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狙撃手の悩み

 ん? ……ここはどこだ?
 ピンクの靄がかかったような場所に俺は今立っている。するとどこからか女の声が聞こえてきた。
「ウソップ……」
 俺はキョロキョロと辺りを見回した。すると後ろから女に抱き締められていた。な、な、何だ!?
「!!」
 あり得ない……。振り返るとそこにいたのは航海士だった……。
「ウソップ……」
「何だよ?」
 状況が飲み込めないが取り敢えず話し合いだ。そう思っていたらナミの奴、またしてもあり得ない事をしやがった!
「!!!!?」
 ちょっ……ちょっと待てーー!! 服を脱ぐなーー!!
「ね? 私としたいんでしょ?」
「バ、バ、バカ言ってねェで服を着ろーー!!」
 焦る俺。妖艶に笑うナミ。目が一点に集中している俺にそのままナミは近づいて、肩に腕を回してきた。
「ぎゃーーっ!!!」
  ドサッ!!
 い、痛い……。叫んだ俺はハンモックから落ちてしまった。ああ……は、鼻が曲がるぅ〜〜。
 けど、ホッとした。やっぱりな。夢に決まってンだよ。俺は安堵のため息をつき、部屋の中を見回した。
「ぐーーーっ」
「ごおぉぉぉ」
 ルフィとゾロ。大声上げたのにちっとも起きる気配がない……。こいつら寝てるときに何されても起きねェんじゃねェか?
「……」
「ぁっ……ん……はっ……」
「……」
 いびきの途切れた瞬間に、ギシギシとベッドの軋む音と共に聞こえてくるのは……紛れもなく……。
 俺は壁を見た。エロコック……またナミんとこかよ。見張りちゃんとしろよ!
「ダ……メ……! サ……ン……」
「どうして?」
「はっ……あぁっ!」
 いつも思うんだが本当にこれがナミの声なのか? 壁に押しつけていた耳を離して俺は頭を掻きむしった。
「まったく冗談じゃねェよ!」
 あいつらがイチャコラするのは勝手だが、俺の安眠を妨害するな! はぁ〜、目ェ覚めてしまった。いやいや、そんな事より……問題は……。う〜ん、流石にここで処理するわけにはいかねェよな……。何となく。
 カヤ……どうしてっかな?
 一旦処理を済ませて俺は船尾でボーッと海を見ていた。
 はっ! 誓って言うが俺はカヤをオカズにはしてねェぞ!
 そんな事より、俺はほとほと参っていた。俺はこう見えてとても繊細にできている! あいつらの夜の行為を知ってるのは俺だけだろう。別にいーけどよ。その、もっとだな、考えてヤってほしいんだよな〜。聞かされるこっちの身にもなってくれ! ついつい壁に耳を押しつけてしまうじゃねェか……。
 昼間とは関係が逆転するあいつら。初めてナミのあの声を聞いたときは自分の耳を疑ったぜ。けど、女はナミしかいねェからよ。間違えようがないんだよな。最初は昼間、奴らを正視できなかったぜ。い、いや、今でもそうなんだがよ。
 しかし、ここんところ毎日ヤってるんだぜ? おかげで俺の目の下には隈ができてしまった……。
 ……ここは一つ、ビシッと言うしか俺の安眠を確保できねェよな? よし!
 朝になった。決心した俺はルフィが起きる前に片を付けようとキッチンへと向かった。男らしく足音も高らかに!
 すぅ〜っ。はぁ〜っ。ドアの前で深呼吸を一つして、俺は気合いを入れた。
「よし!」
「や、やだぁ。サンジ君ったら!」
 ……はいぃ?
 今まさにドアを開けようとしたら、中から聞こえたのは甘えるような女の声。
 ……もしもしぃ? キミタチ、アサカラデスカ〜?
「何? ほら、あーんして」
「んもう、あーん……んあっ、どこ触って……やん」
 やん、じゃねぇだろ!
 バタン!
 耐えきれずに俺はドアを思いきり開けた。
「……」
 ええと、眼前の光景を解説するとだな……。ちょうど今、サンジがナミを机の方へと押し倒した模様……。だってまだ服着てるし。
 するとサンジはしぶしぶ身体を起こし、ナミも着衣の乱れを直して何でもなかったかのように俺に声をかけた。
「あらウソップ。おはよー」
「おう! おはよう……じゃねェだろ!」
 ちったぁ恥じらえよ!
「あん? てめ、この鼻! ナミさんに向かって何つった? コラ!」
 即座にエロコックがドスの聞いた声で俺にそう言った。うわっ……に、睨んでるよ……。いやいや、男ウソップ、ここで引くわけにはいかねェのさ!
「サンジ君、ちょっと君にお話があります」
「ぁあ!?」
 ふん! ビビってるんじゃねェぞ? 俺は平和主義者なだけだ。
「ここじゃ話せねェ話なのかよ?」
 多分……いや、間違いなく朝からしようとしたに違いない。何故なら、サンジがものすごく不機嫌だからだ。邪魔をした俺を……まだ睨んでるよ……。ひいぃ〜。
「男同士の話だからな」
 ちょっと怖いけど、おくびにも出さずにそう言うと俺はチラッとナミを見た。……夢で見たのと同じ顔してやがる。俺の想像力は大したもんだ。まぁとにかく肩を竦めて俺たちは外へ出た。

