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NANA 33話

 だいぶ前の話になるが、番組表を見ると「NANA」に話数だけでなくてタイトルらしきものが書かれてあった。……サブタイトル、本当はあったの!? と驚いたんだけど。既にDVDにダビングした後だったので、仮にあったとしてもこのまま話数だけにしようと思った。

 本当は「鋼の錬金術師」の15巻の感想を書こうかと思っていたけど、時間がないのでこちらにした。時間がないと言いつつ、三度も見たのだけど(笑) リアルタイムで見て、寝る前にもう一度見て、そし今日帰って来てから。初期の頃は文句ばかり言っていたのが信じられないなぁ……。
 後半になって、今度はナナ視点で物語が展開していったのには驚いた。ずっとハチ視点だと思っていたんだよね。でも、ナナが心情を語ってくれるのを聞いて、ハチが言っていた言葉で不安になった箇所があったのが杞憂だとわかってホッとした。今後最終話で二人は離れ離れになるけど、一緒に暮らした時間をそれぞれ大切にして新しい人生を歩んでいくんだろうね。ナナは本当に好きなのがヤスだと後に気付いたようだけど、だから語っている時点で一緒になっているとは思えないから独りで生きているんだろうか。ハチの方はタクミと結婚してお嫁さんという夢を叶えて幸せに暮らしているんだろうね。

 ハチが妊娠した事を知ったときのナナの狼狽えようは、確かにおかしいと思ったけど、まさか友人以上の感情を持っていたとは思わなかった。でも、ヤスに全部話してスッキリしているように見えた。帰り道、ハチがナナに抱いているイメージの通りに振る舞おうと決心しているナナには、そんな無理しなくてもいいのにと思った。
 ハチは、本当に困った時に頼るのはやっぱり淳子なんだね。彼女らって皆同じ年齢なんだよね? 淳子って絶対に20歳に見えないなぁ(笑) ハチが言わないことまで解っているなんて、彼女は本当にハチの事がよく解っているんだなぁ。
 帰ったらタクミがいて、ハチの決意を知った後にあっさり結婚するかと言ったのには驚いた。ハチが驚いて目を見開いたまま固まっていたので、そりゃそうだろうなと思ったよ。何だかんだ言いつつも、タクミはハチをちゃんと好きだったという事なんだろうか? でないと結婚なんてしようなんて言わないような気がするのだけど。あ、でも、固まったハチを見て「イヤ?」って聞いていた顔は、子どものように見えたな。ハチに彼氏がいるって言われた時も怒っていたし。
 イヤって聞かれて首をブンブン横に振っていたけど、結局ノブは可哀想な結果になったんだなぁ。このおとしまえをどう付けるのかを見てみたい。そしてそんな事になってしまったら、今までのようにつき合っていけないだろうから、ブラストがデビューしてもナナには会いに行けなくなるんじゃないかなぁ。残念な事に今回出番のなかったシンもやる気をなくしているようだし……。

 ところで、これ、原作にどれくらい追いついているんだろうか? おかしな展開になって終わるのだけは止めてほしいなぁ。とはいえ、原作を読む予定はないのだけど(笑)

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 以下は日記。
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at 23:52, 真神恵, 漫画・アニメ

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少年陰陽師 9話「闇の呪縛を打ち砕け」

 0時前に帰ってきたところで、感想を書こうと思いつつつい「NANA」に見入っていた(笑)

 昌浩が階段を登り切ると、神将たちが妖たちと戦っていた。六合が昌浩の後についていった姿がちょっと笑えた。彼は昌浩を認めてなかったのではないのだろうか? それとも本当に見物するつもりで追いかけた?
 しかし青龍って子どもみたいだなー。いちいち突っかかるなんて。そう思っていたら昌浩が文句を言っていた(笑) 昌浩を助けてくれた六合は無表情なので何を考えているのか不明だけど、青龍よりはいいなと思った。声は青龍の方が好きなのだけど(笑)
 青龍が昌浩の事を未熟で半人前なのに、晴明の後継なのが許せないってのは解らないでもないが、まだ13歳の昌浩にそんな事言ってやるなよと思う。でも、昌浩は自分が未熟だとちゃんと解っているところがいい。だから今は彰子を助けるのが先だ、と言われて青龍も結局は昌浩の言葉に従っているのが笑える。自分が妖をやるから、神将たちは他を頼むと言われて誰も反論していないし。そんな昌浩は、封じられた貴船の神を呼び起こそうと呪文を唱えていた。しかし、妖に攻撃されて術は失敗してしまった。
 気を失ってしまった昌浩がその時思い出していたのは、小さい頃に晴明と話した事だった。どうしても上手くいかない時は「神様にお願いするんだよ」清明が教えるものの、昌浩はお願いしたのに駄目だったんだと俯いてしまった。それを聞いて清明はとっておきを教えてやると言った。「もう一度、この国の言葉でお願いするんだよ」と。よその国の言葉でお願いされたら困ってしまうだろと聞かれて幼い昌浩は納得したようだった。何だかこのシーンの晴明は、とても優しい目で昌浩を見ていたなぁ。
 目覚めた昌浩は、そのとっておきを実行し始めた。この国の言葉でお願いすると言われて、すらすらと呪文が出るところが凄いな。さっき唱えていた呪文を和訳したという事なんだろうか。それに、聞いていて確かに日本語で言われた方がよく解るなと思った(笑)

 封印を解かれて貴船の龍神が現れた途端に妖たちが一掃された。仕切っていた二羽のの内、片方の妖も消えてしまった。しかし、封印を解除したものの昌浩もフラフラの状態だった。呆然と見ている神将たちに、紅蓮は青龍に向けてこれは昌浩の秘められた力の一端だと話した。力を持っているけれど、身体がまだついてこないという感じなのだろうか。
 再び目覚めた昌浩は、まっ先に彰子の元へと駆け寄った。彼女は神ではいないとはいえ、意識を失った状態だった。昌浩の呼びかけに目を覚ましたものの、もう一羽の妖が舞い降りてきた。片割れの仇と言って紅蓮たちに攻撃を仕掛けてきた。そちらに気を取られた昌浩だったが、彰子が名を呼んだので再び彼女を見た。彰子は微笑んでいたが、途端に昌浩の表情が変わった。……まぁ、彰子が操られていて昌浩を刺したってオチしかないよね。
 もう一羽を紅蓮は難なく倒した。しかしまだい鍛えていないようだった。視線の先は昌浩たちだった。そうして画面も昌浩たちへと映ったが、思った通り昌浩は彰子の懐刀で刺されていた。でも、心臓じゃなくて良かったよ。痛いには違いないけど(汗)

 一方、若晴明は生霊となった圭子をようやく身体へ戻したところだった。そして彼が一番先に昌浩の異変に気づいた。今回はたくさん喋ったのが嬉しかったな。
 「よくやったぞ娘」という妖の言葉にようやく異変を知った紅蓮が見たのは、彰子に刺された昌浩が倒れる瞬間だった。これにはさすがの青龍も驚いていた。傀儡と化した彰子に気付かないのを無能だと言い残して消え去った妖の言葉など、紅蓮は聞こえていないようだった。目の前で刺された昌浩を見て死ぬと思ってしまった紅蓮が雄叫びを上げて暴走を始めた。あの金輪って晴明が付けたものだったのね。そこへ追いついた晴明は、紅蓮を見て「封印を打ち破るほどに、またもお前は傷を負ってしまったのか」と言っていた。つまり、青龍が紅蓮を許せないと言っていた過去って、これと似たような状況になった事があるという事なのだろうか。そして晴明を殺そうとしたのは事実だけど、真実は晴明しか知らないということ?
 ともかく、叫び続ける紅蓮は泣いている子どもにしか見えなかったなー。そこで晴明が再び封印をしようとするが、気を失っていた昌浩が目覚めた。彰子を見て叫ぶ紅蓮を見て状況が理解できたらしい。そして先に紅蓮を何とかすべきと判断した。香袋を取り出して「届け、魔を払う伽羅の香り。紅蓮の痛みをどうか」と言いながら香を振りまいた。術ではなくて昌浩の思いが紅蓮を正気にさせるんだね。
 紅蓮は暗闇の中にいた。そこを自分のいるべき場所だと言っていた。紅蓮は、自分の本能は全てを滅ぼすと言って、そこにいれば誰も傷つけずに済むと心を閉ざそうとしていた。好きで持った力ではないって事か。本来は優しい性分なのね。
 そこへ伽羅の香りと共に昌浩の声が聞こえてきた。昌浩がもっくんと呼んだ途端に紅蓮はもっくんになっていた。もっくんを抱き上げ昌浩はここは寒いから帰ろうと言っていた。驚いているもっくんが「どこへ?」と聞くと、家に決まっていると当然のように答えて連れて帰ろうとしていた。抱き上げたもっくんを「温かい」と頬ずりする昌浩に、「嘘だ!」ともっくんはその腕から飛び下りた。
 騰蛇は冷たい恐ろしい存在だ、独りきりでいるのが一番いい。この言葉から、今までそう思われ全ての者から恐れられていたために彼がいかに孤独であったかを物語っていた。だけど、そんな躊躇いも昌浩は「馬鹿だなぁ」と言っていた。そして痛いなら痛いと言っていいのだと、自分がそれを聞いてやるからと、以前に言った事を再び言っていた。「だから帰ろう、一緒に」という言葉に、ようやくもっくんもそれを受け入れた。
 途端に現実世界では炎が消えて眠っているもっくんの姿が現れた。それを見て誰が騰蛇を静めたのかと不思議がる太陰に対して、青龍はこれも昌浩の力なのかと衝撃を受けているようだった。力というか紅蓮を思う昌浩の心だと思うけどな。しかし、眠るもっくんも、神将たちの言葉も若晴明には眼中にないらしい。倒れている昌浩の元へ近づいて、必死に名を呼び掛けるが昌浩は何の反応も示さなかった。
 自分の命と引き換えにしても助けようとする晴明に、そんな事をしたら晴明が危ういと青龍が声をあげるが「構わん!」と聞く耳を持っちゃいない。昌浩って本当に愛されているなぁ。その内、神将たちも彼を認めて大事にされていくんだろうね。早くその時を見てみたい。
 晴明が決死の覚悟で昌浩を助けようとしていると、上空に突如光が現れた。それは解き放たれた貴船の龍神だった。これにはさすがの晴明も驚いていた。ここで死なせるには惜しい逸材である上に、解き放ってくれた礼もあると龍神は言って、情けをかけてやると昌浩を助けてくれた。……しかし皆、彰子の事は放ったらかしだなぁ(笑)
 目覚めた昌浩には、まっ先にもっくんに声をかけた。所在なさげにしょんぼりしているもっくんは、こんな場合なのに可愛いと思ってしまった(笑) 「もっくんのせいじゃないよ」と微笑んだ昌浩は「やっぱ、もっくんがいてくれないと駄目だ」と言って再び目を閉じた。眠ってしまった昌浩に、もっくんはどうしていつもそうやって自分に光を与えてくれるのかと尋ねていた。泣くのかなと思って見ていたのだけど、涙を流すのではなくて雨が降る事でそれを表現していた。もちろん、それは龍神が解放されたからという意味もあるのだけど、もっくんの心情を物語っているようにしか見えなかったなー。

