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彩雲国物語 15話「親の心子知らず」

 誰の話なのかと思っていたら……絳攸だったんだね。今回の話で印象的だったのは李の花だった。最初から最後まで。単に背景としてあるからというには不自然に思えるくらい李の映像が出ていたからねぇ……。それが最後にあのように結びつくとは。

 秀麗と影月がずっとトイレ掃除や靴磨きをさせられているのを歯がゆい思いで見ているのは彼女と縁のある者なら当然のこと。しかし楸瑛の「主上に皮肉の一つや二つや三つ言いに言っているはず」には笑った。三つがつくんだ。
 しかも楸瑛が言った通りに黎深が劉輝と話していたからおかしかった。しかし劉輝も解っているから苦笑いしていただけだし。秀麗は必ず守ると言う劉輝の言葉に嘘はないと知りつつ、言うべきことは言って黎深は立ち去っていた。
 黎深は、自ら作った女人国試登用制度を上手く活用できなければ見切りをつけると劉輝に言っていた。ということは、前王は優秀だったから彼は官吏をしているということなのかなぁ。

 面白いのが府庫でのシーンかな。劉輝には一応主上として相対していたけど、身内の絳攸には思ったことをズケズケ言っていたんだもの。本当なら秀麗を苛める奴は全員首にしたいくらいだと。人事を握っている人間が言うことほど恐ろしいものはないなぁ(苦笑)
 邵可がいないということもあって、不機嫌そうな顔を隠そうともしなかったのに、邵可が戻ってくるとコロッと態度が変わるしなぁ。前のときにも思ったけど、黎深って30歳はいっているのかな? それなのにあの態度はちょっとなぁと思ってしまう(苦笑) 頬を赤らめるくらいに喜んでいる姿はもう別人としか思えない。ただ、そうさせる何かが過去にあったのだとは思うけど。
 そんな黎深の姿を見て、絳攸は顔を少し俯かせていた。同じく邵可と黎深を見ていた周英がそんな絳攸に気が付いていた。邵可や秀麗に対する黎深の態度と自分とのそれがあまりにも違うからか、絳攸は黎深にとって大切なのは彼らで自分はその中に入っていないんじゃないかと悩んでいた。

 李の花の前でそう思い悩んでいる背中がよほど寂しそうに見えたんだろう。秀麗が思わず話しかけていた。立場上、話しかけてはいけないとわかっていても気になってしまうよねぇ。気落ちするようなことがあったのかと尋ねたら、絳攸が困った顔をしていたので秀麗は話題を変えていた。
 上へ昇ろうとする努力を支えた強いいが何か。秀麗に問われた絳攸は、たくさんのものを与えてくれた人への恩返しのため、少しでもその人の力になりたいと思ったからと答えた。そう話す絳攸の表情が曇っていたからだろうか、思いは叶ったのかと尋ねた秀麗に、絳攸は自分などいてもいなくても何も変わらないのではないかと自嘲気味に答えるしかないように見えた。しかし、誰かへの思いが自分を支えるのは素敵だと言った秀麗の言葉に少し気持ちが軽くなったのか、絳攸は後で差し入れを持って行くと約束した。

 秀麗が走り去るのを見送って、自分も移動しようとしたところへ蔡尚書がタイミングよく話しかけてきた。こいつは秀麗と絳攸が一緒にいるのを目撃してその場にずっといたんじゃないだろうか。そう思えるくらいに絶妙なタイミングだったなぁ。
 絳攸は秀麗と影月の扱いについて詰問したが、蔡尚書は彼らを監督しているのは魯官吏だからと言い逃れていた。確かに彼らに今の仕事を与えたのは魯官吏ではあるけど、それを見て何も言っていないというのも問題があるんじゃないかなぁ。部下が勝手にやりました、じゃ上司である意味ないんじゃない? でも、トイレ掃除や靴磨きなんて嫌われ役をすることで、二人が他の官吏から陰惨なイジメにはあってないんだよねぇ。
 自分は関係ないと言い切った後、蔡尚書は絳攸に対して嫌味を言いだした。いわく、紅尚書の養子なのに紅姓を貰っていないと。彼を紅家に迎え入れる気がないのでは、気まぐれで冷酷な人だからいつまた身一つで放り出してもおかしくない。
 自分が黎深にとって必要な人間ではないのかと思い悩んでいた絳攸にとっては無視できる戯言でなくなってしまったんだねぇ。また絳攸が何も言い返さないものだから、蔡尚書も調子に乗って口を動かすしなぁ。絳攸の才が惜しいから、独立する際には自分が力になると言いだそうとしていた。それを遮って絳攸は蔡尚書の前から立ち去っていた。怒っていないと蔡尚書が言っていたあの事って何だろう?

