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コードギアス 反逆のルルーシュ DVD5巻&Sound Episode 2




コードギアス 反逆のルルーシュ volume 05 コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 2

 今回も感想は一緒に書く事にした。……まぁ、発売日が近いし、最終巻が出るのって同じ月のようだし、今後もこのスタイルで書いていくと思う。

 DVDの方を先に見た。まずは面白くなかった点を書こうかな……。私は、まずピクチャードラマを見て、ノンテロップバージョンのOP、EDを見てコメンタリーの順にいつも見ている。でも、今回は逆にすれば良かったと思った。

 スタッフが喋ってくれるオーディオコメンタリーが私は好きである。まぁ、嫌いな人はいないとは思うのだけど、これってどういう基準で選んでいるんだろう? 今回参加していた人は三人いたんだけど、一人は何故参加したのかと言いたいくらい自分から話す事はなかった。福山さんには進行お疲れさまと言いたかった。
 これ、仕事で参加しているんだよね? それともボランティア? そんなワケないよね。何にせよ、他の人が話している中、放っておいたら一人画面を見続けていたというのは問題があるんじゃないだろうか。好きな絵を描く人だっただけに残念である。その時点で5巻は面白さ半減である。本編の内容が素晴らしかっただけに本当に残念でならない。喋るのが仕事ではないから苦手なのかもしれないけど、あんな風にしてしまうなら辞退した方が良かったんじゃないだろうか。

 次にピクチャードラマだけど、これは文句なく良かった! だって、オレンジが出ていたのだから! 出ただけで笑えるキャラなんて早々いないと思うな(笑) 成田さんは未だに彼を二枚目キャラだと思っていると福山さんが言ったときには爆笑してしまったよ〜。内容は、あの「全力」発言の前の一コマ。良く見たら、EDイラストと同じだったので、その時の会話だったんだろうね。
 おまけにジェレミアが過去の話をしていた。ルルーシュたちの事を口にしていたけど、彼が生きていて自分を陥れる未来が待っているなんて思いもよらないだろうね。それを知る日は来るのだろうか?
 そして極めつけは涙で床を濡らすオレンジの姿だろう。枕ではなく床。しかも水浸し!! しかもあの格好!! 昔から笑われる人生が用意されていたんだなー(笑) あの「全力」で彼がここまで人気が出るとは監督も思ってなかったらしいけど、後づけでもこの設定は美味しいよ!
 そして最後にまたもや彼は吠えてくれた。全力で見逃せという、アニメ史に残るだろう迷台詞を。しかも、あの表現……。今「ひぐらし」をやっているだけに苦笑した。

 次はドラマCD。今回はシャーリーが主役ではなかったので面白いと思ったのかもしれない。あの左右でスザクを除く生徒会メンバーがひそひそ話していのと、ルルーシュがあれこれ考えを巡らしているのはお腹が痛くなるくらいに笑った。
 ミレイたちは誰がそれをルルーシュに言うのかという押しつけ合い相談をしているのだけど、自分に関して聞こえないように色々話している皆を見て、自分の正体がバレたのかとあれこれ高速で考えているルルーシュ。でも、それだけだったらそこまで笑わなかったかもしれない。墓穴を掘っているのが笑えた。しかも、その問いに関して皆が否定すると、確率が上がったとか言ってますます早口で考えているし!
 子ども時代のルルーシュたちを描いたシリアスな続き物では、ナナリーがとっても良かった。マオに捕らえられたときも毅然としていて感心したものだけど、最初の頃はスザクにも毅然とした姿をしていて、自分が兄の負担になっているのを解っているんだなぁと思えた。また、ルルーシュには強気で接していたスザクも、ナナリーにはたじろいでいたのがいい。しかも、彼女がいなくなったと気付いたときにすぐに探しに行ったのを聞いていて、もしかして最初はスザクの方が一目惚れしたんじゃないだろうかと思った。もうちょっと長かったらいいのになぁ。
 最後はキャラソンだった。今回は福山さんが歌っていた。で、感想は……コメン。福山さんは歌わない方がいいと正直思う。

 そういえば、総時間を見るのを忘れていた……。

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at 23:59, 真神恵, コードギアス

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ひぐらしのなく頃に祭 目明し編感想

ひぐらしのなく頃に祭(通常版)
 先週の土曜日に「ワンピース」が放送されなかったので急遽「ひぐらし」の感想を書く事にした……。本当は目明し編と祟殺し編とを一緒に書こうと思っていたのだけど、書き始めるのが遅くなってしまったので分ける事にした。だって、早く書き終わって続きがしたいし。そんなワケで最近の私の平均睡眠時間は3.5時間だったりする(笑) おまけに土曜は休みだからと徹夜明けしているしな。……確実に寿命を減らしている気がする(汗)

 さて、目明し編である。前に、目明し編だけだと書く事があまりないから、祟殺し編と一緒に感想を書くと言っていたんだよね。これも前に書いたけど、アニメで酷評したら詩音好きな人から残念だとコメントされた事がある。目明し編での感想が私とは真逆だったらしいんだよね。でも、アニメは端折り過ぎているから詳しく見たらまた感想は違うかもしれないとその時は思った。

 結論、感想は全然変わらなかった。いや、寧ろ酷くなったと言った方が正しいかも(苦笑)
 あと、プレイし終えて最初にこれだけは言いたい。って、今までも何かにつけて言いたい放題だったのだがまぁいい。ええと、言いたいのは双児に幻想を抱き過ぎって事かなぁ。まぁ、ネタにしやすい題材ではあるけど。
 魅音と詩音が小さい頃から入れ代わって周囲をからかっていたと話しているシーンがあったけど、あれって親も騙されたって事なのかなー。それが母親もだったとしたら親失格である。アニメや漫画に出てくる双児って声も同じだし、本当にそっくりだしクローンと言った方が正しいかもしれない。でも、現実の双児は別の人間なので似ているとは思うけど間違う事はそんなにないと思う。私の場合は昔から声に反応する人間なので、その辺で二人が電話でからかおうとしても引っかからなかった経緯がある。もちろん、所詮はフィクションなんだから目くじら立ててそんな事を言うなと思う人が多いだろうなぁと思うけど、やっぱり我慢できないんだよね(苦笑)

 驚いたのは、詩音と魅音が逆であったということ。入れ代わったりしていなければ、刺青は詩音の身体に入れられていたって事になるんだね。綿流し編で牢に入れられた魅音が「お姉」と言っていたから「?」と思っていたんだけど、その謎がわかって良かった。それに、詩音が本当の魅音で園崎家を継ぐ者だったと言われたとても納得した。魅音は裏の部分について、お魎からは伝えられていないと詩音は考えていたけど、もし詩音が本来の時期当主として存在していたらそんな事はなかったんだろうなぁ。目明し編を見ているとそう思った。

 でもまぁ、詩音が最悪なのは変わりがない(苦笑) 悟史恋しさに殺人まで犯すなんて、もう馬鹿かお前としか……。最後の最後で悟史の本心を知って謝っていたけど、私には何も響いてこなかった。「生まれてきてごめんなさい」と言われても苦笑するばかりだったな。拷問を受けていた沙都子が毅然としているシーンの方が泣けたかな。終わったときはああやれやれと。それから、アニメで聞き取れなかった台詞が確認できて良かったと思うくらいか。ラストで悟史の頼みを聞いて迎えた場合の話が流れていたけど、今さらそんな事を思い描いても後のまつりだろう。
 あ、でも、一点だけ、詩音と同感と思った箇所があった。圭一が詩音に捕まって、釘を刺されようとしていたあのシーン。圭一が必死に魅音に「戻ってこい」と叫んでいたよね。そこで詩音が「いい声」って思っていたところ。あそこは私もそう思った(笑)

 詩音が歩まされてきた人生を思うと同情はするけど、だからって嫌っている人間と同じ事をしちゃいかんだろう。まぁ、それも魅音によるとお魎はやっていないらしいのだけど。今も詩音は好きではないけど、今後話を進めていくと変わっていくのかなー。

 今プレイ中なのでブログに画像を貼りつけているけど、限定版ってとっくに無くなっていたんだね(汗) 確認しに行くまで考えもしなかった。それで感想を書く前にレビューを少しだけ読んだのだけど、原作派ってのがPS2版を酷評して擁護派と対立している事態にまでなっているという書き込みを見て驚いた。でも、これ、原作者が監修しているのではないの? それなのに酷評するのか。PC版の方は絵が受け付けなかったのでプレイしたいと思わないのだけど、やっぱり全年齢対象として発売されてしまったので色々と緩い箇所があるようだった。
 ま、サンテレビでアニメが放送されるのでそれを楽しみしていようっと。

 なんだかんだで長くなったな(苦笑) ちなみに現在は憑落し編をプレイ中である。今夜もまた4時間寝ないかもね……。

at 23:59, 真神恵, ひぐらしのなく頃に

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DEATH NOTE 30話「正義」

 ニアはあっさりとキラの正体を割り出した(笑) しかも7%くらいと言っていた。Lよりも確率が高いのではないだろうか?