 一段落したと思ったけど、窮奇の怪我が癒えたらしい。自分の配下の妖たちを食っても「腹の足しにもならぬわ!」と言う窮奇は、今度は贄の証を刻まれた彰子を狙ってくるのだろうね。

at 23:57, 真神恵, 少年陰陽師

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DEATH NOTE 7話「曇天」

 久しぶりにOPから見た。ナオミってちゃんと出ていたんだね。彼女が抱いているのはレイの亡骸だよね。そして今回で彼女との決着がついてしまうんだね……。あまりも最初の方だったのであまり覚えてなかったのだけど、じっくりと検証していたLよりも女の勘冴えていたナオミの方が真実に一番近づいていたんじゃないだろうか。もし彼女が生きてたら、物語はもう終わってしまうだろうね。

 しかし月って嘘が上手いなぁ。一度嘘をついてしまったら、それと辻褄を合わせるためにまた嘘を言わなくちゃならないのに平然としているよ。馬鹿がつくほどの正直者だと言われる私には無理だ(笑)
 今日笑えたのは、リュークに言われなくてもって言っていた時の月の表情だな。外出する時はノートを破って持っていくと言っていた月は、大胆にもバスジャックの詳細を聞くふりをして、ナオミの死に方を綴っていた。……これも覗ざわりだな。

 一人一人に尋問して、キラでない確認をすると言っていたL。結果は全員白だった。何でもキラであるかどうかを確かめるトリックを用意していたのだけど、捜査官たちにはトリックを仕掛ける気すら起きなかったらしい(苦笑) 皆正直な人たちだったのね。
 そこへLの携帯に連絡が入った。……ん? Lは皆に電源を切るように指示していなかったか? 人にはそう言ったのに、自分はつけているなんて……。携帯が鳴って話を中断されるのが嫌だと言っていたのに、自分のなら構わないの? と思ったら、松田が心の中で文句を言っていた(笑)

 ナオミは自分が考えられる最大限の遺体の発見されない自殺の仕方を考え行動し、48時間以内に実行して死亡すると書かれていた。字を見て思った。月って字は上手くないんだね。そして月は時計を見て彼女が行動を開始するのを待っていた。ところがナオミには何の変化もなかった。これまでの実験で確認していたのに、何故効力を発揮しないのかと月が慌てていると、背後からリュークがまた笑っていた。ノートに死に方を書いている時も、名前を聞いていた時も笑い方が奇妙だったらしい。……全っ然覚えてなかった! でも、名前の所で笑っていたとなったら本名でなかったと言っているのも同じ。死神の目を持つリュークには彼女の本当の名前が最初から見えていたんだものね。でも、EDで本名を書いてあったのは残念だと思う。あれがなかったら誰も偽名だと思わなかったもの。あ、でもレイが生きている時に既に出ていたから今さら変えるのもおかしいか。松井さんのような知っている声優さんだったらEDなんてチェックしないからなぁ(苦笑) この人、本当に声が変わらないな。
 名前を聞き出す方法を考えている月が面白かった。切羽詰まっている様子はよく判るけど相手は女だから力づくで……の下りは、彼女は力づくで言う事を聞くような相手じゃないだろうにと思った。
 あと、やっぱり台詞、しかも心の中で思っている事が中心なので動きがないのがアニメとしては辛いな。月もLも運動をするより寧ろ引きこもるタイプだし? だから、月が考えている間のナオミの後をついて歩いている月のシーンの描写が丁寧だった。TVアニメでこんな表現をしたアニメってそんなにないんじゃないだろうか。
 焦って考えている月へリュークが目の取引はいつでもできるぞーと言っていた。月は自分で言っている通り、絶対に取引はしないだろうけど、もししていたら物語もすぐに終わってしまったんだろうね。だって月の寿命って漫画が完結した時点でなくなるんでしょ? でないと彼は延々と人殺しをしていくだろうし。

 もういいですよと言われて、ナオミが警察庁へ戻るまでの5分間。月は何とか彼女の足を止めるのに成功した。しかし内部の事情に詳しい事を訝られた月は、自分も捜査本部の一員だと言い始めた。人手が足りないからとか、自分はかつて二件の事件を警察に助言して解決に導いた実績があるとか月は言い出したけど、ちょっと考えたらおかしいと思うんだけど……。いくら警察関係者の親族だからとか解決したからと言って、捜査本部の人間になれるなんて変じゃないか。それを言ったLが捜査の指揮をとっているからと言い返されそうだけど、民間人にそんな事をさすなと言いたくなった。
 それを信じたらしきナオミだが、やっぱり本部へ行くと言い出す。さすがの月も慌てていた(笑) ナオミが元FBI捜査官なのはこれまでの回で言っていたけど、Lの指揮下で捜査をしていたなんてすっかり忘れていた。だから会ってくれるのではと思って警察庁にやってきたらしい。
 月はそれを聞いて彼に話す事を何故自分に話すのかと聞くと、ナオミはLに似たものを感じたからと答えた。L自身も言っていた通り、月はLに似ているのは本当らしい。言われた月はいい気持ちはしんばかっただろうな。それはともかく、月はナオミを褒め讃えて一緒に捜査しませんかと誘い掛けた。その後の月の言葉はナオミの心を揺さぶるには充分な威力があった。
 何か身分を証明するものを、と月が言うと、ナオミは偽名を使った事を謝罪した。それも自分より上手であると褒め、全然問題ないと差し出された免許証を受け取る月。その手渡すシーンで雪が降ってくる描写があった。これって象徴的だなぁと思った。渡してしまった事はナオミの死は確実で、それを明示しているようにしか見えないものね。後は、個人情報は事故責任で管理しましょうって意味にも取れるな(笑)
 また本部を無人にしてはマズいからと交代で待機するようにとLが指示し、そして捜査官が一人警察庁に向かっていた。もし、彼が傘をさしてなければ、そこに月が立っていた事を見たかもしれない。本当に月的には「間に合った」ね。更に雪が降ると辺りが急に暗くなったのも良かったなぁ。
 自分も捜査本部の一員に、今となってはキラを捕まえる事しか生きている意味がないだろうナオミは、月の申し出にどれほど嬉しいと思っていただろう。しかし、月は確かに名前を控えていたが、それは再びデスノートに死に方を書いているに過ぎなかった。時計を見る月に、ナオミは何気なくどうしていつも時計を見るのかと尋ねた。5秒前になって月は嗤い「キラだから」と答えた。その瞬間から驚愕の表情へと変化する様の作画は見事としか言い様がないね。ここ本当に凄いと思う。
 その瞬間、彼女の頭の中は考えうる限り遺体が見つからないように自殺を実行するために動いているんだなぁ……。月が尋ねた事に答える声に抑揚がなくなっていたのもいいよね。まさに人形の状態だよ。さっきまでの目の輝きももう失われているし……。こんな残酷は事をよくも平然とできるものだ。本当、月にはただ死ぬだけでなくて苦しみながら恐怖に喘いで死んでもらいたい。

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at 23:51, 真神恵, DEATH NOTE

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ワンピース 285話「5つの鍵を奪え! 麦わら一味対CP9」

 先週さんざん文句を言ったOPだけど、変わるまで消しはしないけど見ない事にした。嫌なのに消さないのは、全話録画する身としては当然の事だからさ……。というか、そげキングが出ている間は、あんなの流すよりもそげキングの歌をOPで流してくれ!!

 一番最初のOPで流れていたナレーションを再び流す事にしたらしい。世は、まさに大海賊時代! と流れた後で前回のあらすじを流すという、二段の引き延ばし作戦だ(笑) しかも放送時間が変わる前と同じくらいに長いよ! おまけに作画も酷いよ! 「コードギアス」や「BLACK BLOOD BROTHERS」や、ついでに「妖奇士」を見た後ではその酷さが際立つね! 因みに、引き延ばしは4分以上に渡って繰り広げられた……。
 ロケットマンが突っ込んだ時のこと、フランキーは先頭に貼り付いていたのだけどよく無事だったなぁ。皆も衝撃で吹っ飛ばされていたのだけど、何とナミの胸が揺れていた!(笑) 雑ではあったけど、そんなの描いている暇があるんなら、もう少し綺麗に描いてほしいと思った。

 とうとう司法の塔にやってきたルフィたちに、ロビンを連れて行くスパンダムは思い出したようにルッチたちに命令していた(苦笑) しかし、“殺す”とは言わないのに“惨殺”は言ってもOKだなんて、禁止用語の基準って一体何なんだろう?
 ロビンを助けに走り出したルフィたちに待ったをかけたのはフクロウだった。ちょっとだけオリジナルシーンが追加されていたけど、和んでしまったよ(笑) 

フクロウ「威勢のいい奴だなー。でも、もう一つ言わせて」
 ルフィ「何だ! 好きにしろ!」
フクロウ「あ、ありがと」

 何やってんだよ!(笑) 渡辺さんの声と演技も相まって、とても和んでしまった会話だった。
 そうか、チョッパーもフランキーも海楼石の事を知らなかったのか。チョッパーはそれで何故ロビンが大人しく捕まっているのか納得した。「本当は強いのに」とチョッパーが言った後、サンジが続けてこう言っていた。
「本来のロビンちゃんなら、あんな奴らにみすみす捕まっているほどヤワじゃねぇさ」
 ……へぇ? つまり、彼女を助ける王子の妄想は嘘にするんだね。だったらOPでのあれもなかった事になるよね! だって、ロビンはヤワじゃないんだもの。
 しかし、フクロウで色々遊んでいたのは単純に面白かったと思う。チョッパーが彼を見て面白いと思っていたのには一緒に頷いていた(笑) 歌いだすしなー。まぁ、サンジの言う通り、くだらない時間稼ぎなんだけどさ。

 そして……おお! そんな事までするようになってしまったか……。CMが明けたら巻き戻ってサンジが皆に指示するシーンから始まっていた! 時間にして30秒だったよ(笑)
 チムニーたちがココロさんと離れた瞬間も描かれていた。そして何処かを元気そうに歩いている姿やコウモリに驚く所も描いてあったな。他にもルフィが同じ場所で迷っているシーンなんて、もう鼻につくほどだったよ。時間稼いでいるのが見え見えで!
 追加シーンで面白かったのはそげキングがドアを一つ一つ確認していく所だった。あれは漫画では表現できないだろう。最初のドアを一瞬だけ開けて閉める描写がちょっとツボに入った(笑) しかし、他の三つのドアを開けるところが普通だったのにはガッカリ。皆同じスピードで開け閉めしてくれたら良かったのになぁ。ジャブラの部屋を開けてから、マスクをしているために表情は見えないのだけど、声の演技が表情豊かだった。いちいち面白かった(笑)
 サンジが部屋に入った後、ちょっとビックリしてしまった。だって左目が見えていたんだもの! ……と、思ったら鏡に写っていただけだった(笑) 誰もいないと言っている背後でカリファはドアだけでなく、鍵まで閉めてしまった……。あの面白い顔をするまでに、鍵を閉める音がした瞬間、サンジが目を見開いてから心停止するという表現も良かった。

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at 23:56, 真神恵, ONE PIECE

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BLACK BLOOD BROTHERS 6話「夜会」

 今回はジローの姓を言おうと頑張るアリス。「もちづき」って言いにくい言葉なのね。アリスって何処の国の子なんだろう? フルムーンと言っていたから英語圏の人間なのかな?

