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ワンピース 273話「全ては仲間を守る為に! ギア2(セカンド)発動!」

  40巻の内容が終わった……。また近づかれてしまった。

 今回はサンジの「俺にのみついてきな!」発言のあるところだ。だからもちろん期待していた。評価は……追加された台詞がちょっとだけ嬉しかった。

 裁判所に突入して、最初に出てきたのはゾロの“艶美魔夜寝眠”という技。え〜っと、これは空白を空けた方がいいのか? 原作を読んだ時はスルーしていた気がするのだけど、後ろに女性の影みたいなものが出ていたんだね。漢字からそのまま連想すればいいのだろうか? 艶やかで美しい魔物は夜眠らない。つまり男を惑わせて夜を過ごしているという事かな? よくわからない(苦笑) だけど、それと刀が曲がっているように見せるのといったいどういう関係があるのだろうか? それにSBSによるとこの技の名前って「海老マヨネーズ」の当て字だったみたいだし?(笑) もうちょっと関連性のある名前を付けたらどうだろうかと……って、前にも書いたような気がするがまぁいいか。イメージはいいとして、技自体の映像は相変わらず何をしているのかよく判らなかった。
 あっさりと道を作って全身するゾロたちを見て、フランキー一家がゾロを見て「だから……何であいつほどの強さで船長じゃないんだ!?」と言っていたけど、強さだけで船長が決まるものじゃないと思うんだけどな。ゾロにはルフィのようなカリスマ性はないもの。それに本人も面倒臭いと嫌がるだろうね。彼は戦闘員、それが一番似合っている。
 行くぞと走り出した麦わら団だけど、チョッパーのダムダムという足音が笑えた。それから、ゾロって黄色が似合わないね……。

 今まで何処にいたのか、サンジがナミたちの方へ走って行った。ゾロが敵を一掃したのが気に入らずに蹴りかかる姿はアホだ(笑) チョッパーは単についていっただけなのに迷惑だろうな。裁判所に突入するまでの真面目な姿はどこに行ってしまったのやら、呆れたナミがロビンを助けるために来たんでしょと指摘されて、今度は自分の助けを待っているんだと激しく誤解して突っ走る姿は別人だよ(苦笑)
 でも、ここからナミの台詞が追加されているのが嬉しかった。そうやって先走るサンジを「まったく!」と呆れて後を追うシーンが一つ。
 次にチョッパーがどんどん突っ込みがきつくなっているよね(笑) というか、素で言っているから少し違うか。駄目に効く薬って、そんなの作れるのか? 真顔で言われたゾロもどう答えていいやら困っているのが笑える。
 そしてナミの追加台詞。サンジを指さして「あっちにもお願い」とチョッパーに言ったのが一つ。原作だとサンジは無視される事が多いのだけど、アニメだとこうやってサンジを忘れずにいてくれるのが嬉しい。こういう些細なシーンでも嬉しい追加をしてくれるのであれば、この後に控えているサンナミシーンで大いに盛り上げてほしいなぁ。
 逆にゾロを気にしているのはチョッパーの役目のようだね。ちょっと目を離した隙に反対方向へ突進していったばかりなので、すぐに振り返って「大丈夫かゾロ!? こっちだぞ!」と念を押している姿が、ダムダムという足音と相まって笑いを誘う。

 さて、ギア2を発動させたルフィ。どうやったら人体から蒸気が出てくるんだ〜と思うけど、アニメで肌の色が変わっていたのでこういう風になるんだと感心していた。ブルーノとの問答はいいとして、使う技は今まで見慣れたものだけどヒットしたときのブルーノへの衝撃の大きさがこれまでと桁違いだったのでビックリした。原作読む時って、正直アクションシーンはサッと目を通しているだけなのよね。だって、何しているのか判らないのだもの(苦笑) アニメで動くようになって初めてどういう事をしていたのかを知る事になる方が多いし。
 さて、攻撃をまともに受けたらしいブルーノは、何が起きたのか判らないかのような愕然とした表情を浮かべていた。考える時間すら与えないかのようなルフィの技の連発! ただ、パワーの方は体格差が大きいからかさっきより少し増えたようにしか見えなかった。スピードはブルーノが目で追えないくらいに段違いだったけどね。早すぎるのを表すため、視聴者はブルーノと同じ視点でルフィを見ている事になる。で、ルフィの身体そのものを描くのではなく、埃や空気の動きを描いて表現していたのが良かったと思う。
 全く見えん!とキョロキョロ見回しているブルーノに対して、彼が見ている方向と全然違う場所から素早く攻撃をしかけたところ、しかも連続攻撃をかけていたシーンは気持ちが良かった。全く歯が立たないブルーノがようやく気づいたのは、ルフィが「剃」を使いこなしている事実だった。ただ、この辺りのブルーノのモノローグはいささかしつこいなという感じがした。自分たちが使いこなしている「六式」に対して絶対的な自信を持っていたからだと思うけど、そこで「負ける筈がない!」と思い込んだ時点でブルーノの負けは確定だ。自分たち以外に強い存在などあり得ないという物の味方は視野を狭くして、強い敵がいるはずがないなんて思った時点でそこからの進展はなくなってしまうものね。しかしエアドアで空間に逃げ込んだのにはおかしく思ったな。もうそんな小手先の技などルフィには通用しないのに。
 初めて見せたギア2という強化技。最後の技を仕掛けた後に解けてしまったので、タイムリミットがあるらしい。身体からあんなに蒸気を出すなんて尋常な技ではないのは明らかで、身体に相当の負担がかかっているのは誰にでもわかる。……と言ってもワンピースという世界においては普通の感覚は当て嵌まらないけど(苦笑) ただ、身体は大切にしてほしいなぁ。大事な時に力を発揮できなくなったらどうする!と思わずにはいられない。

 一方、巨人の肩に乗って移動しているそげキングとパウリーたちの方は……そげキング、口調がウソップに戻っているよ!(笑) 他のキャラたちの状況もそれぞれ見せてくれたけど、私がおやと思ったのはモズとキウイの二人。出てきた当初は下手くそな演技でがっかりしたものだけど、今日の彼女らを見たらそんな風に思わなかった。やはり継続は力なりなのかな?
 さて、来週はいよいよ全員が揃ってOPのラストのシーンを拝めるみたいだね。山口さんの演技に期待大だ。旗への戦線布告も次にやるんだっけ?

at 23:35, 真神恵, ONE PIECE

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今週は「ツバサ」「ホリック」の感想はなし(汗)

 どうも今週はうっかりミスを連発していた。まぁ、土曜の休日出勤が元凶なんだけど、起こってしまったことは仕方がない……。

 まず、いつも土曜日に貯まっている番組を見ているのだけど、ビデオテープはそれを巻き戻して「ツバサ」を上書きしていたので、残量が足りずに最初の数分で……黒鋼父が登場してすぐに切れてしまった(泣) 黒鋼の過去の話はどうしても見たい話だったというのに!! もう一台レコーダーを買おうかと思ってしまった……。
 帰ってからずっと他の作品を見ながら感想を書いていたらいつの間にか5時になっていて、貫徹しようと思ったものの3時間ばかり寝たのかな? で、起きてから「xxxHOLiC」を見ようとチェックしたら……時間がいつもと違っていた事をすっかり忘れてしまい、こちらも録画に失敗していた……。起きていたのになぁ。実は追従するように設定していなかったので、予約時間を間違えたまま録画されてしまい、最初の30分は何も入っていなかった。あ〜あ。

 まぁ、どちらもDVDは購入しているので、数カ月遅れて見られるんだけどね(苦笑)

 いつもの感想は書けないけど、「ハチミツとクローバー2」を見たら泣くほど良かったので、こちらの感想を書こうかなと思った。でも、今日は早く寝ないと明日に響くので諦めることにした。本当に良かったのでDVDを前のシリーズと共に買ってしまうかと思ったくらい(笑) 何せ「1」の方は未放映の話があって、そこに出てくるキャラの声が山寺さんなんだよねー。次の週は再び野宮が頑張る話なので楽しみでならない!