 次に子どもの声で最近の日本の状況を作文調で語られていた。このとき、名前を聞かなきゃ調書が作れないと警察官に言われて「勘弁してください! 名前だけは!」と拒否していた男がいた。EDを見ると万引き犯だった。……キラが支配する世の中だって知っている筈なのに万引きなんかしたのか(苦笑) 捕まらなければ大丈夫と、自分だけは大丈夫と安易な気持ちでやってしまったんだろうね。
 しかし、私が言いたいのは映ったシーンではなくて声である(笑) 矢尾さん……そんな端役まで演じていたのね。あの死神がまだ出るって事だよね? もう一つは虐められていた小学生の男の子が「お前たちの名前をネットに晒すぞ!!」と叫んでいたシーン。これは平野さんだね。……男の子の役を演じたのは私が聞いた中では初めてだなぁ。
 あと、笑ったのがさくらTVの出目川。プリデューサーのくせにテレビ出演までするようになったのか。おまけに白いスーツ……。「俺だって自分で何言ってるかわかんねぇよ!」って言っているのを見て笑ってしまった。まぁ、従わないと殺されるものね。それに彼の場合はそう思いながらも口にしていたように視聴率のことを咄嗟に考えたのだろう。

 さて、そんなキラ崇拝の日本になってしまっている中で、主を失った夜神家では月の母が机に突っ伏して泣いていた。泣いている音を出していないのがまた良かった。娘は心に大きな傷を抱え、夫は死に、息子は殺人鬼……。この人が一番不幸だなぁ。

 その殺人鬼の息子は、米国大統領がキラを認める発言をしたことにニヤリと笑っていた。
 その会見が始まる前に、松田がリュークにリンゴを放り投げていたのでちょっと和んでしまった。しかし、リュークは「しかしお前はTVばかり見ているな」と言ってしまったためにリンゴを取り上げられてしまった(笑) しかし、死神相手なのに松田強気さなぁ。リュークがあまりにも場に馴染んでいるために死神という意識が抜けているんじゃないか? あとは、松田が真剣な話をしていいかと聞いたときに、相沢がいつもは真剣じゃないのかと突っ込んでいたところにも少し笑えた。こんな鬱々とした作品だから、松田の存在にはホッとさせられる。

 一方、ニアの元にメロがやってきた。手を組まないと言いつつヒントを残すとは……。々くらいにキラが憎いって思っているからかなぁと思ったら勝負って言ってた(苦笑) Lの仇討ちではなかったの? でも、ニアにとってはそのヒントだけで充分だったみたいだね。デスノートの嘘のルールにもあっさり気付いたし。……ひょっとして、ニアってLよりも優秀なのかな? そういえば、Lって本名はなんて言っていたんだろう? あと、ニアの本名も知りたいなぁ。それはキラがこの世からいなくなったら判る事なんだろうか?

 ああ、やっぱりLとの対決の方が面白かったなぁ。でも、月の方から攻撃を仕掛けるなんて、思い上がり過ぎているね。最後にニアが感情的になって「こいつ……白々と‥‥!」と言っていた。オモチャ壊しちゃったし。これからニアも本気になって……という言い方はおかしいか。どんどん月を追い詰めていってくれるのかなぁ。
 話は前後するが、ニアは日本の捜査本部と連絡をしたとき、月がいるのに堂々と二代目Lがキラだと考えたことがあるかと聞いて、自分に協力する意思があるなら連絡してくれと言い出した。13日のルールが嘘だと皆に知られてしまった今、月の潔白が怪しくなったのだから迷いが生じるのは判り切ったことだよね。
 松田は最後に次長が息子をキラでないと言ったことを信じているから疑わないかもしれないけど、他のメンバーは違うよね。相沢が葛藤していたけど、果たしてどちらを取るのだろうか? 実はこの辺りからようやく未知の部分に突入していたりする。

 しかし、月ってば自分のやっていることがいずれ正義になるって本気で信じていたようだ。寝言は寝て言え!(笑) それに、出目川がニアたちがいるらしきビルに人々が突入する様を報道していたときに、ニアたちを悪だと言っていた。大量殺戮者を正義と言っているなんて滑稽だよ。もちろん、松田が言っていたように弱い立場の人間だったらキラの存在を正義だと言う気持ちも解るけど、保身のために人を殺してしまったあの時からである。
 では、仮に保身のために凶悪犯罪者ばかりを裁いていたとしたら……私も月の考えを認めていたかもしれないなぁ。

 それにしても、ニアがキラに屈した米国大統領を「チキン」と言っていた。そしてすぐにそれを否定して「ウジ虫」とまで蔑んでいたのが小気味良かった。弱虫の米国はすぐに武力を行使する。ではその武力を頼りにできなかったら……この作品のように強者にへつらうのだろうか? ま、何はともあれ大統領が「正義」と言うと笑いたくなるのは架空の話でも変わらなかったな。

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at 23:59, 真神恵, DEATH NOTE

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彩雲国物語 6話「画竜点晴を欠く」

 秀麗が来てから何ヶ月経ったのだろうか? 日に日に王らしくなる劉輝を見て、楸瑛と絳攸は満足そうだった。そして秀麗は、自分の仕事はもう終わりだと言っていた。静蘭が、主上が寂しがるト言うと、秀麗は自分のいる場所は王宮ではないと言っていた。そんな二人の様子を、香鈴が見ていた。
 珠翠が秀麗の部屋にやってきて、香鈴から秘伝の香を炊いた。秀麗の心配して元気付けるための香だと言っていた。だったら香鈴本人が来たらいいのになと思ったけど、秀麗は香鈴にお礼を伝えてくれるよう珠翠に頼み、彼女がいれてくれたお茶を飲んでいた。ところが、部屋を辞した珠翠が、立ち止まって少し振り向いていた。その表情はとても怪しかった(汗) 劉輝が確か秀麗に毒を盛る者がいると知って調査をしていたと思うのだけど、それが彼女だったということ!? それを証明するかのように秀麗が湯飲みを落して眠ってしまっていた。これはお茶を飲んだから? それとも香を吸ったから?

 夜の……何時頃なのだろうか? 絳攸はまた迷っていた(笑) それを見取り図のせいにするなんて終わってる……。そこへ香鈴の声が聞こえてきた。
「あなたなんでしょ!? 何故邪魔をするの!?」
 それはつまり、香鈴が秀麗に仕掛けて、それから彼女を守ろうとした者がいたってこと? 彼女は「あの方」の役に立ちたいと訴えていた。夜中に大声で……って夜中だったのね。会話の内容よりも、絳攸は大声を出していることに不快感を示していた。しかし直後に声が止み、ドサッという音が聞こえたので慌てて室内に飛び込んだ。そこには気絶した香鈴が倒れていた。
 護衛の者に異常がないか確認していた楸瑛は、絳攸の紅貴妃の部屋を調べろという声に即座に彼女の部屋へ向かった。しかしそこは既にもぬけのカラだった。死んだのではなく眠らされて攫われたんだね。遅れてやってきた劉輝も事態に気づいた。
 どうやら香鈴が毒を盛っていたことは皆知っていたことだったらしい。そこから黒幕が判明したんだろうね。彼女が用意した香は、楸瑛によって無害なものに摺り替えられていた。つまりは殺害目的の危険な香を彼女は用意していたということか……。だから秀麗を眠らしたのはお茶。そしてお茶をいれたのは珠翠……。何と侍女の二人ともが刺客だったというワケか。よくまぁ秀麗は今まで無事に過ごせたもんだな。
 絳攸は香鈴のしたことは黒幕の予想外のできごとだと言っていた。では、先ほど香鈴が訴えていた相手は珠翠ということになる。彼女は自分も「あの方」の役に立ちたいのだと言っていた。つまり秀麗が攫われるのは最初から計画されていたことだったらしい。それを知って香鈴は自分も役に立とうと先走ってしまったのか。

 もう少し慎重に進めたかったが、こうなっては仕方がない。そう呟いた劉輝は楸瑛と絳攸に命じた。楸瑛には「彼」の身柄を押さえるように。そして絳攸には香鈴が目覚めるまで傍にいて、更に邵可には内々に事の報告をし、また怪我人が出るかもしれないので、すぐに治療できるように筆頭侍医の陶老師以下の医官を叩き起こせと命じた。普段は劉輝に対して歯に衣着せぬ発言をしている彼らも、有事の際には主人の命に従う有能な臣下として本来の役目を全うしていた。
 部屋を出る前に絳攸は立ち止まり、行方不明者がいると劉輝に告げていた。この状況で行方をくらますのは怪しいと静蘭の名をあげるのだが、劉輝は静蘭を白だと言って譲らなかった。楸瑛は静蘭に花を贈らなかった理由を尋ねたが、劉輝はそのようにして心を確かめずとも静蘭は信用できると言って譲らなかった。楸瑛や絳攸を信じているのと同様に、静蘭も信用しているのだと答えていた。
 それを見て楸瑛は劉輝に合格と言った後に、懐に入れていた手紙を手渡した。手紙を読んでも劉輝は驚いていなかった。意外そうに言う楸瑛に、劉輝は「わかっていた」と答えた。静蘭が清苑公子だと絳攸が驚きを隠せず呟いていた。そのとき矢文が室内に届いた。それを読んだ劉輝は、険しい表情で命令を今すぐ実行しろと命じた。

