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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST 感想

JUGEMテーマ:鋼の錬金術師

 随分前からCDは買っても聞いていないことがほとんどなので、今日を逃すとまた放置してしまうと思い視聴した。

 まずはDVDから。しかし私は自分でOP・ED作っているので、ノンテロップということ以外はあまりいいと思えることがなかったりする。ま、文字で隠れていた箇所が見られるのは大いに評価できるところではあるけどね。とか言いつつ二回見たけど(笑) それで、片付けるかーと思ってメニューを見ると、下に三曲リストが書かれていた。上には同曲名があるので、なんだこれ?と思ってよく見たら、Full size promotion と記述されていた。フルサイズってそんなものがあったとは……! と思って早速見た。
 曲目は「レイン」「LET IT OUT」「RAY OF LIGHT」の三曲。フルコーラスでそれぞれのOP・EDの映像と、曲に合わせて本編からの映像を組み合わせたPV。曲を聴きながら、使われている映像を見て本編を思い出して涙ぐんでしまった。このミュージッククリップは、各曲にコメントされている監督によるセレクトだと思うんだけど、実はこの三曲は、鋼錬のOP・EDの中で私が一番好きなものでもあったりするんだよね。だからとても嬉しかった。

 特典は上記のノンテロップOP・ED、スペシャル・ミュージッククリップに、原作者の描き下ろしイラストメッセージ、キャラクターデザインの描き下ろしBOX&デジパック、監督によるOP/ED解説入りブックレット、特製メモリアル・ピンナップ10枚。
 ピンナップは各タイトルのジャケットイラストだった。まぁ、私はシングルは買わない人なのでこういうイラストだったのねーと思う程度だった。
 CDのケースは、アニメの最終話でエドとアルが家の屋上に立っていたシーンがあったけど、そこと同じ場所に二人が描かれていた。
 原作者の描き下ろしイラストメッセージは、子どもの頃の二人がレコードを聞いているイラストで、そこにコメントが書かれていた。描き下ろしというのは一番嬉しく思うものなのでこれには満足かな。

 全曲を初めてフルコーラスで聞いた。そしてやっぱり上記の3曲が一番好きだなーと思った。アニメが始まって、いずれこういうベスト版が出る作品だろうと思うとき、好きになれない曲があったら嫌だなーと誰もが思う。しかし残念ながらどれか一曲は好きになれない曲が出てしまう……。それは鋼錬も同じで、一曲だけ好きになれないものがあった。当時のCMを見ると、鋼錬のために作られた曲ではなさそうと思ったのが一番の理由でもあるのだけど、他の曲に比べて浮いているなーと思ったというのもある。それが残念。

 映像に関して言えば、エンディングはホーエンハイムがメインじゃないか、と思うものが多かった気がする……。実際は「家族」がテーマだったんだろうけど、パッと見るとそんな風に思った。ただ、5クール目は監督のコメントで親父がテーマだったのは間違いなかったみたい。いや、それがどうしたと問われてもそう思っただけだとしか答えられないんだけど(苦笑)

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at 23:47, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST DVD 9巻 特典感想

JUGEMテーマ:鋼の錬金術師

 本編の感想、書いていなかったことに対しては最近は特に残念に思っていたりする。DVDは買っているものの、開封して見ていたのは最初の頃だけなんだよねぇ。でも、今回は「師匠物語」が新作アニメで見られるとのことで、ようやく見ることができた。本当は最初は「テイルズオブヴェスペリア」見ようと思っていたんだけど時間が取れなかった(苦笑)

 本編にはさすがに入れられないだろうなと思っていたので、こうやって映像特典として見られたのは嬉しい。そういや、最初の巻では「盲目の錬金術師」ってのもあったよね。こういう特典は嬉しい。もっと言うならコメンタリーにしてくれると良かったのだけど。

 時間は15分程度だった。チャプター見たとき、アバン、Aパート、Bパートとあったので、30分あるのかと思ってしまったけど、ボリューム考えたらあれで30分持たせるのは無理だよねぇ(苦笑)
 アバンは、雪山を歩いている師匠の姿から。「ヤバい! 死にそう!」に笑った。死にそうに見えないから余計に。あ、あと、オープニングもあったんだけど、これがまた大河ドラマ風でそれでまた笑った。
 本編で、小さかったエドとアルに過酷なサバイバルを体験させていた師匠は、自分も若い頃に同じことをやったのだと話していた。そのときの話がこの特典映像。
 しかし彼女は最初から強かった。もともと高名な錬金術師に弟子入りするために、一カ月を雪山で過ごすように命じられて始めたのだけど、その錬金術師は御歳89歳という高齢の爺さんだった。その時点で、本気であのサバイバルを言っているのかと思っていたのだけど、耳が遠いだけでまだまだしっかりしてそうな人だった。

 最初はやる気なさそうな感じで、早々に諦めて死を覚悟した彼女も、自分で18歳で死ぬというところに「まだ恋もしていないのに!」と一気に復活していた(笑) こういう危機的状況でも女の人って強いよなぁとか思ってしまった(笑)
 エドたちが体得した「一は全、全は一」というのを師匠もこのときに知ったようで、一カ月後、熊を背負った彼女は山を降りた。しかし、師匠が弟子入りしたかった高名な錬金術師は既にこの世にはおらず、雪山に行くように命じた爺さんはただの格闘家だった。この後の師匠と、爺さんとお店の人たちの顔が笑えた。それにしても師匠、年寄りなのに容赦ないなー(笑)

 で、師匠が過ごしたこの一カ月間のことを、後々オリヴィエの口から話されるんだねェ。

 そこで終わってしまったので、あれと思っていたら、Bパートが始まった。つまり、シグとの出会いが。ベタな出会いが。ただ、笑えるのが「熊、落としましたよ」とアイテムが普通でなかったこと! そしていまどきどの恋愛漫画にもないような出会いをし、熊を渡してもらったときに手が触れただけでズキューン!と恋に落ちてしまったシーンに大笑い! 本当にズキューンって効果音していたよ!
 これは本当に面白かった。本編がシリアスですごく重い展開になっているだけに、この映像特典は満足のいくものだった。

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at 23:48, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 19巻 感想