 ジローを襲ったのは、ゼルマンの仲間の一人で札付きのワルで過激派……名前はオーギュストというのか。ミミコは嫌っているんだね。で、先週出てきたゼルマンって彼岸のという名も持つのか。
 刀を突き付けられて吠えていたオーギュストに対するコタロウのコメントが辛辣で笑える。自分は偉くないけど友だちは偉いんだぞーって! ミミコに「格好悪いよねー」と言った後の表情がちょっと気にはなったけど。
 この襲撃がゼルマンの意思によるものかとジローが訪ねると、白峰さやかが現れそれを否定した。そしてジローたちをゼルマンの下へと案内した。

 会社を逃げ出た社内では、ひばりが情報屋と名乗っている男に早速お喋りをしていた。……やっぱこいつ嫌いだな。ひばりも、さっきコタロウがオーギュストに対して言っていたのと同じ事を言っているね。自分は大した事はしていないけど、先輩は凄い事をしたんだぞって(苦笑) 私の私のって、自分の先輩だと強調しているので間違いないね。
 よく見ると、この情報屋って男はOPでカーサと一緒にいる男じゃないだろうか。これからミミコが大変な目に合うので同情すると言っていたけど、情報屋だから知っているのではないのは明らか。

 ゼルマンの部屋に通されて、彼を見るなりミミコが頬を赤くしていた。……なんで? するとゼルマンは、まるでミミコの心を読んだかのように「その通り。俺はお前と同じ生き物じゃない。忘れたか? コンプロマイザー」と言っていた。何のこっちゃと思っていたら、コタロウが補完してくれたよ「お兄さんきれ〜」って(笑) なるほど。ミミコは彼を綺麗だと思い、違う生き物みたいだと彼を見た瞬間思って見蕩れていたのか。……絵が全然それを物語っていないけどね。この作品の世界ではああいう顔を綺麗だと言わないといけないのか。
 ゼルマンに「よう!」と声をかけられて、挨拶をするコタロウはとってもいい子だ(笑) 大人二人はそれどころじゃないんだけど、そこをゼルマンはチクリと嫌味を言ってた。それと、彼を一目見ただけで正体を見破ったらしい。渾沌系とは違うタイプの転生(?)と言っていたけど意味不明だ……。そう言った途端にジローが「まさか、彼女に……」と言っていたけど、これはアリスの事を差していると見て間違いない? つまり、コタロウはアリスと何らかの関係があるって事なのね。まぁ、あの容姿や同じ声をしているから無関係ではないと思うのだけど、作品の世界観というのがまだよく解っていないからなぁ。転生だったら単純に生まれ変わりだと思えるのだろうけど、そんな在り来たりなものじゃないよね。ジローがコタロウを大事にしているのは変わりないけど、兄弟と名乗っているし。
 問われてゼルマンは会った事はないと言っているけど、話には聞いているらしい。怪しげな目でそう言うからには、話って良くないものなのかな。ジローが刀を握りしめていたし。しかしゼルマンは飲み物を渡していた。しかもクッキーも用意してある! コタロウ、またもや餌付けされるの?(笑)

 アリスに関する事は触れられたくないらしい。用件はそれではないでしょうと言うと、ゼルマンは最初から始めようと仕切り直した。するとジローが帽子をとって自己紹介を始めた。略式でも目上の者にはそうやって挨拶するのが礼儀なんだね。それだけゼルマンの方が格上って事なのか。
 先週から会議室でお偉方が話していた内容は、末端のミミコには全く知らない事だったらしい。戸惑うミミコを見てゼルマンも「こんなの」扱いしてるし(汗) 誰とも馴れ合うつもりがないなら、カンパニーに頼るのもいい。だったらどの血族に対しても中立の立場でいられるとゼルマンは言うが、ジローは中立などあり得ないとそれを否定。人との共存というだけで自分たちのような厄介者を受け入れようとするワケがないと言い切った。しかしコタロウはミミコはよくしてくれていると反論し、カンパニーも自分たちを歓迎すると言っていたと反論していた。人の心の裏ばかり見ていたジローは、コタロウの言葉に考えを少し改めた。
 ……今回の話はコタロウ活躍の話なのか? ゼルマンとの交渉もしちゃっているし! おまけにキッパリとゼルマンを悪だと言って、自分たちは正義の吸血鬼だと言って断るだけじゃなく、「悪は滅びる」なんて言っちゃったし(笑) カンパニーの正義に嫌気がさしたら遠慮なく自分の所に顔をだしたらいいとゼルマンが尚も誘っても、強気な顔で「待つだけ無駄だと思うよ?」なんて言ったし……。小物だったらここで怒るんだろうけど、そうじゃないのがゼルマンが大物だというのを表しているね〜。しかし、今度会う時は敵かもしれないと不確定であると言っておきながら、「さらばだ」と決別の言葉を言っているから、として再会するのは確実なんだろうね。
 オーギュストはゼルマンが始末してくれると他力本願な事を思っていたのか。自分の思い通りにいかないからと自分のボスの悪口まで言っているよ。片腕だと言っていたけど本当なのだろうか? 自分で過大評価していただけなのでは……。白峰の前でゼルマンを侮辱しても気にしていないんだね。まぁ、彼女は身の程知らずと怒るのは当然だけどゼルマンだって彼が何を口走ったか知っているんじゃないかなぁ。まぁ、切り捨てられるのは見えているね。

 ええと、大陸系と欧州系とそれ以外の連合だったっけ? ゼルマンはそれ以外で、ミミコが門前払いを喰らったのが大陸系って事かな? 大陸系がセイで欧州系がウォーロック? どちらも駄目だという事は、さっきジローが厄介者だと言っていたのがその理由なのかな。でも、そうなるとジローたちは何処に腰を落ち着けられるんだろうか。
 日も落ちてしまい、行く宛てが断たれてしまったジローたちを、ミミコは取りあえず自分の家に戻ろうと誘った。しかし、彼女はジローに「どうして、何をしに特区に来たのか」と尋ねた。途端に視線を外すジローは、どうも言いたくない事情があるらしい。しかしミミコは言い逃れを許さない勢いだった。自分の目を見て話すように言う姿はまるで子どもを叱る母親のようだ(笑) アイレイドを使ったらシバキ倒すとも言っているし……。ジローはそんな気はないと言っているけれど、アイレイドってかけた相手を硬直させる技という解釈でいいんだろうか? まぁ、とにかくこのシーンでジローはすっかりミミコに頭が上がらなくなってしまたのがよく解った(笑) フラフラだったジローを見兼ねて自分の血を吸えと言った時から、二人の関係図は定まったんだろうね。
 困り果てた表情で「それは……」と言いかけたのか誤魔化すのかどっちかは不明だけど、まだ謎を明かす気はないという事なのだろう。「やっほー!」という暢気な声が聞こえてきた。見ればリンスケとセイとケインがミミコのアパートの入口の前で待っていた。何か持っているし。驚くミミコと溜め息をつくジローが対称的で面白かった。
 ケインって、10年前にジローと一緒にいた奴であと青年がいたよね。それがあのセイと呼ばれる少年? どうやら歓迎会をしに来たらしい(笑) ケインとジローの掛け合いがいいなぁ。一人だけ事情を知らないミミコが、そんな二人を見て慌てているのも面白い。コタロウはセイが偉い人でも普通に接しているし。しかもコタロウにマフラーを編んで上げたあのお姫さまの弟だったとは……。
 今度はケインに話しかけたコタロウは、彼をジローの友だちなのかと尋ねていた。……無邪気な質問には違うなんて言えないだろうなぁ。それに答えたのがジローで、しかもまたもや毒を含んだ紹介の仕方だった(笑) 古い知り合いで、ジローはパンや牛乳を買いにケインをお使いにやっていたそうな。それを聞いてケインが「あれは賢者どのおお嬢さまの……!」と言いかけたとき、ジローが表情を変えてしまった。昔の知り合いに会うと、触れられたくない過去まで思い出されるのでジローとしては辛いだろうなぁ。

 場の空気が凍り付いてしまったとき、ミミコがケインにジローたちを連れて行ったのに受け入れてもらえなかった事を話した。ここでこうやって歓迎会をしているのに確かに聞きたくなるのは当然の事だ。セイがジローに話そうとすると、ケインがそれを止めて自分が話すと言った。
 昼間交渉を拒否したのはケインの指示だった。そして自分たちはジローたちを血族に迎え入れる事はできないばかりか、特区への移住も認められないとまで言い切った。ミミコが特区のためにジローがクーロンチャイルドと戦ったのにと反論すれば、それとこれとは話が違うと言われてしまった。トラブルメーカーのジローは受け入れられないんだそうな。確かに彼が来てからミミコは騒動に巻き込まれてばかりだなぁ。あの情報屋が言っていたのは正しかったんだね。
 しかしミミコは身寄りのない旧友に出ていけと言うなんて酷すぎるとケインを非難した。確かにジローとコタロウは悪い事は何もしていない。でも、火種と言われたら確かに騒動がいつも起きていたなぁとも思う。セイは特区は見た目ほど平和ではないと悲しそうに呟いた。ケインは最後に納得はできないだろうが、カンパニーのコンプロマイザーなら理解しろと嗜めた。さすがのコタロウも何も言えないし、ジローは黙ったままだった。彼らも自分の血族を守る義務があるから、それを脅かす存在であるジローを迎え入れるワケにはいかないんだろうね。かといって、ゼルマンの下に行くなんて選択肢は、コタロウが言った通りあり得ないんだろうな……。
 すっかり落ち込んでしまい、夜になってもアパート近くの公園から動けずにいたミミコに、ジローは今晩も泊めてもらえないかと困ったような笑顔で尋ねた。その言葉が契機となって、ミミコも気を取り直して帰ろうとベンチから立ち上がった。
 その途端、彼らを銃撃した者がいた。すっかり忘れていたが犯人はオーギュストだった。しかし昼間とは違って様子がおかしい。オーギュスト以外にも三人いたが、彼らはジローに問いつめられるとあっさり逃げてしまった。水音がしたけど、彼らは水の中に落ちても大丈夫なのか?
 イっちゃってるオーギュストに、ジローはやむを得ないと刀を抜こうとするが、ミミコがそれを止めた。今問題を起こしたら皆に口実を与えてしまうと。確かに追い出したがっている者たちは、これ幸いとばかりに責めてくるだろうな。結局答えてくれなかったけど、ジローが特区にやってきたのは何か大事な用事があるからだろうし、それが終わるまでは何としても追い出されるワケにはいかないだろう。
 受け入れ先が決まらなかった事と、アリスが話題に登った事なのかな? ジローがイライラしていた原因は。ミミコの制止が聞こえて良かったよ。しかしオーギュストはジローが刀を抜かなかった事が大いに不満だったらしい。多分、それも侮辱されたと思ったんだろう。認めさせてやると捨て台詞を残して(笑)、オーギュシュトも逃げてしまった。粘着な彼の事、またいきなり襲ってくるんだろうな……。

 やれやれと思い戻ろうとすると、アパートに来た途端にミミコの部屋が吹っ飛んでいた(汗) ……えーと。これは誰の仕業なのだろう? 普通だったらジローたちのせいでこうなったとか責めそうだけど、ミミコは彼らのために懸命になるんだろうな。

at 18:18, 真神恵, BLACK BLOOD BROTHERS

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天保異聞 妖奇士 8話「狐芝居」

 今日は開始4分前に帰宅した。買い物をしてから帰ろうかと思ったけど、荷物を持って帰るのはしんどいので止めた(笑)