 一方静蘭は寂れた屋敷に踏み行っていた。そこで彼を迎えたのは茶太保だった。いつも三人仲良くいたというのに、茶太保が霄太師を憎んでいたと聞いたときは驚いた。茶太保の中でそんな感情が渦巻いていたとは……。そして今の茶太保の望みは霄太師の上に立つことらしい。今回のタイトルは茶太保からのものだったんだね……。剣を向ける静蘭の視界が霞んできた。これは室内に炊かれた香のせいなのは明らか。わかりやすく映していたものね(苦笑)
 自分はもう長くないから、これは最後の賭けだ。画竜点睛を欠いていた自分の生涯に、最後の一点を書き足したい。そのために秀麗を攫わせたらしい。自分の孫娘を迎え入れたら最初はそれで良かったのに、劉輝は秀麗以外は迎え入れないと言われたから仕方がないと言い切った。そして次の手を模索中に静蘭が清苑公子だと知って利用することにしたい。
 しかし静蘭は自分は清苑公子ではないとすぐに否定した。ただ、茶太保にとっては彼が名乗ろうが否定しようが関係ないらしかった。清苑公子が戻ってきたと知ると、彼を王に頂こうとする者が大勢いるだろうと茶太保が言うと、静蘭は彩雲国の王は劉輝さまだけだ。8年前の争いを繰り返すつもりかと詰った。すると茶太保はそんなことをしなくても、劉輝が死ねばいいのだとことも無げに告げた。つまり、秀麗を攫えば、彼女にご執心な劉輝が助けにやってくる。そこを暗殺するというのが今回の計画らしい。それを不慮の事故として処理するとまで言い出した。ここまで腹黒いだなんて(汗)

 その茶太保の企み通りに劉輝が現れた。暗闇が苦手と言っていたのに、暗闇も秀麗がいるなら怖くないと自分に言い聞かせて劉輝は中へ入っていった。囚われて身動きも話すこともできない秀麗は、誰か来たのかと入口を見ていたが、後ろにいたらしき殺し屋たちに「これから面白いものが見られるぜ」と教えられていた。
 囲まれた劉輝だったが、殺し屋たちをあっさり全員倒していた。しかし、秀麗を人質にしていると告げられると、あっさりと剣を放棄してしまった。喋ることができない秀麗は、必死に「違う!」と心の中で叫んでいたけど、それが劉輝に伝わることはなかった。

 最初は自分は清苑公子ではないと否定していたが、茶太保の言葉にいつの間にか自分の思いを口にしていた。自分と同じ境遇だったから隆起を心から可愛がっていたのかと茶太保が尋ねると、静蘭は「違う!」と即座に否定した。そして劉輝だけが何の裏も無く純粋に自分を慕ってくれたから、自分も劉輝を大事に思っていた。そして心の拠り所にしていたのは自分の方で、劉輝がいたから自分は王宮でも生きていけたのだと叫んだ。まぁ、王宮は魔窟だというものね。優しい人間には耐えられない環境だったに違い無い。
 刀を突き付け、劉輝に何をしたと迫る静蘭にも茶太保は眉一つ動かさなかった。あくまで彼は静蘭を玉座につけるらしい。しかし愚かと言われて茶太保もさすがに怒ったようだった。時期を逸したと言われてもそれを認めたくないのか、本当に気づいていないのか、茶太保は意に沿わぬ者を操る方法などいくらでもあると言って、香炉を静蘭に投げ付けた。そしてそれが眠り香だと気づいたときには既に遅く、静蘭は立っていられない状況になっていた。
 自分の勝利を確信した茶太保は、部下に「連れていけ」と命じて自分は部屋から出ようとした。しかし静蘭は短剣で自分の足を刺して意識を覚醒させ、次にその短剣を茶太保目掛けて投げた。しかし、静蘭はそこで殺し屋に気絶させられてしまった。
 今度こそ本当にピンチになると思っていたが、部屋にはもう一人誰かが現れた。一瞬の内に殺し屋たちを全て切り捨てた者の声を聞いたらそれが誰なのかすぐにわかった(笑)
 王が茶太保の仕業であると特定したので、間もなく楸瑛が捕えにやってくると聞いて茶太保は信じられないと驚いてた。香鈴から足がついたのだと教えると、彼女には何も教えていないとますます信じられないようだった。つまり、彼女が行ったのは茶太保を思っての単独行動だったということか……。秀麗が初めて王宮に来たときの、香鈴の様子からは想像もできない展開だよ。

 秀麗に誘われて香鈴が縫った刺繍は、茶太保のためだったのか……。静蘭が投げた短剣が背中に刺さり、茶太保はそのハンカチで傷口を押さえていた。血に濡れたハンカチを見つめて愕然としていた。そして香鈴がそんな行為に及んでいるなんて珠翠は一言も言っていないと呻くように恨み言を言った。
 珠翠の名を聞いて、男はその名を持つ者が自分の知る殺し屋ならば、間違いなく「風の狼」だと言った。そして彼女を手駒として動かせるのは先王と自分と霄太師のみ。それを聞いて茶太保は、霄太師の手の上で踊らされたと知って自分を笑った。そして伝説の殺し屋・黒狼がお前だったとはなと扉を開いて月明かりに照らされた邵可を見て憎々しげに言った。……そうなんだよね。主人公の父親というだけの役だけには池田さんは納まらないよ。こえでなくちゃ!(笑)
 自分の負けを認めたものの、茶太保は自分の命は邵可にはやらんと言ってどこかへ行ってしまった。しかし邵可はそれを止めなかった。そして気を失っている静蘭の額に手をやって、「まったく、無茶をする」と呆れたように優しい声をかけていた。彼が静蘭を拾ったのは偶然で何でもなくて、今まで彼を保護していたんだね。そしてそれは霄太師も知っていたということになる。

 さて、画面は再び秀麗たちの方へ映り、武器を捨てて殺し屋の方へ歩いていく劉輝と、それを見て心の中で叫ぶ秀麗というところで終わった。しかし劉輝は有能な王なので、殺し屋たちの罠だと知っているのは明らか。更に、それでもどうにかできるという絶対的な自信があるのだと思う。いくら好いた娘のためとはいえ、一国を背負う王が何も考えずに行動するなんてあり得ないものね。

at 23:41, 真神恵, 彩雲国物語

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地球へ… 8話「震える心」

 とうとうシロエを殴ってしまったキース。自分のやった事に呆然としているキースだが、シロエは買う気満々でキースに殴り掛かろうとしたが、サムによって殴り合いにはならなかった。しかし、サムがキースの腕を掴んでその場を離れようとしたとき、キースも応じるつもりだったのだろうか? 動こうとはしていなかった。
 それにしても、シロエがエリート訓練を受けていないとサムは言っていたよね。仮に殴り合いになったとして、シロエが怪我をするという意味だったのだろうか?
 逃げるのか、卑怯者と同級生に動きを封じられたシロエは吠えいてた。……キースは応じるのではなく、ただ自分を殴らせるまでに至ったシロエに感心していたのか(苦笑)

 講義室に入ったキースとサム。サムはキースを元気づけるためにナキネズミのぬいぐるみを持ってきた。……あの、もしかしてサムはぬいぐるみ集めの趣味があるの? レアものって言っていたしな……。元気でちゅか?って(笑)
 あ、いや癒し系グッズト言っていたか。……そうか、サムには癒しが必要なほど追い詰められているのか……。この世界にもそんなものが出回っているとは思わなかった。管理された社会であっても人は人ということか。しかしなぁ……そんなものを持ってて本当に癒されるのだろうか? ぐっすり眠ればいいと私は思うんだけどなァ……って、それは私の平均睡眠時間が4時間を切ってしまったからかな。ま、私はモノでは癒されないのは確かだ。一番が眠りだったら、二番目は面白い話かな? もしくは音楽とか。と言っても普段はあまりCDを聞かないので違うかもね。

 講義室はキースとシロエの一件でもりきりだった。何と、あれから一日経過していたのか(汗) シロエはその日の内にマザーコールを受けて、今日は講義を休んでいるらしい。シロエがステーションに来てからマザーコールを受けたのは何回なんだろうか?
 教授が授業を開始しようとしたら、キースにもマザーコールがかかった。喧嘩両成敗というんじゃないだろうな。キースにお咎めがあるとは思えないもの。教授に許可を得て退室しようとするキースに、サムは「グッドラック!」ナキネズミのぬいぐるみを放り投げた。サムって本当に友だち思いのいい奴だなぁ。

 講義を休んだと言われていたシロエって、謹慎処分を受けたとかそういう事ではなくて自主休講だったのか?? 相変わらずキースのことを調べ回っていた。シロエはどうしてもキースが気に入らないんだね。

