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KISS 感想

評価:
L’Arc~en~Ciel,Akira Nishihira,Hajime Okano,Daisaku Kume,hyde,ken,tetsu,yukihiro
KRE(SME)(M)
¥ 3,059
(2007-11-21)
Amazonおすすめ度:
 昔はアーティストの発売日をチェックして予約して買っていたけど、車を運転しなくなったらかほとんど買わなくなってしまったなぁ。ラルク然りB'z然り……。

 ラルクのアルバムを買ったのは本当に久しぶり。最後に買ったアルバムタイトルはなんだったっけ。アニメのOPではコンプリートベストに入っていたからそれで満足していたような(汗) 今回の「KISS」を買おうと思ったのも「DYABREAK'S BELL」が収録されると知ったからだったんだよね。OPを見ているときは歌詞にそんなに注意を払ってなかったので、今回歌詞を見て戦争に関して歌っているのを知って驚いた。この曲って別に「ОО」のために作曲されたものじゃないと何かで見かけたのだけど……違っていたのかな? だってまるで作品を表しているかのような歌詞だと思ったのだもの。

 そういや先週の「彩雲国物語」が何故か放送されなかったんだよね。またどっかのアーティストの何かを流していたらしい。でも、その前に音楽番組が放送されていて、そこにラルクが出ていた。歌っていたのは「Pretty girl」で、このアルバムに関してコメントしていたかな。何でも曲順を決めるのに一日かかったとか。タイトルを「KISS」にしたのは……何だったかな(汗) キスしたい気分だったとかそんなの?? まぁ、雑誌なんかをチェックしている人ならとっくに知っていることなんだろうね(苦笑)
 アニメのOP曲では二曲収録されていた。「ОО」と「鋼錬」の劇場版。でもMixって書いてあったなぁ。実はタイトルは全然覚えてなくて、今回初めて知った。

 音楽には詳しくないし、CD買っても聞きこむのではなく流している感じなので一曲一曲に関して何がどうだとは語れないけど、買って良かったと思える一枚だったのは間違いない。何せ買ってなかったアルバムをまとめて買ってしまおうかと思ったくらいだもの。やっぱり自分はラルクが好きなんだなぁと思った。

 蛇足だけど、音楽に関するカテゴリを作っていないので、収録されているということでローカルカテゴリは「ガンダム」にしてしまった(汗) 「指定なし」よりはいいかなぁと思って……。
 アニメの感想を記事を書くときは、たいていその作品を見ながら感想を書いているのでCDを聞くなんて無理だけど、それ以外で何かを書いているときは聞いていようかなぁ。


JUGEMテーマ:L′Arc-en-Ciel


 以下、日記。
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at 23:45, 真神恵, ガンダム

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流血女神伝シリーズ 感想

評価:
須賀 しのぶ
集英社
¥ 520
(1999-07)
Amazonおすすめ度:
 漫画のカテゴリだけで小説系は全くなかったんだなぁ……。しかもJUGEMテーマにも該当するものがなかった……。新たに作ればいいかもしれないけど、小説の感想なんて今後書くかどうかも不明なので、どちらも「指定なし」にしてしまった。だってこれ恋愛小説じゃないし。

「帝国の娘」 前後編
「砂の覇王」 全9巻
「女神の花嫁」 前中後編
「暗き神の鎖」 前中後編
「喪の女王」 全8巻
番外編「天気晴朗なれど波高し。」1・2

 全27巻で、最終巻まで8年経っていた……。

 この作家さんの本はシリーズものは全て持っている。コバルトで書いているのがもったいないくらい面白い話を書く人だと思う。また、最終巻の後書きで書いてあったのだけど、須賀さんがコバルトに投稿したのはこの話が書きたかったためだという。
 そうだったのかーと思いつつ、確かにいろんな要素が詰め込まれた内容だったなぁと思い返した。最初の頃は主人公のコスプレ諸国漫遊記と茶化して後書きに書いてあったなぁ(笑) この人は作品もそうだけど、何より後書きが面白いんだよね。噴き出すのもしばしばだったな。

 実は作中の時間も同じくらい経っていたというのが面白い。主人公はこれでもかというくらいに過酷な運命に翻弄されるのだけど、名前の通りの人生を歩んでいくんだよね。だけど本人は今も昔も変わらない性格のままだったりするし。笑えるし。
 私は最近漫画を読んでいて泣くようになったけど、小説で泣いたのはこのシリーズが初めてだったかなぁ。しかも、読み始めたら止まらない(苦笑)

 あまりに期間が開いてしまうと内容を忘れてしまうので、私はシリーズものの場合は終わるまで読まないようにしている。しかし通勤中に読む本がなくなってしまったため、最終巻が今年の秋に出ると明言してあるしということで、「喪の女王」を読み始めた。少し前に今読んでいる小説が面白いと書いたのはこの女神流血伝シリーズのことだった。で、そのときに読んでいるペースがこれなら最終巻が発売されてもまだそこまでいってないだろうと思っていたのに……休みの日に2巻分読みきってしまって焦ったんだよね(苦笑) 結局、最終巻を入手する直前に7巻を読み終えたので、問題はなくてホッとした。
 本当に、読むのに夢中になる作品だ。これは全編通して言えることだったかな。

 残念なのがイラスト。後の方になると表紙のみになってしまったんだよね……。これは船戸さんが漫画を描き始めたためなんだろうけど。キャラ紹介のイラストが昔のままで、新キャラの絵が見られなかったのがとても残念だったな。
 須賀さんに対して担当さんと船戸さんの会話が後書きにて披露してあったのだけど、これがまた面白かったな。プロットの段階では全二巻構成だったのに、それを読んだ二人が表紙は三巻分だと言いきったことなんか面白かったなぁ。実際その通りになったというのがまたいい。読者としては分厚くなったり巻数が増えるのは大歓迎だったし。

 是非とも読んでほしいシリーズなのに、内容に関して何からどう書けばいいのかが思いつかない(苦笑) この作品には神さまが出てきて、主人公は神ととある民族の古の契約の被害者になるんだよねー。でも、主人公にはずっと守ってくれる存在がいるとか、常に自分の傍で守ってくれる人がいるとか、得難い友人を得るとか、決して暗いことばかりじゃないんだよね。その友人とは頻繁に会えるのではないのだけど、その思いを読んでいると泣いてしまったかなぁ……。
 番外編は後の方で出てくるキャラたちの因縁めいたものが描かれていたのかなぁ。今楽しみにしているのが、本編は完結したけど子ども世代の話は形にしたいという後書きの言葉かなぁ。

 うまく書けなかったけど、これからも私はこの人の作品を買い続けるだろうな。

at 23:59, 真神恵, -

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ひぐらしのなく頃に解 21話 祭囃し編 其の八「48時間」

 富竹と鷹野。冒頭の彼を殺す話をしていた鷹野の目が良かったな。富竹の片想いじゃなかったんだね。澪尽し編のそれでも最後に手を差し伸べる富竹が好きなので、祭囃し編でもそうならないかなぁと思う。
 古手神社での鷹野と入江の会話が互いに含むものがあるのがいい。「そうそう」と鷹野が言った直後の入江の反応にハラハラした。そんなに身を固くしてしまったら怪しまれるじゃないの……。後ろ姿だからバレずにすんだけど、ちょっとした所作で入江が一番心もとないな。その後富竹の行方を知らないと入江に言われた後の鷹野の表情がまたいい。相当会いたいんだろうね。

 しかし圭一たちの出番が少ないのが残念でならない……。それに梨花。羽入にまで嗜められるほどの後ろ向きな発言をするとは(汗) 嗜めた羽入も羽入だけど。あんた今まではどうだったよと突っ込みたくなった(笑)
 羽入に言われて「今度こそ、本当にひっくり返せるかもしれないわね」と言った言葉を「ひっくり返す。勝つ! 私たちは運命を打ち破る!」と言い換えたのはいいとは思う。でも、梨花が動いていないというのが残念だなぁ。皆殺し編の梨花はとても良かったのに。

 48時間作戦の決行は6月19日の午前4時。電話を受けた鷹野の驚いた顔! しかし彼女は何も身に着けずに寝ているんだねぇ。
 梨花の死体が見つかり死後48時間経過していると聞いた鷹野は「そんな事ありえない」と否定していた。……彼女の言動を聞いていると、高野の論文を盲信しているんだなと改めて思った。その仮説が間違っているなんて思いもよらないんだろうなぁ。仮説は仮説でしかないのに絶対確実疑いようのない真実とまで言っていたし。あの中でそれを信じていたのは鷹野だけなのは明らかだよね。山狗たちは別に高野の論文が正しくても正しくなくてもどちらでもいいんじゃないだろうか。単なる雇い主だからというだけで。そう思うから見ていて鷹野が痛々しい。それでも彼女は最後の最後まで屈しないんだよね。