 間に合ったというのに、OPを見逃してしまったのかと思ったよ。アバンがあったりなかったり、今回の用にAパート終了後に流してみたりと、今後も色んなパターンで放送されそうだなぁ。前回のハイライトシーンを流していた時に流れていた音楽を聞いていて、これと同じ曲を聞いた事があるなぁと考えていたら、音楽は大谷さんだったんだっけ。だったら聞き覚えがあるのも当然か。しかし、同じ曲に聞こえてしまっては、この人ももう危ういのではないだろうかと思ってしまった。ちなみに何の曲かと言えばずうっと昔にあった「ガンダムW」というアニメだ。これも明らかに狙ったものだったけど、種よりはマシだった気がするな。だって、DVDを買ったくらいだもの(笑)
 タイトルをようく見て、私は勘違いしたまま今日まで来たんだなぁと思った。猿芝居と思っていたら違っていたのね。感想を書くために確認して狐芝居だと知ったよ(笑)
 作品の性格上仕方がないのかもしれないけど、色がことごとく地味だな……。

 今回からは宰蔵がメインなのね。芝居小屋が取り潰されたのを楽しそうに話す宰蔵は、芝居はまやかしで何の役にも立たないと言っていた。宰蔵の実家も芝居小屋の一つだったのに不思議そうに聞いた往壓に、宰蔵は厳しい視線を向けた。人を惑わすだけの毒だと言い切っていた。……嫌な思いをしていたんだろうか?
 そこへ女性が駆け寄ってきた。ばあやがと叫ぶので彼女の背後を見ると、お面を付けた女性がジャンプしながらやってきた。……ばあや? 元気なばあやだな。しかし、声は確かに老人のもの。つまりは、操られているのだろう。アビが正気に戻れとお面を外すと、ばあやは黒い煙りとなって消えてしまった(汗) あれだけ激しく動いたから、心臓発作で死んでしまうんじゃないかと心配していたら、事態はそうはならなかった。……新しい事件の始まりなんだね。
 呆然としていると、宰蔵に助けを求めた女性が突然苦しみだした。そして女性は移動して、お面をジッと見ているアビを羽交い締めにしていた(汗) 凄い力だな。妖夷なのかと往壓が戸惑っていると、宰蔵が「迷うな!」と叱咤した。しかし、今度は炎が彼らを取り巻いた。どうやらこの炎たちが女性を操っているらしい。往壓が呆然と見ていると、彼の腕が突然光りだした。そして往壓の意思とは関係なく刺青が取れ、それがアビの身体の中へと吸い込まれていった。驚く宰蔵と呆然として動けない往壓と驚くアビ。するとアビの身体から“神火”という文字が表れた。アビってどうしてカタカナなんだろうかと思っていたのだけど、漢字にしたら神の火って書くんだねぇ。文字が表れた途端、アビの身体の中から炎が吹き出した。文字通り、神の火なんだろね。
 得体のしれない火も、神の火には適わず、往壓たちを囲っていた円陣を解除せざるを得なくなったらしい。良く見たら、火は狐の姿をしていた。そして逃げるだけなのかと思いきや、最後に操っていた女性の身体に巻き付いて締め付けた。宰蔵はそれを斬るが、女性は老女と同じく黒い煙となってお面だけを残して消えてしまった……。
 往壓がアビに大丈夫かと尋ねると、アビは何ともないようだった。そして足元を見下ろすとお面だけではなくて、妖夷の肉の一部も落ちていた。

 お料理するのはアビの仕事なのね。しかしお面を砕こうにもビクともしないらしい。ふうと溜め息をついたアビは、お面をそのまま鍋に投げ入れた。……というか、お面まで食べる気なのか?(笑)
 報告をしているとき、宰蔵は往壓を問いただそうとした。アビを燃やしただろうと。しかし、往壓はアビの中から火が出てきたのだと反論した。……まぁ、どう見てもアビの身体から出てきたようにしか見えなかったんだけどね。口論が始まろうとしたとき、放三郎がまたもや漢字の説明をしてくれた(笑) アビという名は火山を表すらしい。放三郎は漢字の説明役で、彼がいない場合は元閥がその役を担うみたいだね。そして今回新たに判明したのは、往壓は自身だけではなくて他の人の漢神も引き出せる事だった。つまり、往壓ってどこへ行っても戦えるんだね。手ぶらでも大丈夫なんだ〜。しかしそれを聞いた途端に宰蔵は往壓から一歩退いた。そして「あの汚らわしいものを、私の中に植え付けるつもりか」と眉間に皺を寄せて言った。
 そんなやり取りを見ていた元閥は鼻を嗅いだ。食事ができたからなのかなと思っていたら、酷い臭いがしているらしい。そしてそれはあのお面からだった。お面が煮えてくれないらしい。手に取った往壓が噛んでみるが、どうやらそれは妖夷ではないらしい。しかし、もう一つの肉は確かに妖夷の肉だった。しかも上等のものだと元閥は言っていた。……元閥は、本当に妖夷を食べるのが好きらしいな(笑) その言葉に「妖夷に上等も下等もあるか」と突っ込んだ放三郎に何だか笑えた。
 では、このお面はいったい何だろうと往壓が呟くと、アビが恐ろしい事を言った。「妖夷によって変えられた……人?」って、往壓、さっきそれを噛んだのに、何と言う恐ろしい事を言うのだ(汗) 往壓も思わず「げえっ!」と吐き気をもよおしてしまったじゃないの(苦笑)
 一番往壓と会話していたと思うのだけど、宰蔵は一番往壓を否定していたんだね……。

 街を歩いていた宰蔵は、実家の道具係をしていたという五郎太と再会した。扇子をもっと強い武器にしたいと依頼するものの、五郎太は作ったのは自分ではなく三河のホウライ村にやってきたカラクリ師に作ってもらったのでと断られてしまった。
 次に宰蔵は自分の名前を付けたのが誰なのかを聞いていた。しかし「他に誰が付けますか」と言って父親が名付けたのだと教えた。それを聞いて黙り込んでしまった宰蔵は、自分の名前が嫌いなのかもしれないね。
 二人が外に出ると、女芝居の豊川一座が通りがかった。一人だけ違う着物を着ていた女性が宰蔵に気づいて頭を下げていた。それを見て五郎太が「ご存知なのですか?」と問うが、宰蔵は彼女らを知らないようだった。女性が舞台に立つのは罪だとさっき言ったばかりなのにね。本物の歌舞伎ではないが、あそこならお嬢も舞台に立てるのではないかと耳打ちする五郎太に、宰蔵は不機嫌そうに「ただ物珍しさで客寄せしているだけだ!」と怒鳴った。しかし彼女らが去っていった方向を見る視線には、舞台に対する未練が色濃く残っていた。

 ここでようやくOPが流れたのだけど、冒頭の絵の挿入はネタばれなものは止めてほしいなと思った。
 アイキャッチ、アビと元閥のバージョンは今回が初めて? アトルと雲七(馬)バージョンもあるんだろうか?

 宰蔵が歩いていると、アトルとすれ違った。アトルは馬の世話もしているんだね。着物よりも私はこっちの格好が好きだな。あと、この作品で好きなキャラはどうやらアトルらしい。先週往壓の袖を掴んだ姿だとか、宰蔵に「どうして女のなりをしないのですか?」と聞いた立ち姿が可愛いと思ったのも確かだけど、声が一番可愛いのが最大の理由だ(笑)
 宰蔵は雲七のいる馬小屋を目指していたのか? いや、逆方向だったっけ? ……まぁ、そこでアトルと話をするんだけど、同年代なのだから話しやすいんじゃないかなぁ。上記の質問に対して昔からこんな格好でいたと話していた。男でなければ舞台に立てないからと言う宰蔵を見るアトルの表情は、何で?と思っていたのだろうか? すると雲七が説明を始めた。何処かから聞こえてくる声に辺りを見る宰蔵だが、馬が喋っているのに気づいて仰天していた(笑)

「う、う、馬が話を!?」
「どうも〜」

 この会話には笑った。そっか。往壓だけでなくて誰にでも聞き取れるのか。テレパシーというのではなくて、本当に喋っているんだろうか? 宰蔵が帰った後のアトルの「あなた、お喋りになったね」にも笑えた。そうか。お喋りになったのか。そしてアトルとは上手くやっているようだ。
 火事で燃えたという場所に宰蔵がやってくると雨が降ってきた。そこへさっき宰蔵の前を通りがかった豊川一座の女性が傘を差し出した。そして雨宿りするように自分たちの小屋へと誘った。見上げる宰蔵に女性は微笑み、そして宰蔵はどうも彼女に魅了されてしまったように見えた。……ところで、この女性の顔はどう見ても怖いとしか思えないのだけど? 口が大きすぎるよ!

 一方その頃、往壓は放三郎から漢字講座を受けていた(笑) 今日の講義は“針を含む漢字”らしい。こういう話は好きなのでメモッておこうっと。

放三郎「古代、大陸ではもし制約を破れば刺青を入れられても構わないとして、盟約の決意を示した。針はその刺青の道具だ。そのため、刺青の痛みを示す辛い、神に盟約する言葉である結う、そして罪などこの針が含まれる。お前(往壓)の竜という字にも針はある。竜は針に似た角を持つからだ」
 往壓「アトルの国にも刺青の習慣があったとか聞くが」
放三郎「宰蔵の宰という字にも同じ意味が含まれている」
 往壓「何!?」
放三郎「以前、宰蔵が名の由来を尋ねた。私は今の話をし、宰という字は、針を己に刺して自らを裁く、つまり罪人を示していると話した。あやつは漢神を嫌っているのではない。自分の名を嫌っているのだ」

 確かに名前ってのは自分で決める前に親に勝手に付けられてしまうものだよね。今なら名前を変える事も可能だけど、この時代ではそうはいかないだろうね。でも、漢字の由来を知っていたら宰蔵父も違う名前を付けていたのかもしれないね。

 宰蔵が連れていかれた場所は禁じられている筈の芝居町にある芝居小屋だった。宰蔵がそれを指摘すると、女性は女芝居はお目溢しいただいてますという返事が返ってきた。……怪しい。どう見ても怪しい(汗) 女性が「ほら」というといきなり芝居小屋が現れるし! 後ろから追いかけていたアビと元閥の目には物の怪の行列にしか見えなかった。
 男のキャラではアビを好きになりそうだ。あんな位置から片手腕立てして攻撃を仕掛けるんだもの! ちょっと格好いいかもと思った。たとえ往壓以外が戦力にならなかったとしても、他にも料理したり他のメンバーへの気配りをしてくれたりするし。
 宰蔵の舞ってそんなに有名だったの? 女性が彼女を狙ったのはそのためなんだよね。回せたくて仕方がないらしい。しかし、宰蔵は自分は罪人だと言ってそれを拒否。しかし女芝居なのだから罪にはならないと女性は言うものの、宰蔵は自分の名前の意味を話し始めた。……そういえば宰蔵って14歳で思春期真っ盛りだったのね。そんなの気にする事ないのにと思うのだけど、本人にとったら大真面目に悩んでいる事なのね。しかも罪という名を父が付けたというのが相当ショックらしい。いや、思春期云々というより宰蔵はネガティブなんだね。
 帰りますと言って駆け抜けた先に宰蔵が立っていたのは舞台の上だった。なんでやねん!って宰蔵は突っ込まないのね。そこへ突然始まる奇士の芝居(笑) すると役者たちが次々と宰蔵に舞を舞うように言い始めた。そして女性も舞って下さいと囁いた。しかし宰蔵は父が私に伝えた古い舞だと言って躊躇っていた。しかし、きらびやかな舞台に憧れていたと言っていた宰蔵を唆すように、客席からは歓声が聞こえた。
 舞い始めた宰蔵を見る女性の顔が凶悪だ! そして宰蔵は途中で観客にいるのが狐だというのに気づいた。それを見たときの宰蔵の困惑した顔が面白かった。

 宰蔵を追って、妖夷たちと戦っていた筈のアビと元閥は、幻惑の術にかかっていた(苦笑) 何かを忘れているとアビが思い出そうとしていると、いきなり空間が切り取られて雲七(馬)に乗った往壓が現れた! ようやく術から解放されたアビたちは、今まで泥水をお酒だと思って飲んでいた。前から思っていたのだけど、よく幻惑の術でのオチでこのパターンが使われているよね。この場合、やっぱり彼らのお腹の中には大量の泥水が入ってしまったんだろうか……。
 ところで、往壓、馬の事を雪輪って呼んでたよ!

