないが、白モコナが信用して侑子さんに助けを求めたなら自分は白モコナを信じると言い切った。彼は白モコナのことを「モコナ」と呼んだことがないと思う。いつも白まんじゅうだったような……。そしてこのシーンでは「あれ」と呼んでいた。しかし、これほど温かい台詞はないよね。この黒鋼の言葉に早くも涙腺が緩んでしまった私(笑) 白モコナ、嬉しかっただろうなぁ。白モコナは黒鋼が優しい人間だと知っているけど、そういうところを黒鋼は素直に表す人ではないものね。だから、自分を信じていると口にして言ってくれてとっても嬉しかっただろうね。
 黒鋼にしがみ付いて痛みに耐えていたファイは、その後で気絶してしまった。心配する白モコナに「少し眠らせてあげようね」と言う昴流の言葉が優しくて好きだな。そしてサクラを抱えていた小狼は、黒鋼に黙って眼帯を渡していた。そういや彼は最初眼帯をしていたっけ。すっかり忘れていて、意識を取り戻したファイが着けていた眼帯をどこで手に入れたんだろうかと本気でわかってなかった気がする(苦笑)

 次は地下の水。しかしそこへタワーを根城にしている封真以下のメンバーがやってきた。出迎えた都庁側のキャラを見て、白モコナが神威の肩に乗っていたことが一番気になった! ファイを助けてくれたから懐いたのか? 神威も文句を言わずに乗せているというのがまたいい。と、話は進んでいるというのにそんなことを考えていた(笑)
 ええと、都庁は羽根がなくタワーは水が残り少ない。だから都庁へ移り住んでもいいかと封真が取引を持ちかけたんだったね。しかし白モコナは羽根はサクラのものだからと訴えかけた。そのために旅をしているのだものね。そこへ目覚めたサクラがやってきて、羽根については待ってほしいと言っていた。
 まずは水、ということだね。白モコナが出した瓶に入った水は、「xxxHOLiC」で侑子さんが四月一日に入れさせていたもの。しかしTV版はどちらもリンクさせてなかったからなぁ……。春から「継」が始まるのはいいけど、謎を明かしていくのだとしたら、どうするんだろうかと思うよ。密接に関わっていたのがわかってきているというのに。

 都庁の地下に水が溜まっていく。しかし霞月が指摘した通り、瓶の中に入っている水の量とは明らかに違う。侑子さんによれば、瓶の中に入っていた水は自然の水らしい。……え〜っと、カラクリは教えてくれないってことなのね。空汰が瓶を見てどんな構造になっているのかと言っていたが、それに草薙が白モコナが羽根を感知できないような入れ物を持ってることに対して尋ねた。ここで封真も次元を行き来する人間であることと、侑子さんとも知り合いであることが判明した。さらに星史郎の弟であることも。
 星史郎の弟と知って色めき立つ神威に、封真は星史郎がまだこの世界にはたどり着かないから、先に東京での用を済ませようと提案した。そして都庁の水の対価について侑子さんが切り出したとき、黒鋼が返事をすると自分がやると小狼が言いかけた。ところが何と、サクラが声をあげていた。そして自分が眠っている間に起きたことを教えてもらえるように頼んでいた。

 力強い瞳だと思った。今まで三人にただ守られているだけのお姫さまが、初めて自分で何かを成すという話でもあったね。
 出発前、サクラは小狼に謝罪していた。自分が「やめて」と言ったから怪我をしたと、小狼に休むよう告げていた。彼女の言葉で、前巻の怒りはなくなったよ(苦笑) 黒鋼が行けばもっと早くそして難なく対価を支払えただろうに。しかし黒鋼はサクラの意志を尊重していた。「言い出したら聞かない」というのはこの四人に共通していることでもあるよね。

 この東京編は驚かされることばかりだったけど、中でもサクラの扱いに驚いた。そこまでするのかと思ったもの。しかもこれは本当に始まりにすぎなかったんだなと後々思い知らされることになる。でも、それもこの東京でサクラが視てしまったからこそだったんだねぇ……。
 初めて銃を持ったんだろうなと思う。そして今までのサクラだったら、自分を襲ってくる生き物に対してあのように殺傷することができただろうかとも。ただ、初めて生き物を殺したときにはさすがに銃を持つ手が震えていた。エアバイクは早々に使えなくなり、しかも瓦礫に足を挟まれただけでなく、崖から落ちたときに串刺しになるといった重傷を負うなんて、予想だにしなかった。ご都合的な展開に全くならなかったし。
 そしてようやく対価として持ち帰るように言われた卵がある台座の周りには、底は浅いが酸の泉が広がっていたし! それだけでなく、近くにいた怪物の尻尾で壁面に思い切り叩きつけられていたしね。あれでよく骨を折らなかったもんだと思う。
 これから自分は、自分勝手な理由でまた誰かを傷つて奪う。そして自分が行ったことに対してその報いを受ける。しかし、それでも写し身の小狼が無くした心を取り戻したいと決意するサクラの姿に、原作を読んだときもボロボロ泣いていたっけ……。

 この、サクラが一人で目的地へ向かうシーンと、彼女の帰りを待つ三人の様子が交互に描かれていたんだよね。
 まず、白モコナが小狼と話をしていた。閉じ込められて寂しかった?と白モコナは尋ねるが、小狼は写し身に与えた目を通して見ていたからと答えていた。白モコナがすごかったのは、そこで「だったらよけい寂しいよ。だって、楽しそうだったでしょ? モコナたち。苦しいことも辛いこともあったけど、でも、すごく楽しそうだったでしょ!? ……きっと、一緒に旅したかったよね? 皆と!」と泣きながら小狼に言ったこと。本当にやさしい子なんだなと思った。
 そしてファイト黒鋼の関係が変わってしまった。吸血鬼と餌ということではなく、目覚めたファイが黒鋼にかけた一声がすべてを物語っていた。

「おはよう、黒鋼」

 彼は、黒鋼だけは名前で呼んだことがなかった。黒さま、くろぽん、お父さんとか言っていたときもあったっけ? いやまぁ、あえて呼ばせないようにしているのだというのはわかっていたけど、ここでそうなるのかと驚かされた。そして黒鋼もその一言でファイが何を言っているのかを理解していたんだよね……。いつもと変わらぬ笑顔の後にこの台詞だもの。衝撃が大きかったぁ〜。

「これだけは覚えていて。あなたの痛みはあの子たちの痛みでもあるのよ」

 侑子さんとの会話で、ファイは黒鋼とどう話したのかを言っていた。そして黒鋼同様に、侑子さんもそのファイの一言で理解していた。そういや、この時点でファイの過去だけがまだ謎だったんだっけ……。だからこれ以上、黒鋼たちに近づくのはやめるというようなことを話していた。そしてそんなファイにかけた侑子さんがかけた言葉が上記の言葉。本当の意味で早くファイにも仲間になってほしいと思ったよ。
 しかしそれも彼が侑子さんにサクラの様子を尋ねてから動いていくことになる。彼女が外にいると聞かされたときのファイの表情が本気で怒っていた。こういう表情は今まで見せていなかったものね。