JUGEMテーマ:ガンガン

 セリムがホムンクルスだったとは本当に前は驚かされた。しかも一番容赦なさそうだし。

 雑誌は読んでいないので、表紙に描かれている人物が誰なのかわからなかったなぁ。そしてエルリック兄弟の父親が只者ではないとはわかっていたけど、そこまでだったとは思ってもいなかった。おまけにシン国に錬金術を伝えた人物でもあったと。この謎は既にわかっていたことだったっけ?? ……自分でも思うけどいろんなことを忘れ過ぎているなぁ(汗) だからシリーズものの小説は完結するまで読まないことにしているけど、漫画でもそうしないといけなくなっているような気がする。読み返したらいいんだろうけど、しない理由はもちろんいつもと同じ。
 エドは賢者の石を、石のサイズしか見たことがないと言った後に大きなものだったら多数の人間を犠牲にしているから見たくないと言っていた。彼がその台詞を言ったときに描かれていたのがホーエンハイムだったので、彼が自分の父親の正体を知ったときにどうするんだろうかと思った。
 アニメは地下にいるのがホーエンハイムだったということにしていたんだっけ? 原作はまったく違っていたんだねー。表紙に描かれていたフラスコの中にいたものが身体を得た姿で、セリムは一番最初に切り離された存在だったと。何もかも知っているホーエンハイムだからこそわかったことだったんだね。
 現時点で一番頼りにできるのがホーエンハイムだろうけど、すぐに死んでしまいそうで心配だな。ホムンクルスに血を与えてしまったことで彼は人生どころが人間ですらなくなってしまった。しかもそれ、自分の意思でもなかったんだしね(汗) それでもトリシャと結婚してエドとアルという息子を得て幸せだったろうけど。あれ? でも子を成せたってことはちゃんと人間なのか?

 今回もまた少将がとても格好良かった! ブラッドレイがレイブン少将の話を始めたとき、本気で「誰だったっけ?」と思った(笑) そして会話の内容から少将が誰かを倒していたなぁと。少将の格好よさしか目が行ってなかったから、相手がどんな顔だったのかも名前だったのかも全く覚えてなかったよ。私はリアルでも名前を覚えない人間なので、漫画のキャラを覚えるはずがない(苦笑)
 しかし彼女は大佐のことがどうやら嫌いらしいね。あの会話に笑った。その後での中尉と大佐の会話で、あれだけの合図でどうやったらセリムのことを知らせられるんだろうかと思った。世間話も意味のあるものだったし。

 エドとアルが同時に倒れたときは本当にビックリした。エドの場合、後でキンブリーが持っていた賢者の石が見つかったから、あれで何とかなるんだろうね。しかしアルの場合は……。
 主人公は死なないとは思うけど、この作品もご都合的な展開ではなさそうなので、もっとたいへんな目に遭うんじゃないかとヒヤヒヤする。しかしその反面ギャグも笑えるからすごいなと思う。今回はシリアス面が多かったけど、メイがアルに錬丹術に教えていたシーンは和んだ。

 あとは、ホーエンハイムとイズミが出会ったことで、彼女の寿命が延びたのではないかというのが嬉しい。彼女は旅行中にホーエンハイムと会ったけど、家には軍の人間が呼び出しに来ていたからねぇ。ホーエンハイムが軍部の接触を尋ねたら、イズミが国家錬金術師の話を断ったと言ったから、良かったと彼は言っていたけど、彼女が戻ったときに連れ去られそうで心配でもあるな。
 ただ、まぁ、ホーエンハイムがホムンクルスの弱点を知っているから、エドたちと連携とかそんな風になってくれたらいいなと思うんだけど……。そうはならないのかもしれないね。しかし、自分たちの身体を元通りにするという目的で兄弟は旅をしているけど、物語としてはエドが父親を受け入れるというか素直になるというか、そういうことも描かれるんだろうなと思っているので、その日が来るのを楽しみにしておこうかな。しかし、そういう場合って父親ってのは死ぬってのが定石なんだけども(汗)

 本当に、ラストまであと少しなんだろうなという展開に、次の巻が待ち遠しい。

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at 23:59, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 18巻 感想

JUGEMテーマ:ガンガン

 両想いなんだから早く言えばいいのにと、エドとウィンリィを見て思った(苦笑) 今回はウィンリィがモテモテだったような……?
 本編入る前に、カバー折り返しの作者コメントに笑った。それから、カバー下の四コマ漫画も。アルのあの台詞を見て、作者はあの漫画を読んでいる、もしくはアニメを見ているのかなぁと思った。

 シリアスな話でも、ギャグシーンがあるしそれが笑えるのがいいといつも思う。そのシリアスなシーンでは泣かされてもいるけど(笑) それから、特に相談しなくても同じことを考えていたエルリック兄弟のシーンがあって良かったな。
 中尉の言葉を思い出して、エドがウィンリィを意識していたところでは微笑ましいなんて程遠いエドの慌てっぷりに笑って、久しぶりに見た中尉は一コマだけだったけど、その後ろに同じ顔をしてブラハがいたのが一番笑える。

 そうかと思っていたら、ちゃんと中尉メインのシーンもあったので嬉しかった。しかもあれ、思いきりロイアイにしか見えない……。そう喜んだものの、まさか大総統の息子がホムンクルスだなんて思いもしなかった(汗) しかも、小将の部下たちを食らっていた奴だったとは……。ほとんど記憶は薄れてしまったけど、アニメでは普通の少年だったのにね(苦笑)
 それで、中尉がセリムに背後に立たれたときに、本能的に何かを感じ取っていたところでさすがだなぁと思った。大佐以下、皆が離れ離れになってしまってこれからどうなってしまうんだろうかと心配でならない。また、セリムに「私はいつでも貴女を影から見ていますからね」という警告に対して怯えていた中尉が意外でもあった。でも、考えてみたら彼女は普通の人間なのだから、それが普通の反応なんだろうね(汗)

 あ、笑いどころとはちょっと違うかもしれないのだけど、今回ヨキがまともな活躍をしていたのが興味深かった。単なるギャグ要員として出てきたワケじゃなかったんだね。ちゃんと役割があったんだねーと思った(笑)
 他にはスカーとウィンリィの関係かな。彼女が彼の師と同じことを言っていたとか、傷の手当をしようとしたのに驚いているところとか。以前、両親の仇だと知ったときとはスカーへの態度が違っていた。両親が生かした命なのだから意味があるのだとウィンリィは思いを口にしていた。スカーを自分を許すのかと問うと、ウィンリィはキッパリと言っていた。

「勘違いしないで。理不尽を許してはいないのよ」

 ウィンリィって何歳だったんだっけ? そんな風に考えられるなんて彼女はとても強い子なんだなと思った。だからこそ、エルリック兄弟はウィンリィを大切にしているんだろうなとも。しかし、今回の彼らはいささか過保護だったような気もする(苦笑) まぁ、命の危険が伴う現場に一緒に来ていたのだから、それも当然と言えば当然なのだけどね。
 なんにせよ、スカーたち一行とエドたちがどうやら協力関係になったようで、ラストまであと少しなんだなと思わせられた。

