あー……えーっと、信仰なんてものを持ち合わせていない私にとって、宗教の話なんかするなというのが正直な感想。なぁんてことは言ってはダメか(苦笑)
今回の話は笑えた。うん。笑えた。刹那とグラハムに! それとロックオンはやっぱり格好いいなと。色んな意味で。
アザディスタンの保守派のリーダーであるマスードは、保守派の人間たちの言葉に静観せよと答えていた。あー……やっぱ駄目だ。政治に宗教を持ち込むような国は嫌だな。そのためにどれだけの長い時間と多くの人間を犠牲にしているのかと。
神の教えに反した王女と議会にはいずれ神罰が下されるのだから、自分たちは神の報いを待てばいいとマスードが答えると、我々が神の鉾となり、改革派に神の罰を与えるなんて言い出すおじさんがいた。……あんた何サマ? 神ってのはどこの宗教でも人殺しはいかんとか盗んではいかんとか言ってるんじゃなかったっけ? 自分しか崇めてはならない、というのは首を傾げてしまうけど、そういった教えってのは間違ってはいない。でも、人間ってのは都合良く解釈する生き物だから始末が悪い。神の鉾となってとあのおじさんは言っていたけど、神にはそんなものは必要ないし、人間ごときが神の罰を与えるなんてとても許されないことだと思うけどなぁ〜。そんなこと彼らは思いもしないんだろう。自分は神のために神の教えに従って生きているのだから許されるとか思っているんだろうね。
あっはっはっーー!! なぁんて不愉快なのっ!?
さて、そんな穏健派なマスードを拉致した何者かがいた。まぁ、普通に考えたら改革派の人間と誰もが思うだろうね。
その報をシーリンから聞いたマリナの反応には溜め息をついた。「まさかそんなことが……」って、彼女はこの話で何回「まさか」と言えば気が済むのか。トップがそんなことを言ってはいけないだろうに。シーリンが、マスードが死亡しているという最悪の事態を想定して言うと「止めて! そんな不吉なこと!」と、聞きたくもないと首を振っていた。……ただの町娘だったらそれも許されたかもしれないけど、王女なのにそこを否定してどうするの……。最悪の事態ってのは別に政治家でなくてもいつも想定して行動すべきなのでは? というか、想定外だ、なんて言い訳は許されないと思うけどな。彼女は本当にシーリンがいないと駄目な子なんだなぁ。今のままだと口だけの人間じゃないか。それが本心から言っていたとしても。
200年から遡った博士号取得者の失踪・行方不明者は138人いたらしい。絹江は一番最近の失踪者を調べることにしたらしい。しかしそのときマスード拉致の速報が入ったためにその話は中断。にしても、速報と叫んだあのキャラ、松本さんじゃないか(苦笑) わかりやすい声は他の役で使ってほしくないなぁと思ってしまう……。
マリナは、自分が王女に即位するとマスードに告げたとき、彼が協力してくれるものと思っていたんだろうね。だから変化を嫌う者の一人だと言われたときはショックだったろうな。でも、改革しようとする者が現れたら必ずそれに異を唱える存在も現れるものなんだよね。でも、マスードが保守派の矢面に立ってくれるなら過激な行動は取らないはず。ああでも、そんな穏健派な彼が邪魔で排除しようとする者が超保守派と言われる者たちの中から現れないとは言い切れないなぁ。
そこへシーリンが彼女の部屋にやってきた。保守派が議会をボイコットし、改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向に話を進めているとマリナに話していた。人革連がソレスタルビーイング(CB)に攻撃を仕掛けたときに、確かユニオンと話をしているとか言っていたっけ。アザディスタンが国連の支援を受けることになったとき、国内が乱れるのが予測できたからなんだろうね。内乱が起きたらCBは確実にやってくるもの。マリナが解らなかったアザディスタンを支援することに対する利益はそういうことなんだろうね。「あるんでしょう。きっと」と言うシーリンはそれには気づかなかったんだろうか?