 煙草に火を灯して煙を吐くと、船縁に肘をかけてサンジが聞いてきた。
「で? 何なんだよ? 早くしねェと船長が起きてくるぜ?」
「ああ〜、んっ、んっ、ゴホン! お前たちがつき合ってるのはよぉく解った」
「で?」
「だがな? 毎日毎日ヤるのはやめてくれ」
「何でテメェにんな事言われなきゃなんねェんだよ」
 こんのエロコックめ〜〜!
「だからだなぁ! 俺は迷惑してるんだよ!」
「何? お前たまってんの?」
「ち、ち、ち、違ェよ!」
「ん? てめェ、ひょっとして童貞なのか?」
 ぐわあ〜〜! 何て事言いやがる!
 焦る俺を見てエロコックは声を出して笑いやがった。
「んなワケねェだろ? 俺は勇敢なる海の戦士になる男だぜ? 女の一人や二人……」
「ああ、解った解った」
 俺の話を遮って、サンジは両手で待ったをかけた。
 クッソー……何だよそのニヤニヤ笑いはよ!
「いい事を教えてやろうか?」
「な、何だよ?」
「顔を真っ赤にして言っても説得力ないぜ? 童貞だって自分で言ってるようなもんだな」
 !
「エロコックめ!」
「で? ナミさんのあの可愛らしい声にお前は勃っちまうんだな?」
 ぐはぁっ! ……誰かコイツを止めてくれ。
「……それは面白くないな。いや、しかし毎日抱きてェしな」
 も、もしもしぃ?
「っていうかさ、くそゴムとマリモは平気なのに何でお前ェだけ?」
「あいつらと一緒にすんな! とにかくだ、俺はゆっくり眠りてェんだよ!」
「仕方ねェな〜」
 仕方ねェってオイ!
「考えといてやるよ。けどな……」
 そう言うとサンジは何故か俺に凄んできた。……あの、怖いんですけど?
「耳をそばだてたりすんじゃねェぞ? 彼女は俺のモノなんだからよ」
 誰も君から奪おうなんて思いません。しかもナミをだなんて恐ろしい……。でも、良かった。これで何とか眠れるんだな。
 そう思ったのは甘い考えのようだった。いや、目が覚めてしまった俺もついてなかったんだろうけどさ。
「あっ…! あっ! あぁん! もっとぉ! きゃぁぁっ! イイよぅ!」
 ビクゥッ! な……何だよ。めちゃくちゃでけェ声だなァ、オイ!
 てか、どこから聞こえたんだ?
 夜中に目が覚めた俺はキッチンで水を飲んでいた。ここでもヤってた事があったけど、シンとした室内にホッとして喉を潤していた。そして部屋に戻ろうと外に出たらさっきの嬌声が聞こえてきたんだ……。今までで一番大きな声じゃねェか……。
 そう考えてる間にも絶え間なくナミの声が響いていて……。今度こそあの二人も気づくんじゃねェのか? ってくらいの大きさだった。そして上を見上げた俺は身体が硬直してしまった……。
 なぁ、サンジ。いくら一番距離が離れているとはいえ、何も塞ぐものがないそこが最もヤバいんじゃねェの? しかも、俺、明日見張りなんですけど……。エロコックに言ったのが間違いなのか? じゃあ、ナミに頼むか? い、いや、殴られるだけではすまないだろうな……。全く! なんて性欲なんだよ! 羨ま……はっ! カヤ! 違うぞ! だが、俺も男なんだよ。くっそー!
 そうして、ビビやロビンが船に乗るまで、俺の眠れない夜は続くのだった。
 ……誰か、あの二人を何とかしてくれーー!!
─END─
【後書き】
 何とか書けた。ウソップ誕生記念。
 前のチョパ誕がチョッパー視点だったので、今回はウソップ視点に挑戦してみました〜。
 書くつもりはなかったのですが、サンジ誕生記念から何も書いてないからな〜と書いてみました。最初から大まかな話は考えていましたが、いざ書こうと思ったら全然文章が浮かばなくて止めようかと思いました。でも、先週の木曜日にポンと浮かんで何とかこぎつけました。
 そのときに考えた話はもっと弾けた話だったのですけど……。一応、ウソップが主役なのでギャグのつもりです。本当は一人称ではなく三人称で書いた方がこのネタはしっくりするんですよね〜。しかし、ウソップ視点というのは書く前から決めていたのです。
 今回書きたいと思ったシーンは、童貞と聞かれて否定するが、顔を真っ赤にするという態度で肯定してしまう男の子という構図。かなりの経験者のサンジにはそれがすぐ解るということで……。てか、サンジってばオヤジですね(汗)
 もし、ロビンが下船するような事になれば、ウソップの安眠はまた遠いものになるかもしれませんね(笑)
 ウソップに対して、夢ではナミの何処を見てるとか、眠れんと言いながら壁に耳を押しつけてるじゃんとか、いないのにカヤに謝ってるよとか突っ込みながら書きました。彼が何をオカズに処理したのかは明白ですかね(笑)
 今回のタイトルもまんまですね。しかもありがちな話で先もすぐに読み取れてしまうような話です。でも、作品に対する愛情はいつも通りです。独自色というのを出そうと挑戦してみましたが、いつもの事ながらその判断は皆さんにお任せ致します。
2003/03/31 20:32脱稿
Copyright since 2005 magami_kei All Rights Reserved.

