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金色のコルダ3が届いた


 本当は昨日に届いていたはずなんだけど、不在通知が入っていたので今日にしていたので一日遅れとなってしまった。まぁ、届いてもすぐにできないからいいんだけど。それにしても日時の指定ができなかったのは残念だったな。だいたい、朝の9時に配達って、普通に働いたり学校行っている人は絶対に受け取ることなんてできないじゃないの……。

 ま、それはともかく、さっき録画していたフィギュアスケートを見ながら開けてみた。いつもプレミアムボックス、あるいはトレジャーボックスを買っているのだけどもうゲームに一万円越えなんて価格設定は止めてくれないかなと思う。そうは言いつつも、ネオロマンス系では通常版を買おうとも思わないのが不思議だ。つまりは結局は好きってことなんだろうね(笑)


 で、トレジャーボックスを買っておきながら何がついているのかは全然把握していなかった(苦笑) 設定資料くらいはついているのは当たり前、って感覚だっただけで。「コルダ」や「遥か」では別に活動していないんだけど、設定資料集というのが単に好きだからついつい高い方を買ってしまう。
 他にはカードとCD2枚と手帳が付いていた。しかもこの手帳、コルダのロゴも入っていないので普通に使えるものだった。これはちょっと感心したかなー。CDは作中で使われる楽曲なのかな? 他にはドラマCDだったと思う。チラッと見てすぐに直してしまったので。ソフトだけさっさと取りだして開封したところ。

 FF13は結局9章に入ったところで止まってしまったかな。この週末、FF13の続きをするのか、それともコルダ3を始めるのか、まだ決めていない。時間があるときだったら今プレイしているゲームを終わらせてからと頑として変えなかったと思うけど、ここ数年の時間の無さに方針を変えてしまった……。
 とかいいつつ、今の今までフィギュアスケートを見ていたんだけどね。昨夜(というには日付が変わっているのでおかしいかも?)は1時になってようやく時間ができたので、ショートの第一グループから第二グループまで見て寝たんだよね。それで帰宅してすぐに全てのグループの演技を見終えて、たった今、鈴木選手の演技まで見終えたところだったりする。ニュースで日本が銀メダルを取ったのは知っているけどね。メダルとか点数よりも、どんな滑りだったかと見ないことには何も言えないもの。
 男子フィギュアはちゃんと見ていなくて、最終グループのみ見ていたんだと思う。だから金メダリストの演技を見られなかったのは残念かなー。その後の特集とかセレクションでも見たものばかり流れてしまったので。だから2位のロシアの選手が皮肉を言っても深く同意できないのがもどかしい。また、今日のフリーの審判員に韓国人がいたというコメントを見てしまったので、かなり複雑な気持ちで録画を見ることになりそうだ。

 少し前までは、自宅でPCの電源をつけられるくらいの時間を作ろうと努力してみたのだけど、今週は全然できなくて、ついにはメールボックスがいっぱいだと送信エラーが返ってきてしまった(汗) そうなって初めて今電源を入れた。最近はネットにはPS3から繋ぐことが多くて、やはり実家にいた頃のような家具の配置をしないとダメなのかなと思ってしまった。
 ネットに繋いでみて、ソニーの……あれ、なんて言うんだっけ? コミュニケーション広場と言ったらいいのかな。2回くらい入ってみてうろついてみたんだよね。最初は単に設定しただけで、2回目は「ガンダムUC」のPVを見るために。
 名前はそのまま magami_kei だけど、何回か話しかけてくれたり、私が無反応だったからか使い方を教えてくれた人がいて申し訳ないなと思った。ちょうどそのときは使い方を調べていたもので。私を知っている人がいると嬉しいんだけどなー。と言いつつ、たまにしかログインできないんだろうな(汗)

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at 23:58, 真神恵, 金色のコルダ

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劇場版 魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st 感想


 今週は「なのは」を見てきた。「マクロスF」と同じ映画館なので、直前までどうしようかと考えたけど結局行ってしまった。何故どうしようかと考えたのかというと、スクリーンが小さいため。シートは「Fate」の上映館よりは良かったのだけど。後は始まりが遅かったため。20時40分からなんて、2時間をどうやって時間を潰せばいいのかと……。他には一番移動距離が長いからというのあったかな。
 空いているかなと思っていたら全然余裕だった。後ろと真ん中辺りの中央席が空いていると言われたから、他は埋まっているのかと思ったら空席の方が多かった。どうやらスタッフは真ん中が空いている場所が後ろか真ん中辺りと言っていたらしい。公開から一カ月経ったらこんなものなのか?
 後ろから二番目の席にしたが、真ん中の方が良かったのかもしれないと少し後悔した。いやだってスクリーンが小さいから……。パンフレットは1000円だった。値段を聞いてまた1000円なのかと思ったけど、受け取ったときに納得した。ズシッと重たかったのでこれなら許せるなと思ったよ。

 なのはシリーズ、私は「A's」しか見ていないんだよね。そのOPを聞いて水樹奈々さんのアルバムを買い始めたなぁ。で、話も良くて最初のものが見れなかったのがとても残念だった。そして昨年に何故か「A's」がチャンネルが変わって放送されていた。映画が公開されるからなんだろうけど、だったら最初の話をしてくれたらいいのにと思った。映画の内容が最初の物語だったからネタバレを避けるためだったんだろうか?
 それにしてもいきなり二作目を放送されてもなぁと思う。一作目を放送して、内容を把握した上で映画を見たかったな。どの部分が映画になっていて、省かれたのはどこかというのが知りたかった。それに、1st と言っているからには 2nd だって上映するんだろうし、だったらやっぱり一作目から順に放送してほしかった。
 友人Yは三作目を見たかったと言っていたけど、その時私は「A's」が終わったら続編を放送してくれるものだと思っていたので、三作目だったら待っていればいいじゃないかとメールに返信していたっけ。だって二作目を放送された時点でもう一作目は放送されないと決まったようなものだもの。

