2007.07.31 Tuesday
ひぐらしのなく頃に解 4話 厄醒し編 其の参「予定調和」
ゲームだと色々と文字で説明されていたからか、アニメで第三者的に描かれているのを見ると淡々と進んでいるように感じられる。今回はもう綿流しの祭なんだね。
人の多さに驚いている圭一が部活メンバーを見つけて駆け寄ろうとすると、口の中に綿飴を突っ込まれてしまった。このとき色が反転していたのと、倒れた圭一がチーンという音と共に涙を流していたのが笑えた。復活するのも早いし。
レナに初参加なのに勝てるのかなと言われていた。……そうか、初参加だったっけ(笑) もうそうは思えなくなっているよ。罰ゲームはお祭りのためにいつもの倍なんだそうな。圭一哀れ。もう誰も彼が勝つと思っていないのが涙を誘う(笑) 案の定、全てのゲームに負けていたし! 沙都子と詩音がとてもいいコンビだ。
梨花の演舞をちゃんと見たのってこれが初めてのような気がする。記憶にないだけで、一期では描かれていたんだろうか? 皆で圭一イジメに夢中になっていて、梨花の演舞のことを忘れていたとか何とか言っていたわりに、魅音たちは最前列を陣取っていた(苦笑) しかし、その割りには人が少なくなかっただろうか? あんなものなのかな?
演舞が終わると、梨花は駆け出していった。向かう場所は祭具殿しかないよねぇ。圭一と詩音が見に行こうが行くまいが、鷹野と富竹は忍び込んでいたんだっけ? 綿流しの祭の日にこれは毎回毎回起こっていることなんだね。
必死の表情で梨花が走っていると、富竹とぶつかりそうになった。「誰かと思えば梨花ちゃんか」そう朗らかに言う富竹の腕を掴んで、梨花は「入ったの? 入ってしまったの!?」と富竹と鷹野しか知り得ないことを知っているかのように確認してきた。まさかバレていると思ってなかった富竹にとっては、梨花のこの言葉にギョッとしてしまっただろうね。誤魔化そうとしたら「誤魔化さないで!」と強い調子で遮られ、富竹は咳払いをしていた。正直者だなぁ。
掴んでいた手を離した梨花は、そそくさと去ろうとする富竹に「気をつけた方がいい。貴方と鷹野は今夜殺される」と忠告をした。富竹の驚き方が大袈裟にも見えたけど、それは祭具殿に忍び込んだという後ろめたいことがあったからなんだろうね。それにしても、彼がこんなにも画面に大きく描かれていたのも初めてのような気が……。
梨花にとってはこれから起こることは何度も繰り返した事実だけど、富竹にとってはそうではない。だから、どんなに真剣に訴えても信じてもらえる筈がないんだよね。「笑い事じゃない!」と言っても大人の男性から見たら「何を言っているんだこの子は」程度にしか受け取ってもらえないもの。
富竹が立ち去った後、梨花は絶望して涙を流していた。祭具の鍬の総飾りがほつれていた。今までこんなことはなかったからと、そんな些細なことでも梨花にとっては何かが起こるんじゃないかと思わずにはいられなかったのかもしれない。そうして富竹に訴えてみたが信じてもらえず、またも同じ結末へと向かうのが確定してしまったんだものね。しかし暗い、梨花、暗すぎるよ。
やっぱり駄目だと涙を流している梨花を沙都子が見ていた。富竹との会話もしっかり聞いていたのかな? 様子のおかしい梨花を心配して、片時も目が離せなくなっているのはわかるけど、あんな風に現れたら怖いじゃないの!
梨花が言った通り富竹が喉を掻きむしっていた。その様子は尋常ではなかった。翌日にはもう彼が死んだという話がクラス内に広まっていた。そんな中、梨花だけが会話に入らず一人席に座っていた。そこに先生が梨花に客だと言って呼び出した。
梨花に用事があるのは大石だった。……今回は梨花なのか〜と思ったら、聞かれている内容が圭一たちとは違っていた。それに暑いからと車内で話そうということにもなっていないし。沙都子以外にも梨花が富竹と話しているのを見ていた人がいたらしい。大石はその内容を尋ねるが、梨花は嘘を吐いていた。沙都子、またもや梨花を見ていた!
