だいぶ前に、スケジュールが空いている〜と休みをとっていたんだよね。でも、劇場版は公開直後は人が多いだろうし、公開が終了する少し前の水曜に観に行けばいいかなと思っていたの。ところが、27日から勤務場所が変わることになってしまった。9月末までは現在の仕事で、10月からはここになるかもしれない、と打診はあったんだけど、まさか27日から変わることになるとは……。
しかもそこは忙しくて、メンバーも毎日21時まで残業が当たり前になってしまっていると聞いてゾッとした。つまり、水曜に仕事帰りに映画を観に行く、なんてことは到底無理ということ。それでも10月に入るまでなら定時には帰れるかもしれないと公開時間を調べたら、最後の上映開始時間は18時半だった……。無理。間に合わない。どの道BDは買うから観に行くのを諦めるか、と考えてはたと気づいた。そう言えば10月1日は休みをとっていたじゃないかと。一カ月前に申請していて、受理されている休みだったのでスケジュールはその日を外して組んでいるとも言われたので、休みが無くなることもなかった。本当は家で引きこもって色々しようかと考えていたのだけど、急きょ映画を観に行くことに決めた。先週の24日も休んでいたので、その日に1日分のチケットを購入していた。真ん中の真ん中の席というとてもいい席を確保済み。
余裕を持って行こうと考えてギリギリの到着になるのは不思議だなー(笑) でも上映時間には充分に間に合う時間についたので、先にパンフレットを購入して中に入った。公開してから半月経っているから落ち着いているかなーと思ったけど、上映開始時にはかなりの人が入っていた。というか、平日なのにかなり多いことに驚いた。
とてもいい席を確保できたものの、両隣に人がいたのが嫌だったかなー。なんて言っても仕方がないのだけど、パッと見、男性の方が多かったと思う。批判を結構耳にしたんだけど、種シリーズと違うものね〜男性が多いのは納得かな。ただ、右隣の二人が太かったのがなぁ。まぁ、気にしないでひじ掛けに手を置いて、リラックスして上映を待っていた。
その前日なんだけど、劇場版の小説が家に届いていた。ずっと前に「UC」の感想を書いたときに「OO」の小説をどうしようかと書いたけど、結局買ってしまって今少しずつ読み進めているところ。現在一期目の2冊目。しかし、映画を観る前に読んでおこうかなと考えて、実は冒頭だけ読んでしまった。結果的に読まないで観に行ったのは正解だったと思う。実は、冒頭に劇中劇のシーンが流れるんだけど、それを劇中劇だと知ってしまったために驚けなかったんだよね……。
その劇中劇のタイトルは「ソレスタルビーイング」で、ガンダムマイスターたちがアロウズをやっつける、という内容。史実を元にして作ったと観終わった観客が映画館を出ながら話していたんだけど、それに対する別の観客は「地球連邦新政府のプロパガンダだろ」と返していた。
その中には沙慈もいて、一緒に観た友人が感想を述べるのに対して「戦争を美化しすぎだ」と答えて見てきたように言うなぁと突っ込まれて慌てていた。しかしその友人に電話が入り、彼は職場に戻らなければならずそれ以上聞かれることはなかった。
ここの下りで今沙慈がどういう状況におかれているか、というのが小説には書いてあった。読んでないとそんなの絶対にわからないなぁと思った。だから、どこをどう補足されているのか読むのが楽しみでもある。最後に「僕、出てなかったなぁ」とぼやいている沙慈は笑える。同じことを思った人は多数いるんだと思う。だって映画館で笑いが漏れていたから(笑)
劇中劇のスクリーンでは、4人のガンダムマイスターたちが出ていたんだけど、これが似ても似つかない。おまけに内一人は女の子だったし(苦笑) 最初、刹那的ポジションのキャラが映ったんだけど、顔を見せない演出になっていた。最後にガンダムマイスターだ!と全員が言うところで4人の顔が出てくるんだけど、隣席の男性のリアクションに苦笑してしまった。というのも、まず最初にアレハンドロが出てきたところでえっ!?という素振りをするし、刹那役のキャラの顔が見えそうなところで身を乗り出しているんだもの。
ちなみに、アレハンドロはアロウズのリーダーになっていて、声も松本さんだった。一期で死んだ懐かしい面々も、今回の映画には出てきていたんだよね。
しかし小説を読んでいただけではわからないシーンも最初にあった。OPが流れてメインスタッフが画面に出てくるんだけど、刹那たちが現在どこでどうしているのか、というのが描かれていてそれが次のシーンでそういえばロックオンが待機していたなーと思いだしたんだよね。
次に出てきたのはマリナとシーリンで、彼女たちはコロニー公社に対して中東出身者の労働者に対して何かを訴えていた。違法に労働させているとかそんなことだったと思う。ところがコロニー公社の人間は彼女たちの視察を突然断ってきただけでなく、労働者に直接会って話したいというマリナの申し出を受けたように見せながら、彼女たちを殺してそれを事故扱いにしようとしていた。
このとき、コロニー公社の人間が一人一緒に乗っていたんだけど、マリナは皆に幸せになってほしいのだと話していた。そしてその男性に対しても、貴方にも幸せになってほしいのだろ優しく話していた。それに対して彼は家族が幸せならそれでいいと返していた。このとき、マリナは男性から何かを感じ取っていたようだけど、それが次に起きるMS襲撃で何かがわかった。自分は死ぬからだから家族が幸せになればいいのだと覚悟を決めていたんだね。でもまぁ、その襲撃も刹那たちによって防がれてしまうんだけど。