 それはさておき、映画は良かったよ。これ、自宅で見ていたら絶対に泣いていたなー。というか、流れるのは堪えたけど、涙は出ていた(笑) アルフがフェイトのことを思って話したり行動するところが特に来たかな。
 13話分を120分?にまとめているから、TV版の半分の時間になるのかな。私、ユーノは最初から時空管理局の人間だと思っていたんだけど違っていたんだね。後は、なのはが魔法少女になってから、フェイトと対等に戦えるようになったのが早いなと思ったくらいかな。

 母親から虐待を受けてもそれでも慕うフェイトの姿にも泣きそうになったな。でも、身体への暴力よりも言葉の暴力が酷かった……。真実を知って、フェイトが心を閉ざしてしまってから復活するのも早いなと少し思ってしまったけど、それでも母親と呼ぶ彼女は強いなと思った。私だったら心身共に虐待を受けていたら、早く大人になって力をつけてさっさと自立したいと思っていたと思うので。慕うなんてまずあり得なかったと思う。
 最初から嫌いだったと言っていたのに、娘のアリシアの亡骸と共に虚数空間へ落ちるときに自分はいつも気づくのが遅すぎると呟いていた。自分を慕い続けて、必死に助けようとしたフェイトの姿に、アリシアがかつて妹が欲しいと言っていたことを思い出して、何故そう思えなかったんだろうかと思ってくれたのかな……。

 それにしても、何が目的だったのかと思ったら、死者の蘇生を研究していたなんてなぁ。例外もあるけど、たいていの物語では死んだ者が蘇ることはないというのが真理だろうに。それだけ大切な存在で、その死を認めることができなかったんだろうね。

 1st を見てしまったので、もちろん 2nd も見に行くつもり。いつ公開されるのかなー。

 あ、そうそう! 今回の映画で最初からそれは変だろうと思ったシーンがあったのに書くのを忘れていた。なのはがベッドで目覚めるシーンが何回かあったのだけど、彼女は何故寝ているときも髪を括ったままだったんだろうか? しかも寝起きだというのに髪が乱れていないんだよね。普通、女の子はそんなことはしないんだけど……。最後にフェイトとリボンを交換するから、と言ってもそれは関係ないしなぁ。ここだけがおかしすぎるなと思ったよ。

 パンフレットは分厚くて嬉しいのだけど、いつ読破できるのかなと思う。最後に漫画が掲載されていたのには驚いた。何よりも嬉しいのはスタッフのインタビューだね。メインキャラの二人は結構多かったと思う。読み終えて、何か感想があったらここに追記しようと思う。

03/01追記
 いやぁ。「ハルヒ」のパンフレットでネタバレしていると書いたけど、こちらはそれ以上だった。シーンごとに画像がいっぱい掲載されていたし(汗) 上映前に見ることがけっこう多かったけど、パンフレットは鑑賞後に見るべきなんだね。
 インタビュー記事が多かった。それは読みごたえがあった。漫画も……まぁ、続編を知らない人間にはチンプンカンプンなんだけど、好きな人にはいいんじゃないかな。掲載雑誌やグッズ紹介のページもまぁいいと思う。キャラ設定もけっこう紙面を使っていたと思う。後は変身シーンの解説もいいね。一番ページ数を費やしているのは本編の紹介だったけどね。
 インタビュー記事で久川さんが、ブリッジクルーのキャラ表も欲しいと言っていたから掲載されたのかなー。

 ただ、キャラ紹介で不満点が出てしまった。というのも、映画を見てもわからない設定をここで説明していたから。……それ、表現者としてどうなの?と思う。そういうものは「言葉」で説明しないで作中で説明するものではないだろうか。私が疑問に思ったことが書いてあって助かったとは思うけど、パンフレットって本編を補完するものではないだろうに。だから評価はぐっと減るかな。
 あと一点、驚いたのが年齢設定。クロノが14歳だったとは……。小学生だと思っていた。その割にはしっかりし過ぎているなとは思ったけど。後はエイミ。まさか10代とは思わなかった……。若くても20歳だと思っていたもので。16歳で主任って呼ばれているんだ……。では他のクルーも似たような年齢なんだろうか。

 本編の紹介を読んでいると、また泣きそうになってしまった(笑)

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at 13:00, 真神恵, 漫画・アニメ

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劇場版 涼宮ハルヒの消失 感想4

JUGEMテーマ:涼宮ハルヒの憂鬱

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 エンターキーを押すと世界が歪んだ。文字通り画面が歪んでいた。そしてキョンが気づいたときには周りにいたハルヒたちの姿が消えていた。しかも暗い。部室を見回すが、そこは今までいた世界にあった備品しかなく、元の世界ではないのは明らかだった。

 ここからキョンが世界を改変していくんだけど、その前に世界が変わった後にハルヒと再会したときに書き忘れたことを一つ。
 「笹の葉ラプソディ」の話をしていたとき、ハルヒはキョンが立ち去った後にまた彼と会ったらしい。そして「世界を面白くしてくれ」とか何とか言われたと言っていた。