 女性は往壓が現れるとその正体を明かした。おキツネさまだったのかー。口が裂けそうなくらいに大きかったのも納得だ。本性はもっと裂けていたけど。刀を構える宰蔵だけど、妖夷の言葉の攻撃にかなり動揺していた。「人のためでも償いのためでもない。あんたは踊りたいから踊り、食いたいから食う」そう言って宰蔵を追い詰める妖夷だけど、「あんたの事さ!」という直前何を言ったのか聞き取れなかったよ。つまり、今回の妖夷は宰蔵が呼び出したって事なのか?
 蹴り飛ばされた宰蔵は舞台から落ちてしまった。彼女の名を呼び「漢神を使うぞ!」と声をかけた往壓に、宰蔵はこれを拒否した。「私の漢神なら解っている。父が私に与えた字。それは罪! 罪を示す刺青の針!」それを見るのが怖いから否定しているんだね。そして遂に宰蔵の顔にお面が付けられてしまった。勝ち誇ったように笑う妖夷というところで終わってしまった。来週、宰蔵から漢神が取り出されるのだろうか。そのとき、本当に罪という文字が現れるのか、違う意味を持つものが現れるのか。

 往壓は雪輪と呼んでいたけど、EDでは雲七とキャストに載っていた。どう呼んだらいいのだ!?

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 ところで、現在チャットを開催中である。会話の中心は「ワンピース」のサンナミなんだけど、こちらで試しにリンクを貼ってみた。左側のリンクの「井戸端会議」がそれである。終わったら外すか入室できないようにすると思うけど、月に一回を目標にしているので、サンナミの話をしたいと思う人は是非どうぞ!

at 23:24, 真神恵, 天保異聞 妖奇士

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コードギアス 反逆のルルーシュ 8話「黒の騎士団」

 リアルタイムで見た後でまた見てから寝た(笑) 今日は代休をとったのだ。しかし四連休だといっても大した事をしないまま二日目が終わってしまったな……。

 先週に続いて私を困らせるような情報が入った。4巻と7巻にCLAMP描き下ろしの4コマ漫画が封入特典についてくるという……。ひ、卑怯なっ!!
 CLAMPと言えば、今日ようやく録画に失敗していた「ホリック」の15話を見た。今月は5巻が発売されたのだけど、実は今まで1巻から封を切ってもいなかったんだよね。だから昼間は「ホリック」尽くしだった(笑) 文句を言っていた2話の改竄についての言い訳が書いてあったけど、とても納得のいくものではなかったなぁ。15巻にしても、言葉に縛られるというのは本当なので解らないではないが、決めた傍から他人の言葉に縛られるってどうなの? それに妹も「私は姉を心配して言ってま〜す」な顔されても、姉の失敗を願って言っている風にしか見えなかった。心配するにしても言い方があるだろうに……。
 感想を書くなら単体記事にすれば良かったかなと思ったけどまぁいいか。

 CMで石田さんが台詞を言っていた。今週は石田さんの声をよく聞いたような気がするなぁ。「結界師」ゲスト、「少年陰陽師」若晴明……あ、あれ? これだけだったっけ? 他にもあったような気がするんだけど……。今週は「舞一夜」はやっていないのでゲームで聞いたなんてのはないしな。あ、そうだ「NANA」のシンがいたよ! そういや、「劇場版遥かなる時空の中で〜舞一夜」がDVD化するという情報を得たけど、なんじゃそりゃ!!な発売の仕方だったよ……。

 ゲットーで希望をなくして生きている日本人たちと、旅行に向かうブリタニア人学生たち……。しかも列車内の装飾が豪華だ……。
 ミレイとシャーリーとニーナは河口湖へと遊びに行く途中だった。トウキョウを出るのは初めてだとシャーリー。楽しそうにお喋りをしていると、列車はトンネルに入った。社内が暗くなった途端に怯え始めたニーナに、ミレイは彼女の手に自分の手をそっと重ねて「大丈夫。河口湖はブリタニア人の観光客も多いから治安もいいって。ゲットーみたいに怖くないよ」と安心させるように言った。しかしニーナは「でも……」と顔を曇らせたままだった。「一緒にいてあげるから。今度はおいてけぼりにしない」とミレイが更に言うと、ようやく安心したように「うん」とニーナは答えた。
 ……ナニコレ? 場を盛り下げるんなら旅行に行かなきゃいいじゃないの。ニーナは日本人をイレブンだと明確に差別している。そして暗がりが苦手。ゲットーに行って怖い目にあったらしいね。そしてその時ミレイは彼女をおいてけぼりにしてしまった事があったのね。だからニーナは日本人を怖がるのか。怯え過ぎだとも思うけどね。もちろん、私はフィルター越しに彼女を見ているので、ニーナについては常以上に辛口だ(笑)

 一方、彼女らと遊びに行かなかったルルーシュはその頃、扇たちにアジトを紹介していた。先週、一人では限界がある事を悟ったルルーシュは、やはり彼らを仲間とする事にしたらしい。二階もあって、テレビまで備え付けられているその車は、ルルーシュが貴族から貰ったらしい(笑) なるほど、物資の入手はギアスを使って貴族に用意させていくのね。
 メンバーの一人がTVをつけると、テロリストが河口湖のコンベンションセンターホテルに人質をとっているというニュースが流れていた。その中には、シャーリーたちの姿もあった。カレンがそれを見て顔を曇らせ「生徒会の……」と呟くと、ゼロが反応していた。テロリストは日本解放戦線と名乗り、リーダーは草壁中佐と名乗っていた。旧日本軍属の人間と言うのは本当のようで、TVを見ていた藤堂が「ばかな!」と拳で膝を叩いていた。
 サクラダイトなんてものがあるんだね。そういえば日本には豊富な資源があるという設定だったっけ。

 その草壁は人質たちの前で名を名乗り、彼らに対して軍人ではないがブリタニア人、つまりは自分たちを支配するものだと言い切り、大人しくしていなければ殺すと脅していた。……まぁ、ブリタニアだって同じ事を……いや、人質どころか問答無用で虐殺していたのだから文句は言えないとは思う。だけど、結局は同じ事をしているだけではないかと草壁には言いたい。日本を独立解放するために立ち上がるのはいいと思うけど、一般人を人質にして偉そうに言うな! 本当に軍人か!? 第一テロで国家は倒れない事に気づけよ(苦笑) いい歳してそんな事も解らないのか。……解らないからテロ活動しているんだよね……。

 そんな状況でコーネリアは何をしているんだと思っていたら、上空からも水中からも人質救出のための侵入が失敗していたらしい。人質救出のために残っているルートは、ホテルの真下まで伸びているライフラインのトンネルのみ。それを使えば作戦通りに基礎ブロックを破壊してホテルを水没させる事が可能だと説明していた。サザーランドなら突入は可能だし、敵が待ち構えていても問題はないと言い切っていた。それはテロリストの装備が旧式であったためだけど、そうタカを括っていたら侵入を試みた三機のサザーランドは撃破されてしまった。何やら強力な武器を持っていたなぁ。
 武器の事はよく判らないけど、雷光という名のそれは、グラスコを改造したリニアカノンを設置していたと説明されていた。……武器の事はよく判らないが、スザクがこれを壊すのね。
 何でコーネリアが大人しいのかと思ったら、ユフィがホテルにいて一緒に人質になっていたからだったのね。

 ギアスの力の持続時間を調べるために印を付けていた女生徒は、まだ印を付けていた。あれから何日経ったのかは不明だけど、かなり長持ちしているんだね。
 それを見ながらC.C.は誰かと話しているようだった。「今度は上手くいく。でも、私は保護者なんかじゃないんだ」と呟いていた。う〜ん。何の事やらさっぱりだなぁ。ルルーシュの事を話題にしてるのだろうけど、C.C.ってギアスの力を授けた者に対して監視をする役目を背負っているのだろうか。先週も何かを言われて「私を誰だと思っている!」と怒っていた事から、彼女の望みとは背負っているしがらみから自由になりたいとかそういう類いのものなのだろうか……。

 現場まで来ているとはいえ、スザクたちはカヤの外のようだった。ロイドは申請はしているが、命令系統が違うイレギュラーだしと言って、それにと続けようとしたらスザクがイレブンである自分がいるのが原因だと自ら言っていた。ロイドはコーネリアはブリタニア人とナンバーズをきっちり区別する人間だと柔らかく言っていたけど、結局はニーナと同じって事なんだね。スザクは受け入れてもらうためにはまだ足りないと謙虚だけど、セシルが明らかに不満そうに名誉ブリタニア人制度の意義を言っていた。

 扇たちが引っ越し作業をしている中、ゼロはホテルのテロ事件に対するTV報道を見ていた。そこにはシャーリーの父が出ていた。「何も悪い事をしていないのに!」と娘の無事を案じていたのは親として当然の姿だけど、何かをしたという事ではなくて、ブリタニア人だからってのが理由だなんて思いもよらないだろうな……。同じ理由で日本人を殺しているのは知っているんだろうか。
 ブリタニアと戦うためには組織が必要だ。しかし早すぎる。……何か、ルルーシュはいつも計画が前倒しになっているような気がするなぁ。彼の頭の中は人質を助けたい気持ちの方が強いのは明らかだね。コーネリアだったら人質を無視してテロリストを叩くだろうと彼女の性格を熟知しているルルーシュは考えるが、だから動かない彼女を訝しんでいた。そこで一つの考えに行き着く。しかしカレンが話しかけたので思考が中断されてしまった。
 カレンは人質を心配しているように「どうなるかな」と尋ねるが、ゼロは「いずれにせよブリタニア人を生かしておく理由はない」と答えた。……もし、生徒会のメンバーがいなかったら、カレンはまた違う反応を見せたのだろうか。だって彼女もブリタニアに対してテロ活動を行う一人だったものね。
 そこへ扇が段ボール箱を持ってやってきた。箱の中身を皆に配っていいのかと尋ねていたが、格好いいけど俺たちレジスタンだしと躊躇しているみたいだ。目立つようなものなのかな? しかしそれを聞いたゼロは振り返り「違う!」と言った。キョトンとしている扇にゼロは「私たちレジスタンスではない。私たちが目指すもの。それは、正義の味方だ!」と言い切った。……あの、もしもし? 聞いていてとても恥ずかしかったよ(笑)

