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採雲国物語 19話「かわいい娘には旅をさせよ」

 査問会の翌日から、秀麗の能力を疑う人間はいなくなった。高官たちの前でも臆することなく口頭試問を終了させたんだね。良かった良かった。

 さて貴陽にやってきた燕青が、秀麗に居候させてくれと頼んでいた。最年少で状元及第した影月の頭に手を置いて「すげーな」と燕青が関心していると、影月はまだ名前を言っていなかったと礼儀正しく名乗っていた。対して名乗った燕青の名前を聞いた途端に影月が嬉しそうに確認していた。国試に通っていないのに、茶州州牧に抜擢された人ですよね、と。
 静蘭が正確に言えば国試どころか準試でさえ通っていなかったと言うと、燕青がフフフと笑い始めた。勉強して茶州の準試に合格したらしい。下から二番目だった成績をここまで得意げにいう人間も珍しい。まぁ、確かに合格は合格だものね。国試や準試というのが、現代の試験とは全く違うものだとは思うけど、大事なのは合格した後で何をするのかということだもの。トップで合格したとしても、おベンキョが出来るだけでした、なオチだったならいらない人材である。
 燕青の話を聞いて、静蘭が彼の襟首をつかんだかと思うと、秀麗と影月に「捨ててきましょう」と言って、本当に外へ出ていこうとしていた(笑) 普段と違っている静蘭に影月が驚いてた。仲良しよね、と秀麗は言っていたけど、彼は言われる度に全力で否定するんだろうなぁ。
 出かけてくると言った燕青は、振り返って秀麗に尋ねた。香鈴に会いたいかと。燕青がそう言った途端に静蘭が厳しい表情を浮かべていたが、秀麗より前にいたので再会できると喜んでいる彼女にはその表情は見えなかった。……そうか、秀麗は香鈴が茶州へ行った本当の理由を知らなかったんだっけ。

 燕青の用とは王宮へ行くことだった。蔡尚書が持っていた指輪を鑑定するためなんだね。黎深が一見して偽物だと断言した指輪を見て、燕青は酷い出来だと言っていた。
 更に部屋には蔡尚書が賄賂に使おうと集めていた品々が置かれていた。巻物の一つを燕青がひも解くと、万人が見ても美しいとは思えない女人の絵姿が描かれていた。蔡尚書の娘らしい。……縁談なんて持ちかけても受ける相手はいるのか? って、楸瑛が絳攸に贈られたものだと言っていた(苦笑) 体格は生まれつきのものというよりは、裕福な家庭で不自由なく育ったための不摂生の結果にしか見えないな。
 その絵姿を見て、燕青が大声をあげた。何と、絵にはその指につけられた指輪の絵も描かれていたのだった。家から持ってこさせた結果、凄くよく出来た偽物だった。しかも茶本家に送ったら、誰もが本物と信じるほど精巧なものだったらしい。
 見つかったものがどれも偽物だったので、黎深は引き続き探させますと劉輝に言っていた。それを聞いて劉輝がどうして霄太師を見ていたのかが気になるな。何か知っているのかとか思っていたのかな。

 次に劉輝は燕青に茶州の現状を尋ねた。茶家は茶太保が亡くなってからは当主の座を狙って混乱状態らしい。……それはさぞかし治安も悪かろう(汗) お家騒動している場合か! 本物の指輪が見つかれば、この混乱もすぐに終わるのかな?
 しかし、前当主が死亡後、指輪が見つかれなくても仮の当主を立てて新たに指輪を作ることが許されているという。では、このままだと私欲まみれの人間が当主の座におさまってしまう危険があるんだね(汗)
 いつも嫌な目にあうのは庶民なんだな……。まともな人間が当主になった場合、それに対抗できるのは王によって派遣される正当な州牧のみ。しかしそれも今は空白。そこで劉輝はその場に集まっている燕青、絳攸、楸瑛、黎深、奇人、それに霄太師と宋太傅に了承を得たいと申し出ていた。しかし全員が異を唱えなかった。この流れから秀麗が州牧に任命されるんだなぁと思った。

