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桜蘭高校ホスト部 24話「そして鏡夜は出会った」

 今回はこたつを使っての営業……。女生徒の反応を見ていて思ったけど、いくら何でもこたつを知らないなんてあり得るのだろうか? それは単に金持ちだから使わないというのではなく、世間知らずなおバカさんじゃないのだろうか? 実際鏡夜は知っていたんだし。
 その鏡夜だけど、環が「本来こたつは冬と決まっています」という説明に何やら反応を示していた。あれ? そういえば今回はコスプレじゃなく制服姿で接待しているんだね。
 最初、私は環×ハルヒが面白いと思っていたけど、今では双子と一緒にいるハルヒがいいなと思っている。でも、冒頭の鏡夜と一緒に立っているハルヒもいいなと思った(笑) クールな鏡夜が、どうしてホスト部なんて突拍子もない話に乗ったのか、と不思議そうに聞くハルヒに対し、鏡夜は環を見て「突拍子もないからさ」と答えた。なるほど。

 環と出会うまでの鏡夜というのは、何ともつまらない人生を送っていたんだな。それまで自分に話しかけてくる人間はどの家の息子なのかと判別してから態度を決めていたらしい。話しかけてくる生徒たちは、あの映像からは打算で話しかけているようには見えなかった。だからこそ、鏡夜の黒さが浮き彫りになる。誰とも本心からつき合うつもりなんてこれっぽっちもなかったんだね……。
 山荘に遊びに来ないかと誘ってきた生徒が、有名なファンドマネジャーの息子だからという理由で、天体観測なんて興味はないのに誘いを乗るのは彼の父親に興味があるからなんて(汗) でも、興味がないそぶりなんてしないし、本心ではどう思っているかを悟らせずに無難につき合うのだろうね。そしてこれまでずっとそうしてきた。完璧に演じてきたのかな? 今回の話では環との関係がクローズアップされるので、語られないと思うけど、そういった鏡夜の振るまいを感じ取っている人間はいると思うんだけどなぁ。あ、いや、皆普通に話しかけているから全然気づいていないのかな。う〜ん。山荘に誘ってきた彼が最後に父がどうの〜と言っていたので、実は内心皆そういった計算の上でつき合っているのかもしれない。うわ。嫌な世界だなぁ。まだ中学生なのに。

 それでも鏡夜は三男坊なのは前回ちらっと見せた過去のシーンで知っていたけど、姉がいるとは思わなかった。そして、かなり歳が離れているんだね。兄たちももう成人しているのだったっけ? そして彼女には天体観測には興味はないけど、父親に興味があるから誘いに乗ったと正直に話しているらしい(笑) こんな世界に生きてきて、あんな家庭環境なのにどうして鏡夜が心底嫌な人間に成り下がらなかったのかは、ひとえにこの天然な姉の存在によるところが大きいのだろう。
 跡継ぎにはなれないのだからと鏡夜は言う。だからこそ気が抜けないと。かけられた期待には確実に応え、しかし決して前には出ないで必ず兄をたてる。最初から立派な額縁に入れられたキャンバスに完璧な絵を描く。それを仕事だと割り切って山南を演じているのだと彼は話していた。自らその枠を越えようとは思わないんだね……。姉はそれを聞いて寂しそうな顔をして「でもそれで楽しいの?」と、誰もが思う事を鏡夜に尋ねていた。少し間を置いて鏡夜は「そんな事は関係ないですよ」とぽつりと答えただけだった。
 その答え方から、楽しくないと思っているのは明白。それは絶対者たる父親がそうさせているんだろうな。そして鏡夜自身も自分は実力はあるのに、ただ三男だからと諦めてるんだね。見ていてこの姉の存在はやっぱり鏡夜にとってとても大きいんじゃないかなと思った。ちゃんと家族がいるのだもの。本性は魔王(笑)だけど、性根は腐らなかったのが何よりの証。しかしお姉さん、散らかしっぱなしはどうかと思うぞ?(笑)

