2010.02.21 Sunday
劇場版 涼宮ハルヒの消失 感想3
JUGEMテーマ:涼宮ハルヒの憂鬱
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そしてキョンは解決の糸口を得る。
それはほぼ諦めて現状を受け入れているように見えたそのときの友人の言葉から。風邪をひいていた友人の口から「涼宮ハルヒ」という名前が出てきたのである。そういえば、彼はTVでも中学時代のハルヒに関して変わっているとキョンに教えていたなー。ボーっとしていたキョンはその言葉に反応して問い詰めると、彼女は別の高校に通っていると答えた。今まで見たことがないような剣幕に呆気にとられていたな。
早退すると言って駆け出したキョンは、そのまま彼女が通っている高校へ向かった。しかし短縮授業になっているとはいえ、終わるまで一時間ほどある。警備員がいるのを気にしながら、普段のハルヒのように乗り込むか?いや、常識のある自分にはできないとか何とか自問自答していると、帰宅の途につく生徒がチラホラ見え始めた。
ある女生徒を見て、キョンは9組にいた子ではないかと驚く。つまり、9組の生徒はまるごとこちらの高校へと行ったのかと思っていると、キョンは見つけた。初めて出会ったときのようにつまらなそうな顔をしているハルヒを。そしてその横にいる古泉も。
話しかけようとするものの、足が震えてすぐに声をかけられなかったキョンに頑張れと思わず手を握ってしまったなー。しかも話しかけるやナンパと思われて始終冷たい反応されるのだもの。騒ぎになって警備員に取り押さえられつつも、キョンは立ち去ろうとするハルヒに「ジョン・スミス」という名前を名乗っていた。
友人の話によると、中学時代の七夕の日にグラウンドで落書きをしたのはこの世界でもあったそうだ。だからキョンはその話を持ち出して、必死にハルヒを引きとめようとしていた。そしてハルヒは誰にも言ったことのない話をするキョンに興味を持ってくれた。
ハルヒは存在し、そして過去にキョンと出会っていた。つまり、別の世界ではなく変わっただけなのか、という考えもできる。
その後彼らは喫茶店に入る。キョンはこれまでの経緯を説明するんだけど、これをハルヒは信じた。そしてキョンという愛称を変な名前を言いきっていた(笑) ここでの彼女はキョンのことをジョンと呼んでいた。キョンって自分でつけたのになぁ。そういえば、世界が変わってからもキョンは友人たちにキョンと呼ばれていた。ハルヒがつけた名前なのに、どうして皆そう呼んでいたんだろうか? ちなみに古泉はここでも転校生だったらしい。ただし、超能力などない普通の人間だけど。
その後キョンの学校へ行くということになって、ハルヒがタクシーを拾ってくる間に古泉とキョンが二人で話をしていた。ここで古泉の台詞が印象的だった。キョンのことを羨ましいと言っていたので。彼は普段本音を言わないキャラなので、こういう台詞を言われるといつもそう思っていたのかな、と考えてしまう。おまけにこちらの世界では古泉はハルヒのことが好きだとキッパリ言っていた。
学校へ乗り込み部室に向かう三人だけど、ここでハルヒはその前にみくるを連れて行こうと提案した。キョンだけだったらこうもすんなり行かなかったろうなー。しかも連れてくるときの方法とか言葉とかが最初のときと一緒だったというのが面白い。ハルヒはやっぱりハルヒなんだな、と。さっきまでつまらなそうな顔をしていたというのに、キョンの話を聞いてからは生き生きとしているのもまた良い。
さて、部室にやってきた面々。くるみと長門の二人はオロオロしていたけれど、ようやくSOS団が集結した。するとPCに電源が入った。その前にいた長門がつけたのかと思われたが、彼女は何もしておらず勝手に起動したPCに驚いていた。
そばらくすると、真っ黒な画面に文字が現れた。発信者の名前は当然長門。そして彼女はここにいる自分は今までの自分とは違っているだろうと言っていた。つまり、栞のこともあるように彼女は予めこうなることを知っていたということになる。今回もまた観察者だから何もしなかったということなんだろうか? 歯がゆいなぁ。でもそれが長門なんだよねぇ。
そして栞に書いてあった鍵とはSOS団のメンバーのことだと回答していた。起動するプログラムとは単純に元に戻すものではなく「世界改変プログラム」というものだった。つまり、それを起動させてキョンに世界を改変するようにということらしい。エンターキーを押せばすぐにでも実行できるらしい。また、これは一度きりのもので、Yes/No のどちらを選んでもそれっきりということだった。そして長門はその上でキョンに準備はいいかと返事を待った。
キョンは周りにいるメンバーを見て考える。考えるけれど、彼の答えは最初から決まっていた。そしてキョンは長門に渡された入部届けを返す。拒否されて泣きそうな顔をしている長門に、キョンは自分はもともとここのメンバーだからと言っていた……と思う。
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