昨夜、会話を聞いていた沙都子は梨花が嘘をついたのが判った。そして自分にも嘘を言っているのではないかと疑惑を持った。ここで沙都子と圭一と違うのは、梨花に嘘を吐かれたとショックに思うだけでなく、どうして嘘を吐いたのかという理由まで思いが至ったということだね。
その夜に沙都子が梨花にストレートに言ったのもまた違うところなのかも。梨花には梨花の思いがあって、だから話せないのは判っているんだけど……。嘘を吐いているのを沙都子はもう知っているのに、それを知らない梨花は嘘は吐いていないという。その前に自分は頼り無いのかと言っていたのもあって、涙ながらに訴えても梨花が打ち明けてくれないという事実に沙都子は泣くことしかできなかった。この沙都子の悲しさとか親友の頼りとなれない自分への悔しさというのがとても伝わってくるシーンだった。
そこへ木の枝を踏む音が聞こえた。外を見ても何も見えなかった。窓から外を覗いて、沙都子は確かに足音を聞いたというのだけど、梨花は猫かもしれないと言って窓を閉めた。二人が中に入ったあと、そこには男が一人立っていた。
翌朝、二人が遅刻をすると言って学校へ走っていく途中に、沙都子は視線を感じて振り返った。久しぶりに出たな、怖いシーン。突然あんな風に出されると驚いてしまうではないか(笑) というか小学生女子を狙う変質者にしか見えん……。
授業中も沙都子は何者かの視線に気づいて窓の外を見てしまい先生に注意を受けていた。仮に見ている者がいたとして、あんな風にあからさまに怪しげに窓の外で見ている、なんてjことはないと思うんだけどなぁ。心臓に悪いなぁ。あれは沙都子が見せた不安なんだろうね。
視線が気になって仕方がない沙都子は始終周囲を窺っていた。そんな彼女に梨花はキョトンとしていたが、梨花は本当に何も気づいていないんだろうか?
今までは梨花の様子がおかしくて沙都子が心配していた。そして今回は沙都子の様子がおかしいので梨花は彼女を心配していた。自分を大切な友だちと言ってくれたように、自分にとっても沙都子は大切な友人なのだと言う梨花。そして何かあるなら言ってほしいと続けると、沙都子はそれはそれはとても嬉しそうに梨花を見た。沙都子って真直ぐないい子だなぁ。私だったら自分は何も言わないのにどうしてそんな風に言うんだと聞いてしまうと思う。私にはそれは勝手だと思ってしまうんだよね。まぁ、これは沙都子と梨花のもともとの性格の違いというのもあるんだろうけど。そして私は自分で解決してしまう人間だし、解決できる人間だからなぁ(苦笑) 沙都子のようにはなれないな。
神社に続く階段の一段目に座って、視線を感じることを沙都子は梨花に打ち明けていた。しかし梨花は自分は何も感じない、考え過ぎだと言って元気づけようとした。「そういうときは笑うといいのです。にぱ〜」と沙都子の頬を掴んで笑わせようとしていた。梨花が自分の頬を引っ張ると、沙都子は堪え切れずに笑いだした。ここの二人がじゃれあって笑うシーンは短いけどとてもほのぼのとした。
二人で買い物に出かけたとき、沙都子が指さした方向に例の変質者がまたいた! 気のせいではないのは明らかなのに、梨花は自分は気づかなかった、気のせいだと沙都子に言っていた。その梨花の言葉に愕然とする沙都子……。
翌日、沙都子は魅音たちに相談してみた。魅音から気をつけてみるという心強い言葉をもらって、また、圭一やレナも気を付けてみると言われて沙都子はとても嬉しそうだった。しかし……手洗い場で魅音とレナが沙都子の考え過ぎなのではないか、彼女の立場から神経質になっているんじゃないかと話しているのを聞いてしまった。今回沙都子はアンテナがそこかしこに付いているようで、重要なことを聞き漏らしていないしまた見ているなぁ。