 大石が言った通り、早朝だったというのもあって山狗たちも翻弄されていた。そして小此木がようやくそれが敵の攻撃だと理解した。まだ見ぬ敵を「戦略に精通し情報にも長けている」と評価していたけど、まさか子どもが相手だとは夢にも思わないだろうな(苦笑) それを知ったときに小此木がどういう顔をするのか楽しみだ。
 一方、富竹も梨花の死体が発見されたという報告を受けていた。しかし彼はそれを大石たちが動いたのだとすぐに感じていた。そうして入江機関の緊急査察と番犬部隊に待機命令を進言していた。その後に山狗に緊急召集がかけられたと聞いて、それが自分への襲撃のためなのかと気づいたのかなー。だってその直後に小此木が自らホテルに来ていたものね。
 もぬけの空だった部屋を見て、小此木は敵が富竹だと断定していた。そして自分たちの動きを探っている筈だから遠くへは言っていないと彼の行方を追うよう命じていた。富竹って実は力のあるキャラだったんだね。しかし最後の段階になってそれを披露するとは……。彼が毎回殺されていたのは、その番犬部隊とやらを来させないためだったのかもね。

 大石サイドでは、警察内にいるというスパイがおびき出されるのを待っていた。それが大高だと知ってニヤリと笑う大石がいいね。
 大高が興宮署に来た直後に「ゲッ」という顔をしていたのがおかしかった。彼は大石が相当苦手なんだね。まぁ、大石に適う警察官なんていないだろうけど(苦笑) しかし、大高の声が思った以上に渋い声をしていたのに驚いた。大高ごときには勿体ない声だ……。立場が違うから「くん」付けを止めるように言った大高に対して、大石が「大高くん」と「くん」を強調させるように言ったのがまたいい(笑)
 この後の茜たちのシーンはPS2版でもあったなー。依頼主が黙ってはいないとうっかり言ってしまって、逆にそれが誰なのかと聞かれた大高がしまったという表情をしたのと、それを園崎議員だと咄嗟に嘘をつくと、大石が「確かに苦手ですね。そりゃたいへんだぁ」と言ったあの口調が笑えた。それに気づかなくて大きな態度に出た大高が哀れ(笑) しかしまぁ、そんなすぐにバレるような嘘が付けるものだ。
 出来過ぎなシチュエーションで笑うしかないですなー。そう言って笑う茜と園崎議員と大石の三人の間で一人状況を理解できていない大高が笑いを誘う。お約束展開っていいなぁ。

 8時……ようやく4時間経過したのか。出勤した入江に鷹野が梨花を確認したのかと聞いていた。……これは入江が嘘をついているとバレるのもすぐだね。しかも敵のただ中にいて一番危険だよ。誰も犠牲にならないで本当に解決できるんだろうか?
 そこへかかってきた野村の電話に吹き出した。鷹野にとっては腹立たしいことこの上ないけど、彼女の協力なしには成り立たないから大変だな(苦笑) また、野村がわかっててやっているのがまたいい。笑ったあとに口調が変わるのがまた面白かった。

 そうして山狗がようやく富竹の居場所を特定した。彼への気持ちに気づいただけに、怒りも大きいだろうな。しかし彼は鷹野がそんな人間ではないと証明したいがために調べていたのになぁ。逆に裏でそんなことを考えていた鷹野の方が裏切り者なんじゃないの?(苦笑) そして鷹野は富竹だけでなく、他にも裏切り者がいると気づいた。そうなるとそれは入江しかいないよね。鬼気迫る目がすごかった。今後もっと凄い形相をするんだろうね。そんな彼女も圭一たちの存在には気にも止めていないようだ。でも、勘のいい彼女は他に誰かいると考えたときに羽入の存在を思い出しそうだね。そこから圭一たちへと繋がっていくのかな?
 さて、ホテルにやってきた山狗たちに気づいて逃げようとした富竹だが、とうとう彼らに姿を見られてしまった(汗) 5人対1人。数では不利だけど、皆殺し編とは違ってまだ広い場所だったのが幸いするのかなぁ。雄叫びを上げて彼らへ突っ込む富竹は、果たして無事に切り抜けられるのだろうか?

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at 23:59, 真神恵, ひぐらしのなく頃に

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機動戦士ガンダムthe origin 16巻 感想

 オデッサ作戦終結! 帯にはそう書かれていたのだけど、実はあまり覚えていなかったりする(汗) 中盤というかTVシリーズよりも劇場版ばかりを見ていた私は、中でも「めぐりあい宇宙」ばかり見ていたからなぁ。しかも限定的な箇所ばかり(苦笑) だから来月の21日が楽しみでならない。本当に「年末年始はこれで安心」だな(笑) CMではこれまで予約締切バージョンが流れていたけど、今度は発売日告知バージョンが流れていた。全く同じものだけど面白いものは面白い。「予約のご認可を」ともう一つは何だっけ? ジオン国あげてのキャンペーンしているようなこのCMを作った人は最高だね。

 上記でオデッサ作戦のところを辺りをあまり覚えていないと書いたけど、表紙を見てマ・クベが描かれていたのを見て一つだけ思い出したことがある。それは彼が最期に言う台詞! ガンダムでは名(迷)台詞が多いけど、彼が言ったのもその一つだよねー。カットされることはないと思っていた。そして最後の最後で言ってくれていた。オデッサ作戦って彼と戦ったところを言うんだねー。
 戦争の描写で思い出したことがある。それは「ОО」での感想で地雷がないのはおかしいのではないかという記述を見かけたことだ。確かにそうだなと思った。こちらはそれがしっかり書かれていたので、やっぱり違うんだなぁと思った。

 いろいろ驚いたというか面白いと思ったところは、通信オペレーターがセイラさんからフラウに代わると知って、セイラさんのことを思い出していたこととか、セイラさんがコアファイターで出撃するところとか、アニメでは描かれていないことが描かれていたことかなぁ。それにアムロの……194ページ辺りの描写なんてなかったような……。ブライトがアムロの言ったことに対して、何とか冷静になろうとしているところが笑える。
 そういえば、小説版ではアムロはセイラさんに気があるような感じだったけど、この漫画版ではどうなるのかなぁ。上記のシーンでは憧れているのは間違いないけど。
 あ、それから何だか知っているフレーズが出てきたなぁと思っていたら「哀・戦士」……歌のタイトルも同じで良かったんだっけ? とにかく歌詞が出てきたのには驚いた。こういう描き方は好きだな。

 これって物語は半分過ぎたんだろうか? いつの間にやら16巻も出ていたなんてすごいなぁ。当然何巻になろうと全巻買うつもりだけど。安彦さんの絵でファーストが読めるなんて、本当に贅沢なことだものね。これがまた原作を付加しているというのが更にいい。

 ついでにというか、関係ないけど実はこれを書いている間「ОО」のOP曲を聞いていた(笑)


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at 23:45, 真神恵, ガンダム

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CLANNAD 7話「星形の気持ち」


すぐそこにいるのに。話ができるのに。
二年間溜めてきた思いを語り合えるのに。


 創立者祭にやってきた伊吹には、風子の姿が見えていなかった。二人とも呆然としていたけど、朋也は風子が魂だけの存在とは思っていなかっただろうから相当衝撃を受けたに違いない。いるのに見えていないなんておかしいものね。でも、伊吹が嘘を言う必要なんてないから彼女には本当に見えていないのだって朋也にだってそれはわかっているよね。
 しかし、物を持てるし触れるのに霊的存在だなんていったいどういう原理なんだろうかと思ってしまう(苦笑)
 しかし、姉が来ることを知らされていなかった風子は、目の前にいるのに自分を見てもらえないのにショックを受けただろうな。伊吹が学校で風子が友だちと一緒に元気に駆け回っているという噂を聞いたと話すと、渚が風子のことを伝えようとした。しかしそれを風子は彼女の手を握って止めさせた。いつも元気な風子が悲しそうに俯いている姿は見ていられなかった……。

 風子はここにいるんだと朋也も渚も言いたかっただろうね……。しかし見えないものを信じろという方が無茶な話だもの。朋也は風子に聞かせるためなのか、伊吹に祐介と結婚してほしいと懇願していた。自分のせいで姉が結婚を迷っているなんて知れば妹は悲しむ。伊吹が結婚を迷っているなんて、風子には思いもしなかっただろう。驚いて渚と朋也を見ていた。そして朋也と渚が伊吹に訴えた言葉は風子の思いを正しく代弁していた。
 二人の言葉には不思議な力がある。本当に風子がそう思ってくれている気がする。そう言った伊吹は、風子を置いて自分だけが幸せになってはいけないという思い込みをしている方が自分勝手だと朋也に指摘されて、そうかもしれないとそれを認めた。そして三人のやり取りを聞いていた風子は、姉が「幸せになります」と言うと、ホッとしたように微笑んだ。

 創立社祭後の風子は、ますます精力的になっていた。目標は全校生に配ることらしい。ところが、風子を完全に無視する生徒もいて、全校生に配るのはどうも難しく見えた。渚はまるで見えていないようだと言っていたけど、伊吹以外でも風子が見えない人間がいるということなのかな? 見える人と見えない人の境界はいったい何なのだろうか? 伊吹は毎日風子の病室を見舞っているからだろうけど……。
 前回ほどは笑える箇所が少ないのかなと思っていたけど、どうやら笑いどころは毎回用意されているらしい(苦笑) 早口言葉勝負で風子が「東京特許許可局」が全く言えていなかったのに笑えた。朋也も言えたときに言えたといわんばかりの表情をして拳を握っていたしね。
 そこへやってきた春原。今回は智代に蹴られるイベントはないのかなぁと思っていたら、風子の指笛(!?)によって何処かへ攫われていた(笑)