 話を戻して。
 自分しかいない部室で呆然としていたが、キョンは暑いとコートを脱いだ。とにかく今が何年何月なのか確認しようと、学校近くのコンビニで新聞を取った。しかしファミリーマートとそのまま名前を出しているのには驚いたなー。
 確認すると日付けは三年前の7月7日だった。つまり、上述した「笹の葉ラプソディ」の日。そしてキョンは長門の意図を知る。キョンと同様に、視聴者にもない記憶。グラウンドに一緒に落書きをした後に会ったというのは、これからキョンが行うことだったんだね。
 最初にこの日に行ったときの自分を見るというのはどんな気分なのだろうか。しかし元の世界に戻るためには長門はもちろん、大人みくるの助力が必要なワケで、そのみくるに確実に会えるのはこのときだものね。で、長門には確実に会えるのだからと、先に大人みくるに会うため彼女を探していた。現れたみくるは、こっちのキョン君は久しぶり、と言って笑顔で迎えた。そして彼女も長門もキョンの置かれている状況を知っていた。
 この時点で、世界がどうなったのかという仮説は二つあった。一つはパラレルワールド。もう一つはある時点から世界が変わったということ。でも、大人みくるはもう知っているのではなかったんだろうか?
 結局、後者の説が正しく、そして世界を改変した犯人も存在していた。みくるが苦しそうな顔をしていたから、もしかして彼女がやったのかと思ってしまった。でもすぐに違うなと思った。だって動機がないものね。

 犯人の名を長門が口にしたであろうその時、映像のみで音声はなかったのよね。キョンが驚愕していたのとみくるがよく知っている人物だと言っていたので、答えはすぐにわかった。そしてみくるの力を借りて、長門に指定された場所へとキョンは飛んだ。犯人が世界を変えた後に、その犯人に対して何かを注入しろと言っていたっけ。何かのプログラムだったかな?
 早朝に現れた人物は長門だった。何故彼女がそんなことをしてしまったのか、キョンは気づいていたようなモノローグが入っていた。長門はバグだと言っていたけど、キョンは彼女が疲れていたのを知っていたじゃないかと自分を叱咤していたと思う。それを視聴していて真っ先に思い浮かんだのがあの「エンドレスエイト」だった。そうか、今までの話には全て伏線がはられていたのか、と納得した。

 あまり痛くなく注入できる道具でと言って渡された銃を、改変後性格も記憶も変わって怯える長門にキョンは突き付けたのだけど、直後にみくるの「危ない!」という声がした。
 どうしてこういうときって「危ない!」なんだろう。何が危ないのか、どう危ないのかがわからないじゃないの。ま、みくるだから仕方がないのだけど、せめて左右のどちらかに飛んでとか言っていたらあんな目に合わなかったろうになぁと思う。
 これまで見ていて、まさかこの映画で血が出るとは思わなかったので、ちょっとビックリした。そしてまたこの世界に朝倉がいたというのは、このときのためだったのかと驚いた。ちゃんと理由があったんだね。この後のキョンは出血多量で死にそうに見えたんだけど、どうやって助かったのか、という話があるんだぞという楽しみが増えたシーンでもあった。

 今回の映画では内容が内容なだけにハルヒの出番が少なかったな。だから、キョンが意識を取り戻すまでハルヒが寝袋にくるまって床に寝ていた姿を見たときは、ああ元の世界に戻ったんだなとホッとした。部員の心配をするのは部長の務め、だったかな、飛び起きたハルヒがそう言っている姿が微笑ましかった。何よりも、起きぬけで髪が乱れているというのが良かった。

 また、最後に長門と話をしているシーンで降る雪が印象的だったなー。病院の屋上で話した後に、長門がキョンに「ありがとう」と言ったところが良かった。良かったと言えば、誘われてキョンが長門の家に行ったとき、朝倉が夕食を持ってきたので帰ろうとしたのを引きとめるために、長門が彼の服の袖をキュッと握ったのも良かったな。

 目が覚めるまでに、キョンは自分にハルヒが騒動を巻き起こす世界が好きだったんだろ!?と強く詰られて足蹴にされていたりしたのだけど、そうやって自問している中で、長門が後は自分に任されたんだとか、知っておきながら自分だって長門に頼り切っていたんだと反省していた。ここも印象的だった。今まで本当に傍観者だったキョンだけど、今後は今までとは違う心持ちで過ごしていくんだろうか?
 長かったけど、魅せてくれた物語だった。映画だけでもDVD買ってもいいんじゃないかなと少し思ってしまったくらいに良かった。原作はまだまだ続いているんだよね? それならばアニメ化はまだするかもしれないのかなー。

 そういえば、今回映画館で笑いが起きたシーンがあったかな。元の世界の手がかりを探しているときに、猫のシャミは喋ることを思い出して、部屋から妹を追い出したシーン。追い出された妹が階下にいる母に「キョン君の頭がおかしくなった〜」と言ったときに笑っている人がいた。

 パンフレットを読んでみて、見る前に読まなくて本当に良かったと思った。カットがいくつか掲載されているんだけど、思いっきりネタバレしているじゃないかと思えるものもあったので。インタビューではスタッフの方は言えないんだけど、と言って避けていたのに。そしてやっぱりあれで1000円は絶対に高いと思う。

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at 23:36, 真神恵, 漫画・アニメ

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劇場版 涼宮ハルヒの消失 感想3

JUGEMテーマ:涼宮ハルヒの憂鬱


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 そしてキョンは解決の糸口を得る。

 それはほぼ諦めて現状を受け入れているように見えたそのときの友人の言葉から。風邪をひいていた友人の口から「涼宮ハルヒ」という名前が出てきたのである。そういえば、彼はTVでも中学時代のハルヒに関して変わっているとキョンに教えていたなー。ボーっとしていたキョンはその言葉に反応して問い詰めると、彼女は別の高校に通っていると答えた。今まで見たことがないような剣幕に呆気にとられていたな。

 早退すると言って駆け出したキョンは、そのまま彼女が通っている高校へ向かった。しかし短縮授業になっているとはいえ、終わるまで一時間ほどある。警備員がいるのを気にしながら、普段のハルヒのように乗り込むか?いや、常識のある自分にはできないとか何とか自問自答していると、帰宅の途につく生徒がチラホラ見え始めた。
 ある女生徒を見て、キョンは9組にいた子ではないかと驚く。つまり、9組の生徒はまるごとこちらの高校へと行ったのかと思っていると、キョンは見つけた。初めて出会ったときのようにつまらなそうな顔をしているハルヒを。そしてその横にいる古泉も。