 邵可と玖琅はミカンを食べていた。しかし話している内容はあまり明るいものではなかった。玖琅は邵可がキレ者だと知らないんだろうか? しかし邵可は黎深同様に末の弟も愛している様子だね。上二人が家の期待に応える人間ではなかったため、末の子が親の期待を一身に受けることとなってしまった。玖琅も黎深のように何でもこなせる人間のようで、しかし黎深と違って真面目であるため、頼まれたら引き受けてきたらしい。
 本心かどうかはわからないが、玖琅は邵可を嫌いだと言っていた。しかし、薔君が亡くなってから邵可たちの身に起きたことを詫びていた。そういえば、秀麗の母が亡くなってから使用人が家財道具を持ち逃げしたと言っていたっけ。その使用人をつけたのが玖琅だったので後悔の念が強い。邵可は遠い紅州にいたんだからと言っても自分への怒りがおさまらないらしい。……嫌いというのは、邵可のある部分が自分から見てもどかしいから嫌だとかそういう意味のようだね。
 しかし……主が細君を失って茫然としている間に、金品のみならずその大切な妻の形見までもを盗むなんて、とんでもない使用人たちだな。紅家の人間にそんな事をしてどうなるのかと考えたことがなかったんだろうか? それとも、邵可は紅家を出た身だから大丈夫だと思っての犯行だったのかな。……ま、家が大きいからと言って他人を家に入れるものではないなぁというのが私の感想だ。
 玖琅はその後、犯人たち全員を見つけ出して死んだ方がマシな目にあわせたと言っていた。なるほど、黎深同様に玖琅もお兄ちゃん大好きな人だったんだね。でもいいなぁ、そんな目にあわすことができるほどの力を持っているなんて。
 肩を落として自分を責めている玖琅の肩に手を置いた邵可は、一番大事なものは誰にも奪えないところにあると優しく言っていた。思い出は確かに誰にも奪えないものね。そう思えるようになるまでどれくらい経ったんだろうね。傍に秀麗と静蘭がいたから邵可も立ち直ることができたんだねぇ。
 そんな邵可を見て玖琅は「ごめんなさい」と謝っていた。厳しそうな顔をしている人間の口から「すまない」ではなく「ごめんなさい」という言葉が出てきた方が驚きだった。玖琅って何歳なんだろう? 末っ子だと言っても30代はいってそうな気がするんだけど。
 器用貧乏とか優しいとか、邵可と玖琅の会話がかみ合ってなかったのがちょっと笑えた。それはともかく、玖琅が邵可を訪れたのは謝罪のためではなく、絳攸に秀麗を娶らせて、紅家を継がせるために来たのだと言っていた。でもこれ、黎深が聞いたら怒りそうだなぁ。だって、絳攸には紅家にとらわれずに自由に生きてほしいと黎深が思っているんだと前に邵可が説明していたものね。あ、でも絳攸がそれを自分で決めたのなら反対はしないか。邵可も反対はしないと言っていた。しかし、その話は先になるだろうとも。

「行かせる気ですか!?」
「あの子はきっと頷く」

 つまり、配属先に関して知らないのは本人だけという状態なんだね。あ、そうか、黎深が報告していたのかもね。玖琅は邵可が反対するとでも思っていた感じがするね。しかし、秀麗の親である邵可が、彼女の志を否定するなんてことはあり得ないだろう。彼女が間違っていない限りは。