 蔡尚書の言葉がダイレクトに効いたんだろうなぁ……。絳攸は自分が黎深に拾われたときのことを思い出していた。しかし、過去のシーンを見ると別に黎深は誰でもよかったということではなさそうなにな。くじ引きという商売を自分で考えたと言った絳攸だから彼は拾われたんじゃないか?
 しかし絳攸には気まぐれで拾われたという理由しか思い浮かばないんだろうね。彼はまた李の花を見上げていた。そこへ黎深がこんなところで何をやっていると言ってやってきた。「迷子になったら近くの人に道を聞きなさいといつも言ってあるだろ」と言った黎深の声音は温かいとはとても言えないものだった。しかし、絳攸に注意したその言葉は小さい子を諭す以外のなにものでもない言葉ではないか。黎深のような人間だったら、興味のない人間には話かけることすら……いや、視界に入れることすら嫌うんじゃないだろうか。そんな人間なのに今の発言は、ぼんやりしている息子を心配して声をかけた、としか見えない。しかし絳攸は黎深に愛されている自信がないからか、全然気づかないんだねぇ。

 絳攸に不機嫌になっているのを指摘された黎深は、紅本家から使いが来たのだと言っていた。どうせ碌な話ではないからと、もし絳攸の元にも使者が来た場合はすぐに叩きだせと言って黎深は立ち去ろうとした。その腕を捕まえて、絳攸は尋ねていた。自分が今、黎深の元を離れて全国津々浦々転進修行に出たいと言ったらどうしますかと。方向音痴のお前が旅に出てどうるすると尤もな突っ込みをした後で、絳攸の問いに答えた。

「行きたいなら勝手に行け。お前の人生だ。私に聞くな」

 言葉の通り、だよねぇ。しかし今の絳攸にとってはお前など知らぬと言われたように感じた顔をしていた。そうじゃないのになぁ。黎深もそうだけど、この絳攸も何歳なんだ? 見た目では20歳を超えているようにしか見えないんだけど、今回の思い悩む姿は10代の少年のものだよね。年齢がハッキリしているのって秀麗と影月と劉輝くらいなんじゃないか?

 見た目は悪くても味が良ければ充分だ。初めて作ったとしたなら言うことなしなんじゃないだろうか。
 府庫からため息をついて出てきた絳攸を蔡尚書と魯官吏が見ていた。会話を聞いていると魯官吏は女人の登用を快く思っていないように見える。対して蔡尚書は……どちらなのか不明かな。彼はただ魯官吏の話を聞いていただけだったし。
 女人登用制度には、女人が国試を受験する場合には高官か大貴族の後ろだてが必要だと定められたらしい。秀麗が幸運に恵まれていると言った魯官吏は、彼女の後見人が黎深だと蔡尚書に明かしていた。秀麗のことを批判しているようにも聞こえるけど、彼女の後見人が黎深と聞いて蔡尚書が初めてその表情を変えていた。この会話には何か意味があるんだろうなぁ。

 府庫から出た後、絳攸は一人で酒を飲んでいた。そこに通りがかった楸瑛が座り、更に通りがかった静蘭を呼びとめた。楸瑛は嫌がっていたというのに静蘭は付き合えと言う有様。何でも絳攸が一人で酒を仰ぐ羽目になったのは静蘭のせいらしい。諦めて絳攸たちの元へ進む静蘭を劉輝が嬉しそうに走り寄ってきた。兄上と言いかけて途中で止めた劉輝の言葉に「うええ」とは何だと絳攸が絡んで劉輝も巻き込んでいた。
 静蘭のせいだと言った理由は、彼が邵可に拾われた頃に絳攸が黎深に拾われたからだった。何でも屋敷に連れられた絳攸が、黎深に何故自分を拾ってくれたのかと尋ねたら「敬愛する兄上が先ごろ一人の少年を拾ったそうでな。私もそのご苦労を疑似体験すべく適当に誰か拾って育ててみることにした」と答えたらしい。
 しかしその後の絳攸は出鱈目だった(苦笑) 邵可に拾われて羨んでいるかのようなことを言ったと思ったら、今度は今の自分がいるのは黎深のおかげと言い出すし。静蘭に飲めと言ったら自分が飲みだしたり……。酔っ払いってこれだから(苦笑)