at 20:32, 真神恵, 望月の謳(読本)

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パクりという言いがかり

青天の霹靂(2003/03/12)
 今週はオンラインの知り合いの身にいろいろあったな……。私だけが平和だったなぁ。だから、できる事をしたいと思った。

 通わなくなったサイトがある。断ってからそうしたし、向こうもそれはよく解っている。でも、ずっと友人なのは変わらない。
 で、ここにこういう事を書いたっていう連絡が来た。でもそれは私じゃないからって報告で、「?」な私は読みに行ったの。
 当人たちの問題だから詳しくはコメントしないけど、どちらも嫌いで書いたわけじゃないと知ってホッとしてる。感心したのは相手の対応が大人だった事。
 でも、どちらも自分のサイト内で言ってるわけだから、なるほど、そういう考えなんだねって思う。
 いけないのは、他人のサイトに行って、関係ないのに他人の悪口書いたり、さも自分が正しいように書き込む事じゃないかな。公共の場所に。あと、人が書いた言葉をそのままコピーしたり、内包する意味を取り違えて茶化す事。
 それはいけないと思う。自分はどうなんだよって言う人もいるかもしれないが(笑)

 どうしたって譲れない部分はあるよ。
大人というのは?(2003/03/13)
 03/11の新聞のコラムを読んでなるほどと思った。

『成人年齢は昔は20歳、今は30歳と言った人がいる。名言だ。寿命が延びて考え方もゆっくりになった。20歳という大人になる基準も、いつのまにか「20歳までに大人にならないといけない」から「20歳になったら大人の勉強を始めましょう」という教育にかわってしまった』

 かなり前に、私は人間の現在の精神年齢について、実年齢×7割と言われていると書いた。つまり、20歳なら14歳。30歳なら21歳という事。上記と同じだね。
 昨日に捕まった26歳のアホ男の犯罪にますます納得した。

 この二日間で、携帯の電源が一つになるまでメールをしていた。こんなの今のに変えてから初めて。
 10日に送信は5、受信は9、11日は11と18、12日は15と10通。昨日冒頭に書いた今週起きた事に関してだけの数。
 詳しくは後日に語るけど、知りたくなかった……サンナミストにも痛い人がいたなんて! 携帯サイトで私が認識してるのでは現在2人。

 はぁ〜。
思う事(2003/03/15〜03/21)
 実は少し前から理不尽としか思えない出来事があった。

 PCから来てる人は知ってるかと思うが、愛国のサイトはPCから見た場合目で楽しめるようにいろいろ弄る事ができる。ここは携帯から見たのと殆ど変わらないが(笑)
 そのために、大抵の人は素材サイトで借りて自分なりのサイトを作っている。愛国にも推奨の素材サイトがあって、そのリンクを辿ってやってると思う。たくさんの素材サイトがあるから、その分、ある程度の独自性を主張できるとは思う。
 しかし、所詮は他人から借りてるものだから、他人と似た造りになる事も多々あるだろう。愛国推奨のサイトからなら尚更その範囲は狭くなる。だから、どんなに独自性を主張したとしても限界があると思うんだ。

 理不尽に感じた出来事とは、そういう、他人から借りた素材を使ってサイトを作ってるのに、デザインが似ていると真似されたと言ってる人がいた事なんだ。
 その人が言うには、他人と被るのが嫌だから改装をする時に被らないようにいろんなサイトを見て回ったそうだ。そこでこれだと思ったものを使っていたと。

 私は語られる前にどちらのサイトも見た事があって、「同じ所を使ってるんだなァ」としか思わなかった。しかし、その人は違ったらしい。そして「パクられた」「真似された」と思い込んでしまった。

 しかし、ちょっと待てと私は言いたい。

 どのサイトをどれだけ見て使われてないと判断したのだろうか? 私が同じレイアウトのサイトを見かけたのはそこがそうなる前から他にもあった。それを見ていなかったのだろうか? 或いはワンピサイト以外でも使われてると思わなかったのだろうか? 独自性にこだわってるのに、近所で見かけなければいいと思ってたのだろうか?

