2010.07.03 Saturday
薄桜鬼 巡想録 土方ルート感想
JUGEMテーマ:薄桜鬼
ようやく土方ルートをクリアできた。最近帰りが遅くて再び帰ったら寝るだけの生活が続いたので、あともう少しで終わるというところで滞っていた。ということで、土曜日の夕方からガッツリプレイしていた(笑)
とりあえず、何も考えずに思うままプレイしていたら土方ルートに入っていた。しかしバッドエンディングもあると聞いていたので、まずはそっちを潰していくことにした。攻略本は出ていないようなので、スムーズにいかないかもしれないなと思っていたのだけど、このゲームはどうやら攻略対象キャラの好感度と羅刹度を見ていたらいいらしい。そして羅刹度に関するイベントが数回あるのでこれを高くなるようにすればバッドエンディングの道に繋がるということは分かった。ただ、それがどれくらいあるのかが分からなかったので土方を楽にさせない選択をしていたら、あっさりバッドエンディングに到達した。
千鶴は鬼なので怪我はすぐに治るとTVアニメを見て知っていたのだけど、あっさり死ぬエンディングがあって正直驚いた。そういえば、心臓をやられたら鬼でも死ぬと言っていたっけ、とその時になって思い出していたりした(苦笑)
選択肢は多くないので、どれを選べば土方の好感度が上がるのかが分からなかったけど、まぁ、思うままにプレイしていたら土方ルートに入っていたので、ここは同じように思うまましていったらいいのかな、と考え素直に進めていった。多分、バッドエンディングはこれで終わりかなと思っていたら、最後の最後でそれ以上行かなくなってしまったので、残していた途中のセーブデータからやり直すことにした。まぁ、まずは羅刹度を上げない選択をし直せばいいんだろうなと思ったので。それでエンディングは見られたのだけど、スチルが全部埋まっていなかったので再びやり直していた。
当然ながら初回プレイは全ての文章を見ながらしなくてはいけなかったので、本当に時間がかかってしまった。既読分はスキップできるので、二度目のプレイはとても簡単だったなぁ。それで、途中から前回選択しなかったものを選んだりしていたし。アニメで見たイベントはここだったのかと思いながら進めていった。
アニメの感想の時にも不満を言っていたんだけど、やはり主人公の声がないのが不満だった。このゲームって「ひぐらしのなく頃に」のように延々と読み進めていくだけだったので、これで主人公の声がないのは痛い。「ひぐらし」は主人公の声もあったので、余計に不満が大きかった。ネオロマシリーズのようなものならまだいいんだけど、これはいけないだろう。おかげでゲーム中は迂闊に席を外せなかった。本当にゲームをするためだけの時間が必要だった。ナレーションのように全てのボイスが入っていたなら本を読みながらでもプレイできていたのになぁ。
あと、デフォルトの名前を選択した場合はやっぱり「千鶴」と呼んでほしかった。今のこれ系のゲームってそれが普通になってきていると思っていたんだけど、これが出た当時はそうでなかったんだろうね。そしてそれをそのまま何の手も加えずにPS3化した、そんな感じかな。あの、名前を挟んだ辺りの台詞の空白が不自然すぎて本当に残念だ。
声優さんの演技は流石である。とはいえまだ土方ルートしかクリアしていないので、全ての声を聞いているわけではないのだけど。でも、攻略対象キャラはまぁ、名の知られた人たちばかりなので大丈夫かなと思う。サブキャラでは誰これ、という人が多いんだけどアニメを見た限りでは大丈夫そうだし。
おやと思ったのは、アニメの最後で土方が羅刹化した辺りの話が全く違っていたこと。井上が死んだのは浪人にやられてというのがTVでは描かれていたのだけど、ゲームでは違っていた。風間は本当に色々と残念なキャラだったらしい。後半なんて単なる変質者じゃないかと。でもまぁ、最後の最後では違っていたんだけどね。
主人公が死んだらゲームオーバーになるのは当然なんだけど、助かっても親しい人が亡くなるというのも嫌だなぁと思った。
それから、土方ルートの場合は当然ながら五稜郭の戦いまで話が進んでいくんだけど、隊士たちがどんどんいなくなっていくのが寂しく感じられた。やっぱり最盛期のときのあの賑わいのシーンが良かっただけに。永倉・原田は隊を抜けるし、近藤は死ぬし、沖田に至っては療養している、という説明があっただけで出番が全くなかった。羅刹化した藤堂や山南が出ていてくれたのは良かったんだけどね。斎藤はわりと最後の方まで出てきたんだけど、え、あんたいつの間に!?というシーンもあったし、史実とは違って死んだと聞かされるし。あ、個人的に嬉しかったのは榎本武揚が出てきたことかな。まぁ、出てくるのは当然なんだけど。
コンテンツを見てみたら、画像の他に動画というのもあった。オープニングは既にあったので、では残りはエンディングなのだろうなと少しだけ期待していたんだけど……単に今まで見たスチルをバックに歌が流れているものでちょっとガッカリした。そうかー、あんなのでも動画になるのかー。
オープニングは何度も見た。まだ見ていないスチルなんかも出てきていたんで、それはあまり嬉しくなかったかな(苦笑) あと、それはないだろうと思ったのがアニメの映像が織り込まれていたこと。いや、アニメの絵が入るという点ではいいんだよ。いいんだけど、それが既出のものだったというのがね……。アニメのオープニングの絵がそのまま使われていたんだよね。何故新規ではないの? どうせやるならエンディングを描き下ろしでやってほしかったなと思う。
そこかしこと手抜きという文字が浮かぶ商品だなと思った。
そうそう、PS3で追加要素としてあったシステムなんだけど……あれは正直言っていらないものだったんじゃないかと。口パクとか瞬きなんかはPS2でも普通にあるものなんで「さりげない瞬き」なんて宣伝されてもあんまり……。呼吸しているように動くというのも、不自然だなと思うだけで。呼吸をするように胸を上下するのはいいし、刀を持つてが微妙に揺らいだりするのは悪くないと思う。しかし、顔が歪むのはどう見ても変だろう……。それがなかったなら70点くらいはやっていいかなと思うけど……。
物語に関しては普通に楽しめたと思う。細かい点で突っ込んでも仕方がないし。こういうものだと思って受け入れたら楽しめる。しかし、主人公のしつこいくらいの状況説明はいらないかなと思う。どれだけ歴史を知らなくても、そんな説明はいらないだろうし、言葉の裏にあるものを深読みしなくてもいいだろうに。そのせいで初回のプレイはいつ終わるんだ〜と思うこと数回(苦笑) これが桑島さんの声で聞けるなら充分なんだけど、延々と文字を追うだけなんでうんざりする。読書をしたいんじゃなくてゲームがしたいんだってば、と思う。
次は原田か斎藤か。「薄桜鬼」に関して言えば原田が好きなので、最後の楽しみにしてしまうのかもしれない(笑) とりあえず、こっちの方が先に終わりそうなんで、フルコンプしてから「FF13」に戻そうと思った。本当はそっちを終わらせてから始めようかと頑張ったんだけど、まだまだ終わりそうにないので再び放置してしまったんだよねー。