 王の登場を待つ間に、秀麗たちが配属先について話をしていた。珀明は自分は中央だと言い、影月は地方がいいと言い、影月に話を振られた秀麗はどこでもいいと答えていた。どこだってやることは同じだからと。
 それを聞いた魯尚書が秀麗の言葉をその通りだと言っていた。たとえどんな官位、どこの地へ飛ばされようとも、すべきことは何一つ変わらないと官吏としての心構えを説いていた。今は皆、魯尚書の本心を知っているようだね。
 珀明は希望する吏部尚書への配属が決まった。最後に残ったのは影月と秀麗。しかし劉輝は二人の名を同時に呼んでいた。何と、茶州の州牧に影月と秀麗の二人を任命していた。秀麗に関しては前例のないことだらけの様子。
 配属先を聞いた途端、高官たちから抗議の声が上がった。州牧という、各省庁の長に次ぐ官位を新米に任せるなんて、という抗議の内容もわからないではない。しかし誰も茶州州牧へ行きたいと思うものがいない。前の茶州州牧を決める場合も相当の悶着があり、そのために国試及第も果たしていない無名の若者を送り出した事実がある。燕青は官位も経験がなくても州牧の任を立派に果たしていた。だから新米にというのは意味がない。
 それで怯むのかと思ったら、今度は前州牧には優秀な補佐がいたからだと言いだした。それは事実だ。しかし秀麗たちにだってそれは当てはまるんじゃないか? 有能な補佐がいれば彼女たちにだって州牧は務まる。しかも劉輝は州牧が二人だから補佐も二人と言って、一人は茶州に着任中の鄭補佐を据え置きで、もう一人を燕青に指名した。それは頼もしい。更に茶州という特区に派遣するため、二人には静蘭という専属の武官もつけられた。おまけに劉輝が持っていた双子剣の片割れを静蘭に返していた。あの中で静蘭が劉輝の兄だと知るのは何人いたんだっけ?
 最後に劉輝は秀麗と影月に配属が茶州州牧になったことについて「行ってくれるか」と確認していた。これに二人はハモって「行きます!」と即答していた。そんな二人に劉輝は茶州州牧の証と共に花を与えていた。王の限りない信頼の証を二人に与える姿を、二人をよく知らない高官たちはどう思っていただろうなーと楸瑛と絳攸が映ったシーンで思ってしまった(笑)
 二人に与えられた花は蕾。意味は無限の可能性と希望。蕾が見事咲いた折には今度こそ満開の花を贈ると劉輝は付け加えていた。絳攸と楸瑛の説明により、花の下賜が二人の最大級の護りになるんだね。
 危険区域に行くからというよりも劉輝個人の思いで格別な扱いにしているように見えてしまうな(苦笑) あと残念だったのがこのシーンでの音楽が軽かったことかな。

 配属先が決まったら、話す時間がほしいと劉輝は秀麗に頼んでいた。そうして劉輝は自分がどんな思いで秀麗の名を茶州州牧と任ずると書きいれたのかと話していた。秀麗は自分の傍にいてほしいと言う劉輝の言葉に、今の彼に自分は必要ないと言っていた。……意味が違うだろうに。秀麗はわざと考えないようにしているとしか思えない。劉輝は秀麗の夢を応援しつつも、彼女を女として見ることができないのに、秀麗は官吏として王に仕えることしか考えていないんだもの。

「秀麗……余が好きか?」
「好きよ。でも多分、貴方が向けてくれるものとは、違う」

 しかし劉輝はそれで充分だと言って、再度自分は秀麗以外誰も后に迎えないと断言していた。一年ずっと一人でいて、それが繰り返されるだけだと言って。それでも寂しいものは寂しい。そして劉輝は公の場以外では自分を拒絶することと、跪くくことはしないでほしいと秀麗に頼んでいた。王ではなく自分を見てほしいと。思いを返さなくても、王ということを盾にして逃げないでほしい。
 秀麗は、劉輝に愛される人は幸せだと言うと、その幸せは他の人にあげてちょうだいとキッパリと断った。自分は妻になるために国試を受けたのではなく、劉輝の下で支えるために来たのだと。一向に噛み合わないなぁ。しかしそう思っているんだったら劉輝に一切の隙を与えなければいいんじゃないだろうかと私は思ってしまう。
 劉輝の思いを返すことはないと言い切ったが、秀麗は彼に対して彼が懇願したことを約束してくれた。跪いたりしない、王という肩書きで見たりしないと。あと、結婚するときには劉輝に連絡をすることも(苦笑) 自分がいかにいい男か再認識させて破断にするのだと言っていたけど、王が来たら相手の男は逃げだすのではないか? ああいや、秀麗が選ぶほどの男がそんなことはしないか。王であろうと決闘に応じるだろうな。

 旅立ちの日、王宮に現れた秀麗は華やかな装いだった。楸瑛と絳攸は見事だと感心し、奇人と柚梨は一瞬で女性官吏の存在を朝廷に溶け込ませたと感嘆していた。そうして、いろいろなものを少しずつ変えていくのかもしれないと、若い官吏の旅立ちを祝福していた。

at 23:59, 真神恵, 彩雲国物語

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