ユニオンと言えばグラハム! 眼鏡くんは「久しぶりにガンダムに会えそうですなぁ」ととても暢気だ(笑) アザディスタンに出兵することになったのは、ビリーが言うには軍上層部が議会に働きかけた結果らしい。人革連に後れを取るわけにはいかないからと。何だか嬉しそうだな。データが収集できるかもしれないからか? しかしグラハムだけはビリーの言葉に険しい表情をしていた。
留美の専用機って目立つだろうなぁ。そこには刹那とロックオンも乗り込んでいた。内戦が起きた場合に出撃するためなんだね。それを鎮めるためにはマスードの救出と、彼の無事を全国民に知らせる必要があると留美は話していた。しかし、異文化を嫌う国なのでどれだけの成果が上げられるかと紅龍が話すと、自分も動くと刹那が言い出した。……えー……刹那にはもう単独行動は取らせるべきではないと思う〜。確かにアジア系や欧米系の顔の人間が行くよりは動きやすいかもしれないけど。
刹那がアザディスタンの出身だと言うと、ロックオンが早速で釘を刺していた(笑) 故郷の危機だからといって感情的になるなと言うロックオンに、刹那は「わかっている」と答えたけど……前科があるだけに
信用できない答えだ!(笑)
アザディスタンの……これは保守派の町なのかな? 刹那は過去を思い出してあんなことをまだ続けるつもりなのかと考えていた。そう考えられるようになれたというだけでも良かったと思うよ。
しかし、町中では店先から、通りに座っているおじさんやすれ違う女性が刹那に険しい目を向けていた。無邪気に水を買わないかと話しかけてきた少年の祖父が刹那をクルジス人だと見抜いてさっさと出ていけと言っていた。……どうやらクルジス人の顔というのは
日本人と似ているらしい。あれ? でも刹那に話しかけた少年も、とてもアラブ系には見えないなぁ。それを言ったらマリナとシーリンもか。
マスードを攫ったのはアリーたちだった! これは彼らが単独でやったことなのかな? 神はどちらを選ぶ? アリーはそう言っていたけど、どちらを選んでも戦争が始まるなら彼にとってはそれで良しなんだろうね……。再び刹那と戦う日はいつかな?
太陽光充電受信アンテナ施設では、守備に就いていたアザディスタン軍のMSが味方を撃っていた(汗) 軍の中にも保守派がいるのを議会は知らないのかと言っていたのはアレハンドロだったか。そうなるとこういった事態は起こるべくして起こったのかも。そこへグラハムたちがやってくるけど、どちらが裏切ったのかが解らず手が出せずにいた。
そのときグラハム機のレーダーが乱れた、ということはガンダムだね。ロックオンが射撃を始めていた。施設の破壊を阻止できたと思ったら、アリーがミサイルを発射して施設を破壊してしまった……。でもね、初見のときは何が起きたか理解できなかったよ。
「ところがぎっちょん!」というアリーの発言に気を取られて(笑)
関係ないけどゲームのCMが多いなぁ。その中で「POISONPINK」が気になる……。
ガンダムが現れたってことでグラハムは部下二人にミサイル攻撃をした敵を追うよう命じ、自分はガンダムを追うと言っていた(笑) 今までエクシアとしか遭遇していなかったから、エクシア狙いなのかなと思ったけど、彼もガンダムだったらどれでもいいんだね。
さて、狙い撃つぜが決め台詞なロックオンがアリーに続いてグラハムにも避けられてしまった衝撃の今回。しかしグラハムの回避行動は肉体には多大なる衝撃を与えているようで、ヘルメットの中で汗が流れていた。
うん、でもここはそういうことではなくて、グラハムの台詞が一番面白かったところだね! もちろんフラッグとデュナメスの戦闘も素晴らしかったけど。
人呼んでグラハムスペシャル!
敢えて言わせてもらおう。グラハム・エーカーであると!
身持ちが堅いな、ガンダム!
よくも私のフラッグを!
さすがのロックオンも彼のしつこさに舌を巻いたようだった(笑) しかし二番目の台詞はどこかで聞いたような……。言い回しは違うかもしれないけど、過去のガンダムで誰かが言っていた台詞とか?? 前にも同じことがあったけど、何せ制作側はガンダム世代だものね。今後も聞いたことがあるような台詞が出てくるかもしれないからそれも楽しみの一つになるな。殆ど忘れてしまっているけど(汗)
まぁ、グラハムが喜々として戦っていたのはよく伝わってきた。足蹴りまでするし。後は……それぞれの機体に特製はあるけど、ビームサーベルは標準装備のようだね。でも射撃のプロにとってはこれは屈辱以外の何者でもないな。でも、ちょっと興味を持ったのは剣術でのロックオンの実力。人並みには使えるのかなー。
ま、何にせよグラハムは出て来ると迷台詞を言ってくれるので見ていて飽きないな。それに強引とはいえ、ロックオンの攻撃に耐えて彼を本気で戦わせる気にさせたし。刹那だったらこうはいかないだろうな。後はキュリオスとヴァーチェ……いや、ナドレとの戦いが見てみたいな。
しかしそこへ緊急通信が入ってきた。アザディスタン軍のMSが王宮に移動しているというのだ。まさかクーデターなのかと驚くマリナの背後で「MSは全部で5機。まっすぐここに向かっているわ」と話す横顔が印象的だった。予測していたとはいえ、彼女もまた驚いているのかも知れないな。しかしマリナと違うのはそこで何かを考えていたことだね。