 驚いたのが、ホムンクルスたちに“お父さま”と呼ばれていたのが、どうやらホーエンハイムではなさそうなこと! 最後の方で出てきたら、人柱としてホーエンハイムとエリリック兄弟は確定しているかのようなことを言っていた。そしてエドたちの師匠も。化膿性ありと言っていたけど、それがそのまま採用されるとしたら、残る空席はやはり大佐になるのかなぁと思った。

 次の巻は春に発売だそうで、その日が待ち遠しいな〜。

at 23:28, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師17巻 & 獣神演武1巻 感想

鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス)

 旅行中、友人Yが新刊の話をして初めてまだ読んでいないことに気づいた……。「まだ読んでなかった!」と言うと、Yは目を丸くしていたなぁ(笑) 買ってからいったい何日経っていたんだろうか? で、旅行から帰って一番最初に読んだ。

 中尉が好きな人間としては、今回も出番がなかったのが悲しいな。ああ、でもその代わりなのだろうか? オリヴィエ少将大活躍! 私も例にもれず彼女が好きになった。

 読んでいて「?」と思ったことが結構あって、前巻の内容を忘れていたことに気づいた。そもそもエドたちが北にやってきた理由とか、少将に事情を話せないワケとか(苦笑) そうだった、彼らはウィンリィを人質に取られていたんだっけ。それで仕方なく軍のいうことを聞いていたんだったね。何か、次の巻でも同じことを書いていそうだ。予約はもうしたけどね!

 しかし、その話せないエドたちの事情を察して、上のものであっても国にとって害であるなら躊躇わずに切り伏せた少将はすごいと思う。軍隊において上官の命令は絶対であるはずなのに、彼女が見ているのは国や民なのかなと思った。
 最大の謎はアームストロング家は、ゴツイの以外で綺麗な人も生まれるということかな(笑) それでも末の妹はあんな顔して怪力だったから只者ではない一族なのは確かだね。そして兄弟の中で一番最強なのは少将なのかもしれないと思った。あのカリスマや胆力だけでなく、肉体的にも実は強かったりして。普通の人間の体力を上回っていると思いたいな。大佐のことはどうでもいいと言っていたけど(笑)、軍の上層部を倒すのに協力しあったらいいのになぁ。
 何にせよ、物語の後半になってもこんな強烈なキャラを用意していたなんて、まだまだ何か面白いものが隠れていそうだな。最近はめちゃくちゃ面白いとは思えなかっただけに、この巻は満足できたと思う。

 さらに後書きの漫画が面白かった。何故少将らがエドたちの上級生なのだというツッコミはあるものの、学校を牛耳ろうと乗り込んだエドが、その学校の番長を見てしり込みして、あっさりやっつけられたあれは面白かった。この作品は女性が強いよねーエドはウィンリィだけでなく、中尉にももちろん少将にだって一生適わないのだろう(笑)

獣神演武 1 (1) (ガンガンコミックス)

 新連載が始まったと知って正直不安に思った。掛け持ちして「鋼の錬金術師」の連載ペースが落ちたらどうしようと。あともう少しだろうに、延々と完結するのが引き伸ばされた嫌だなと思う。そんなワケで、内容以前の話でちょっとだけこの作品には抵抗があったんだよね。勝手な言い分なのだけどね(苦笑) だから原作付きとは全然知らなかった。
 そうなると、話は考えずに済むから漫画を描いていくだけになるのかな。いや、漫画を描くのが大変な作業だというのは知っているけど、ちょっとだけ安心してしまったのも確か(笑)

 画面は黒が多いなと思った。中華系な話だから、キャラの髪が黒なのが多いためなんだけどね。話の方は、パッと見はよくある感じの話かなというのが最初に思ったことだった。でも、キャラが生き生きしているのはいい。これってアニメ化するんだよね。で、主人公と一緒に旅をする青年が櫻井さんだと知って、それだけで見たくなっていたりする(笑) まぁ、あいにくとTV東京系なので実家では見られないのだけどね!
 キャラたちは確かに魅力的なんだけど、出会うキャラが主人公と同じく身体に印を持つものというのがちょっとお約束な展開だなぁと思った。あ、でも荒川さんが描くには珍しいキャラがいたっけ。大佐も女好きではあるけど、あの少年(例のごとく名前は覚えてない)のようなキャラはいなかったものね。それが新鮮だったっけ。

 話が前後してしまうのだけど、実はこちらの方は買って間もなく読んでいたと思う。先に読んだのは、同日発売で同じ作者が描いているからというだけで買ってしまって大丈夫だっただろうかと思ったからだったような……。で、その後に「鋼の錬金術師」の新刊を読むつもりだったんだよね。自由に使える時間が少ないと、ちょっと間をおいてしまうとたった一冊の漫画ですら読めなくなるのを体験してしまったよ。まぁ、この休みで買ったまま未読だった漫画は全部読み、聞いてなかったCDはだいたい聞いたけどね。あとはDVDも片付けてしまいたかったから可能な限り見ていたっけ。

 読んでから時間が経っているし、本が手元にないと感想を書くのは難しいなと思った。

at 22:01, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 16巻感想

鋼の錬金術師 16 (16)

 カテゴリが増えたので、プルダウンの選択がしにくいと感じてしまった(苦笑) さて、今日はネタがないので鋼錬のコミックスの感想でも書こうかな。

 鋼錬に出てくる女性は皆強いなぁと思った。新キャラの少将は、容姿だけを見れば少佐の姉とは思えないけど、確か、妹は普通に可愛い子だったっけ? あの親からどうした二人が生まれるのか謎である(笑) 弟が元気だとエルリック兄弟が言ったあとの反応が気になる。どんな姉弟関係なんだ?

