2010.09.25 Saturday
薄桜鬼 巡想録 随想録沖田ルート感想
JUGEMテーマ:薄桜鬼
もうすぐ「薄桜鬼」のアニメ二期が始まってしまう〜。とはいえ、既に全キャラ攻略は諦めてもいる。それでまぁ、時間ができたときにチョコチョコやっていたんだけど、随想録って本編と違ってそんなに時間はかからないようだね。本編の何章と何章の合間にこういうことがあったと、千鶴が随想していく物語。
それでまぁ、最初は本編と同じく気の向くままにやってみた。いやまぁ、これは誰々かな〜と予想してはいたんだけど。そうして進めていったら沖田だった。まぁ、今回は土方が最後になる、というのもいいかもしれない。
随想録ってもともとファンディスクだったんだよね? だからなんだろうか、イラストが少ないと感じてしまった。もっとあったらいいのになー。それでも沖田にはこっちでもキスしている絵があったのが良かった。しかも私が好きなシチュエーション。やっぱり女の子が背中を見せていて、男の子がこっちを向いていて目を閉じている、という絵が好きだ。しかも今回のは無理やりチュウだったし。いやまぁ、千鶴も抵抗していたのは最初だけだったんだけどね。沖田の目が真剣になると抵抗をやめていた。
この時のやり取りが好きだなー。初めてキスした後だったので、千鶴が沖田を意識しまくってて黙っているのを沖田が意地悪してくるんだよね。で、慌てる千鶴をからかいながらもう一回してもいい?な感じのことを言い出すんだもの。本編のは軽いのだけど、二度目は濃いのをしている様子だった。しかしこんな場所でそんなキスしちゃったら沖田の方が大変なんじゃないだろうか。千鶴に触れたくてたまらないんで止められなかったらしいし。
でも、沖田が本当に不安だったのは未来のために戦うことが初めてで、しかもそれが千鶴の家族を殺すことなんで当然といえば当然か。近藤を亡くした沖田にとっては、本当にもう千鶴しか生きる理由がないんだものね。でも、千鶴はそんな沖田の口にしない不安を殺し文句で吹き飛ばしてしまうんだからいいよ。
他には二人千鶴の出身地に向かっている途中で抱っこしているところとか。ここは羅刹になってしまった千鶴が昼間に移動するのが辛くて、自分の体力の無さに沖田の足を引っ張っていることを悔いているんだったかな。
話が前後するけど、沖田が羅刹になる前にご飯を食べない沖田を心配して千鶴が頼んでいるシーンがあった。それで、駄々をこねて好きなものを作ると言った彼女に、沖田はおかゆだったら食べられるといいつつあれこれ注文つけていた。そして出てきたのはお粥を千鶴に食べさせてもらうという沖田の絵! この頃ってまだ千鶴に心を開いていない状態だったので、こんなシーンもあったのかーと思った。
後は最後に出てきたプロポーズのシーンかな。あのエンディングから2年後も沖田は存命だった。しかし結婚はしていなかったらしい。まぁ、千鶴の故郷には千鶴と沖田しかいないので、結婚式を上げても祝ってくれる人は誰もいないんだよね……。でも、沖田はそうやって式を挙げることで家族になろうとしていたんだね。というか、式を挙げていないだけで、夫婦生活はもうしていたんだよね? でも2年経っても子どもがいない、ということは何もしていないということなんだろうか……。
とにかく、沖田は他に花冠を作って千鶴の頭にかぶせていた。この時のイラストでは、沖田が千鶴の手に口づけていた。そうして互いに「愛している」と誓い合うんだけど……。
エンディング曲が流れた後で、沖田からの手紙が画像コンテンツに現れたと告知が出て早速読んでみたら……。こっちでは千鶴を千鶴と沖田が声付きで呼んでいた! プレイヤーが千鶴以外の名前でも関係ないのかなと思ってしまった。
その手紙には、千鶴への想いに溢れていて、彼女と会って起こったことを思い出していたり、どう想っているのかが綴られていた。でもこれって自分の死後に読まれることを想定して書いているってことなんだよね。だからあのエンディングの後、何日後か何年後かは知らないけれど沖田は確実に死んでしまったということになる。果たして千鶴はその時どう想ったんだろうかと考えてしまった。少なくとも2年以上二人で幸せな毎日を送っていたんなら、その思い出を胸に千鶴は生きているんだろうね。しかしそんな手紙を読んでしまったら涙が止まらなくなるんじゃないだろうか。ただ、芯は強い女性だからその後も強く生きていくとは思うけど。いやいや、誰もいない土地で一人きりで過ごしていけるんだろうか……。
随想録は本編以上に甘い展開ではあったと思うけど、確実に沖田が死んだ世界もあるんだと思わせられる何とも切ないお話でもあったな。