 その視線に気づいた黒鋼は、小狼に羽織るための布を渡していた。礼を言う小狼に「お前の意思でそれを着てたワケジャねぇんだろ」と静かに返していた。冒頭は突然のことに黒鋼も敵意をむき出しだったけど、それから小狼を見て、理解してくれたんだね。また小狼も「見ていていたいものじゃないはず」と言って前を隠しているのがねぇ。本当にいい子たちだ……。そして犯人を知っていても何もできないと自分を責める小狼に、お前のせいではないと言う黒鋼は本当にいい男だよ。

 そしてサクラを一人で行かせたことに黒鋼に対して本気で怒っているファイの顔が怖い(汗) 彼女を助けに行こうとして止める黒鋼を睨む目も。
 サクラの覚悟を語り、彼女を信じて待つと黒鋼が言ってもファイは待てないと言い切った。そして止めるのなら戦いも辞さないと瞳を吸血鬼の金色に変えていた。ファイにとって、サクラは本当に大切にしたい存在にまでなっているんだねぇ。

「もし……もしあなたが助けに行ってあなたが傷つけば、
 サクラ……いや、姫はもっと傷つく。
 あなたが姫を傷つけたくないのと同じように」

 二人のやり取りを黙って見ていた小狼は、ファイを真っすぐ見てそういった。小狼の言葉にファイは眼の色を戻して「……本当に同じなんだね。君たちは」と呟いていた。力づくで止めようとしても止まらないファイも、こう言われては確かに行けなくなってしまうよねぇ。
 そこへようやくサクラが帰ってきた。送り出した彼らは彼女の姿に胸を締め付けられたことだろうね。そしてサクラは、自分を待ってくれていた仲間の姿を目にした途端にその場にどっと倒れてしまった。

「ごめんなさい……。ファイさんが辛いときに何もできなくて、ごめんなさい。
 今もきっと私よりずっと、あなたが辛い」
「サクラちゃん……」
「それでも……生きてくれていて良かった」

 全身が痛いだろうに、足なんてもう感覚もないだろうに、それでもファイを気遣うサクラの優しさには涙ばかり零れる。さっきまで死なせてくれなかった黒鋼を絶対に許さないと思っていただろうけど、サクラのこの言葉でそんな暗い感情は和らいだのではないだろうか。そしてサクラが望むのなら生きて彼女の傍にいようと決めたに違いない。

 対価を受け取った侑子さんは、黒幕が誰であるか目的が何か、何のためにそれを始めたのか話せることを話し始めた。その内容よりもやっぱりサクラを大事に抱えているファイの姿に視線が行ってしまう(苦笑) 侑子さんに仕組まれたことと仕組まれてないことがわかるでしょと問われて思わず顔を逸らしたとき、サクラが手を自分の手に重ねてくれたときの優しい笑顔。
 そして極めつけのシーン! 飛王の目的に沿うことになっても行くのか、と侑子さんが確認しても「行きます!」とハッキリ宣言したサクラに、自分も行っていいかと言い出したファイのところから。

「それは、ファイさんの本当の気持ちですか?
 本当にやりたいこと、隠してませんか?」
「本当にしたいことだよ。ビアプリンシア」

 片目を写し身の小狼に取られているから役に立つと言ったファイにサクラがそう聞くと、彼はサクラの手をとって口づけていた。手元に今原作がないのでちゃんと書けないのが残念だ。ビアプリンシアって、我が唯一の姫とかそんな意味だったんじゃないかと。黒鋼が知世を主と決めているように、ファイもサクラにそう誓っているとかそんな感じ。この二人の関係がとても好きだ。今にも消えてしまいそうなファイをサクラには捕まえていてほしいと思う。
 サクラを中心に皆の気持ちがまとまった瞬間だね。そして小狼も。侑子さんに問われると、戻らないかもしれないけど取り戻したいものがある、守れるのなら守りたい、と言ってサクラを見ていた。……そんな小狼にサクラが困惑した表情を浮かべていた。そうだよねぇ。彼女はもう全て思い出していたんだものねぇ。
 EDはこのラストシーンの続きから始まっていたんだね。そんなラストだった。そして・……。

「誰だったんだろう……夢だったのか、幻だったのか、それとも……」

 そんなサクラのラストの台詞で3巻は終わった。

 対価の卵を手に入れ皆の元へ戻ろうとしたとき、手にしていたコンパスは壊れてしまった。それでも自分が血を流して歩いてきた道を辿ってサクラは戻ろうとしていたが、エアバイクに乗っている間は足跡なんて当然あるはずもなく彼女は途方に暮れていた。
 そんな彼女の背後を走る人影が一瞬映ったときまさかと思った。ここ、原作では亡霊が現われてサクラを誘導してくれていたんじゃなかったっけ? それがどうして「CCさくら」のさくらが出てくるの!? 脚本が大川さんなので、何かあるのかと思ってしまうではないか。ただのサービスという可能性の方が高いけど、やっぱり何か関係があるんだと勝手に思っておこうかな〜。
 しかも最後にもう一度描かれていたのが嬉しい。帰り道がわからなくて茫然としているサクラの前にさくら。「絶対大丈夫だよ」という声が頭に聞こえてきたよ(笑)

at 23:09, 真神恵, CLAMP

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ツバサ 23巻 感想

JUGEMテーマ:CLAMP

 毎回驚かされる。一度や二度読んだだけだと感想は書けないと思った。漫画を読み返すことなんてほとんどしないのになぁ(苦笑)

 小狼とその写し身の戦いは、互角だと思っていた。しかし小狼は星史郎との戦いでダメージを喰らっているしなぁ。星史郎は小狼が夢の世界へ向かった後で封真と会話をしていたのだけど、封真によれば彼は最初から小狼に羽根を渡すつもりだったらしい(汗) 気に入った人間を苛めたがると封真は言っていたけど……星史郎、あんたは小学生かっ!(笑)
 その星史郎は、どうやらその後さっさと旅立ってしまったらしい。彼にもどうしても叶えたい願があるそうで、そのために双子を追っているようだった。それは近い将来語られる日が来ると期待して、小狼が戻ってくるまで成り行きを見守っていたのには驚いたな。小狼を気に入っているというのは間違いなさそう〜。では写し身の方はどうなんだろうか?
 封真は星史郎に、写し身の方の小狼に会ったことを話していた。そして兄から聞いていたよりも比べ物にならないくらい彼が強かったとも。弟のその言葉に「迷いのない者は強い。その上、心の痛みも身体の痛みもないなら尚更だ」と返していた。更にファイから奪った魔力も持っていて、しかも使い続けていれば両目が揃った状態のファイを凌いでいたのかもしれないという。