 メイとアルフォンスの会話には笑えた。総扉の絵は何ごと!?と思った。アルに身体が戻ったらあんな感じなんだなぁと思うには美化していないか?(笑) そう思ったら本編でメイの妄想が描かれていた。そうか。そういえば彼女は最初本人を見ていないからエドをすごく美化していたっけ? それが弟をターゲットに変えたのね。しかも本人の身体はないものだから想像するしかないものね。アルもエドより自分の方が背が高いとかジェントルマンとか言っていたし!
 何よりよかったのは、そんな二人の会話を聞いていたノックスだったんだけど(笑) この作品は親父の描かれ方がいいなぁ。家族が彼の元へ戻ってきて何よりだ。
 親父ではなくじいさんだけど、グラマン中将も意外な登場の仕方だった。最初は誰だか全然わからなかった。ええと、確か彼は中尉の祖父だったんだっけ? 裏設定を読んだものの、親族としての語らいがないので未だにピンと来ないなぁ。

 その中尉は、エドにイシュヴァール戦について前巻に引き続いて説明していたっけ。そして大佐が大総統なる目的を初めて知った。いや、まさか本気でミニスカの事を考えていたワケではないと解ってはいたけど、そこまで考えていたとは思わなかったので意外に思った。普段の彼らの様子を見ているとちょっと信じられないとさえ思ってしまった(笑) でも、そういう大佐だから中尉たちはついていくんだろうね。

 ただ、残念なのは今回は説明ばかりで物語としてはあまり進んでいないように感じた事かなー。まぁ、この説明だって必要なものなのかもしれないけどね。ところどころに入るギャグシーンが好きなので、今回はそれも少なく感じたのも残念。おまけの漫画は面白かったけど。
 最後のホムンクルス(?)も出てきたことだし、8月に出る17巻が楽しみだ。それから、雑誌は読まないのでどんな話か知らないけど、連載している別のシリーズの新刊も出るらしいのでそちらも買おうかと考えている。

 短いけど発売されてからだいぶ経つし、まぁこんなもんでいいかな?

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 以下は日記。
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at 23:54, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 14巻感想

鋼の錬金術師(14) 初回限定特装版
鋼の錬金術師(14) 初回限定特装版

 今回も色々と衝撃的だった……。

 ホムンクルスたちに“お父さま”と呼ばれていた男を、私はホーエンハイムとばかり思っていた。だって似過ぎているものね。なのに違っていたので本当に驚いた。ただ、知り合いであるのは間違いないようだ。エドとアルの父親がホーエンハイムだと聞いて子どもを作っていたことに驚いていたもの。でも、「あれが死ぬはずがない」と呟いていたので近しい間柄なのかもしれないね。最初は兄弟かと思ったけどどうなのかな?
 しかし二人の怪我を治してあげたり、普通に会話しているところから、本当に諸悪の根源なのかと疑いたくなったよ(笑) そんな中、リンだけが反応が違っていた。中身について驚愕していたけど、彼にはいったい何が見えていたのだろうか?
 いやいや、それよりもこの14巻で謎がまた増えただけのような気がする。“お父さま”が何故すぐに術を発動させられるのか、そしてエドやアル、他の錬金術師が術を使えないようにすることができたのか、逆に、エドたちがそんな状態になったというのに、スカーやメイが変わらずに術を使えたというのも大きな謎だ。術が使えなくなったエドに対してエンヴィーが言った言葉も気になる。それは錬金術とはいったい何なのかという話にまで行くのかも。

 うーん。“お父さま”が人間ではないのは確かのようだ。だって、額に目があったんだもの。そしてエドたちが求め続けていた賢者の石をその額の目から出した……あれを出したと表現していいものなのかは知らないけど、その身に宿していたのには違いない。
 まさかリンにこんな展開が待っていたとは思わなかった。だって、どう考えても勝算なんてあるように見えないもの。エドとアルが必死になろうというのもわかる。何だかんだ言ってちゃんと仲間意識を持っていたんだなぁと。
 「強欲」を体内に入れられた後の、そんな場合ではないというのにリンとの会話に笑いそうになってしまった。このグリードって以前出てきたのと性格は同じなのかな? 「受け入れてやる」と言い切ったリンに対して、拒否するだろうと思っていたグリードがあんな姿で「は?」と言ったのも、また確認を取ったのも。しかしリンは15歳(だっけ?)とは思えないなぁ。グリードだけが際立っていたのだけど、よく見たらあの空間には無数の魂がいた(汗) あれだけの人間を吸収していたのか……。
 しかしグリードが誕生したとき、そこには姿以外にリンを表しているものはなかった。本当に彼は乗っ取られてしまったのだろうか?

 そんなシリアスなシーンだというのに、メイが本物のエドワード・エルリックを見たときの反応と、脳内でこれまで思い描いてきた鋼の錬金術師との日々に大笑いした。さっきまで“お父さま”を見て怖がっていたとは思えない(笑) またそれに突っ込むアルがおかしい。
 だけど、このメイもホムンクルスの中身を見ることができるらしい。グリードになってしまったのに、彼を見て確かにリンだと言っていた。つまり、リンは完全には消えていないということだろう。エドたちへのあの態度は敵を油断させるためなのかなと思うけど、この「鋼の錬金術師」という作品はそんな甘い性質のものではないからなぁ。
 あ、でもエドとの取っ組み合いで、エドがランファンの名前を出したときに、一瞬だけど確かにリンの目をしていた! つまり彼は完全には消えていないということで、希望は……あ、あるのだろうか?

 結局、軍上層部の一部ではなく全てが黒だった。そんな中では大佐も動けないか。でも監視付きで旅する自由が与えられたというけれど、国家錬金術師制度が人柱選出の一環だったとは……。物凄い展開になってきたなぁ。でも、ここまできたということは、ラストまで後少しなのかな? 大佐は部下を人質にされたけど、エドたちは何にもないのかなと思っていたら……やっぱりウィンリィを持ち出してきたか! だから前巻で大総統は彼女と話をしていたのかー。
 部屋を退室するときに、大佐はヒューズを殺したのが誰なのかと聞いていた。エンヴィーを倒すのは大佐になるんだろうか? そして怪我をしているメイを鎧の中に隠していたアル。彼女が途中で咳き込んでいたのを慌てて誤魔化そうとしていたけど、それがなくても大総統が気づかない筈がない。するとやっぱり刀を突き刺していた! 間一髪でメイは避けていたけど、もしもっと下を突き刺していたらヤバかったなぁ。大総統も、中に入っているのがまさか子どもだとは思っていなかったんだろうね。
 その後の、大佐にノックスの住所を聞くところでまた笑ってしまった。どれだけ持っていたんかは知らないけど、大佐は現金をあまり持ち歩かないのかもしれないね。その後に、大佐が中尉を待たせているのを思い出して慌てて彼女の待つ場所へ向かったら、少佐が待っていたのもこの巻で笑えるポイントだね。

 ウィンリィの無事を電話で確かめた後に現れたリン……ではなくグリードはもしかしていい奴なのかと思ってしまった。だって、リンに頼まれたからと文字を書いた布をランファンに渡してくれるように頼みにきたものね。リンを気に入ったというのは嘘ではなかったということか。それと、女が好きなのは前のグリードと同じみたいだね。
 大総統、ラースとグリードとの会話で、一瞬だがリンが現れた。何と、彼はスキあらばグリードを乗っ取ろうと狙っていたらしい。大総統の驚いた顔が印象的だった(笑) 虎視眈々と狙っているということは、いずれそれが実現するのだろう。ランファンのためにもそうであってほしい!