 語られてる事に矛盾を感じてしまうのだ。

 公の場所で万人に提供してる素材サイトから借りていて、同じレイアウトだから真似をしたという考えはどこから出てきたのだろう?
 自分より後だったからという事でなく、自分より前に借りてる人に対してもそういう発言をするのは何故?

 それをどちらが先に借りてるのかはわからないがと断っているが、主張するからには調べないといけないと思うんだ。因みに二つの内、一つはその人が「後から」借りた事が判明している。しかも2ヶ月の開きがある。動かぬ証拠だね。  もし、それを知っていてどちらが先に借りたのかわからないがと語るのならば、とても褒められた行為ではないだろう。

 独自性って何だろう?

 私が何も弄ってないのは、いろいろ探してはいるのだが、イメージが「これだ!」と思うものが見つからないから。自分でもPCから見ると味気ないなァとは思っている(笑) だから休みに素材を探し回っていた。
 しかし、サンナミストじゃないけれど、私のサイトを見た人が「シンプルでいいですね」と言ってくれた。私は疑い深いので、真意は別にあるのかと一瞬思ったが、ここは好意的に言ってくれたんだと思う事にした。だから探すのを止めて何もしない事にした。あ、そう言ったら語弊があるか

 ええと、色を設定してるかな。基本は白。でも今は水色にしている。携帯からも反映されてると思う。少なくとも私と同機種の人ならそうなってる。
 それと、シンプルなのは私も好きなのだが、やはりもう少し何かほしいと思って、携帯の容量ギリギリで、かつてオエビで書いた絵を加工した画像を貼り付けている。私は他から借りようとは少しも思わなかったな(笑)

 結果、【望月の謳】はその人の言う独自性を持ち、世界で一つのサイトになってると思う。
 つまりはそういう事なんだよ。
 独自性と声高に言うのであれば、全て自分で作ったらいいのだ。絶対に被らないのだから。もし被ってしまった場合、その時点で著作権の侵害となるからね。
 或いは素材を自分用に作ってもらう。そんな事が可能なのかはわからないけど。もし、自分はこれを使ってるから、他の人に配布しないでくれと言ったら永久追放されるだろうね(苦笑)

 そして私はそれについてワンピの管理人仲間やメル友、オフラインの友人O(と言っても彼女は別ジャンルでサイト運営してるのだが)とメールで意見を聞いてみたんだ。それが先週の土曜日に書いた送受信のメールの数。メッセで話せる人にはそこで話した。

 全員がその人の考えに首を捻っていた。つまり私と同意見。

 誰かと被るのが嫌なのであれば自分で作ればいい。素材は勉強したら作れるんじゃないかな? そういった努力を怠っているのに、人から借りたものを自分だけのものだと思わせるような発言は一人前の人間のする事ではないだろう。

 そして、今回の件で友人Oはとても解りやすい例えを書いてくれた。

「何であんたが私と同じ本を持ってるのよ! 私が持ってるのを真似して買ったのね! マイナー本だから私しか持ってないと思ってたのに!」

 そう言ってるのと同じだと。解りやすいでしょ?
 そして、「世界に一冊しかない本でない限りそんな主張が正当である筈がない」とも言っていた。まさにその通り!

 その人はどうも友人に教えられて他のサイトの存在を知ったようだが、私はその友人こそが過った認識だと思う。そして、そんなメールは送るべきではない。第三者から見たら、当事者を煽ってるとしか思えないからね。ましてや、確たる証拠もないのにもう一方の当事者に非難めいたメールを送ったとしたならば、中傷以外の何ものでもないだろう。
 友人に対して善かれと思ってやったのであれば大きな間違いである。その行為は自分だけでなく、友人であるその人をも貶めているから。その事実に早く気づいてほしいと思う。その人たちがいくつなのかは判らないが、社会人であるならばもう少し大人の対応をしてほしい。

 しかし、それを鵜呑みにしてしまうその人も問題はあるな。友人の言う事だからってそのまま信じるのは自分の考えがないと思われても仕方がないと思うよ?
   現代社会は情報が氾濫して飽和状態だけど、それを吟味して選択するのはその人の資質だからね。

 まぁ、素材に関しては、借りた当時どうだったかはともかく時間が経てば別の誰かに借りられていくのは自然の事なんだよね。

 この件は、サンナミサイト、ワンピサイトだけでなく、全てのサイト運営者にとって看過できない事だと思ったので書こうと思った。

 真似するのとパクりは違うと思う。
 何ごとも他に影響されない人はいないだろう。人間はより良いものがあればそれを吸収して、その中から自分なりのアイデアを捻出して発展していくものだと思う。
 もちろん、他人の作品をそっくりそのまま自分のものとして発表するのは著作権侵害。全部じゃなくても殆どがそうならそれもいけないだろう。
 その人の発言を見る限り、それすらも否定していると思う。だから向上心がないと言われても仕方がないんじゃないかな?