 同じ能力と思ったらそうではなかったらしい。そして小狼は窮地に陥っていた。写し身に攻撃されたとき、小狼の風の魔力で守られていたサクラが「小狼!」と叫んでいた。彼女は写し身を小狼くんと呼んでいたので、あの叫びは小狼に向けたものだったんだね。
 そしてサクラは写し身から小狼を自分の身体を盾にして守ろうとした。サクラが目の前にいるのに、写し身の目的は本当に羽根だけなんだね。しかし飛王が必要なのは身体だけで魂は殺しても構わないの言葉に、小狼はサクラに斬りかかろうとしたのにできなかったところにはちょっと感動した。侑子さんいわく、身体の記憶がそうさせているらしい。これって期待できるということなのでは?
 結局、小狼と写し身の勝負はつかなかった。互いの剣で攻撃を仕掛けようとしたとき、何とサクラが二人の剣に貫かれていた!(汗) サクラ死ぬじゃないかと思ったら、何と今まで一緒に旅してきたサクラは、小狼と同じ写し身だったらしい。まさかこの局面でこんな展開になるなんて思いもしなかった。確かに彼女は東京編以降変わった。それが自分が何者かを知ったからだったとは……。そして小狼を拒絶していたのも、彼が大切に想っているサクラが自分ではないと知っていたからだったなんて。しかし小狼もそれは知っているようだった。それでも彼にとってはサクラは同じサクラなんだろうね。いくら本人が自分は写し身だから小狼のサクラとは違うと思っていても、彼にとってはサクラはサクラだったんだ……。

 物語の始め、サクラは眼の焦点が合わない表情で夢遊病者のようにフラフラと出かけていたシーンがあったけど、それは彼女が写し身で飛王の命令に従っていたからだったんだなぁ。

「わたしも同じだから」

 二人の剣に刺し貫かれたサクラがそう言ったとき、ファイは俯いていた。つまり彼はサクラが写し身であったことを知っていたんだね。そしてここで消えゆくのも知っていた?
 一方で同じ写し身の小狼の反応が……。彼女が自分の腕の中から消えてしまったとき、彼は確かに叫んでいた。それって心はちゃんと芽生えていたということなんだね。大切なものを失って初めてそれがわかるだなんて……。その後彼は姿を消してしまったけど、次に出てくるときはちゃんと心をもった存在であってほしいと思う。

「……私たちは創りものでも……同じ……だから。
 あの二人が生きていてくれれば……終わり……じゃないから……」

 その直後「貴方が……す……」で写し身だったサクラは消えてしまったけど、ここは当然「好き」で間違いないよね。そしてその死に衝撃を受けた写し身の小狼は、サクラの最期の言葉を思い出して小狼が窮地に陥ったときに彼の身代わりになるかもしれないなぁと思った。
 魂は消滅してしまった上に、その身体は何と突如現れたカイルによって連れ去られてしまった。ようやく飛王の条件を満たす状態になったということか。その身体を手に入れたとき、カイルがサクラの本体のことを尋ねると、飛王は写し身のサクラを作り出したときに消滅してしまったと、これまた衝撃的な事実を言っていた。……まぁ、この場合本当に消えてしまったのかなという疑問が残るけど。

 小狼は身体だけ、しかしサクラは心と身体の両方を持った写し身として創られた。だから、飛び散った記憶の羽根はオリジナルと同じもの。しかし写し身を作ったのは万が一のことを考えてと飛王は言っていたんだっけ? それは写し身が死んでもまた作ればいいと思っていたかららしい。替えがきくと思っていたと知って黒鋼たちは怒った。
 侑子さんが黒モコナに話しているのと同じ内容を黒鋼たちにはファイが説明していた。このときの侑子さんの憂い顔が引っかかる。そういえば侑子さんって来るべき日のために願いの叶う店を作っている次元の魔女と呼ばれる、ということ以外は正体が不明だったんだよね。前に飛王が蘇らせたかったのはクロウ・リードなのかと書いたけど、もしかして侑子さんだったりして……。あ、でも彼女は別に幽霊でも何でもなかったからやはり事情を全て知っているから無謀な願いをもった飛王を憂いていただけ? 自分も一瞬でも同じことを考えたとか……。謎がどんどん明らかになっていくというのに、まだまだ明かされていない謎があるんだなぁと改めて思った。

 そこへ小狼が侑子さんいサクラの居場所を尋ねてきた。どちらの居場所かと問うと、小狼はどちらもとキッパリと答えた。そしてそれは黒鋼とファイも同じだった。黒モコナは三人を見て初めて店に来たときと同じだと言っていた。……そうだったっけ? あのときは個々人の目的は違っていて、そのための手段が同じだったから同行しただけだったのに。しかし今回は三人には絆があって、同じ目的を持っているから違うと思うんだけどなぁ。
 サクラの居場所を教える対価がいったいどんなすごいものかと思ったら……何とそれは既に支払われていた! 小狼と誰よりも近しい人が写し身のサクラと同様に自らの記憶を対価として侑子さんは払ってもらったと言っていた。しかも支払ったのが四月一日!?
 確かに「xxxHOLiC」では四月一日が自分に記憶がないと知って愕然としていたっけ。13巻は6月で、今度はドラマCD付きで発売されるらしい……。この商法、いい加減にしてくれないかなぁ。

「そして本人は自分の過去も両親の名前も
 この対価を渡した事さえ忘れている。
 貴方と同じ願いの為に」

 22巻では四月一日が実はクロウ・リードだったりして……と思いつきを書いた。今もそうなんじゃないかなぁと思ってしまう。しかし両親の名前というのが引っかかる。この作品と「xxxHOLiC」の時間軸って同じだったっけ? 違っていたなら実は小狼の未来の息子だった、とかそんな想像もできてしまうなぁと思った(笑) 仮にクロウ・リードだと予想してみたら、小狼が四月一日を「お前」呼ばわりするかなぁと思ったんだよね。それだけのことなんだけど。早くこの謎も知りたいと思う反面、それが明かされると本当に終わってしまいそうになるんでちょっと嫌かもと思う自分もいて複雑(苦笑)

 サクラの居場所、飛王がいるのは切り取られた時間の中の玖楼国。しかもその止まった時間に行ける機会は一度しかないという。
 侑子さんがそれを知ったのは何話だったか背中に羽根が生えた女の子の話があったあの時だったとは……。魔力を持つ者が相手の居場所を知ると自分の居場所も知らせることになるという。店は来たるべき日のために作られたのは既に説明があったけど、その後の「そしてあたしもその日の為にここにいる」という言葉は初めてだったような。しかも意味深な台詞だ。それだと来たるべき日が来てしまったら、侑子さんも消えてしまうと考えてしまうではないか(汗)
 店を維持するだけでマルとモロがいっぱいいっぱいになってしまったのは、飛王に居場所を知られてしまって何らかの攻撃を受けていたからなんだろうか。店の存在が危うくなっているのは「xxxHOLiC」内で語られていたけど、その原因については触れられていたっけ? あちらは一度しか読んでないからちょっと思い出せない(汗)