 夕方、朋也は風子に風子に用事があるから先に帰ってくれと言っていた。渚も理由がわからないのか不思議そうな顔をしていた。伊吹に聞きたいことがあると言った朋也は、結婚する気持ちが変わってないか確認していた。「それが心配で確かめにいらしたんですか?」と笑顔の伊吹は、祐介に話をしたと言っていた。それを聞いて二人は胸を撫で下ろしていた。
 しかし結婚すると決心したものの、式場の予約がいっぱいで式を挙げるのはだいぶ先になりそうと伊吹は少し困ったように言っていた。そこで「幸せな人たちが多いんですね」と言えるなんて、心が綺麗な人なんだなぁ。この作品ではそういった醜い感情を持っているキャラっていないんじゃないだろうかと思った。
 伊吹は、本当は学校で教え子たちや同僚だった先生たちに囲まれて式を挙げたいと言っていた。妹に付き添ってもらってと伊吹が言った途端、渚がまた泣き出していた。よく泣く子だなぁ。それだけ優しい子なんだね。

 朋也が伊吹の家に行ったのは、結婚の意志が揺らいだのかを確認するためだけではなかったようだった。創立者祭で、伊吹が風子のことを友だちを作るのが苦手だと言っていた。そこで彼は事故に遭う前の風子がどんな子なのかを尋ねていた。
 風子は小さい頃から皆に話しかけられても挨拶もできない子だったらしい。親戚同士で海に行ったときも、歳の近い子がいるのに一人でヒトデと遊んでいたのを見て、彼女が誰にも寄っていかない子だと伊吹は気づいたようだった。

 このとき中学時代の風子にクラスメイトらしき女の子が話しかけていたけど、その子の友人らしきもう一人の女生徒が「この子あんまり話をしないよ?」と話しかけても無駄だというように言っていた。それを聞いて話しかけた子は「じゃあね」と言って先に行ってしまった……。嫌な子だな。そう言われたらあっさりと差出した手を引っ込めるとは。また、風子があまり話をしない子だと言うあのもう一人の女生徒も性格が悪いね。話さないから何だって言うの? 話しかけられた方は、反応がなかったらあっさり去っていくのを見ると何したかったの?と言いたくなるんだよね。……って、風子はそんなこと全く思わないのは確実だけど。
 で、クラスで一人浮いている生徒を見て担任の教師は言うんだよ。「もっと自分から話しかけてみてはどう?」って。話しかけられる人間だったらとっくの昔にそうしてるって! 後さ、周囲は孤立しているのを見て心配するだろうけど、本人は至って気にしていなかったりするんだよね。寧ろ一人でいたいと思っているんだよ。……とはいえ全員がそうだとは言い切れないけどね。話しかけたいと思っていても勇気が出なくて一人きりになってしまう子だっているだろうし。
 私は休み時間は一人で本を読んでいるような子だったなぁ。そう、私は上記したような人間だった(苦笑) 友だちなんて必要ないと思っていたなぁ……。そうは思いつつ、友だちってのを作っておかないと何かでグループ分けするとき一人になって色々言われるのが面倒だとも思っていたっけ。だから最初は困るから作るか、という気持ちだったかなぁ。何とも捻くれていたな。小学校では普通に友だちがいたけど、中学に上がると急に態度が変わった子らがいたので面倒になってしまったというのもあるけど。中学でできた友人とは今でも仲良しだな。夏と冬……って今年の冬は彼女は行けないのだけど、一緒にイベントへ行っているのは中学時代からの友人だし。好きなものを通して知り合えたからこそ、今でも付き合いが続いているのかもしれないね。

 伊吹は風子をわざと突き放すことにしていたそうだ。そうすれば寂しさから友人を作りたいと思ってもらえると期待していたらしい。そして高校の入学式の朝、風子は伊吹に頑張って友だちを作ってみると行って学校へ向かったのだという。いい子だな。本当にいい子だ。
 どうして朋也と渚が、一度も会った事もない自分の妹を気にかけるのかと伊吹は尋ねていた。まさか風子の生霊と会っているからなんて答えられる筈がないよね(苦笑) それは……と最初は慌てた様子だった朋也は、自分も渚も風子に少し似たところがあるかもしれないと答えていた。それは本当のことだろうね。二人とも学校に、クラスに上手く溶け込めていないし。

 ヒトデではなく、他に可愛いものを渡しては? という春原の提案から始まったヒトデVS団子戦争がまたおかしかったなぁ。しかも二人の性格ならではの終結の仕方だったし。可愛いものと言われた渚が自分の考えを言う前に「却下!」と言ったのがまたいいね。渚が団子大家族が好きだというのが強烈に印象に残っているんだね〜(苦笑) 一番笑ったのは風子が対抗してヒトデの歌を歌ったときだね。
 それにしても、たまに出てくるゲームのような表示って「風子マスター」なるものになるためのステップだったのか。

 朋也が渚に付き合ってくれと言って向かった先は相談室だった。そこにいた先生は朋也が自分に相談事とは珍しいと言っていた。学校の職員というのではなく、他に何か付き合いがあったのだろうか? それとも担任なのか?
 しかしその先生は、伊吹のことを聞くと学校で結婚式を挙げることなのかと尋ねてきた。伊吹はかつて学校に勤めていた頃にそう言っていたらしい。教職員は皆伊吹のファンだと先生は校長や教頭に掛け合ってみようと快く引き受けてくれた。
 その報告をしに再び伊吹の家に向かった朋也と渚に伊吹は礼を言うものの嬉しそうな表情を見せなかった。そして彼女は言わなければならない事があると伊吹は二人に何かを告げた。彼女の家へ行った後、二人はいつも寄るベンチに向かっていた。伊吹が言っていた言わなければならない事とは、風子の容態が変わり医者よりもう目を覚まさないと言われたという悲しい知らせだった。後は風子が目覚めればハッピーエンドだと朋也は言っていたけど、それが叶えられなくなるのか?
 それでも伊吹は妹が目覚めるのを信じていると言っていた。そのいつかというのが何年後なのかはわからないけど、結婚後は風子が入院している病院の近くに引っ越すと言っていた。
 伊吹のその台詞が流れている間、ベンチに顔を伏せて泣いていた渚は、自分を見ている朋也に縋ろうと手を伸ばそうとしたが、身体に力が入らないのかそのまま地面に手をついていた。朋也も彼女が崩れ落ちた瞬間に彼女に手を伸ばしていた。彼女を受け止めることはできなかったけど、肩に手を置いていた。そして号泣する渚を見て自分も堪え切れなくなったのか涙を浮かべていた。
 私も渚が泣いているのを見て、朋也と同じようになっていたけど、反面咄嗟に手を差し伸べた朋也を嬉しく思っていたなぁ。早く二人の恋愛に進まないかなぁ〜。

 渚を送った後に春原の寮に行ったのかな。しかし彼は暗い表情を浮かべていた。そして風子は自分がもう目覚めないことを知っていたから自分のできること、つまり結婚式への参列者を増やそうとしていたのかと考え込んでいた。
 そんな朋也に春原は元気ないなと話しかけたが、その彼もベッドに寝転んでぼんやりしていたようだった。そして朋也と渚が行った後に妙な事があったと話し始めた。風子がヒトデの木彫りを配っているのを温かい目で見ていた春原は、彼女を無視して歩く二人組にむかついて彼らを止めた。その前の女生徒も、木彫りを受け取った後にどうしてそれを持っているのかがわからないかのようにキョロキョロ周囲を見ていた。
 今女の子が彫刻渡して「どうぞ」と言っていただろと春原は彼らを責めたが、二人は女の子なんてどこにいるんだと逆に不思議そうに尋ねていた。彼らが嘘を言っているようには見えない。つまり、本当に彼らには風子が見えていなかったこと。だから春原は風子が何者なんだと朋也に尋ねていた。「どういうことだ?」と言って答えない朋也に、春原は伊吹風子という生徒が入学式の日に交通事故にあってからずっと入院しているという話を持ち出した。これに朋也が「あいつは磯貝風子だ」と言うと、今度は部活中の一年に片っ端から聞いてみたら磯貝風子という生徒を誰も知らなかったと言っていた。
 しかもそれだけではなく、風子が忘れられているのだと春原は言った。意味がわからず「忘れられている?」と顔を上げて朋也が尋ねると、彫刻を貰った生徒も風子のことを忘れていたようだった。彫刻なんて貰った覚えはないと尋ねた春原に答えたらしい。春原がどうなっているんだと尋ねても、朋也は眉を寄せて俯くだけだった……。

 せっかく結婚式に参列してもらおうと頑張っていたのに、全てが徒労に終わってしまうのだろうか。この事を知ったら風子は朋也たちの前からも消えてしまうんじゃないだろうかととても心配だ。椋や杏、それにことみも忘れてしまったのかなぁ……。
 予告の最後で早苗が「おかえりなさい。風子ちゃん」と言ったとき、あまりの温かさに泣きそうになってしまった。タイトルを見る限り次回で風子の話は終わりのようだけど、タイトルがまた悲しい結末を予想させる……。そんな中でも笑いどころはやっぱり用意されているようだ。