 正義の味方になる宣言をしてしまったルルーシュに対して、スザクはドライだった。知り合いが人質に囚われているとはいえ、自分は組織の人間だから個人の感情よりも組織の論理を優先しますと言い切った。まぁ、軍人だから当然の模範的な回答だね。イレブンってだけで今はこんな立場だけど、ブリタニア人だったらコーネリアは彼を重用していただろうな。
 メンテナンスをしていたセシルが複雑な思いで見ていると、スザクが何かに気づいた。モニターを拡大して見ると、テロリストたちが人質をビルの上から突き飛ばしていた……。その直後、コーネリアに対し、草壁は自分たちの要求に何らかの返答がない限り、30分ごとに人質を一人ずつ殺すと宣言していた。言い方が気に入らない。「飛んでもらう」ではなく、ハッキリと殺すと言えばいいじゃないか。再び言いたい。それが軍人のする事か! たかがテロリストが軍人を名乗るな!
 そんな事をされても、国家がテロリストの言う事を聞く筈がない。そんな国家はお終いだ。交渉に応じ女子どもだけでも解放をと提案する眼鏡くんに対し、コーネリアは「駄目だ!」と却下した。「一度でも交渉に応じれば、テロという手段を肯定する事になる!」というコーネリアの考えは正しい。応じたら日本各地でテロが横行するだろうし。しかしユフィが捕らえられているため強硬策にも出られない。手づまり状態で眉間に皺を寄せているコーネリアは珍しく迷っていた。それだけユフィが大事って事なんだね。
 そこへゼロから連絡が入ったという報告が入った。同時に報道用の車も奪われたらしい。その車が軍のど真ん中にあると聞いた瞬間、ディートハルトはゼロの意図を悟ったんだろうね。しかしする事がないからって釣りをしているなんて(笑)
 コーネリアは、こちらの都合を優先すると言ってゼロに銃を向けた。しかし、ゼロは悠然とコーネリアに選択を迫った。「死んだクロヴィスと生きているユーフェミア」それを聞いた途端にコーネリアの表情が変わるのを見て、ゼロは自分の読みが当たっている事を確信した。

 クロヴィスは義弟だと言っていた。でも仇を取ろうとしていたんだよね。一方でルルーシュの母を殺した事に関係している……。子どもの頃の二人の映像はとても可愛かったけど、同腹の妹を溺愛して義弟の仇を討とうとしている人が政敵を殺すのは平気だったりするんだろうか。それともブリタニア人とイレブンを区別する彼女は、同じブリタニア人でも皇族と庶民も同様に区分けするとでも言うのだろうか。諸々の事が明らかになるのは一体何時なのやら。

 救ってみせようと言ったゼロの言葉を信じるしかなかったんだろうね。ホテル内へ向かうのをコーネリアは阻まなかった。そして再び彼の読み通り、テロリストたちもゼロに会うために道を開いた。
 そしてようやくスザクたちにも出撃命令が下った。内容を聞けばそれはスザクを囮にするものだった。セシルはそれに抗議しようとするが、スザクはやる気満々だった。個人の感情よりも組織の論理を優先すると言っていたけど、人質を助けたいという気持ちがないわけではないんだよね。命令さえあればすぐにでも行けるのにという思いで今まで待機していたのがよく解るシーンでもあった。シャーリーから誘われて、イレブンである自分を誘ってくれる人がいるなんて、言葉通り、本当に嬉しかっただろうな。
 突入するのはあのトンネル。ロイドによれば雷光の攻撃を受けた場合の回避率は47.8%らしい(汗) ランスロットを壊すワケにはいかないから、適当な所で戻ってきてという彼に、スザクはわかりましたと答えて出撃した。

 ようやく画面はミレイたちの方へと変わった。ミレイの手を握って震えているニーナは、見張りが近づくと「イ、イレブン……!」と声に出して言ってしまった。馬鹿かこいつは。よくもまぁ、こんな状況下でそんな事が言えたものだ。怖いってだけで、占領されて国の名を奪われたのがどういう事なのか考えた事もなかったんだろうね。教科書には日本がブリタニアの領土となって名前が変わったという事実しか書いていないんだろうし。そんな侮辱をされてすぐに殺されても仕方がない。ミレイは自分たちはイレブンではなく日本人だと言う見張りに対して解っているから止めてと言うが、ニーナは解ってないと思うぞ? 
 訂正しろと怒鳴る見張りにシャーリーも「訂正するから!」と言ったけど、それが勘に触ったらしい見張りは、三人に隣でじっくり教え込んでやると言った。途端に嫌と泣き叫ぶニーナを見てユフィが立ち上がろうとする。そこに映った他の人質たちの表情が私には印象に残った。気の毒そうに見ているのかと最初は思ったけど、どう見ても迷惑そうな顔だったよ(苦笑) そりゃそうだ。
 動かない三人に対して見張りはニーナの腕を掴んで無理矢理連れていこうとした。しかし、異常なほどの怖がり方だなぁ。冒頭の会話から推測すると、ゲットーでおいてけぼりにされた時に何かあったとしか思えない。考えられるのはブリタニアを憎む日本人によって危害を加えられたという事だ。そしてそれが単に殴られたというレベルではないのかも。若い女が暴行されるのだから、肉体的ではなくて精神的にもボロボロにされてしまったとか。でも、それだったら相手が日本人だったからとはいえ、特にニーナのようなタイプは男性恐怖症になるだろうから共学校には通えないと思うのだけど。やっぱり違うのかな? 仮に推測通りだったとしても、私はやはりニーナを好きにはなれない。辛い目に合ったかもしれないが、男性恐怖症ではないのなら全ての日本人を恐れる理由にはならない。またあれか? 自分は酷い目にあったから可哀想な人間なんです、だからイレブンなんて消しちゃって下さいとか思っている悲劇のヒロインごっごをするどうしようもない奴なのか? ……本当にそうだったらどうしよう。好きになんて絶対になれないかも……。
 そこへ一度は秘書に止められたがユフィが立ち上がった。そして名前を名乗った。ニーナを庇ったユフィは確かに優しいし、心が強いと思うけど無謀だとも思ったな。

 草壁と対面したゼロは、自分と組まないかと誘ってみた。それに対して素顔を見せないゼロに無礼だとのたまった。なるほど、テロ活動するほどなので国を思う気持ちは確かにあると思う。しかしこいつは権力の上に胡座をかくタイプなのね。無礼って何さまだよ(笑) ゼロの素顔を見て、若造だと知ったら更に横柄な態度になるのは明らかだね。
 しかし、素顔を見せない奴とは組めないというのは当然の意見だ。だからゼロはそれに大しては「わかった」と素直に答えた。しかし、今回の行動で何を求めているのかと尋ねた。それに対して「日本がまだ死んでない事を内外にしらしめる」と草壁は答えたが、ゼロはそれを古いと切り捨てた。しかも救えないとまで言ってるよ(笑)
 そこまで言われて草壁は刀を抜いてゼロに斬り掛かったが、ギアスの力で「死ね」と命じられた彼は腹を切って死んだ。そして部屋にいたその部下たちも同様に命じて殺したんだろうね。ユフィを連れて部屋の外までやってきたテロリストが、銃声を聞いて慌てて中に入ると、ゼロに腕を撃たれてしまった。
 呆然と立ち尽くすユフィに、ゼロは自ら人質に立った彼女に対し「相変わらずだな」と言った。……コーネリアにユフィの名を持ち出したり、ユフィにもクロヴィスを殺したのがブリタニア皇帝の子だからと言ってしまったら、自分が皇族で彼女らに近しい場所にいた者だと告白しているのも同じだと思うのだけど(汗) ルルーシュは確かに公式記録では死亡されたとされているけど、皇帝を憎む者だと考えたらルルーシュではないのかとユフィが気づいてしまうのではないかとヒヤヒヤするよ。

 スザクが雷光の攻撃を受けたとき、爆風が穴から吹き上がってセシルが「だから言ったじゃないですか!」と文句を言っていた。セシルの後ろに隠れているロイドには笑える。「囮じゃなくてやりきっちゃうつもりだね!」と嬉しそうに言っていた彼は、最初からこうなるのを読んでいたんだね。スザクとランスロットならそれが可能だと判っていた?
 報告を聞いてコーネリアが「期待していいのか?」と言っていた。彼が目的を果たしたら、イレブンでも実力があってブリタニアに忠誠を誓うなら認めてくれるのだろうか? 区別していたのは占領者たる自分たちに忠誠を誓うなんて思っていなくて信用できないからというのもあるのだろう。しかしスザクはブリタニア人を助け、ユフィを助けようとした。おまけにユフィに忠誠を誓っている。いい方向に向かえばいいな。
 ビルの一室からゼロを確認したスザクと、ランスロットに気づいたゼロ。ゼロが起爆スイッチを入れたので建物が爆破された。迷わず皆を助けるために中へと飛び込んだスザクに対して、ロイドが「止せ! 枢木准尉!」と叫んでいた。彼がスザクをそんな風に呼んだのは始めてではないだろうか? 単なるパーツのような言い方をしていたけど、爆風の中を飛び込んでいくスザクを心配しているようにしか見えなかった。声も変わっていたし。意外に情報持ちだし普段のあの姿は演じているだけなのかもしれないね。彼が無事に戻ってきたらランスロットが無事で良かったと言いそうだけど(笑)

 車を奪われたのは、それを利用して何かを見せるためだとディートハルトは読み、それを待っていた。そしてゼロは画面に現れた。自分たちの存在をアピールするために。
 自分たちを「黒の騎士団」と名乗り、武器を持たない全ての者の味方だと宣言した。だから民間人を人質にとった草壁たちを制裁を下したと言った。それを聞いた藤堂が目をアップにして映されていたけど、不愉快そうな顔だったな。協力関係にはならないのかも。
 ゼロはクロヴィスを殺したのも武器を持たないイレブンを虐殺したから制裁を加えたのだとも言った。そして「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」と1話で言った言葉を再び口にしていた。それを聞くコーネリアとスザクの厳しい表情が映った。それならば、コーネリアは既に制裁を加えられる人間になっているよね。サイタマで虐殺をしたのだから。
 ラジオを聞いていたナナリーの顔は、悲しげというよりは不愉快そうな顔に見えた。ゼロの宣言を聞いてルルーシュだと気づいたんじゃないだろうか。

 来週……総集編ですか……。止めてほしいなぁ。それから、今回ジェレミアが出てこなかったよ! アバンで1カットのみなんて。毎回オレンジって言われてショックを受ける姿が見られると思っていたのになぁ。

at 23:09, 真神恵, コードギアス

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xxxHOLiC10巻とツバサ17巻の感想







XXXHOLiC 10
XXXHOLiC 10
CLAMP

ツバサ 17―RESERVoir CHRoNiCLE
ツバサ 17―RESERVoir CHRoNiCLE
CLAMP


 今日はせっかくの休みだというのに、帰宅したら部屋中の電化製品の光りが消えていた。つまり、PCも弄れないし貯まった録画も見られないし、DVDも見られないし、CDも聞けないし、ゲームだってできなかったのだ! 何と、私のする事って電気が通ってないと何もできない事だったよ(苦笑) 仕方がないので貯まった漫画を読んでいた(笑) 実は小説も貯まっていたりする。小説はともかく、漫画が貯まっているなんてなぁ。これまでは買ったその日に読んでいたというのに。そもそも買いに行っている時間もないので、買うと言っても通販しているのだけどね。
 停電していたのはブレーカーが落ちていて、他の部屋には影響がなかったんだけどさ。実は今家が一部工事中で、その関係でとばっちりを食っていたらしい。来週末まで続くので、明日からは何事もないのを祈るばかりだ。
 しかし、「ホリック」と「ツバサ」は先週の休みに読んでいた。そして「鋼の錬金術師」は昨日帰るなり読んでしまった。昨日は早く帰ってこれたのに、そのおかげで感想をアップする時間が遅くなってしまったんだよね……。