 話しかけようとするものの、足が震えてすぐに声をかけられなかったキョンに頑張れと思わず手を握ってしまったなー。しかも話しかけるやナンパと思われて始終冷たい反応されるのだもの。騒ぎになって警備員に取り押さえられつつも、キョンは立ち去ろうとするハルヒに「ジョン・スミス」という名前を名乗っていた。
 友人の話によると、中学時代の七夕の日にグラウンドで落書きをしたのはこの世界でもあったそうだ。だからキョンはその話を持ち出して、必死にハルヒを引きとめようとしていた。そしてハルヒは誰にも言ったことのない話をするキョンに興味を持ってくれた。

 ハルヒは存在し、そして過去にキョンと出会っていた。つまり、別の世界ではなく変わっただけなのか、という考えもできる。
 その後彼らは喫茶店に入る。キョンはこれまでの経緯を説明するんだけど、これをハルヒは信じた。そしてキョンという愛称を変な名前を言いきっていた(笑) ここでの彼女はキョンのことをジョンと呼んでいた。キョンって自分でつけたのになぁ。そういえば、世界が変わってからもキョンは友人たちにキョンと呼ばれていた。ハルヒがつけた名前なのに、どうして皆そう呼んでいたんだろうか? ちなみに古泉はここでも転校生だったらしい。ただし、超能力などない普通の人間だけど。
 その後キョンの学校へ行くということになって、ハルヒがタクシーを拾ってくる間に古泉とキョンが二人で話をしていた。ここで古泉の台詞が印象的だった。キョンのことを羨ましいと言っていたので。彼は普段本音を言わないキャラなので、こういう台詞を言われるといつもそう思っていたのかな、と考えてしまう。おまけにこちらの世界では古泉はハルヒのことが好きだとキッパリ言っていた。

 学校へ乗り込み部室に向かう三人だけど、ここでハルヒはその前にみくるを連れて行こうと提案した。キョンだけだったらこうもすんなり行かなかったろうなー。しかも連れてくるときの方法とか言葉とかが最初のときと一緒だったというのが面白い。ハルヒはやっぱりハルヒなんだな、と。さっきまでつまらなそうな顔をしていたというのに、キョンの話を聞いてからは生き生きとしているのもまた良い。
 さて、部室にやってきた面々。くるみと長門の二人はオロオロしていたけれど、ようやくSOS団が集結した。するとPCに電源が入った。その前にいた長門がつけたのかと思われたが、彼女は何もしておらず勝手に起動したPCに驚いていた。
 そばらくすると、真っ黒な画面に文字が現れた。発信者の名前は当然長門。そして彼女はここにいる自分は今までの自分とは違っているだろうと言っていた。つまり、栞のこともあるように彼女は予めこうなることを知っていたということになる。今回もまた観察者だから何もしなかったということなんだろうか? 歯がゆいなぁ。でもそれが長門なんだよねぇ。
 そして栞に書いてあった鍵とはSOS団のメンバーのことだと回答していた。起動するプログラムとは単純に元に戻すものではなく「世界改変プログラム」というものだった。つまり、それを起動させてキョンに世界を改変するようにということらしい。エンターキーを押せばすぐにでも実行できるらしい。また、これは一度きりのもので、Yes/No のどちらを選んでもそれっきりということだった。そして長門はその上でキョンに準備はいいかと返事を待った。
 キョンは周りにいるメンバーを見て考える。考えるけれど、彼の答えは最初から決まっていた。そしてキョンは長門に渡された入部届けを返す。拒否されて泣きそうな顔をしている長門に、キョンは自分はもともとここのメンバーだからと言っていた……と思う。

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at 23:38, 真神恵, 漫画・アニメ

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劇場版 涼宮ハルヒの消失 感想2

JUGEMテーマ:涼宮ハルヒの憂鬱


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 ここへ至るまでには当然変わる前の世界も描かれていたんだけど、ハルヒの思いつきでクリスマスパーティーをすることになっていたんだよね。その日も長門は一番に部室に来ていて本を読んでいた。そこにキョンがやってきて次にハルヒが現れていた。このとき、長門は膝掛けをしていなかったのだけど、日付が変わった後では膝掛けをしていた。それと部室にあるPCが違っていたこと。他にも色々あった物がなくなっていたのだけど、この二点が私が気付いたことだった。あと、部室に入ってすぐに机の上に本がたくさん積まれていた。これも何かあるのかなーと思っていたんだけど、それは違っていた。
 キョンは同じく長門にもハルヒのことを尋ねるのだけど、これまでのことから食ってかかるような言い方はしないで尋ねていた。しかし返事は期待していたものとは違っていた。でも、半分はキョンもわかっていたんだろうね。

 ここで気になったのは長門の息遣い。あまりにも多すぎやしないかと思った。私にとってはそれは不要のものではないかと思えた。あるインタビューで、中村悠一さんが「コップを取るのにも息を入れるように要求する監督がいる」と言っていたけど、これもそういった類のものなんだろうか? とっても違和感を覚えた。
 しかし無表情の長門がこうも表情を見せるというのは印象的だったな。しかも引っ込み思案だし。そうは言いつつも長門はみくるとは違ってキョンのことを知っていたらしい。しかもなんかすぐに顔を赤らめている。つまりこの世界の彼女はキョンに気があるってことなの? 基本、ハルヒ→キョンって構図があるので恋愛ものではないとは言い切れないとは思うこの作品だけど、あまりそういったことを意識して見ていなかっただけに個人的にはかなり衝撃的だったなー。
 でも入部届けを渡す辺り、引っ込み思案ながらも望みを叶えるための行動力はあるようだ。