 最後、中尉の背中のあの紋様が気になる。詳しい設定なんぞ知らないのであれが何を表しているのか知らない。中尉って錬金術とはあまり関係のないキャラだと思っていたのだけど、実はそうじゃないのだろうか? あれ? でも中心の円にトカゲが描かれているのって、確か大佐の錬成陣ではなかったっけ? あのトカゲがサラマンダーだと読んだ記憶があるのだけど……。つまりあれは大佐が中尉の背中に描いたってこと? いつ? いくら部下でも裸体を晒すなんてことしないと思うので、やはりロイアイは公認されていると思っても大丈夫なんだろうか? ……そうであってほしいな。

 本編が短いと思っていたら、おまけのページが多かった。描き下ろしの短編は、エルリック兄弟がまだ平和なときの話でほのぼのしてしまった。何よりホーエンハイムが普通にお父さんをしていたのに驚かされた。しかし……ずっとトイレにいたのが笑える。
 そして二つあった四コマ漫画は今回も面白かった。鋼錬の世界では中尉は最強? あ、おまけの最初のページも。確かに一文字抜かすと大変なことになるな(笑)
 当然ながら買ったのは初回限定版だ。ラフな絵を見るのが好きなので、これは迷わず予約したなぁ。前巻のトランプはギリギリまで迷っていた。エドの30歳や40歳バージョン……他の年齢も描いてあったけど、30歳の顔は20歳代にしか見えなかったなぁ。メイの妄想の中のエドのまんまだったような(笑) あとウィンリィの絵が多かった。アルのは真面目な絵よりもギャグの方が多かったなぁ。平時であれば〜というコメントには頷いていた。そうそう、1ページごとにコメントがあったのが一番嬉しかった!



 今日は珍しく愚痴の日記。
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at 23:59, 真神恵, 鋼の錬金術師

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劇場版 鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者〜後編


劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 完全生産限定版 プレミアムDVD BOX
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 向こうの世界でエドが生きていると知ったアルがする事といったらもう一つしかない。その場所にラースが導いたというのが意外な気がした。最後の方の彼はただ存在しているだけにしか見えなかったので、意思を持って行動したというのが意外だったの。
 グラトニーとラースの戦いは凄かった。さすが劇場版という感じのクオリティ。そういうのにあまり関心を払わない私でも、この一連のアクションは素晴らしいと思った。でもグラトニーって、まっすぐラースだけを狙っていて、アルは完全に無視していたなぁ。これがどうしてだったのかわからない。
 ラースの目的を知って泣きそうになった。そうだよね。イズミが死んだ今となってはラースに生きている意味はないもの。シグは父親と全く認識されていないのがあれ?と思うけど、この場合考えてはいけない事なのだろうな。それと、エルリック兄弟の生きざまが彼に影響を与えているのを知った時はちょっと嬉しく思った。最後に門の中からイズミが手を広げて迎えに来た時は本当にヤバかった。

 そうして何とか泣くのを堪えていたら、今度はホーエンハイムが出てきたよ……。また泣かすつもりなのかー!と思った(笑) あの状態では助からないのは明白なので……。アフレコの話を聞いた時は爆笑したけど、それは後の話だしねー。
 原作でのホーエンハイムがまだ得体の知れない存在なので、混同してはいけないと思いつつ、ここで彼が罪がどうとかと話していた時は違和感を覚えた(苦笑) それにあんなに憎んでいたエドがホーエンハイムが行方不明になるまで一緒に暮らしていたというのにも。原作でもこんな風にぎこちないながらも「親父」と呼んでもらえるような関係になるのだろうかと少し考えてしまったなー。
 なんて打っていると門が開いてしまった!

 うっかり見入ってしまうので困ったな(笑) しかし、あの門を簡単に越えられてしまった事に複雑な思いで見ていた。しかもエッカルトが錬金術を苦もなく使えるようになっているし〜。
 そしてようやく再会できたエドとウィンリィだけど、あっさりしていたなぁと少し不満に思ったかな。まぁ、そんな場合じゃないのは解っているけど、もう少し何とかしてほしかったなぁと思う。でも、ウィンリィの声を聞いて表情が変わるエドとか、抱き締めて「お帰り」とウィンリィが言う所とかは素直に良かったと思えた。涙を見せたくなくて抱きつく所がまたいい!
 技師としてもう立派にやっていっているというのが描かれているなと思ったのが、義手も義足もボロボロになってしまって倒れたエドに対して「私を誰だと思っているの?」という言葉。彼専属の技師として機械鎧をメンテし続けていたんだものね。二年くらいでどの程度成長したか予測できたってのが凄いよ。ずっとエドを待っていて、そして彼の機械鎧を持ち歩いていた事にも驚かされた。

 わかっていたけど軍部の出番が少なすぎる〜。でも、出ただけで良しとしなければならないんだろうな。ロイは、前半では焔を錬成しないとか言っていたような気がするけど、それも最後のこの出番のために出し惜しみしていたとしか思えないほどの活躍ぶりだった(笑)
 ロイアイ的には不満な映画ではあった。でも、TV版のあの最後で思いきりロイアイだったし、これ以上は二人については描かないだろうと何処かで書かれていた気がするので、主だった面々に命令した後に無言で中尉を見つめていたシーンだけでも喜んでいた。またその直後の、一人だけその場にポツンと残っていた中尉の表情がとても良かったよ〜。
 その後の、彼の背後を守っているのは以前にも見られたシーンは、見慣れた場面ではあるけど久しぶりだったので満足していた。それだけでなく、慌ててロイを追い掛けようとする所とかもね。置いていかれて「そんな! ウソ!」って叫ぶ所は以前にはなかった中尉の姿は、やはり以前よりも少しは関係が進んだのかなと思える素の彼女の部分に見えた。でもそれで精一杯だったのかなぁ。後は軍部の人間ではロイしか出てこなかったし……。
 あ、そういえばアームストロングって軍を辞めていたんだね。ロイが彼の事を少佐と呼ばずに「アームストロング……殿」って、一拍開けて彼をそう呼んだ時に気づいた(笑)