 というワケで「SAMURAI7」を見終えたら寝ようと思う。実は今それを見ている(笑)

at 22:23, 真神恵, 徒然日記

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BLOOD+ 42話「響く、歌声」

 のっけから機嫌が悪そうなディーヴァ。五人いたシュヴァリエも、今や自分の傍にいるのは二人だけ。ジェイムズは復活するのはまだまだ時間がかかるのだろうね。そんな彼女にアンシェルは本当の望みは何かと尋ねた。ディーヴァの回答はカイだった……。つまり、カイをシュヴァリエにしてしまうの!? ……まぁ、小夜が助けに来るんだろうね。
 しっかし、もう42話なんだねぇ。

 すっかり忘れていたけど、米軍基地でディーヴァが歌うんだっけ? そして現れた悪ガキ三人組。何だこいつらは(苦笑)
 デヴィッドがカイにディーヴァには手を出すなと釘を指していた。手を出したって人間である彼らが翼手を何とかできるはずがないものね。小夜の体調が戻らないのに戦いに出るのは無謀。そうだよね。元々赤い盾とは小夜をサポートするしかできないもの。
 それぞれのポジションでコンサートが始まるのを待っている面々だけど、真央が英語を読めるのには驚いた(笑) 日本語が万国共通ではなかったのか? それはともかく、真央はいい顔をしているね。

 小夜は……本当にもう限界なんだ(汗) しかしどうして目覚めたら2、3年で30年もの眠りが必要なのか、その謎が全然わからないね。目覚めとは、単に子孫を作るためだけに訪れるものなのだろうか? あ、でもこの眠りって初代ジョエルが生きていた頃にもあったんだっけ? 描写をされたのはあの惨事があった後にハジと約束して眠りに入るシーンだけだった気がするんだけど……。でも、慣れたかのような映像でもあったので、それだと子孫云々は関係ないかな。
 倒れてしまった小夜をハジが姫抱き! 時が来るまで休んで下さいと木陰で休む二人のシーンは……少女漫画だった(笑) 手が気持ちいいと言われた後、ハジは全く動かなくなってしまったように見えるんだけど?? よっぽど嬉しかったんだね!

 一方、ルイスと連絡を取り合っているデヴィッドは……今度はサングラスに米軍の軍服。どうも復活してからの彼はコスプレばかりしているなぁ。今回のは一番似合っていると思った。しかしルイス、こんな時まで食べ物の話をするとは(笑) 後で冗談が通じないと言っていたけど、半分は本気だろうに。
 しかしデヴィッドはそれどころじゃなかった。ジュリアを見つけた後、彼女の後を追ってコリンズが現れたのだもの。それだけなら問題はないが、彼は御丁寧にも」デヴィッドが見ている前で銃を所持している姿を見せていた(苦笑) なるほど、自分が選ばれなかったので邪魔になったジュリアを殺そうというわけだ。
 ジュリアに胎児と呼ばれて、赤ちゃんと言ってほしいなと言うディーヴァは、冒頭で機嫌が悪かったのも初めて妊娠したから、という原因も考えられなくもない。しかし、あんなに無邪気に恐ろしい事をやっていたディーヴァも、子どもを宿すと母性が生まれたようだね。そして子どもが生まれてくる事に対して喜びを感じているよ。すごい変わりようだなぁ。そんな姿を見て目をそらしてしまうジュリアは、彼女たちが翼手という人類の敵だというのを解っていながら、子の誕生を願う母親が人間のそれと変わらないので動揺しているのだろうか? そうそう、おかしいと思っていたのが、一年後の世界になったというのに、ディーヴァが未だに妊娠中という事だ。人間だったらもう生まれている筈だものね。無事には……デヴィッドにそれを知られたのだもの、無事には生めないだろうな。
 彼らが立ち去ってから、一服しようとするジュリアを見てオイオイと思った(苦笑) そこへ暗い顔をしたコリンズが診察室に入ってきた。そうして自分が小物であるという事を大いに語ってくれた。やっぱりジュリアは名誉や賞賛ばかりを得ようとするコリンズと決別する意思を明らかにするかのように直球で質問していた(汗) 相手は銃を持っているのに! と思いつつ、デヴィッドが聞き耳を立てているので彼が助けに入るのは誰もが予測済みだよね。

 画面が変わって来場者にキャンディバーを配るキャンペーンガールたち。これ、どう見ても怪しい(笑) この後ディーヴァが歌うのだから、翼手化する……何かが入っているのは確実だ。食べた者全員が翼手になったら周辺は大混乱するなぁ。
 また出てきた三人組。なるほど、こいつらが翼手になってしまうんだねぇ。
 一方、離れた地で夕陽を見ているヴァンがいた。そんなところで何をしているのかと思えば、9体のコープスコーズがその後ろに立っていた。ショーの始まりだと言っていたので、会場を混乱させた後にコープスコーズを使って、翼手たちと何かするのだろうか?
 開始までもう少し。……最初の時間が何時なのかはわからないけど、カイは何時間もあそこで立っていたんだろうか? 舞台の準備をしているディーヴァの元から離れ、一人外で出たアンシェルは、彼女の望みを叶えようとカイの元へ向かった。……実際に動けるのは自分しかいないのだろうけど、アンシェル自らが実行するのって随分久しぶりだよね。しかも以前はエリザベータとして動いていたから、何だか違和感を覚えた。
 アンシェルの姿を見るなり銃を取ろうとしたカイだけど、移動するのに目で捕捉できないし、簡単に腕を取られている状況だというのに、撃ったとしても何にもならないだろうに。わざと撃たれて銃なんて効かないと見せ付けられるのがオチだ。アンシェルに皮肉られてカイが抵抗を止めたのでホッとしたよ。

 ディーヴァの控え室へと連れてこられたカイは、チラッと彼女の方を見た。姿を自由に変えられるのは違いないけど、よく見たら僅かに胸があったのね。しかし、リクそっくりの彼女を見て、カイが心中穏やかでないのは明らか。
 あんまり嬉しそうじゃないね、とキョトンとした表情で話し掛けるディーヴァには、カイの心なんて……他人の心なんて、そう育てられていないから全然解らないんだろうな。だから無神経な事が言える。身内を殺した相手に会って、殺したいとは思っても嬉しいなんて思わないよ(苦笑) しかも、殺したのは自分なのに「僕の中でリクは生きてる」と言っても怒りを覚えこそすれ誰も喜んだりしない。
 そしてカイはディーヴァの妊娠を知る。妊娠をするなんてあの時しかない。恐怖に怯える弟を襲った結果できた子ども。複雑な表情を見せたまま硬直してしまったカイを手に入れようと手を伸ばしたその時、ネイサンが控え室に入ってきた。その時の困ったような表情のディーヴァはちょっと可愛いと思ってしまった(笑) そのおかげで我に返ったカイはすぐに彼女から手を離していた。その後の「いつもノックしてって言ってるでしょ?」「はいはい、ゴメンなさい」という二人の会話にちょっと和んでしまったよ(苦笑)
 何度聞いても同じ調子の歌。それを聞いていた三人組の男の子の一人に何らかの異変が起きていた。つまり、この太った子はもう生きては稲生のは確定なんだね。全員が翼手になると思ったけど、どうやらそうではないらしい。でも、キャンディバーを食べた他の人間にも種は埋め込まれたから、強制的にそれを呼び起こす事も可能なのかもしれない。

 ディーヴァの歌声が響く同じ時刻に、コリンズはジュリアに銃を向けていた。問答無用で彼女を殺す気だったのか……。家族もいるだろうに、彼が選んだのは名声の方だったというワケか。ジュリアがいなくなれば、彼らは自分を頼らざるを得なくなる。そう勘違いしているコリンズにとって、彼女の自分が死んでもコリンズを選ばないという台詞は自尊心を傷つけるだけだった……。
 でもそうか。目をかけていて才能を伸ばそうとしているのではなく、自分を追い越されないように利用していたのか……。どこまでも小さな男だこと。そのように人を見る目があるのなら、もっとプラスの方に転化していれば良かったのに。本当に自分の事しか考えられない人間なんだな。だから家族の事も顧みていないのだろうけど。他人の書いた論文を、署名だけを自分にしてさも自分が書いたかのように詐称する教授の話を聞いた事がある。彼のようなタイプがそういう事をしてきたんだろうね。ジュリア以外にも何人かの学生をそうやって潰してきたんだろう……。