 マザーイライザはいつもキースに優しく接している。これはキースだけでなく他の生徒にもそうなのだろうか? 今回彼女が指摘していたことは正しいように見えた。しかし、進む道を誤らないように導き、疑問には答える迷いには方向を示すというのは間違っているだろう。そんなに何でもかんでも答えがある筈がないではないか。
 この管理社会ではアクシデントなんて起こらないように調節されているんだろうね。誰も敷かれたレールを疑問に思うこともなく、反発することもなく一生を終えるのか……。まさしくシロエの言った通りの飼いならされた羊だ。家畜であって人間ではないよ。自分で考えることを止めてしまったら人は終わりではないか……。しかし、そういう現代社会においては至極もっともな考えは、この世界では異端視される……というか洗脳されてしまう対象なのだろうね(苦笑)

 休憩室ではサムがキースの帰りを待っていた。そこへ同級生の話が聞こえてきた。マザーイライザって全員がキースが見ているような姿に見えるのではないのか。親しい女性の姿をとって現れるらしい。では、キースの前にいつも現れるのは? 記憶のないキースに母親の姿が見えるはずもなく、スエウェナの気持ちに全く気付かなかったのだから彼女がいる筈もない。となれば、キースだけ特別プログラムであの姿で現れるように組まれているのかもね。
 同級生たちの話題はキースの前にはどんな姿で現れるかということだった。心無い言葉にサムが怒鳴るが全然改まろうとしなかった。彼らは4年前にスエウェナと共に救出された者たちだった。……命の恩人に対してああも悪し様に言えるなんてねぇ。まぁ、これが人間だよね(苦笑)
 いや、キースがあそこまで優秀でなかったら彼らの反応もまた違っていたかもしれないね。キースが自分には到底追いつかないレベルにいるからなんだね。こういうときって、女より男の方がエゲツない。男の嫉妬ほど醜いものはない。女もそうだけどさ。陰湿だし(苦笑) でも、女は嫉妬する生き物だから「嫉妬」という漢字には女へんを入れようと言う漢字ができる話を聞いて、女以上に男の方が嫉妬深い生き物なのだと思った(笑) だいたい、そんな影で悪口言う前に追い越そうと足掻けよ。何もしないでただやっかんでるだけなんて最低だ。ああでも、こういう奴がエリートなんてのになって社会を滅茶苦茶にするんだ。公費を私物化しているのもこんな輩なのだろうね。公務員の意味を履き違えている人間には即刻辞めてもらいたいと報道を見る度に思うよ。現状は、一度試験に受かったら辞めさせられないらしいけど。

 さてシロエはマザーイライザのメモリーバンクがあるところへの侵入に成功していた。これでキースの個人情報が全て入手できるね。
 そこでシロエはフロア001の存在を知る。生徒には知られていない部屋。そこにあったのは試験管。そしてその中にはキースそっくりの人間が保存されていた。キースはやはり人間ではなかった。人口生命体だよね?
 研究者の欲求って自分の手で生命を造り出したいってことに行き着くとでもいうのだろうか? 自分たちの世界を自分以外の者が支配しても何とも思わないのだろうか? それとも、支配者を造り出した自分は神だとでも言いたいのだろうか? いつからこんな研究が始まっていたのだろう? そりゃ、人間であるサムたちがキースに叶わない筈だ。
 マザーイライザはキースを生育して、今は感情が芽生えた彼がどう行動するかを観察しているんだね。でも人形に感情が芽生えたとして、自分たちに反旗を翻すとは思わないのだろうか? いや、全て見ているのだとしたら、少しでもそんな徴候があると記憶を削除してしまうのだろうね。あ……キースのそっくりさんがいっぱいいたから失敗作として処分されてしまうのかな。先がどうなるのか判らないけど、サムと知り合えてキースは本当に良かったと思うよ。
 キースの秘密を知ってしまったシロエは、背後から襲われた。研究員だろうね。彼らがマザーイライザを創り出したのかな? ステーションの支配者といったところかな?
 拘束されたシロエはサイオンチェックを受けていた。その場にいた研究員は、成人検査の後に必要になるとはと溜め息混じりだった。う〜ん。では何故成人検査のときには引っかからなかったのだろうか? ミュウの能力も進化しているというのだろうか? シロエの今後が心配だ……。

 一方、キースたちは宇宙艇航行の演習(?)を受けていた。サムはあれからどうだとキースを気遣うが、キースの中ではもはや過去のことらしく、煩わしい思いはしていないようだった。
 進路の話をしたとき、初めてサムと意見の衝突があった。キースはメンバーズになるのは当然と思い、そうだ答えていた。しかしサムは自分には無理だといい、このまま暫く宇宙暮らしをしているだろうと言っていた。希望と適性は違うのだからと。どんなに頑張ってもできないことだあると言うサムのことがキースには理解できないようだった。だからキースは何故努力しないと責めた。
 天才には凡人の気持ちは解らない。まぁ、キースは人間ではないし(汗) 努力してもできないことって確かに多いよね。何でもできてしまう人にはそれは解らないのも確かだ。これが人間だったなら、天才の気持ちだって凡人には解らないって話になるんだけどね……。そして、キースの言葉に傷付いたサムは……サムもとうとう言ってしまった。

「お前には解らないよ! 違うんだよ、やっぱり俺たちはお前とは!」

 しかし、その差別発言にキースも傷付いてしまった。「何が違う?」と悲しそうに言うキースの姿は、とても人口生命体とは思えない。成人検査前の記憶がないキースは、自分は人間だと思っている。感情が希薄なのも記憶がないからだと気にしていなかった。でも、自分が人によって造られた命だと知ったとき、キースはどう思うのだろう?
 キースの反応にすぐに謝罪したサムだったけど、キースにサムたちと自分の何が違うと真直ぐに聞かれて何も答えられなかった。最初はサムが思い出しているのかと思っていたけど、人の気持ちが解らないと言われたシーンを思い出していたのはキースの方だった。何故シロエの言葉を思い出すのかと心を乱していたけど、無意識下でキースはもう解っているんだね。
 教官が戻ってきたので気まずい雰囲気のまま演習に臨むことになってしまった。演習は順調に進んでいたが、電波障害が起きてから事態は一変する。宇宙艇のコントロールができなくなり、他の船がどんどんコースを外れてしまった。それはキースたちの乗る船も同じだった。キースは教官に指示を仰ぐが、彼は「何が起きている!?」としか言えなかった。管理社会で生きてきたことの弊害だね。マニュアル通りにしか生きられないのだもの。咄嗟に対処する能力なんてありはしないよ。頭が柔軟な若者の方が対処能力は高いと思うぞ?

 皆が混乱する中、それぞれの頭の中に人の声が響いてきた。その声はジョミー・マーキス・シンと言っていた。
 同じ頃、シロエはサイオンチェックを受け、テラズナンバー5より再び記憶を削除されようとしていたのだろうか? 止めろと抵抗していたシロエは、子どもの頃に出会ったピーター・パンの姿を思い出す。そして「助けて!!」と叫んだ。
 うわぁ。面白くなってきた! シロエの叫びにジョミーは応えてくれるのだろうか? OPを見ると脱出しようとして機体が爆発して死んでしまうとしか思えない映像があったので、とても心配なのだけど(汗) キースも泣いていたし。これ見たときは、まさかこんな展開になるとは思ってもみなかったけど(笑)
 さて、ジョミーに反応するのがもう一人いた。もちろんサムだ。でも、声だけでは気付いてなかったようだね。モニターに昔のままの姿のジョミーが映ったのを見て愕然としていた。ジョミーはキースたちがその宙域にやってきたから思念波を飛ばしたのだろうか? 4年後、彼はソルジャーを継いだんだね。
 ミュウたちは思念波で会話するのは息をするのと同等のことだけど、人間にとったら突然頭の中に人の声が響くなんてパニックになるだろうね。他人の意思が自分の中に入ってくるというのに嫌悪感を抱くだろうし。和解を求めているのに、こういう経験が彼らをミュウ排斥に向かわせるんだろうね……。で、真っ先に気絶してしまったのが教官というのが納得がいく。やはり若い頭の方がまだ柔軟なんだなと思えるシーンだと思った。

