2010.12.30 Thursday
三国恋戦記〜オトメの兵法!〜 玄徳エンディング 感想
そういや登場人物紹介で一番印象的だったのは雲長。いやだって髭がないのだもの……。関羽と言ったらあの立派なお髭のイメージがあるし。
それで前回書いたメーカー特典の設定資料集なんだけど、実はまだ見ていない。注意書きにネタばれしているからプレイ後に読むようにといった旨のコメントがあったんだよね。スタッフのコメントで髭が何故無いのかというのがあるのかもしれないけど、ネタばれは嫌なんで早く全キャラ攻略して読んでみたい。
玄徳役は三木さん。雲長や翼徳からは「玄兄」と呼ばれていた。玄徳軍のリーダーなんだけど、兄貴って感じのキャラ。声ももちろん合っている。小さな子どもたちにも人気があったなー。花曰く保父さんのよう。
三国志の中で実は私は劉備が好きではないんだよね。何故かって? そりゃそうでしょう。人徳者のように言われているけど、そもそも人徳ある人間が国のトップになれるのかという疑問があるんだよねー。加えて、これはあくまで現代日本の、私の感覚ではあるんだけど妻が二人いる時点でどこが人徳者なんだと冷ややかな目で見たくなる。第一戦争してるじゃないか。何が人徳者だ、ふざけるなと。
そんな諸々の悪感情を持っているんだけど、この作品の玄徳は好きだ。うん。史実通りにしていないというのではそういう点で見方が変わるからいい(苦笑) ああしかし、決して突っ込んではいけないんだろうなぁと思うことがあるのだけど、突っ込みたくて仕方がない。
公式サイトでは人気投票なるものが行われていたらしく、しかし玄徳は順位が低かった……。やっぱり兄貴だからか?とは思ったものの、支持していた人のコメントの中で「我慢できない兄貴がいい」といった記述が複数あったと思う。ん? 我慢できない? それで興味が湧いた(笑) 何が我慢できないなんて、文脈から強く伝わってきたんで〜。
素直に進めると、玄徳の意見に賛同できないことが多々あるが、これをこらえて玄徳に阿るような選択をしていくと、過去に戻ったときに玄徳が一緒についてきた! そうか、これは必ず通るイベントで、その時に親密度の高いキャラと一緒に行くことでそのキャラのルートに入るってことになるんだね。
実は話を進めるのに夢中で、システムを有効活用していなかった私。だから公瑾ルートでは全くセーブデータがないんだよねー。まぁ、シーン回想があるから問題はないしいいかなと。でも、グッドエンディングのリストはあってもバッドエンディングのリストはないんだね。PCゲームってそういうのあるだろうと思っていたのだけど。
それで、この作品にはボイスコレクションなるものがある。それは気に入った台詞があったらそれを記録できるというもの。いや、それ困る。いい台詞は全て残してしまいたくなるじゃないか(笑) で、ラスト近くの玄徳の台詞をバンバン残していた。いやね、もー三木さんの懇願するような叫び声が秀逸すぎて!! 声フェチにはたまりません。
しかしゲームは花視点で進むので玄徳がいつ花に惚れたのかがわからない……。花はやっぱりあの手を握られたときだよね。というか、今時の高校生にしてはなんて初々しい反応なんだろうかと微笑ましく思ったなー。思わず振りほどいてしまったのを気にしていたんだけど、玄徳が気にしていないように見えたからホッとしていた。しかし玄徳の内心はどうだったんだろうねぇ。
そういや親密度はどこで見るんだ?と今さらながら思い出してみたら、画面右下に「LOVE」という項目があった。それを見たら、既に玄徳はMAXになっていた。クリックするとキャラが喋っていてしまったと思った……。これは今後段階ごとに何を言うのかチェックしなければ。取りあえず、MAXになると対象キャラが甘い言葉を言っていたんで、最初は興味なさげな台詞を言うんだろうね。
とりあえず、フルコンプしようと玄徳に狙いを定めたものの、扉越しの会話とか、待てないなんて台詞とか素敵なシチュエーションはいろいろあるんだけどね。何か、いつでもいい人、というか兄貴という風にしか見えなくてねー。声が入ってなかったらどうなっていたかなー。
そして、我慢できない兄貴は確かに良かった。あんまり理性的過ぎるのもつまらないし、あんな風に来られるのはいいね。