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at 19:57, 真神恵, CLANNAD

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機動戦士ガンダムOO 8話「無差別報復」

 刹那……お前って奴は……。先週ロックオンに殴られ、ティエリアに銃を向けられたというのにねー。

 そのロックオンは、テロと聞いて激しく憤っていたけど、彼は少年時代に家族をテロによって奪われていた。だからテロを憎んでいるんだね。見たところ、最初、へたりこんでいるキャラを女の子だと思ってしまった(苦笑) 見た目から13歳くらいなのかな? 彼は衝撃から立ち直ると怒りを瞳に宿していた。悲しむよりも先に怒りなんだね。
 それから彼は何処で育てられたんだろう? すぐにソレスタルビーイングに入ったのだろうか? 刹那、そしてアレルヤにロックオン。アレルヤに関しては過去と言っても一カットしかで出ていないから、これからドカンと何か描かれるかもしれないけど、刹那とロックオンに関してはどうなのかな。ロックオンに関しては充分描かれたように思うけど、まだまだ何かあるのかな? そして家族を殺したテロ組織に、ロックオンはどう動いたのかな。
 またそれより前にはティエリアが「国際テロネットワーク」という組織名を口にしていた。エージェントの報告を待ちつつも、何処が実行したのか見当は付いていたということか。後は証拠というところだったんだね。しかしこんな名前を恥ずかしげももなく付けるだなんて凄い神経だな。テロが正しいものだと思っているとでも言うんだろうか……。
 浜辺で過去を思い出して怒りに拳を握るロックオンに、ハロが「オコッテル」と指摘していたね。サポートメカは人の感情にも反応できるのか。万能メカなんじゃないのか?

 最後に発生したのは人革連。三大国それぞれにテロが発生したことによって、CBの攻撃対象になっていた。被害状況を聞いたセルゲイが「何かあったら報告してくれ」と言うのを聞いてソーマは理解できないようだった。中佐が関わることではないと彼女は言うが、多発テロの原因はCBなのだから、彼らがこの件に介入してくる可能性があると説明していた。
 最初のセルゲイの「どうした?」と言う問いかけを聞いてお父さんだなと思ってしまった(笑) 実際彼はそんな心境なんだろうなぁ。しかし、CBへの不満をテロという行為で訴えているのに、ソーマはセルゲイのように予想はできなかったんだね。戦う訓練は受けたけど、そういった事は考えられないらしい。

 今回も笑わせてくれたのがグラハムだった。スペシャルさまが出ない間は彼の言動を楽しみにするしかないんだろうなぁ。何せ主人公たちはそういう面では期待できないもの。

私は我慢弱く、落ち着きのない男なのさ。

 こんな事をしても敵は見つからないと言った部下に対してのグラハムの台詞だけど、そんなことのためにMSを動かしていたのか。その直後に姑息な真似をする輩が大の嫌いだとも言っていた。となると、グラハムはCBに嫌悪は抱いていないということなのかな? 派手に攻撃しているものね。しかもどうなったら動くかと予め言っているのだし。
 しかしそんなグラハムに二人の部下は「お共しますよ」と後押ししていた! 乙女座はロマンチストだの、台詞がちょっと変でも、彼らにはついて行くに値する人物なんだねー。

その忠義に感謝する!

 この言い回しもよくするねー。スメラギも「それは○○よ」を何かにつけて言ってくれないかなぁ。

 アザディスタン側ではマリナの外交は思うようには行ってなかった。前はフランスだったっけ? 食糧の援助を取り付けて……他は何の成果もなかったんだっけ。そして今度はテロの影響でイギリス外務省との会談も延期になったらしい。
 貴女の旅はこれふぁ最初で最後かもしれないわね。シーリンは休暇だと思って楽しめと言っていた。本国では議会が紛糾して保守派の重鎮が改革派の暴行を受けて怪我を負ったと彼女は報告していた。……あの辺りの国ってすぐ暴力に訴える印象があるなぁ。アザディスタンは架空の国だけど。日本では強行採決が見ていて見苦しいと思うけどね。あれの何処が民意を代表しているんだと言いたい。

 登場キャラが多いと場面があれこれ変わって大変だ。しかも皆主要人物だしね。帰宅した絹江と沙慈との会話が興味深かった。沙慈の言葉は日本人全ての感情だよね。戦争とは無縁だから、ニュースで見ても大変だなくらいにしか思えないもの。災害は、阪神淡路大地震の渦中にいたので今でも色濃く記憶に残っているけど、さすがに戦争に関しては歴史で学んだこととニュースで知るだけだもの。実感なんてしようがない。テロの現場に居合わせたこともないし。これは物凄く幸せなことなんだよね。
 絹江は疲れ切った表情で、テロの被害者の遺族を取材してきたけどキツかったと漏らしていた。……特に若い記者なんて被害者の感情なんて考えもしないで無神経な質問をしがちだものね。あれ、本当にどうにかならないかなと思う。最近は夕方のニュースもワイドショーのような低俗なものになっているし……。とは言っても、夕方のニュースを見ていたなんてもう何年前だっけ(苦笑) 今の仕事は日付けを超える前に帰宅できる日の方が少ないものなぁ。
 何もしていないのに、ただその場所に居合わせたというだけでその人の一生が消えた。一歩間違えたら沙慈もそうなっていたんだよね……。遺族たちがCBを恨む気持ちが解ると絹江は言ったけど、ここには激しく反論したい。まぁ、これはCBの思惑通りなのかもしれないけど、何でテロをした側を恨まないのだろうか? 私だったらテロが何を訴えて起こしたかなんて関係ない。無関係な人間を巻き込んでテロ行為を起こす者こそが憎まれる対象だと思う。殺人事件が起きたら犯人を恨むのが普通なんじゃない?

 興味深い会話は沙慈が世界から戦争をなくすなんて無理だと言った後の絹江の台詞だった。


彼らもそう思っているんじゃないかしら?
戦争根絶なんていう無茶な目的の裏には何かがある。
CBが場し遂げたいと思う、本当の目的が。


 ただの憶測だと絹江は言うけど、一番真実に近かったんじゃないかなぁ。沙慈は大勢の人が死んで悲しんでいる人もたくさんいると反論するけど、一人の犠牲者も出さずに目的を成し遂げるなんて、それこそ夢物語じゃないか。それらの恨みも全て引き受ける覚悟で始めたんだとまでは沙慈には考えが及ばないんだね。それこそ日本人的思考なのかもしれないけど。

 ガンダムマイスターたちは国際テロネットワークが拠点を移す前に攻撃するミッションを開始していた。
 フェルトとハロが仲良しだったとは意外だった。そういや種の時はアスランが作っていたけど、「OO」ではフェルトがそうなのかな? しかし彼女はプログラミングの人なんだっけ? だったら違うかー。それに、彼女が作ったのなら自分でもう一つ作ればいいんだしね。しかし、クリスティナに弄られたかと思ったら、今度はハロとの別れを悲しんでいた。感情が豊かではないかもしれないけど、今後もどんな表情を見せるのかが楽しみだなぁ。

 指定された場所で4人はそれぞれ待機していた。片膝を抱えて座っていた刹那は過去を思い出していた。「行っちゃうのか!?」と刹那が尋ねた少年は、彼の兄だったのだろうか? 神の代わりに務めを果たしに行くという少年に、刹那は行っては死んでしまうと引き止めようとしていた。そんな刹那の胸ぐらを掴んだ少年は、刹那に死が怖いのかと言い、それは神を冒涜する行為だと言って責めた。
 ……兄ではなく同じ少年兵だったようだね。刹那も銃を持っていたし。画面が変わるとアリ−が「彼は神のために生き、神のために死んだ。これで彼の魂は神の御許へと誘われていくだろう」と言っていた。銃を抱えて真剣にアリ−の話を聞いている刹那は、このときは死を恐れつつも、戦わせようとしていたとしても彼のことを心底信じていたんだろうね。

 刹那が待機していたのはスコットランド。そして起きたテロの現場から一番近かった。爆発現場から立ち去る不審車を見つけたとの事で、刹那が現場へ向かうことになった。一方、同じくスコットランドに滞在中のマリナも安全のために郊外のホテルへ移動することになった。ようやく二人が出会うんだね。
 最初見たとき、不審者を追跡する刹那ちすれ違ったとき、どうしてマリナが反応していたのか全くわからなかった。
 刹那は不審車を逃がしてしまっただけでなく、警察に職務質問を受けて危機に陥っていた。IDなんて持っていないだろうしね。どうするのかと思っていたら、何とマリナが助けていた。ますます不可解。対向車線でバイクで走り去る刹那をジッと見ていただけでなく、あれから刹那を追いかけていたということだものね。
 しかしその理由はすぐに判明した。マリナは刹那を一目見て同郷の人間だと気づいたらしい。異国で同郷の者を見かけたら、確かに嬉しいと思うよねー。以前、私はAEUのお偉いさんたちの顔を見て、人種を描き分けていると感想を書いたけど、当然ながらメインキャラは皆同じ顔だちだ。だからマリナの台詞に説得力が感じられなかった(笑) み〜んな日本人的……ではないけど、同じ顔しているものねー。