誰も信じてくれず落胆する沙都子は、しかし絶対に何かがおかしいのだとそれだけは確信していた。狙いは自分なのか梨花なのか。そう思い悩んでいる沙都子は、音が聞こえると背中を向けて寝ているフリをした。その背中を見た梨花は沈痛な面持ちで「怖い……。もう止められないわ。きっと」と呟いた。
それを聞いた沙都子は、怯えていたのは自分だけじゃないと気づき、次に梨花が富竹に話していたことを思い出した。警察には言わなかったことから何か理由があるのではないかと沙都子は考えるが何も判らなかった。そこへ聞こえてきた梨花の泣き声に、自分が梨花を守るしかないと決意していた。
翌朝、沙都子はさっそく侵入者向けのトラップを仕掛けていた。また遅刻をすると言う梨花に、嘘の理由を言って戸締まりは自分がするといい葉っぱを一枚挟んで扉を閉めた。そして通学路を普段とは違う道を通ろうと言って、行きかけると今度は忘れ物があると沙都子は来た道を戻っていった。それを見送り梨花は「何をしても何も変わらないのですよ」と暗い顔で思っていた。
沙都子はどうやら監督の元へ向かったようだった。しかし、彼が自殺したという刑事の話を聞いて愕然としていた。熊谷の通信の相手は大石で、彼は入江は自殺しそうにないと疑問を述べていた。そして沙都子の約束をしていたということから、監督が死んだのはどう考えても自殺というのはあり得ない。
相談したいこととはどんなことかと尋ねてきた熊谷に、沙都子は涙を浮かべながら最近誰かに監視されているように感じると答えていた。自分でも馬鹿らしいと思うし、証拠もない。しかし本当なんだ、だから監督なら笑わずに聞いてくれると思って相談しようとしたのだと沙都子は必死に訴えていた。助けてくれるんじゃないかと思っていたのにと落胆の涙を流していた。
そんな沙都子に、熊谷は後で見回りを欠かさないように駐在所のお巡りさんに言っておくと優しく言った。嬉しそうに沙都子はお礼を言っていたが……お巡りさんに話す前に彼は殺されてしまった。作業服姿で作業している怪しい人物に声をかけたら、相手は問答無用で彼に銃口を突き付け躊躇わずに打ち殺してしまった(汗)
その夜、沙都子は机に突っ伏したまま眠っていたらしく、目覚めて時計を見ると深夜の0時だった。眠る梨花を見つめながら、お巡りさんが来てくれる約束だった筈なのにと口に出して沙都子が言っていると、朝に仕掛けた侵入者用のトラップに引っかかる者がいた。そっと足を戻したが、沙都子はしっかりと聞いていた。監視していた者も、まさか少女がそんなものを仕掛けたと思わないし、また起きているとも思ってなかっただろうね。
さて、予告を見ると沙都子はとても怖くて辛い目にあってしまうんだね。目が虚ろになった沙都子は見ていられないよ……。
人の多さに驚いている圭一が部活メンバーを見つけて駆け寄ろうとすると、口の中に綿飴を突っ込まれてしまった。このとき色が反転していたのと、倒れた圭一がチーンという音と共に涙を流していたのが笑えた。復活するのも早いし。
レナに初参加なのに勝てるのかなと言われていた。……そうか、初参加だったっけ(笑) もうそうは思えなくなっているよ。罰ゲームはお祭りのためにいつもの倍なんだそうな。圭一哀れ。もう誰も彼が勝つと思っていないのが涙を誘う(笑) 案の定、全てのゲームに負けていたし! 沙都子と詩音がとてもいいコンビだ。
梨花の演舞をちゃんと見たのってこれが初めてのような気がする。記憶にないだけで、一期では描かれていたんだろうか? 皆で圭一イジメに夢中になっていて、梨花の演舞のことを忘れていたとか何とか言っていたわりに、魅音たちは最前列を陣取っていた(苦笑) しかし、その割りには人が少なくなかっただろうか? あんなものなのかな?