 エッカルトとエドの戦闘シーンでは、彼女の胸元の黒い顔が気になった。だって、彼女の表情に合わせて動いていたんだもの! 最初は気のせいかと思っていたんだけど、そうではなかったみたい。そして物凄くシリアスなシーンなのに笑ってしまった。
 エドと生身のアルとの二人が一緒に錬金術を使うシーンはまさに夢の共演だよねー。ロイが合流した後のやり取りとか、二人揃ってロイの後ろに隠れていた所は突っ込みいれたくなったけど(笑) でも、ロイって本当に強かったんだねーと、今さらなんだけど思った。そんな風にようやく描かれた活躍のシーンでも、あくまでエドたちのサポートだったんだね……。
 あとはエッカルトとの最後の戦い。彼女が現れてすぐにした事は問答無用の攻撃だった。シャンバラ=錬金術の栄えた世界だったワケだけど、その扉を開こうとしたのは、その世界のノウハウを現実世界の戦争に使うためだと当初は言っていた。なのにどうして攻撃したのかと言うエドの問いかけに、彼女は恐ろしいから破壊すると答えた。……実際問題、一人の人間の力で世界を破壊できるとは思えないんだけどさ(苦笑)
 彼女が言うには、本当に別の世界がある事を知り、そして自分たちを凌ぐ力があると知って恐いから滅ぼさねばならないと思ったんだそうだ。しかし、自分たちを凌ぐ力を持っている世界を攻撃して勝てるとどうして思えたんだろうね? その辺りに疑問を覚えた。いや、既に錯乱していたと見た方がいいのかな?
 同じ人間だと諭すエドに対し、エッカルトは「違う!」と即座に否定し、姿形は同じでも別の世界の化け物だと断じた。……この辺りが民族主義一辺倒だった当時の世相を言いたかったのかなぁとか思った。中華民族は世界で一番崇高だとか、ゲルマン第一主義だとか、ユダヤ人に約束された土地だのなんだのとか。肌の色が違うだけで家畜以下の扱いをしていた時代もあったっけな。
 ただ、そうやって他を認めずに破壊しようとする姿は、弱さの裏返しだなと思った。あんな姿で鬼気迫る表情で「化け物」だと言ったエッカルトの方が化け物に見える。化け物だから殺せるという理屈は、戦争を始める者は仕掛ける相手を人間として見ていないんだな。でなければああも簡単に人を殺せる筈がないもの。

 最後の別れのシーン。ウィンリィが解っていたかの表情だったので何も言えなくなった。最後の彼女の言葉がまた切なかった……。アニメ版で一番不満だったのはこれかな。でもまぁ、原作ではエドウィンは確定しているようだから、割り切るしかないかな?(苦笑)

 エドに主張したその言葉通りにヒューズに撃たれたエッカルトは哀れとしかいいようがないな。まぁ、あの時の見た目は化け物そのものだったのだけど。皮肉なラストだったよね……。彼女を覆っていた黒い物が取れた後に、その化け物の正体がエッカルトだったと知った時のヒューズの歪んだ表情が全てを物語っていたように思う。
 しかしアルまで現実世界に現れた時はそんなラストかよ〜と思った。そして、この作品はやっぱりエルリック兄弟の物語りなんだなとも思った。どうやって兄の後を追いかけたのか、そんな暇があったのかとか、よくバレずに来れたなとか色々疑問が残るけど(笑) ああ、あと記憶が戻ってのがどうして等価交換なのかもよくわからなかった。もう一つ、何で五体満足に門を越えられのかなぁと。
 何とかまとまったけど、ハッピーエンドではないなと思う映画だった。話はそうだったけど、絵といい音楽といい、文句なく最高だった。特にエンディング直前に入ったアルフォンスの葬式でノーアの踊りは、音楽とピッタリ合っていて見とれてしまった。TVだと絶対できない動きだったなぁ。本当にこれで最後なのかと思うと残念でならない。来月に出るOVAは買うかどうか決めかねているし。

 既に長過ぎるのだけど、明日は「Fate/stay night」の感想を書く予定なので、映像特典の感想は続きで(笑)
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at 22:01, 真神恵, 鋼の錬金術師

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劇場版 鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者〜前編

劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 完全生産限定版 プレミアムDVD BOX
劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 完全生産限定版 プレミアムDVD BOX

 先週の日曜に本編を見て、土曜に映像特典、そして、その翌日に再度本編を見ながら感想を書いている。本当はこんな事をしている暇なんかないくらい切羽詰まっているんだけど(苦笑)
 アバンが長いと思った。でも、これは初めて「鋼の錬金術師」を見る人への説明も兼ねているんだなと思うくらいの説明台詞の嵐だったなぁ。まぁ、TVシリーズの兄弟を見られたのが嬉しかった。あの音楽も久しぶりに聞いたなぁ。
 劇場版にOPがあるのも珍しいなと思った。ロマの歌から引き継ぐように始まるラルクの歌がまたいいなぁ。そしてDVDジャケット全巻分のイラストの間にTVシリーズの映像が挿入されていたのが、ちょっとした総集編のようで嬉しかった。ただ、これだけ見たら初見の人には何が何だかわからないだろうな。だからTVシリーズも見てねという宣伝に取れなくもない(笑)

 難しいテーマを扱っているなと思った。今はロマというのが普通だけど、前まで日本では普通にジプシーという言葉を使っていたような気がする。この言葉って差別用語なんだってね。その言葉を使った記憶はないけれど、何の疑問もなく聞いたり見たりしていた私は無知だったと思う。彼らの使っているロマという言葉を使い始めたのはいつ頃だったのかなぁ。やはり世界史はまだまだ知らない事が多すぎる……。
 ドイツではユダヤ人が忌み嫌われていたんだよね。まぁ、詳しくはここでは語らないけれど、私は現代の某国は好きではない。自分らがされた事を他の民族に対して平気で行っている彼らは自分を何様だと思っているのだろうかと思う。……まぁ、その宗教自体が選民意識を助長するようなものなので、彼らもそれを当然と思ってしまうのだろうな。
 でもグレイシアがそうだったように、当時も差別をしないで普通に接していた人も絶対にいたんだよね。でなければユダヤ人はもっと減っていたかもしれないし。自分がいざその立場だったら彼らと同じように行動できるとは断言できない。
 こういう風に勝手な事を並べ立てるのも、私が差別された事がない側の人間なのかもしれないけどね。日本でも差別はあったけど、現代でそうする人なんて稀なんじゃないかなと思うのだけどどうなんだろう? ……私が経験した差別ってさ、先生に依怙贔屓されていた側だったという程度で、命の危険を感じた事なんてないもんなぁ。そういうものにありがちな嫉妬や妬みをイジメという形で受けた経験しかない。