 で、結局またハルヒが原因で自分は巻き込まれてしまったのか、とキョンは考えるワケだけど、周りが全員変わっていて、自分だけがどうして変わっていないかってことだよね。当然、元の世界に戻るためにまったく手がかりがない中で探していくんだけど、いつも頼りにしていた長門は普通の女の子になっているしで正直どうするんだろうかと思った。
 部室の中で目を引いたのはSOS団の部室とは違うPC。触ってもいいかという問いに、長門は少し待つように言っていた。何か見られたくないデータがあるらしい。後で小説を書いたりしないのか?という問いに曖昧な態度をとっていたことから、キョンは小説があったんではないかと推測していた。ああ、私もどんな小説を書いていたのか是非見てみたかった!
 PCに手がかりになりそうなものはなかった。そこで他の物を物色していくんだけど、そこでキョンは長門の正体を知った日に渡されたものと同じ本が置いてあるのに気づいて慌てて取りだした。そしてその中にあった栞には、元の世界にいた長門が書いたと思しきメッセージがあった。キョンはそこにいる長門が書いたものかと確認してみるが、彼女は自分の字に似ているけど違うと答えていた。
 この映画ではいろいろ好きなシーンがあるのだけど、まず、ここでの長門のメッセージを見つけたときのキョンの表情が秀逸だった! 「長門……!」ってところが! なんか、それだけ見ていたら二人は心が通じ合っているようにしか見えなかった。というか、くっついてもいいんじゃない?とも思えるシーンでもあった。

 メッセージの内容は「プログラム起動条件 鍵を揃えよ 最終期限・二日後」だった。今見たらパンフレットにその映像が掲載されていた。ちゃんと覚えていなかったので助かったよ。
 手がかりを得たのでキョンは早速探し始めるのだけど、これがなかなか見つからない。というよりも、そもそも鍵って何?ってな話になるワケで(汗) しかしキョンが行動したことがちゃんと報われていくというのが良かったなー。

 キョンのいろんな表情が見られた映画だったな。そして前述の表情とか台詞と同様に、キョンが自分の気持ちに気付いたあの呟きもとても良かった。
 ただ、ええっ!?と思ったのが長門。相手がキョンだったとしても、普通の女の子なのに男の子を家に誘うなんていくら何でもそれは危険なのでは? しかも一人暮らしだというのに。
 そして更に驚いたのが、そこに朝倉が現れたこと。同じマンションに住んでいるからと世話焼きに来ているそうだけど、気まずい夕食を終えて一緒にエレベータを降りるときは心配してしまったよ。二人きりになった途端に襲いかかるんじゃないかって。しかし何事もなく朝倉は途中の階で降りてしまった。ただ、長門を泣かせるようなことはするな、と釘を刺してはいたけれど。

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at 23:53, 真神恵, 漫画・アニメ

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劇場版 涼宮ハルヒの消失 感想1

JUGEMテーマ:涼宮ハルヒの憂鬱


 水曜はレディースデーということで「涼宮ハルヒの消失」を見に行ってきた。本当はよく行く映画館で見ようと思っていたのだけど、スケジュールを見るとどんなに頑張っても終電には間に合わないので、別の映画館で見ることにした。というか、自宅からはそちらの方が近いんだけどね(苦笑) 通い慣れている方につい目が行ってしまう。ま、地図を見たら迷いそうにもない場所だったので無事見ることができた。
 会社帰りなので最終の回しか見られないのだけど、時間が20時からなのでどうやって時間を潰そうかと最初は困った。最近はきっちり定時で帰ることができるので本当に困っていた。しかし、行ってみたら上映時間までに45分しかなくなっていたので焦った。今回も外で夕食をとるつもりだったので。駅から近いと言っても、乗り継いで移動するのに思った以上に時間がかかってしまったんだよね……。しかも初めて行く場所だったので何を食べるかも決めていなかったというのもある。仕方がないので久しぶりにカレーを外で食べた。普通に飲食店に入ると注文してからメニューが来るまで最低でも15分はかかるものね。そこから食べて戻る時間を考えたら他には考えられなかった。そのため、15分前にお店を出ることができて良かった。おまけにこのビルは映画見る人見た人には少し割引いてくれるようで、それは嬉しかったなー。

 始まる前にはもちろんパンフレットを購入。しかし1000円は高すぎる。こんなに小さくて薄っぺらいのに1000円って酷いのではないか? B5サイズで24ページ。800円だって高いと思うぞ。これは。
 すぐに上映なので、読むのは家に帰ってからと決めた。席は後ろから二番目の席。昔は真ん中の真ん中が一番いいと思っていたのだけど、最近は後ろの席ばかりを選んでいる。観賞するのはそちらの方が意外にいいんだよね。

 TVアニメの感想は書いたことはないのだけど、もちろん一期も二期も見ていた。そして私もあの「エンドレスエイト」には残念に思った一人である。放送終了後に映画化の宣伝を見て憤ったなー。毎度のごとく、原作は未読。どれだけの冊数が出ているのかさえ知らない。

 最初は、キョンが目覚ましで目覚めるところから始まった。しかも瞼の奥から見ているという描かれ方で、まさにキョン目線から映画は始まった。しかしこの後、何度このシーンが描かれていただろうか? 同じだなーと思ったけど、数は数えていないので何回キョンの目覚めのシーンがあったのかは知らない。
 TVからそのまま続いている感じで日々を送っているので、いつ事件が始まるのかと思っていたらそれはやってきた。ええと、TVでは日付を数えているような発言ってあったのだったっけ? あまり覚えていないから、何故12月〇○日と読むのか最初首を傾げていたんだよね。それが、ある日を境に世界が一変してしまったので、意味があったんだなと思った。