 敵の本拠地に乗り込むということは、本当にもう終わりなんだなぁ……。次が早く読みたいと思う。

 他には、黒鋼の真名が格好良かったなぁと思った。鷹王だなんて。黒鋼にピッタリな名前だし、私の好きな名前でもあるな。父親の銀竜を何故彼が持たなかったのかと思っていたけど、それはこの時手にするためだったからなんだね。
 知世に必ず戻ってくると主従の誓いを結んでいた黒鋼は、だからこそ必ず生きて戻ってきれくれるだろうと安心できた。また、ファイももう命を投げ出すことなんてしないだろうね。ただ、小狼はちょっと心配かも。無茶しすぎだし。

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ツバサ TOKYO REVELATIONS  2話「少年の右目」

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 冒頭、昴流がサクラに目覚めるように促していた。目が開かないというサクラに、昴流は切羽詰ったように「君の大切な人が……!」と声をかけるのだが。サクラに変化はないようだった。一方、侑子さんの前にはオリジナルの小狼が現れた。

 オリジナル小狼の願いは「右目のもとへ」だった。どんな対価を彼は払うのだろうかと思ったら、既に支払済みだった。関係性と自由と時間。つまりこの日が確実に来ることを知っていたってことか。それはもちろん侑子さんも。しかし対価もすごいけど、それを支払う小狼もすごいと思うよ。
 送り出すときに侑子さんは小狼を「右目のもとへ」送るのは干渉範囲内と言っていた。小狼の望みだからと。彼女が許されない干渉というのは何なんだろう? そして彼女はそれ以上は決して踏み込まないというんだろうか? 何度も似た台詞を言っていたと思うので、干渉する、なんて展開が待っているのかなぁと思ってしまう。ま、侑子さんに限ってそんなことはないかー。この話はご都合主義はなさそうだもの。

 そういえば、「ツバサ」の世界での神威と昴流って吸血鬼の双子で、星史郎はこの二人を追いかけていたんだっけ。何で追いかけていたのかって謎は明かされたんだっけ?? 他には、こっちの小狼は「餌」で、星史郎が武術の師匠だったんだね。……ここでそのシーンがなかったら忘れたままだったかもしれない(汗) そうか、神威たちと関係はあったんだなぁ。
 やっぱりというかファイの台詞が気になる。神威に全然敵わず、血だらけになって漂っていた小狼は、突然神威を襲ってきた。ああ、そうか、意識がなくなったときに容赦ない小狼が目覚めていたんだっけ。というか、今となってはこちらが本性か。しかし、声が柔らかいので、あまり冷酷さが伝わってこない……。
 彼が変貌するのが解っていたファイが、水の中に入っていいのは一人だけと言われていたというのに、水の中に潜ってしまった。というか、神威の台詞が聞き取り辛い!! 低いトーンでも聞き取れるように喋ってもらいたいものだ。

「彼は本当にいい子なんだ。サクラちゃんを守って、羽根を探そうと一生懸命で……」

 「餌」である小狼の主人なのかという問いと、あのハンターなのかという神威の言葉に否定した後に、ファイはそう言っていた。ハンターとは星史郎で良かったんだろうか。しかし、このファイの台詞の最後で顔をあげた小狼の右目が虚ろになっていた(汗) 戻れなくなる、と昴流はサクラを起こそうとしていたけど、間に合わなかったんだねぇ。

 侑子さんと飛王が同時に「右目の封印が切れた」と言っていた。……今までの小狼の正体はここで初めて明かされたんだっけ?? 記憶がごっちゃになってるよ(汗)
 クロウ・リードの血縁者である小狼と言われると、やっぱり「C.C.さくら」に出てきた小狼ではないのかと思ってしまう。飛王に捕まったときは何年前だったんだろう……。飛王が自分の目的のために小狼のうつし身を作ったとき、彼は自分の左目をくり抜いてうつし身の右目に入れていた。咄嗟にそんなことができるなんて……。
 小狼の心を持って、藤隆さんに拾われても、それでも飛王の手からは逃れられなかったのか。しかも飛王もクロウ・リードの血筋でクロウに次ぐ魔力の持ち主だなんて。最強のラスボスだね。おまけに小狼は魔力が半分になってしまったと。だからその日が来るまで侑子さんに対価を渡して待っていたんだね。
 小狼の秘密を語ってくれたのはありがとうと言いたいけど、誰もいない部屋で飛王は独り言を言っていたことになるんだなぁと思うとおかしくなる。そして小狼を侑子さんの元へ送ってくれた星火は、飛王に殺されていた。でも、彼女も失敗作だと飛王は言っていた。つまり彼は小狼以外にも誰かのうつし身を作り続けてきたってことだよね。
 では星火の元となった人物って? 元を考えたら仕方がないことだと飛王は言っていた。これまでの話を思い出してみて、私が思い当たるのは黒鋼の母親なのかなぁなんて思った。いや、単に他に該当する人物が思い出せないだけなんだけど(苦笑) 星火が一度しか時空跳躍できないと言っていたのは、その後に自分が殺されるのを知っていたからなのかもしれないね。

 サクラを守るために傍にいた黒鋼は、1巻で彼女が息をしていないと焦っていたっけ。都庁の結界が消える少し前に牙暁にサクラは魂が眠っていると説明されていたよね。そしてサクラを抱えて黒鋼と牙暁が都庁の地下へ入った途端にサクラの身体が消えてしまった。牙暁が言うには魂の元へ移動してとのことだった。
 ちょうどその時水の中では右目の封印が切れ、オリジナルの小狼がやってくるところで、失った魔力を補充するために小狼がファイの目をえぐり取られた瞬間でもあった。白モコナに小狼とファイが水の中に入ったまま出てこないと教えられた黒鋼が飛び込もうとしたそのとき、都庁の地下にあった水が消え去ってしまった。
 小狼の様子がおかしくなることは黒鋼も知っていたけど、まさかそこまでするとは思ってなかっただろうね。しかも彼はファイから右目も奪おうとしていたのか。すっかり忘れていた……。

「こいつはお前とあの姫のために変わったんだ。
 お前たちが少しでも笑っていられるように……!
 聞こえねェのか!? 小僧!!」

 黒鋼のこの台詞にまたもや涙が。最近本当に涙もろいな(汗) しかし一発で今までの小狼ではないと気配で気付いた黒鋼はさすがといったところだね。黒鋼の叫びも、人形に戻ってしまった小狼には全く伝わっていないのが悲しい……。
 そうしてようやくオリジナルの小狼が到着し、同時にサクラの意識も目覚めかけていた。昴流の「君の大切な人が戻れなくなる」という忠告に、サクラの大切な人が次々と頭に浮かんでいた。そうか、侑子さんも大切な人の一人だったのか! 目を覚ましたら惨状を目の当たりにしてしまうと思うと大丈夫なのかなとかなり心配(汗)