 キースが真っ先に目覚めた。人間ではないから、脳のつくりも人とは違うんだね。彼のおかげで全員無事にステーションに戻って来られた。ジョミーの記憶が残っているサムが一番精神的ダメージを受けていた。あんな風に混乱するサムを見るのは、キースも初めてだったんじゃないだろうか? ステーションの皆が生還を喜んで迎えている中、キースだけはサムの傍に座って彼を落ち着かせようとしていた。
 しかし、ここで教官が皆の元に行くように声をかけていた。キースがサムのことを訴えても完全無視(汗) それでも人間かよ! こいつは自分の名声にしか興味のないタイプの人間なんだな。教え子がダメージを受けているというのに。突き飛ばされて皆の前に出る形になってしまったキースは無表情に自慢げな顔をする教官と、次々に質問してくる他の生徒たちを見ていた。
 ここでキースは気になることを言っていた。「プロフェッサーの自慢話。大袈裟な生徒たち。打ち消される、優しいサムの感情……」と。そして止めろ、もうたくさんだと頭を抱えて叫んだ。どんどん人間らしくなっていくんだね。そしてそれはマザーイライザの思惑通りということなんだ。
 入院しているサムを見舞ったキースが、サムに貰ったナキネズミを持って、前にサムが言ったように「元気でちゅー……か?」と真似してみせた。ぎこちなかったけど、それはサムを励まそうという誠意に満ちていた。こんなので泣けてくる私は本当に涙腺が緩いなぁ(笑)
 サムのように上手く言えないともう一度練習していたキースをサムはお前は最高だ。癒されると笑いながら言っていた。それを聞いてキースは「そうか。癒されるか」と嬉しそうに笑って言った。ステーションに来てからずっと一緒に行動していた二人だけど、友人になれたのはこの時からだったかもしれない。サムは最初から友情を持って接していたけど、キースはサムほどの気持ちはなかったに違いないだろうから。多分、これからもあんな笑顔が見られるのはサムだけなんだろうな。

 この作品は時間の流れがよく判らない。シロエと再会したのは、サムの見舞いから帰った直後なのか、それとも数日経っていたのか……。ともかく、シロエは衰弱しきっていた。自力で脱出してきたのだろうか?
 今回の一件から、キースとジョミーが戦っていくのだろうけど、ジョミーが来たことを知ったシロエは今度は自分から連れて行ってくれとジョミーに訴えるのかな。自分から彼の元へ向かおうとするのかな。

 あとは、ようやく登場したジョミーだけどもうミュウの長になっていた。4年間の話はしてくれるのだろうか……。まさか、ブルーからソルジャーを引き継ぐシーンしか描かれなかったりして(汗)



 以下、日記。
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at 22:08, 真神恵, 地球へ…

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おおきく振りかぶって 7話「野球したい」

 逆転されてしまったが、まだ7回裏だったっけ? 完全試合もノーヒットノーランも達成できなかったけど、まだ巻き返せるのは可能だよね。モモカンに「まだまだだぞ」と言われてしまった阿部。……まぁ、まだ高校一年だからあんまり期待しすぎるのも酷じゃないかと思ってしまった。
 いよいよ8回表。戻ってきた三橋をチームメイトが励ましの言葉をかけるけど、ベンチに入らず傍に座り込んでしまった(汗) それまで自分の何が悪かったのか、そればかりを考えていた阿部は、そこでようやく三橋に意識を向けていた。ベンチに入らないのではなく、入れないのだと。サインを出すのは阿部でも、実際に打たれるのは三橋である。サイン通りに投げても、打たれてしまうのは自分の力不足だから。投げる執念は人一倍はあっても、打たれてしまって皆に申し訳ない。合わす顔がないと思ってしまっているんだね……。
 打たれて痛いのは三橋の方だ。それにようやく気付いた阿部は三橋に謝罪した。自分が打者を打ち取ろうと欲を出したためにこんな事になってしまったのだと。自分が悪いと思い込んでいる三橋にとって、阿倍の言葉は意外なものだった。だから何故と聞いた。ノーヒットノーランを狙っていたからだと言われても三橋には理解できず、だからまた「何で?」と聞いていた。すると阿部は三橋が三星に未練があるような顔をしているから、ハッキリと差をつけて勝ちたかったんだと語気を強めて自分の気持ちを正直に話した。西浦で、自分と一緒にいる方が勝てるのだと、気持ちのいい試合ができるのだと見せてやりたくて。
 ポカンとしている三橋が何かを言おうとしていたが、モモカンが作戦を伝えるために1〜3番打者を呼び出した。3番目である阿部はすぐにその場を離れてしまった。三橋は自分が三星に未練があるように見られていたのかと呆然としていた。

 モモカンは、4番の田島を敬遠されないためにはどうしたらいいのかと三人に質問していた。答えは簡単。満塁にすればいい。更に狙うは投手の叶だともモモカンは言っていた。現在までに彼が投げた球数は80球。……叶の体力を奪うよう多く投球させるというのだろうか?
 100球までしか投げてはいけないと三星のコーチは言っていた。畠は1番の栄口の態度で西浦の作戦を読んだようだった。う〜ん。嫌な奴だと思っていたけど、先週の話で本気で試合に臨むようになってからはそうでもなくなったのだから不思議だ(笑) あと、栄口が四球で塁に出るまでのそれぞれ思っている事が見ていて興味深かった。もちろんモモカンも(笑) 彼女は本当に野球が好きなんだなぁ〜。
 畠は叶に真ん中を投げるように指示していた。サインを見て叶は指示には逆らわないけど、真ん中真すぐは気合いがいる分疲れると心の中で畠に悪態をついていた。フォアボールで栄口を塁に送ってしまった叶は、気合いでは誤魔化せないほど体力が消耗している事実に焦りの表情を浮かべていた。そして中学時代で三橋がマウンドで投げ続けてきた事を思い出して、またもや自分と三橋の違いを知って愕然としていた。
 2番目を死球で塁に出て、続く阿部も難なく塁に出た。ノーアウト満塁。三星にとっては最悪の展開になってしまった。田島は気合い充分! 三星側はマウンドに集まり、コースの確認をとっていた。畠が一点やっても……と言い出すと、叶は畠の股間を蹴り(笑)、「深く握っていいか?」と尋ねた。叶はもっと落ちるフォークを持っていたが、畠が取れないから今までは浅く握っていたと織田が説明してくれた。

 落ちるフォークを初球から投げていた叶。その球を見て田島の表情が変わっていた。モモカンがサインを送ろうとしたのに、田島はベンチを見ていなかった。二球目も田島は打てなかった。一球目は前の球筋を覚えていたからただ振っただけだった。しかし次は球筋をしっかり測ったと断言し、今度は打てると自信満々の表情を浮かべていた。だから三球目も深いフォーク対応だったのだが……それは三星側の田島がそう来ると思わせるための作戦だった。そして最後に投げられた球はチェンジアップだった。それでも打ち上げるのだから田島は本当にすごい打者だ。何とか同点になった。しかし田島が打った球は取られ、二点目を取ろうとした走者はアウトを取られてしまった。
 そんな様子をベンチの外で膝を抱えて小さくなって座っていた三橋は、今の三星が本来ある姿でそれを自分が滅茶苦茶にしてしまった。叶が投げているから三星はいい感じなのだ。そこへ自分がそこへ戻ったとしても居場所はない……。自分の世界に入り込んでいた三橋は、声をかけられるまで目の前に人が立った事にも気付いていないようだった。
 三橋に声をかけたのは田島だった。田島はノーアウト満塁というチャンスに、一点しか入れられなかったと報告していた。4番のくせに格好悪いけど、ベンチに帰れないという事はないと言った。三橋が打たれた事を気にしてベンチに入れない事にちゃんと気付いていたんだね。三橋が全力で投げているのは守っていれば解るのだから、一緒にベンチに帰ろうと田島は誘った。
 続く5番は花井。打ち取ろうと浅いフォークを投げる指示を出した畠だったが……。花井は阿部をホームに返すためにバントを打った。慌ててボールを取りに向かった叶だったが、投球する際に足を滑らせてしまった。相当疲れがきているんだね。そして西浦は逆転に成功した。沸き返る西浦に呆然とする三星。

 逆転に大喜びの田島は、三橋の肩に腕を回してそのままベンチに引き摺っていった。モモカンは、三橋が外に座ってもチームメイトの誰か……というか、阿部が連れ戻すと思っていたんだろうね。だから田島が連れてきたかと感心したように二人の様子を見ていた。
 しかし三橋は壁に手をやってベンチになかなか入ろうとはしなかった。そんな抵抗にも田島は尻でどついて難なく三橋をベンチまで連れてきた。戻ってきた三橋にチームメイトたちが次々と声をかける。自分は確かに三星に未練があった。三橋はようやくそれを自覚したようだった。しかし、自分に温かく接してくれる今のチームメイトの姿に「だけど……!」と反論していた。
 迎えた9回裏。これを抑えれば西浦の勝ち。マウンドで自分を元気づける阿部に、三橋は打たれた時の織田の動きを伝えていた。それを聞いてポカンと口を空けて三橋を見ていた阿部の表情は初めて見る顔ではなかっただろうか?(笑)
 意見をしてしまったから阿部は怒ったんだと思い込んでいた三橋だったが、阿部は「何でその場で言わねぇんだ!? ノロマ!」と青ざめた表情で怒鳴った。確かに阿部は自分の指示した通りに投げる投手しかいらないとは言っていたけど、ただ従順なだけの投手は欲しくなかったとでも? それこそ最初に三橋に言ってあげれば良かったのに(苦笑) 怒鳴られて胸を抑えて涙を流している三橋の表情は笑えるものだったけどね。
 自分の揺さぶりが効いていなかったのだと知った阿部は、自分の考えが間違っていたワケではなかったのだと自信を取り戻した。西浦の捕手に先ほどの作戦を知られてしまったと気付いた三星のコーチは、もう何も思いつかないのか、後は選手たちに託すしかないと目を瞑っていた。