 カイのために歌うと言って舞台に立ったディーヴァは、歌い終えるとカイに「どうだった?」と感想を求めた。しかしカイの答えなんて決まっている。するとディーヴァは「やっぱり抑えていちゃ駄目か」と言っていた。自分が憎まれているなんて心にも思っていないのだろうか? むき出しの殺気に知らない筈はないだろうに。ディーヴァにしては珍しく、カイを手に入れるために我慢しているという事なのかなぁ。
 本気を出すのは特別の日……って、もう話数はないのですぐに見られるのだろう。今回抑えて歌った結果、どういった効果が現れるのか。そしてディーヴァは、その特別な日に自分の隣にシュヴァリエとしていてほしいと申し出た。リクの血を受け継いでいる子どもを守ってほしいからと言っていた。ディーヴァにしてみれば、自分が憎いからカイがすんなり承諾すると思っていないのは解っているが、子どもは守ってくれるかなと思っていたんだろうね。そして彼女にとってこう言えば決め手になるのかなと思っていたのが、自分のシュヴァリエになったら小夜と子どもも作れるという事実。しかしそういう事を言うと普通は反発しかしないのにね。
 逆上して銃を突き付けるカイに対し、あっさりと銃身を捕えて「撃ってもいいよ」と銃口を心臓を移動させていた。まぁ、撃たれても死なないからできる事だよね。しかし好んで血まみれになりたいとも思っていない筈。そう思っていたら、血を飲めと言ってきた(汗) リクの顔で、リクの声で「カイ兄ちゃん」と無邪気に言われると、解っているのに動揺してしまうのは仕方がない事か。しかし我に返った時に沸き上がる感情は怒りと憎しみ。
 ……仮にカイがシュヴァリエになったとして、カイがシュヴァリエを慕うなんて現象は起きるのだろうか? だからこそのリクの姿? だとしたら彼女がずっとリクの姿を取り続けている理由の半分は判る。リクを襲ったあの時から、その回の感想でも書いたと思うけど小夜の大事な存在たるカイの存在も視野に入れていたのは間違いないみたいだね。あの時も血を飲ませてシュヴァリエにさせようとしたと小夜に言っていたし。つまり、ディーヴァにとっては小夜への嫌がらせ目的以外に二人に手を出す理由はないよね。
 あと、ふと思ったのだけど、小夜の大事なものに嫉妬していないとも言い切れないんじゃないかなぁと。リクを殺してしてやった、というよりも、それによって以前にも増して小夜が自分に向かって感情をぶつけてくる、歪な感情ではあるけれど、自分だけを見てくれる小夜と過ごす時間が一番楽しいと思っているのかもしれない。だって、小夜を「お姉さま」と呼び続けているのは嫌味ではないと思うし。ただ、それは小夜が自分より下位いる場合だけかもしれないけどね。

 さて、銃声が響いたので直後にカイが言われるままに撃った……とは思えないなぁと見ていたら、もう一つの銃が火を吹いていた。しかしコリンズに撃たれたのはジュリアではなく、デヴィッドだった。同時にデヴィッドもコリンズの腕を撃ち、銃を捨てさせていた。人など撃った事がないだろうコリンズにとって、失敗したというのと同時に、人を撃ったという事実に喚きながら逃げ出していた。しかし、コープスコーズの開発は最終段階に入っていると思うので、この事を知られるたら殺されるのは間違いない。ディーヴァ側にとってはもともと用済みになったら殺す予定だったろうから、それが少し早まるだけだろうね。
 デヴィッドは重症だけど、これでこのカップルは成立かな? 今は混乱しているとはいえ、ジュリアは医師でもあるのだから、彼が気絶した後に処置をしたと思いたい。何だかあの満足した表情は死んでいると見えなくもないので不安は拭えない。残り話数も僅かだし、彼らができる事ってもうないし……。でも、いつも絶対に死んでいるというような怪我をしてもピンピンしていたのだもの。今回もそうであってほしい。OPの最後の映像を生きている形で見せてほしいよ。

 ディーヴァにしてみたら、とても我慢強く低姿勢でお願いしているのだろうけど、カイの答えは拒否以外にない。しかもそのためにリクの姿になっているとも言えるのに、リクなら自分がシュヴァリエになる事を望まないと断言していた。いくら姿を繕っても通用しないと。この後、頬を膨らませて「可愛くない!」「だったら食べちゃおうかな」と言った時のディーヴァは子どもそのもの。だから私の考えって合っているのかなぁと思ってしまう。
 そこへ現れた小夜。もしカイが食べられていたとしたら、小夜は再びカイをシュヴァリエにしてまで生かせようとするか、それとも死を見届けるかという辛い選択を強いられてしまう所だったのかな? いやでも、人間である自分の死をカイは選ぶだろうから前者はあり得ないか? ただ、守る者を失った小夜がこんな状態でディーヴァと戦うのは無理という事になってしまうかなぁ……。
 あれこれ考えていたらディーヴァが確信を持ったようにカイが小夜の王子さまだとのたまっていた。OPで最後に手を差し伸べている相手はカイにしか見えないけど、それだけは勘弁してくれ!というのが本音だ。大事な人=恋人とは限らないのだから!
 そのままディーヴァへ走り出す小夜をあっさりと捕えたのはアンシェルだった。……体調が良かった時でも適わなかった相手だもの。今のフラフラした状態の彼女がアンシェルに勝てるなんてあり得ない。この先どうやってアンシェルを、そしてディーヴァを倒していこうというのだろうか? しかし、ネイサン、こんな緊迫した状態で、まるで物語を見ているように「ブラボー!」とは(笑) 絶対的に余裕があるから言える事なんだねー。少し遅れて現れたハジとの戦いも遊んでいるようにしか見えなかったし。しかしハジって小夜より足が遅いのか?(苦笑) しかもネイサンに片手で簡単に払われただけで簡単に吹っ飛んでしまっているし……。動きも力もネイサンはハジを上回っている。ネイサンが自分で言った通り、とどめを指すのはあくまで小夜だけど、彼の相手をするのはハジで決定だろうね。

 そんな状況でカイにできる事など何もなく。またディーヴァはカイの目の前で小夜を殺してしまおうと口にしていた。……となると、上記の私の考えは全然違っていたという事だね(苦笑) ところがその時会場から悲鳴が上がった。ディーヴァの歌声によってショーが始まったのだろう。しかし、前から思っていたのだけど、この普通の翼手たちというのは個体差はないんだね。子どもでも大人でも変化するのは同じ翼手だもの。
 最初は呆然と見ていたけど、それが翼手だと認めるや、すぐに写真を取り始めた岡村に、真央は「こんな時に」何をやっているんだと尋ねていた。岡村に言わせれば「こんな時」だからこそ写真を撮るのだろう。「わかってねぇな」と言われても、真央がその意味を知るのは後になってからになるのかな? しかし、フラッシュの光に反応した翼手が岡村にターゲットを決めたようだった。その時に落下してきたのはコープスコーズ。
 なるほど、デモンストレーションのためにこんな実験をしていたのか。それが何であるかを知らない一般人にとっては、化け物を退治してくれた頼れる者にしか映らない。これで世論を味方につけて、人員を増加していくという事か。でもまぁ、これで翼手が死ぬ事はないので、人々が全てを知った時……知る事もないかと思うが、その時は世界は翼手まみれになっているという状況なのかもね。

 まだ調整が必要という事は、思った以上に効果がなかったという事なのか。
 カイに対してもう自分の仲間であるかのような発言をしているディーヴァは、小夜を殺していいと言っていた。それにカイが無反応なところを見ると、絶望感に打ちのめされているんだね。でも、こういう状況に現れるキャラが一人いた(笑) 思った通りソロモンが助けにやってきた!
 本日二度目の姫抱きだ〜。ハジにしか許されなかった筈の行為をソロモンがあっさりやってのけて彼女を手に入れてしまった。アンシェルに「ディーヴァに刃を向けるか」と叱責されるものの心を決めたソロモンは揺るがない。でも、先の話でソロモンはディーヴァたちに小夜を愛していると明言していた筈だと思うのだが? 愛しているから一緒にいたいと思うのは恋をすれば普通に思う事だというのに、そんな感情も彼らは持ち得ないという事なのか? ディーヴァを慕っているというのに? あ、でも愛しているだともっと深いか。
 小夜と生きることだけが望みであるソロモンにとって、ディーヴァたちと戦うのは無意味でその意思もないけれど、彼女を奪うと言うのであればそうとも言っていられないだろう。そっとしておいてくれたら何もしないと言外に告げて、ソロモンは今度こそ本当にディーヴァたちの前から姿を消してしまった。
 そこで一人大人しくできないのが当然ハジだ。自分の主人、というよりもこの場合は自分が愛している女性を目の前で奪われようとしているのに、指をくわえて見ていられる筈がない。さっきまで全く歯が立たなかったネイサンの拘束をあっさりと解いてしまった。それだけでなく、きっちりお礼までしていた。やればできるんじゃないの(笑) なのに何でさっきは全く駄目だったのか……。ネイサンが言った通り、本気出したら勝てたという事は、最初の攻撃は本気でなかったんだ。そしてネイサンもリハーサルだと言っていた。いつに決着がつくんだろうね。
 叫ぶだけしかできなかったカイとは違い、ハジは小夜の刀を手にした。「どうするつもりだ」と問われてハジが初めて小夜に対する感情をカイに告げた。

「私には小夜しかいない」

 100年以上も一緒にい続けて、彼女が眠っている以外に彼が小夜の傍にいなかった日などなかっただろう。そして小夜のシュヴァリエたるハジは、小夜を追跡する事が可能だ。反対にカイはしゃがみ込んでしまっていた。小夜を追い掛けると言ったハジに「無茶だ!」と言ったけど、ハジの能力をもってすれば無茶でも何でもない。ソロモンに適うかどうかは別として。で、ここで俺も行くと言い出さないところがカイが成長した証拠なのかな? 闇雲に動いたとしても空回りするだけだものね。