 マリナは親しげにアザディスタン出身なのかと尋ねたが、刹那はクルジスだとそれを否定した。それを知って悲しげな表情を見せるマリナだが、刹那はじっとマリナを見ているだけで相変わらず無表情のままだった。自己紹介がまだだったと名乗ったマリナに、刹那は偽名で答えていた。本名はソラだったものね。咄嗟に偽名を言えるなんてねぇ。
 しかし刹那は観光で来たのかと尋ねるマリナを無視して早々に立ち去ろうとした。それをマリナは慌てて引き止め、もう少し話がしたいからと懇願していた。
 自国の経済を立て直すには太陽光発電システムが必要。しかし自分たちの生活が悪くなったのは太陽光発電システムができたため。保守派はそれを快く思わず、改革派と対立して国内が乱れている。このままでは彼らが来てしまうとマリナは憂えていた。
 マリナの言った彼らを「ソレスタルビーイング」と言う刹那に、彼女は狂信者の集団だと言い切った。今までここまで明確に述べたことはなかったけど、今回初めてマリナがCBに対してどんな気持ちを抱いているかがわかった。それは先に沙慈が言っていたことと同じだね。武力で戦争を止めることに批判的で、その武力介入によって人は命を落し国は経済が傾いたと彼女は言いい、そして「彼らは自分たちのことを神だとでも思っているのかしら」と言った。
 実際に戦場で生き残った刹那と、温室で育てられたお姫さまと……。考え方が真っ向から反対しているのは当然のことだね。そしてお隣さんである沙慈にしてもそれは同じ。沙慈とも同様の会話をするときが来たら、刹那はマリナに言ったのと同じように言うんだろうね。現実を知らないからそうやって理想が言える。そして刹那はマリナに対して明らかに苛ついていた。

 話し合いで解決するべきだと言うマリナに、刹那は二度「話し合いをしている間に人は死ぬ」という事実をマリナに告げていた。「でも!」と更に主張しようとするマリナに、刹那は決定的なことを口にした。
「クルジスを滅ぼしたのはアザディスタンだ!」
 一瞬言葉に詰まったが、マリナは尚も二つの国は最後まで平和的な解決をしたのだと言おうとしたが、刹那は最後まで言うのを許さなかった。マリナを睨みつけ「その間に人は死んだ!」とマリナを責めるように低い声で言った。
 今度こそマリナは言葉を失ってしまった。戦いが終わったのは6年も前のこと。外見から刹那が10代であることはマリナにも気づけた筈なので、そんな子どもの頃に刹那が戦争に参加していたなんて俄には信じられなかったんだろうね。だから最初は自分の考えを否定していた。しかし彼女は尋ねてしまった。戦っていたのかと。そのマリナの問いに刹那は今でも戦っていると述べた。それを聞いてマリナは刹那が保守派の人間で、自分を殺しに来たのかと動揺をするが、そんな彼女に刹那は「あんたを殺しても何も変わらない。世界も変わらない」とキッパリ(苦笑) マリナはそんな刹那の物言いにショックを受けたようだった。そうか、王族としてのプライドは一人前にはあったのかー。


違う。俺のコードネームは刹那・F・セイエイ。
ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ!


 カマルくんと教えた偽名を呼ぶマリナにそう言ってしまった刹那だけど、どうして名乗ってしまったのだろうか。何も知らないかつての敵国の人間に我慢できなかったのだろうか。刹那が立ち去ると、マリナはしゃがみ込んで「笑えない冗談だわ」と困惑して言っていたけど、冗談だと思おうとしたのかな。
 しかし、前回と違って今回は一人だったために刹那は秘密を喋ってしまった。もし、ロックオンがいなかったら、刹那はアリ−にも正体を明かしていたかもしれないんだね(汗) また、今後このことがCBの人間に知られてしまったら刹那が単独行動を取らせてもらえないだろうね。いや、そもそも出撃させるのかとも思える。

 一方留美と紅龍は、国際テロネットワークが欧州を中心に活動する自然懐古主義組織ラ・イデンラであるという確定情報を得ていた。しかし主だった活動拠点は既に引き払われた後だった。留美がこれでまたふりだしだと零した直後、ネットワークにテロメンバーの情報が流出していた。留美は嬉しそうに「世界が動けと言っているんだわ。私たちに」と言っていたけど、情報を流出したのはAEUの諜報機関だとは思いもよらなかっただろうね。
 自分たちの権限では他国にいるテロ組織への軍事介入は容易ではないが、CBなら別だと情報を流して良かったのかと尋ねられた長官が答えていた。今回だけは利害が一致したのだと。
 しかしスメラギはやっぱりというか、AEUの思惑を知っていた。イアンの大いなる一歩でもあるという台詞に苦笑気味に「ですね」と答えていた。大いなる一歩? 迂闊に他国へ軍事介入できない各国に変わってCBが使われてやってどうするの?

 イギリス外務省との会談は結局中止となってしまったのか、今度はフィンランドにマリナは向かっていた。刹那の言葉を思い出して「まさかね」とカマルくんの冗談だと思い込むことにしたようだった。しかしそこへエクシアが姿を現した。マリナが搭乗しているのを知った上での行動なのは明らかで、彼はマリナに駄目押ししているようだった。刹那はマリナを見ているかのような表情だったけど、何故そんなことをしたのかなぁ。自分を騙して戦いにかり出したアリ−で、彼に対して憎しみは抱いているだろうけど、アザディスタンがクルジスに攻め入らなければ刹那が戦うこともなかったから恨んでいるとか? そういうことなんだろうか。

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ツバサ TOKYO REVELATIONS  1話「魔術師の伝言」

 発売が決定したときは、嬉しいと思わないでもなかったけど、汚いやり方だなぁと思った(苦笑) 別にコミックスとセットで出さなくても、買う人は単体でも買うし買わない人はコミックスしか買わないのに。何よりも、豪華版を買っている人間に喧嘩を売っているとしか思えないやり方だ。おまけに豪華版は21巻から値上げしていた……。通常版でもそうだったのかな……。

 OPを見てガッカリした。何? あの魔法陣だけの絵は……。出てきたのは三つの魔法陣。侑子さんのと飛王のと小狼のだったのかなぁ。そんな所まで見てないから小狼のくらいしかわからない。歌は正直TV版と同じ人にOPを歌ってほしかったなと思う。EDが真綾ちゃんなのはとてもいいのに。これでは他に書きようがないなぁ。

 本編は、一度読んだだけだと忘れてしまっているところが多かったな。まぁ、東京編は「X」のキャラたちが出てくるので、それが一番楽しみだ。声はね、声は……「ツバサ」の場合は期待する方がおかしい(笑)
 そう思っていたらまさにその通りだったしねー。火煉さんなんて特に酷かったな。川上さんの声が悪いのではなくてキャラに合ってないのよ。今まで火煉さんの声をあてていた人が皆大人っぽい声だったというのもあるけど、やっぱりかん高い声は彼女には合ってないというのが個人的な感想だな。
 もう一人。神威の声にもガッカリしたな。関さんとか鈴村さんは文句なかったのにな。台詞が少ないキャラって高いレベルの演技力が求められるので、実力がまだまだな人には難しいもの。あと、声が低すぎる。これも今までの神威が声が高かったというのがあって余計にそう思ってしまうのかも。
 昂流は……あれだけだと判断つかないかな。あ、でも、昂流にはもっと透明感のある声が良かったかも。まぁ、神威よりはいいかな。これは他の作品の感想で書いたと思うけど、下野さんは「ラ−ゼフォン」以降見かけなかったので、目が出なかったのかなと思っていたけど、今は引っ張りだこになりつつあるんだね。しかも演技は格段に上達していたし。今後も楽しみだな。……と言っても私が見てない・見られない作品で声を当てていたかもしれないけどね(汗)
 あ、メインでも不安要素があったっけ。これはTV版で感想を書いていたときに書いたと思うけど、これからシリアスになっていくにつれて、新人二人の演技力が追いつくかなという心配が。そうして不安が的中した。あれだけで判断するのも厳しすぎるかなとは思うけど、本来の姿で喋ったときがね……。2巻、3巻とどうなるのかなぁ。

 レコルト国以降、TV版ではオリジナル話ばかりで終わってしまったんだっけね。まぁ、この東京編からはTVで、しかもNHKでとてもじゃないけど放送できる内容ではないし、放送しなくて正解だったかも。
 大きなターニングポイントを迎える東京編だというのは覚えているのだけど、東京について小狼がサクラの身を案じていたのを見て一瞬混乱しかけた(笑) そうだった。このときはまだ小狼は変貌していなかったんだね。コミックスでは彼の姿を見なくなって久しいなぁ。
 足を怪我した小狼をおぶった黒鋼と、サクラを姫抱きして移動するファイの絵がいいな。黒鋼、本当にお父さんみたいだ(笑) あと、「X」のキャラたちの中では那咤と霞月が仲良く一緒の画面に出ているのがいいな。
 それから、21巻を読んだ後なのでファイの表情とか台詞とか行動に注目してしまう。最初に読んだときは、何か暗い過去があるんだなくらいにしか思わなかったんだけど。あと浪川さんの演技がいいね。原作でファイの過去を読んだ上でやっぱり演じているのかなぁ。
 神威と似ていると那咤が言ったとき、表情が少し変わって小狼は「取り返さな貴ゃ鳴らない。必ず」と言っていた。それを見るファイの表情を見て、彼は最初から知っていたんだなぁと改めて思った。