 そして今日は何を書こうか迷ってしまった(笑) 「NANA」のこれまで書いていなかった分も含めて感想を書きたいなと思うし、「鋼の錬金術師」の15巻の感想も少しは書こうかなぁと思った。でも、コミックスの感想を今日は書こうと思う。発売した順だとCLAMP作品の方が先だし、内容もそちらの方が衝撃的だったしね。「ホリック」と「ツバサ」を単体記事にするほどの事は眠気も手伝って書けそうにないのでCLAMP作品としてまとめて感想を書こうと思う。これらの作品はリンクし合っているね。

 私は最近漫画でも小説でも感動すると涙を流して泣くようになった。そしてこの2冊はどちらもそんな状態になってしまった。久しぶりにティッシュを手に読んでいたよ(笑)

 アニメの感想で書いていたけど、私はひまわりが好きではなかった。それはまぁ、棒読みだったというのが多分にあるのだけど(笑) まぁ、「ホリック」という作品自体に好きなキャラはいなくて、話が好きだというのがあるんだけど。「ツバサ」は黒鋼が好き。
 どこに掲載されていたインタビュー記事だったのかは忘れたけど、ひまわりは人気のないキャラだったらしい。……いや、嫌いって言われていたんだっけ? 細かい箇所は忘れてしまったが、まぁ好感は持たれていなかったらしい。しかし、彼女の謎が解けるとそうではなくなったと大川さんは言っていた。だから、彼女にどんな秘密があったのだろうかと楽しみにしていたのだ。そして10巻でそれが語られていた。

 それでも笑っていたひまわりに首を傾げた。でも、それは笑顔でいようと彼女が努めていただけだった。「ひまわりちゃんを泣かせない」と四月一日は言ったけど、彼の言った、ひまわりが生まれて初めて言われた温かい言葉に、さすがのひまわりも大粒の涙を零していた。四月一日はその姿を見ていないけどね。
 そして、仕事に対する対価を侑子さんは四月一日に渡していた。「貴方が願った通りに育つから」と侑子さんが言っていたそれは何かの卵だった。四月一日はベッドから起き上がれない状態になっていて、卵と一緒に眠っていた。するとそれは生まれる前に四月一日に「どんな風になろう? どんな風になって欲しい?」と聞いてきた。本当に幸せになって欲しいと四月一日が願うと、それは「うんわかった」と「幸せになれるように、本当の笑顔になれるように産まれるよ」と答えた。目覚めた四月一日の前には可愛い小鳥がいて、四月一日をジッと見ていた。産まれたのに気づいた侑子さんは「何ができるワケでもないけれど、何事もなく一緒にいてくれる。彼女にとっては、きっととても幸せで大切なものでしょう」と小鳥の事をそう言っていた。
 今までの四月一日だったら、自分が対価を払うから何とかしてほしいと言っていただろう。だけど、四月一日は言わなかった。そうされたらひまわりがどう思うだろうと考えて。そして喜ぶどころか傷付くだけだと思った四月一日はそれを言うのを止めて、自分ができる事をするのだと決意した。侑子さんは、四月一日がそうやって変わったように、ひまわりだってこれからも変わっていけるとも言っていた。

 次がどうなるのか楽しみな終わり方だったな。これはね、ここであらすじを書くよりも、是非手に取って読んで欲しいと思った。一度読んだ時はここで泣いていたひまわり並みに泣いたのだけど、最初から読み返すのではなくて感動したシーンだけを読み返しても泣いてしまうくらいなんだもの。やっぱりCLAMPっていいなぁと思ったよ。

 その余韻がなくならない内にすぐに「ツバサ」を読んだからこちらでも泣いた、というワケではない。

 今まで冒険していた小狼は、心を無くしてただサクラの羽根を集めるだけの存在になってしまった。強い魔力の持ち主であるファイから目を抉り取り、失った自分の目にしてどこかの次元へと飛んでしまった。そして代わりにサクラたちのもとに残ったのが本物の小狼。こちらはどうも「カードキャプターさくら」で登場した小狼と同一人物のように私には思えた。
 そんな状態でどうしていいのか解らないモコナは侑子さんに助けを求めた。ファイはもう助からない状態だった。黒鋼は侑子さんにファイを助けろと言うのだが……。というのが前巻までの話しだったのかな? 細かい箇所は覚えていないんだよね(汗)

 ファイは死ぬ事を望んでいるのだけど、黒鋼はそれをよしとせず助けた。目覚めた時のファイのおはようの挨拶で、それだけで彼が鉄を許さないのだというのが解って辛かったな。今まで守られてばかりだったサクラは戦う事を選んだ。その覚悟が見られた話だった。封真の正体が意外だったので驚いたけど、彼らは今後もサクラたちと再会しそうだなぁと思った。
 黒鋼の代わりに自分が対価を払うと言ったサクラが、死ぬんじゃないかと思うほどの怪我を負いながら手にいれた者が四月一日に渡された卵だった。また、今サクラたちの傍にいる方の小狼が、四月一日のために対価を支払っていたというのが語られていて、その理由がとても気になる。黒鋼が侑子の事は信じていないが、モコナが助けを求めたのだからそのモコナの判断を信じると言った黒鋼が良かった。
 そして最後、目覚めたファイがサクラの事を知った後、戻ってきたサクラがファイに言った言葉と、それを聞いてサクラを抱き締めたファイの姿に再び涙が流れた。実は「ツバサ」の感想は本を開かずに思い出しながら書いているのだけど、思い返していて泣きそうになってしまった(笑) まぁ、それだけいいシーンだったという事だね。
 今までの旅は楽しそうだったのに、こんな凄惨な話へと展開したのには本当に驚いた。そしてこれからどうなるのだろうと目が離せないね。こちらを読んだ後もやっぱりCLAMPっていいなぁと思った。

 百目鬼はこれまで侑子さんの店が見えなかった。それは彼が自分の望みは自分で叶えられる人だったから。しかし、自分の力では叶えられない望みが彼にもできてしまった。そしてひまわりも侑子さんの客となった。
 恐らくは、今回の話でサクラもそうなったんじゃないだろうか? 彼女にもどうしても叶えたい願いごとができてしまったのだものね。あ、でも自分の力で彼女は叶えそうな気もするなー。もう一人の小狼とサクラとファイと黒鋼とモコナで今後は旅が始まるのだろうか。後半に入っているのは確実な「ツバサ」だけど、ある謎を解いてしまったら終わってしまうと大川さんが言っていた「ホリック」も、作品同士がリンクしている以上、終わる日は同じなのかもしれないね。

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at 23:33, 真神恵, CLAMP

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少年陰陽師 8話「貴船に響く怨嗟を止めろ」

 全てが一つに繋がった。

 昌浩が子どもの頃に貴船で晴明に置き去りにされた夢、あれはやはり関係のあるものだった。そこに聞こえた釘を打つ音は、当時丑の刻参りをした者の打った音なのか、現在のものなのか……。行成が言っていた、毎晩鬼女が出て釘を打っているという噂があったんだし。圭子が出てきた時点でそれは彼女だというのは判ったけどね。
 昌浩がそれに気づくと、もっくんは人里を離れているから確かに妖たちが隠れるには絶好の場所だと言った。しかし貴船は龍神がいる霊峰だとも付け加えた。そんな清廉な場所に妖たちが隠れる事なんてできるのだろうか? そして昌浩はお使いに行ったとき、門番(?)のおじさんとの何気ない会話を思い出した。近頃雨が降っていないという天気話を。龍神は雨水を司る神で、近頃雨が降らない……それは龍神が封じられているからという結論に達した。圭子の怨念が貴船の大地にしみ込み、それと妖たちの妖力と絡まって貴船の神を封じ込めているそうな。
 丑の刻参りって現在でもあるとTVでやっているのを見た事があるけど本当なのだろうか? 言葉には確かに力があるとは思うけど、呪術なんて話を聞くと何を言っているのだと思ってしまう。実際にそういう事があると聞くと、暇があっていいね〜としか思えない(苦笑) わざわざ夜中に釘を打ちに行く時間があるのだから。それと、他にする事ないのかとも。どういう人生を送っているのだと聞きたくなる。現実の世界でもフィクションの中でも関係ないのは、人を恨んでいるがあるなら自分を磨けよって事だな。そういう事をするような奴だから捨てられるんじゃないのかとも言いたくなるね。もっとも、圭子の場合は妖たちによって負の心を何倍にもされたって事なのだろうけど。

 敵の場所が判ったので移動を始める昌浩たちを、青龍が見ていた。……ストーカーなのかと思ってしまった(笑) 青龍は晴明に彰子が妖に攫われた事と、それを太陰が追っていると報告をした。それを聞いた晴明は、彰子が攫われたとき何をしていたのだと責めたが、青龍は昌浩に何ができるか見ていたと答えた。
 過去に何があったのか未だ判らないけど、相当根深い事だというのは判った。当の晴明は騰蛇の意思でもなく、また避けられない事だったと言うのだけど、青龍というよりは他の神将たちは晴明が死にかけた事実が許せないのね。
 彰子は自分たちだけで救い出すと言いおいて貴船に向かおうとする青龍に、晴明は昌浩が自分の後継には荷が重いという彼に孫の力を見極めて来いと送った。その後に出てきた六合は、昌浩に少しだけ興味を持っているのだろうか。本当のところはどうなんだと晴明に尋ねていた。彼はどうやら晴明の護衛役らしい。お前も見てくるかと言われてそれはできないとキッパリと言っていたし。……つまり、晴明が貴船に向かえば彼も行くって事よね。晴明が行くという事は、若晴明しかいないって事よね? 期待していたのに、晴明が自分と騰蛇が認めたと言ったら、その言葉を信じると言って姿を隠してしまった。……がーん。出てこないの??