 順序が逆になってしまったが、ソロモンが乱入し小夜を攫って飛び去った直後、アンシェルに「追いかけますか?」と問われたディーヴァは「いいよ」と即答していた。その時、ソロモンの投げた短剣が刺さったままのアンシェルの手が映っていたけど、これは彼もそれなりに痛みを感じているという演出なのだろうか?
 ディーヴァは静かに「みんな小夜姉さま、小夜姉さまって、ガッカリだよ」と今の気持ちを正直に口にしていた。今だけでなく、それは昔から……生まれた直後からそうだった。だからディーヴァは小夜が好きだけど嫌いなんだね。手に入らないと悟り、最後の拠り所としてディーヴァは自分の中に息づく命が宿る場所を愛おしそうに撫でていた。
 しかし、その子たちが産まれることなないのだろう。今までディーヴァは「愛」が何なのか知らなかったんだと思う。アンシェルはディーヴァを宝だと言って、まるで父親のように接しているが、先週ジュリアに言っていた言葉から、ディーヴァを実験対象として見ているんじゃないかと思う。シュヴァリエになったのもそういう意味が多分にあったのではないかと。だから、確かに大切にしてはいるが、純粋な愛情ではないだろう。
 体内にいる二つの命。ジュリアは彼らの気持ちは純粋だと言っていた。だから子を宿した事でディーヴァは初めて「愛」を知りつつある。だから子を失った時、初めて大事なものを奪われた悲しみを体験する事になるんじゃないだろうか? そこから小夜たちに対して嫌いという感情から憎しみに変わっていくのか、自分のこれまでの行いを省みるのかはどうかはわからない。どっちもあるのかもしれないが、何しろそんな心理的な描写をしている時間があるのかという不安もあるからなぁ。

 何にせよ、ラストまで見逃せない。そして来週は物凄く気になる!!

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at 23:59, 真神恵, BLOOD+

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鋼の錬金術師 14巻感想

鋼の錬金術師(14) 初回限定特装版
鋼の錬金術師(14) 初回限定特装版

 今回も色々と衝撃的だった……。

 ホムンクルスたちに“お父さま”と呼ばれていた男を、私はホーエンハイムとばかり思っていた。だって似過ぎているものね。なのに違っていたので本当に驚いた。ただ、知り合いであるのは間違いないようだ。エドとアルの父親がホーエンハイムだと聞いて子どもを作っていたことに驚いていたもの。でも、「あれが死ぬはずがない」と呟いていたので近しい間柄なのかもしれないね。最初は兄弟かと思ったけどどうなのかな?
 しかし二人の怪我を治してあげたり、普通に会話しているところから、本当に諸悪の根源なのかと疑いたくなったよ(笑) そんな中、リンだけが反応が違っていた。中身について驚愕していたけど、彼にはいったい何が見えていたのだろうか?
 いやいや、それよりもこの14巻で謎がまた増えただけのような気がする。“お父さま”が何故すぐに術を発動させられるのか、そしてエドやアル、他の錬金術師が術を使えないようにすることができたのか、逆に、エドたちがそんな状態になったというのに、スカーやメイが変わらずに術を使えたというのも大きな謎だ。術が使えなくなったエドに対してエンヴィーが言った言葉も気になる。それは錬金術とはいったい何なのかという話にまで行くのかも。

 うーん。“お父さま”が人間ではないのは確かのようだ。だって、額に目があったんだもの。そしてエドたちが求め続けていた賢者の石をその額の目から出した……あれを出したと表現していいものなのかは知らないけど、その身に宿していたのには違いない。
 まさかリンにこんな展開が待っていたとは思わなかった。だって、どう考えても勝算なんてあるように見えないもの。エドとアルが必死になろうというのもわかる。何だかんだ言ってちゃんと仲間意識を持っていたんだなぁと。
 「強欲」を体内に入れられた後の、そんな場合ではないというのにリンとの会話に笑いそうになってしまった。このグリードって以前出てきたのと性格は同じなのかな? 「受け入れてやる」と言い切ったリンに対して、拒否するだろうと思っていたグリードがあんな姿で「は?」と言ったのも、また確認を取ったのも。しかしリンは15歳(だっけ?)とは思えないなぁ。グリードだけが際立っていたのだけど、よく見たらあの空間には無数の魂がいた(汗) あれだけの人間を吸収していたのか……。
 しかしグリードが誕生したとき、そこには姿以外にリンを表しているものはなかった。本当に彼は乗っ取られてしまったのだろうか?

 そんなシリアスなシーンだというのに、メイが本物のエドワード・エルリックを見たときの反応と、脳内でこれまで思い描いてきた鋼の錬金術師との日々に大笑いした。さっきまで“お父さま”を見て怖がっていたとは思えない(笑) またそれに突っ込むアルがおかしい。
 だけど、このメイもホムンクルスの中身を見ることができるらしい。グリードになってしまったのに、彼を見て確かにリンだと言っていた。つまり、リンは完全には消えていないということだろう。エドたちへのあの態度は敵を油断させるためなのかなと思うけど、この「鋼の錬金術師」という作品はそんな甘い性質のものではないからなぁ。
 あ、でもエドとの取っ組み合いで、エドがランファンの名前を出したときに、一瞬だけど確かにリンの目をしていた! つまり彼は完全には消えていないということで、希望は……あ、あるのだろうか?

 結局、軍上層部の一部ではなく全てが黒だった。そんな中では大佐も動けないか。でも監視付きで旅する自由が与えられたというけれど、国家錬金術師制度が人柱選出の一環だったとは……。物凄い展開になってきたなぁ。でも、ここまできたということは、ラストまで後少しなのかな? 大佐は部下を人質にされたけど、エドたちは何にもないのかなと思っていたら……やっぱりウィンリィを持ち出してきたか! だから前巻で大総統は彼女と話をしていたのかー。
 部屋を退室するときに、大佐はヒューズを殺したのが誰なのかと聞いていた。エンヴィーを倒すのは大佐になるんだろうか? そして怪我をしているメイを鎧の中に隠していたアル。彼女が途中で咳き込んでいたのを慌てて誤魔化そうとしていたけど、それがなくても大総統が気づかない筈がない。するとやっぱり刀を突き刺していた! 間一髪でメイは避けていたけど、もしもっと下を突き刺していたらヤバかったなぁ。大総統も、中に入っているのがまさか子どもだとは思っていなかったんだろうね。
 その後の、大佐にノックスの住所を聞くところでまた笑ってしまった。どれだけ持っていたんかは知らないけど、大佐は現金をあまり持ち歩かないのかもしれないね。その後に、大佐が中尉を待たせているのを思い出して慌てて彼女の待つ場所へ向かったら、少佐が待っていたのもこの巻で笑えるポイントだね。

 ウィンリィの無事を電話で確かめた後に現れたリン……ではなくグリードはもしかしていい奴なのかと思ってしまった。だって、リンに頼まれたからと文字を書いた布をランファンに渡してくれるように頼みにきたものね。リンを気に入ったというのは嘘ではなかったということか。それと、女が好きなのは前のグリードと同じみたいだね。
 大総統、ラースとグリードとの会話で、一瞬だがリンが現れた。何と、彼はスキあらばグリードを乗っ取ろうと狙っていたらしい。大総統の驚いた顔が印象的だった(笑) 虎視眈々と狙っているということは、いずれそれが実現するのだろう。ランファンのためにもそうであってほしい!

 最後、中尉の背中のあの紋様が気になる。詳しい設定なんぞ知らないのであれが何を表しているのか知らない。中尉って錬金術とはあまり関係のないキャラだと思っていたのだけど、実はそうじゃないのだろうか? あれ? でも中心の円にトカゲが描かれているのって、確か大佐の錬成陣ではなかったっけ? あのトカゲがサラマンダーだと読んだ記憶があるのだけど……。つまりあれは大佐が中尉の背中に描いたってこと? いつ? いくら部下でも裸体を晒すなんてことしないと思うので、やはりロイアイは公認されていると思っても大丈夫なんだろうか? ……そうであってほしいな。

 本編が短いと思っていたら、おまけのページが多かった。描き下ろしの短編は、エルリック兄弟がまだ平和なときの話でほのぼのしてしまった。何よりホーエンハイムが普通にお父さんをしていたのに驚かされた。しかし……ずっとトイレにいたのが笑える。
 そして二つあった四コマ漫画は今回も面白かった。鋼錬の世界では中尉は最強? あ、おまけの最初のページも。確かに一文字抜かすと大変なことになるな(笑)
 当然ながら買ったのは初回限定版だ。ラフな絵を見るのが好きなので、これは迷わず予約したなぁ。前巻のトランプはギリギリまで迷っていた。エドの30歳や40歳バージョン……他の年齢も描いてあったけど、30歳の顔は20歳代にしか見えなかったなぁ。メイの妄想の中のエドのまんまだったような(笑) あとウィンリィの絵が多かった。アルのは真面目な絵よりもギャグの方が多かったなぁ。平時であれば〜というコメントには頷いていた。そうそう、1ページごとにコメントがあったのが一番嬉しかった!



