2008.05.03 Saturday
CLANNAD 番外編「夏休みの出来事」
JUGEMテーマ:CLANNAD
本当は「ナイトメア・オブ・ナナリー」の感想を書こうかと思ってたけど、こちらを先にした。これは来週かな。
最終話が放送されて、その二週間後に番外編が放送されたというのもあって、感想書くのをすっかり忘れていた! そういえばこの作品もアニメの第二期の制作が決まったそうで、楽しみがまた増えて嬉しい。アフターストーリーとタイトルが付いているから、朋也と渚のその後なんだね。うんうん、それこそ見たいと思っていたので、この決定はとても喜ばしいことだ。同じチャンネルで放送されることを祈るのみだ。
そういえばPSP版の「CLANNAD」が発売されるそうだね。私は携帯ゲーム機は持っていないので、買うつもりはないのだけどレビューを読んでいたらPC版でフルボイスが出ていたと知った。PS2版と比べたらCGが一枚追加されたらしいね。だからTVアニメを知った未プレイの人でPC持っていたらこちらの方が安いしお勧めだと書いてあった。PS2版が出ていたと知ったとき、私は正直迷った。特に値段。ベストが出たら考えようかなぁと結局思いとどまったんだよね。後で春原EDという恐ろしいものもあると知って気持ちはなくなってしまったのだけど(苦笑) そっち系らしいものが入っているとなると、そこそこの値段では手は出さないかもしれない。
で、そのフルボイス版だけど、レビューを読んだら批判的な書き込みもあった。曰く、朋也の声が入っていないと。他にもジャケットのイラストが進化しすぎて本編で使用されているCGと違うとかそんな声もあった。絵のことを言うなら、私はアニメの絵がいいと思っているからそこは考えないようにはできる。しかし朋也、つまり中村さんの声が入っていないのは致命的かもしれない。もちろん、これは女の子を攻略するゲームだから、主人公=プレイヤーの声が入らないのは当たり前だという声も理解している。しかしここはやはり入って欲しかったなぁと思う。アニメで物語の良さというのはもちろん承知している。だから声がないだけで否定的にならないでほしいという書き込みだって理解したいと思う。しかし、世の中には私のように声が最優先という人もいるのだ。だから、朋也の声が入ります! アニメ見た人はゲームもしてね! なんてバージョンが出たら、そっち系あっても買っているかもしれない。あ、もちろん値段を考慮した上でだけどね(笑)
夏休みに入ったが、高校三年生の朋也と渚は補習の毎日のようだね。自分は進学しないのだから受験勉強なんて意味がないと言い、毎日サボりたいと朋也は言っているらしい(笑) しかし渚は決まりは守らないと駄目、内申書にも影響すると言って学校に行くよう言っていた。渚がいなかったら朋也はサボっていたんだろうなぁ。
随分心配してくれてるんだな、と返した朋也は、まさか渚が自分にとって特別な人だからと返すとは思っていなかったんだろうね。言った方も言われた方も顔を赤くしていた(笑) で、言ったのが「手、繋がないか?」ですって!? それだけでモジモジ恥ずかしがるとはなんて可愛い子たちだ! こっちまで照れてしまうではないか。あ、いやニヤニヤ笑ってしまうと言った方がいいか。最近の高校生では見られない微笑ましいシーンであった。
そこへお約束のお邪魔虫が現れた(笑) キスとかするとこだった? 杏のからかいに赤くなって否定する朋也と、本当のことを言い出す渚に笑える。それを止めようとしている朋也は必至なんだろうけど、端から見ればイチャついているようにしか見えない(苦笑) 同じく苦笑いしている杏は気持ちの整理はもうついたのかなぁ。
三年生は夏休みと言っても毎日補習らしい。……そうなんだ? 私の通っていた高校はどうだったかなぁ。何せ勉強してなかったんで。今では藤林姉妹も演劇部の部室でお昼を食べるようになったんだね。しかも今回は智代までいた。そういや、杏と智代って仲が悪かったんだね。朋也は春原のところへ行っているので、今回は女の子同士でお弁当なんだね。
しかし渚の答えに智代が考え込むような仕草をしていた。付き合っているのに名前呼びにしていいんじゃないのかというのは当然の疑問なのかもしれない。しかしキスどころか手さえ繋いでない渚にそれは難しいんじゃないだろうか? そして皆は渚と朋也がどこまでいっているか興味津々だった。「それが……」と話始めていた渚の言い方から、何もしてくれないことに不満……ではなく不安に思っている様子だった。