 左目を奪われる前、ファイは「その心は君のものだ。君とサクラちゃんや、君を愛する人たちで作った大切なものなんだ。だから、無くしちゃいけない!」と思い、小狼に魔法をかけていた。オリジナルの小狼が目覚めたら、右目の封印が切れることを知っているファイは、何とかしようとしていたんだねぇ。左目を奪われた瞬間に、心の半分を戻して小狼に心を取り戻させようとしていたとは思わなかった。目が奪われることよりも小狼の心を戻す方を優先していただなんて。確率なんてないに等しいと解っても。
 小狼の中へ戻されたそれは、しかしオリジナルの小狼の方へ勝手に戻ってしまった。

「けれど、一度消えた封印は、もうどんな方法を使っても戻らない。
 魔術師も解っていたんだろう。それでも賭けたんだ。可能性に」

 目覚めたサクラの眼前には二人の小狼が向き合って立っていた。黒鋼もさすがに茫然としていた。そして心が戻ったことでオリジナルの小狼の左目が元に戻っていた。

「俺はお前の右目を通してずっと見てきた。
 お前が出会った出来事や人たちを。
 あの姫を一番大事だと思っていたのは俺の心じゃない!
 お前だろう!?」

 しかしうつし身へと戻ってしまった小狼には誰の言葉も届いてなかった。脇腹を蹴られた小狼は、黒鋼がいる場所まで下がって痛みに呻いた。その小狼を見た黒鋼の表情が変わった。彼の着ている服にある紋様は、黒鋼が母を殺されたときに見たものと同じだったからだ。
 うつし身の小狼は最強だな(汗) 痛みを感じないというのもあるけど、感情がないから躊躇する必要もないんだものね。おまけに黒鋼が白モコナに小狼のでもいいからと剣を出させたら、それを奪ってオリジナル小狼に攻撃をするんだもの。このときサクラは「小狼くん!」と叫んでいたけど、どっちの小狼に言ったんだろう?

「俺がお前に心の半分を渡したとき、鏡越しに言ったな。
 右目の封印が解けて、俺の心がお前から離れる前に
 お前自身の心が生まれることに、俺は賭けると。
 お前が過ごした日々と人たちの中でお前自身の心が育つのを信じると!
 けれど、もし、右目の封印が切れるほどの時が過ぎても、間に合わず、
 お前に心が無ければ、作った者が強いるままにただ暴走を続けるのなら、
 俺がお前を消すと!」

 強いのかなと思っていたら、うつし身の小狼に攻撃されまくっていた小狼にちょっと驚いていた。あれは目覚めたばかりだと見てあげた方がいいのかもしれない(笑) そして上記の台詞の途中から構えて「雷帝招来!」と魔術を使ってうつし身を吹っ飛ばしていた。何だ強いんじゃないかと思いなおした(笑) しかしとどめを刺そうとしたその瞬間に、サクラに「小狼くんを殺さないで!!」と叫ばれて動きが止まってしまった。
 いやね、話の流れからそうなるのはわかっていたよ。わかっていたけど、聞いた瞬間に思った。余計なことを!と。このときほどサクラが邪魔だと思ったことはない。しかし小狼たちはそうは思わないんだよねぇ。とどめを刺そうとするのを止めた、ということでなく、ここでの演技がダメダメで……それがますます私をガッカリさせてしまった。いいシーンだったというのに台無しだ。今までこんな風に叫ぶことなんてなかったものねぇ。小狼の方は渾身の演技だったと拍手を送りたいけど、サクラの方はまだまだだ。次の巻でよくなっているといいけど。

 昴流が眠る繭の中から羽根を手にして、サクラに渡したうつし身の小狼は、この世界に羽根はもうないから次の世界に行くと呟いた。一部始終を見ていた飛王が、空間を開けていた。そのうつし身の小狼の手を握って「行かないで」とサクラが言ったとき、彼の目が一瞬揺らいでいた。しかしすぐに元に戻って次元を超えてしまった。
 一瞬とはいえ、サクラの言葉に目が揺らいだということは、彼にも心がある証ではないか。ここで引きとめられたならまた違ったんだろうけど、これから飛王の意のままに動いていく中で、わずかに芽生えていたらしきうつし身の心も消えてしまうんじゃないだろうか。

 すっかり蚊帳の外の存在になっていた神威(笑) 昴流が目覚めて彼を抱きしめていた。一番辛いときに目覚めさせてしまったと、うつし身の小狼に去られた後に気絶したサクラを抱きかかえて昴流は謝っていた。そして、早く次の世界に行こうと誘う神威に待ってくれるように頼んでいた。二人の視線の先には黒鋼とファイがいた。
 ファイを抱えた黒鋼が、服にある紋様について尋ねようとすると、小狼は「貴方の母上を殺めた者の紋章だ」とキッパリと答えた。黒鋼が大人で良かった。もし昔のままだったら、話も聞かずに戦い始めていただろうから(苦笑)

 今回は全てが動き出した話というののぴったりな話だったね。キャラに入れ込んでいたら悲しいし悔しいしどうして、としか思えないけど、物語としても面白くなってきたとしか言えない。今まで一緒にいた小狼は去って、オリジナルの小狼がサクラたちの元に残って、彼女たちとどう付き合っていくのかとか、原作を読んで知ってはいるけれどそれを早く映像で見たいと思う。

at 23:59, 真神恵, CLAMP

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ツバサ 22巻 感想

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 四月一日が表紙になっていたことに驚いた。何やら「xxxHOLiC」の二人が出張ってきているなぁと思った(笑) むしろ侑子さんがこっちでも主役なんじゃ……。しかし、彼女に願いを叶えてもらって、皆大事なものをどんどん手放しているなぁ。その力がなくなってしまって、今後の戦いで困らないんだろうか? それとも、そういった超常の力に頼らずに解決していくという流れにでもなっていくんだろうか?

 ファイを助けるために、黒鋼は片腕を失った。でも、このことでファイが黒鋼を以前のように呼んでくれたのが嬉しかった。ぶん殴られた直後の黒鋼の顔がいいねー。あんな表情は滅多にしないものね。
 そして上記の力が云々という考えを肯定してくれるようなことが知世と黒鋼の会話でなされていた。知世が呪と言っていたのは、実は黒鋼の身を守るためだった、というのが前にわかったけれど、人を殺せば強さが減るというのは本当だった。腕を失ったことを指しているんだろうね。今まで力を求めてきた黒鋼は、力があることで不幸を招くということを知った。
 何が起こるか知っていたのに離さなかった知世を、黒鋼は対して「知っていて言えない苦しさは、知らない者には分らねぇ」と彼女を責めなかった。分らないのに責めても仕方がないと言って。この知世と黒鋼の会話がいい。そしてやっぱり黒鋼が好きだなと思った。

 小狼と四月一日の関係はまだ明かされなかった。知っていることを言えないといのは小狼と四月一日の間にも存在していたようだ。小狼は、四月一日が何者かを知っているから侑子さんに対価を払ってまで消えないようにしてくれてたんだね。夢の中で出会って話していたとき、四月一日は、自分がサクラに対して言ったのと全く同じ台詞を言っていたのに驚いていた。そしてそれに対して小狼は「おれとおまえは誰よりも近いから」と答えていた。
 単純に、四月一日はクロウ・リードなんじゃないかなと思った。小狼にとって誰よりも近く、そして大切な人って彼しか思い浮かばない。