 今日は珍しく愚痴の日記。
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at 23:59, 真神恵, 鋼の錬金術師

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ひぐらしのなく頃に 目明し編 其の弐「ケジメ」

 ケジメって、何のケジメをつけるのだろうと思っていたけど、まさかあんな事とは思っていなかった。これが「ひぐらし」なんだねぇ。
 この作品、変だ変だと思っていたけど、やっぱりおかしい。何がというと作画が。身体のバランスが悪すぎる(汗) アバンで詩音がベッドに寝転がって電話で話していたけど、下半身がおかしい。頭でっかちにもほどがあるだろう……。

 先週、沙都子の姿に怒りを爆発させてしまった詩音は、悟史に拒絶されてかなり落ち込んでいた。魅音からの電話とは、悟史が謝りたいと言っていたから、詩音に電話をかけ直すようにとの連絡だった。……いやぁ、あれはどう見たって詩音の方が悪いだろう(苦笑)
 番号を教えてもらい詩音は悟史に電話をかけたけど、よく悟史が最初に出たなぁと思った。この頃は伯母もいたというのに部屋の散らかり方が「祟殺し編」と変わらないような……。この伯母とやらは家事をしない人間だったという事なのか?
 さて、互いに謝り合う詩音と悟史だけど、詩音が沙都子の話をした途端に態度が急変してしまった(汗) 自分の事を心配する言葉を言ってもまだ普通に答えていたというのに。沙都子は擦り切れる寸前なんだと悟史は言っていたけど、悟史だって同じじゃないか? でも、兄を頼ってくる妹を切り捨てることなんてできないんだね。だってお兄ちゃんだもの。

 ところでこの電話のシーン、以前も全く同じ会話を聞いたことがある。

綿流しの祭の日に、沙都子を連れて行ってほしい。
何故自分で連れて行ってやらないのか。
用事があるから祭には行けない。


 圭一が魅音に頼んでいた事と同じ。……つまり、あの時の圭一が話していたのは詩音で確定みたいだね。その後のオヤシロさまの祟りの話については今回はそんなにメインではないのかな? 先週はレナが話していたけど。
 会話の途中で伯母が帰ってきたからと慌てて電話を切った悟史だけど、やっぱり電話を自由に使えるような境遇じゃないんだね。一度魅音に電話したとき、かけ直すと言われて彼はさぞ困っていたんじゃないだろうか? 詩音がすぐに電話をしたからいいものの、もし伯母が帰った後で電話をかけていたとしたら、謝罪する事はかなわず話も変わっていたんだろうな。……まぁ、もともとそんな展開にはならなかっただろうけど。

 いつもの四人で祭にやってきたようだけど、これは魅音だよね。でも、すり変わっていた事をまだ知らないのに、よく沙都子は行く気になったものだ。また魅音に虐められると思っていそうなんだけど……。謝り倒して落ち着いたんだろうか?
 でも、三人から離れて一人俯いて歩く沙都子は痛々しいね。そこへ梨花が明るく声をかけていた。しかし、ここで再び違和感を覚えてしまった。先週の沙都子と全然雰囲気が違うし、話し方も違うではないか。話し方と言っても、先週の沙都子はただ泣いて悟史を呼び続けていただけだったのだけど。つまり、伯母夫婦による虐めが先週のときよりマシだったという事か?
 いっぱい笑っていっぱい遊ぼうと声をかける梨花に対する沙都子の言葉は当然のものだ。今は学校の友だちと一緒だからいいけど、帰ったらまた虐められる生活が待っている。何も考えずに遊ぶなんて、本人にしたら梨花の言動は腹を立てる事はあっても喜ぶ事は決してないだろう。更に、辛いのが今日で終わるなら沙都子は笑ってくれるかと問う梨花に、くだらない気休めと怒るのも、その境遇を思うと梨花は無神経とさえ見える。
 しかしそれで終わらなかった。微笑みながら梨花は「沙都子、もう決まっている事なのです」と断言していた。これは「暇潰し編」において梨花が赤坂に言っていた事と同じ。そしてその時初めて見せたもう一人の梨花がここで現れていた。でも、そうなると悟史が伯母を殺すのはおかしい事ではないだろうか? だって、綿密に練られた殺害計画に悟史が絡んでいる事はあり得ないのではないか。だって、北条家は裏切り者だもの。仮に悟史に伯母を殺させるようにし向けようと画策したとしても、悟史は元来ぼんやりしている少年だったらしいからそこまで決意させるというのは難しいだろうし。また、梨花は伯母と明言していたけど、その場合は伯父が対象になる事だって確率は半分だろう。綿密な殺害計画を立てているのに、そんなバクチみたいな事はしないだろう。

 場面が切り替わって殺されにやってきた伯母の声を聞いて、この人は本当にこういう役が多いな〜と思った。すぐに悟史に例のバットでめった打ちされるのだけど、圭一のときほどそのシーンは長くなかったな。
 それからどれだけの時間が経ったのかわからないけど、すぐにお魎の元へと知らせが入っていた。あの言い方だとまるで自分とは関係ないといった感じだったけど、それだと梨花の言っていた事と合わないなぁ。公吉とはこれで良かったのかまた判らないけれど、彼は部外者だからという事かな? ……よくわからない。
 ここでも出てきた大石は、今回も性格悪そうに見える様子だった。伯母は顔を潰されていて、特定するのに時間はかかるもののすぐに判明したようだね。そして家庭環境をを考えれば悟史が一番怪しまれるのは当然の事だ。
 悟史って本来は沙都子にあげるプレゼントが誰かに買われてしまわないかと毎日ショウウィンドウ越しに見るような凡庸な少年なのにね。警察が現れた途端にあそこまで顔を強張らせていたらすぐにバレてしまうって(笑) しかし魅音の振りする詩音だとわかっていながら、見事に魅音を真似ている詩音に騙されそうになった(笑)
 悟史から話を聞こうとする大石に対して、詩音は彼を庇うつもりだった。本人があんなに怯えていては庇っても無駄だと思うのだけど、詩音は必死なんだね。そうして当日は悟史とずっと話していたと言う詩音に対して、大石は魅音が最後まで祭にいたと裏が取れていると一笑にふした。そりゃまぁそうだよね。どうするのかと思ったら、あっさりと招待をバラしていた。バレたらヤバいと言っていたのに、そんな事は問題じゃないと思うくらいに彼女は悟史を好きなんだね。
 ところで詩音が魅音の双子の妹だと言われた時の大石の反応はなかなか面白かった。という事は、この頃はまだ園崎家を疑っていなかったという事か。でなければ詩音の存在を知らないなんてあり得ないものね。
 刑事たちが相談している間に、口裏を合わせるように悟史に詩音が話しているのに、彼はなりゆきについていってないようだった。でもこのとき詩音が「聞いてます?」と悟史を揺すっていたけど、動きが変だった(苦笑) 悟史の様子に騙していたのを怒ったのかと詩音は聞いたけど、笑いだしたという事は全然そうじゃなかったって事だね。むしろ違和感の理由を知ってスッキリしたという雰囲気だった。でも急に言葉遣いが変わった詩音にちょっと笑った。

 警察署で一通り話を聞かれて出てきた時には夕方になっていた。そして外では本家からの呼び出しがかかっていた。まぁ、先週にもお魎が連れてこいって言うくらい詩音がやってきた事に怒っていたっけ?