 イブにはデートに行くと言っていた友人が、風邪をひいてとても辛そうでデートの予定などない、とキョンに何を言っているんだと返してくる。前日は寒さに強いと言って体育の時間も半袖で受けていたというのに。キョンの後ろの席はハルヒ。そこ以外にも空席が目立つ教室。どうやら風邪が蔓延しているらしい。前日まで全然そんな雰囲気ではなかったというのに?
 そして欠席かと思われた後ろの席のクラスメイトがやってきたと思ったら、それはハルヒではなかっただけでなく、ここにいてはならない筈の人物が現れるし。まさか朝倉が出てくるとは思わなかったのでこれには私もキョン同様に驚いた。というか、朝倉の声が印象的なものではないのであまり覚えていなかったりする(汗)

 自分を殺そうとしていたキャラが目の前に現れるんだもの、それだけでなく誰もハルヒを知らないなんて言う。あんな強烈なキャラクターを持つ人間を知らないなんて、悪い冗談にしか思えない。そこからのキョンは、半狂乱、という言葉がピッタリなくらいの取り乱しようだった。
 そしてキョンはSOS団の他のメンバーに聞きに行こうとするんだけど、まず存在しているのか、という点で狼狽えていた。
 しかし聞き覚えのある声を辿れば鶴屋さんとともにみくると会えた。キョンは何かがおかしいのだと訴えてみるんだけど、みくるの様子がどうもおかしい。しかも鶴屋さんに攻撃くらっているし。彼女はキョンを知らない人と言って怯えているんだものね。知らない男の人にいきなり肩を掴まれて意味不明のことを言われたら、大人しい女の人の反応としては普通のものだけど。自分を知らないとみくるに言われてキョンはすごくショックを受けていたなぁ。
 ええと、順番が逆だったかもしれないけど古泉を訪ねようとすると、何と1年9組自体がなくなっていたのにも驚いたな。その時点で、ここはもう別の世界というのは確定したようなものだと思うんだけど、最後の砦としてキョンは文芸室に向かっていた。中に入ればいつもと同じように長門が本を読んでいた。

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at 23:59, 真神恵, 漫画・アニメ

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ドラゴンクエスト9 感想

JUGEMテーマ:ドラクエIX


 本編クリア後、細々と続けていたんだけど最近ちょっとやる気がなくなってきた。というのも、転職したら呪文が使えなくなっていたから。何のクエストだったかなー。あるモンスターを眠らせて、ポイズンダガーで倒せというやつで、何だ楽勝じゃないかと思っていざ実行しようとしたらラリホーが使えなくなっていて愕然としたよ。何それ?
 転職させたのは二人。内一人は今までのドラクエ同様に僧侶→賢者に転職させたんだけど、まさか呪文が使えなくなるなんて誤算だったよ。というか、転職したら使えなくなるって何それ? 一度覚えたものは普通は使えるでしょうに……。

 夏コミでは300人以上、冬コミでも200人以上すれ違い通信で人数を増やし、帰りの電車でもこつこつ増やしたので今は1500人弱だったかなー。1000人超えた時点で称号もらってからはあまり人数増やしはしていなかったんだけど、2000人以上になったら何かあるんだろうか?

 まぁ最近ではプレイどころかDSを持っていくことすらなくなってしまって、通勤は読書時間になってしまっているなー。
 クエストもまだまだ未プレイのものばかりで、まだクエストは配信されるんだろうけど……。そんな楽しみを半減以下にするような機能だとわかってからは本当にやる気がなくなってしまった(汗) 「6」でもすれ違い通信があるようだけど、そちらの転職システムも同じなんだろうか? 全く記憶に残っていないんだけど、SFCでプレイはしていたと思うので、買う気はもともとなかったんだよね。でも、すれ違い通信ができると知って、どうしようかなと考えているところにその「9」のことを知ってしまって完全に買う気をなくしてしまった。ドラクエが好きなだけにショックは大きかった。次の新作ではそんなことはしてほしくないなーと思う。

 FF13ではブリュンヒルデがなかなか攻略できずにまた止まってしまった。あともう少しだというのに〜。本当にサッズ&ヴァニラ組は困る。25日発売の次なるソフトのために早く終わらせてしまいたいのだけど……。

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at 23:59, 真神恵, ゲーム

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FF13の感想


 昨日はPCの前で多くの時間を費やす予定だったというのに、FF13をしてしまった……。HDDの容量が危ないなと思ってDRモードで録画していたものを画質変換してる間に時間潰しとしてやっていただけだというのに、うっかり予定より2時間以上オーバーしてプレイしてしまった。
 そして昨日してしまったからか、今日もやってしまった。ちょっとだけ、あと少しだけ、あと30分!とか思っていたら、2時間もプレイしてしまった(汗) 早く寝るつもりだったのになぁ。

 前の三連休といえば1月の成人の日になるのだけど、それ以来まったくしていなかったんだよねー。で、年が明けてからは私にしては珍しくこまめにプレイしていたんだけど、一回のプレイ時間が短くてその時点で5章に入ったところまでだった。そして今日は7章の終わりくらいになるのかな? ホープがスノウに母親のことを話して切りかかったところまで進められた。
 ここまで進めて私の中で一番好きなのはライトニング、その次がファングかな。格好いい女の人はやはり素晴らしいよ。で、反対に好きでないのはスノウとサッズ。いやもうとにかくウザイとしか思えないんだよね……。まぁ、物語はまだ前半だと思うので、今後キャラたちも成長していくのだと思うけど。
 あと、ホープのような人に頼ってばかりな子も好きではないのだけど、目的が何であれ前を向いた時点でこの子がどうなっていくのかを見守ろうと思ったかな。ヴァニラは、OPを見た時点で他のメンバーとは違うなと思っていたらその通りだった。