 話がそれた。ええと、TVシリーズの後半からは完全に原作から逸脱しているのでもうアニメは別物だと思って見るしかない(笑) 友人は原作至上主義のようなのでアニメには不満を持っていたように思うけど、私はこれはこれで面白いと思って見ていた。
 ただ、「鋼の錬金術師」なのにこの劇場版では鋼の錬金術師がいない作品なんだよなぁと思ったけど。何よりエンヴィーが龍になってしまっているし(笑) 現実世界に来てしまったからもう変身できなくなってしまったと見ていいんだろうね。エドはエドで元の世界に戻るのをもう諦めているかのような状態だった。それでも現実世界になじもうとしていなかった所がじれったく思った。夢の世界に生きているから自分を幻の存在と思っていたという事なのかな? そう言ってた気がするが、細かい所までは見ていなかった。

 30分経ってようやく向こうの世界が出てきた(笑) ただ、ロイがあんな現れ方をした時は笑ってしまった。軍を辞めるのかなと思っていたのに、復帰していたのに驚いたな。TV版最終話ではロイアイで終わっていたので喜んだものだなぁ。
 しかし伍長になっていたとは……。そして私は眼帯姿に慣れていないようだ。なんというかやつれたなぁ。この空白の期間は色々妄想できるなと思った。中尉とは衝突したんだろうなぁ。でもこの覇気がない彼を描くというのは必要だったらしい。
 皆のその後というのが描かれていて、なるほどと思うけど納得できないものだった。何よりイズミさんが他界していたのがショックだった……。ウィンリィは18歳になったんだっけ? 次々出て来るキャラクターたちを見て、アニメではこんなキャラが出ていたんだなぁと思い出すのに少し時間がかかってしまった(笑) でもロス少尉がちょい役だったのに驚いた。一言しか喋らないキャラもいたけど、映像特典を見ればそれでも出たいという人ばかりだったとか。
 パラレルワールドが存在する設定とはいいなと思った。死んだヒューズを出す事ができるものね! ただ、現実世界のヒューズは顔や名前が同じだけで、違う人間にしか見えなかったけど……。当時の一般的なドイツ人はああいうものだったのかなぁ。まぁ、グレイシアに想いを寄せている所や、エドに話しかける姿は同じなんでそういう所が嬉しかった。ただ、服は錬金術の世界の軍服の方が似合っていたなと思ったけど(苦笑)

 今回出てきた新キャラの声を当てていた中でかとうかずこさんが最高だった! 声だけで演じるというのは難しいと聞くので、この人は本物の俳優さんなんだなぁと改めて思った。その辺の声優なんか比べ物にならないくらい素晴らしい演技だった。

 リオールの街に現れた鎧たちに自分の魂の一部を移して操っているアルを見て、そんな事ができるようになったのかと感心していた。でも、再度開いた門に吸収される鎧たちにしがみついたアルを見て、本当にすっとエドに会う方法を探していたんだなと、兄に会いたい気持ちが伝わってきた。
 この時の、あの門を開いたのってエドって事になるんだよね? 不完全だった錬成陣をわざわざ書き直すなんてねー(笑) しかも血で発動させるなんて……侵入した時に頬に傷ができたのも単なる偶然じゃなかったんだね。しかし、どこに行ってもエドが揉め事を起こすのは変わらないんだなぁ。
 束の間の再会。それを見てやっぱりこの兄弟は揃っていないと調子が出ないなぁと思った。エドがいきなり元気になったのにはちょっと笑ったけど。アルがエドの事を大きくなったと言っていたのを聞いて、背が伸びていたのかと初めて知った(笑) 周囲の人間が大きいので、そういう風には見えなかったもので〜。
 エドが弟に会った事を嬉しそうに報告するのを見て苦い顔をしていたアルフォンスが印象的だった。エドの、誰とも深く関わろうとしていないというのを一番近く、そして長く傍にいた彼が最も感じていたんだろうなと思える表情だった。血を吐いた時は驚いたけど、自分の証を残したいから工場に向かっていく彼の姿は共感できるものだった。
 でも、彼がそこまで入れ込んでいたのもエドのためだったんだねぇ。「迎えに行くまでもなかった」という言葉を聞くまで思いもしなかったよ。残された時間が少ないのが解っているから、元の世界ばかりを見ているエドのために自分ができる事をしたい。そしてエドに自分という存在を忘れないでと言いたかったのかなぁ。

 長いので続きは翌日に。

at 21:48, 真神恵, 鋼の錬金術師

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鋼の錬金術師 12巻

 ああ、ランファン! 生きてて良かった! 11巻のラストがすごい所で終わっていたので気が気でなかったよ。

 実は昨日、本屋に行って買うものがなかったと書いたんだけど、目当てはこの12巻だったんだよね。鋼錬もワンピ同様に一日早く発売されるのは知っていたんで。確かに12巻は置いてあったんだ。でも、通常版しかなかったんだよ……。田舎で困る事はこれだよねー。だから「買うものがなかった」なんだよね。幸い今は毎日神戸まで出かけているので昼休みに限定版を買う事ができた。

 まずは4コマを読んだのだけど、どうしてこういう事するかなーと思ってしまった。DVDで描き下ろされた4コマが収録されていたんだよね。まぁ、これに限らず、やれ限定版だ、特典だと宣伝しておいて後でこのように出すなんてズルいと思う。DVDを買った人間にとっては見る所がないよ。しかも他にも見た事のある4コマもあったしなぁ。限定版を買ったけど、かなり不満の残る特典本だった(苦笑)
 微妙なお年頃の中尉はいったい何歳なんだろう? そういうデータは作られていないようなので、結局最後まで不明のままかもしれない(笑) 微妙な年頃って、四捨五入すると30歳なのだろうか? でも、中尉はあまり気にしなさそうに見えるけどな。あのコマは面白かったけど。
 なんだかんだと不満を言いつつも笑った特典だったよ。しかも、DVD買ってたクセに読んだ記憶のない4コマもあったような……?