 という事で今回も時間切れで感想はAパートまで(汗) 週末に後半は書く予定だが、明日は日付けが変わる頃に帰宅するので無理だと思う。……そういえば「種デス」総集編の前半の録画をうっかり忘れてしまっていたので、こちらの感想を書くのも不明である。友人の誰かが録画してくれていたらいいのだけど……。まさかここで貸してほしいなんて言っても無理だし(笑)

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以下より追記(7/30)
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at 23:59, 真神恵, ひぐらしのなく頃に

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恋する天使アンジェリーク 3話「聖なるサクリア」

 今回は説明に費やした話だった。まぁ、タイトルから「サクリア」という言葉を出してきていたしね。そしてこのアニメはゲームの「エトワール」とは全然違う話なのかもしれないね。何しろ聖獣の宇宙の女王はたった一人で宇宙を支えているらしいから……って、そうだったっけ? 確かに守護聖はいないけど。補佐官ってサクリアがどうのという仕事とは関係ないものだったのかなぁ。……駄目だ、ちょっとしかしていないのですっかり忘れてしまっているよ(苦笑) まぁそうであれば純粋に楽しめるかもしれない。

 しかし、そう遠くない未来に聖獣の宇宙は滅びるという段階だというのに、神鳥の女王はエンジュに無理強いはしない、納得のいく答えが見つかるまでいつまでも待っている、なんて言うのはちょっと矛盾しているなと正直思った。視聴者はともかく、女王はエンジュが使命を果たそうとするのを知っているんだろうね。
 もう一つ疑問に思うことがある。エンジュの使命とは、守護聖がいなくて聖獣の女王が一人で支えるには限界がきてしまったその宇宙に、神鳥の宇宙の守護聖のサクリアを運ぶというものだった。具体的には9人の守護聖がエンジュにサクリアを授け、ブレスレットのジェムにサクリアを満たし、少しずつ聖獣の宇宙に運ぶらしい。運んだサクリアが聖獣の宇宙を満たしたとき、聖獣の女王は目覚める……。
 確かにそれで女王は目覚めるだろうけど、その後はどうするのだろう? だって、少し満ちてきたってだけで根本的な解決にはなっていないもの。守護聖がいないのだからエンジュはずっと聖獣の宇宙にサクリアを届けなくてはならないし、守護聖だって自分が所属している神鳥の宇宙にもサクリアを使わないといけない。そんなことをしていてはいずれは破綻する。……まぁ、女王が目覚めた後で今後どうするのか、という話になってエンジュが動くんだろうけど。
 そして更に疑問。サクリアを届ける。ジェムにサクリアを満たして配達するだけなのに、どうして100人もの人間を審査していたのかということだ。だって、聞くだけだったら誰にもできそうなのに、神鳥の女王は「それができるのはエンジュ、貴女の他にいないのです」と明言していた。何故エンジュでなくてはいけないのだろう?

 先週のウジウジくんと違って、今週は迷いつつもエンジュは決心していた。女王の言葉に感動していたものねー。
 早速光の守護聖ジュリアスのサクリアを授けられたのだけど、エンジュの身体を光が包んだかと思うと、エンジュは気を失ってしまった(汗) サクリアを授けるシーンを見て単に驚いて気絶したとしか思えなかった。しかし、常人が持つことのない力を受けるのだから、身体には相当の負担がかかるとでもいうのだろうか?
 ロザリアは薬を取りに行ったというのは普通の反応だ。しかしジュリアス……執務に戻るってあんた……。仕事は終えたとばかりに当然のように立ち去るなんて分かりやすい性格だ(笑) オスカーもルヴァの方が適任だと言って行ってしまった。まぁ、子どもには興味がないんだね。

 すぐに気づいたエンジュは、すぐにジェムを確認したが何の変化も起きていなかった。それを見てまた後ろ向き発言をしているよ。エンジュはプレイヤーキャラなので、あんな性格だと知って不満を覚えてしまうのは仕方がないか。だって、私はそういう性格じゃないのだもの〜。
 まずはルヴァと親睦を深めているエンジュ。ルヴァの話す過去の話が今回とても良かった。でも、ルヴァの設定はどうやら違っているようだね。あれだと大人になってから守護聖として聖地にやってきたとしか見えないもの。でも神鳥の女王が女王試験を受けにきた映像が特に嬉しいものだった。短かったのが残念だなー。
 女王の過去の話を聞き、自分が女王に言われた言葉を思い出して「その日その日、自分にできること」をエンジュは、今日自分のできることを女王に感謝することだと微笑みながら言っていた。自分には特別な力がなにもないから、女王の笑顔に感謝することが今自分にできることだ、ささやかなことしかできないが、女王に笑顔になってもらえるならどんなことでもしたい。何故なら、女王は生まれて初めて自分を信じてくれた人だから。とても素直な気持ち。その気持ちに反応して、先ほど授けられたサクリアが反応していた。消えていたのではかったんだね。まぁ、「誇り」を与えるサクリアなので、いつも自信のないエンジュに授けられてもそれだけに終わっていたんだろう。こうやってエンジュは少しずつ自分に自信をつけていくんだろう。

 あっさりと立ち去った筈の三人は、実はルヴァとエンジュを覗き見していた(笑) こうなると知っていたんだろうね。ジュリアスは自分がエンジュと話していたら、彼女が畏縮してしまうと分かっていたのかも。オスカーは……どうなんだろう? まぁ、今回はルヴァが適役だったということだね。
 ところが、三人以外にもエンジュたちを見ているキャラがいた。嬉しそうにルヴァと話しているエンジュを見て面白くなさそうな顔をしていたなぁ。ゼフェルの場合、いつものことだけど、来週辺りにエンジュを困らせるのだろうね。
 ええと、たった一つジェムにサクリアが満ちただけで聖獣の宇宙に届けるんだ? しかも宇宙に出るというのになんの装備もない船で行ってしまったよ……。う〜ん。こんなペースなのに本当に1クールで終わるのだろうか?

at 23:58, 真神恵, アンジェリーク

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桜蘭高校ホスト部 16話「ハルヒと光の初デート大作戦」

 先週から話が続いたのは今回が初めて?

 のっけから光と馨の反応が違っていた。思った通り、光の方がハルヒに惹かれているみたいだねー。しかし、あんなに間近で見られたら気になるよね(笑) そして荒井君が「友だち?」と聞いたハルヒの答えに……環のことを話すときに笑った。
 先週、合宿のしおりの第一条に「先輩扱いしないこと」と環は書いたと言っていたけど、ハルヒが素直に従ったのには驚いた。驚いたけど……「知り合いの人」って!(笑) 確かにその通りなのだけど、ハルヒにとって環はあくまで「友だち」じゃあないんだなー。また悪意がないだけに環のショックも大きいだろう。
 ところで、荒井君が先週現れたとき、目を星にして「さわやか〜!」と喜んでいた美鈴さんは、いつピアノまで移動したのだろう? しかもタイミング良すぎ! 石化した環が抗議するのも解るよ(笑)

 中学の時の同級生ということで、休憩時間をもらったのだろうか? エプロンを外したハルヒが荒井君と話をしていた。その会話を聞いていて、光がヤキモチ発言をしていた。馨の反応はハニーたちと同じみたいだね。そんな光の反応がこの後の展開を予想させるけど、いつも明るく楽しくやっていただけに、第三者の出現にこんなにも不機嫌を露にしてしまうのは、双子の人生がこれまでとても狭い世界で生きてきたことと無関係ではないだろう。
 ちょっと嫌〜な方向に話がいくのかなぁと思ったら、環がまたいじけていた(笑) まさか「知り合いの人」なんて言われると思っていたのは解るけど、あんな傍でいじけんでも。いつも離れていじけていたので、これはこれでアピールしているんだろうな(笑)

 そして荒井君。彼はやっぱりハルヒに気があった。そしてそれを察知した光がまた文句を言っていた(汗) ……しかしこれではまるで小学生レベルの反応だな。いくら光の方が毒舌だからと言って、これは言い過ぎだ〜。と思ったらハルヒが怒った!
 しかし荒井君はそこまで言われても正直に話すなんて、さわやか過ぎるよ。好感度が上がるばかり。ハルヒに気があったと言ったときに反応したのは双子と環。環は最初からそうだったのでわかるけど、なるほど、光ほどではないにせよ、馨もやはりハルヒに気があるのは確かなのね。しかし、「ふられた」発言にハルヒまで「えー!?」と驚いていたのには笑った。鏡夜が「何故お前まで驚く」と突っ込むのは当然だけど、まぁ、ハルヒの性格だとあり得るな〜と思った。そもそもハルヒは男とか女とかを意識しない子なので、さり気なく告白されても言葉通りに受け取って、別の意味が含まれているなんて思いもしないだろう。真正面から「好きだ」と言われても、友だちとしての好きだとおもいそうだ(笑)
 直後にふられた経緯を見せてくれたけど、ハルヒと荒井君の温度差はくっきりしていた。ハルヒは夢のために前に進んでいるというのもあって、ハルヒが恋愛のれの字も興味がなかったというのがその反応でわかるな(苦笑) 対して荒井君は青春真っ盛り!な態度だし。会話が噛み合っていないのが、荒井君には悪いが笑えて仕方がない。ハルヒが誰かを好きだと自覚して、恋愛に悩むようになる姿がちょっと想像がつかないなぁ。というか、この回想シーン、あんな反応していたら相手が誤解するのは無理もないな。そして次の言葉で舞い上がった気持ちをどん底に落とされるんだ(笑)
 話を聞いた鏡夜とハニーとモリが呆れてハルヒを尋問していたよ! そして改めて「ごめんなさい」って……ハルヒ、それはかなりキツイかと(苦笑) しかし荒井君とは双子を除くホスト部の面々とはこれで打ち解けたらしい。中学の頃のハルヒの話で盛り上がっているけど、参加していない双子、というより光がまた何か言い出すんだろうね。