演舞が終わると、梨花は駆け出していった。向かう場所は祭具殿しかないよねぇ。圭一と詩音が見に行こうが行くまいが、鷹野と富竹は忍び込んでいたんだっけ? 綿流しの祭の日にこれは毎回毎回起こっていることなんだね。
必死の表情で梨花が走っていると、富竹とぶつかりそうになった。「誰かと思えば梨花ちゃんか」そう朗らかに言う富竹の腕を掴んで、梨花は「入ったの? 入ってしまったの!?」と富竹と鷹野しか知り得ないことを知っているかのように確認してきた。まさかバレていると思ってなかった富竹にとっては、梨花のこの言葉にギョッとしてしまっただろうね。誤魔化そうとしたら「誤魔化さないで!」と強い調子で遮られ、富竹は咳払いをしていた。正直者だなぁ。
掴んでいた手を離した梨花は、そそくさと去ろうとする富竹に「気をつけた方がいい。貴方と鷹野は今夜殺される」と忠告をした。富竹の驚き方が大袈裟にも見えたけど、それは祭具殿に忍び込んだという後ろめたいことがあったからなんだろうね。それにしても、彼がこんなにも画面に大きく描かれていたのも初めてのような気が……。
梨花にとってはこれから起こることは何度も繰り返した事実だけど、富竹にとってはそうではない。だから、どんなに真剣に訴えても信じてもらえる筈がないんだよね。「笑い事じゃない!」と言っても大人の男性から見たら「何を言っているんだこの子は」程度にしか受け取ってもらえないもの。
富竹が立ち去った後、梨花は絶望して涙を流していた。祭具の鍬の総飾りがほつれていた。今までこんなことはなかったからと、そんな些細なことでも梨花にとっては何かが起こるんじゃないかと思わずにはいられなかったのかもしれない。そうして富竹に訴えてみたが信じてもらえず、またも同じ結末へと向かうのが確定してしまったんだものね。しかし暗い、梨花、暗すぎるよ。
やっぱり駄目だと涙を流している梨花を沙都子が見ていた。富竹との会話もしっかり聞いていたのかな? 様子のおかしい梨花を心配して、片時も目が離せなくなっているのはわかるけど、あんな風に現れたら怖いじゃないの!
梨花が言った通り富竹が喉を掻きむしっていた。その様子は尋常ではなかった。翌日にはもう彼が死んだという話がクラス内に広まっていた。そんな中、梨花だけが会話に入らず一人席に座っていた。そこに先生が梨花に客だと言って呼び出した。
梨花に用事があるのは大石だった。……今回は梨花なのか〜と思ったら、聞かれている内容が圭一たちとは違っていた。それに暑いからと車内で話そうということにもなっていないし。沙都子以外にも梨花が富竹と話しているのを見ていた人がいたらしい。大石はその内容を尋ねるが、梨花は嘘を吐いていた。沙都子、またもや梨花を見ていた!
昨夜、会話を聞いていた沙都子は梨花が嘘をついたのが判った。そして自分にも嘘を言っているのではないかと疑惑を持った。ここで沙都子と圭一と違うのは、梨花に嘘を吐かれたとショックに思うだけでなく、どうして嘘を吐いたのかという理由まで思いが至ったということだね。
その夜に沙都子が梨花にストレートに言ったのもまた違うところなのかも。梨花には梨花の思いがあって、だから話せないのは判っているんだけど……。嘘を吐いているのを沙都子はもう知っているのに、それを知らない梨花は嘘は吐いていないという。その前に自分は頼り無いのかと言っていたのもあって、涙ながらに訴えても梨花が打ち明けてくれないという事実に沙都子は泣くことしかできなかった。この沙都子の悲しさとか親友の頼りとなれない自分への悔しさというのがとても伝わってくるシーンだった。
そこへ木の枝を踏む音が聞こえた。外を見ても何も見えなかった。窓から外を覗いて、沙都子は確かに足音を聞いたというのだけど、梨花は猫かもしれないと言って窓を閉めた。二人が中に入ったあと、そこには男が一人立っていた。
翌朝、二人が遅刻をすると言って学校へ走っていく途中に、沙都子は視線を感じて振り返った。久しぶりに出たな、怖いシーン。突然あんな風に出されると驚いてしまうではないか(笑) というか小学生女子を狙う変質者にしか見えん……。
授業中も沙都子は何者かの視線に気づいて窓の外を見てしまい先生に注意を受けていた。仮に見ている者がいたとして、あんな風にあからさまに怪しげに窓の外で見ている、なんてjことはないと思うんだけどなぁ。心臓に悪いなぁ。あれは沙都子が見せた不安なんだろうね。
視線が気になって仕方がない沙都子は始終周囲を窺っていた。そんな彼女に梨花はキョトンとしていたが、梨花は本当に何も気づいていないんだろうか?