 朝食の風景は寂しいなと思った。あんな朝食はとても美味しくいただけないだろうな。そこで出て来たのが環の話。最初は父親のアドバイスによってまたもや計算ずくの友人になろうとしていたのか。この食事風景、陽があたって明るく見えているけど、色をなくしているように見える。そしてそれが15年(?)間の鏡夜の人生を表しているのだと思った。環に出会う事によって、彼の人生に色が付いていくのだと説明しているのかなー。
 人を見抜く力があり、見抜かれない自身があったと鏡夜は言っていた。そして実際これまでそうだったのだろう。でも、環にはそれが通用しないのが、このモノローグが充分物語っている。もちろん、視聴者はこれまでずっと「ホスト部」を見てきたのだから、この後環と出会って鏡夜がどう感じ変化するのかが楽しみなだけんだんだけども。
 環が理事長の息子だというのは以前鏡夜がハルヒに言っていた。しかし、20話で彼の複雑な家庭環境を知り、単なる脳天気ではないのが解った。しかし、まだ環と会ってない鏡夜にとっては、妾の子でありながら後継者が不在であったためにその座を手に入れた運のいい人間。つまり自分とは違う。最初の印象では嫌な奴とハッキリ思っているワケではないだろうけど、面白くないと思っているのはその「運のいい奴」という言葉と表情が物語っている。

 委員長と副委員長にまずは引き合わせられた環は、今と変わらない性格だった。……環の過去も知りたいなぁ。鏡夜とは違うけど、そのような境遇でもまっすぐに育ったのはすごいなと思うもの。しかも鏡夜のように腹黒くないし(笑)
 笑顔で手を差し伸べた環を見た鏡夜の表情は意外なものでも見たようだった。しかし驚いたのも最初だけで、後は値踏みするような目をしていたなぁ。しかし、副委員長にかけた言葉に唖然とする顔には笑った。鏡夜の周りにこんあ人間はいなかっただろうから色々と衝撃だったに違いない。
 女性への態度は今と全く同じ。鏡夜はそれをお国柄かと言っていた。……フランス人とのハーフだったんだっけ? その後に鏡夜に握手をしようと環は手を差し出した。最初、鏡夜は握手しないのかなと思ったけど、そんな事はなかった。でも、すぐに握手してこない事から環は何やら気づいたのかもしれないね。あの表情は。

 鏡夜の環への最初の印象は、外国から来た人間のようだ。日本文化憧れ系と環を評して、それに則した対応をする事にしたらしい。しかし、会ってまだ1時間も経っていないというのに、鏡夜に色んな表情をさせている環はやはり凄いんじゃないかなー。こたつでここまで盛り上がったり下がったりする人間も珍しい(笑) 環のペースにすっかり引き込まれてしまったと今日の事を反芻していた鏡夜だったけど、それはやはり彼がああいったタイプに会った事がなかったからじゃないだろうか。
 こたつの喜びでうっかりしていたが、日本に来たら環は京都にまず行こうと決めていたらしい。しかし奈良の大仏と五稜郭とシーサーとなまはげって……。京都じゃないじゃん!(笑) しかも奈良の、と自分で言っているのに。バカだとは思ったけどここまでとは鏡夜も思っていなかったようだ。しかしここで呆れつつも順に回ろうかと提案するのが鏡夜のいいところだね。もちろん、仲良くしておかねばならないというのもあるけど、本来鏡夜は世話好きなのだと思わせる言葉だと思ったのだけどどうだろうか?
 多分、鏡夜にとっては何でもない提案なのかもしれないが、環はいたく感動したらしい(笑) 鏡夜に抱きついて「君は神さまだ! 大仏さまだ!」と全身で喜びを表していた。しかし、鏡夜ってモノローグで色々言っていたものの、他人に触れられても嫌悪を覚えない人間なんだね。こういった人種ってそういう人間が多いと思っていたのだけど、どうやら違うらしい。環のペースに巻き込まれたとしても、触れられて嫌ならさり気なく離れるだろうしね。

 ……と、思わず見入ってしまっていた(笑)