 追記として語るのなら、その人の論理を飛躍してみたら、手塚治虫以降に描かれた全ての漫画はパクりとなり、ワンピもDBのそれだと言われるかもしれないね。
 もっと飛躍した事を言ったのなら、我が国ですら他国のパクりだという事になるね。日本はこれまで他国の文化を吸収して独自の文化を築いてきたのだから。
─END─
Copyright since 2005 magami_kei All Rights Reserved.

at 18:47, 真神恵, 望月の謳(随筆)

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接吻

「あ〜あ。ったくこんなに散らかしてよぉ。仕方ねェなぁ」
 溜息をつきつつサンジは散在してる食器類を集めてはキッチンへと運んでいた。デッキでは仲間が酒盛りを続けている。酒にはそんなに強くないのでサンジは早々に引き上げてキッチンで洗い物をしていた。
 大量の食器類を手早く片付けつつ明日の食事メニューを考えていたら、バタン! と扉が乱暴に開かれた。
「こ〜ら〜!」
 驚いて戸口を見るとナミが腰に手をあて仁王立ちしていた。半眼になった目といい、赤くなった顔といい……どうやら相当酔っているようだった。
「何? ナミさん。おつまみの追加かい?」
 苦笑して問いかけると、少し足をふらつかせてナミは室内へと歩を進めた。そしてサンジの目前までやってくるとその耳を掴んで外へ連れ出そうとした。
「イテテテ! ナミさん痛いって」
「なぁに言ってんのよ〜! 主役は何もしなくていいんだってばぁ〜!」
 そう言って構わずにドアへと連れて行こうとするナミの腕を、サンジは掴んで引き離した。ヒックと息を継いでナミは据わったままの目でサンジを睨みつけていた。そんなナミを可愛く思って、二人きりなのをいいことにサンジは抱き締めたい衝動に駆られた。しかし、そこではたと気が付く。
「あれ? ナミさん確かゾロと飲み比べしてなかった?」
 今日も私が勝つのにやぁね〜、と言いながら勝負をしていたのを思い出して聞いてみると、ナミはフフンと不敵に笑った。
「私が勝ったに決まってるじゃないの〜!」
 腕を組んで「当然!」と鼻息も荒く言い切る。そしてサンジが耳を澄ますと、さっきまでの騒ぎが嘘だと思うほど外は静かになっていた。
「……そ、そう。あ〜。皆はデッキで酔い潰れてるのかな?」
「ん〜。そうだと思う〜」
 ナミの気のない返事に苦笑して、再び片付けをしようと皆のいる方へと向かおうとしたらナミに腕を掴まれ椅子に座らされた。
「だからぁ、今日は誕生日なんだから〜! 何もしなくてもいいのぉ。あいつらにさせたらいいのぉ」
「でも、皆もう寝てるし。毛布も持ってこないと」
「は〜い。私がするからいいで〜っす」
 どうあっても片付けをさせてくれないらしい。サンジはさっさと降参することにした。
「OK。言う通りにするよ」
「よろしい」
 そう言うと、ナミはサンジの隣に腰掛ける。
「ナミさん、口直しに何か飲む?」
「み〜ず〜」
 何もしなくていいと言ったのに、構わずに要求するナミだった。水を飲んで少し落ち着いたのだろうか。ふぅっと一旦息をついてから残らず飲み干した。
「ナミさんはもう飲まないの?」
 うつらうつらとしだしたナミにサンジは問いかける。
「ん〜? うん。一人で飲んでもつまらないしぃ。そしたらサンジ君いないしぃ、キッチンに明かりがついてるから、こんな日なのに片付けしてる〜って思ってさ〜」
 コップの口を人さし指でなぞりながらナミは答える。その仕種と触れるか触れないかの距離に座っているナミに、胸の動悸が激しくなっているのに気づいてサンジは苦笑する。暴走しそうな想いを悟られぬよう、サンジは僅かに移動してナミと距離をとった。
「もう、お開きになったんだからナミさんも部屋に戻って休みなよ。夜更かしはお肌の大敵だぜ?」
 そう言ってナミに笑いかけようとしたら真直ぐな視線とぶつかりサンジは慌てた。
「……」
「あ〜……何?」
「う〜ん……誕生日プレゼントって誰かに貰った〜?」
「連中がそんな気の利いたことすると思う? もっとも、野郎からもらっても嬉しくないけどね」
 肩を竦めて答えると、ナミは口元に手をあてて「それもそうかぁ」とひとりごちる。そして再び手元のコップを見つめた。
「いや、私も何も用意してないんだけどね〜。でもさ、やっぱり誕生日にプレゼントもらうのって嬉しいでしょー。昔、私はそうだったからさ〜」
「ベルメールさん……だっけ?」
「そう〜。ノジコやゲンさんからももらってたの〜。別にお金をかけたものじゃないけどね〜。逆に私も皆に渡してたの〜」
「そうなんだ」