 今日見たところで、女同士の語らいが一番良かった。そしてホープの危機に駆け付けたところも。彼が何のための復讐だったかを自覚した辺りでは思わず泣いてしまった。今後はスノウともいい関係が築けるんだろうね。あと、父親も、ホープが言っていたような人物ではなかったので良かったと思った。なるほど彼は思春期真っ盛りだったものね。真実が見えていなかったんだと納得した。

 しかし理不尽な世界だなぁと思う。そしてそれが人が飼われている世界だったなんて驚き。でも、何だか現代社会にも似ている部分があって複雑な気持ちになるな。

 戦闘ではやはりライトニングが一番楽に戦えるなぁ。スノウは打たれ強いので、その点では楽なのかもしれない。ファングを使えるようになってまだ3回目くらいだけど、彼女もいいね。反対にサッズ&ヴァニラ組が困った。お前ら弱いよ、と思いつつ皆で揃ったときに贔屓しすぎたからかなとも思ってしまった。またホープは一番戦闘不能にさせてしまったと思うし、今後もそうなるんだろうなー。うっかり回復させるのを忘れてしまうんだよね。前回と今回のようにプレイした日が離れすぎていると忘れてしまう。やっている内に自然と切り替えられるようにはなるんだけどね。

 今回はアルティマニア買わなくても大丈夫かなと思って買わなかったし、攻略サイトも見ていないのであとどれくらいあるのかは不明だ。でも、当たり前だけど何も情報を入れていない方がこの先どうなるんだろうと楽しみながら進めるね。

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at 23:00, 真神恵, ゲーム

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Fate/stay night 〜Unlimited Blade Works〜 映画感想3

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 器にされてしまった慎二には苦笑を誘う。ゲームでは内面を語っているからか、長々と描かれていたのだけど、外から見るとこうなるんだなぁと思うことができた。その、肉の塊へと向かう前とか慎二を見つけるまでとかかなり時間が経っていたような気がするので。しかしサクサク進んでいくので、歩きにくそうとか凛の感情が読めなかったのが残念だと思う。

 その凛を聖杯へと向かわせるために、ギルガメッシュと対峙した士郎。ええと、当初の作戦ではセイバーが戦うはずだったのに、アサシンに足止めされてしまったものね。彼のマスターは誰なのか、という謎に驚いた記憶もあるな。確かにキャスターは魔術師だけど、召喚される側のサーバントがサーバントを召喚するとは思いつかなかったものだから。しかも竜堂寺に繋ぎとめられていた、というのも二重で驚かされた。人間でなくても魔力があればいいんだ……と。
 ギルガメッシュみたいな出鱈目に強いサーバントに唯一対抗できるのが士郎というのは複雑な思いだった。アーチャーがやられてさえいなければ、この場に立っていたのは彼だったのになぁと。まぁ、主人公だものね。この時点でさえ士郎が格好いいとは思えないという自分に苦笑してしまうな。アーチャーと決着後のことだし、彼の技も理解して使えるようになったのだし適任ではあるとは解る。解るが感情の部分で納得いかなかっただけなんだけど。
 そうそう、この話でギルガメッシュはアーチャーや士郎のことを偽物とかフェイクとか蔑んでいたんだよね。そしてそんな格下だと思っている人間に見事に敗れ去る王様(笑) 固有結界の中での士郎の奮戦っぷりは見事だったと思うよ。しかし彼はいつも傷だらけだな……。
 しかし止めを刺したのは士郎じゃないんだよね。彼は聖杯がギルガメッシュを取り込もうとしてなかったらどうしたんだろうか? アーチャーは自分自身だから殺してもいいと言っていたから例外として、人を殺さないを信条としているのだから、完膚なきまでに叩きのめすだけに終わっていたんだろうか?
 聖杯がギルガメッシュを取り込もうとしたのは、依り代となる慎二が助け出されたしまったからだったかな。終わったのか、と思ったら突然黒い丸が現れて引きずりこもうとするあの絵はとても気持ちが悪かった。

 セイバー対アサシン戦。絵は全般にわたって綺麗なんだけども、短いのが残念だったな。でも、長々と説明文を読んでいなかったら、剣の勝負というのはこんな風に一瞬で決まってしまうのかもしれないね。アサシンの台詞はちょっと笑ってしまうものの、これも印象的なものはカットされていなかった。他に感想は……ないかもしれない。言葉にするならゲームをすればいいし、そうでないなら映像を堪能すればいいし。

 そして上記したけどあっさりと慎二を助け出していた凛。確か、あの肉の塊の中へ入る前と入ってからと慎二を見つけるまで、色々と説明があったはずなのにね。でもまぁ、省いてもいいところなのは確かかな。何せ慎二を担いで外へ出るところが一番大事だから。ただ、どれだけ時間が経過しているのかが分かりにくいかな。学校へ行っていたときは、数分前は朝だったのが、次のシーンで屋上で話しているときには夕方になっているという実に解りやすい映像だったのだけど。その時間の経過が解りずらいので、凛が挫けそうになるというのにも彼女が忍耐力がないように見えてしまうのが残念だった。 
 それはともかく、挫けそうなときに凛を助けたのがアーチャーだったというのがまたいい。対士郎戦では死んだと思わされたので。アーチャーはマスターを失っても二日間は地上に残ることができると言っていたっけ。ギルガメッシュや聖杯のことは士郎たちに任せ、もしものときのために待機していたんだね。

 で、自分から解約したのに凛の危機を救うというのがまたいい。士郎はもともと凛に憧れていたし、命の恩人だしで、アーチャーはずっと凛のことが好きだったんだろうな。だからマスターがいなくても彼女が大事だったと。そして感想の始めに書いた凛の好きな台詞から、凛にとっても苦楽を共にしてきた以上に思い入れがあったんだなと知られて嬉しい。