 飛王の手の平の上で踊らされているだけなのかと思いきや、侑子さんによれば随分変わっているらしい。それでも飛王が余裕を崩さないのは、いつでも戻せると思っているからだろうか? 彼が視たままに進んでいるところもあるそうだしね。

「誰かが視たまだ訪れていない未来より
 人の願いのほうがずっと強い

 黒モコナとの会話で侑子さんが言ったこの台詞が好きだな。しかしこの会話で終わりに近付いている旅という言葉もあったので、この作品ももうすぐ終わってしまうんだなぁと早くも残念な思いにかられる(苦笑) 張られた伏線もどんどん回収されているものねぇ。

 黒鋼の失った腕はどうなるの、と思っていたら封真が義手を持ってきた。タイミングいいなぁと思ったら、侑子さんがあらかじめ彼に頼んでいたことだったらしい。そのための対価でファイが魔力を全て支払っていた。ということは、これで彼はもう魔術師ではなくなってしまったんだね。それでも前と違うのは、命と引き換えにするようなことはもうしないとファイが言ったこと。そのときの笑顔のなんて晴れやかこと。

 久し振りに現れた星史郎と、彼の持つ羽根を手に入れるために小狼が戦いを始めた。義手を届けにきた封真もこの戦いを見ているのだけど、話し方が星史郎とそっくりなんだよねぇ(苦笑) 白モコナが星史郎の言葉を聞いて封真と同じことを言っていると指摘すると、封真は笑顔で複雑だなと言っていた。この兄弟の会話のシーンを見ていたら、そっくりなのがよくわかる。ただ、このとき白モコナは封真の肩に乗っているけど、彼が善人かどうかはまだ分からないんだよねー。
 黒鋼の故郷に星史郎が現れたのは、魔力を失ったファイの吸血鬼の血を辿ったからだったんだね。本命にはなかなか会えないと言っていた星史郎が、昴流と神威に再会する日も近いのかなぁ。
 このまま戦うと城が壊れるということで、小狼と星史郎の二人は知世の作った結界内で戦っていた。そして結界を張った者が巻き込まれるわけにはいかないからと、知世は結界の外でファイト共に成り行きを見ていた。

 知世はファイが自分に話があることを察していたらしい。その会話の中で彼女が夢見としての力を、ファイたち四人をセレス国から日本国へ移動させるために対価として差し出したことを知った。事前にファイが一人で侑子さんに連絡したときに、ファイで足りない分を既に貰ってあると彼女が言っていたので、その確認と言った方が正しいか。
 そしてこの二人の会話の中で飛王の目的が明らかにされた。まぁ、予想通りだったね。使者を蘇らすという夢は。そしてこのCLAMP作品で一貫している「死者は蘇らない」というのは、ここでも同じだろうから飛王がどんなに手を尽くしてもその夢が実現できずに失意のうちに死ぬ、というラストになるのかもしれない。もしくはサクラによって死ではなくて償いの道を進む選択をするのかも。
 では彼が蘇らせたい死者とは誰なのか、という疑問に当然突き当る。思えば、今まで彼が会話していたのって星火くらいだったんじゃないだろうか? 彼の住む場所というか、あれ、どこかの空間なのだろうか? そこには星火が死んでからはもう飛王しかいないのではないのでは?? つまり彼はその蘇らせたい人物以外で大切な存在というのがいないんだろうね。……こっちもクロウ・リードだったりして。

 さて、星史郎の持つ羽根と共に、小狼はサクラの魂がいる夢の中へ入ってしまった。そして写し身の小狼もそこに現れた。サクラは羽根はもういいと写し身の方に言うのだけど、彼は聞く耳を持っていなかった。次の巻では二人の戦いで終わってしまいそうだね。

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at 23:59, 真神恵, CLAMP

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こばと。 1巻 感想

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 CLAMP原作なので当然買った(笑) しかし、値段の割りに薄いな……。おまけに、これは最近のCLAMP作品で言えることだけど、作者コメントがないのが残念だなぁ。

 この「こばと。」は、以前サンデーで始まると言っていたのだけど、その後この作品に関して何の情報も仕入れていなかったので、全然単行本が出ないなぁと奇妙に思っていた。サンデーに連載されると聞いていたけど、てっきり週刊誌だと思い込んでいたんだよね(苦笑)
 それが、会社で同じアニメ好きな人から「ニュータイプ」を借りてビックリした。だってそこで連載が開始すると書かれていたんだもの! 大人の事情というのはわかるけど、何回かは掲載された筈の以前の話はどうなってしまったのだろうか? この巻に納められているのって「ニュータイプ」に連載されたものなんだよね!?

 さて、帯を見てう〜むと唸ってしまった。「小鳩があなたを癒します!」と大きく書かれていたんだよねー。「待望のCLAMP新コミックス!」というのは間違いないのだけど。しかも「『こばと。』があなたを癒します。キャンペーン」なるものもするとか……。
 ええと、要するに何が言いたいのかと言うと、癒し、癒しとうるさいんだよ!!と。
 私にはこの癒しというのが理解できないのだよ。猫に、犬に、小動物に、赤ん坊に、花に……他に何があったっけな。で、アニメや漫画のキャラクターに。なんでそんなので癒されるのだろう? そんなに癒しが欲しいのかと。だいたい疲れたならぐっすり眠ればいいじゃない? ま、自然の空気や音楽で癒されるというのは解らないでもない。癒されるというか、いい音楽を聞けば気持ちがいいし綺麗な空気を吸えばスッキリする。でも……キャラクターで癒されるって理解できないんだよね。
 そんな私なので、面白くないんだろうなーと思った。思っただけでなく、届いたその日には読まなかったし、CLAMP作品だったら真っ先に読むのに後回しにしてしまったしな(苦笑)

 小鳩はいおりょぎという凶暴なぬいぐるみと共にテストを始めていた。それはココで暮らせるかという適正テスト。ココって人間の世界で、ということなんだろうな。そうなると小鳩も人間じゃないんだろうな。で、その適正テストに合格したらビンが手に入るらしい。
 小鳩の願いは行きたい所へ行くことで、そのためには傷付いた心をビン一杯に集めなければならず、そのためにはビンが必要らしい。……聞いているだけだと嫌だなぁと思った。だって、傷ついた心を集めるなんて、後で癒させてくださいと小鳩は道行く人に声をかけまくるのだけど、それは無償のものではなく下心のあるものだもの。人が傷ついて悲しんでいるのを、目的のために利用するのと変わらない。小鳩がどんなに純粋で心根が優しくてもそれは関係ない。だから、聞いた瞬間嫌だなと思った。実際、彼女が道行く人に「傷ついてませんか?」とか「癒させてください」と言うと皆逃げて、援交狙いのオヤジが引っかかる有り様だったしね。ビンを手に入れるまでに会った人の内の一人が出会いによって願いが変わるかもと言っていたけど、今後はそういったことに小鳩が気づいていくということなんだろうか?