 聞きながらサンジはその雰囲気に僅かな期待を持ち始めていた。本気の想いなのにいつも躱されてた。冗談にしかとってもらえなかった。けれど、今夜は何だか違うように思えてサンジは思いきって尋ねてみた。
「それから察するに……何かもらえるって俺は期待してもいいのかな?」
 そう言うと、ナミは顔を上げてキョトンとしてサンジを見た。
「何も用意してないってさっき言ったぁ〜」
「……だよね〜」
「ん〜……じゃあ〜、二人で酒盛りでもする〜?」
 がっかりしているサンジを見て、ナミはしばらく考えた後にそう提案した。サンジの答えは決まっていた。
「喜んで」
 サンジが取り出した秘蔵の品にナミは目を輝かせ、二人でその美味を味わっていた。ちょっと酔いが覚めかけていたナミだったが、それがとどめを刺したようで目を回してしまった。ワインだからと安心していたサンジは思いきり慌てていた。
「ナ、ナミさん。ゴメン!」
「ん〜いいのぉ〜。飲もうと言ったの私だし〜? 一人で飲んでもつまらないし〜? サンジ君いたし〜?」
 意識はまだあるようでサンジはホッとした。
「と、とにかく部屋に戻ってもう休んだ方がいいね」
 そう促すのだが、ナミは首を振った。
「いや、首を振られても……」
「まだ飲むの〜〜!」
 駄々をこねるナミの腕をとって立ち上がらせようとするサンジに、ナミはニヤリと笑ってその首に手を絡ませた。
「……! ナミさん、それはヤバいって!」
「あ〜、サンジ君の顔、赤い〜」
 キャラキャラと笑って反応を楽しむナミにサンジは苦笑する。
「俺も男だから、そんなことしてると悪戯するよ?」
 冗談混じりに言うと、ナミはぴたっと動きを止めてその姿勢のままサンジを見上げた。はたから見れば恋人同士に見えるシチュエーション。艶やかな唇。そして酔っているためにナミの目は潤んでいる。まるで誘われているかのような状態に、サンジは必死に己の欲望を自制していた。しかし、その葛藤を知ってか知らずかナミは背伸びをして彼の頬にチュッと音を立てて口付けた。
「っ!?」
 反射的に頬に手を当てて、ポカンとするサンジにナミはフワッと微笑んだ。
「お誕生日おめでとう〜。嬉しい?」
 身体を離して無邪気に笑うその姿にしばらくサンジは見蕩れていた。そして、反応を窺っているナミに近づいて、おそるおそるその頬に手を伸ばしてみると、ナミは逃げずにされるがままだった。火照った頬に心地よいのか「冷た〜い」と呟いていた。
「……嬉しい。クソ嬉しい」
 サンジがそう言うとナミはにっこり笑った。酔った上の行為かもしれない。しかし、サンジは走り出した想いを止められなかった。
「我が儘言っていい?」
「ん〜……。今日はサンジ君の誕生日だもんね〜? 私ができることなら何なりと〜」
「……ダメだよ、ナミさん。女の子がそんなセリフ言ったら。特に俺みたいな男にはね」
「?」
 不思議そうに見上げてくるナミに困ったような顔をして、サンジは見返した。
「……キスしていい?」
「……」
 目を見開いて自分を凝視するナミの視線に耐えきれず、サンジは目を伏せてその柔らかい頬から名残惜しそうに手を離した。そして「ゴメン」と言ってキッチンから出て行こうとした。
「それがサンジ君が欲しい誕生日プレゼント?」
 すぐ後ろから声がして、サンジは驚いて振り向いた。するとナミはサンジのシャツの裾を掴んで俯いていた。酔いのために赤く染まっていたその頬は、より一層赤みを増していた。
 「もしかして……」という期待と不安でサンジの心臓は柄にもなく大きく脈打っていた。それに気づいて密かに苦笑し、俯いたままのナミには気取られぬようにサンジは深呼吸した。黙ったままのサンジに耐えきれなくなったのかナミは顔を上げた。しかし正面から視線がぶつかったので、慌てて視線を逸らしてしまった。
 その仕種にサンジが気づかない筈がなかった。左手でナミの顎を取り、その顔を正面に向かせた。そして、意識的に悩ましげな表情を作ってナミを見た。顎を取られて顔を動かせない彼女は、初めて見るサンジの顔に今度は耳まで赤くしていった。サンジの不安は瞬時に消え去り、喜びが身体の中を駆け巡った。
「……違うよ? 欲しいプレゼントは他にあるかな」
 その心臓は破裂しそうなくらいドキドキしていたが、気取られぬように表情と同様に甘い声を出してサンジはナミの耳もとで囁いた。本当は極限にまで緊張してるために声は少し掠れていたのだが、それが結果的にサンジの色気を倍増していた。
「違うの?」
 ナミは何とか平静を保とうとサンジの左手首を掴んで離そうとしていた。それに気づいたサンジは大人しく従ってやった。
「違うよ」
「他にあるの?」
「ああ」