「私のアーチャー!」

 本当にこの台詞は嬉しかったよ。もともと単体で二人のキャラが好きだったというのもあって、この台詞で私の中では弓凛が好きになった瞬間だったのかも。
 ああ、そういや、映画では一切語られていなかったのが残念だったのが、凛の夢。記憶が混乱していると嘘をついて凛に真名を教えていなかったアーチャーだけど、凛には彼の心象風景?記憶?を夢で見ていたのにね。映像としてはあの地面につき立った無数の剣とかその先で何本もの剣に刺し貫かれて立ったまま絶命しているらしきアーチャーの後ろ姿も描かれていたのだけど、その映像は士郎も見えていたしなぁ。凛がいつアーチャーが士郎だと知ったのか、という独白もなかったし……。物語全体から見たら不要と判断されてしまったのはとても残念。

 とまぁ、こんな感じかな。思い出せるのは。もっと短く書くつもりだったけど、長々と書くのがこのブログだったので、これでいいんだろうと思うことにする(笑)
 ラストの30分はゾクゾクしていたと書いたけど、凛とセイバーの契約シーンとか、拳で決着をつけた凛とか、アサシン対セイバー戦とか、アーチャー対ランサー戦とか士郎対ギルガメッシュ戦とか、アーチャー対士郎戦とか、本当に続々しっぱなしだったよ。

 1800円だったら嫌だけど、1000円だったら見てもいいかというに気にさせられる。次は「ハルヒ」にしようかなーと思っているけど、150分も椅子に座りっぱなしというのがネックだな。「なのは1」でもいいかもしれないと上映時間を見て考え中〜。

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at 23:45, 真神恵, Fate/stay night

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Fate/stay night 〜Unlimited Blade Works〜 映画感想2

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 ライダーを失った後に言峰のところへ行った慎二が新たに契約を結んだのはギルガメッシュ。性格はともかく、この高校生っぽい服装とか容貌が一番好きかな。善人になっていた少年も良かったが。この辺りでようやく私は話をほぼ思いだしていた。そしてイリヤのあんな姿はやっぱり見たくなかったなぁ……。TVだったらハッキリ描かれなかったかもしれないのだろうけど、劇場版だと彼女の抜かれてしまった心臓が描かれていてひ〜〜〜っ!と思った(汗)
 で、バーサーカーが倒されてからイリヤが殺されるまでもがまた早かった。でも、凛のいいシーンが動いて見られるというのが嬉しいことだなとも思っていた。UBWが映画化されたのなら、可能性として桜がメインヒロインのシナリオの映像化もあり得るのだろうか? まぁ、基盤はPS2版となってしまうんだろうけど。プレイしていたときは、PC版ではここがそういうシーンだったんだろうなぁと思っていたっけ。PS2版でアレだったら、オリジナルはもっと濃厚だったのかなぁとか。後は残虐性も一番だったっけ。あそこでも凛のいいシーンとかイリヤのいいシーンがあるから、その部分だけは好きかな。士郎の選択はちょっと……だったけど。

 どんなものかなぁと見に行ったのだけど、ラストの30分(になるのかな?)のシーンで見て良かったと思えるようになったよ! 何せもうゾクゾクしっぱなしだったので!(笑)

 そりゃもう絶対に外せないシーンが連続していたからねー。というか、この映画って、凛とセイバーの契約シーンのためにあるようなものじゃない? バランスのとれた戦闘力を持つセイバーなのに、士郎の魔力が未熟なために大変な思いをしてきたから、ここで凛という優れた魔術師というマスターを得たセイバーは完全無欠なのではないかと。しかし、折角のベストパートナーになったというのに、後半セイバーの活躍の場が限られてしまったというのが残念でならなかったなー。

 それと、自ら契約破りを願い出たアーチャーにショックを受けている凛が可愛かった。数ある台詞の中でも好きな台詞が後に出てくるけど、このシーンがあってこそ感動できるんだなと思った。
 そして士郎は割とあっさりと干将莫邪を復元できていた。進行早い早い。壊れてもすぐに再生できちゃっているし。それでもアーチャーには敵わない。戦力の違いが歴然としている中、即座に撤退する判断は見事だと思う。
 そしてこの後の凛が内面を告白するシーンではゲームにもあった映像が使われていた。違うのは士郎の顔がすぐに見えたってこと。話が前後してしまった(汗) ま、いいか。
 残念だったのはランサーが味方になったときの会話が少なかったことかな。結構喋っていたと思うのだけど、悉くカットされていた。でも、凛を助けるところはしっかり描かれていたなぁ。マスターたる言峰に「死ね」と言われてすぐに槍を自身に刺したところも、映像で見ると衝撃的だった。本当に有無を言わさずにやっていたから。で、心臓を刺し貫いてもその後に言峰を刺し、凛に手を出そうとした慎二にも攻撃して彼女を助けたシーンはとても良かった。男性キャラではアーチャーとランサーは同じくらい好きなんで。

 アーチャー対士郎戦では剣戟のシーンは良かったと思う。ここで見ているだけしかできないセイバーというのもまたいい。そして自分の理想通りの生き方を貫いた結果が後悔と絶望というアーチャーに対し、これから未来を進んでいく士郎との対比というのが見られる一戦でもあった。最初からなのか、戦いの中で思い出したのか、途中で悟ったようなアーチャーがまた良い。というか、自分が複製した剣を砕かれた時点で勝ちを譲ったようにしか見えないなぁ。いや、本気で戦っていたのはわかるけど、アーチャー好きなんでそうとしか考えたくない(笑)
 しかし、今回も度々出てきたのだけど、アーチャーの後姿はやっぱり格好いいなぁ。士郎が憧れるのも分かるよ。あと、竜堂寺(だったか?)でのキャスターとの戦いは士郎とアーチャーの会話がちょっと好きだな。結局、根っこのところではアーチャーもお人好しなところがよく出ているので。

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at 01:28, 真神恵, Fate/stay night

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