OPでロックオンが待機していたのは、実はマリナたちが乗っている船のメンバーの中。しかも副操縦士なのかな。そこに座っていて、MSにロックオンされてすぐに船を回避させていた。MS襲撃に失敗すると、マリナが話した男性がマリナを殺そうと銃を彼女に突き付ける。しかしマリナはそれでも全然動じておらず、逆に「これで貴方の家族が幸せになれるのですね」と問われた男性の方が動揺していた。その隙をついてロックオンが男性の手から銃を弾き飛ばして事なきを得るんだよね。
元カタロンで、ロックオンを直接知っているシーリンは、声を聞いてノーマルスーツの男がジーン1、つまりロックオンだと知ったんだけど、その時には彼は既に船外で待っていた刹那の乗るMSのコックピットに乗り込んでいた。
この時の刹那はフラッグでMSを三機落としていた。そのフラッグが現れたときに、またもや隣席の人が身を乗り出していた(笑) 落ち着いて見てくれよとその時は思っていた。それよりも、刹那ってフラッグも操縦できた上に、あっさりと敵MSを撃墜していたんで腕も上がったんだなーと感心してしまった。だって、ガンダムの性能に頼っているという印象が強かったから〜。
今回刹那がガンダムではなくフラッグに乗っていたのは、新政府が発足してまだ2年しか経っておらず、ソレスタルビーイングが表だって活動していると望まぬ展開になってしまうため極秘裏に動いていたためらしい。実際に助けられるまでシーリンは彼らが活動していることさえ知らなかったらしいので。しかし今の彼女は新政府の人間で、現在も彼らが活動していると知ったら当然何らかの対策をとる必要があると考えうものね。だからばれないように小さないざこざを解決し続けていたということらしい。
プロローグはそんな感じだった。ルイスは退役して、リボンズによって改造されてしまった肉体の治療のために入院しており、沙慈はそんな彼女の世話をしていた。平穏な生活に戻っているのに、今後ルイスに猛烈な頭痛が襲ってくるんだよね……。
物語は、刹那だけでなくイノベイターになる因子を持つ人が他にも複数いて、普通の人とイノベイターになるであろう人の軋轢が起こるだろうと政府のトップが考えていたんだけど、そういう人がデータベースに登録されていると聞いて驚いた。
で、新キャラのデカルト・シャーマンは刹那の次になった純粋種のイノベイター。最初はこいつが何かやらかすのかと思っていたんだけど、全然そんなことはなかった。声も視聴に耐えうる演技だったので、これは良かったと思う。このシャーマンは一応大尉なんだけど、モルモット扱いを受けていてその待遇にかなり不満を感じていた。出撃したときにその鬱憤を晴らしていたんだけど、それがなかったらどうなっていたんだろうなーって思う。
嫌だなと思ったのが、イノベイター専用のMSだったかMAだったかが開発されていて、完全に戦争の道具として見なされている様子だったということ。
ヴェーダは地球連邦政府にも知られていて、彼らもその恩恵にあやかっていた。それでカティがそこへ赴いてシャーマンに会っていた。そしてモルモット扱いされている現状に、大尉待遇をするようにと命じていたときはホッとした。それで連絡を受けたときにいた場所が、リボンズたちがくつろいでいたあの場所だったのでちょっと違和感を感じてしまった。そんなところにパジャマを着たコーラサワーには笑えた。階級が上がったというのに、彼がカティを呼ぶ時は大佐のままで、それは最後の戦いのときまで変わらなかった。
恋愛方面に関しては、フェルトが刹那のことを想っている様子が描かれていた。そういや二期目からそんなシーンもあったっけ? ソレスタルビーイング(CB)の皆は知っているのに刹那だけが気付かないというシチュエーションだった(苦笑) スメラギなんてフェルトの背中を押してあげていたしねー。でも、そんなスメラギのひと押しが効いていたのか、終盤のあのシーンでフェルトが刹那の傍につけたのかなーとか想った。あのシーンはうっかり泣きそうになってしまったくらいにいいシーンだし、映像も綺麗だったなー。
アレルヤとマリーは相変わらずだったな。今回の敵は脳量子波に反応するんで、彼らが一番危ないんだよね。スメラギは連絡をとろうとするんだけど音信不通で、その時に彼らは敵に襲われていた。それで二手に分かれたときに敵は迷わずマリーの方を狙っていて、そのことにいち早く気付いたハレルヤが、アレルヤに身体を借りると言って前に出てきた。途端に敵は標的をハレルヤに定めたんで、何が狙われているのかというのが明確になったんだよね。でも、このときハレルヤが出てきたのもマリーを助けるためだったんだなーと思うと、マリーって二人に想われているんだなーとか思っていた(笑) で、戦闘に出るときはアレルヤはマリーではなくソーマ・ピーリスと自然と口にしている様子がまたいいなぁと思ったんだよね。
あと、笑えたのがビリー。彼にもようやく春が来ていた。しかも女性からの猛烈なアタックにされるがまま、という感じ。「優しくしてください」って!(笑) ああいう積極的な女性は苦手だろうなと思っていたら、思った通りの反応をしているし。そのくせ、彼女が意図的に足を組みかえたり、胸を強調していたりするとそこの釘つけになったり……。中学生かっ!って突っ込みたくなる。でも彼はずっと勉学に、研究に励んでいたから仕方がないのかなーと思ったり。
覚えていることは一つ一つ細かく書いていきたいのだけど、全然書いてる時間が作れないので、続きはBDが出てからかなー。