 京都に行ってからは本当に週ごとに観光しに行っていたようだ。最初からずっと環のペースにはまっているのに、それについて鏡夜はもう何も思っていないのだろうか? 既に諦めた?(笑) しかし、環の我が儘振りに今度こそと完璧なガイドをしようとリサーチして臨めば試験なのに遊んでやれない、なんて言い出すし。まぁ、ガリ勉しなくても鏡夜だったら主席キープもできるだろうけど、そう言われた時の鏡夜の顔には笑ってしまったよ。
 しかも完璧なガイド役をしようとしたのも、わざとなのか天然なのか、鏡夜の力を過大評価していたよ、なんて挑発するし〜。今までの鏡夜なら乗らないと思うけど、環に関しては悉く仮面をはがされているようだ。自宅で感情を露にして暴れている姿を見て、本人は認めないだろうけどお姉さんの言う通り楽しそうに見えた。会ってまだそれほど経っていないというのに、本当に随分変わったなぁ。やはり中学生なんだなと思える一幕だった。
 そんなワケで予定が変わって一人で外出していた鏡夜が帰宅すると、環が彼の家に遊びに来ていた。お姉さんが出迎えて、鏡夜に「お友だちが見えているわよ」と言った時に「友だち?」よキョトンとしていた鏡夜の顔が印象的だった。仲良くしなくてはならない相手であって、鏡夜にとって環はまだ友人ではなかったというワケだね。
 家にあがると環はピアノを弾いていた。それを聞いて鏡夜の二人の兄たちは涙ぐんでいた。それほど環のピアノの腕が素晴らしいという事なのだろう。鏡夜でさえ涙を浮かべていたのだから、ただ弾けるのではなくてその実力は確かなものだったのね。

 その後の部屋での会話の合間に鏡夜の本心が描かれていて面白かった。本人の前では隠しているとはいえ、内心はもうそこまでのレベルになっていたんだね(笑)
 しかし、後を継ぐ話になって雲行きが怪しくなってきた。隠してきた思いが環には見破られていたから。現状に全然満足していない目をしていると指摘されて、さすがの鏡夜も表情を変えていた。バカだと思っている人間が自分の本心を見透かしていたなんて、鏡夜にとってはあり得ない思いでいっぱいだったろうね。諦めがいいんだなと言われた辺りからどんどん鏡夜の仮面が剥がれていくんだね。何とか気持ちを落ち着けようとしているものの声が震えていたり、拳を握りしめたり……。そしてとうとう隠していた本心まで口に出してしまった。
 環自身はまだ跡継ぎとは決まっていないらしく、今はお試し期間だと説明していた。そして本人も後を継ぐ意思がないというか、そんなに執着していないかのように将来の事をあれこれ話していた。そんな姿は鳳家を継ぎたいと心の底では望んでいる鏡夜にとっては許せないものだったに違いない。望めば掴める立場にいるというのに、それをしない環に苛立ちをもう隠し切れなかった。

「ふざけるな!!」

 とうとう鏡夜は本心をさらけ出してしまった。他人に自分を見抜かれない自信があると思っていたのに、環はバカなのに見抜かれてしまった。……バカだからこそ見抜いたんじゃないかなと思う。鏡夜のようにこ難しい事は考えず、あるがままを受け入れているんだものね。そして鏡夜は本心をさらけ出したけど、環に暴かれてしまったと言った方が正しいのかもね。
 これまでずっと、用意された額縁、三男という立場から自分はどう足掻いても跡継ぎにはなれないと諦めていた。それを環は自分こそ何も努力しないで諦めているではないかと指摘していた。兄たちと実力は引けをとらないのに、ただ三男だからと理由でいつだってそれ以上を望めない事をいつも悔しく思っていた。
 そう思っている鏡夜には、環の言葉は目からウロコだったに違いない。

「兄貴たちを越えたきゃ越えればいい。何もしていないのに諦めているのはお前の方だ」

 ずっと周囲からは出来はいいのに三男だからと言われ続けていたからに違いない。何もしようともしないで諦め続けていたのは。だから、越えたきゃ越えればいい、なんて自分では思いもよらなかったんだろうね。それを聞いた途端に、今まで大人しく与えられた枠内でしか絵を描いていなかったのに、大きな筆が力強く走り始めたのがとても印象的だった。枠内をはみ出たんだね。
 次の瞬間に環が「こたつを用意してくれたんじゃないかって遊びに来たんだが」とケロッとしたように言うのが良かった。鏡夜が喧嘩を仕掛けたように見えなくもないけど、ただ本心をぶつけ合っただけなんだね。そう言っている環は懐が大きいんだなぁと思った。
 次の瞬間に思いきり笑った後、完全に仮面を取った鏡夜がそこにいた。その後に映し出された枠を大きくはみ出て描かれた……5倍どころではないその大きな花からは、鏡夜がどれだけ自分を抑え続けていたのかがよく解る絵でもあった。

 この作品は、ハズレの回の方が数える程しかないくらい面白い話ばかりだけど、今回の話は私の中ではかなり上位を占める話だった。

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 そして最後に、ようやく感想が書けたのでリンクを貼っておこうと思う。20話の感想はコチラ
 というか、明日は遅刻するかもしれないなぁ(笑)

at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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