 一方、フラフラの昌浩はもう前へ進む体力が残っていないのだろうか。膝をついてしまった。そこへ現れたのは車之輔。貴船まで乗せてくれるように頼んでと頼まれたもっくんは、車之輔がそのつもりで来たのだと伝えた。以前助けてくれた恩返しに来たらしい。昔の人は歩きが殆どだから、移動するのは大変だったろうなぁ。今後、車之輔が昌浩専属のタクシーになってくれたらいいのにね。
 しかし彼の助力も結界の外側までだった。中に入ると周囲が薄暗くなり蛍もいなくなってしまった。……蛍って昔はたくさんいたんだなぁと見ていて思った。自分が知っている貴船の山は、澄んだ風と大気に覆われた聖なる山だった筈と、昌浩は呆然としていた。そこへ聞こえてきた釘を打つ音に昌浩の様子がおかしくなった。子どもの頃に置き去りにされた事がトラウマになっていたんだね……。しかし、そんな所で怖がっている場合じゃないだろうに。しかしもっくんの「俺がいる」という言葉にどうやら立ち直ったらしい。そして、昔も紅蓮が昌浩を慰めてあげたようだ。それは昌浩の記憶だったのだろうか? しかし、トラウマになっていたにしてはやけにあっさりと復活したなぁ。ここはちょっと突っ込み入れたくなった。
 紅蓮に道を開けてもらって昌浩はようやく圭子のもとへとたどり着けた。自分は願いを叶えられたらそれでいいのだから、早く彰子のもとへ向かえばいいという彼女に、昌浩は稽古を助けるのが彰子の願いだからそれはできないと彼女と対峙した。歩を進めるときに呪いを呟いていたけど、今回はどんな術を使うのだろうか。青白い光に包まれた昌浩の足元は、北斗七星が描かれていた。……まぁ、何がどうなのかよく判らないけど、強い術のようだね。
 追いついた紅蓮に昌浩は彰子のもとへ向かってくれと頼むが、紅蓮は頑として譲らなかった。昌浩の状態を心配しての事なのだけど、もとより紅蓮は昌浩を守護する者なんだよね? だったら彰子よりも昌浩の方を選ぶのは当然の事だ。昌浩が離れると生霊である圭子は復活した貴船の神の霊力に押しつぶされてしまう。邪悪な気を時間をかけて徐々に消し去ってからでないと動けない。しかし紅蓮は動かない。そして彰子の命が危ない。
 どうすればいいんだよと訴えたとき、「縛!」という声が近くでした。なぁんだ、やっぱり出て来てくれたのね。しかし昌浩、「どうしてもっと早く来てくれないんですか!」ってのは情けないぞ(笑) 当然晴明も「人を頼るな」とバッサリ。

 さっさと行けとか邪魔だとか、何だかこのシーンの晴明を見てたらまたしても例の彼を思い出してしまった。最近少しずつ「舞一夜」をしているだけに思い出してしまうよ(笑) 人間味を帯びた泰明にしか見えないので困ったものだ。

 囚われの彰子は破邪の香で最初は守られていたものの、妖の血をかけられた事によってその守りを失っていた。そして腕に傷を付けられていた。彼女の血を味わうのと獲物の印をつけるのが目的のようだけど、癒えぬ傷と不吉な事を言っていた。昌浩たちが彼らを調伏してもその傷は残ってしまうのだろうか(汗) そして、傷をつけられた彰子に何の反応も見られないのが気になる……。
 来週は子どもの昌浩と神将たちだけでなく、龍神まで現れてのバトルが展開されるんだね。神将たちはそれで昌浩の事を少しでも認めてくれるのか、青龍は手強いだろうけど楽しみである。



 時間がなくてずっと書けなかった1話の感想を日曜にようやく書けた。今さらかもしれないけど、興味を持たれた方はこちらからどうぞ。

at 23:22, 真神恵, 少年陰陽師

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DEATH NOTE 6話「綻び」

 ようやくLが姿を現した。足元から焦らすように画面に映るのだけど、彼を見た捜査官たちの困惑した顔に笑いそうになった。困惑→ハッと表情を変えるのがおかしかったよ。原作の方はもう忘れてしまったのだけど、アニメの方が肉付きがいいような気がするのは気のせいだろうか? それから、全然関係ないのだけど、勝平は「コナン」でも探偵役だったなぁと、あまり出番のない彼を思い浮かべた。とはいっても、私は彼は好きではないのだけど。特に普段の姿の彼は(苦笑)
 慌てて名乗りをあげる捜査官たちだけど、警察手帳って今はあんな感じなのね。「ひぐらし」で警察手帳について書いたら、そうコメントされていたっけ。私の感想の主旨は警察手帳をただ見せるのではなく、写真のついたページを開かなければならないって事だったのだけどね。でも、こちらの該当のシーンは、ちゃんと顔写真を見せて身分を明かしていた。アニメだからってそういう部分で手を抜いてほしくない。私が知っている程度の事はやってもらわないと。だからこの作品はちゃんとしているなぁと思った。

 これまでLは暗い部屋でPCに向かっているだけだった。しかし人を迎え入れるときはちゃんと明かりをつけるのね〜(笑) あの部屋がどこなのか不明だけど、数日でホテルを変えると言っていたので、今回出ていた部屋は先週までのそれとは違うのかもしれないね。
 捜査官たちに座ってくれと言った後、自分の分だけ(笑)紅茶を入れているLは、一口飲んだ後に表情を曇らせていた。その後、角砂糖を……少なくとも6個は入れていた!? 紅茶なら砂糖がなくても飲めるだろうと私は思うのだけど、Lは相当の甘党らしいね(笑)
 自分をLではなく、竜崎と呼んでくれと言って自分の考えを述べ始めた。キラは幼稚で負けず嫌いだと断じた後、自分もそうだと付け加えた。だからキラの行動が読めるんだね。でも、逆を言えば月もLの考えを読めるのだから両者の心理戦が今後楽しみでもある。ただ、それをアニメですると台詞ばかりの動きのないものになってしまいそうなのでそれが心配でもあるな。動きのないアニメほどつまらないものはないもの。だったら漫画を読んでいればいいという結論になりそうだし……。

 夜神父にもう少し詳しく話してくれないかと説明を求められて、エルはキラの思考回路を話し始めた。そして報道規制をして悪人を隠してしまうと罪の軽い者、罪のない者でも殺し、全世界の人間が人質に取られると予測した。
「悪いのは私じゃない。私に逆らい悪人を隠すお前らが悪だ」
 Lの説明を聞いて、私が月を嫌いになった理由がそこにあるからだなぁと思った。実際に殺しておいて、悪いのは私じゃないなんてよく言えたものだなと。ところで、あんな持ち過多でLはよく字が書けるなぁと見ていて思った。それから、どうして彼の目の下にはあんなクマがあって、目も真っ黒なのだろう?
 キラ事件に関して自分の考えを話しはじめるLと同時に、月も5日間の行動を思い返していた。この辺りの画面の切り替え方は良かったと思うのだけど、やっぱり月の声と演技が駄目だ……。勝平とつり合っていないよ。月が喋った途端に聞こうと思わなくなってしまう。逆に言えばそれだけ勝平がいいって事なんだけどさ(笑)
 そしてリュークがいいね。自分の行動にミスはなかったかを考えている後ろからリンゴを持って暢気に現れた彼がいいよ。しかも受験についてからかっているし。それに対する月の言葉は、受験生にとっては結構キツいものではないだろうか?
 それから、自分が話している時に携帯が鳴るのが嫌だと言ったLなので、話の途中で遮られるのが嫌な性格であるのは解るよね。だから夜神父が最後まで話を聞こうと、話を遮って質問を始めた部下に言った事でLの好感は上がったんじゃないかなと思った。それは、FBIからの情報屋、必要なデータをまとめたレポートをLが出した後の反応でも表れていた。夜神父以外の捜査官はLの言葉も聞かずにレポートに見入って、具体的な捜査方法まで話し始めていた。その後の「で〜、何か質問は〜?」と聞いた時のLのあの機嫌の悪そうな顔!(笑) 遮られるのが本当に嫌なんだね。ちょっと可愛いと思ってしまった。

 夜神父が一つだけ聞かせてくれと質問したけど、それに対するLの返事が良かった。
 自分も負けず嫌いだと言ったLに、捜査官に顔を見せてしまった事はキラに負けた事にならないかという質問に、それに加えてFBI捜査官を12人犠牲にしてしまった事も負けだと認めた。その時点で私はLの方が上手だと思った。負けず嫌いだけど、自分の負けを認められるなんて大したもんだと思うもの。それに負けを認めた上に日本の捜査官たちと協力をしようと思ったのだし。月だったらどうだっただろうか? 認めようとしないんじゃないかなぁ。他人に協力を求められる立場ではないのだけど、実際に他人を利用する事しか考えていない月はLより子どもだと思う。
 しかし最後には勝ちますと宣言し、命をかけてする勝負をするのは初めてだと告白した。それは、キラがそれだけ手強い事を認識しているからなんだね。そして、最後に「見せてやりましょうよ。正義は必ず勝つということを」と言いながらにこっと笑った。見た瞬間、Lが笑った!と驚いてしまった(笑) 正義というのは人の数だけあるものだけど、この作品に限っては殺人鬼を捕まえる事に一致団結しようとするLたちの正義は正しいと思った。

 何か一つ決定的な事。Lにとっては手がかりだけど、それは月にとっては命取りの穴になる。そしてそれを知るのはレイの婚約者の間木照子と名乗る女性。

 月が父親の着替えを持って警察庁に行くと、受付で照子が捜査本部への取り次ぎを頼んでいた。しかし、本部には誰もいないので受け付けも困っていた。キラ事件に関する重要な事なのだと訴える照子の言葉を聞いてしまった月は、自分も受け付けに向かった。たった一人だけ気づいた新事実。キラは心臓マヒ以外でも人を殺せる事を知った人間を誰よりも早く知る事ができた月はとてもラッキーだ。
 何を知っているのかを知るために近づく月だけど、とても自然な方法で近寄れた。捜査本部には誰もいなくて、受け付けが取次ごうにもできない。しかし、月は捜査官の息子だから、当然携帯で連絡がとれるのだから確実に本部の人間と連絡ができるのだもの。照子が頼むのも不自然ではない。おまけに名前まで上手く聞きだせた。
 警視庁を出ながら、そのうち留守電を聞いて連絡が来るからその時でいいなら直接話して下さいという月に、遠慮がちに照子が「いいんですか?」と聞いた後の月には笑いそうになった。それまで低いトーンで話していたというのに、いきなり高めの声で番号を教えるワケにはいかないけどと始めて最後の「もっとも、父も僕も信用していただけないと無理ですけどね。あっはは」と言ったシーンの後の、リュークの突っ込みに吹きそうになったよ! 無理に作っているとしか思えない月の笑顔を見ての「何、その明るいキャラ」って突っ込みが(笑) 言い方も良かったよ。おまけにBGMがおどろおどろしい曲なのでとてもミスマッチ。でもそれが面白かった。

 月は犯人なので知っているのは当然だとしても、自分と同じ推理をしていると思われる人物がいるというのは信じさせやすいね。全部同じではなくて、彼女だけが気づいた事実については知らなかったと言うのは更にいいのかも。月は婚約者を殺された執念から辿り着いた答えだと言ったものの、それは私情が絡んで強引になっていると断じていた。そう指摘してからその考えで捜査する価値があると持ち上げていた。そう言われたときの照子のホッとした顔!
 知ってしまったために殺されてしまう事になる照子。でもエンディングを見て驚いた。偽名を名乗っていたんだね。漢字がこれで合っているか確認しようと思ったら全く違う名前だったよ……。名前云々は私は覚えない人なので仕方がないとしても、この偽名を名乗った事で月が殺すのを失敗するシーンがあるのは確実。その事を全然覚えていなかったので、アニメを素直に楽しめそうだ(笑)

 ところで、予告に携帯サイトのキーワードというのが出るけど、有料サイトにそんなの載せられてもなぁ……。わざわざそれだけの為に登録する筈もないので、有料だと知って嫌な気分になったな。種デスやBLOOD+なんかは、毎週の待ち受け画像は無料で提供してくれていたのになー。なので、無料でもないのに予告でそんなものを流すなと言いたい。あと、久しぶりにD/Nマニュアルがあった(苦笑) 前にも書いたかもしれないけど、見ていて恥ずかしい。そう思うのは私だけだろうか?

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at 23:18, 真神恵, DEATH NOTE

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