国連大使としてアザディスタンに滞在しているアレハンドロに、留美は退避するように進めていたが、彼はこの国の行く末が見たいととどまることを伝えていた。MSが近づいても動くどころか、避難しなくてもいいのかと尋ねるリボンズに「君も見ておくといい」と言い出す始末……。ガンダムが来るのだから大丈夫だと確信しているのだろうか。それとも死んだら自分はそれまでの人間だとか思っているのかな。
市街地にやってきたのはエクシアだった。その戦闘を見てアレハンドロは明らかに呆れていたね。それと、リボンズの「あれが、ガンダム」という台詞には複雑な気持ちになった(苦笑) リボンズの声は聞いたこともない名前がEDにあったけど、あの声を誰なのか間違える人間の方が少ないだろう。ファーストを知らない人間だって、アムロの声はそこかしこで聞いたことがあるだろうから。
ガンダムの性能に頼り過ぎている力任せの攻撃。そんな扱い方しかできない限り、刹那がアリーやグラハムに勝てる日は来ないだろうな……。ま、まだ16歳だし、彼は天才でもないのだから、今後成長してくれることを待っていることにしようか。
留美の連絡を受け、場所を移動した刹那は朝日が昇る前の町を見て過去の記憶を呼び起こされた。MS相手に無謀な戦闘を仕掛ける子どもたちはかつての自分。変わり果てた姿で地面に倒れているのはかつて一緒にいた者たち。生身の人間に容赦なく攻撃を仕掛けるMS。感情的になるなとロックオンは釘を刺したけど、それを見て感情的になれないなら刹那はもう壊れているとしか言い様がなくなってしまう。
そして刹那は……かつて自分を助けてくれたガンダムと同じように敵のMSを駆逐するが、誰も助けることができなかった。さっきまで生きていた子どもたちが倒れた姿を見て、刹那は呆然としていた。これもまぁ、ガンダムだからダメージを追わなかったんだろうけど、戦闘の最中に立ち尽くすだなんて危ないなぁ……。しかしその後彼は雄叫びをあげていた。
「信心深さが暴走すると、このような悲劇を招くというのか……」
「くそったれが! やってくれるぜガンダム! お楽しみにはこれからだってのによ!」
増援部隊が首都圏全体の制空権を確保したという報告を受けてグラハムがもらした感想と、目論みが失敗して去るアリーの台詞を聞いて、この二人は絶対に意見が合わないだろうなと思った。正規軍と傭兵ってのもあるし、性格もあるだろうし。言動は摩訶不思議ではあるけど(笑)、グラハムは騎士道精神を持っていると思うしね。
促されてシェルターに避難するマリナの表情には生気がないな(汗) 自分の起こしたことがクーデターを招き、CBの介入を許してしまったと言い、国民の心に怒りの炎を灯してしまったと嘆き、そして涙を流していた……。そんな彼女に「毅然としなさい! マリナ・イスマイール!」とシーリンは叱った。まだ終わっていないと。
これまでシーリンの言動は好きにはなれなかった。台詞の中身が、ではなく嫌味っぽく言っていた姿が。それがアザディスタンでは女性が政治に参加できないことから来るものであっても、やはり好きにはなれなかった。しかし、王宮にMSが真直ぐ向かっていると言ったあのときからそうは思わなくなった。言動が変わったと私には思えたからかも。そして最後にマリナを叱りつけたときの表情が一番好きになれた。ここで彼女は本当にマリナの身を案じ、彼女を導こうとしている者だと誰にもハッキリと解る表情をしていたからかな。
反対にマリナにはガッカリした。こんな時に泣くなよと。何もしていないのに泣いて悲嘆にくれるなんてまさに私の大嫌いな悲劇のヒロイン(苦笑) シーリンがいなかったら、彼女は泣くだけで動こうともしない役立たずなだけのキャラに落ちぶれていただろうね。理解して助けてくれる人がいるからまだ大丈夫かなと思えるけど……
24歳でこれかよと思ってしまうのも事実。キャラクター設定を見たときは、もう少ししっかりしているキャラなのかと思ったのにな。ま、早く自分の頭で考えて行動できるように成長してもらいたいものだな。
一方で刹那。彼はまだ16歳なので今後の成長に大いに期待したいのだが……。戦闘が終わってもエクシアはその場に立ち尽くしたままだった。
「……俺は、ガンダムになれない……!」
刹那は最後にそう言ったけど、見ていた誰もが当たり前だ!と突っ込んだに違いない(笑) 自分を助けてくれたガンダムと同じように、自分も同じことができると思っていたんだろうね。そしてそれができなかった。刹那にとってはこれ以上ないショッキングな事実だったかもしれない。でもさ、機体の性能に頼ってばかりの攻撃しかできない今の腕ならばそれも仕方がないんじゃないかと……。
それよりも! ハロが発見してモニターに映し出されたエクシアを見たときのロックオンが良かった。いやもう本当に彼はいい兄貴だよ。
ガンダムとは全く関係ないのだけど、TVアニメ化が決まった「ネオアンジェリーク」でアンジェリークの声をするのが絹江・クロスロードの声の人だった。まぁ、絹江の声そのままで喋るとは思わないけど、最近の新人の声はよくわからないので聞いたことのある声だとどんな感じなのかがわかるので助かる。ついでに言えば中村さんも当てているので楽しみだ。……まぁ、無口なキャラを演じるので、しかもメインではないのでたくさん聞けないかもしれないけど。
以下、日記。