 オリジナルの小狼が目覚めた。表情は飛王の駒である小狼とは違って大人っぽい。しかし彼は目覚めたときからずっと苦しめられているので、本当に早く幸せになってほしいと思うよ。
 そんな彼を侑子さんの元へ送ったのが星火だった。彼女も謎の存在だよね。何者なのか、原作では明確に描かれてはいないけど、もしかしてと思える台詞があったっけ。

 終盤の音楽がとても良かったなぁ。息をしていないと焦る黒鋼のもとに牙暁が現れ、彼らが異世界から来たんですねと話していた。

 OPと違ってEDは良かった。歌声は言うに及ばず、歌詞も。EDだけで何度見たかなぁ(笑)
 絵は全て止め絵だった。サクラの羽根が出て来て、次に小狼たちが瓦礫の山の間にある道で立ち止まっている絵が描かれていた。各キャラがアップになっているけど、ファイが眼帯を付けているということは、あの小狼はオリジナルの方になるんだろうか? 表情も大人びているし。彼らはDVDのジャケットイラストと同じ服装をしていた。
 次にサビの部分で東京編で出てくるキャラがでてきた。これは一枚絵をスライドしているのかな? ちょっと嬉しいのが、颯姫と遊人、空汰と嵐が一緒にいたところかな。譲刃と草薙も隣同士で描いてくれたら良かったのになぁ。タワーと都庁で別れていたからそうならなかったのだろうけど。
 最後はサクラを後ろから抱き締めている小狼の絵だった。これがまた小狼が着そうにない服を着ていたので、一瞬誰だと思ってしまった(笑) まぁ、二人とも全然幸せそうな顔をしてなくて憂いを帯びているのが残念だ。まぁ、そういう展開になっていくから仕方がないのだろうけど。で、こちらは左目が青いので、飛王側の小狼のようだねー。ということは、冒頭に出てきたのはやっぱりオリジナルの小狼か。彼が飛王に捕われる前がどうだったかというのも知りたいなぁ。彼が想うさくらがどうだったのかを。まだ私は「CCさくら」のさくらだと期待しているんだよね(苦笑)

 基本的にこれを買うのって原作を読んでいる人だから、今回の場合は別にいいのかなと思ったのが昂流。1巻は声のみの出演だったけど、EDではあっさりとその姿を晒していた(笑)

 全体的に見たらとてもいい出来だったんじゃないかと思う。しかし、東京編って3巻で納まる内容だったっけ? まぁ、脚本が大川さんだったら改変されていたとしても文句はないかな。だって原作者だものね。


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ツバサ 21巻 感想

 少し前に、Wikipediaを見ていて驚いたのがモコナ。白い方が女の子だったというのも驚きだけど、この作品の本当のヒロインと書かれていたんだよね……。単なるマスコットキャラだとしか思っていなかったので衝撃だった。更に21巻の表紙がモコナだった! まさか単体で表紙を飾るなんてこれも意外だった……。

 20巻は本当にいいところで終わってしまったんだよね。今までファイの過去に関して全く触れてこなかったのは、本編にここまで関わることだったからだったんだねぇ。
 黒鋼の過去も重いものだったけど、ファイのそれは遥かに上回るものだった。漫画のキャラといえども一人の人間。だから、どっちの過去がどうだと言ってはいけないとは思うのだけど、ここまで他人に翻弄されて利用されるためだけに存在していたなんてあまりにも悲しすぎる。しかも自分ではどうしようもない呪いをかけられていただなんて……。
 その反面、黒鋼に関することでは驚いた。もし、全てが飛王の思惑通りに事が進んでいたとしたら、もっと悲惨な状況……悲惨どころか一縷の望みなんてのもなかったに違いない。しかし、侑子さんは他人の願いを叶える存在だとこれまで説明されてきたのに、黒鋼に関することはそうではないような……? それもクロウ・リードの願いだからとか言うのかなぁ。もしくは侑子さん自身の願い?
 願いといえば「xxxHOLiC」最新刊で、四月一日が侑子さんの願いを尋ねていたよね。だから余計にそう思ってしまうのかもしれない。また、肉体と魂が外れたサクラが21巻で話すことはなかった。だから向こうであれだけの出番があったのかなぁ。もちろん、どちらも必要なシーンで出ているんだろうけど、ついそんな風に思ってしまう。

 ファイが何故アシュラ王から逃げていたのか。その謎も今回判明した。あの登場の仕方だと、実は悪い人でしたとなるのかと思っていたけどそうではなかった。それにかつてのセレス国は描かれていた部分では明るくて優しい人が多かった。今、ファイはヘラヘラ笑っているけど、昔は笑えなかったというのだから驚きだ。そしてそれが一人の少女の言葉がキッカケで、仕事を終えて戻ってきたファイが笑ったのを見て門番たちが喜んでいたからというのがいい。まぁ、彼らがアシュラ王が喜ぶからと勧めなかったら笑ってなかったのかも。
 最初に次元を渡る力を求めたとき、侑子さんはファイから背中の紋章を対価として求めていた。それがないなら魔法は使わないとファイは言っていたけど、それはこういうことだったのかー。全てが繋がっていった。
 アシュラ王との思い出は、その出会いから優しいものしかなかった。しかし突然のアシュラ王の豹変には驚かされた。城に戻ったファイがその惨状を目の当たりにしたとき、彼は自分が祖国で不吉な存在と言われ続けた過去を思い出して打ちのめされていた。アシュラ王をそんな風にしたのは、自分が不幸を呼ぶ存在だからと思ってしまったんだね。
 アシュラ王はファイと約束をしていた。セレス国に害をもたらす者は、それが何者であっても滅ぼすと。どうやらアシュラ王は最初からファイに自分を殺させるつもりだったらしい。そしてファイが魔法を使えば使うほど魔力が強くなるのと同様に、アシュラ王は人を殺せば殺すほど強くなるという性質だった。アシュラ王がファイに渡した紋章は、これ以上魔力が強くならないようにするためのものだった。
 読んでいくうちに、彼はファイを救うために鬼となってしまったのだとわかった。人を殺して魔力を強めて、ファイに紋章を付けさせて魔力が強くなるのを抑えていたら、アシュラ王がファイより魔力が強くなるではないか。そうなったら、自分よりも魔力の強いものを殺すという呪いが発動してその呪からファイは解き放たれる。アシュラ王は、人を殺せば強くなるという自分が嫌だったのかもしれないね。実の家族には恵まれなかったけど、ファイは本当の父親を得られたんだなぁと思った。
 その優しい父親を殺すなんてファイにできる筈がない。だから彼はアシュラ王を眠らせて逃げ出したんだね。戻れた目覚めたアシュラ王を殺さないといけないから。

 どうしても殺せないと言うファイに、アシュラ王は最終手段に出た。それはサクラの身体を人質にして自分を殺せと迫ることだった。これにファイと黒鋼が動いたのがとても良かった。彼らにとってサクラがどんなに大事な存在なのかが解るもの。アシュラ王はサクラを殺そうとしてファイに自分を殺させようとしていたけど、サクラを殺すつもりなんてなかったんだろうなと思う。
 アシュラ王からの攻撃に小狼やモコナ、黒鋼を守ろうとしていたファイだったけど、黒鋼が攻撃を受けたとき声にならない叫びを上げてアシュラ王を攻撃して彼からサクラを奪還していた。小狼はダメージが強いのか、まともに戦えずにいたけど、ファイがサクラを彼に託そうとすると、ファイの手を掴んで必死の思いで「駄目だ」とファイを止めようとしていた。その後、アシュラ王が言っていたように、小狼はファイがアシュラ王と共に死ぬつもりだと感じ取ったんだね。
 最終的にアシュラ王にとどめを刺したのは黒鋼だった。彼は最後の最後でファイに本音を漏らし、そして黒鋼たちと共に行けば呪を越えられると言い残して息を引き取った。

 終わったと思ったのも束の間、ファイにかけられたもう一つの呪いが発動してしまった(汗) しかもファイの魔力は使えば使うほど強くなるものではなく、死へと近づいているらしい。……どうして彼がこんな目に合わねばならないのだろうか。
 小狼とサクラとモコナはかろうじて脱出させたものの、とうとうファイの魔力が足りなくなってしまった。このとき、ずっと気を失っていたモコナが小狼に耳飾りを取るように言っていたけ。その魔法具によって黒鋼を助けだせそうだったけど、ファイまでは助けられないようだった。それをわかったのか、ファイは黒鋼に「行け」と促していた。そんなファイを見て黒鋼が行ったのは、想像の範疇を超えていた。超えていたけど、黒鋼だからあっさりとやりのけるんだろうなと思った。しかし、どうしてそんなことをしたのかがわからない。これは次の巻で明かされるということなんだろう。

 ますます目が離せなくなってしまった。こんなにボロボロになって皆大丈夫なんだろうかと心配だなぁ。

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ひぐらしのなく頃に解 20話 祭囃し編 其の七「トラップ」