同じ質問をを朋也は春原からされていた。杏たちも春原と同じ反応だったんだろうなぁ。「バッカじゃないの!?」と呆れる春原に、いざとなったら緊張するんだと朋也はバツが悪そうに言っていたね。だからこそ朋也はいいとも思えるけど、手くらいは自然に繋いであげようよ。
そこへ寮母の美佐枝が春原に声をかけていた。すっごい可愛い女の子が春原に会いたいと来たらしい。春原も毎回同じパターンに引っかかるなぁ(笑) 芽衣が遊びに来ると言っていたのを春原は忘れていたらしい。その後挨拶に来た芽衣は、そのまま古河家に泊まることになった。
翌日は補習は休みだった。渚はパン屋の手伝いをして両親に休みを作ってあげていた。猫にウサギにパンダ。そして秋生のはカエル? 早苗はヒヨコ。他にはどんなエプロンがあるんだろうかと思ってしまった。ここでの早苗のパンに関するシーンが面白かったなぁ。まず彼女が出てきたときに朋也だけでなく、渚までが「来た!」という反応しているし。何も知らない芽衣は試食の勧めに喜んで応じていた。
「どうでした?」
「はい! とっても美味しそうでした!」
その後の感想の言い方に、ああいう誤魔化し方があったんだと朋也だけでなく渚までが「勉強になりました!」とボソボソ話していた(笑)
お客が一人も来ないので、三人とも暇そうだった。学生が休みに入るこの時期は売り上げが落ちるとか。一人の客が来た後で、芽衣は呼び込みしてくると言って出て行ってしまった。芽衣と入れ替わりに入ってきたおばさんが、パンを選んでいると太った男の子が入ってきた。「ここパン屋なの?」「普通の店だし」とおかしなことを言った男の子に、おばさんがここのパンはとても美味しいと勧めてくれていた。せっかくだから何か買っていこうかなとその男の子は顔を少し赤くしていた。
その後もその男の子と同じ感想をいいながらやってくる若い男の子たちがいた。内一人が「中の子も可愛いじゃん」と言っていて朋也はようやく気がついたようだった。自分の彼女目当てに客が来られたらたまらないよねー。秋生だって怒るんじゃないかと(苦笑) もちろん、芽衣の「可愛い子いますよ」の呼び込みにつられて来たからだった。しかし皆素直にパンを買ってくれたんだなぁ〜。
秋生曰く「こんなに売れたのは開店当時以来じゃねぇか?」なくらい繁盛していた。早苗のパンも売り切れたらしい。それが一番の驚きだ。秋生のこの言葉に、自分のパンが売れないのが当たり前の言い方ですね、と言った早苗に対して、秋生の誤魔化し方は「早苗、好きだ!」だった(笑)
二人のストレートな気持ちの伝えあいに、芽衣が朋也も言ってあげたらいいのにと煽っていた。この件があって彼女は二人の仲を進展させようと画策するんだねー。しかし妹に邪険にされて泣き喚く兄の姿は笑えた。春原の部屋にやってきた芽衣と朋也の会話のシーンには笑えた。朋也の妄想よりも爽やかに見える春原の姿に(笑) 夜中に見ていてお腹が痛くなるくらいに笑ってしまった。
すると今度は渚がやってきた。この後の芽衣のワザとらしい言い方から、これは彼女の指示によるものなのは明らかだね。渚が「朋也くん」と呼んだとき、声が上擦っていたもの。でもまぁ、渚なりに今より進展させたいという気持ちの表れなので、これはこれでいいかなと思って見ていて……笑った。
自分みたいな超可愛い子と、と言った渚の恥ずかしそうな顔と、今誰が何を言った!?な表情の朋也が渚の顔を覗き込んだとか、パンを買いに家に戻ったときの朋也と秋生の会話とか、公園のベンチでの会話とか。食べたいと言ってもらわないと困るというからと朋也が笑顔で「すっげー食べたい!」と言ったのにも笑えたが、言わせたのに「でもあげないです!」と真剣な表情で台詞を言った渚にベントから落ちるくらいに脱力した朋也も面白かったよ。
渚も芽衣が自分を思って計画してくれたから、断れなかったんだねー。しかし別の形で楽しんでもらいたいと言った後で期待させておいてアレか!(笑) 朋也も赤くならんとそのまま貰ってしまえばよかったのになぁ。息を吹きかけられた瞬間からの朋也も無表情な顔にお腹が痛いよ!(笑) その後のオドオドしている渚を気の毒そうに見ている朋也が哀れ。
終わり良ければすべて良し! 渚は、芽衣に朋也は自分が不良だから積極的になれない、だから年上の渚がリードしてあげなければならないと諭したらしい。年齢は確かに渚が年上だけど、渚がリードというのは無理があるなぁ。でも、この不自然な行動のおかげで朋也もようやく、しかもごく自然に手を繋ぐことができ、渚も「朋也くん」と呼べるようになったんで良かった良かった。