 楸瑛が絳攸を送ると連れ出しすと、今度は劉輝が秀麗に影から見守ることしかできないと静蘭に悩みを打ち明けていた。陰からで充分ですと静蘭が言った通りだよ。女人官吏登用制度を作ってなかったら秀麗が今働けないんだから。逆に静蘭の方が顔を曇らせていた。劉輝以上に何もできないからと言うことだけど……。
 しかし、静蘭のモヤモヤは邵可の言葉で焦る気持ちだけは落ち着いたみたいだった。そして静蘭は「今夜悩める若者を一人、うちに招待してもよろしいでしょうか?」と聞いていた。うん、確かに。邵可だったら絳攸に適切なアドバイスをしてくれるだろうね。

 翌日、劉輝は武人の姿に扮して影月の前に来て磨きを頼んでいた。辛くはないかと気遣う劉輝に、影月は靴磨きも勉強になると快活に答えていた。そんな彼に劉輝は王家の紋印を手渡していた。自分よりも静蘭に渡した方がいいのではないかと問う影月に、劉輝は今の静蘭では秀麗の傍にずっといることはできないからと言って、ずっと傍にいるのが可能な影月に託していた。
 二人のやり取りを見ていた静蘭は、悩んでいるだけで何もできないのは自分だけかと落ち込んでいた。しかしせめて絳攸だけは、と思ったのだろう、静蘭は邵可からの言づてだと言って家に来てくれるようにと話していた。

 そして花をつけている李の前まで絳攸を導いた邵可は、それが黎深から送られたものなのだと話し始めた。そういや秀麗の家の庭木は皆枯れてしまっていたんだっけ。だから李の花の白さが目立つな。
 黎深が李の花を邵可に贈ったのは、劉輝が桜の木を贈ったかららしい。それを李が桜より先に花を咲かせるからかと尋ねた絳攸に、黎深が昔から花でも実でも李が一番好きだからと彼が李の木を贈ってきた理由を話していた。
 しかし黎深の屋敷には李の木はないらしい。それにも邵可は黎深が好き嫌いを素直に示す弟ではないのだとハッキリ答えた。そして黎深が紅家を好きではないこと、それでも紅家の当主になることから逃れられなかったこと、絳攸には何にも縛られてほしくなかったのだろうと続けた。もし絳攸が紅の姓を名乗ったら、紅家に渦巻く醜い闇に巻き込まれていく。

「黎深でさえ抜け切ることができなかったのに、
 大切な人をどうして道連れにできますか」
「!」
「貴方には好きな道を選んでほしい。
 だからこそ、あえて『李』という姓を与えたのだと思います。

 李とはスモモのことでしょう?
 絳攸の絳は紅よりもなお深い深紅、
 攸は水の流れる様を示します。
 貴方が自分の子どもだという誇りと、
 流れる水のように自由に生きてほしいという願い。
 弟ながら、良い名前をつけたと思いますよ」

 自分の名前に込められた願いと、黎深の思いを知らなかったと呟いた絳攸に「親の心子知らず」と邵可が今回のタイトルを言っていた。それでいいと思いますがね、と邵可は言うが、今の絳攸にとってこれほどありがたい話はなかっただろう。
 頭を下げて礼を言った絳攸に、邵可はお礼なら静蘭にと告げた。絳攸の「悩みを聞いてやってくれと言ったのはあの子です」と言った邵可の「あの子」という部分にいいなぁと思った。本人にも言っていたが、13年前に拾って静蘭と名前をつけたときから邵可にとって静蘭も実の子なんだなと思える台詞だった。
 お礼なら静蘭に、と言われて吹っ切れた顔で「はい」と絳攸は答えたが、邵可が楸瑛からも頼まれたと聞くや表情を一変させた(笑) 絳攸は口が重いので黎深絡みだと邵可しか話さないだろうと言っていたらしい。
 良い友人を持ちましたね。邵可にそう言われても認められないらしい(苦笑) 自分の弱みを見られたのが嫌なんだろうね。楸瑛に借りを作るというのが。静蘭は良くて何故自分が駄目なのかという楸瑛の言葉は尤もである。しかし、絳攸が噛みついてくるのも楸瑛にはわかっていたことだったろうな。
 最後の「紅家の人々の人望と人の心を掴む術は凄いねぇ」と「邵可さまたちがその気になったら、あっさりこの国は乗っ取られそうだな」という言葉にも大いに納得(笑)

at 23:52, 真神恵, 彩雲国物語

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