 さて本編、開けてすぐの……総扉という名称で合っているのかな? 大総統が腕を持っていたので殺されてしまったのかと思ってしまった。この漫画は、女の子だからとか味方だからとご都合的な展開にならないのがいいなと思う。ランファンは生きていたとはいえ、片腕を失くしてしまったのだからそんな評価にはならないだろう。でも、これでウィンリィに機械鎧を作ってもらって、身体の一部となるまでにはどれくらいかかるか判らないけど、生身の腕ではできなかった技を使って強力な戦力になえうのかなーと勝手に期待している。ロス少尉と同様に、ラスト近くで戦列に加わるのかなと思っているけど。
 リンが今回始終真面目なキャラになっていた。真面目にならないといけない状態なんだけどねー。そして表紙がとてもいいよね。私は鋼錬ではロイアイなんだけど、リン×ランファンもいいなぁと思った。でも、そういう漫画ではないので王族と臣下の一人という関係で終わるんだろうな。……どうなんだろう?
 リンは覚悟していた筈だと言い、しかしそれは「筈だった」というように足りない覚悟で甘かった。ランファンという戦力の喪失はとても大きかった。エドはそれをまた自分たちのせいでと思っていたようだけど、リンはそれをキッパリ否定し、そして今回の件を自分が甘かったからと認めたんだよね。ランファンの方が覚悟があったと言っていた。いっざとなったら女の子の方が精神的に強いって事なんだろうなと思った。男の子は土壇場になって弱さを露見させるんだよ。
 それは多分、守るべき人がランファンにもいたからなんだろうなって思う。中尉もそうだし、グレイシアだってエリシアがいるから頑張る事ができるのだろうな。強い女の人は素敵。大総統に「見事なり」と言わしめたランファンはとても素敵だった。

 そしてああ、ウィンリィ〜!(泣) 両親が殺された事を知り、その犯人を知ってしまった。その衝撃に彼女がああいった行動をとるのは人として当たり前の感情の発露だろう。でも、彼女に銃は本当に似合わないと思った。読んでて涙ぐんでいた。
 ムカついたのがスカーの発言だな。ウィンリィに自分を撃つ権利はあるといいながら、撃ったら敵とみなすだなんて……。それでもその直後の発言に納得してしまったのも事実だな。先に引き金を引いたのはアメストリ人だし、イシュバールの民だというだけで殺されてしまったんだもの。敵味方分け隔てなく治療したロックベル夫妻に感謝したイシュバール人もいただろうけど、そう思えなかった人もいたって事なんだよね。……スカーが殺した理由って語られていたっけ? まぁ、一般市民とか非戦闘員あとかいう概念はなくて、イシュバール人がイシュバール人であったために殺されたように、アメストリア人だったから殺されてしまったのかもしれない。そんな言葉にウィンリィは納得できないだろうけど。カガリの「殺されたから殺して、それで戦争が終わるのかよ!?」という叫びが思い浮かんだよ……。
 今回ウィンリィを守ろうとしたエドがとても良かった! エドウィン好きな友人Yはどう思ったのかな? 驚いたのが、エドウィンやロイアイを嫌いだと言う人がいた事だなぁ。そして、その人らの発言によると、エドウィンやロイアイが好きな人は痛いんだそうな……。「痛い」と言われてしまう人がそのカップリング支持者にいたというのを知ってショックを受けてしまった。サンナミでもいないと思っていたのに「痛い」人がいるのを知って悲しくなってしまったもんなぁ。えーと、自分で痛いと自覚している人ならいいんだよ。私もサンナミに関しては痛い人なんで。自覚がない人が一番困る。

 話がそれてしまった(汗) ええと、エドが格好良かったんだよ。それとアルの「バカ兄」発言も久しぶりに聞いたなー(笑) 彼らがウィンリィをとても大切にしているのがよく判る展開だった。身を呈して守ろうとするなんて、なかなかできる事じゃないよね。
 そこにスカーが、自分を守ろうとした兄を思い出していたけど、彼の兄を殺したのはアニメと同じ人物みたいだねぇ。設定が同じ所と違う所があったのは残念だな……。
 涙ぐみながら読んでいたのは、特にP66辺りかな。銃を握ったまま強張っているウィンリィの手から、一本一本指を外してやっていた辺りなんか、もうウィンリィの悲しみとエドのやるせなさが伝わってくるようで……。
 ラッシュバレーに帰るウィンリィを送るエドの言葉と、彼女が自分の気持ちを自覚したのを見て、彼らは恋愛に発展するのかと少し驚いた。エドの気持ちが家族以上の感情なのかは判らないけど、そうなってくれるならそれはそれで嬉しいかなと思った。

 髪を下ろした中尉の姿を見られたのが嬉しかったなぁ。エドとアルも一拍おいてからでないと気づかなかったのに、一瞬の遭遇だったのにも関わらずそれを中尉と判った大総統に驚いてしまったけど、「最強の眼」を持つ彼だから判った事なんだと後になって気づいた。
 凄惨なシーンや、悲しいシーンやハラハラばかりの12巻だったけど、ロイが出てきただけで何故に和むんだろうか?(笑) 「本気で役に立ってません」とキッパリ言われて、キノコが生えるほどへこんでいたロイに苦笑した。アルにもついて来ないでて言われてしまうし〜。確かに全然役に立っていなかったなぁ。
 グラトニーの豹変も驚いた。ラストに執着していたのはアニメだけではなかったんだねー。本気でビビッていた三人の気持ちが解るよ!(笑)
 ところでシャオメイは自分より強いと愕然としていたけど、このままアルに懐くのだろうか? あの指をガブっと噛みつかれてウフフフと笑っていたアルはそざかし恐怖の対象だったろう(笑)

*  *  *

 昨日やらないと言っていたけど、結局テトリスに夢中になっていた。封を切ったのが運のツキ(笑) 22時には布団に入っていたんだけど、さすがに早すぎたなと思って始めたのがいけなかったよ。本当は、30分ほどあそんで「十六夜記」をしようと思っていたんだけど、何度もやっていたら1時前になっていた。
 23時頃、友人HとAさんから続けてメールが届いたので驚いてしまった。こんな時間にどうしてメールが来たんだろうと思って、一時中断して読んでみたら……お祝いメールだった。とても嬉しかったなぁ。そして今日、またチーズケーキを買って帰ろうと思ってしまった(笑) バス停までの道中にあるケーキ屋さんで、これまた前から食べたいなぁと思っていたケーキがあったのでそれを買おうと思ったんだけど……今日に限ってそれがなかった! これはもう食うなという天の声なのだろうか。しかし、明後日は祝日だし、明日あったら買っていそうだなー。

at 23:45, 真神恵, 鋼の錬金術師

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