 初っ端から梨花が入江と富竹にも話をしていた。意外だと思ったのが、彼らに話す梨花には鷹野への憎しみが感じられないということ。彼女が誑かされているとハッキリ言っていたし。やはり皆殺し編での記憶がないから、魅音の説明で敵の目的も理解した上で客観的に分析できたんだろうね。
 入江は梨花の話を信じているように見えたけど、富竹はやっぱり信じられないようだった。そりゃそうか、だって鷹野が実行犯だなんて彼女が好きな富竹としては信じられないことだものね。近日中に殺されるかもしれないと忠告したら「まさか」と言われた梨花の氷上は暗かった。
 そんな梨花に大石が助け船を出した。彼女の話は真剣に聞くべきだと。その根拠に5年前に雛見沢連続怪死事件を予言していたからだと言った大石は、梨花に会いたいという人を連れてきたと言った。その後ろからやってきたのは赤坂だった。途端に梨花は泣きながら彼にしがみついた。まさかこんな局面で来るとは思ってなかったんだろうね。赤坂にしがみついて泣く梨花は、歳相応の女の子だった。
 今度は東京に帰るなんて言わない。5年前、梨花に妻の命を救われた赤坂は、梨花に恩返しをすると言っていた。つまり、梨花の絶対的な味方なんだね。これほど頼もしい存在はいないだろう。……しかし大人たちが話をしているだけというのはなぁ。圭一たちを早く出してもらいたいものだ。

 富竹が梨花に尋ねていた。何故これほどの情報と洞察を得ることができたのかと。まさか本当のことを包み隠さず話すワケにはいかないよね。赤坂なら或いは信じてくれるかもしれないけど。そこで梨花は自分は古手神社の跡取りだからオヤシロさまがついているのだと答えた。
 ……まぁ、嘘ではないよね。しかし、梨花自身もそんなことを言っても信じてもらえないと解っているので、言い終えた後の表情は暗かった。そんな梨花に、富竹はわかったと答えた。今はその言葉で納得しようと優しい顔で。富竹が自分の話を真剣に聞いてくれたのは初めてだと嬉しそうに言った。だからこそ、今回は上手く行くんだろうね。信じてもらえたなら、後で山狗に殺されることも回避できるのだし。
 鷹野を別件で逮捕で勾留できないかと梨花は大石に相談したが、退職金が吹っ飛ぶ話だと考え込んでしまった。そこへ入江、赤坂、富竹までもが手を引いた方がいいと言い出した。結局、大石は決断しなかったけど梨花が雛見沢連続怪死事件の真犯人が園崎家ではないと言われて納得してくれたんだろうか? 梨花が後で話すとは言っていたけど。

 前回漫画の話だと圭一たちに説明したことを、本当のことだと梨花は打ち明けたらしい。最初は沙都子で次が魅音なのかな? で、今回圭一とレナにも話したと。それにしても沙都子も魅音もあっさりと信じたかのような描かれ方だなぁ。沙都子はともかく、魅音があそこまで信じるには時間がかかりそうなものなのに。
 それにしても羽入?? 梨花は夕べから謝ってばかりなのですって……。圭一やレナの後ろをストーキングして謝り続けたことは既に記憶の彼方なのか??(笑)
 冗談だったら怒るぞと言っていた圭一は、魅音たちの真剣な様子に彼女たちの言葉を信じる気になったらしい。このときのレナに対する言葉とか、言われた返したレナの言葉を聞いていると、明らかに別の雛見沢でのことを覚えているように見える。ここで羽入が圭一とレナを炎に喩えていた。赤い炎と青い炎。それに他の世界での活躍を見ていると、私にはこの二人の組み合わせが一番いいなと思う。

 実写版のひぐらしのCMに笑った。それから、DVDのCMもようやく変わってくれたのが嬉しい。しかもこちらも笑えるし。あと、画面の右下にあった映像が特典なんだねー。ああいうネタをこの作品でするとは思ってなかったので新鮮だ。見たいなぁとは思うけど、買おうとは思わないんだよね……。

 梨花と沙都子と羽入は、魅音の家にしばらく身を隠すことになっていて、その間は赤坂が梨花たちの家で彼女らがいるように振る舞うという計画だった。そこへ入江がやってきたのだけど……。あんなに戸を広く開けて大丈夫なのかと思った。それに、入江も子どもしかいない家の筈なのに目線を赤坂に合わせて話しているし……。それくらいなら山狗にバレないと思っているんだろうか? 念には念を押した方がいいと思うんだけどなぁ。しかも二階に上がるときに普通に戸を閉めていた! 鍵くらいかければいいのに……。
 二階に上がるなり入江が食糧を買ってきたと鞄を開けていたけど……バナナにリンゴ、缶詰めとチョコレートにあんぱん。……レトルトくらい買ってあげればいいのに。鞄に入らないからなのかなぁ。
 礼を言ったあと、赤坂はいざというときの連絡方法を決めましょうと切り出した。赤坂は確かにこの家が何者かに監視されていると階下で入江に報告していた。それだけでなく、電話の会話も盗聴されているだろうと話していた。だから呼び出し音の長さを合図にすることにした。

一分間鳴らして切ればそこは危険。脱出せよ。
それ以上鳴らし続ければ連絡不能。ただちに園崎家に急行せよ。

 後者は入江の身に危険が及んだときの合図だった。入江が一番危険なところにいるものね。自殺させられないように気をつけてほしいものだ。Aパートで探りを入れていたけど、正直ヒヤヒヤしてしまった。でも、焦らなかったのは本心から疑問に思っていたことだったからなんだろうか? 入江機関が閉鎖された後はどうするのかという問いから始まった鷹野の言葉で入江にも何かわかったんじゃないかなぁ。

 沙都子が敵の弱点が解ったと言ったあと、圭一も少し遅れてそに気づいた。そしてそれは梨花が死ぬことだった。驚く大石に、圭一は梨花がとっくに死んでいたというデマ情報を流すのだと提案していた。48時間以上経過しても雛見沢に何の混乱もなければ、緊急マニュアル第34号を執行する理由はなくなるからだと魅音が続けた。
 納得する大石に、梨花は自分の死体が見つかったことを警察の公式発表してもらいたいのだと頼んでいた。……さっき赤坂に退職後の大石の人生を狂わせてはいけないというようなことを諭されたにも関わらず、それを全く理解していないかのような要望だな(苦笑) 退職金どころか首が飛ぶようなことだし!
 羽入が無理に頷かなくてもいいと言うと、逆に大石には火がついたようだった。しかし今すぐには返事はできない。やるなら同僚も巻き込むことになるから彼らの意向も聞かないといけないからと大石は答えた。そんな大石に羽入は、退職金がなくなったら魅音が何とかしてくれるから大丈夫と言い出した。更に梨花が協力してもらうからにはそれくらいしないと大石が気の毒だと言って、二人してにっこり笑顔で魅音を見た。
 う〜ん。正直私はこのシーンが好きではないな。梨花が殺されないために必死になっているのはわかるけど、他人のお金を頼りにしているんだもの。本当に大石の退職金がなくなったとしても、大石は魅音からお金は受け取らないと思うけど。自分以外の人間にも人生があるのを知っているかと聞きたくなった。

 今回一番驚いたのが、祭の準備に来ていた村びとたちの言葉だね。梨花が病気だと聞いて老人たちが彼女の心配をしているのはいつも通りだけど、そこに沙都子も一緒に病気になっていると知って心配していた。入江は北条家を良く思っていないのではないのかと尋ねたら、子どもが苦しんでいるのは見たくないのだと答えていた。更にお魎までもが沙都子のことを頼むと入江に頼んでいた。こんなに簡単に……簡単ではなかっただろうけど、あまりにもあっさりと認めたなぁと思った。今までは圭一が大立ち回りをしていてようやく、という形で認めていたというのにねー。

 おやっさんの墓参りに大石が来ていた。犯人が園崎家ではなかったと報告して立ち去ろうとしたら、そこには茜と詩音がやってきた。……そういや詩音を見たのは久しぶりだな。彼女は今回の騒動には加わらないのだろうか? まぁ、沙都子がピンチでもないからな。

 大石を筆頭にオヤジたちが熱い! 子どもたちだけでなく若者も熱い! 祭の幕を上げましょうと大石は言った。後4話しかないけど……。内容を知らない私から見ても尺が全然足りないんじゃないかと思う。26話構成だったら良かったのにね。