「……それは何?」
 そう聞かれてサンジはナミの方へ一歩進んだ。1メートルも離れてない距離を詰めてきたので、ナミはビクンと身体を揺らして一歩後ずさった。ところが5歩も進まないうちに壁に背中が当たってナミは退路を断たれてしまった。
「言ってもいいの? 言ったら俺は逃がさないよ?」
 そう言いながら壁に両手をついて逃がさないようにすると、サンジは真直ぐにナミを見据えた。再びサンジの腕を掴んだナミは、しかし今度は解放してくれない彼に焦った。
「逃がさないって? 私には関係ないことでしょ?」
 上擦った声でとぼけようとするのでサンジはクスクス笑う。
「この状況でそれはないでしょ? ナミさんに関係大ありだぜ?」
「ふ、ふ〜ん?」
「ナミさんからじゃないと貰えないし」
「……」
「ナミさんじゃないとイヤだし」
「……」
「ナミさんがイヤなら別に言わないよ?」
 そう言うサンジに慌てて逸らしていた視線を元に戻すと、ずっと外さずに見つめていた熱い視線とぶつかる。「あ……」と口を開いてナミは今度は下を向く。そして「頬にキスならいいよ」とごくごく小さい声で言った。
 するとサンジは再び顎を取って軽くナミに口づけた。
「ん……!」
 触れるだけのキスをして、顔を離すとナミは口元に手を当てる。
「……頬って言ったのに!」
「そうだっけ?」
 とぼけるサンジに「もうっ!」と口を尖らせる。酔いは完全に覚めたようだった。けれども逃げようとはしないナミにサンジはもう一度腕を伸ばした。
「……もう一回キスしていい?」
 そう囁くとナミはツンと顔を背けて「知らない!」と言った。しかしやっぱりその場を動こうとしないので、サンジは破顔して顔を近づける。するとナミはサンジの口元に思いきり叩きつけるようにして手の平を押しつけた。
「ぶっ……!」
「誰もいいとは言ってないわ!」
 腕を組んで顔を逸らして目を瞑ってナミは言い放った。
「そんな〜」
 少しヒリヒリする口をおさえてサンジは抗議してみた。その様子を片目を開けて見やるとナミはわざとらしく嘆息した。
「いきなりするのはルール違反よ。その前に言うこと言って。いつもみたいな調子なら許さないから!」
 ナミの言葉に「なるほど」と呟いて、サンジは告白した。セリフは変わらないけど真直ぐに目を見て真剣に。
「……ナミさんが好きです。俺とつき合って下さい」
「……」
 自分が要求したことなのに、その様子に照れてナミは再び俯き「わかった」とだけ述べた。しかし今度はサンジが不満をぶつけた。
「……ってナミさん!」
「何よ」
「ナミさんの方はどうなの?」
「ここまでしてるのに解らないの?」
「いや、解るけど」
「だったらいいじゃない」
「イヤだ!」
 強情に主張するサンジにナミはその首に腕を回し、甘えるように下から潤んだ瞳で見上げた。それに思わず「いただきます」と言いそうになるのをサンジはグッと堪える。
「そんな風に見てもダメ」
 さっきまでとは全然態度の違う強気なサンジにナミは恨めし気な視線を送った。
「サンジ君は言い慣れてるからいいけど、めちゃくちゃ恥ずかしいんだから〜」
「恥ずかしいのは当然!」
「もぉ〜〜」
「言ってくれるまで逃がさないよ?」
「…………」
「聞こえないよ?」
「私もサンジ君は嫌いじゃないよ」
「やっぱり悪戯しちゃおうかな〜」
「! 分かったわよ! サンジ君が好きよ。好きだってば!」
「気持ちがこもってな〜い!」
 真っ赤になって早口で言うナミに、サンジは楽しそうに彼女を追いつめていった。そんなサンジを悔しそうに見て、ナミは深呼吸した。
「……サンジ君が……好きよ……んんっ!」
 告白の言葉を言い終えるやナミは目を大きく見開いた。左手の肘から下を壁に押しつけてナミに覆い被さるようにして、右手でナミの顎を上向かせ、サンジはひたむきに口づけていた。ナミは見開いた目を和らげて、サンジの服をキュッと握った。しかし、唇に割り込んできた分厚い長い舌に歯や歯茎や舌に残っている味をひとつ残らず舐めとられ、さっきとはまるで違う激しく熱い接吻を受けて、ナミの腕は次第に力を失い再び下に降ろされた。
「……はぁっ……」
 溜息をつくように一旦離れた二人だが、次にサンジは両手をナミの耳に当てた。
「な、何?」
「ん? こうした方がもっと気持ちいいかと思って」