 ツーアウトを迎えて次ぎにバッターボックスに立ったのは織田だった。打たれた相手だというのに三橋は怖くないと言っていた。もちろん、打たれるかもしれないという不安はあるが、勝負を楽しんでいるドキドキだと三橋は嬉しそうだった。そんな気持ちにさせてくれたのは阿部とチームメイトたちだった。
 試合中には全力投球させないと言っていたのに、阿部は一球目に全力投球の指示を出した。コントロールができていなかったのに大丈夫なのかと思っていたら……三橋はストライクをとっていた。これは凄い! 気持ちが前向きになっているから効果が出たのかもしれないね。そして最後は空振りで三星からアウトを取っていた。審判の「ストライク!」の声が響いた途端にマウンドに駆け寄る西浦の皆の姿を見て、思わず涙ぐんでしまった。

 涙ぐんだのは実はそのシーンだけではない(笑)
 この試合は三橋が本当の意味で西浦野球部員になるためのものだった。試合後、三橋に声をかけたのは畠だった。彼らが謝罪するのは最初から判っていた事だよねー。逃げようとする三橋を阿部が捕まえて彼らの前に突き出した。そして阿部は何を言われても三橋は戻ったりしないと思ってジッと前を見ていたけど、それは祈っていたといった方がいいかもしれないね。試合に勝ったのだからとそれを頼りにして。
 案の定、謝罪した畠は「償うチャンスをくれないか?」と頭を下げたまま切り出した。戻って来いよと言われて三橋はどんなに嬉しかっただろう。しかし「戻らない」と三橋は答えた。叶はそれに喰ってかかった。やっと皆が三橋の事を凄いピッチャーだと認めたのにと。三橋の捨てたエースナンバーを自分に拾えというのかと。
 しかし三橋は三星のエースは最初から叶だったのだと首を振った。それを自分はマウンドから降りずに投げ続けて皆の中学時代をぶち壊していたんだと。三橋は俯いて自分がいたせいで野球にならなかったというのに、自分は謝りもしないで逃げたんだと。でも今日試合ができて良かったと顔を上げて三橋は元チームメイトたちを真直ぐ見て言った。自分は皆と今日みたいに野球がしたかったんだ、ずっとと打ち明けた。
 そんな三橋に叶は「野球したつったって敵同士じゃないかよ」と口を尖らせた。ずっと一緒だったのに転校までしてしまって一人で寂しくはないのかと訴ったえていた。う〜ん……一緒だと言われても四面楚歌状態だったしなぁ。叶だけが三橋に対する態度が違っていただろうけど、そんな風には当時思えないと正直思うんだけど……。
 叶の言葉に三橋は涙ぐんでいた。ああそうか、皆は三橋を嫌っていたけど、三橋は皆と一緒に野球がしたかったんだものね。友だちになりたいって思っていたんだねー。一人で西浦に来たときは、知っている人が誰もいないので寂しいと思っていたんだろう。しかし三橋は今のチームメイトを振り返った。そして笑顔で「寂しくないよ」と答えた。そんな三橋の言葉に叶はもう何も言えなかった。

 最後に三橋は「また試合しよう! ……あ、いやして下さい」と言って叶と約束して別れた。畠が元捕手として“まっすぐ”のクセを指摘したシーンで、また彼を見直してしまった(笑)
 三橋が西浦の皆に振り向くシーンでまたも涙ぐみ、そしてようやく眠れた三橋の姿にもまた泣きそうになっていた。モモカンがやってきて「寝ちゃった?」と尋ねていたところから、阿部だけでなく彼女も三橋の事に気付いていたんだね。三橋って殆ど寝ていなかったのかな? それとも全く寝ていなかったのかな? どちらにせよ、そんな状態で投げ切ったんだよね。だとしたら、ベストコンディションだったらまた投球も違ってくるんじゃないだろうか?

 見終えた瞬間に、友人Kに叫びのメールをしようかと思ってしまった(笑) 何と彼女はDVD購入を決めていたのだ。私も欲しくなってしまったではないかチクショウ!! まだ初回版予約が間に合うだけに明日辺りにポチッとやっていそうだ。そして右サイドのお勧めに「おお振り」をいそいそと載せているのだろう(笑) それでも原作を買おうとしない私は、本当にアニメが好きなんだなぁ。

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 以下、微妙に続く?
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at 23:59, 真神恵, おおきく振りかぶって

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DARKER THAN BLACK -黒の契約者-  8話「五月雨にクチナシは香を放ち…(後編)」

 凱って珍しい名前だなぁ。アニメだからだろうなと思っていたのだけど、偽名だったのね(苦笑) 本名はマツキチでやっぱり元警察官だったか。松吉と書くのかな? ここは彼のために凱と呼ぶとして(笑)、事情聴取をしていたのは元同僚だったのね。しかも凱は警察官としてはダメダメだったらしい。えっと、凱はそもそもいわゆる刑事になっていたんだろうか? そして最後には探偵なんて無理だから国に帰れとダメ出しされていた。
 今回の話って、凱とキコという新キャラのお披露目かと思ったのだけど、実際はマオの事が語られていたんだねー。アバンの「ここ、どこ?」には笑えた。しかもおっさん声だし! そして凱に捕まったときに外れた鈴は無線機だったのね。おまけに未亡人には上品でないとまで言われているし。

 猫違いだと思い出したように凱に言っていた未亡人の反応が気になった。そもそも猫を探してもらうために凱を雇ったというのに、彼女の中では先妻の死の事で頭がいっぱいなんだね。ポツポツと未亡人が話し始めたその内容は、生前先妻が未亡人に旦那から手を引けと言われたという事から始まった。そしてその先妻・トシコは香水を付けていなかったそうだ。
 未亡人は夫に香水をつけるように言われてた。しかし、トシコは言われていなかったらしい。彼女にはその事で嫉妬していたようだった。……あれ? つまり、未亡人は財産目当てで結婚したんじゃないんだ? これにはちょっとビックリ。未亡人は体臭を物凄く気にしていたんだなぁ。すっぴんより厚化粧がいいと言われたみたいだという例えには納得してしまった。
 ちなみに私は香水が嫌いである。電車の中で嗅ぐあの異臭にはめまいがする(苦笑) なんであんなにキツイのか……。自分で気にならないのだろうか? そもそも今回語られているように、香水ってのは臭い体臭を誤魔化すためのもの。それを他人が不愉快になるレベルまで付けているって事は、相当キツイんだなぁとしか思えない。何日お風呂に入っていないんだろうね?とまで思ってしまうよ(苦笑) あんなのは身だしなみでも何でもないよ。皆が皆、身だしなみレベルで香水を付けていたなら、私もここまで嫌いにはならなかったなぁ。

 さてさて、そんな未亡人の態度を見て凱はトシコの殺害を疑っていた。ところで、あのお手伝いさんは行動がいちいち笑える。何故ああも奇妙な動きをするのか(笑) 猫違いという事で彼に猫を返していたのだけど、ドアからそっと覗くだけでなくマオも顔半分見せていたのには、凱が嫌がるような事を意図的にしているとさえ思ってしまった。しかも、この時のマオの鳴き声がエコーかかっていたし! また、凱が黒の事を思い出して言った後に、どいつもこいつも怪しすぎると言った後で威嚇するようにマオが鳴いていたシーンにも笑えたし、それを「推理の邪魔すんじゃねぇよ!」と反応していた凱も面白かった。
 そんな彼の後をつけていたのは、化粧品会社の社員を殺していた犯人の契約者だった。またもやストーカーが登場してしまったよ。ジャケットを取り戻そうとしているのは解っているが笑ってしまう。
 思わず呟いた凱の「いっそ川に捨てちまうか」という言葉に、マオが「あり得ないぞ!? 今どきそんな動物虐待!!」とうっかり喋ってしまった! いやぁ、身動き取れないから必死なのはよく解るよマオ! 猫がまさか話すとは思っていないので凱は振り返って誰何の声を上げていた。そこにゆっくりと現れたのはあの契約者だった。……何ともいろいろとタイミングのいい話だなぁ。しかし、この契約者と凱の会話が全く噛み合っていないのにも笑えたし、思い込みが強すぎて相手の話を最後まで聞かない凱にも苦笑した。そんなだから元同僚にダメ出しされたんだねぇ。

 凱が身体を乗っ取られた時は、殺されてしまうんじゃないかと思ったけど……最低の身体だの水虫だの言われる始末(笑) 難なくジャケットを摺り替えたところでマオが近くにいた烏の身体を乗っ取ってそれを奪い去ろうとした。しかし、本人曰く「慣れない身体は扱いにくい」らしい(苦笑) マオは猫の姿から戻れなくなってどれくらいの年月が経っているのだろうか?
 しかし、この失敗でマオに危機が迫っていた(汗) 凱と一緒にいた猫が自分と同じ能力を持っている事に気付いた能力者が「なくしたんだな、お前も」と言っていた。憑依系の能力は自分の身体の事にも気を遣わないといけないだけでなく、対価も支払わないといけないので使うのは大変そうだなぁ。
 あわやというところで黒が現れた。憑依系の能力は、視界に入らなければ乗っ取られる事がないらしい。それを聞いて実行した黒だけど、彼は凱から元の身体に戻ってジャケットを無事に取り戻して逃げ去ってしまった。まぁ、目的が果たせたのなら長居する必要もないものね。しかし、マオにとってはせっかく免れたと思ったというのに、意識を失った凱が倒れてきたために、一緒に川へ流されてしまう事になってしまった。黒に「助けて〜!」と言っていた姿にも笑えた。声は渋いのに、猫ってだけでギャグ要員なのかと思ってしまった。今後も凱は出てくるだろうから、猫嫌いの彼とマオとで笑わせてもらえるのかもしれない。