今までは梨花の様子がおかしくて沙都子が心配していた。そして今回は沙都子の様子がおかしいので梨花は彼女を心配していた。自分を大切な友だちと言ってくれたように、自分にとっても沙都子は大切な友人なのだと言う梨花。そして何かあるなら言ってほしいと続けると、沙都子はそれはそれはとても嬉しそうに梨花を見た。沙都子って真直ぐないい子だなぁ。私だったら自分は何も言わないのにどうしてそんな風に言うんだと聞いてしまうと思う。私にはそれは勝手だと思ってしまうんだよね。まぁ、これは沙都子と梨花のもともとの性格の違いというのもあるんだろうけど。そして私は自分で解決してしまう人間だし、解決できる人間だからなぁ(苦笑) 沙都子のようにはなれないな。
神社に続く階段の一段目に座って、視線を感じることを沙都子は梨花に打ち明けていた。しかし梨花は自分は何も感じない、考え過ぎだと言って元気づけようとした。「そういうときは笑うといいのです。にぱ〜」と沙都子の頬を掴んで笑わせようとしていた。梨花が自分の頬を引っ張ると、沙都子は堪え切れずに笑いだした。ここの二人がじゃれあって笑うシーンは短いけどとてもほのぼのとした。
二人で買い物に出かけたとき、沙都子が指さした方向に例の変質者がまたいた! 気のせいではないのは明らかなのに、梨花は自分は気づかなかった、気のせいだと沙都子に言っていた。その梨花の言葉に愕然とする沙都子……。
翌日、沙都子は魅音たちに相談してみた。魅音から気をつけてみるという心強い言葉をもらって、また、圭一やレナも気を付けてみると言われて沙都子はとても嬉しそうだった。しかし……手洗い場で魅音とレナが沙都子の考え過ぎなのではないか、彼女の立場から神経質になっているんじゃないかと話しているのを聞いてしまった。今回沙都子はアンテナがそこかしこに付いているようで、重要なことを聞き漏らしていないしまた見ているなぁ。
誰も信じてくれず落胆する沙都子は、しかし絶対に何かがおかしいのだとそれだけは確信していた。狙いは自分なのか梨花なのか。そう思い悩んでいる沙都子は、音が聞こえると背中を向けて寝ているフリをした。その背中を見た梨花は沈痛な面持ちで「怖い……。もう止められないわ。きっと」と呟いた。
それを聞いた沙都子は、怯えていたのは自分だけじゃないと気づき、次に梨花が富竹に話していたことを思い出した。警察には言わなかったことから何か理由があるのではないかと沙都子は考えるが何も判らなかった。そこへ聞こえてきた梨花の泣き声に、自分が梨花を守るしかないと決意していた。
翌朝、沙都子はさっそく侵入者向けのトラップを仕掛けていた。また遅刻をすると言う梨花に、嘘の理由を言って戸締まりは自分がするといい葉っぱを一枚挟んで扉を閉めた。そして通学路を普段とは違う道を通ろうと言って、行きかけると今度は忘れ物があると沙都子は来た道を戻っていった。それを見送り梨花は「何をしても何も変わらないのですよ」と暗い顔で思っていた。
沙都子はどうやら監督の元へ向かったようだった。しかし、彼が自殺したという刑事の話を聞いて愕然としていた。熊谷の通信の相手は大石で、彼は入江は自殺しそうにないと疑問を述べていた。そして沙都子の約束をしていたということから、監督が死んだのはどう考えても自殺というのはあり得ない。
相談したいこととはどんなことかと尋ねてきた熊谷に、沙都子は涙を浮かべながら最近誰かに監視されているように感じると答えていた。自分でも馬鹿らしいと思うし、証拠もない。しかし本当なんだ、だから監督なら笑わずに聞いてくれると思って相談しようとしたのだと沙都子は必死に訴えていた。助けてくれるんじゃないかと思っていたのにと落胆の涙を流していた。
そんな沙都子に、熊谷は後で見回りを欠かさないように駐在所のお巡りさんに言っておくと優しく言った。嬉しそうに沙都子はお礼を言っていたが……お巡りさんに話す前に彼は殺されてしまった。作業服姿で作業している怪しい人物に声をかけたら、相手は問答無用で彼に銃口を突き付け躊躇わずに打ち殺してしまった(汗)
その夜、沙都子は机に突っ伏したまま眠っていたらしく、目覚めて時計を見ると深夜の0時だった。眠る梨花を見つめながら、お巡りさんが来てくれる約束だった筈なのにと口に出して沙都子が言っていると、朝に仕掛けた侵入者用のトラップに引っかかる者がいた。そっと足を戻したが、沙都子はしっかりと聞いていた。監視していた者も、まさか少女がそんなものを仕掛けたと思わないし、また起きているとも思ってなかっただろうね。
さて、予告を見ると沙都子はとても怖くて辛い目にあってしまうんだね。目が虚ろになった沙都子は見ていられないよ……。