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at 23:41, 真神恵, ひぐらしのなく頃に

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CLANNAD 6話「姉と妹の創立者祭」

 アバンが面白かった。笑えた。あの音楽の切り替わりが極端だったのがまたいい。

 そう思っていたら本編の方も今回は笑えた。風子を閉じ込める結界だと朋也が言っていたけど、言われてみたら確かに早苗が作ったヒトデ型のパンは風子には効果抜群だ(笑) しかし朋也はどうしてそんなに想像力が逞しいのか。また風子への悪戯にも大笑いした。
 学校では相変わらずヒトデ型の木彫りを配っている風子。それに付き合っている朋也と渚はまるで保護者のように見える。また、渚が美術室に行くと言い出すと自分も一緒に行くと言い出した朋也が良かった。風子を見ていてと言われて去る渚を追い掛けようとするところなんかも。やはり本人が自覚していないだけで、実は渚に相当惚れ込んでいると思えてならない。
 そこへ風子が朋也に助けて下さいとしがみついてきた。……とても同じ歳には見えない(笑) 朋也みたいな人間が追いかけてくると言いつつも、背に腹は変えられないと彼の後ろ姿に隠れる風子が面白かった。また、そんな風に言われながらも風子を追いかけてきた人間がやって来ると背中に隠そうとするところがまたいい。
 追いかけてきた三人の男子生徒は風子のファンになったのだと言う。しかも朋也について悪く言わないので何故なのかと思っていたら、彼は風子の兄だと思われていたようだった。まぁ、常に渚と一緒だったからなんだろうね。風子と朋也の会話は面白すぎる。一番は春原と朋也の会話だけど(笑)
 春原……勝負までしてそんなに仲間に加わりたいのか(苦笑) 髪の色が変ということで、彼も朋也同様変な人と言われていた。だから協力すると言っても「いりません」と即答(笑) しかも勝負と聞いて喧嘩をすると思った渚が止めた直後に、朋也が真面目な顔で「またダストシュートに蹴り込まれるぞ!」と言ったのにも笑えるが、それに春原が自分が負けるのは確定なのかと泣いていたのもおかしかった。
 春原は彫刻で勝負するつもりだったらしい。しかも対象物は鵺。鵺って……。普通の女子高生が知っているとはとても思えないのだけど。風子が先に閑静させたものの、それは鵺とはほど遠いものだった。これが自分の精一杯だと落ち込む風子の姿がまた面白かったなぁ。落ち込む風子というのも新鮮だった。また、勝利を確信した途端に彫刻刀を手に刺してしまった。後ろにひっくり返って痛みに悶える春原を見て、朋也が試合放棄と見なして風子の勝ちだと言っていた。う〜ん。見ていて思ったのだけど、あれくらい刺したくらいでそこまで痛がるものなんだろうか? 似たようなことをしてしまった事があるのだけど、痛いのは痛いけど続けられないほどではないのになぁと思ってしまった。

 帰宅時の信号待ちで、伊吹先生を創立者祭に呼んで風子と会わせてあげられたらと言う渚に朋也も賛同した。そこで風子に先に帰るようにと声をかけていた。その後ろ姿を見送る朋也が「ちゃんと一人で帰れるかなぁ」と心配そうに言うのがまたおかしかった。仮にも高校生なのにそこまで心配するなんて! まるで小学生を相手にしているような発言ではないか。しかも渚まで「風ちゃん、もう大きいですから」なんて言っているし! そうは言いつつ朋也は風子と同じ歳だと判っているようだった(苦笑) いや、今思い出したのかな? そんな心配をされていると風子が知ったら怒るだろうなぁ。
 そしてその直後が今回の一番好きなシーンだった。渚が笑顔で自分たちが風子のお父さんとお母さんみたいだと言ったあとの朋也の顔! 朋也だったら呆れた顔をしながらも渚の言ったことにその通りだと軽く返しそうだと思っていたのに、そこでちょっと頬を赤くして「えっ?」と反応をしていた! 朋也がそんな反応を返したものだから、渚まで顔を赤くして何でもないから忘れてくれなんて言い出してしまった。その後の微妙な空気がいいよ。忘れてくれと言われた時の朋也の顔が「なんだ……」と言っているようだったし。これはようやく恋愛の話に入るという先触れなんだろうか?
 そう言えば、今回登校シーンから朋也は渚たちと一緒だった。帰りも一緒のようだし。朋也は朝古河家に迎えに行って、返りは彼女たちを送ってから帰宅しているんだね。1話でも道草してから帰宅していたので、家に帰りたくないからこうやって渚たちとずっと一緒にいるのだろうね。そして朋也の家庭環境に関しては風子の話が終わったら始まるのだろうかと思ってしまう。ま、朋也にとって渚と一緒にいることが安らぎなのは間違いないよね。あ、渚と彼女の両親と言った方がいいかも。

 伊吹の家の近くで二人は祐介と出くわした。そして彼が伊吹の婚約者であることが判った。やっぱり、というかあの登場の仕方はそうとしか思えない。祐介は伊吹のことを「あの人」と言うんだねー。
 知り合いは渚くらいだという伊吹に、朋也は知っている生徒がいなくても、先生の知り合いはいるだろうと聞いていた。承諾した伊吹に二人の顔は明るくなるが、妹と入学したら一緒に創立者祭に行こうという約束をしていたと話した。そして妹の分まで見て回って、病院で話を聞かせてあげたいと言う伊吹の話を聞いて。渚がこらえきれずに泣き出してしまった。

 翌日迎えに行くと、風子が机に突っ伏して寝ていた。渚によれば徹夜をしていたのだという。朋也がおぶって登校していると、目覚めた風子は朋也が予想した通りに最悪だと言っていた(笑) そんな風子はおぶってもらっていたからか、不思議な夢を見たと言い出した。このとき、渚が朋也に鞄を渡していたのを見て夫婦みたいだと思っていた。単に両手が塞がるから渚が持っていたのだというのは充分判っているのだけど。
 どうせヒトデだろと言う朋也に、風子はヒトデと一緒に浜辺で遊んでいたと夢の内容を話しだした。夢の内容には大爆笑! 誰あれ!? まるで春原みたいな朋也が浜辺を走っていた! 風子の元へとやってきた朋也が風子の手を引いていたんだけど、右手の位置が不自然で笑える。それに話し方が爽やか風味だった! 渚とは違う意味で確かに楽しい夢の話だったよ!

 創立者祭には、あの風子のファンだと言う男子生徒たちも店を出していた。ヒトデをあしらったグッズが並べられていたが、朋也はセンスが早苗と同じだと呆れていた。風子はヒトデにまたもやうっとりしていた。そんな風子が我に返ると何故かエプロン姿で教室に立っていた。ふた組合同でお店を出すことになったと杏が説明していたけど……彼女も委員長だったとは。しかし、風子の様子を見に覗きにきた渚と朋也はやっぱり風子の保護者だった(笑)
 創立者祭でヒトデを配る風子はいつの間にか学校で有名になっていた。あれだけ頑張っているからと言う渚は、風子の教えられたと言い出した。そして自分も風子を見習って、根気強く演劇部に参加してくれる人を探し、学園祭では皆で一緒に参加するのだと。いつの間にか傍にいた春原が、「愛する渚ちゃんのために」手伝うと言うと、朋也がどさくさに紛れて何を言い出すんだと言っていた。表情も不快そうだったので、やっぱり朋也が自覚するのを待つだけなのかなぁと思った。
 あの子、フリーみたいだぞ。朋也の言葉に渚への気持ちが真剣だと言った傍から、春原はその女の子を追いかけてしまった(笑) 追い掛けられた女の子が迷惑そうにしていると、熊の着ぐるみ姿の誰かが立ち塞がって春原を蹴り飛ばした。着ぐるみを着ていたのは智代だった。春原は毎回智代に蹴られるんだろうか。
 ボランティアでパトロールをしている智代は、一部で自分は有名人なので顔を晒すと絡んでくる者がいるので着ぐるみを着ていたと説明していた。そんな智代に風子はヒトデの彫刻を渡していた。プレゼントは受け取らないのだがと言ったものの、智代は風子の手の絆創膏を見たからだろうか? 手作りのようだからと言って受け取っていた。去り際の智代の表情が悲しそうだったのは何故なのか気になるなぁ。ともかく受け取ってくれた智代の後ろ姿に、風子は優しい人だと言っていた。あと、智代って背が高かったんだねぇ。渚と風子と一緒に並ぶと物凄く高かったのかと驚いた。
 前回、風子の願いを冷たく突っぱねた三井が現れた。良かったらどうぞと言って、風子が木彫りのヒトデを差出すと、彼女は姉の結婚式はいつなのかと尋ねてきた。まだ決まっていないと風子が答えると、三井は試験前ではなかったら行けるかもしれないと言い、頑張って下さいねと立ち去った。風子の気持ちが伝わったのを見て、渚も朋也も嬉しそうだった。

 そしてようやく伊吹の登場。なのに最初から違和感を覚えた。そしてそれは正しかった。姉の姿を見たとき、風子はただ姉を見ているだけで何の反応も示さなかった。そう言えば、今回も前の方で自分の声が姉には届かないと言っていたところを朋也が思い返していたっけ。
 風子の傍に駆け寄った朋也と渚に伊吹は挨拶をして、遅れたことを謝っていた。それはいい。しかし朋也と渚にしか挨拶をしないのがおかしいと思った。ここに来るのは久しぶりなので少し緊張していると言う伊吹の態度がどう見てもおかしい。だって、妹が目の前にいるのに何の反応も示さないのだもの。これはつまり、伊吹にだけ風子の姿が見えないのではないのだろうか。
 伊吹の話を聞きながら、渚は嬉しそうに風子を見ていた。しかし風子の表情は見えなかった。そうして伊吹は決定的なことを言っていた。久しぶりに来たから少し緊張しているという話をしていた最後、二人の姿を見てホッとしたのだと。やはり伊吹には風子が見えていなかったのだね。そして朋也と渚は、風子が姉に会えないから、声が届かないから学校でこうしているのだ、何もできないからと話していたことを思い出していた。
 他の皆には風子が見えるのに、どうして伊吹にだけ彼女の姿が見えないのだろうか? 病院で寝たきりの姿を知っているから? それとも目覚めないと諦めているから? 三年近く目覚めていないものね。

 予告で春原が言っていた台詞が気になる。妙なことって何が起きたのだろう??



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 以下、日記。
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at 23:07, 真神恵, CLANNAD

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