 翌日、キコに呆れられつつトシコの家の周辺で未亡人を見たという話を聞いた凱は、未亡人への疑いを確定させたようだった。ようやくゴミを収集してくれるようになったらしい。住人がいなくなったので役所もようやく動けたというところなのかな。その様子を見ていた凱は、家の周囲にあったものを見てトシコが嫌がらせで猫を連れて行く事はない。トシコが死んだ頃に未亡人が付近で目撃されていた。つまり、トシコを殺したのが未亡人で、それを発見させるために凱を雇ったのだと。……なぁんか、普通のサスペンスものじゃないかとこのシーンは面白くないと正直思った。
 しかし、凱の推理はハズレだった。未亡人の複雑な気持ちは解るような気もするが、狂ったように笑う姿は怖かった。ちょっとだけ際どいシーンというか台詞があったけど、あんな老人に抱かれるなんて私には信じられない。綺麗な人なのになぁ。ま、自分の価値観で測るものでもないのだけど。

 一方、黒たちの仕事も終了した。あの契約者は黒によって殺された。しかし、能力を使っていないのに臭いを嗅いでいた。しかもよく見たらそれは靴下だった。自分の身体を失った彼の元の身体が身に着けていたものだったのは容易に想像できる。また、最期に靴下の臭いを嗅いで息絶えた契約者と被って聞こえた未亡人の言葉に、未亡人と契約者、個人的には全く関係ないのだけど、体臭という事で絡ませていたんだなぁと最後の最後でようやくわかった。途中はだれていたけど(苦笑)、いい話だったんじゃないかと思った。まぁ、それより何より、マオの色んな姿を見られたのが嬉しかった。ネットワークから受信中の姿なんて可愛かった〜。ああしないと猫の意識に乗っ取られるからマオにとっては死活問題なんだけど、黒に派内仕掛けられても気付かずに尻尾を揺らしている姿はいい。とてもいい。
 マオが元の身体を失って猫の姿でいるというのは、そういう設定なんだとしか思っていなかった。しかし、今回同じ境遇の契約者が現れた事によって、肉体を失う事が対価だと知ってゾっとした。マオも同じだという事だものね。だから今回能力を使ったにも関わらず、マおが対価を支払うシーンがなかったんだね。今回見て改めてマオが好きだと思った(笑)

 最後の最後で本物のみいちゃんが出てきた。あの中華料理屋の娘が見つけたのだけど……マオの方がとっても上品じゃないの!

at 23:45, 真神恵, DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

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xxxHOLiC 11巻感想

XXXHOLiC 11 (11)
 最近は前のようにしっかりと新刊チェックをしていないからか、続きが出るともう出るのかと思ってしまう。10巻はまた凄い展開になってて、今まで嫌いだったひまわりの事がそうでもなくなったという話だった。
 この巻でも彼女は四月一日たちと距離を取ろうとしているシーンがあった。用事があると言って一人で帰ろうとしたのを、四月一日が気付いて一緒に行けないかなと甘味屋に誘ったところが良かった。
 あの鳥はひまわりに渡された。最初は断ろうとしていたけど、一緒にいても不幸な目には合わないと聞いてどんなに嬉しかっただろうね。お礼を言った時の微笑んだ顔を見てホッとしたっけ。そして四月一日によって鳥は「蒲公英」と名付けらてた。

 その事をどういうルートで知ったのか(不思議な生き物同士であるらしい)、四月一日が侑子さんの店に行くと管狐が首にぎゅっと巻き付いてきた。蒲公英の事を知って拗ねていたらしい。蒲公英には名前を付けたのに、自分は付けてもらえないからだった。名前は大切なものだから、好きな人につけてほしいと侑子さんは四月一日に説明していた。ここの、四月一日が管狐に名前をつけるところと、蒲公英に付けているところが同じだったので笑った。どっちもどんな名前を付けてもらえるのだろうかと期待の眼差しでキラキラしていたから(笑)
 名前は大切なものと言ったときに、侑子さんは四月一日の名前も、特に名字には大事な意味があると真面目な顔をして言っていた。冒頭では久しぶりに座敷童と雨童女が登場したのだけど、ここでも雨童女が「存在自体あり得ない」と四月一日に言っていたし……。この作品って、一つの謎を描いてしまえば終わってしまうと大川さんは何かのインタビューで答えていた。それがこれから始まるという事なのだろうか?
 また、小狼が四月一日の命を対価を払ってまで救おうとしたのも謎である。違う世界に生きる四月一日の事をどうして救おうとしたのか。飛王の動きと連動しているのか、侑子さんの店の存在も危うい様子で、マルとモロの元気な姿が見られなかったのも残念だった。以前までは店の中でなら自由にしていられたのに、店を維持するために眠って支える事だけに集中しないといけない状態らしい(汗) それってかなり危ない状態なのでは?
 それに、とても気になったのが四月一日がこれまで知り合えたキャラたちが次々と出てきたことだった。それに四月一日も彼らそれぞれ色を選んで手袋を編んでいたのをプレゼントしていたしね……。雨童女が「存在自体があり得ない」と言ったのを見て、まるで自分がいた証のようなものを残しているんじゃないかと思った。

 また、蒲公英が生まれたあの卵だが、一つしかないものだったのに侑子さんの手にはもう一つ握られていた。それは「ツバサ」でサクラちたが選択した道と関係があるらしい。そしてその卵は百目鬼に託された。ただ持っていればいいと侑子さんは彼に言っていた。これから起こる事の為にと言い、更にその瞬間が来ても迷わないでと忠告していた。侑子さんにはその瞬間が視えているのだろうか? とても良くない事が起きそうで心配なんだけど……。
 「ツバサ」とリンクさせて話が展開している「xxxHOLiC」だけど、向こうが既に折り返し地点を過ぎているのなら、こちらもそうだという事だよね。……いよいよ終わりが来るのかなぁ……。そんな四月一日に絡んだ謎が少し進んだので、今回侑子さんの店にやってきた依頼人に関しては正直どうでも良かった(苦笑) しかし、その依頼人も話が進む上で欠かせないものだと知ったときはやっぱりCLAMPは凄いなと思った。

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at 23:37, 真神恵, CLAMP

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ワンピース 309話「拳に込めた想い! ルフィ渾身の銃乱打(ガトリング)」

 今回の話は仮面を取ってウソップとしてルフィに檄を飛ばすシーンが最高である。それと、その間にゾロがウソップを守っていたところもいいよね。後はロビンとナミがコンビ組んで海兵たちを倒していたところとか。
 ルッチがウソップの嘘に引っかからないのは当然として、チビ猫と言われて怒った姿に笑った。自分より弱い人間に言われたのが我慢ならないんだろうけど、そんな小さな事に怒るルッチが大物ではないと言っているように見えたよ。まぁ、ルフィを倒したと思っているルッチにとって、一味全員は殺す予定だったから殺す順序で一番をウソップに決めたというところか。
 仲間を殺すと宣言して、ウソップの方へと足を向けたルッチを止めようとするルフィの声が弱々しかった。血も吐いているしね。弱くてはダメだと言っていたけど、やっぱりあの体格だとこうなるって。それを覆すのは、主人公だものねとつい見てしまう(苦笑) それはともかくとして、ルフィの事を理解しているからこそのウソップらしい言い方だなと思った。その必死の演技を聞いていて、今にも声がひっくり返りそうな感じなんで、これぞ迫真の演技だなと思える。

「勝って、皆で一緒に帰るぞルフィ!」
「当たり前だ!!」

 この二人のやり取りを聞いてちょいと泣きそうになった。特にルフィの「当たり前だ」の言い方が物凄く力が入っていたので。これと全く同じ台詞をアーロン編で聞いたときはボロボロと泣いていたけど、今回の方が断然いい。とても好きだ。これは単純にルフィ役をやった年数の違いかなと思えるけどね。あ、でも前は敵を倒すことが目的だったけど、今回は仲間全員一緒に帰るという意味合いだから大きく違うか。同じ台詞だけど今回の方が重みがあるなぁと思った。何だろう? ズシンと心に響くと言ったらいいか……。もちろん、アーロン編での「ルフィ、助けて」「当たり前だ!!」はとても好きなシーンだよ。