 とまぁ、1巻はCLAMP作品への私の感想には珍しく辛口となってしまった(苦笑) でも、本編とは違うところで楽しみはあった。それは毎回出てきたキャラクターたちだ。「ツバサ」は最初から全てのCLAMP作品キャラが出てくるという触れ込みだったけど、この「こばと。」も他の作品キャラが出てきたんだよね。「ちょびっツ」と「エンジェリックレイヤー」と「xxxHOLiC」と「好きだからすき」と。……一読しただけなのでウロ覚えかもしれない。
 一番印象的だったのが、「xxxHOLiC」に出てきた占い師のおばあさん。侑子だんが本物だと四月一日を連れて行ったあのお婆さんが出てきた。小鳩には正月に一緒に過ごしてくれるように頼んでいたけど、彼女が家を出るときに謎めいた言葉を残しているんだよね。それが上記したことだった。なので今回は正直不満しか持てなかったけど、今後、どうなっていくのか楽しみにしていこうかな。彼女が歌がとても上手いというのも何かの伏線だろうし。

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 以下、日記。
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ツバサ TOKYO REVELATIONS  1話「魔術師の伝言」

 発売が決定したときは、嬉しいと思わないでもなかったけど、汚いやり方だなぁと思った(苦笑) 別にコミックスとセットで出さなくても、買う人は単体でも買うし買わない人はコミックスしか買わないのに。何よりも、豪華版を買っている人間に喧嘩を売っているとしか思えないやり方だ。おまけに豪華版は21巻から値上げしていた……。通常版でもそうだったのかな……。

 OPを見てガッカリした。何? あの魔法陣だけの絵は……。出てきたのは三つの魔法陣。侑子さんのと飛王のと小狼のだったのかなぁ。そんな所まで見てないから小狼のくらいしかわからない。歌は正直TV版と同じ人にOPを歌ってほしかったなと思う。EDが真綾ちゃんなのはとてもいいのに。これでは他に書きようがないなぁ。

 本編は、一度読んだだけだと忘れてしまっているところが多かったな。まぁ、東京編は「X」のキャラたちが出てくるので、それが一番楽しみだ。声はね、声は……「ツバサ」の場合は期待する方がおかしい(笑)
 そう思っていたらまさにその通りだったしねー。火煉さんなんて特に酷かったな。川上さんの声が悪いのではなくてキャラに合ってないのよ。今まで火煉さんの声をあてていた人が皆大人っぽい声だったというのもあるけど、やっぱりかん高い声は彼女には合ってないというのが個人的な感想だな。
 もう一人。神威の声にもガッカリしたな。関さんとか鈴村さんは文句なかったのにな。台詞が少ないキャラって高いレベルの演技力が求められるので、実力がまだまだな人には難しいもの。あと、声が低すぎる。これも今までの神威が声が高かったというのがあって余計にそう思ってしまうのかも。
 昂流は……あれだけだと判断つかないかな。あ、でも、昂流にはもっと透明感のある声が良かったかも。まぁ、神威よりはいいかな。これは他の作品の感想で書いたと思うけど、下野さんは「ラ−ゼフォン」以降見かけなかったので、目が出なかったのかなと思っていたけど、今は引っ張りだこになりつつあるんだね。しかも演技は格段に上達していたし。今後も楽しみだな。……と言っても私が見てない・見られない作品で声を当てていたかもしれないけどね(汗)
 あ、メインでも不安要素があったっけ。これはTV版で感想を書いていたときに書いたと思うけど、これからシリアスになっていくにつれて、新人二人の演技力が追いつくかなという心配が。そうして不安が的中した。あれだけで判断するのも厳しすぎるかなとは思うけど、本来の姿で喋ったときがね……。2巻、3巻とどうなるのかなぁ。

 レコルト国以降、TV版ではオリジナル話ばかりで終わってしまったんだっけね。まぁ、この東京編からはTVで、しかもNHKでとてもじゃないけど放送できる内容ではないし、放送しなくて正解だったかも。
 大きなターニングポイントを迎える東京編だというのは覚えているのだけど、東京について小狼がサクラの身を案じていたのを見て一瞬混乱しかけた(笑) そうだった。このときはまだ小狼は変貌していなかったんだね。コミックスでは彼の姿を見なくなって久しいなぁ。
 足を怪我した小狼をおぶった黒鋼と、サクラを姫抱きして移動するファイの絵がいいな。黒鋼、本当にお父さんみたいだ(笑) あと、「X」のキャラたちの中では那咤と霞月が仲良く一緒の画面に出ているのがいいな。
 それから、21巻を読んだ後なのでファイの表情とか台詞とか行動に注目してしまう。最初に読んだときは、何か暗い過去があるんだなくらいにしか思わなかったんだけど。あと浪川さんの演技がいいね。原作でファイの過去を読んだ上でやっぱり演じているのかなぁ。
 神威と似ていると那咤が言ったとき、表情が少し変わって小狼は「取り返さな貴ゃ鳴らない。必ず」と言っていた。それを見るファイの表情を見て、彼は最初から知っていたんだなぁと改めて思った。

 オリジナルの小狼が目覚めた。表情は飛王の駒である小狼とは違って大人っぽい。しかし彼は目覚めたときからずっと苦しめられているので、本当に早く幸せになってほしいと思うよ。
 そんな彼を侑子さんの元へ送ったのが星火だった。彼女も謎の存在だよね。何者なのか、原作では明確に描かれてはいないけど、もしかしてと思える台詞があったっけ。

 終盤の音楽がとても良かったなぁ。息をしていないと焦る黒鋼のもとに牙暁が現れ、彼らが異世界から来たんですねと話していた。

 OPと違ってEDは良かった。歌声は言うに及ばず、歌詞も。EDだけで何度見たかなぁ(笑)
 絵は全て止め絵だった。サクラの羽根が出て来て、次に小狼たちが瓦礫の山の間にある道で立ち止まっている絵が描かれていた。各キャラがアップになっているけど、ファイが眼帯を付けているということは、あの小狼はオリジナルの方になるんだろうか? 表情も大人びているし。彼らはDVDのジャケットイラストと同じ服装をしていた。
 次にサビの部分で東京編で出てくるキャラがでてきた。これは一枚絵をスライドしているのかな? ちょっと嬉しいのが、颯姫と遊人、空汰と嵐が一緒にいたところかな。譲刃と草薙も隣同士で描いてくれたら良かったのになぁ。タワーと都庁で別れていたからそうならなかったのだろうけど。
 最後はサクラを後ろから抱き締めている小狼の絵だった。これがまた小狼が着そうにない服を着ていたので、一瞬誰だと思ってしまった(笑) まぁ、二人とも全然幸せそうな顔をしてなくて憂いを帯びているのが残念だ。まぁ、そういう展開になっていくから仕方がないのだろうけど。で、こちらは左目が青いので、飛王側の小狼のようだねー。ということは、冒頭に出てきたのはやっぱりオリジナルの小狼か。彼が飛王に捕われる前がどうだったかというのも知りたいなぁ。彼が想うさくらがどうだったのかを。まだ私は「CCさくら」のさくらだと期待しているんだよね(苦笑)

