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薄桜鬼 巡想録 沖田ルート感想

JUGEMテーマ:薄桜鬼

 さて、土方ルートを攻略したので彼のルートへ行く選択肢で選んでいないものをしていこうかなと思い進めてみた。そうしたら沖田ルートに入っていた。切ない物語ではあったけど、話としてはこちらの方がいいかなーと思った。多分、土方だと最後の最後にならないと恋人らしい会話がないからかもしれない(苦笑) 反面、こっちは恋人らしい会話がちらほらあるんで楽しめたかなー。
 でもちゃんと告白して一緒に行動するというのではなかったかな。一番好きなのは洋装になったところ。千鶴が見惚れてしまって言葉もなくぼーっとしていると、沖田が千鶴の口から聞きたいのか何か言っていた。しかし結局は「惚れ直した?」とストレートに聞いていた(笑) 一緒にいた山崎が我関せずな態度をせざるを得ないのが気の毒だったかなー。

 TVの方では最後の方で薫から羅刹になっても病は治らないと残酷な事実を知らされていた。しかしゲームの方ではそんな台詞がなかったので、アニメだけだったのかなーと思っていたのだけど、その設定は同じようだった。ただ、それを言ったのは薫ではなかったので、アニメは適宜変えて放送していたということなんだね。おまけに攻略対象のルートに入ると藤堂を除く対象のみが羅刹化しているので、二期ではどうなるのだろうと落としどころがとても気になる。
 それにしても史実では既に死んでいるためか、史実ではこうだったああだったと比較しなくて済むんで楽と言えば楽だったなー。

 死なずにすんだ沖田がこの後どう生きていくのか、というのが気になったけど土方たちと合流することはないだろうなというのは容易に想像ができた。また、近藤が撃たれたときの沖田の激情っぷりには驚いた。それだけ彼にとっては近藤が大切な存在であるのだというのがわかる。また、そのことに対して彼が土方に食ってかかっていたことも。沖田にとって二人は兄貴分というのは変わらなくて、土方に食ってかかるというのはそれだけ彼に対して信頼の気持ちがあるということ。近藤の死を知ったときに、あんたがいながらなんで、と土方を責めていたけど、沖田にとって土方は万能の人と思いこんでいたんだなぁと思った。普通に考えたら一個人の力なんて微々たるものなのに。まぁ、分かっているけどその気持ちをぶつける相手が土方以外にいなかったということなんだろうね。もし本気でそう思っていたのなら、ただの子どもってことになるけど、それまでの振る舞いとか言動を見ていたらそうと思えないので。

 沖田に絡んでくるのは薫。ゲームでは千鶴本人に自分が兄だと名乗り、千鶴と離れ離れになってからどういう人生を歩んできたのかを恨みがましく語っていた。ただ、TVアニメと違っていたのは、千鶴を憎んでいると言っているのに千鶴を自分の側に引きこもうとしていたっけ。
 薫の行動は自分と同じ苦しみを与えることだった。だからこのルートでは千鶴にとって一番大切な存在である沖田にちょっかいをかけてきた。アニメとは随分違っていたんだなぁと楽しめることはできたけど、薫は歪み過ぎているなぁ……。ものすごく憎んでいるとか言っていたのに、千鶴が自分と同じ苦しみを知ったと知るや自分たちの元に来るよう誘ってくるし。
 ただ、アニメの時にも思っていたんだけど双子の兄妹なのに、それを綺麗さっぱり忘れている千鶴に対して疑問に思う。自我を守るために記憶を封印するというのはよく聞く話ではあるけれど、再会したときに全く気付いていないのはいくらなんでも、と思う。薫が女装していたからと言って、スルーするのはどういうことなんだろうかと思った。

 沖田は、普通に格好良かった。千鶴が危なくなったらすぐに来てくれたし。土方たちと別れてからの沖田は、本当に千鶴しか目に入っていないようで、それがまたいい。依存しているようにも見えるけど、それもまたいいのだ。スチルはどこをどう見ても綺麗。ゲームをスタートするときは最初に画像をじっくりと見てしまう(笑)
 この話で一番驚いたのは薫の報復。最初、薫は千鶴本人ではなく、彼女の大切な人間に手を出すことによって妹が苦しむ様子を見たいと言っていた。しかし彼の目的はそれだけではなかった。と言っても、薫自身も、そして綱道も千鶴と同じになっていたんだけど。
 ただ、それによって沖田と千鶴が互いに苦しんでお互いに施し合うシーンはうっとりするくらい絵が綺麗だったなー。多分、普段と色が真逆になっているからというのもあるんだけど、鬼と言われても傷がすぐに塞がるくらいしか特徴がなかった千鶴が、本当に鬼なんだなーと思えるイラストだった。

 結局千鶴は薫の手を取ることはなく、沖田と共に生きていく道を進んでいくわけだけど血を分けた兄妹なのに解り合えないという結果は悲しいなと思った。女鬼ではなかったから、いくら貴重だといっても、たったそれだけの理由で薫を虐げるなんて、南雲家ってどんだけ酷い奴らなんだと思わずにはいられない。だから彼によって始末されても仕方がないんじゃないかと思ってしまった。

 うーん、他には何だろう……。今回も敢えて先に色んなパターンのバッドエンドを見た上で本当のエンディングを見た。バッドエンドは、自分で選んだ選択肢にちょっと笑ってしまいそうになるけれど、一度で全て見ておきたいのでこれは絶対に違うだろうというのを率先して選んでしまうなー。沖田の性格だとこうだろうなと思いつつ選んでいるので。スキップ機能って本当にありがたい。
 しかし他のキャラとだったら寿命が尽きるまで一緒に暮らしていけると思えるんだけど、羅刹になっても病は治らないと断言されたので、沖田ルートの場合素直に喜べない。最後最後、あれってやっぱり沖田はそのまま眠るように息を引き取ったということんなんだろうね……。せめて子どもが出来てから逝ってほしかったと思うけど。語られていないだけで実は千鶴に宿っていると願ってしまうなー。まさか病気だから行為そのものを止めていたなんてことはないかなとか色々と悶々としてしまった(苦笑)
 二人が幸せそうに寄り添っている絵を見ているだけで泣いてしまいそうになる……。

 あ、そうそう書き忘れていたんだけど、この沖田ルートで好きだったのは千鶴が小太刀を手に本当に戦っていたシーンだったかな。守られてばかりだったけど、ここでは自分から動いていったというのがいい。まぁ、沖田が強いからといっても多勢で来られたら無理だものね。戦力にならないレベルでも、ただぼーっと立たれているよりはマシだし。

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at 23:44, 真神恵, 薄桜鬼

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