 そりゃ、ハルヒが叩くほと怒るのも無理はない。でも頬を叩かれて光が物凄くショックを受けたというのもわかった。
「お前の友だちは、俺らじゃんかっ!」
 ちょっとだけ世界が広がったかもしれないけど、本当にほんのちょっとだけだったんだな〜というのがよくわかる台詞だった。ハルヒにとっては荒井君も双子も同じ友だちだけど、光にとっては馨以外はハルヒしかその世界には存在しないんだね。そう言ってハルヒを見た光の表情は泣きそうに見えた。環の言う通り「まだまだ世界が狭い」よね。今回の話は光がメインで、初デートというのも恋人としてではなさそうだ。
 部屋に籠る光を追いかけた馨が、からかうような口調で声をかけていたけど、何だ、馨もムカついていたのか。環が「あいつら」と言っていたのであれ?と思っていた。馨は参加しようと光に声をかけていたので、違うと思っていたよ。やっぱり精神的に上なのは馨だったんだねー。
 謝ろうよと馨に言われても反応がなかったけど、荒井君が戻るときに出てきたので意外に素直だなと思っていたら……声は馨だった(笑) あ〜あ。まぁ、荒井君はそれで気持よく帰ることができたけど、根本的な解決にはなっていないよね。ハルヒには通用しないんだし。そして「何で光のフリしてんの?」と聞いたときに、鏡夜の反応が気になった。モリはどうか知らないけど、環とハニーが驚いている中、肩を竦めていただけだったので、彼も見分けられるんだろうか?

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以下より追記(7/26)
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at 23:59, 真神恵, 桜蘭高校ホスト部

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ワンピース 272話「ルフィ目前! 裁判所前広場へ集結せよ」

 今日は珍しく目が潤んでしまった。視力を失ったのに、ソドムとの約束を果たすために頑張ったゴモラに。そして力尽きて倒れているソドムの姿を見て。原作では恐らく素通りしてしまったであろう、フランキーたちとの思い出の映像も、非常食として連れていかれたというのに、いつの間にか仲間扱いされていたそのシーンにかなりキた。しかし、非常食として連れてこられたって、サンジと同じか(笑)
 ここでようやくゾロとサンジが動いた。皆が行き止まりだと慌てているのに「そんなものは見えない」と言って、壁を壊すのはいいのだけど、壁を壊した音が軽かったのが不満。というか、そもそも普通の人間のレベルを越えているなぁ(苦笑)

 青キジから預かったゴールデン電伝虫を見て一人で野望について語っているスパンダムだが、彼はそうして実力もないのに出世して、その後はどうするつもりなのだろうか? 自分でゴールデン電伝虫を持つ地位にまで上りつめたとして、軍隊を自在に扱える日を夢見ているようだけど何に使うのだろうね?
 以前出てきた子ロビンの映像がまた使われていた。……もういいからさ、こんなに引っ張らずに早く過去編に行けばいいじゃないの。そういえば、子ロビンって山口さんが担当じゃないんだってね。別に高い声も出せるだろうに。ナミだってあのままの声だったのだから、変更する理由が見つからないなぁ。何でなんだろう? それと、誰が担当するのかなぁ。また1時間スペシャルのときに2話分でまとめて放送されるのだろうか? 普段はのんびりたらたらしているというのに、過去編になるとスピードアップするなんておっかっしの〜(笑)

 サンジたちが裁判所へ突入するシーンで終わるにしては変な終わり方だなぁと思っていたら、やっぱり締めはルフィだったか。今回の作画もよいとは言えないけど、最後の対ブルーノ戦はまぁまぁ良かったと思う。特に、剃で空間を移動してからブルーノがルフィに攻撃をしかけようとしたら、ルフィがちゃんと視認していてそれをかわしていたところが良かった。視線だけを動かして避けていたところが本当に良かった。あー……でもその後に鉄塊でガードしているブルーノに拳で攻撃しているシーンは駄目だったな。でもまぁ直後の嵐脚の軌道を変えたシーンも良かったのでこの際目を瞑ろう(笑)
 アクションシーンよりも、最後の決意表明がいいのは言うまでもない。またニッと笑いながらあの「だめだ」という言い方が素晴らしすぎる。本当にこの作品は声優の演技だけは裏切らないよねー。
 さて、青キジに負けたときにこんなんじゃ駄目だと思ったルフィは、もっと強くならなければ仲間を守れないと思った。“強くなくたって一緒にいたい仲間”とはウソップしかいない。だからここの映像には文句があるな。最初にナミとチョッパーを出してきた。確かにルフィと比べたら麦わら団のメンバーは弱い。戦闘力も精神的にも。……最近は実はゾロが一番強いんじゃないかと思うが。だって、やはり素手よりも武器を持つ人間の方が強いに決まっている。
 “仲間”という括りでバックに流したのだろうとは思うのだけど、この場合、ウソップ、或いはウソップとロビンを描いてほしかったなぁ。全員いる中でウソップだけが後ろ向きだったのが他の皆と違うのはわかるけど、やっぱり物足りない。それとも、視聴者に対してウソップは今仲間じゃないから後ろ向きなのだと語っているとでもいうのだろうか?
 ルフィが新ワザを披露した。全てがレベルアップするそうだ。それはいい。身体から蒸気を発したって構わない。だって、ルフィは悪魔の実を食べた能力者だもの。普通の人間ではないのだから。

 あーしかし、昼間に劇場版を見たので、絵のクオリティが段違いなのでTVアニメにガッカリしてしまうのは否めないなぁ。劇場版DVDの感想は映画を見たときに書いてしまったので書いても短いものになってしまうかなぁ。映像特典は面白かったけどね!

at 23:16, 真神恵, ONE PIECE

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xxxHOLiC 14話「フウイン」

XXXHOLiC 4 (4)
XXXHOLiC 4 (4)

 私が普段からよく言っていることがテーマのお話だった。

 デパートときたら……私もデパ地下だ(笑) 最近はあまり出かけないので近所の大型スーパーで買い物しているだけだが、仕事帰りにそごうのケーキ売り場をウロウロすることがたまにある(笑) お惣菜も見に行くことはあるけれど、四月一日の言う通りデパ地下の食料品はどうしてあんなに高いのか……。しかも全てが美味しいワケではないしな……。だから買うときはいつも同じものを買ってしまうよ。
 コトバについて語ろうとしていた侑子さんたちの耳に双子の会話が聞こえてきた。……片方の何とも後ろ向きな発言よ。会話を聞いていた侑子さんの厳しい顔は何を物語っているのか。

 学校帰り、コンタクトを落として探す双子の片方と出会って、四月一日も一緒に探したが、彼女の「見つからないと思います」の言葉通り、コンタクトを見つけることはできなかった。
 それを聞いた侑子さんは、「イキモノは色んなものに縛られている」と話し始めた。自然の決まり事、時の流れ、躯という器、心という名の自我。それはイキモノ全てに共通する鎖。でも、人間にだけ使える鎖もあるのだと。まぁ、それは一つしか思い当たらないよね。
 その翌日にファーストフード店でコンタクトを探したが見つからなかったという話を百目鬼と話す四月一日。百目鬼はそれを聞いて、双子は人間だったのかと聞いてきた。……なるほど、座敷童も雨童女も姿は人間と同じだったものね。百目鬼がそう言うまで、私もそんな考えは全然していなかったよ。
 そこへ「お下げしましょうか?」と声をかけてきたのは、件の双子の一人だった。コンタクトの話を振ると、それは姉で自分は妹の方だと自己紹介してきた。両親も間違えることがあると明るく言っていたけど、私はここで違和感を覚えた。
 赤の他人ならともかく実の両親なのでしょ? なのに間違えるのか? それって親としてどうよ? 娘を本当に愛しているのかとさえ思ってしまった。もちろん、話を進める上で互いにしか判らないというのがポイントなのかもしれないけど。物語の中だからそう言えるのだろうけど、実際の双子は確かに一卵生だとそっくりかもしれないけど、つき合っていれば見分けはつくようになるものなのに……。アニメの場合、声は一人二役なので聞き分けは難しいけどね。この作品に限らず、双子という設定は物語を面白くする要素としてお約束なのかもしれないだろうけど、双子に対して幻想を持ち過ぎなんじゃないかと思ってしまう一コマだった。
 しかし双子の妹よ、食品を扱う職場なのに髪をくくっていないとは何を考えているのだ? こんなバイトのいる店には私は行きたくないなぁ。