 ええと、今さらなことだけど、今回でルッチが倒されるという事は、今回で関さんの声が聞けなくなってしまうという事なんだね……。それはそれで寂しい。まぁ、「のだめ」で毎週聞けるからいいのだけど(笑)
 さて、最後の力を振り絞って立ち上がったルフィと、ルッチの戦いが再び始まった。それを見守っていたウソップの背後には海兵たちが迫っていた。……ゾロはどこへ行ってしまったのだ? それにしてもウソップの早撃ちには驚いた!
 どこに行ったのかと思ったらフランキーを助けていたのか。能力者が出てきて、どんな実を食べたのかと自己紹介していた(笑) アニメでオリジナルキャラで能力者を出す際には原作者に確認をしていると聞いたことがあるので、今回出てきたのもアリなんだね。でもさ、サビサビの実ってのはやり過ぎだと思ったのは私だけだろうか? ゾロの刀だけでなく、身体まで錆び付かせていたのでどうなるかと少し心配してしまった。ここでウソップが助けたというのが嬉しいね〜。
 しかしね、倒された途端に顔まで侵食していた錆がなくなってしまったのには納得がいかないなぁ。半端な能力だなと思った。もしくは、全身が完全に錆びるまでは手を離してはいけない能力だったのか? そんな力のためにカナヅチになってしまうなんてやり切れないと思ってしまった(苦笑) ま、これは悪魔の実の能力を得たにも関わらず、弱かったあの海兵が悪いという事なんだと思うとしようか。

 熾烈な争いが繰り広げられ、ルフィはまたしてもルッチの技をまともに喰らってしまった。あれをもう一度受けたら危ないとか何とか前にルフィは言ってなかったっけ? 大量の血を吐いてしまうくらい大ダメージだものね。しかしルフィは倒れず踏み止まった。その踏ん張るシーンが凄く良かった。ルッチが苛立つ気持ちがよく解るよ(苦笑) ルフィは強い敵と戦って何度も倒されるけど、何度も立ち上がる。決して諦めないからルフィが負けるなんて事はないんだよね。倒れたら立ち上がってももうダメだというルールはないものね。そういうのを見ると卑怯だなぁと思ってしまうのは確かなのだけど、まぁいいか(苦笑)
 最後のルッチは無抵抗でやられてしまったので呆気無く終わってしまった。倒しても倒しても立ち上がってくるのでウザくなってしまったのだろう。そして戦うのが面倒臭くなってしまったとか? 仮にそうだとして戦うのを止めた時点で負けを認めたようなものだと思うけどね。鉄塊で防御するのでなく、応戦した方が良かったのでは? 倒れたルッチに鳩が舞い降りてきたのが良かった。あんなに凶悪なくせに、何故鳩は彼に懐いていたのかが最後まで謎だった。

at 23:07, 真神恵, ONE PIECE

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DEATH NOTE 29話「父親」

 まだまだ先の話……って、関東では連休に放送されていたんだっけ。まぁいいか。関西で放送されたのは昨日の深夜だったのだから。つまり、父の日を前に何ちゅう話をしてくれたんだと言いたかったのだよ(苦笑) おまけに息子があんなだから、胸くそ悪いったらありゃしない。

 誘拐されて今まで生きてきた中で一番恐ろしい目にあったに違いない。粧裕は心が壊れてしまっていた……。これを心が弱いなんて言えない。普通の女の子だったらああなってしまうって。そんな娘の変わり果てた姿を見て、夜神……局長ではなくて次長って呼ばれていたんだね(汗) 次長はどうすればいいのだと考えていた。……息子を野放しにしなければいいと思うよ?(笑) まぁ、自慢の息子と思っているから思いもよらないよね。

 さて、ノートを取り返しに人間界にやってきたシドウは、真っ先にリュークの元へやってきた。この二人(?)のやり取りは、まるで小学生の会話に聞こえて微笑ましいとさえ思ってしまった(笑) 自分で何とかしろと言われてシドウは何とかする気になったのかな?

 一方、ニアとメロの正体をようやく知った月は、二人をNとMと気付いた。……今回の絵はちょっと変だなと思った。ミサ……あんな空虚な「愛している」で満足しちゃってるんだね……。
 月とミサの会話を後ろから見ていたシドウは、ニアに渡ったノートの現所有者の居場所を知った。そして自分の姿を現所有者に見せ、驚愕するスナイダーに自分の姿を他人に見せるには、見せたい人間にノートを触らせればいいとシドウは言うのだけど、マフィアのアジトにはそぐわないBGMに笑った。姿こそ恐ろしく見えるかもしれないけど、凶悪さで言えばそこにいる人間の方が遥かに上だものね。
 スナイダーに言われて全員がノートを触り、彼らも死神の存在を知ることになる。でも……メロは手袋越しに触っていたのだけど、それでも効果ってあるものなの? シドウの姿にさすがのメロも驚いていたねー。しかし、その顔の方が凶悪だと思った。リュークがリンゴだったら、シドウはチョコレートか(笑) 最初こそメロも驚いていたけど、姿が見えないのだから見張りをしておけと早速命令していた。

 月は突き出ようやく動くことにした。まずノートの所有権を捨て、ミサのノートを肌身離さず持つ事で記憶を維持する事にした。またキラの役をミサにさせ、次長にキラからメッセージを送らせていた。
 11月10日23時59分に、知りうる事ができたマフィアを全て殺すので、その間に奪われたノートを取り返せという内容だった。しかも、既にノートに書き込んであるので変更は不可という、次長のことを知っているからこその作戦だね。そう言われてしまったら利用するしかないものね……。
 月は皆にキラの策に乗るのは癪だがチャンスだと言って、ノートを奪い返すよう誘導していた。そこへリュークが現れた。井出がマフィアたちが死ぬ時間が判明しているだけでは何とも……と口籠ると、松田は死神がついていて、目の取引をして確実に殺せという事ではないかと井出にわかっているでしょと訂正していた。
 皆が動揺する中、取引は自分がすると次長が言い出した。ノートを渡してしまったのは自分で、そのことで死ぬ事も考えていた。だからノートを使って犯罪者をを殺し、その13日後に自分も死ぬと決意していた。そのルールが嘘だと知っている月は、次長がノートを使ったときは自分が父親を殺すと決めたんだろうか……。また、父親が目の取引をするとまでは思っていなかっただろうけど、月が所有権を放棄したのは取り引きした目によって、自分がキラだとバレないようにするためだったんだね。

 目によって見えている写真に浮かんだ名前が消えた時が突入の合図だと確認をして、月の作戦が開始した。ところで、この時に松田がマフィアの手から拳銃を離させていたけど、普段の姿からは想像できないほど射撃がうまかった。これには驚いたよ。
 見張り役をさせられていたシドウは、リュークに身動きできないように抑えられていた。メロはさっさと逃げ出してしまった。そしてノートは無事に取り戻したと次長が報告し、これから戻ると松田が報告していた。しかし、メロらしき人物が見当たらないと月が言い出した。近くに潜伏しているだろうから、捜索してくれと言っていた。
 メロの本名を次長が読み上げた。それを聞いてメロは絶体絶命だと愕然とし、月は喜んでいた。しかし、目の取り引きをしたのは次長である。彼が人を簡単に殺すなんてありえない。相手がどんな人間なのかなんて次長には関係ないんだろうね。話せばわかると思ってまずは説得を試みていた。それ聞いた時の月がねぇ……。「早くノートに書いて殺せ!」って、あんた父親によくもまぁそんな風に考えられるねと呆れた。
 甘いと言われたらそれまでだけど、説得しようとした時点でメロが助かり次長が殺されるのはわかりきった顛末だった。結局メロに逃げられてしまったのだけど、月は父親の容態を気遣うのではなく「だから早く殺せと……!!」と悔しそうな顔をしていた。あんな父親がいるというのに、どうしてこんな息子になってしまったんだろうか。

 病院のベッドで月は次長に話しかけていたけど、演技しているようにしかもう思えなかった。今際の際の父親に対して、メロの名前をどうやってノートに書かせるかなんて考えているのだもの。でもまぁ、月が所有権を放棄していたおかげで、父親には息子がキラではないと信じたまま死んでいけたのがせめてもの慰みだろうか。
 こんなときなんだから、取り乱しているように見せ掛けてノートに名前を書かせばいいと考えた月は、本当に必死なんだなと思うが許せない。それに、他力本願だしね。あそこまで追い詰めながら何もできなかったという焦りもあるんだろうし。月も一緒に突入していたら今頃は楽に名前を書けていただろうにねと嫌味を言いたくなった(苦笑) 私は月が嫌いなので、死んだ後で死ぬなと絶叫していても心に何も響いてこない。それすらも演技にしか見えなくなるくらいに嫌っているというのがよくわかった。私が心を打たれたとしたら、そんな月の声を聞いて、後ろで声もなく涙を流している部下たちの姿にだったな。

 さて、取り戻したノートをシドウに返した月を見て、リュークはノートを使った人間は不幸になると思っていたが、人を殺しまくっているのだから月は死以上の酬いを受けてほしいとは思っている。しかし、それに巻き込まれてしまった粧裕や次長が不憫でならない。

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at 23:11, 真神恵, DEATH NOTE

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