 基本的にこれを買うのって原作を読んでいる人だから、今回の場合は別にいいのかなと思ったのが昂流。1巻は声のみの出演だったけど、EDではあっさりとその姿を晒していた(笑)

 全体的に見たらとてもいい出来だったんじゃないかと思う。しかし、東京編って3巻で納まる内容だったっけ? まぁ、脚本が大川さんだったら改変されていたとしても文句はないかな。だって原作者だものね。


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ツバサ 21巻 感想

 少し前に、Wikipediaを見ていて驚いたのがモコナ。白い方が女の子だったというのも驚きだけど、この作品の本当のヒロインと書かれていたんだよね……。単なるマスコットキャラだとしか思っていなかったので衝撃だった。更に21巻の表紙がモコナだった! まさか単体で表紙を飾るなんてこれも意外だった……。

 20巻は本当にいいところで終わってしまったんだよね。今までファイの過去に関して全く触れてこなかったのは、本編にここまで関わることだったからだったんだねぇ。
 黒鋼の過去も重いものだったけど、ファイのそれは遥かに上回るものだった。漫画のキャラといえども一人の人間。だから、どっちの過去がどうだと言ってはいけないとは思うのだけど、ここまで他人に翻弄されて利用されるためだけに存在していたなんてあまりにも悲しすぎる。しかも自分ではどうしようもない呪いをかけられていただなんて……。
 その反面、黒鋼に関することでは驚いた。もし、全てが飛王の思惑通りに事が進んでいたとしたら、もっと悲惨な状況……悲惨どころか一縷の望みなんてのもなかったに違いない。しかし、侑子さんは他人の願いを叶える存在だとこれまで説明されてきたのに、黒鋼に関することはそうではないような……? それもクロウ・リードの願いだからとか言うのかなぁ。もしくは侑子さん自身の願い?
 願いといえば「xxxHOLiC」最新刊で、四月一日が侑子さんの願いを尋ねていたよね。だから余計にそう思ってしまうのかもしれない。また、肉体と魂が外れたサクラが21巻で話すことはなかった。だから向こうであれだけの出番があったのかなぁ。もちろん、どちらも必要なシーンで出ているんだろうけど、ついそんな風に思ってしまう。

 ファイが何故アシュラ王から逃げていたのか。その謎も今回判明した。あの登場の仕方だと、実は悪い人でしたとなるのかと思っていたけどそうではなかった。それにかつてのセレス国は描かれていた部分では明るくて優しい人が多かった。今、ファイはヘラヘラ笑っているけど、昔は笑えなかったというのだから驚きだ。そしてそれが一人の少女の言葉がキッカケで、仕事を終えて戻ってきたファイが笑ったのを見て門番たちが喜んでいたからというのがいい。まぁ、彼らがアシュラ王が喜ぶからと勧めなかったら笑ってなかったのかも。
 最初に次元を渡る力を求めたとき、侑子さんはファイから背中の紋章を対価として求めていた。それがないなら魔法は使わないとファイは言っていたけど、それはこういうことだったのかー。全てが繋がっていった。
 アシュラ王との思い出は、その出会いから優しいものしかなかった。しかし突然のアシュラ王の豹変には驚かされた。城に戻ったファイがその惨状を目の当たりにしたとき、彼は自分が祖国で不吉な存在と言われ続けた過去を思い出して打ちのめされていた。アシュラ王をそんな風にしたのは、自分が不幸を呼ぶ存在だからと思ってしまったんだね。
 アシュラ王はファイと約束をしていた。セレス国に害をもたらす者は、それが何者であっても滅ぼすと。どうやらアシュラ王は最初からファイに自分を殺させるつもりだったらしい。そしてファイが魔法を使えば使うほど魔力が強くなるのと同様に、アシュラ王は人を殺せば殺すほど強くなるという性質だった。アシュラ王がファイに渡した紋章は、これ以上魔力が強くならないようにするためのものだった。
 読んでいくうちに、彼はファイを救うために鬼となってしまったのだとわかった。人を殺して魔力を強めて、ファイに紋章を付けさせて魔力が強くなるのを抑えていたら、アシュラ王がファイより魔力が強くなるではないか。そうなったら、自分よりも魔力の強いものを殺すという呪いが発動してその呪からファイは解き放たれる。アシュラ王は、人を殺せば強くなるという自分が嫌だったのかもしれないね。実の家族には恵まれなかったけど、ファイは本当の父親を得られたんだなぁと思った。
 その優しい父親を殺すなんてファイにできる筈がない。だから彼はアシュラ王を眠らせて逃げ出したんだね。戻れた目覚めたアシュラ王を殺さないといけないから。

 どうしても殺せないと言うファイに、アシュラ王は最終手段に出た。それはサクラの身体を人質にして自分を殺せと迫ることだった。これにファイと黒鋼が動いたのがとても良かった。彼らにとってサクラがどんなに大事な存在なのかが解るもの。アシュラ王はサクラを殺そうとしてファイに自分を殺させようとしていたけど、サクラを殺すつもりなんてなかったんだろうなと思う。
 アシュラ王からの攻撃に小狼やモコナ、黒鋼を守ろうとしていたファイだったけど、黒鋼が攻撃を受けたとき声にならない叫びを上げてアシュラ王を攻撃して彼からサクラを奪還していた。小狼はダメージが強いのか、まともに戦えずにいたけど、ファイがサクラを彼に託そうとすると、ファイの手を掴んで必死の思いで「駄目だ」とファイを止めようとしていた。その後、アシュラ王が言っていたように、小狼はファイがアシュラ王と共に死ぬつもりだと感じ取ったんだね。
 最終的にアシュラ王にとどめを刺したのは黒鋼だった。彼は最後の最後でファイに本音を漏らし、そして黒鋼たちと共に行けば呪を越えられると言い残して息を引き取った。

 終わったと思ったのも束の間、ファイにかけられたもう一つの呪いが発動してしまった(汗) しかもファイの魔力は使えば使うほど強くなるものではなく、死へと近づいているらしい。……どうして彼がこんな目に合わねばならないのだろうか。
 小狼とサクラとモコナはかろうじて脱出させたものの、とうとうファイの魔力が足りなくなってしまった。このとき、ずっと気を失っていたモコナが小狼に耳飾りを取るように言っていたけ。その魔法具によって黒鋼を助けだせそうだったけど、ファイまでは助けられないようだった。それをわかったのか、ファイは黒鋼に「行け」と促していた。そんなファイを見て黒鋼が行ったのは、想像の範疇を超えていた。超えていたけど、黒鋼だからあっさりとやりのけるんだろうなと思った。しかし、どうしてそんなことをしたのかがわからない。これは次の巻で明かされるということなんだろう。

 ますます目が離せなくなってしまった。こんなにボロボロになって皆大丈夫なんだろうかと心配だなぁ。

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at 23:45, 真神恵, CLAMP

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