 四人でお茶しにいくことになったようだ。ハキハキしている妹に対し、姉は辛気くさいなぁ。でも、妹に迷惑ばかりかけてと言っていたことから、何かにつけて言われていたんだろうな。気がきかないなぁとかぼーっとしてとか。あの話っぷりから妹に悪気はないようにも見えるのだけど、気にしすぎる姉も姉だが妹の方も無神経だなと思った。
 四月一日が二人を「仲がいいんですね」と言うと、「何をするのも一緒だから」と答えていた。……二人きりの姉妹だからといって、何も同じことをしなくてもと正直思うのだけど。私は双子ではないので、そこはわからないけど、実際に妹が私の真似ばかりしていたのをウザいと思っていたなぁ(苦笑) 部活動まで同じのに入られたときには心底嫌だと思ったものだ……。それが本当に自分のやりたいことなのかと。
 しかし、何をするにも一緒ということは、何かにつけて周囲から比較されるというおまけまでつくと思うのだけどな。「自分とよく似た顔の人がいつも傍にいるのは不思議な感じじゃないですか?」という四月一日の問いかけに「でも……妹は私と全然……違うから」と言った後、四月一日が最初に感じた何かが波紋のように描かれていた。だけどね、それって当たり前のことなんじゃないの? 似ているってだけで双子っていうだけで二人は全く、別の人間なのだから。実際、既に性格や服の趣味が違うじゃないの。だから何に囚われているのか理解できない。寧ろ、そうやって縛られるのを望んでいるようにさえ私には見える。妹と違って私は駄目な人間なんだと周囲の人間に見てもらいたいのか? そんな風に見てもらえたとして、他人に哀れんでもらいたいのだろうか? 人生を無駄にしているなと思う。そもそも髪型を一緒にするのは止めたらどうかと問いたい。

 四月一日は姉の方が気になるからと、映画館に行くのが苦手なのに四人で行こうと誘われたのを了承していた。その間も「やっぱり……」とか「いつもと同じ……」とか後ろ向きな発言を呟いていた姉。四月一日はそういう現象を感じ取れるから波動を受けて顔を押さえてしまっていたけど、普通の人にだって影響は出ると思うよ。楽しい計画を立てて約束しているというのに、つまらなそうにして場の空気を壊していると思わないのか? そういう人間が一人でもいたら場のテンションは下がってしまうと思わないのか?
 何かの番組で実験をしていたことがある。お茶をして楽しそうに3、4人で会話をしている最中に溜め息をつくとどうなるかという実験だ。せっかく楽しく話をしていたというのに、溜め息をつかれることによって、他の人間が不愉快に感じたという結果が出た。盛り下げるようなことをして楽しいのか? 自分に同調してほしいのか? 以前にも話題にしたと思うが、同期で何かにつけて溜め息をつく子がいる。誰も何も言わなかったけれど、その子が溜め息をつくとそれまでの会話が一瞬途切れた。だから注意をしたことがあったけど、嫌な話題は耳に入れない性格なので今も変わっていないだろうなー。現在は各々出向しているので、会うのは納会の月末くらいだからね……。
 不満を抱えるのは誰にだってあることだ。でも、それを口にしないでボソッと呟くだけというのが私は嫌だな。そういうと、溜め込んでしまうタイプがいるとか、相手に面と向かって言えない人間もいるというけど、そんなのは言い訳だろう。溜め込んでそれを家にまで漏らさないでいるのならまだいい。なのにボソッと言う姿勢が気に入らない。それって誰かが気づいてくれて、同調してくれて自分の思っていることを代弁してほしいと思っているとしか思えないのだけど? とても厭らしい性分だとは思わないか? 自分では何もしないで他人におんぶだっこという甘えた君にしか見えないなー。

 なるほど。海のときと同様に、アヤカシは映画館でも出てくるものだったのか。怖いシーンではと言っていたけど、他のジャンルだったらどうなのだろうか? しかし妹も何故ホラー映画にしたんだろうか。と思っていたら妹が「キャッ!」と言って百目鬼の腕を掴んでいた……。そのためだったのか(笑)
 こういのって男の子が意中の女の子にしてほしいためにホラー映画に誘うものだとばかり思っていたけど、その逆もあるんだね。これは私がホラー映画を見て「キャッ!」なんて言う人間じゃないから思いつかなかったんだろう(笑) 何せ恐がりを脅かすのが好きだという困った奴だからね。
 怖い映画が駄目らしい双子は、またもや怖いシーンがったらしく「キャッ!」と叫んでいた。妹は素直に隣にいた百目鬼の腕にしがみついていたけど、同じく百目鬼が気になる姉は一人でぐっと我慢しているだけだった。自分が頼りにならないからだろうと四月一日は思っていたけど、それはちょっと違うぞ〜と言いたくなった。いや、本当に姉はつまらなそうな顔ばかりしているね。そんな顔するのなら妹と一緒に行動しなければいいのに……。
 最後のシーンで姉が再び「早く……出たいな」と呟いて波紋を起こしていた。すると周囲に現れていたアヤカシたちが周囲に集まってきたのだけど、これは何を意味しているのだろうか? 再び当てられて四月一日が顔を手で被っていた。何か水滴が落ちる音がしたので四月一日が見ると、姉の額から血が出ていた。……って、ここで終わり!? 次回に持ち越すなんて初めての展開じゃないだろうか? 映画よりこっちの方がホラーじゃないの(苦笑)

 EDが変わっていて驚いた。そういえば、今回は14話で2クール目に入ったところだね。前回の歌が好みではなかったので、これは嬉しい変更だった。またマルとモロが可愛い! 本編の腕や足が長い描写はマルとモロに関しては実は不満に思っていたので、EDでは普通に描かれていたので歌だけでなくこれも嬉しかった。最初見たときは「Paradise Kiss」のED作画のようだと思ったけど、スタッフまで見ていないのでどうだったのかは判らないなぁ。

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at 21:33, 真神恵, xxxHOLiC

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ツバサ・クロニクル 13話「始まりのワカレ」

 先週に続いて今回も特に感想はないので困ったな……。しかも今回はところどころで絵も良くなかったし。

 TVでプリメーラが入院したという芸能ニュースが流れていた。この世界でもアイドルだったんだらしい。入院というのは事務所が発表したことであって、実際は失踪してしまった彼女を探して大わらわなんだろうね。おじいさんが孫のためにサインを書いてと頼んだら、激しく拒否してしまった。

「毎日たくさんサインして、手が腫れるまで握手して、面白くもないのにニコニコ笑って、もう、そんな生活は嫌なの」

 では問いたい。何故その世界に入ったのかと。望んで入ったのではなかったのか? もしかして、上辺の華やかさだけに憧れてアイドルになったとでも言うのだろうか? 今回このプリメーラの発言にかなり腹が立った。

「皆私にああしろこうしろって言うばかりで、私がやりたいことなんて一つも聞いてくれないじゃない!」

 それは単純にプリメーラがスタッフに自分の思う通りにできるよう実力を示せば変わっていく筈なのでは? 言われてそれに従っていたから今のように人気アイドルになれたのではないのだろうか?
 何かアクションを起こしてそれが何度も阻まれたというのなら逃げ出したい気持ちもわかるけど、恋人にべったりで甘えることしかしていない人間がそんなことを言ってもただの我が儘にしか聞こえないな(苦笑)
 あと、あの声なんとかならないかなー。もしくはもう少しマシな演技ができるようになってくれ。

 羽が引っかかったトラックに小狼がとりついたときに、冒頭であっさりやられた暴走族(?)が仕返しをしにやってきた。武器を用意するからと運転を変わって言った技術者の女性に代わり、おじいさんが運転をすることになった。運転なんてできるのかと言うプリメーラに対しての答えは「ポチッとな」だった(笑) 昔メカを扱うプロだったと言っていたけどそれはもしかしなくてもボヤッキー? 声優ネタなのはいいとして、大丈夫なのかと思ってしまった。
 まぁ、それぞれが諦めたり逃げたりしてバスに乗っていたけど、小狼の諦めないその姿勢に感化されてもう一度頑張ろうと決心した話、ということか。

 予告を見て驚いた。もうこの話を持ってくるのか……。後半は原作通りのシリアスな話をしていくということなのかな〜? 原作を読んで泣いてしまった話だけど、アニメでもそうなるのかなー。
 ちっちゃいくろりんよりも、ちっちゃい知世の方にドッキドキじゃないのかと思った予告だった(笑)

at 23:17, 真神恵, ツバサ・クロニクル

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