 意図が分からず戸惑うナミに、サンジはそう囁くと再び口づけた。聴覚を奪われて静かな部屋の音すら聞こえなくなり、ナミの耳はサンジとのキスの濡れた音しか聞こえなくなっていた。水音しか聞こえなくて、更に自分の耳を塞いでいるサンジの手を感じてナミは耳まで真っ赤になる。そんな彼女の口の中では、逃げようとする舌を追いかけてサンジがその舌を絡ませていた。そして、彼は舌の裏側を擦ったり突ついたりして楽しんでいた。耳と舌に神経が集中したかのようにナミはサンジの舌と音に感じ入りくぐもった声を出していた。そして堪らなくなったのか、ナミは彼の舌におずおずと応えた。すぐにサンジは己の舌を擦り付けていった。それから二人は互いに貪るように長い長い口づけを交わしていた。けれど身体まで疼き始めたので、何度目かのキスを交わすと限界だというようにナミはトンとサンジを突き放した。
「もうっ! いつまでやってるのよ!」
「嬉しいんだからいいでしょ?」
「もう部屋に戻る!」
「えっ?」
 サンジがとても嬉しそうな顔をするのでナミは呆れた。そして人さし指を彼の鼻に突きつけた。
「何を期待してるのか知らないけど! 私は『一人で』戻る……ひゃっ!」
 突きつけられた指をサンジが咥えて舌でなぞったので思わずナミは声を上げてしまった。さらに執拗に舌を這わせるのでナミは立っているのがやっとになる。ガクンと傾ぐ身体をサンジはその細い腰に手を回し優しく抱きとめた。
「……イヤだからね!」
 それでも強がる彼女にサンジは「可愛い〜」とデレッとしてそのまま抱き上げた。
「変なことしたら嫌いになるからね!」
「ハイハ〜イ。分かってま〜す」
 サンジは変わらずその表情でナミの言葉を軽く受け流していた。渋面を作る恋人に、サンジは「やりすぎたかな?」と少し反省した。
「大丈夫。俺はナミさんが欲しくて欲しくて堪らないけど……」
 そう言うとナミは身体を硬直させた。
「ナミさんが嫌がるマネはしないから。絶対にね」
「……」
 本当は固まってしまった彼女に少しショックを受けたけど、言った言葉に嘘はなかった。部屋に戻って身体を降ろしてやると、ナミはサンジを見つめた。
「……そんな目で見られたら誘ってるって思ってしまうよ?」
「……ゴメン。サンジ君のことが好きなのは嘘じゃないけど、そんなにすぐには……」
 言い淀む彼女にサンジは微笑んだ。
「うん。分かってるよ。ナミさんがそんな女性じゃないって解ってるし」
 そう言うと軽く口づけた。
「俺が欲しかったのはナミさん、君の心。君はそれをくれた。最高の誕生日プレゼントだよ。じゃ、おやすみ」
 そう言って手を上げてサンジは階段を上っていった。本当は全て欲しいけど焦らずゆっくりとつき合っていこうと思いながら、サンジは片付けをして仲間に毛布をかけてやっていた。
 結局はいつもとそんなに変わらない一日の終わりだったが、サンジにとって今までの人生で忘れられない誕生日となった。
─END─
【後書き】
 サンジ誕生記念小説です。ちょっと初心に帰って告白話にしてみました。
 二人について言えば、何だか前半と後半のサンジが別人のようですね〜(汗) 最初は不安そうな、気持ちを抑えようとした弱気なヤツだったのに、最後は……。結局私の書くサンジは押しが強くなってしまいます。でも、ナミの方も最初から意思表示をしたり、サンジが気づく前にかなり明確に告ってたんですよね〜。誕生日だから何もするなというのもあるけど、「サンジ君がいない〜」っていうのが本音(笑) んで仲間放っといてサンジのいる処に行くし。お酒も手伝って素直になりやすかったのでしょうね〜♪ けど、お互いに告ったけどナミに予防線を張らせてすぐにHには持ち込みませんでした。

 今回はエロなしソフト路線にしました。まぁ、こんな話にするのは書こうと思ったときから決めていたのですが。誕生日なのにさせてもらえなかたサンジは不憫だけど、いつも満足させてやってるのだからこんな話もたまにはいいと思うのですが……どうでしょうか?
 サンジが前半と後半では別人のようですね〜。エロは書かなかったのですが、そこはかとなくエロというのを目指しました。でも、そのつもりで書いてはみたものの、自分では分からないので巧くいったかどうかは皆さんの判断に委ねます。
 今回のタイトルの『接吻』。始めは『キス』にしようかと思っていたのですが、やめて漢字にしました。これは別に私が漢字好きだからそうしたのではなく、接吻の方が何となくエロく感じるんじゃないかな〜と思って。そう思いませんか? でも作中には一回しか使ってなかったりして(汗)
 けど、私の書いた話って全部両想いですね〜。私の中のサンナミ像は甘々ですから……。
2003/03/01 14:52脱稿
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at 14:52, 真神恵, 望月の謳(読本)

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